営業職におすすめの転職エージェント11選！基礎知識や利用する際の注意点なども紹介！

営業職の転職ではどんな転職サイトを利用すればいいんですか？

転職において、自分に合った転職サービスを利用することは非常に重要です。

営業職の転職も同様で、エージェントを上手く利用することでキャリアアップもできます。

しかしながら、営業職の求人がある転職エージェントは複数あり、どこを選べばいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこでこのページでは、営業職が転職エージェントを選ぶ際の選び方や基礎知識などを解説します。

今回は、転職のプロであるキャリアコンサルタントの黒野正和さんに転職活動で役に立つ情報や知識も詳しく話を聞いていきます！

#この記事の監修者

キャリアコンサルタント/研修講師

黒野正和さん

HP：lacique.com／ラシクアカデミー／ポジティブ心理学講座

ポジティブ心理学の創始者セリグマン博士来日セミナーで公式ファシリテーターを務めた経験から、ポジティブ心理学を取り入れた「企業文化づくり」及び「チームビルディング」など、ウェルビーイング向上をテーマに企業の組織開発や社員研修、若年層の採用・就職支援のほか、大学でもキャリアデザイン非常勤講師として活躍している。

すぐにおすすめのエージェントが知りたいという人は以下のボタンをタップして項目までジャンプしてくださいね！

※ 全部読むのが面倒な人向け
営業職の転職で成功する3ステップ
STEP 1.『マイナビ営業エージェント』『リクルートエージェント』『doda』の3社に無料登録する
STEP 2. 転職を考えていると伝え、各社の独占求人や担当者を比較する
STEP 3. 自分との相性が良い1社に絞って本格的に活動する

