30代の平均年収はいくら？これから年収をアップさせるには？学歴や男女での違いも紹介！

30代の平均年収や手取りはいくつですか？

30代と言えば、経験を積んで実力もついてくる、まさに働き盛りと言える年齢です。

一方で、同年代の平均年収が気になるという方も多いのではないでしょうか。

ほかにも、男女や学歴での平均年収の違いも気になるポイントです。

また、現状の給与に不満がある方は、今よりも年収を上げたいと考えているかもしれません。

そこでこのページでは、30代の平均年収から年収アップのコツなどを解説します！

30代の平均年収と手取りはいくら？

ここからは30代の平均年収や手取りについて紹介します！

30代の平均年収は「433万円」

30代の平均年収を教えてください。

30代の平均年収は、ズバリ「433万円」です！

ただし、あくまでこの数字は男女合わせた30代の累計した平均年収になります。

30代の中だけでも平均年収は大きく変化するほか、男性や女性だけの集計となるとまた変わってくるので、あくまで参考程度に留めておくといいいでしょう。

30代の平均的な手取りはおおよそ「342万」

30代の平均的な手取りについても知りたいです。

基本的に手取りは年収の8割で計算します。そのため、平均年収「433万円」の手取りは、おおよそ「342万円」です！

年収から引かれるものとしては以下の通り。

社会保険料の中には「健康保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」が含まれています。

40歳以上では「介護保険料」が追加されますが、30代なら特に気にする必要はありません。

また、控除の関係で手取りは人によって異なる場合がほとんどです。あくまでおおよその数字として見ておきましょう！

年代別の平均年収

30代の平均年収は年代別で見るとどうなんでしょうか？

年代別では以下の通りです！

年代別の平均年収で見ると、やはり20代が最も少なくなります。

基本的には20代から定年まで年齢が上がるにつれて平均年収は上がっていくようです。

そういう意味では、30代は年収が右肩上がりに上がっている途中と言った感じ。

もちろん職種や男女によっても違いますが、主に40歳後半から50代前半に年収的にはピークが訪れやすいことが分かりますね。

30代の平均年収は前半と後半でも変わる！

ちなみに同じ30代でも、30代前半と30代後半とでは年収が変わることも覚えておきましょう！

30代前半と30代後半では平均年収が約37万円も差があることが分かります。

30代は育成期間が終わった段階なので、20代のような大幅な年収アップはありません。

しかしながら、実績や能力があるならば社内で昇進も果たすこともあるでしょう。

そのため、20代よりも本人の実力が重要になってくるフェーズと言えそうです。

学歴による30代の賃金の違いは？

学歴などによる収入格差はありますか？

ここからは学歴などによる30代の賃金の違いについて紹介します！

高卒よりも大卒のほうが平均年収は高め

やはり高卒と大卒では平均年収は違うんですか？

20代の時点での差はそこまで大きくはありませんが、30代では徐々に差が広がります。

まず高卒の平均年収は30代前半で207万円、30代後半で216万円。

そして、大卒の平均年収は30代前半で275万円、30代後半で298万円になっています。

30代の段階では平均で50万円以上の差があることが分かりました。

年収が最も高くなるのは大学院卒

全体で見た時の伸び率が気になります。

ここまでくると気になるのはそこですよね。以下が性別・学歴で比較した場合の年齢階級別の賃金なるので、参考にてください。

学歴性別・年齢階級別賃金

男女の違いはあれど、基本的に大学・大学院の伸び率が高いのが分かります。

全てに共通して言えることとしては、学歴問わず年齢を重ねるにつれて50歳ぐらいまで賃金は徐々に上がっていくということです。

最終的には60代を過ぎると大学院が他に差をつけて、70代以上でピークを迎えるという結果になっています。

30代で高年収を目指すのならば、大学もしくは大学院を卒業して新卒で採用されるのが最も効率的と言えるでしょう。

30代の男女での平均年収の違いは？

ここからは30代における男女の平均年収の違いについて紹介！

30代の男女での平均年収の違いは？

まず30代の中での男女での年収の違いは以下の通り。

30代になると、20代と比べて男女での年収の差が大きくなるのが特徴です。

30代後半になると、その差は250万円以上にもなります。

原因としては様々ありますが、要因の1つには女性のほうが離職率高いことがあります。

これは女性のほうが結婚・出産・育児を理由に仕事から離れることが多いことと、非正規やパートタイムの比率がそもそも女性のほうが高く、雇用形態の違いなども考えられるでしょう。

