経理職に強い転職エージェントおすすめ12選！選び方や注意点を解説！

経理職の転職ではどんな転職エージェントを利用すればいいんですか？

経理職は専門性の高い職種の1つです。

そのため、経理職に強い転職エージェントを利用することで効率よく転職活動を行うことができます。

だからこそ自分に合った転職エージェントを選ぶことが何よりも重要です。

このページでは、経理職が転職エージェントを選ぶ際の選び方や基礎知識などを解説します。

今回は、経理職のあいおんさんに転職活動で役に立つ情報や知識も詳しく話を聞いていきます！

#この記事の監修者

経理部員

あいおんさん

HP：aion-blog.com
X：@aion1224up
YouTube：あいおん【経理屋さん】

現役経理マン（4年目）。未経験からの経理転職で3社内定。簿記3級2級に90点以上で合格。これから経理になりたい方・経理でキャリアアップしたい方へ向けて情報を発信中。

すぐにおすすめのエージェントが知りたいという人は以下のボタンをタップして項目までジャンプしてくださいね！

※全部読むのが面倒な人向け
経理職の転職で成功する3ステップ
STEP 1.『MSエージェント』『リクルートダイレクトスカウト』『JACリクルートメント』の3社に無料登録する
STEP 2. 転職を考えていると伝え、各社の独占求人や担当者を比較する
STEP 3. 自分との相性が良い1社に絞って本格的に活動する

経理職に強い転職エージェントの選び方と注意点

転職エージェントと一言でいっても、数が多すぎてどれを選んだらいいか分かりません・・・

では経理職に強いエージェントの選び方をご紹介しましょう！選ぶ際の注意点と併せてご覧ください！

選択肢を増やしたいなら総合型

なぜ総合型を選べば選択肢が増えるんですか？

取り扱っている求人数が多いからです！

総合型エージェントは、あらゆる業界・職種に精通しており、転職エージェントの中でも群を抜いて求人数を多く所有しています。

経理職はどの会社にも存在している需要の高い職業ですので、総合型エージェントならばさまざまな企業を紹介してくれるでしょう。

紹介される企業が多いということは、求職者が選べる選択肢が増えるということでもあります！

好きな求人を自由に選べるということですね！

優良企業との出会いを優先したいなら特化型

選択肢が多いのも魅力的なんですが、優良企業にピンポイントで出会いたい気持ちもあります・・・

そんな方には特化型エージェントをおすすめします！

特化型エージェントが総合型と異なる点は、一つもしくは数種類の業界・職種に特化しているところです。

求人数こそ総合型に敵わないものの、その道に詳しいエージェントが在籍しており、求職者が望む理想の転職をアシストしてくれます。

経理職として働く上で、ベストな企業を数多く知っている点も強みです！

どちらがいいか悩みますね！

応募先候補は早く決めた方が良い

応募する企業を決めるのに時間がかかったらダメなんですか？

そうとは限りません！ですが、悩み過ぎるとズルズルと時間が経過してしまいます。

経理職への転職を目指す求職者にありがちなのが、悩み過ぎて応募先を決められないというケースです。

経理職の求人は非常に多いため、どの企業にするか迷ってしまうことがあるかもしれませんが、その間に別の人材が採用されてしまうかもしれません。

吟味の末に決めた会社が募集を打ち切っていたら、これまでの苦労が水の泡になってしまいます。

慎重かつ迅速に意思を固めることが大切なんですね。

経理職におすすめの転職エージェント12選

具体的にはどんなエージェントを使うべきなんですか？

ここからは、経理職におすすめの転職エージェントをご紹介します！簡単に特徴をまとめてみました！

見たいエージェントにジャンプ

どれがいいか迷ってしまうな･･･

経理職に強いエージェントは非公開求人が多いので、チャンスを逃さないためにも、できれば2~3社は併用して比較したいところです。

ここからは各エージェントのメリットやデメリットを1社ずつ解説していきますね。

MSエージェント｜管理部門特化型エージェント！

タップで基本情報を見る

求人対応エリア

全国

サービス名	MSエージェント
公式サイト	https://www.jmsc.co.jp/
運営会社	株式会社MS-Japan
対象年代	年齢制限なし
対象者	経理・人事・法務・会計士・税理士・弁護士 に就きたい人
利用料金	無料
公開求人数	約8,600件
非公開求人数	非公開
書類添削	あり
面接指導	あり

