クリエイティブ業界で働きたいけど、激務と聞いて転職を迷っていませんか?
クリエイターは、一見華やかな職種だと思われがちですが、激務でブラック企業が多いという話も良く耳にします。
「クリエイティブ業界にブラック企業が多い」は本当?
職種や会社の状況にもよりますが、他業界に比べてブラック企業は多い傾向にあるでしょう。(現在は徐々に改善されていますが・・・)
しかし、もちろん全てがブラックなわけでもなくホワイトな会社もあります。
しかし、有名なぶん仕事量が非常に多かったので、早朝出勤で深夜にタクシー帰り、休日出勤というのも当たり前でした。
残業代が出るだけマシでしたが、身体には大きな負担でしたね。
もちろん好きな分野でしたので、やりがいはありましたが・・・
同じ業界で働く知人は、給料が手取り18万で私と同じような働き方(残業代は出ない)をしていましたので、知人の会社に比べると私の会社は断然ホワイトですね。
私がいた会社は大手なだけあって福利厚生もしっかりしていて、何とか労働環境を改善していこうという動きがありましたが、実際はほとんど改善されませんでした。
クリエイティブ業界にブラック企業が多い理由
クライアントとの取り決めが甘い
クリエイティブ業界は基本的に、クリエイティブを用いてクライアントの課題を解決してあげることがメインの仕事になります。
もちろん納期がありますし、突然修正依頼をされることもあります。
そのため、イレギュラーで休みが無くなったりすることが多いのです。
修正対応をするなら追加料金が発生するように取り決めたり、納期の延長をしてもらうのが普通ですが、あまりにもクライアントの言いなりになっている企業が多いです。
もちろん中間チェックでOKは出ていたのですが、クライアントの偉い人の一言でやり直しに・・・
放映スケジュールがありますので、納期は伸びません。数日間の徹夜でなんとか仕上げましたが、世の中には横暴なクライアントもいます。
成果物がお金に換算しにくい
クリエイティブ系の成果物、例えば映像やデザインといったものは、お金に換算しにくいですよね。
安い契約ばかりしてしまうと、労働時間に対して貰える額が少なくなってしまいます。
その影響で人件費がどんどん膨れ上がっていき、結局予算オーバーに。
成果物は納品しましたが、利益はゼロ。むしろ赤字・・・ということもありました。
これもプロデューサーの腕の見せどころなのですが、「じゃあもっと安い所にお願いする」と言われてしまったらおしまいですよね。
こうなると、低価格競争になってしまい、業界全体が苦しくなってしまいます。
これは、業界全体で何か改善案を打ち出すかしないと中々難しい問題ですね。
よくある質問 : デザイナーは激務?
デザイナーは激務なのですか?
会社によるので一概には言えませんが、近年では改善傾向にあります。
元業界人ということもあり、デザイナーの友人は多いのですが、労働環境や待遇は大きく差があるように見受けられます。
デザイン性を重視し、デザイナーを重宝する企業なら高待遇ですし、逆にデザイナーを安く使おうという企業もあります。
自分で転職先を探す場合には、現場の状況などが不透明でわかりにくいので、業界出身者が多い特化型の転職エージェントなどに相談すると良いでしょう。
総合型と特化型の違いに関しては以下の記事で解説しています。
【転職エージェント】総合型と特化型の違いとは?強み・弱みを解説ブラック企業に入社してしまったあなたへ
多くの人は「革新的な物を創りたい」「自分の作品で人々を喜ばせたい」というような夢を持ってクリエイティブ業界に入ります。
しかし、ブラック企業に入ってしまうと、創造性を発揮できないまま一生を終えてしまうかもしれません。
忙殺され、ただ目の前のタスクをこなすだけのロボットになってしまいます。
最もクリエイティブになれるのは脳がリラックスしているとき
脳をちゃんと休ませないと、良いアイデアというのは浮かんできません。
クリエイターだからこそ、しっかりと休みを取ることが大事です。
海外では何年も前から働き方に関しての議論がされており、テック企業を中心に多くの企業が休暇制度などを重要視しています。
参考 「最高の職場」グーグルで働くのってどんな感じ?Business Inseider Japan時代は変わり、新しい職業が出てきているにも関わらず、日本人の働き方は変わっていないのです。
日本のクリエイティブ業界でも、最近では海外の働き方を取り入れている会社も増えてきています。
しかし、昔ながらの働き方をしている会社も非常に多いのが現実です。
まとめ
- クリエイティブ業界はブラック企業が多い傾向にある
- 労働時間ではなく成果物に対して報酬が支払われるビジネスモデルなので、長時間勤務になりやすい
- クリエイティブな能力を発揮するにはしっかりと休みを取ることが大切
- クリエイティブ業界に転職する際は慎重に会社を選ぶ
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