30代女性が平均年収以上を目指すのは難しい？

やはり30代の時点で、女性が平均以上の年収を目指すのはハードルが高いのでしょうか？

そういうわけではありません。例えば営業職の多くにはインセンティブもあります。もちろんそれ以外の職種でも、成果を上げることができれば30代女性でも平均以上の給与はもらえることも充分あるでしょう。

また、昨今では働き方改革の影響もあり、プライベートを大切にする風潮が広がっています。

そのおかげか育児休暇なども取りやすくなっており、男女の賃金格差も徐々にではありますが昔に比べると差は縮まっているのも確かです。

女性にとっても働きやすい環境なりつつあるので、いずれは男女の賃金格差もなくなっていくかもしれません。

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業種による30代の平均年収の違いは？

業種による30代の平均年収の違いも気になります。

それでは、説明していきますね！

業種別による30代の平均年収

業種別の平均年収をまとめてみました。下の表をご覧ください！

平均年収の高い業種は何になりますか？

平均年収が高い業種は、「電気・ガス・熱供給・水道業」（343.1万円）、「学術研究、専門・技術サービス業」（336.6万円）、「情報通信業」（333.6万円）、「金融業・保険業」（325.5万円）です！これらの業界は男女合わせて年収が高めの傾向があります。

平均年収の高い業種（男女別）

男女別では、業種による平均年収はどのような違いがありますか？

30代の平均年収は、男性の場合は「金融業・保険業」（387.2万円）、「情報通信業」（353.1万円）、「学術研究、専門・技術サービス業」（350.8万円）の順に、高い値になっています。

女性の場合は、「電気・ガス・熱供給・水道業」（316.0万円）、「学術研究、専門・技術サービス業」（309.3万円）、「情報通信業」（297.5万円）の順に高くなっています。

安定性の高い「電気・ガス・熱供給・水道業」や、年収の高い職種が多い「金融業・保険業」がそれぞれのトップに位置していることが分かります。

一方で、「情報通信業」と「学術研究、専門・技術サービス業」は男女ともに安定している業種になりました。

男女の年収には差が見られますが、平均年収の高い業種には同じ傾向があると言えるでしょう。

平均年収の高い業種への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください！

30代が転職するのにおすすめの業界や職種は？

30代でも高収入が期待できる業界や職種を教えてください。

中には30代からは「周りよりも稼ぎたい！」と考えている人も多いでしょう。ここからはそんな人のために30代でも平均以上の年収をもらっている割合が多い業界や職種を紹介していきます！

総合商社

年収の高い業界として知られているのが総合商社です。

商社とは輸出入貿易ならび国内における物資の販売業務を中心にした会社であり、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅の5社は「5大商社」と言われています。

商社マンという言葉があるように男性のイメージが強い業界ではありますが、近年では女性採用も強化しており、男女問わず語学力に自信のある方なら目指すのもいいでしょう。

ただし海外転勤も多い業界ではあるので、海外で生活することに抵抗がある方の就職先としてはハードルが高いかもしれません。

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エンジニア

スキルも何もない状態から目指すのにおすすめなのはエンジニア職です。

何故かと言うとエンジニア業界は慢性的に人材不足なので、30代であっても挑戦できる求人もあります。

また、スクールと直結した求人もあるため、将来のために有利なスキルを身につけたい方にもおすすめの職種と言えるでしょう。

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金融系専門職

投資銀行業務や資金運用などをする金融系の専門職も年収の高い職種の1つです。

非常に多くの専門職があるので、業務内容は多岐に渡ります。

ただし安定的な収入が期待できる分、各分野に精通した知識やスキルが求められるため、30代以降こそが活躍できるフェーズと言えるでしょう。

30代で戦力になるためには、20代でどれだけ経験とスキルを身につけられるかが重要になってきそうです。

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マスコミ

20～30代でも平均年収が高いのはマスコミ業界です。

主な職種としてはディレクターや記者などが該当します。

特に大手新聞社やテレビ局ではボーナスが大きく、平均的な企業と比べるとかなりの高待遇が期待できるでしょう。

しかしながら、仕事内容としては突発的な対応が求められることが多いため、マスコミ業界で活躍していくなら、その場その場での臨機応変な対応力を身につける必要がありそうです。