営業職が転職エージェントを利用すべき理由

営業職は比較的足を踏み入れやすい業界ですが、簡単に入社を決めてしまうのは危険です。

転職エージェントサービスを利用して、知識をつけてから転職することをおすすめします。

特に未経験の方は業界の常識に疎い場合が多いので、なおさらエージェントを頼った方がいいです！

次に、営業職が転職エージェントを利用すべき理由について解説いたします。

応募書類の作成や面接をサポートしてくれる

自分一人でもできそうですけど・・・

仕上がりのクオリティに大きな差が出ます！

履歴書や職務経歴書の質は、書類選考を通過するためには必要不可欠な要素の一つです。

エージェントは企業がどのような人材を求めているかを知っているため、よりマッチした内容の書類にブラッシュアップすることができます。

じゃあ面接のサポートって何をしてくれるんですか？

疑似面接で質疑応答を行い、スムーズに受け答えする能力を鍛えます！

繰り返し練習することで、スピーチに自信が持てます。

また、効果的な自己アピールの方法などもアドバイス可能です。

事前に練習しているので、本番で頭が真っ白になることもないでしょう！

緊張しやすいから助かるなぁ！

求職者にマッチしそうな企業を紹介してくれる

営業職を志望しているのに、アンマッチが発生するんですか？

可能性はあります！そのため、転職エージェントは、求職者に見合った企業をあらかじめピックアップしているのです。

営業職といっても、その事業内容は千差万別です。

扱う商品から労働条件まで数多くの種類に分かれます。

面談時にお伺いした求職者のパーソナルデータを基に、マッチする可能性が高い企業をいくつか選定して紹介します。

もちろん合いそうになかったら、別の企業の紹介もOKですよ！

選択肢が多いのは嬉しいですね！

将来性がある会社を教えてくれる

将来性がある会社って？

今後事業が発展する可能性が高い企業です。多角的な面から企業を分析するのもエージェントの仕事の一つなのです。

営業職として成果を上げるためには、取り扱っている製品やサービスに魅力があるかどうかもキーポイントです。

企業自体の売り上げ推移や業界全体の景気を俯瞰的に見て、営業職として成功しやすい会社を提示します。

決して楽ができるという訳ではありませんが、売れ筋の商品を扱えるのは、営業職として大きなアドバンテージを持てます。

未経験でも安心ですね！

営業職に強い転職エージェントの選び方

求職者にとって、転職エージェントの仕事ぶりは非常に重要な要素です。

企業を紹介してもらえなければ死活問題になりますよね。

ここからは、営業職に強い転職エージェントの選び方を解説します。

レスポンスが早い

レスポンスが早ければ営業職に強いんですか？

営業職の求人は、他の応募者に対してもスピーディーに内定が出てしまうのです。

他の職種とは違い、営業職は面接だけで選考が終わるケースが多数を占めます。

だからこそ、なるべくレスポンスが早いエージェントを利用したいところです。

つまり、ゆっくりしていると他の候補者に対して次々と内定が出て、早々に募集の枠が閉じてしまう可能性があります。

企業との橋渡しを迅速にしてくれないと、求職者が割を食うかもしれないんですね。

その通りです。エージェントからの連絡が遅いなと感じたら、担当の変更も視野に入れるべきでしょう。

給食者側もスピード感を持った方が良さそうですね。

接客スキルが高い

担当エージェントの接客スキルがどう関係するんですか？

営業職を志望する求職者への指導力に関わります！

転職エージェントにとっては求職者がお客様であり、提案力を武器にして仕事をしています。

そういう意味では、広くとらえればエージェントも営業職と言えるでしょう。

そのため、利用者に納得してもらえるテクニックを持っており、営業としての心構えなども指導できます。

担当エージェントの接客スキルの高さは、どうやって判断すればいいですか？

接客経験年数が一つの目安となりますので確認してみるとよいでしょう。また、相談時の会話で、エージェントに不快感を覚えなければ信頼に足ると言えるでしょう。

求職者が気付かないうちにテクニックを駆使しているんですね。

ネガティブな情報も伝えてくれる

相求職者にとって、ネガティブな情報は不要なのでは？

納得して応募するためには必要不可欠なのです！

営業職では、繁忙期に残業が多く発生したり朝早くから出勤したり、場合によっては休日出勤することもあります。

ネガティブ要素は企業によって異なりますが、業務実態を事前に知っておかなければ、入社後にミスマッチ感を抱く原因となるでしょう。

ポジティブ要素だけではなく、ネガティブ要素もしっかりと理解していただくことこそが、転職で成功する秘訣です。

すでに入社してしまった後で、エージェントがネガティブ情報を隠していたことが発覚したらどう思いますか？

「聞いていた話と違う！」って怒ってしまいそうです。

そうですよね。ですから、そのようなトラブルを防ぐためには重要なことなのです。

営業職におすすめの転職エージェント11選

具体的にはどんなエージェントを使うべきなんですか？

ここからは、営業職におすすめの転職エージェントをご紹介します！簡単に特徴をまとめてみました！

見たいエージェントにジャンプ

どれがいいか迷ってしまうな･･･

転職エージェントの求人は非公開が多いので、チャンスを逃さないためにも、できれば2～3社は併用して比較したいところです。

ここからは各エージェントのメリットやデメリットを1社ずつ解説していきますね。

マイナビ営業エージェント｜2人のエージェントが全面バックアップ

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ営業エージェント』は、20代に信頼されているエージェントNO.1に輝いた国内最大級の転職サイトです。

サービスを利用すれば、営業職の転職市場に精通した「キャリアアドバイザー」と、各企業と太いパイプを持つ「リクルーティングアドバイザー」からの専属サポートが受けられます。

業界全体のトレンドを把握した上で、企業が求める人材情報と求職者のステータスをマッチングさせる能力には定評があり、若年層を中心に幅広く利用されているのが特徴です。

営業職にも非常に強く、他社にはない独自のサポート体制で理想の転職を実現しています。

複数のエージェントから支援を受けているため、内定が出なかった場合は少しプレッシャーに感じることもあります。

また、内定が出たとしても断りにくい雰囲気を感じるかもしれません。

しかし、2人のエージェントとともにチームとして活動していますので、本音を正直に伝えることが転職を成功させるコツといえるでしょう。

公式https://mynavi-agent.jp/sales/

リクルートエージェント｜非公開求人10万件からマッチした企業をご紹介

『リクルートエージェント』は、転職成功実績No.1を誇る国内でも最大手の転職エージェントです。

非公開も含めて数多くの求人を取り扱っており、どのような経歴を持った方にも満遍なく企業を紹介できる点が大きな魅力といえるでしょう。

求職者の「強み」を引き出す力には定評があり、スピーチを生業とする営業として活躍したい方には登録必須サイトといっても過言ではありません。

経験豊富なエージェントが多数在籍しており、転職を成功させるためにさまざまな手法を用います。

特に求職者自身の成長を促す指導が多いため、積極的に取り組む必要があるでしょう。

また、国内最大手だけあって、エージェントが対応する案件も膨大です。

熱意を持って転職活動を行っている求職者には多くの企業が紹介されますが、休止期間が長ければ提示される企業数が減るかもしれません。

しかし、意欲を持って活動すれば、入社前にも関わらず、ご自身の中で営業職として活躍できる地盤が固まっていることでしょう。

公式https://www.r-agent.com/

doda｜適材適所の専門スタッフが徹底支援

タップで基本情報を見る

求人対応エリア

全国

サービス名	doda(デューダ)
公式サイト	https://doda.jp/
運営会社	パーソルキャリア株式会社
対象年代	年齢制限なし
対象者	全業種・職種
利用料金	無料
公開求人数	189,994件
非公開求人数	36,802件
書類添削	あり
面接指導	あり
面談可能時間	平日(9:00~20:30) 土曜(10:00~19:00)
本社住所	東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F・28F
電話面談	可能