『MSエージェント』は、管理部門・士業に特化した転職エージェントです。

管理部門の求人を専門的に扱っているため、経理職の仕事を探している方は求人情報に不足しないでしょう。

特に、経理ポジションで経験を積んだ30代から40代におすすめのサービスです。

また、エージェントの質も高く、ワンランク上の企業へ入社できる可能性がぐんと上がります。

MSエージェントは、専門性の高い管理部門や士業分野での転職に絶対的な強みを持っています。

そのため、スムーズに転職を決めるには、求職者がある程度のスキルを持っていることが前提としているケースが多いです。

また、取引している企業のジャンルはそれほど多くないため、経理職でさらなるステップアップを目指す方には最適でしょう。

公式https://www.jmsc.co.jp/

リクルートダイレクトスカウト｜経理職のキャリアアップに最適！

『リクルートダイレクトスカウト』は、リクルートが運営するハイクラス向け転職支援サービスです。

スカウト型のシステムなので、自分で求人を探さなくても匿名のレジュメを登録するだけで、ヘッドハンターや企業から直接スカウトが受け取れます。

働きながらでも転職活動が進めやすく、キャリアアップを考える経理職の方におすすめのサービスです。

リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス層向けの求人がほとんどなので、社会人経験が浅い求職者には不向きといえるでしょう。

