このような悩みを抱えている社会人の方も少なくないでしょう。
本当はどんどん仕事をこなしていきたいのに、上司から仕事をもらえずに暇をもてあましてしまう状況は、大きなストレスになりかねません。
また、このままの状況を放置すると、将来にも深刻な影響を及ぼす危険性もあります。
とはいえ、どういやって解決していけばいいか分からない方も多いはず。
この記事では、仕事がもらえない理由や放置することのデメリット、解決する方法なども解説していきます。F
#この記事を書いた人
みんなの転職アドバイザー
ねこくん
新卒でブラック企業に入社し、耐えきれず1年で退職。その後人材系企業にて転職支援に携わる。フリーランスとして数年活動し、現在は経営者で法人3期目。
さまざまな人の転職・キャリア構築をサポートしています。
上司が仕事をくれない5つの主な理由
あなたの能力が低い(と思われている)
これは経験が浅い1年目に起こりやすいですが、2年目以降も同じ状態だと完全に「できないやつ」というレッテルを貼られていると考えたほうがいいでしょう。
上司はあなたの能力を低いとみなしており、任せられる仕事がまだ無いという考えを持っています。
ただ、仕事をもらえなくて当然というケースもあるため、自分の行いを振り返るのも大切です。
- 遅刻や欠勤ばかりしている
- 過去に任せられた仕事を放置したり、無責任な行動をした
- 勤務態度が悪い
- 基本的なビジネスマナーが身についていない
上司にマネジメント能力がない
私も部下をはじめて持った際は「自分でやった方が早い」「指示を出すのが面倒(時間がもったいない)」という考えを持っていましたし、仕事を任せるのが苦手な上司は意外と多いです。
- 自分でやる方が効率がいい
- 指示を出すのが面倒
- 指示どおりの成果が上がってこないと思っている
- 損失などのリスクを避けたい
仕事を任せられないというのは上司として致命的で、成果を上げる仕組みづくりができないということです。
部下を教育できないと効率が上げられないため、チーム・会社全体で成果を上げにくくなってしまいます。
この場合、上司が考え方を改めないと仕事を任せてもらうのは難しいケースが多いです。
単純に嫌っている
上司の中には、自分の言いなりになるような「イエスマン」を好み、思い通りに動いてくれる人ばかりを優先する人がいます。
「好き嫌いで判断する上司に疲れた際の対処法3つ【ヒント:時間】」でも解説していますが、このような上司の下で働くのは時間の無駄と言えます。
もし、上司に好き嫌いで判断されていると感じるなら、転職などを考慮した方が良いでしょう。
嫉妬やキャリアアップの妨害
部下とはいえ、優秀な場合は将来的に自分よりも出世してしまうと考える上司も多いです。
その場合は、優秀な部下を「使えない」と仕立て上げるために仕事を与えずに干したり、嫉妬で陰口などを言うパターンもあります。
部下のキャリアを妨害することで自分の競争相手が減るという思考なので、仕事をくれない上司の中でも最も厄介です。
放任主義
あえて何も言わないという教育方針を取る上司もいます。
こういった上司は何も言わず、部下が創意工夫して課題解決することを期待します。
- 本当になにも言わない
- 雑用などを任せるパターンが多い
- 誰にでもできる仕事が多い
- フィードバックをしない
- 仕事内容の大枠は伝える
- 細かい進め方は部下に任せる
- 部下のレベルにあった仕事をチョイス
- フィードバックをする
例えば、私が部下に仕事を任せる場合は「なぜやるのか」「やるとどんなスキルが身につくか」「なにを求めているのか」など、任せる仕事の大枠部分は伝えます。
その後、細かい進め方などには口出しせず、完成後にもっと効率的な手法などがあればフィードバックをします。
また、部下にとっては少し難しいレベルの仕事を任せ、完成した際にレベルアップできるようにします。
閑散期がある
繫忙期では休む間もないほどに忙しくても、閑散期ではそもそも仕事がないということもあり得ます。
仕事がなければ、個人の能力があったとしても暇になってしまいがちです。
- 従来のマニュアルを刷新する
- 各々がスキルアップをはかる
- レクリエーションを実施する
マニュアル作りは時間のある時にしかできないという会社も多く、さらなる効率化のためにマニュアルを新しく刷新できないか検討してみるのも有りです。
また、閑散期をスキルアップの時間に充てることで、個人だけではなく会社全体の能力値を底上げすることもできます。
ほかにも、社員間のコミュニケーションを活性化させる目的でレクリエーションを実施することも閑散期の有効活用になるでしょう。
仕事をもらえないままでいるデメリット
社内ニート・窓際族になる
仕事をもらえないと社内ニートや昔で言う「窓際族」になってしまいます。
仕事をしていなくても給料を貰えるなら良いと思ってしまいがちですが、社内での風当たりは強くなり、居心地が悪くなるケースが多いです。
また、年齢を重ねていくとリストラ対象になりやすく、スキルも無いのに無職になるリスクがあります。
昇進や昇給が見込めない
当然ですが、仕事をもらえないと経験を積めないため、昇進や昇給は見込めません。
特に成果主義の会社の場合は成績が大きく給与に反映されるため、同期入社でも大きく給与に差が出ることもあります。
スキル・経験が身につかないため転職しづらい
仕事をもらえないと経験やスキルが身につきません。
その状況を放置して年齢を重ねてしまうと、年齢と市場価値がマッチせずに転職先が見つかりにくくなってしまいます。
上司が仕事をくれない場合の解決方法
自分に問題がある場合は行動や姿勢を改めれば良いだけなので簡単ですが、上司に問題がある場合は状況を変えるのが難しいことも多いです。
ここからは、上司に問題がある場合の解決方法をご紹介します。
上司に直接相談する
この方法は、そもそも上司が話を聞いてくれる人じゃないと難しいです。
また、まったく参考にならない返答の場合も多いので注意しましょう。(お前のやる気がない、自分で考えろなど)
ただ、上司によっては気づきを得て、仕事の振り方を変えてくれる場合もあるので、話しやすい上司の場合は相談してみるのも手段の1つです。
人事異動に頼る
上司が仕事くれないという場合は、人事に相談して配置転換や人事異動をお願いするという手段もあります。
会社としては従業員のパフォーマンスを上げたいのは当然ですので、人事部も相談を聞いてくれやすいです。
思い切って転職する
状況の改善が見込めない場合は思い切って転職するという手段も効果的です。
前述しましたが、3年目までなら第二新卒としてスキルや経験が無くても転職しやすいので、あまりにも仕事を任せてもらえないという場合は早めに損切りするのが大切です。
転職エージェントを利用すれば、上司に仕事をもらえなくて悩んだ経験を相談できるので、風通しのいい会社や、若手に仕事を任せる社風の会社を紹介してくれます。
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【まとめ】まずは状況を客観的に判断することが大切
- 仕事がもらえない状況はデメリットしかない
- まず「自分」と「上司」どちらに問題があるか把握する
- 可能であれば人事や上司に相談する
- 状況が変わらなそうなら早めに転職する
上司が仕事をくれない場合の最大のデメリットは「成長できない」ことです。
成長できないまま時間が過ぎると、転職も難しくなり、リストラの危険性も高まってしまいます。
自分で状況を判断できない場合は、客観的な意見を得るためにも同僚や友人、転職エージェントなどに相談するのが効果的です。
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