『doda』は、5000人以上のキャリアアドバイザーが在籍している転職エージェントサービスを展開しています。

特に営業系の求人紹介を得意としており、「年収アップ」「異業種への転職」「管理職への転職」など、営業でのキャリアを高めたい方におすすめのサイトです。

キャリアアドバイザーの他にも、採用プロジェクト担当というポジションのエージェントを配置しており、あらゆる面から転職を支援しています。

エージェント数は豊富ですが、サービスのクオリティが一定ではない場合もあります。

希望している条件からわずかに外れた企業の紹介を受けることもあるかもしれません。

しかし、企業との繋がりが深く、紹介できる会社数も転職サイトの中では国内最大級を誇るため、多くの選択肢の中から自由に選べる点は魅力的です。

公式https://doda.jp/

パソナキャリア｜各業界に強いコンサルタントが勢揃い

『パソナキャリア』は、オリコン顧客満足度(R)調査で、3年連続で1位受賞した実績のある転職サイトです。

転職エージェントと転職サイトの役割を明確に区分しており、エージェントをコンサルタントとして位置付け、求職者が求める企業の紹介に確かな自信を見せています。

営業職にも精通しているため、利用すべきエージェントサービスの1つといえるでしょう。

さまざまな業界を担当しているコンサルタントが在籍していますが、営業分野に配置されている人数が他業界に比べ少ない点が注意すべきポイントです。

しかし、コンサルタント自身は業界を深く知り尽くしたスペシャリストです。

求職者それぞれの「良い所」を引き出し、最適な企業へマッチングする能力には疑いの余地がありません。

公式https://www.pasonacareer.jp/

マーキャリNEXT CAREER｜BtoB営業の転職専門エージェント

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求人対応エリア

全国

サービス名	マーキャリNEXT CAREER
公式サイト	https://next.mar-cari.jp/
運営会社	株式会社エムエム総研
対象年代	年齢制限なし
対象者	営業職 に就きたい方
利用料金	無料
公開求人数	非公開
非公開求人数	非公開
書類添削	あり
面接指導	あり

『マーキャリNEXT CAREER』は、20代から30代の営業から幅広く支持を集める新進気鋭の転職サイトです。

従来のいわゆるアナログな営業スタイルからの脱却を図り、デジタルセールスという新しい営業概念を機軸として転職サポートを行っています。

BtoBマーケティング支援実績30年のノウハウを活かし、次世代の営業スタイルを推進しながら、将来性のある企業を中心に紹介してくれるでしょう。

紹介する会社はIT系のベンチャー・スタートアップ企業が多めです。

そのため、ITに疎い方や安定志向を求める方にはあまり向かないでしょう。

しかし、逆にそれらの企業に強い興味を持っていたり、IT系のスキルを活かした営業職に就きたい方には最適な転職サイトと言えます。

公式https://next.mar-cari.jp/

セールスキャリアエージェント｜求職者を天職に導くエキスパート

『セールスキャリアエージェント』は、営業職の転職に特化した人材コンサルタント会社です。

求職者様を転職に導くと豪語しているだけあって、営業職を希望する方々にとっては強力な味方になってくれるでしょう。

少数精鋭で固めていますが、各担当がその道のエキスパートですので、求職者のあらゆるニーズに応える体制が整っています。

熱心がゆえに、時には求職者に対して転職の再考を求めることもあります。

人によっては圧力を感じてしまうため、本音をいえずに迫力に流されてしまうこともあるかもしれません。

しかし、それだけ求職者のことを真剣に考えているという証拠でもありますので、絶対に理想の企業に転職したいという意気込みをお持ちの方には非常におすすめできるエージェントです。

公式http://www.sales-career-agent.co.jp/

ワークポート｜高品質なサービスを提供する転職コンシェルジュ

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求人対応エリア

全国

サービス名	ワークポート(WORKPORT)
公式サイト	https://www.workport.co.jp/
運営会社	株式会社ワークポート
対象年代	年齢制限なし
対象者	全業種・職種
利用料金	無料
公開求人数	56,000件
非公開求人数	21,000件
書類添削	あり
面接指導	あり
面談可能時間	平日（9:00~22:00） 土日（10:00～19:00）
電話面談	可能（オンライン面談も可能）