一般的な転職エージェントのように書類添削や面接対策などのサポートは行なっていないことにも注意が必要です。

ただ、高年収を目指したい方や、キャリアに自信がある方は、自分の市場価値を知るためにもまず登録しておきたいサービスです。

公式https://directscout.recruit.co.jp/

JACリクルートメント｜JACならではの独占求人をご紹介！

『JACリクルートメント』は、総数約1,200人のコンサルタントが常駐する、ミドルクラス以上をメインターゲットとした転職エージェントサービスです。

あらゆる情報を分析し、戦略的な支援を行うことによって、多くの求職者の転職を成功に導いています。

より高いレベルの企業で経理職として働きたい方にとっては、最も利用する頻度の高いエージェントとなる可能性もあるでしょう。

ミドルクラス以上をメインターゲットとしているため、若年層の転職にはやや不向きといえます。

また、経理職に関する資格・スキルを持っていることを前提としている求人が多いので、それ以外の方にはハードルが高いかもしれません。

公式http://www.jac-recruitment.jp/

ジャスネットキャリア｜一生ものの経理職をご紹介！

『ジャスネットキャリア』は、1996年に一人の公認会計士が創業して急速な成長を遂げた、会計・経理職専門の転職エージェントです。

非公開求人率脅威の99%という数字が裏付けるように、国内上場企業を始めとした数多くの会社と取引関係にあります。

経理職として働きたいとお考えの求職者は、確実に登録しておきたいエージェントといえるでしょう。

エージェントから要求されるステータスレベルが高いため、紹介可能な水準に達していないこともあるでしょう。

その際、教育してくれるのはありがたいですが、その時間が長いことで転職活動もロングスパンとなってしまう可能性もあります。

公式https://career.jusnet.co.jp/

BEET-AGENT｜フルリモート・副業OKの求人多数！

『BEET-AGENT』は、株式会社アシロが運営する、経理財務・管理部門に特化した転職エージェントです。

年収500万円以上の上場企業やIPO準備中企業などの求人が多数あり、高収入やキャリアアップを目指せます。

フルリモート・テレワーク・副業OKの求人も豊富なので、仕事とプライベートのどちらも充実させたいと考えている方におすすめです。

サポートの実績が高く、書類通過率20%以下だったのが約70%まで上がった利用者もいます。

求人は主要都市が中心のため、地方の求人は都市部と比べて少なく、思ったように求人紹介されない可能性もあるため、注意が必要です。

実務経験１年以上の経験者向きなので、経験者は質の高い求人に出会えるでしょう。

公式https://beet-agent.com/

リクルートエージェント｜求職者の強みを見つけ出すプロフェッショナル

『リクルートエージェント』は、株式会社リクルートが運営する、求人案件数・内定決定数ともに業界No.1の総合型転職エージェントです。

選りすぐりのエージェント達が求職者の強みを引き出し、理想的な転職を実現するために全力を尽くしてくれます。

経理職の求人をお求めであれば、あらゆる可能性を模索できる機会を与えてくれるでしょう。

無数のエージェントによってサービスが支えられていますが、担当者によってサポートの質が変わるケースがあります。

また、いくつもの企業を紹介してくれますが、応募を急かされる可能性もあるでしょう。

公式https://www.r-agent.com/

経理エージェント｜経理実務者に強い転職エージェント！

『経理エージェント』は、会計事務所からの相談に対応したことから創業した、経理専門の人材紹介サービスです。

求人案件の90%以上が経理実務者を求める依頼ばかりで、経理職に就きたい求職者のために存在するエージェントといっても過言ではありません。

創業以来15年もの間に培ったノウハウで、安心で確かな支援を行ってくれるでしょう。

経理実務者を中心に支援していることもあり、有資格者以外の求職者にとってはそれほど魅力的に映らないでしょう。

また、在籍しているエージェントの数が少ないため、担当の変更などは厳しい面があります。

公式https://keiri-agent.com/

マイナビエージェント｜多角的な視点によるマッチングを実現！

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビエージェント』は、求職者なら誰でも知っているほど高い知名度を誇る総合型転職エージェントです。

求職者ごとに2種類の異なる役割を担ったエージェントが担当としてついてくれるため、多角的な視点によるマッチングを実現してくれます。

希望すれば経理職求人に限った支援を行ってくれるので、手厚いサポートを受けられるでしょう。

他の国内最大手エージェントと比べると持っている求人数はやや少なめです。

また、専属チームが熱心に支援してくれるからこそ、内定辞退をしづらい雰囲気があります。

公式https://mynavi-agent.jp/

doda｜あらゆる求職者の味方！適材適所の専門スタッフが徹底支援！

タップで基本情報を見る

求人対応エリア

全国

サービス名	doda(デューダ)
公式サイト	https://doda.jp/
運営会社	パーソルキャリア株式会社
対象年代	年齢制限なし
対象者	全業種・職種
利用料金	無料
公開求人数	189,994件
非公開求人数	36,802件
書類添削	あり
面接指導	あり
面談可能時間	平日(9:00~20:30) 土曜(10:00~19:00)
本社住所	東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F・28F
電話面談	可能

