せっかく注文住宅を建てるなら、「おしゃれな内装にしたい」と思う人も多いのではないでしょうか?理想の家を実現するためには、生活に関わる内装も重要です。
しかし、「どうすればおしゃれな内装になるのかわからない」と悩む人もいるはずです。この記事では、テイスト別に注文住宅の内装実例やおしゃれな内装にするコツ、内装で失敗しないためのポイントなどを解説します。SNSで見つけた内装の実例なども紹介していくので、参考にしてください。
テイスト別で見る注文住宅内装の実例
まず始めに、テイスト別に注文住宅の内装を実例付きでご紹介していきます。
好みのデザインを見つけて、こだわりの注文住宅の内装を実現させましょう。建築事例は、SUUMOから参照している情報を引用いたします。
モダンテイスト
モダンな内装は、シンプルで洗練されたデザインとなっています。直線的なラインやクリアな色使いが特徴的です。
モダンな内装を実現させるためには、ホワイトやブラック、グレーなどの落ち着いたトーンの色合いを用いることが多いです。アクセントカラーを採用するのであれば、ブラウンやワインレッド、ネイビーなどの色がモダンな雰囲気をオシャレに引き立てます。
洗練された都会的な雰囲気の内装を望んでいるのであれば、モダンな内装をチェックしてみましょう。
モダンテイストの住宅内装事例
家族との繋がりを感じられる吹き抜けのあるシンプルモダン住宅
考え抜かれた回遊動線。シックモダンのコンパクト平屋
ナチュラルテイスト
ナチュラルテイストの内装は、自然素材や温かみのある色合いを使用した、落ち着きのありリラックスできる空間を実現します。
木材や石材などの自然素材を多く取り入れ、自然との調和を意識したデザインが特徴的です。ベージュ、ブラウン、グリーンなどの自然に近い温かみのある色合いと、柔らかいテクスチャーが魅力的なテイストとなっています。
家具などのインテリアにも木製の家具のようなナチュラルテイストなものを採用すれば、室内に統一感が生まれます。
ナチュラルテイストの住宅内装事例
ナチュラル×モダンなカーテンのいらない暮らし
ワインレッドの外観と天然無垢材の室内。二度目の家づくりで理想の住まいを実現
和風テイスト
和風テイストの内装は、日本の伝統的な美学や文化を反映したデザインです。
和風テイストの内装としては、畳や障子、土間などの日本ならではの要素が使用されます。壁に飾る掛け軸や、和風インテリアにもなる盆栽や生花も、和風の室内にはよく映えるでしょう。土色や木を思わせる緑など、自然に近い色合いのカラーリングが人気です。
古き良き日本の暮らしを感じられる内装にしたい方は、和風テイストを採用すると良いでしょう。
ダイナミックな梁現しのリビングから庭のロケーションを楽しむ和の平屋
古建具を蘇らせ、イナゴ天井が華やかさを添える粋な純和風住宅
リゾートテイスト
リゾートテイストの内装は、開放的でリラックスできる雰囲気と非日常感を兼ね備えているデザインが多いです。
タイプとして地中海リゾート風やアジアンリゾート風など、いろいろな種類があります。自然素材を用いることで、自然を身近に感じられるリゾート感を演出できます。
高い天井やオープンなフロアプランで開放感を演出した身も心も癒せるリゾートテイストの住まいは、毎日の暮らしをちょっと特別にしてくれるでしょう。
予算内で細部までこだわった、リゾートのように心地よいバリ風の家
憧れのリゾート地のようなカルフォルニアスタイル“ZERO-CUBE MALIBU”
アメリカンテイスト
アメリカンテイストの住宅は、アメリカ独自のデザインスタイルや生活習慣を反映したスタイルとなっています。
リラックスした雰囲気と、家族や友人との交流を重視したデザインが特徴です。アメリカンテイストの住まいは、快適さと機能性を兼ね備えた居心地の良い空間を提供します。
アメリカンテイストにも色々な種類があり、インダストリアルスタイルや西海岸スタイル、ニューヨークスタイルなどの豊富なスタイル存在します。
勾配天井が演出する大空間なLDK。アメリカンスタイルの平屋の暮らし
夫婦の大好きな趣味の場所を叶えた ガレージとらせん階段があるアーリーアメリカンの住まい
北欧テイスト
北欧テイストの住宅は、シンプルながらも心地よく自然と調和したデザインが特徴です。
ホワイト、グレー、ベージュなどの淡く明るいトーンを基調とし、自然光を取り入れる設計によりあたたかな空間を演出します。クリーンで直線的なラインや装飾を最小限に抑えたデザインが、シンプルで快適な暮らしを実伝させるテイストです。