『ワークポート』は、営業職を含めた少数の分野において数多くの転職実績を持っているエージェントサービスです。

エージェントを「転職コンシェルジュ」と呼称しており、その名に恥じない質の高い転職支援サービスを展開。

各業界で勤務経験のあるコンシェルジュが、企業とのコネクションをフルに活用し、求職者企業の双方が得をするマッチングをしてくれます。

営業職にも力を入れていますが、どちらかといえばITやクリエイティブ関係の企業紹介が多い点がネックといえるでしょう。

しかし、コンシェルジュの対応力は好評を博しており、転職活動におけるささいな悩みごとに対する回答や、希望する条件の会社を調査するスタンスなど、求職者にとっては安心して任せられる材料が豊富にあります。

公式https://www.workport.co.jp/

ビズリーチ｜キャリアハイを目指す求職者に最適

『ビズリーチ』は、他の転職サイトでは出会えない希少な求人情報を提供することで、多くのミドル層から厚い支持を受けている転職サイトです。

高年収・好待遇を掲げ、日々数多くの転職成功者を生み出しています。

特にスカウト・ヘッドハントシステムは秀逸で、想定外の企業から声がかかることもあるのが特徴です。

営業職にも非常に強く、重役での入社も決して珍しくはありません。

課金によってエージェントサービスをグレードアップすることが可能ですが、無料サービスとの内容に大きく違いがある点に注意が必要です。

また、他人に誇れるほどの実績と成果を持っていなければマッチングの実現は難しいため、若年層での利用はあまり効果的ではないかもしれません。

しかし、長期的な視野に立って転職をお考えの方にとっては、登録しておくだけでも有用といえます。

公式https://www.bizreach.jp/

JACリクルートメント｜国内大手や外資系企業を狙える

『JACリクルートメント』は、ハイクラス・ミドルクラスの転職に最適な転職エージェントです。

約35,000社の企業と取引があり、国内大手、外資系、海外進出企業などの求人が豊富です。

各業界や職種に特化した総数約1200名のコンサルタントが常駐しているため、あらゆる人材が利用できるでしょう。

営業職にも強く、多くの人々の転職を成功させています。

JACリクルートメントは、高年収のハイクラス求人が豊富なため、キャリアアップを目指す人におすすめです。

ただ、ミドルクラス以上を対象としているため、キャリアの浅い若年層の利用には不向きです。

一定のスキルやキャリアがある人であれば、今よりも条件の良い企業への転職に期待ができます。

公式http://www.jac-recruitment.jp/

ハタラクティブ｜20代に適職を提供するスペシャリスト

タップで基本情報を見る

求人対応エリア

希望勤務地が関東近郊(東京/神奈川/千葉/埼玉)、大阪・愛知・福岡の場合は地方在住でも利用可能

サービス名	ハタラクティブ
公式サイト	https://hataractive.jp
運営会社	レバレジーズ株式会社
対象年代	18~29歳
対象者	中卒以上
利用料金	無料
公開求人数	非公開
非公開求人数	約2,300件
書類添削	あり
面接指導	あり
面談可能時間	平日(10：00～19：00) 土(10:00~16:30)※不定期

『ハタラクティブ』は、第二新卒・未経験者への求人紹介に強い転職サイトです。

特にフリーターを正社員へと転身させることに注力しており、転職にあまり詳しくない若年層を力強くバックアップ。

幅広いジャンルの企業を紹介可能で、積極的に営業職を推薦するエージェントも数多く在籍しています。

求職者個人をしっかりと見定め、丁寧にアドバイスしてくれるスタンスが、20代を中心に支持を集めている要因です。

20代が客層の中心ですので、ミドル層にはあまり刺さらない求人情報が多いでしょう。

また、ハイクラス求人も少ないため、高年収が期待できる企業を求めに相談に行くのは少しズレているかもしれません。

しかし、営業職にチャレンジしてみたい若い層には最も適した転職サイトといえます。

公式https://hataractive.jp

いい求人net｜営業特化のプロ集団

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『いい求人net』は、紹介求人案件満足度・ユーザー総合満足度・カウンセリング対応満足度の主要3部門において高評価を獲得した転職サイトです。

何よりの強みは、在籍する転職エージェントが全員営業経験者であるということでしょう。

営業経験者ならではの観点と経験則により、多くの転職成功例を生み出しています。

また、求職者担当が企業担当を兼ねる独自のスキームを採用しており、両者の思惑を合致させる能力に秀でていると評判です。

エージェントから貴重な現場経験談が聞けるのは非常に魅力的ですが、内容がリアル過ぎて営業職に対するハードルが上がってしまったり、場合によっては拒否感が生まれる可能性もゼロではありません。