『doda』は、さまざまな職種と業界の求人を豊富に所有している総合型転職エージェントです。

利用者からはカウンセリングの質が高いと好評を博しており、求職者第一のスタンスで厚くサポートしてくれます。

労働条件詰めなどの企業との交渉が得意なので、理想の経理職に転職できたと喜ぶ求職者様も数多くいらっしゃいます。

求人数が多いことは利点の一つですが、その質にバラつきがあることが気にかかります。

また、幅広い知識は有しているものの、専門分野についてはそれほど深くないため注意が必要です。

公式https://doda.jp/

パソナキャリア｜親身なキャリアカウンセリングが自慢！

『パソナキャリア』は、お客様満足度3年連続でNo.1を獲得するほど、多くの求職者に利用されている国内大手転職エージェントです。

親身なキャリアカウンセリングを強みとしており、初めて転職活動を行う求職者にもおすすめのサービス内容となっております。

経理職も豊富に扱っているため、登録して損することは少ないでしょう。

サービスの質は高いですが、目的の職種をしょうかいしてもらえないことがあります。

また、大都市にお住まいの求職者がメインターゲットのため、地方在住者にはあまり縁がないでしょう。

公式https://www.pasonacareer.jp/

人材ドラフト｜業界最大級の求人案件数が誇り！

『人材ドラフト』は、大手企業から日本全国にある会計事務所・税理士法人まで幅広い求人を取り扱っている転職サイトです。

業界最大級と謳うほど多くの求人案件を所有しており、利用する求職者が後を絶ちません。

会計・税理関係に強いため、経理職の求人も満足できる量を揃えています。

他のエージェントサービスに比べてカジュアルなサポート内容のため、一方的に利用するといった使い方が正しいでしょう。

また、一歩踏み込んだ情報が足りないので、物足りなさを感じるときもあります。

公式https://www.jinzai-draft.com/

経理転職.com｜大手企業と長年に渡って培った信頼関係が自慢！

『経理転職.com』は、経理・財務の求人に特化した転職サイトです。

すぐに転職したい方とじっくり転職したい方とを分けており、それぞれに適したサービスを行ってくれます。

「とにかく経理関係の仕事をしたい！」とお考えの求職者には、大手を振っておすすめできるエージェントといえるでしょう。

経理に特化してはいますが、企業自体のジャンルはそれほど多くありません。

また、サポート担当からのレスポンスが遅いことがあり、スピード重視の方は少しがっかりするシーンが訪れるかもしれません。

公式http://www.finance-jac.com/

経理の仕事内容

経理職は、会社に関わる「お金」の管理をするために存在する職種です。

事業で発生する入出金の処理から、従業員の給与管理まで幅広く行っています。

具体的にはどんな仕事をしているんですか？

主に以下の代表的な3つの職務を担当します！

出納

・・・えーと、何て読むんですか？

出納（すいとう）と呼びます。経理職のメイン業務といってもいいでしょう！

出納とは、会社が持っている現金や銀行に預けている預金を、引き出したり振り込んだりする作業のことをいいます。

主に通帳上で処理を行うことが多いですが、経費・交通費の立て替えや備品の購入などは、実際の現金を用いることもあります。

会社のお金に手を付ける行為は経理職だけに許された権限ですので、ミスなく正確に扱わなければなりません。

出納作業を行う時は、しっかりと記録として残しておくことも大切な業務の1つです！

責任あるポジションなんですね。

売上・仕入れ管理

何のために売上と仕入れを管理するんですか？

企業の経営状態を明確に位置づけるためです！

企業が健全な経営を行うためには、お金の管理を正確に行わなければなりません。

「どの仕事でいくらで仕入れて、いくらで売り上がるか？」「売上や入金のタイミングはいつか？」など、経理職がお金の流通を全て把握することで、会社の体力が決まるといっても差し支えないでしょう。

