【経験談】とりあえず3年はもう古い?新卒1年目でも転職すべき理由

とりあえず3年はもう古い

田中くん
新卒で入社したばかりだけど、1年目で転職するのは有り?

実際に私も新卒で就職してすぐ退職をしていますので、その気持ちはよく分かります。

もしかすると「とりあえず3年間頑張れ」と親や上司に言われた人もいるかもしれません。

新卒の退職のタイミングを語るのに「とりあえず3年」というフレーズはよく使われがちです。

確かに、仕事を覚えるという部分で3年勤めるというのは正しいですが、自分と合わない会社に3年間勤めるのはリスクもあるでしょう。

ねこくん
このページでは、「とりあえず3年」のリスクや新卒でも転職を考えるべき理由について解説します。

もし、あなたが新卒で入社したばかりなのに転職を考えているならば、このページを最後まで読むことをおすすめします。

そうすれば、今のタイミングで転職すべきかどうかが明らかになり、今後のキャリアプランについて考えることができるでしょう。

「とりあえず3年」ではなく新卒でも転職を考えるべき4つの理由

田中くん
新卒でも入社後すぐに転職するのって世間的にはアリなのかな?
ねこくん
全然問題ありません。終身雇用という考え方は古いです。それに若いときの時間の過ごし方は今後のキャリアに大きな影響を与えるので、決断は早いほうがいいでしょう!

新卒で入社して転職したいと思っても、親や上司に「とりあえず3年続けるべきだ」と言われ、それを真に受けてしまう人は意外に多いです。

しかし、「とりあえず3年」の言葉の裏に潜むリスクについて考えている人はほとんどいないでしょう。

ここからは、それぞれの項目について具体的に見ていきましょう。

1.同じ会社で4年以上仕事を続けていると辞めづらくなる

ねこくん
3年ほど勤めると、段々と仕事を覚えてきますよね。しかし、その現状に慣れてしまうことは危険でもあります。

新卒で入社して3年もすれば、大半の仕事は覚えて会社にも慣れてくるでしょう。

しかし、会社の水に慣れてしまうと、他の会社に転職して働こうという気持ちが薄れていくのも事実です。

田中くん
確かに、また最初から仕事を覚えていくのは大変だもんね。

また、4年目以降というのは会社で中核となる存在でもあるため、徐々に責任を伴う仕事も増えてくるでしょう。

そうなるとさらに辞めにくい状況に陥ってしまいます。

上記はマイナビ転職にて実施された『初めての退職は入社何年目の時?』というアンケートの結果です。

田中くん
やっぱり4年目以降は急激に減っているね。

このアンケートの結果を見ると、4年目以降は「会社を辞める」という意欲が薄れていることがわかりますね。

2.自分に合わない仕事をダラダラ続けても時間の無駄

新卒で入社して、自分が思い描いていた社会人生活とのギャップで戸惑う人も多いでしょう。

新卒入社後に感じてしまう会社への不満は下記のようなものがあります。

よくある不満
  • やりたかった仕事だけど、実際に仕事にしてみるとイマイチ
  • 会社の中で目標となるポジションや尊敬できる人がいない
  • 労働時間が長過ぎる
  • 給料が安すぎる

これは個人的な考えですが「合わない」と感じたらすぐに辞めるべきだと思います。

なぜなら、そもそも新卒で自分にピッタリの仕事が見つかる可能性はほとんどないからです。

ねこくん
何年も我慢した後で限界を迎えて、いざ辞めようと思っても、年齢が高くて転職先が見つからなかったというケースもあります。
田中くん
同じ会社でずっとキャリアを積むのはリスキーという考え方もあるね。

それならば、若いうちにいろいろな職業にチャレンジして、自分に合う業界や職種を見つけたほうが合理的ではありませんか?