業績が好調な企業であればボーナスが高いので、結果として平均年収が高くなりますよ。

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営業職

営業職とは自社のサービスや商品を売り込む利益に直結ため、インセンティブがあります。

インセンティブとは売上に応じた報奨金で、言わば成果に応じた基本給とは別の報酬です。

だからこそ、インセンティブもある営業職は成果に応じて年収が大きく変動します。

そのため、経験を積んで、人脈もできてくる30代であれば、充分平均以上の年収を受け取ることができるでしょう。

培ったコミュニケーション能力やネットワークは他の業界や職種でも役に立つので、転職するにあたって有利に働きやすいのも営業職の強みの1つ！

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30代が年収をアップするためにできることは？

30代が年収をあげるためにできることはありますか？

主に以下の方法で年収を上げることができます！

勤続年数を延ばす（昇進する）

一般的なサラリーマンであれば、勤続年数が延びるほど年収は高くなる傾向です。

30代でも前半と後半で平均年収が大きく違うように、勤続年数を延ばすだけでも年収アップに期待できるでしょう。

以下は勤続年数による、年収の推移になります。

このように勤続年数が長ければ長いほど、給与は大きく変化する可能性があります。

また、おのずと昇進するチャンスも巡ってくる可能性も高まるでしょう。

ただし、賞与のない企業は給与が上がりにくいので、今後も待遇が変わらなそうであれば早めに転職するのも有りです！

副業をはじめる

確実に年収を増やす方法としては、副業をはじめるなどもあります。

最近では一般企業でも副業OKのところが増えていることもあり、時間に余裕がある方なら税金対策にもなるので検討してみるのがおすすめです。

しかしながら、本業があるから副業をやる時間がないという方がほとんどだと思います。

とはいえ、中にはスキマ時間に気軽にできる副業もあるので、まずはそちらからはじめてみるのがいいでしょう。

スキマ時間でできる副業は？

スキマ時間でできる手軽な副業は例えば何があるんでしょうか？

サラリーマンの副業として人気が高いのは以下の通り！

投資は限られた時間でもできる、サラリーマンにも人気の副業です。

ただし株やFXはリスクも高く、運用するには最低限知識をつける必要があるので、最初はリスクの少ない投資信託を活用するのがいいでしょう。

また、特定の趣味があったり、文章を書くのが好きな方はブログやSNSなどでAmazonアソシエイトなどのアフィリエイトなどを利用した副業もおすすめ。

確実に収益を得たいなら、ランサーズやココナラなどのクラウドソーシングサイトを利用するのも有りです。

転職をする

転職することでも年収を上げられる可能性があります。

ただし、職種を変える転職の場合は年収が下がるケースも多いので、年収アップを目指すなら経験ありの職種へ転職するのがおすすめです。

また、転職しなくても勤続年数が延びれば自然と年収がアップする可能性も多くあります。

転職するかしないかは、自身のスキルも加味しながらよく考えてから決めましょう。

それでもなかなか転職するかどうか決められません・・・。

転職するかどうか迷っている場合は、相談も含めて転職エージェントを活用することをおすすめします！

30代におすすめの転職エージェント

この記事を見ている方の中には、これから転職活動をはじめるという方も多いのではないでしょうか。ここからは30代におすすめの転職エージェントを紹介します。

見たいエージェントにジャンプ

リクルートエージェント｜転職実績No.1の大手転職エージェント

『リクルートエージェント』は、非公開求人だけでも10万件を超える、大手の総合型転職エージェントです。

転職実績も国内No.1で、書類添削や面接対策などの基本的なサポートに期待できます。

30代というと、まだ転職経験の浅い方がほとんどなので、安心して転職活動を進めたい人におすすめです。

大手の転職エージェントということもあり、求人数だけで見れば圧倒的です。

ここにしかない独占求人も多数所有しており、自分のチャンスを広げたい人は最適なエージェントと言えるでしょう。

ただし転職サポートのサービス期間が決まっているため、自分のペースで転職をしたい方にとっては向いてないかもしれません。

公式https://www.r-agent.com/

パソナキャリア｜マッチング力に優れた転職サポート

『パソナキャリア』は、マッチング力に優れており、顧客満足度の高い総合型転職エージェントです。

求職者の希望はもちろんのこと、経歴やスキルも踏まえて企業を紹介してくれる体制が整っています。

また、女性の転職にも力を入れており、女性ならではのキャリアサポートにも期待できるでしょう。

最初のカウンセリングを重要視しているため、自身に合っている企業を見つけたい方には最適です。