買掛・売掛の管理に始まり、支払伝票の作成、請求書や領収書の発行など、多くの作業に従事しています！

意外と忙しそうですね。

年次業務

年次業務って何ですか？

経営上、企業が一年に一回は確実に行わなければならない業務処理のことです！

経理職にとって、最も大がかりな仕事が年次業務です。

社員として勤めたことがある方なら誰でも経験する「年末調整」の処理に始まり、損益計算書や貸借対照表などの、会社の財政状態を明示するための書類作成などを行います。

経理職が年次業務を処理することで、次の年（期）も通常通り会社を運営することができるのです。

企業が国に支払う法人税の金額なども、年次業務を基に算出されるのです！

企業の根幹に関わっている職種なんですね！

経理職転職で役立つ資格やスキル

経理職を目指して転職活動したいんですが、どんな資格やスキルがあれば役に立ちますか？

経理職主に役立つ資格やスキルは色々ありますが、主に以下のものが役立ちます。

日商簿記2級

経理職の転職では、専門知識・スキルの証明として資格の取得がおすすめです。

なかでも、日商簿記は知名度が高く、経理職の実務でも役立つため、取得しておいて損はありません。

レベルは初級、3級、2級、1級と分かれていますが、日商簿記2級以上の取得していると、転職の際に企業から評価を受けやすいです。

日商簿記2級の合格率は試験回ごとに変動していますが、大体20％前後です！決して易しい試験とは言えませんが、転職に役立てることができます。

Excelスキル

経理職として働くならば、Excelスキルは絶対に身につけておきましょう。

企業に関わるお金を管理するためには、表計算ソフトを必ず用います。

会社に入って来るお金や出ていくお金の管理に始まり、各部門の売上・利益の集計から会社全体の損益の計算など、Excelを使って作業を行うケースが非常に多いのです。

その他にもワードを使った報告書の作成業務や、パワーポイントを用いた提案資料の作成を行うこともありますので、IT系の基礎スキルも重要となるでしょう。

確実性を伴った作業スキル

経理職は「お金」を扱う職種ですので、間違いが許されません。

ほんのささいな計算ミスが、企業の信頼を損なう事態にまで発展するケースもありますので、確実性を伴った作業スキルが必須といえるでしょう。

また、確実に作業を行えるということは、それだけ集中しているということでもあるため、集中力が求められる職種ともいえます。

コンプライアンス遵守の精神

スキルとは少し違いますが、コンプライアンスをしっかりと遵守する人は経理に向いているといえます。

経理職は会社のお金に直接触れられる数少ないポジションですので、残念ながら横領などの犯罪に手を染めてしまう人も世の中には一定数いるのです。

従って、正しい倫理観を持ち、社会的良識に基づいて仕事に取り組めるのは、経理職に携わる上で最も必要な能力といえるでしょう。

その他にも社内規範の策定や与信管理など、様々な役割を担っています！

会社にはなくてはならない存在なんですね！

転職を成功させるコツ

経理職への転職を成功させるためのコツはありますか？

経理職への転職を成功させるためには、主に次の3つが重要になります。ポイントを押さえておきましょう！

経理職の転職に有利な時期に活動する

いつ頃に転職活動をするのがおすすめですか？

経理職の転職を成功させるためには、求人が増えやすい時期を選んで転職活動を行うことが1つ目のポイントになります。

企業が経理職の求人を出しやすいのは、1月～2月です。

企業経理が繁忙期になる4月～5月までに、求人募集が行われることがよくあります。

そのため、求人募集を出す企業が増えるこの時期に転職活動を行うことで、採用される確率をアップさせることができます。

また、この時期を狙うことで、より自分の希望にマッチした転職先が見つけやすくなるでしょう。

転職時期を考慮して活動するといいでしょう！

転職の目的を明確にする

経理職の転職活動を始めるときに、「なぜ転職をするのか」、「なぜ経理職を目指すのか」、という転職の目的を明確化することが大切になります。

転職エージェントの面談でも、採用面接の場面でもこの質問は出てくる機会があるでしょう。

転職の目的を明確にすることによって、キャリアアドバイザーとのスムーズな企業選びが可能になったり、面接で採用担当者に一貫性を持たせた印象を与えることができたりします。

現在の仕事の退職理由を改めて整理することで、転職先で実現したいことをはっきりと定めておきましょう。

ネガティブな退職理由を、ポジティブな転職目的に変換してみましょう！

自分の市場価値を知る

転職において自分の市場価値を知ることは、転職成功への近道に繋がります。

市場価値とは、転職市場の中で企業が自分を評価する指標のことです。

一般的に、市場価値を決めるのは、スキル、経験、実績、専門性の4つです。

この4つのポイントの自分の評価を知ること、つまり市場価値を知っておくことで採用の確率が高い企業を探すことが容易になり、転職活動を効率的に進めることができます。

転職市場における自分の価値を知るための一番の方法は、まず実際に転職活動を始めてみることです。

転職エージェントを活用することで、経理職に詳しいキャリアアドバイザーが自分の市場価値を判断して教えてくれます。

自分の市場価値が分からない方は、転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーに相談するのがおすすめです！

転職エージェントを利用すべき理由

経理職の求人を見てるんですけど、どの会社にすればいいか悩みますね。

そんな方は転職エージェントを利用すべきです。以下に利用すべき理由についてご説明しましょう！

企業の違いが分かる

企業の違いって何ですか？

求人情報の文面だけでは分からない、企業ごとの特色を教えてくれます！

経理職の求人内容は、どの会社もそれほど大きな差はありません。従って、どの会社に応募するかを決めあぐねる求職者も数多くいます。
しかし、転職エージェントは、国内外問わずさまざまな企業と関係を構築しており、それぞれの企業が持つ特色を把握しています。文面だけでは知ることができない情報も教えてくれるでしょう。