3.仕事に身が入らない状態で続けても、会社にとっては損失になる

ねこくん
経営者の視点から見ると、仕事に熱心ではない社員がいることで会社には損失が生まれるということがわかります。

仕事に多くの不満を持ち、文句を言いながらも会社に所属し続ける人はとても多いですが、会社としては大きな損失です。

仕事に身が入らない状態の人が会社に与える損失は以下のようなものがあります。

会社側の損失
  • 生産性が低い
  • 他の従業員のパフォーマンスも悪くなる可能性
  • 人件費が無駄にかかる

基本的に入社1~3年目までは教育コストの方が上回る状態のことがほとんどです。

新卒入社で売上を立てられる人なんてほとんどいませんからね。

4年目以降でようやく人が育ち、売上に貢献してくれる人材になるという事が多いです。

つまり、一人前になる4年目などで辞められてしまうことが会社にとっては最も大きな損失なのです。

ねこくん
会社からしてみれば、今までコストをかけて育ててきたのに・・・という失望が大きいですね。

「とりあえず3年」働いて、4年目に会社を辞めるのは、会社に大きな損失を与えますし、あなたにとっても「時間の無駄」であると言えるでしょう。

4.ブラック企業に勤務している場合、若いうちの貴重な時間を会社に搾取されている

新卒でブラック企業に入社してしまった・・・という人もいるでしょう。

長時間労働のブラック企業に勤めることで失うことは多々あります。

  • 感性豊かな若いうちの貴重な時間
  • 健康的な身体・精神
  • 会社員で身につく経験
  • 家族や友人と過ごす大切な時間
ねこくん
ブラック企業で身につくことは「根性」「耐える力」くらいでしょう。

それならば、他の企業に転職して素晴らしい上司から指導を受けたほうがよっぽど今後のためになります。

人間は良くも悪くも適応能力が高く、激務でも慣れてしまうんですね。

しかし、そんな無理を続けていると身体が先に壊れてしまいます。

最近ではセクハラ・パワハラなども問題になっていますが、そんな状況ならば我慢せずに自分に合った職業を探すのも手段の1つです。

新卒からの転職でも転職先は見つかる

田中くん
でも、本当に早期退職でも需要はあるのかな?
ねこくん
企業からしてみれば、経験が浅い人を採用するメリットも多いと考えています。

中途採用をすると、前の会社のやり方が染み付いてしまっていて、柔軟性が無く新しい環境にフィットできない可能性があります。

そのリスクを考えると業界未経験や早期退職者でも、やる気があって会社のために働いてくれる人材の方が企業的にも欲しいですよね。

ですから、早期退職だからといって悲観的にならずに自信を持って転職活動に励んでくださいね。

新卒での早期退職から転職する際の2つのポイント

田中くん
でも、新卒で転職活動って悪いイメージを持たれないかな?
ねこくん
「新卒で転職すると次の職が見つかりにくい」と勘違いしている人は多いのですが、若い人ほど職が見つかりやすいのは間違いありません。これは私のキャリアアドバイザーとしての経験から言えることですが、新卒で転職しても「納得できる理由」があれば企業側は問題としません。

ここからは早期退職の場合でも採用担当に好印象を与える2つのポイントを見ていきましょう。

ポイント1 : 前向きな理由での転職活動をアピール

早期退職者が転職活動をする注意点としては、「逃げの転職」にしないことです。

辛いから・給料が安いからという理由で転職活動をしてしまうと、面接などで志望企業から「うちもすぐに辞めるんじゃないか?」と不信感を持たれてしまいます。

退職理由が前述したものだとしても、あくまで前向きな理由で転職活動を行うのがいいですね。

ポイント2 : やる気や熱意をアピール

新卒でビジネススキルも未熟だからこそ、熱意や仕事への姿勢が大切です。

そもそも、若年層を採用する企業側も応募者に特殊なスキルは求めていません。

「この人なら成長してくれそうだ」企業にそう思わせることができれば内定を獲得できる確率はグッとアップするでしょう。

新卒からの転職で転職エージェントを利用するべきたった1つの理由

田中くん
なぜ、新卒からの転職では転職エージェントを利用すべきなの?
ねこくん
一般的な転職サイトでは早期退職の経歴があると、エントリーの段階で弾かれる可能性があるからです。

転職サイトでは、応募の際に早期退職の経歴があると、書類審査で落とされる可能性があります。

せっかく熱意があっても面接まで辿り着けなければ思いを伝えられませんよね。

一方、転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーが企業との間に入ってくれるため、面接まで到達できる可能性が高いです。