しかし、それ以上にやりがいや楽しさも併せて伝えてくれますので、理想と現実をいいバランスで収めてくれるでしょう。

公式https://agent.iikyujin.net/

営業の種類

営業の種類には、どんなものがありますか？

営業職は多くの企業にありますが、その営業形態や営業手法は企業によって様々です。分かりやすく、3つの項目に分けて説明していきますね！

営業相手による種類

営業の種類は、営業相手によって「法人営業」と「個人営業」の2つに分けることができます。

法人営業は、企業を対象にして営業活動を行うもので、BtoBとも言われます。

企業を相手にしているため、営業に成功すると、大きなお金が動くことがあるでしょう。

個人営業は、一般消費者や家庭を対象として営業活動を行うもので、BtoCとも言われます。

営業相手の判断が購入の決め手になるため、信頼関係を築くことが大切になります。

また、契約までのスパンが短いのが特徴です。

どちらの営業も、取り扱うのは、自動車や不動産といった有形商材と、人材サービスや金融商品といった無形商材に分けることができます。

2つの間には、他に違いはありますか？

色々な面で違いはありますが、年収は個人営業よりも、法人営業の方が高い傾向にあります。これは主に大口の契約を獲得する可能性が高いためであり、成功した場合の報酬が大きいからです。ですが、向き不向きもあるので、自分に合う方を選びましょう！

営業形態による種類

営業形態とはなんですか？

企業の売り方には、主に3つの形態があります！

多くの場合、営業相手は企業になります。

2つ目は、他社の商品を販売する、商社営業です。

様々な企業の商品を販売するため、代理店のような役割を担っています。

3つ目は、営業代理店に対して営業する、代理店営業です。

自社の商品を販売してくれる代理店を見つけたり、サポートしたりします。

営業職と言っても、営業形態によって求められる能力やスキルが大きく変わります！

営業手法による種類

営業手法にも種類があるんですね！

営業手法は、大きく「アウトバウンドセールス」と「インバウンドセールス」の2つに分けられます！

テレアポや飛び込み営業、メール営業、レター営業などが、これに当たります。

企業が目的に合わせてイニシアティブを取れることがメリットでしょう。

インバウンドセールスとは、顧客から企業へアプローチしてもらうように促す営業手法です。

展示会やイベントの開催、プレスリリース営業、SNSマーケティングなどが、これに当たります。

顧客が商品に最初から興味を持っていることが多く、営業効率が高いと言えます。

営業職に転職する上で知っておきたい基礎知識

営業ってどんなお仕事なんだろう。

簡単にいうと、困っている人を助けるお仕事です！

営業職は商品やサービスを売って利益を上げるというイメージが先行します。

しかし、お客様が抱えている問題を解消したり、事業の成功や発展をサポートすることが本来の目的なのです。

営業職の存在意義

どうして営業職って必要なんですか？

商品を買ったりサービスを利用すると決断するためには、信頼が欠かせないからです！

知らない商品の購入をためらった経験は誰もがお持ちかと思います。

ですが、親しい間柄の人からおすすめされれば、興味がわいて購入に踏み切ることもあるでしょう。

特に会社同士の商談ともなれば、大きな金額が動くケースもあるため、なおさら信頼関係の構築が不可欠と言えます。

要するに製品やサービスの価値を正確に伝え、顧客のニーズに応じた最適な解決策を提供することで、「この人が勧めるならきっといいものに違いない！」と感じていただくことが大切なのです。