業界も幅広く取り揃えているので、誰でも利用しやすい転職サービスではあるものの、一部の業界は専門性が欠けることもあります。

ただし、基本的なサポートは手厚いため、企業とのミスマッチを避けて、安心して転職を果たしたい人にはおすすめです。

公式https://www.pasonacareer.jp/

doda｜未経験からでも目指せる求人が豊富

タップで基本情報を見る

求人対応エリア

全国

サービス名	doda(デューダ)
公式サイト	https://doda.jp/
運営会社	パーソルキャリア株式会社
対象年代	年齢制限なし
対象者	全業種・職種
利用料金	無料
公開求人数	189,994件
非公開求人数	36,802件
書類添削	あり
面接指導	あり
面談可能時間	平日(9:00~20:30) 土曜(10:00~19:00)
本社住所	東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F・28F
電話面談	可能

『doda』は、業界最大級の約10万件の求人を所有している、総合型転職エージェントです。

書類の添削や面接対策などの基本的なサポートはもちろんのこと、面倒くさいスケジュールの管理もしてくれます。

また、未経験歓迎の求人も多く、30代から新しい業界や職種に挑戦したいと考えている方にもおすすめの転職エージェントと言えそうです。

国内No.2の規模の大手転職サービスなので、非常に求人数が多いのが特徴です。

ただし、若年層向けの求人が多いので、30代後半になってくると見つけられる求人に限りが出てくるので注意。

とはいえ、地方の求人も豊富なので、誰でも利用しやすく、30代であればとりあえず登録するのも有りでしょう。

公式https://doda.jp/

JACリクルートメント｜ハイクラス転職のエキスパート

『JACリクルートメント』は、管理職や専門職に強い転職エージェントです。

ロンドン発祥の転職支援サービスということもあり、世界11カ国に拠点を持ち、外資系企業や海外進出企業に独自のネットワークを築いています。

そのため、語学力を活かせる求人も多く、グローバルに活躍したい人におすすめです。

管理職や営業職、業界のスペシャリスト求人が多く、転職決定者の8割以上は30歳以上。

25歳以下の利用者は1割にも満たず、まさに30代以上のハイクラス層に最適なサービスです。

また、中長期的な視点でキャリアコンサルティングをしてもらえるので、さらなるキャリアアップを視野に入れた提案をしてほしい人にも向いています。

公式http://www.jac-recruitment.jp/

【Q&A】30代の平均年収に関するよくある質問

30代の平均年収に関するよくある質問をまとめました。ここまでで疑問点や不明点があればチェックしてください。

気になる疑問をチェック

どうやったら30代で平均以上の給与をもらえますか？

20代のうちに実力を身につけて、成果を出すことで、おのずと平均以上の給与がもらえるようになるでしょう。

また、実績を作ることができれば、転職する際も即戦力として雇ってもらえるため、年収が下がりづらいです。むしろ自身の能力に自信があるのなら、キャリアアップの手段として転職を考えるのも有りでしょう。

学歴がなくても30代で平均以上の年収を稼ぐことは可能？

可能です。

もちろん統計的に学歴があるほうが年収が高くなりやすいのは事実ですが、学歴がなくても平均以上の年収をもらっている人は多くいます。例えばエンジニアやプログラマーは学歴不問で雇ってもらえることが多く、スキルがあれば平均以上の年収を稼ぐことはできるでしょう。また、営業職などであれば、成果を出すことでインセンティブにより平均以上の年収を稼ぐことができる可能性が高いです。

30代が仕事で求められることは？

30代では20代と比べて、リーダーシップや実行力が求められます。

20代を育成期間とするならば、30代は企業からすればもう立派な戦力です。そのため、目標を実現する能力が強く求められることになります。また、転職する際には自己PRする能力も重要になり、即戦力になれるということを強くアピールするようにしましょう。

30代で貯金がないのはまずい？

今からでも貯蓄を増やす努力をするのがおすすめです。

老後に必要な貯蓄は2000万円と言われています。そのため、30代のうちから貯蓄を増やすことを意識していたほうがいいでしょう。効率よくお金を貯めたい方は「つみたてNISA」や「iDeCo」を利用するのもおすすめです。

【まとめ】

この記事では、30代の平均年収の手取りについて詳しく解説しました。

基本的に30代の平均年収は433万円で、手取りなら342万円になります。

自身の年収が高いのか低いのかも含めて、ぜひ確認してみてください。

また、ほかにも年収をアップさせるための方法なども記載しています。

今よりも月給をアップさせたい人は、副業や転職の可能性も考慮してみるのも有りかもしれません。