特色を知ることによって、応募したい企業とそうでない企業がハッキリするでしょう！

色々な求人を見てみたいです！

給与アップ交渉をしてくれる

企業側がOKしてくれるんですか！？

エージェントの交渉次第で実現します！

転職エージェントの仕事は企業紹介だけではなく、求職者の労働条件の底上げまで請け負います。

求職者がもつステータスに対して、企業側の提示額が釣り合っていないと感じた場合、入社時の給与を増額してもらうべき交渉に全力を尽くしてくれます。

また、求職者と企業の間で認識の齟齬がないように、細かい部分の調整も行ってくれるでしょう。

当初決めた労働条件を入社後に変更してもらうのは非常に難しいため、転職エージェントを使ってより良い条件を勝ち取りましょう！

登録するしかないですね！

大手企業に入社できる可能性が上がる

有名な大手企業の求人が出てるけど、自分には無理だろうな・・・

諦めるのは早いです。エージェントの支援を受ければ、大手企業に入社できる可能性があります！

転職エージェントは、外資系も含めて数多くの大手企業とのパイプを持っています。

直接応募では極めて競争率の高い求人でも、エージェントが適性アリと判断したならば、大手企業側へ猛烈にプッシュ。

無謀だと感じて通常はスルーするような企業から、意外なほど簡単に内定が出たというケースもたくさんあります。

求職者にはあらゆる可能性があるため、エージェントを利用するなら何でも相談した方がお得です！

利用してみます！

【図解】転職エージェントを利用する流れ

実際に転職エージェントを利用する前に、どんな流れで転職活動が進んでいくのか把握しておきましょう。

STEP.1

公式WEBサイトから登録

各エージェントの公式サイトから転職支援の登録をします。

基本的な入力内容

• 氏名
• 電話番号やメールアドレス
• 雇用形態
• 希望勤務地
• 所有している資格やスキル情報

入力内容はエージェントによって多少異なる場合もあります。

STEP.2

担当者からの連絡を待つ

サービスに登録したら、一定時間後担当エージェントから連絡があります。

登録時の基本情報の確認やキャリアカウンセリング日程決めを行います。

STEP.3

担当者とキャリアカウンセリング

担当エージェントとキャリアカウンセリングを実施します。

カウンセリングは転職活動において、あなたの要望を最大限に叶えるためのものですので、意向をしっかりと伝えるようにしましょう。

主な内容は以下の通りです。

• これまでのキャリア・経験
• 強みになるポイント
• 転職するべきかどうか
• どんな業界で働きたいか
• 希望条件のすり合わせ
• 更にステータスアップするためのアドバイス

STEP.4

求人紹介を受ける

担当エージェントが、キャリアカウンセリング内容に沿った求人情報を紹介してくれます。

あなたが要望した条件が反映されているか確認することが重要です。

また、各社に独占求人があるため、複数社に登録して求人を見比べるようにしましょう。

STEP.5

見学・面接

書類選考に合格したら、実際の採用担当者との面接に臨みます。

担当エージェントとの対策を思い出し、落ち着いてアピールしましょう。

STEP.6

内定獲得。担当者に給与交渉や入社日の調整をしてもらう

面接に合格したら、無事内定獲得です。

給与交渉や入社日の調整は、担当エージェントが全て受け持ってくれるので安心です。

もし内定を辞退したい場合は、この時点でエージェントに申し出ましょう。

STEP.7

・退職手続き～入社

もし入社時にトラブルがあったり、入社後に不安なことがあれば担当者に相談することも可能なので最後まで安心です。

エージェントによっては後に定期的な声がけがある場合もあります。

転職エージェントを最大限に活用する方法

次に、転職エージェントを最大限に活用する方法を解説します！

転職エージェントを利用し始めても活用できなければ意味がないので事前にチェックしておきましょう。

1.複数のエージェントに登録していることを伝える

転職エージェントの併用は各社の非公開求人を比較できるため成功に不可欠です。

もし複数のエージェントを利用している場合、必ず事前に伝えるようにしましょう。

転職エージェントは企業へ人材を紹介し、半年~1年ほど勤務を継続した後に成功報酬として紹介料をもらうビジネスモデルです。

自社で利益を出すためにも、エージェント側からすると他社に移って欲しくはないというのが本音です。

事前に伝えておくと、他社で内定して欲しくない！という思いからサポートが手厚くなる可能性もありますからね。

また、事前に話しておくことで、他社で内定が出たときもスムーズに伝えられますし「他社ではこんな条件の求人があったけど？」など比較した質問も可能になります。

2.スキルや経験を嘘なく伝える

キャリアアドバイザーからすると、誤った情報を伝えられた場合、適切な転職先を紹介することが困難になってしまいます。

うつ病で休職した過去や、これまであまり目立った経験がない･･･という場合でも正直に伝えましょう。

キャリアアドバイザーはあなたに「いい転職先を見つけてほしい」と考えていますので、状況に応じた対応が可能になります。

3.希望条件をしっかり伝える

自分の希望条件がハッキリしていないと、キャリアアドバイザーもどんな案件を紹介していいか困ってしまいます。

そのため、ある程度の希望条件を明確にしておくことは大切です。

こういった条件を初回の面談や電話連絡で伝えておけば、キャリアカウンセリングがスムーズに進みます。

「希望条件や求める価値観がわからない」という人は一度自己分析をしてみましょう。エージェントによっては自己分析をサポートしてくれる場合もあります。

4.レスポンスは早めに。スケジュールを守る

書類の提出などのスケジュールを守り、素早くメールの返信などをすることで自分と担当者にとって大きなメリットがありますよ！

キャリアアドバイザーは多くの転職希望者の対応をしているため、レスポンスが悪い人は後回しになりがちです。

スムーズに転職活動を進めるためにも連絡はこまめにしましょう。(少なくとも2週間に1度は連絡を取る)