とても重要な存在なんですね。

未経験でも就業できる

未経験でも始められる仕事って本当ですか？

本当です！多くの企業が未経験者を歓迎しています！

営業職はお客様とのやり取りを通して、信頼関係をつくることが仕事の一環です。

過去に経験していなくても、基本的なスキルさえあれば働けます。

営業経験者よりも、固定観念に縛られていない未経験者の方を優先して採用する企業もあるほどです。

伸びしろが大きいという点も、歓迎ポイントの一つですね。

敷居が低いのはありがたいですね。

営業職に求められる基本スキル

どんなスキルが求められるんですか？

ビジネスマナーは必須です。また、自社商品についても深く知っておく必要があります。

ビジネスマナー

ビジネスマナーとは、社会人として相手を不快にさせないための礼儀作法です。

特に営業職はお客様と直接やり取りするお仕事ですので、相応の礼儀が求められます。

丁寧な言葉遣いや適切な勤務態度などの基本的な作法に始まり、清潔さが感じられるように、身だしなみも常に整えておかなければなりません。

自社商品知識

自分の会社の製品やサービスについて知らない営業に対して、喜んで依頼するお客様は多くないでしょう。

営業は自社商品の長所をアピールして、お客様の問題解決をアシストすることが目的ですので、深い商品知識が求められます。

難しそうに聞こえますが、どちらも仕事に取り組んでいるうちに自然と身につくスキルです！

ビジネスマナーは入社前でも学べそうですね。

営業職のやりがい

営業職のやりがいはなんですか？

営業職は、お客様と直接かかわるため、自分が提案したサービスが課題を解決し、相手が喜ぶ瞬間を実感することができます。この達成感は計り知れません。

また、お客様の課題を理解し、解決策を提供するプロセスで対人スキルが身につくため、多くの人が自分の成長を実感しています。

自分の成果が明確に分かるのも、営業職でやりがいを感じやすいポイントです。

売上がボーナスに反映されることで、モチベーションが上がることもあるでしょう。

頑張りが数字に表れるので、会社に貢献しているという実感を得やすいです！

営業職に向いている人

どんな人が営業職に向いていますか？

人と接するのが好きで、コミュニケーション能力が高い人は、営業職に向いているでしょう。

どの種類の営業職も人と接するので、人と話すことが苦にならず、相手の立場に立って物事を判断・行動できる人は成果を挙げやすいです。

また、様々なことに興味を持ち、勉強熱心な人にも向いています。

自社の商品やサービスを提案するためには、自分がまずその商品の特徴や導入するメリットを、十分に知っておかなければなりません。

お客様との信頼関係を築く上で、幅広い分野の知識も、距離を縮めるために役に立つでしょう。

目標設定が上手く、振り返りと改善ができる人にも向いていると考えられます。

計画的に進めることでノルマ達成できるでしょう。

営業職は、人との繋がりを価値に変える仕事です。自分の適性を考え、「コミュニケーション力」と「学び続ける意欲」があれば、営業で大きな成果を上げられるでしょう。

営業職の平均年収

営業職の年収はどのくらいですか？

下の表にまとめてみました！

営業職の全年代の平均年収は、435万円です。

この値は日本の平均年収を上回っており、比較的高いと言えるでしょう。

なかでも「MR」や「営業（投信／投資機関）」、「営業（医療機器メーカー）」は高い値を持っています。

年代別に見ていくと、30代に入ると年収が上がる傾向にあるのが分かります。

条件によっても変わるので、参考程度にしておきましょう！

営業職が転職を成功させるコツ

営業職が転職を成功させるためには、どうしたら良いですか？

ここからは、営業職が転職を成功させるコツを3つ解説していきます！

自分に適した営業手法を見つける

まずはどんなことをしたら良いですか？

自分に合った営業手法を見つけましょう！

ご紹介したように、営業職にはさまざまな形態・手法があります。

同じ営業職でも、営業相手は法人、個人で分けられ、取り扱う商品やサービスも企業によって特徴が異なります。

そのため、営業職への転職を成功させるためには、しっかりと業界・企業について理解した上で、転職活動を行うことが必須です。

当然、求められるスキルはそれぞれ変わってきます。

入社後のミスマッチを避けるためにも、自己分析を行い、自分に適性のある営業手法を把握しておくことが大切です。

営業職についての理解を深めて、自己分析と企業研究をきちんと行うことが重要です！

自分のスキルとキャリアの棚卸しをする

では、どのように自己分析をしたらいいですか？

自分のキャリアを振り返る方法がおすすめです！

自分の強みを理解するためには、まず職務経歴を具体的に書き出してみることから始めましょう。

携わった業務を書き出して、なかでも特に印象に残っている出来事をピックアップします。

成果や実績だけでなく、失敗やトラブルにも注目すると良いです。

これをエピソードとして書き換え、考えたこと、工夫した点などを付け加えていきます。

そして、そこで役立ったスキルや能力を考えてみましょう。

自分のスキルや能力を理解することで、自分を客観視することができ、企業の求める人物像と比較しやすくなります。

転職の目的を明確にする

営業職の転職を成功させるために、気を付けることはありますか？

転職の目的を明確にすることです！

転職の目的を考えるには、まず今の仕事を辞めようと思った理由を改めて整理することが必要です。