新卒からの転職におすすめの転職エージェント2つ

田中くん
でも、新卒だと一般的な転職エージェントも利用するのは難しいよね?
ねこくん
たしかに、通常の転職エージェントはスキルベースで話が進みます。そんなときは第二新卒に特化した転職エージェントがおすすめです。
第二新卒
第二新卒とは、学校を卒業後1~3年で、転職または就職を志す若年の人(25歳前後)

実際、筆者である私も新卒入社後1年で退職していますので、転職時の苦労はとても良く分かります。

第二新卒にとって通常の転職エージェント(リクルートエージェントなど)は少し敷居が高いですし、スキルがないと内定に結びつくのは難しいです。(スキルがある中途人材を求める企業が多いため)

そんなときに役立つのが、無料で使える既卒・第二新卒に特化した転職エージェントです。

ここに求人依頼をしている企業は、「早期退職している」「経験が浅い」ということを理解した上で求人をしているので、内定後も安心ですね。

ねこくん
以下では、第二新卒におすすめの転職エージェントを紹介します。

ハタラクティブ

ハタラクティブのロゴ
求人数
(3.5)
求人の質
(3.0)
担当者の質
(4.0)
提案力
(3.5)
総合評価
(3.5)
ハタラクティブの拠点
東京
(渋谷)
東京都渋谷区渋谷3-6-3
清水ビル3F/4F
東京
(池袋)
東京都豊島区南池袋1-16-15
ダイヤゲート池袋5F
東京
(秋葉原)
東京都千代田区神田佐久間町1-25
秋葉原鴻池ビル5F
埼玉埼玉県さいたま市大宮区宮町1-114-1
ORE大宮ビル7F
千葉千葉県千葉市中央区弁天1丁目15−3
リードシー千葉駅前ビル 7階
横浜神奈川県横浜市神奈川区金港町3-1
コンカード横浜3F
名古屋愛知県名古屋市中区栄3-3-21
セントライズ栄9F
大阪大阪府大阪市北区鶴野町1-9
梅田ゲートタワー10F
福岡福岡県福岡市中央区天神1-1-1
アクロス福岡10F(東オフィス)
※ 希望勤務地が上記エリアであれば地方在住でも利用可能。

ハタラクティブ』は、さまざまな転職支援サービスを展開する「レバレジーズ株式会社」が運営する転職エージェントです。

他の転職エージェントと毛色が違い、正社員からの転職ではなく、フリーターや第二新卒・派遣など未経験者が正社員になることに特化したエージェントです。

そのため、スキルやキャリアに自信が無い人は特に利用すべき転職エージェントでしょう。

デメリット
  • 対応エリアが狭い
  • マッチングを重視するため、キャリアアップのためのチャレンジはしにくい
メリット
  • キャリアやスキルに自信が無くても登録可能
  • ゼロから徹底的にサポートしてくれる
  • 既卒向けの割には求人の質が高い

一般的な転職エージェントでは、転職市場価値が低いとみなされた場合、登録を断られる場合があります。

その点、このエージェントでは、経験はあまり重要ではありません。

充分に職歴を積んでいなくても、受けられる企業を揃えているので安心して利用できるでしょう。

\簡単30秒、オンライン申し込み/

無料でハタラクティブに相談する

既卒・第二新卒におすすめ

より詳しいサービス紹介は『ハタラクティブの評判をプロがわかりやすく解説!』をご参考ください。

ハタラクティブの評判_サムネイル【ハタラクティブの評判・口コミ】内定率80.4%!未経験者に選ばれる理由は?