5.担当者との相性が悪い場合はすぐに切り替える

人間同士のやりとりなので、どうしても担当者との相性が悪い場合があります。良いアドバイザーと悪いアドバイザーの特徴は下記の通りです。

良い・悪いアドバイザーには上記のような特徴がありますが、ほかにも性格の不一致などの可能性もあります。

信頼できない担当者の元で転職活動を進めるのは、失敗に繋がるだけでなく、大きな時間のロスになります。

担当者には情を移さずに、相性が悪いと感じたらすぐに担当者を変更するか、他のエージェントに切り替えましょう。

6.必ず主導権は自分が持つ

キャリアアドバイザーは転職のプロですが、言われるがままに転職を決めるというのはよくありません。

キャリアアドバイザーのアドバイスがすべて正しいというわけではありませんので、企業に応募する際などは必ず自分で決断するようにしましょう。

流されて転職をすると転職失敗につながりやすくなるだけではなく、「あのアドバイザーのせいで･･･」というように他人に責任転嫁することになります。

自分の人生なので自分で責任を負うというスタンスで転職活動をするのが転職エージェントを使い倒すコツです！

7.面接後にフィードバックの確認を依頼する

面接終了後には必ず担当者に企業側からのフィードバックをもらうようにお願いしましょう。

具体的に確認するポイントは以下の2つです。

簡単にいえば、面接で企業側がどこを評価して、どこが心配だったのかを知りましょうということですね！

企業側からの意見が聞けると、次の面接への修正ができるね！

ひとりで転職活動をしていると、企業側からのフィードバックはもらえないので、エージェントを利用しているからこそのメリットです。

もし面接で落ちてしまったとしても、フィードバックをもらって修正することで次の面接での内定率をアップさせることができますよ！

あくまで転職するのは自分だから、責任をもって活動したいね！

転職エージェントはあくまでサポートをしてくれる存在なので、本人の気持ちが転職成功には1番大事な要素ですね。エージェントを活用するポイントをおさらいしましょう！

【Q&A】経理職転職のよくある質問

経理部員のあいおんさんに、経理職への転職に関する質問に答えていただきました！

気になる疑問をチェック

30代未経験で経理職に転職できますか？

30代未経験でも経理転職されている方は多いです。30代は若さに加え、今までのキャリアで身についた「ITスキル」「英語力」「コミュニケーション能力」などが武器として活かせるため、魅せ方次第では転職時にも有利にはたらきます。

経理職の将来性を教えてください。

経理は今後も企業にとって必須の存在であり、なくなるということはありえません。ただ、日常的な入力業務はAIによって自動化されるため、より高度なスキルを身につけつつ、AIを活かす側に回るといった立ち回りが必要となってきます。

どんな人が経理職に向いていますか？

経理は
・素直で真面目
・PC業務が苦ではない
・問題解決能力がある
・正確力や注意力がある
・数字やデータ分析に抵抗がない
といった方には向いています。

向き不向きの別れる職種ですが、向いてる方にとっては楽しさや充実感を感じるのが経理です。

【まとめ】迷った場合はこの3社がおすすめ

いろいろ紹介していただきましたが、結局どこがいいか悩んでしまいますね･･･

そんな方には、ひとまず利用しやすい以下の3社をおすすめします！

この記事では、経理職への転職におすすめの転職エージェントを紹介してきました。

ほかにも経理職の主な仕事内容や、転職エージェントを利用する際の活かし方なども解説しています。

ぜひ経理職への転職を目指している方は、この記事を参考にしてください。

あなたの状況が良くなることを祈っています！

#この記事を書いた人

みんなの転職アドバイザー

ねこくん

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経歴

新卒でブラック企業に入社し、耐えきれず1年で退職。その後人材系企業にて転職支援に携わる。フリーランスとして数年活動し、現在は経営者で法人3期目。
さまざまな人の転職・キャリア構築をサポートしています。