例えば、仕事内容や給与・待遇への不満、会社の将来性への不安などが挙げられます。

こうした転職理由から、「転職して実現したいこと」を具体的に考えていきましょう。

転職理由をポジティブな目標に変換することがポイントです。

このように、転職の目的をはっきりとさせておくことで、入社後に「イメージと違った」と後悔してしまう可能性を減らすことができます。

さらに、転職エージェントを利用した際に、キャリアアドバイザーからより希望にマッチした求人を紹介してもらいやすくなります。

【図解】営業職に強い転職エージェントを利用する流れ

実際に転職エージェントを利用する前に、どんな流れで転職活動が進んでいくのか把握しておきましょう。

STEP.1

公式WEBサイトから登録

各エージェントの公式サイトから転職支援の登録をします。

基本的な入力内容

• 氏名
• 電話番号やメールアドレス
• 雇用形態
• 希望勤務地
• 経験年数
• 経験業種
• 運転免許の有無

入力内容はエージェントによって多少異なる場合もあります。

STEP.2

担当者からの連絡を待つ

登録すると、数日以内に担当者から連絡がまいります。

お互いの今後のスケジュールを確認して、改めて打ち合わせをする日程を決めます。

この際に、あらかじめ準備しておくものなども確認しておきましょう。

STEP.3

担当者とキャリアカウンセリング

より詳細な情報を担当者に伝えましょう。

電話でも実施可能ですが、オンライン面談もしくは事務所に訪問して、直接顔を合わせてカウンセリングを行える会社も多く存在します。

担当者からは主に以下の内容を聞かれますので、認識のズレが生じないように正直に答えます。

• これまでのキャリア・経験
• 強みになるポイント
• 転職するべきかどうか
• どんな業界で働きたいか
• 希望条件のすり合わせ
• 身につけているスキルの確認

STEP.4

求人紹介を受ける

担当者からカウンセリング内容を反映した企業が紹介されます。

自分の希望にどこまで沿っているかを入念に確認しましょう。

もし違和感を覚えたら、この時点でもう一度話し合いの場を設けることも重要です。

また、各社に独占求人があるため、複数社に登録して求人を見比べるようにしましょう。

STEP.5

見学・面接

応募したい企業があれば担当者がセットしてくれるので、面接本番に臨みます。

個人応募とは違い、先方はすでにある程度求職者のパーソナリティーを把握しているため、リラックスしてスピーチしましょう。

STEP.6

内定獲得。担当者に給与交渉や入社日の調整をしてもらう

内定後は入職条件に差異がないように担当者が仲介してくれるので安心です。

入社日も両者に都合のいい日程を決めてくれるため、あとは準備して当日を待つだけです。

内定を辞退する時や、何らかの理由で入社が延期となった場合でも担当者が調整してくれます。

STEP.7

・退職手続き～入社

もし入社時にトラブルがあったり、入社後に不安なことがあれば担当者に相談することも可能なので最後まで安心です。

エージェントによっては後に定期的な声がけがある場合もあります。

営業職に強いエージェントを最大限に活用する方法

次に、転職エージェントを最大限に活用する方法を解説します！

転職エージェントを利用し始めても活用できなければ意味がないので事前にチェックしておきましょう。

1.複数のエージェントに登録していることを伝える

転職エージェントの併用は各社の非公開求人を比較できるため成功に不可欠です。

もし複数のエージェントを利用している場合、必ず事前に伝えるようにしましょう。

転職エージェントは企業へ人材を紹介し、半年~1年ほど勤務を継続した後に成功報酬として紹介料をもらうビジネスモデルです。

自社で利益を出すためにも、エージェント側からすると他社に移って欲しくはないというのが本音です。

事前に伝えておくと、他社で内定して欲しくない！という思いからサポートが手厚くなる可能性もありますからね。

また、事前に話しておくことで、他社で内定が出たときもスムーズに伝えられますし「他社ではこんな条件の求人があったけど？」など比較した質問も可能になります。

2.スキルや経験を嘘なく伝える

キャリアアドバイザーからすると、誤った情報を伝えられた場合、適切な転職先を紹介することが困難になってしまいます。

うつ病で休職した過去や、これまであまり目立った経験がない･･･という場合でも正直に伝えましょう。

キャリアアドバイザーはあなたに「いい転職先を見つけてほしい」と考えていますので、状況に応じた対応が可能になります。

3.希望条件をしっかり伝える

自分の希望条件がハッキリしていないと、キャリアアドバイザーもどんな案件を紹介していいか困ってしまいます。

そのため、ある程度の希望条件を明確にしておくことは大切です。

こういった条件を初回の面談や電話連絡で伝えておけば、キャリアカウンセリングがスムーズに進みます。

「希望条件や求める価値観がわからない」という人は一度自己分析をしてみましょう。エージェントによっては自己分析をサポートしてくれる場合もあります。

4.レスポンスは早めに。スケジュールを守る

書類の提出などのスケジュールを守り、素早くメールの返信などをすることで自分と担当者にとって大きなメリットがありますよ！

キャリアアドバイザーは多くの転職希望者の対応をしているため、レスポンスが悪い人は後回しになりがちです。

スムーズに転職活動を進めるためにも連絡はこまめにしましょう。(少なくとも2週間に1度は連絡を取る)