マイナビエージェント

マイナビエージェントのロゴ
求人数
(4.0)
求人の質
(4.5)
担当者の質
(5.0)
提案力
(4.0)
総合評価
(4.5)
面談できる拠点
東京東京都中央区銀座4-12-15
歌舞伎座タワー 26F/27F/28F
神奈川神奈川県横浜市西区南幸1-1-1
JR横浜タワー 18F
北海道北海道札幌市中央区北二条西3-1-20
札幌フコク生命越山ビル 9F
宮城宮城県仙台市青葉区中央1-6-35
東京建物仙台ビル 7F
名古屋愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1
ミッドランドスクエア 9F
京都京都府京都市下京区四条通り烏丸東入長刀鉾町10
京都ダイヤビル 7F
大阪大阪府大阪市北区大深町4-20
グランフロント大阪タワーA 30F
兵庫兵庫県神戸市中央区御幸通7-1-15
三宮ビル南館 9F
福岡福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1
JRJP博多ビル 7F

マイナビエージェント』は、「株式会社マイナビ」が運営する、総合型転職エージェントです。

元々マイナビは新卒採用などに強い(新卒の95%はマイナビを利用している)ため、第二新卒や20代向けの求人を多く保有しています。

若者向けの求人が多いことから、若年層からの満足度は非常に高いです。

デメリット
  • 大手よりも求人数が少ない
  • 見当違いの案件が紹介されることも
メリット
  • 第二新卒・20代向けの求人が多い
  • 独占求人がとても多い
  • 大手よりも利用人数が少ないので、担当者が1人1人に時間をかけられる

幅広い業界や職種に特化したサポートも可能です。

専門性が高い分、キャリアアドバイザーも手厚いサポートができるため『利用者満足度』は非常に高い傾向にあります。

もちろん利用は完全無料なので、まずは気軽に登録してみることをおすすめします。

\登録時に履歴書・職務経歴書不要/

無料でマイナビエージェントに相談する

既卒・第二新卒・20代の転職に強い

より詳しいサービス紹介は『マイナビエージェントは第二新卒に強い?専門家が評判・口コミから分析』をご参考ください。

マイナビエージェントの評判_サムネイルマイナビエージェントの評判・口コミ!20代に選ばれている理由【特徴まとめ】

上記以外の転職エージェントに関する評判は、転職エージェントおすすめランキングでご紹介しています。ぜひご覧ください。

転職エージェントおすすめ53社を徹底比較【2024】業界・職種別にも紹介!

体験談 : 筆者が新卒1年目で転職を決意した理由

私が新卒1年目で入社した企業は、広告業界の大きな企業で、昔ながらの社風でした。

当時は月残業160時間以上していましたね。

私は、若い時に苦労しておこうという考え方なので激務はそれほど気にならないのですが、転職を決意するポイントが別にありました。

筆者が新卒で転職を決意した理由
  1. 休日がなかなか無く、自分の勉強に充てられる時間を取れない
  2. 昇進までに10年かかる(成長スピードが遅い)
  3. 雑用業務ばかりで、3年目・4年目の先輩でも仕事ができない人が多い

大きな会社なので教育体制はしっかりしているのですが、そのスピードが遅すぎます。

それに、末端の仕事が多く、当事者意識を持てないというのも大きかったですね。

『今の会社では成長が遅すぎる」これが私の転職を決意した1番の理由ですね。

結果的に今は独立するまでに至っているので、この選択は間違っていなかったと思います。

まとめ :「転職 = 悪」のイメージが根付いている日本で若者はどうするべきか

田中くん
でも、転職したいのに転職をしない人も多いよね?
ねこくん
日本では「転職=悪」というイメージがあるため、上司や親に止められるという人も多いですね。

海外では転職してキャリアアップするのがスタンダードですが、日本では「転職は悪い」というイメージが強いです。

「転職すると世間体がなぁ」「転職すると親がうるさい」と言っている人ほど、仕事の愚痴も多いですよね。

そういった人現状に不満を抱えているのに、解決するのを放棄していると言えるでしょう。

そもそも、自分のキャリアを真剣に考え、転職することは悪いことではありません。

むしろ、優秀なビジネスマンの中には、慣れて会社に甘えることを恐れ、一社に留まらないようなキャリアを積んでいる人も見受けられます。

ねこくん
今の会社で学べることがあるなら数年頑張ってみるべきですし、そうでないならさっさと辞めてしまうべきです。

そのため、今の仕事が将来につながるのか考え、転職すべきか否か決定すべきだと言えるでしょう。

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