5.担当者との相性が悪い場合はすぐに切り替える

人間同士のやりとりなので、どうしても担当者との相性が悪い場合があります。良いアドバイザーと悪いアドバイザーの特徴は下記の通りです。

良い・悪いアドバイザーには上記のような特徴がありますが、ほかにも性格の不一致などの可能性もあります。

信頼できない担当者の元で転職活動を進めるのは、失敗に繋がるだけでなく、大きな時間のロスになります。

担当者には情を移さずに、相性が悪いと感じたらすぐに担当者を変更するか、他のエージェントに切り替えましょう。

6.必ず主導権は自分が持つ

キャリアアドバイザーは転職のプロですが、言われるがままに転職を決めるというのはよくありません。

キャリアアドバイザーのアドバイスがすべて正しいというわけではありませんので、企業に応募する際などは必ず自分で決断するようにしましょう。

流されて転職をすると転職失敗につながりやすくなるだけではなく、「あのアドバイザーのせいで･･･」というように他人に責任転嫁することになります。

自分の人生なので自分で責任を負うというスタンスで転職活動をするのが転職エージェントを使い倒すコツです！

7.面接後にフィードバックの確認を依頼する

面接終了後には必ず担当者に企業側からのフィードバックをもらうようにお願いしましょう。

具体的に確認するポイントは以下の2つです。

簡単にいえば、面接で企業側がどこを評価して、どこが心配だったのかを知りましょうということですね！

企業側からの意見が聞けると、次の面接への修正ができるね！

ひとりで転職活動をしていると、企業側からのフィードバックはもらえないので、エージェントを利用しているからこそのメリットです。

もし面接で落ちてしまったとしても、フィードバックをもらって修正することで次の面接での内定率をアップさせることができますよ！

あくまで転職するのは自分だから、責任をもって活動したいね！

転職エージェントはあくまでサポートをしてくれる存在なので、本人の気持ちが転職成功には1番大事な要素ですね。エージェントを活用するポイントをおさらいしましょう！

【QA】営業職の転職でよくある質問

営業職の転職に関するよくある質問をキャリアコンサルタント・研修講師の黒野正和さんに聞いてみました。疑問点や不明点があればチェックしてください。

気になる疑問をチェック

30代未経験でも営業職に転職は可能ですか？

30代未経験でも営業職は十分可能です。多くの企業は人柄とコミュニケーション能力を重視しています。30代の人生経験は、営業で大いに役立つでしょう。営業は”学べる”職種で、研修制度が充実している会社も多いです。「自分が何を達成したいのか」を明確にして、その目標に合った企業を選びましょう。もし、営業職に興味を持っているなら、自分を信じて、一歩踏み出してください。

営業職の将来性を教えてください。

営業職の将来性は高く、デジタル化が進む現代でも人との繋がりは不可欠です。営業スキルは業種や商品が変わっても応用できるものなので、キャリアの幅も広がります。成果が明確に評価され、報酬も上がり易いです。さらに、良好な人脈と信頼を築くことで、経営層への登用のチャンスも増えます。自分次第でキャリアが大きく拓ける職種であり、信頼と成果があれば、将来性は非常に明るいと言えるでしょう。

営業職はきついって本当ですか？

営業職は確かにプレッシャーもありますが、その挑戦性が自分を成長させてくれる場でもあります。”きつい”と感じる瞬間もあるかもしれませんが、それは成長のチャンスです。達成感も大きく、自分がどれだけ頑張れるかがダイレクトに評価されます。情熱と努力次第で、”きつい”が”楽しい”に変わることもありますよ。

【まとめ】迷った場合はこの3社がおすすめ

いろいろ紹介していただきましたが、結局どこがいいか悩んでしまいますね･･･

そんな方には、ひとまず利用しやすい以下の3社をおすすめします！

上記のエージェントを利用すれば、求人数に困るということはまずありません。

いずれにせよ無料で利用できるので、担当者と合わなければ他社というように気軽に利用するのがいいですね。

#この記事を書いた人

みんなの転職アドバイザー

ねこくん

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経歴

新卒でブラック企業に入社し、耐えきれず1年で退職。その後人材系企業にて転職支援に携わる。フリーランスとして数年活動し、現在は経営者で法人3期目。
さまざまな人の転職・キャリア構築をサポートしています。