家具も北欧テイストのアイテムを採用すれば、より統一感のある住まいとなるでしょう。
シンプルで可愛い北欧ナチュラル 自然素材の温もり×あったか性能
塗り壁×ラップサイディングの北欧スタイル「北欧雑貨と暮らす家」がコンセプト
注文住宅の内装を決める手順
ここからは、注文住宅の内装を決める時のおすすめの流れをご紹介します。
- 内装の予算や優先順位を考えておく
- 施工事例などを参考に住まいのテイストを決める
- 素材や配色を考える
- フローリングや壁、天井などの各所の色や素材を選ぶ
- 予算と相談しながら全体のバランスを整える
STEP1:内装の予算や優先順位を考えておく
注文住宅の内装を決める前に、予算と優先順位を決めておきましょう。
理想の内装を実現させるためにあれもこれも取り入れてしまうと、想定以上の費用がかかってしまいます。家づくりの時にお金をかけずぎて住み始めてからローンに追われて生活が苦しくなってしまっては元も子もないので、将来も見据えて予算を決定しましょう。
予算をある程度決めたら、内装に何を採用したいかの優先順位を考えます。優先順位を決めておくことで内装のどの部分に力を入れたいか把握できますし、予算オーバーしてしまった際の取捨選択に役立ちます。
優先順位の決め方としては、ご自身のライフスタイルや趣味を考慮するのがおすすめです。例えば料理が好きな方であればキッチン周りの内装にこだわったり、お客様が多く来訪するようなご家庭なら客間にこだわったりすると良いでしょう。
STEP2:施工事例などを参考に住まいのテイストを決める
次に、住まいのテイストを決定します。この時、自分だけの意見や考えで決めるのではなく、ご家族で話し合って決定することが重要です。
前の項目でもご紹介したように、住まいの内装のテイストにはさまざまな種類が存在します。後から「やっぱりこうしておけば良かった」と後悔しないために、好みの内装テイストについてしっかりと下調べをしておきましょう。
最初から理想の住まいのテイストが決まっている方もいるでしょうが、具体的なイメージが全く湧いていないという方もいらっしゃるでしょう。テイストを決める時は施工事例を見る以外にもチラシやSNSを見てみたり、モデルハウスや展示場を訪ねてみるのもおすすめです。
STEP3:素材や配色を考える
内装のテイストを決めたら、使用する素材や配色を考えていきましょう。素材や配色を決める時は、住まい全体のバランスを見ながら決定していきましょう。
素材の考え方
内装の素材を選ぶ際に異なる素材をうまく組み合わせることで、室内の印象を立体的に演出できます。
例えば床にも壁にも同じ素材を使用すると、シンプルで統一感がある一方で少し狭苦しく圧迫感を与えてしまう場合も。同じ素材を採用したい場合は、模様や色味に変化を与えるだけでも印象は大きく異なるので試してみる価値はあるでしょう。
配色の考え方
配色も素材と同様で、内装すべてが同じカラーリングだと少し単調で地味な住まいになってしまいます。とは言っても多くのカラーを採用しすぎると統一感を失い、落ち着きにくい室内になってしまうことも。そのため、内装の配色は2〜3色程度選ぶことをおすすめします。
・ベースカラー
・アクセントカラー
・サポートカラー
基本的な内装の配色には、壁や床などの大面積に使うベースカラー、空間にアクセントを加えるアクセントカラー、ベースカラーとアクセントカラーをサポートして全体のバランスを取るサポートカラーの3色があります。
ベースカラーは室内の7割程度を占めることになるため、ホワイトやベージュのようなニュートラルな色を好む人が多いです。アクセントカラーには、ベースカラーと対照的または補完的な色を選択すると良いです。サポートカラーは家具や装飾品に用いて、内装のバランスを整える役割を担わせましょう。
STEP4:フローリングや壁、天井などの各所の色や素材を選ぶ
内装の素材や配色バランスを考えたら、フローリングや壁、天井などの内装各部位にどのような素材や色、模様など採用するか細かく決めていきましょう。
・床材
・壁紙
・天井
・建具や窓枠
・ドア
・家具やインテリア
・キッチン
STEP5:予算と相談しながら全体のバランスを整える
内装全体のイメージが固まったら、予算と相談して必要であれば取捨選択をしていきましょう。
家づくりは人生最大級のお買い物なのでお金をかけてでも満足のいく家にしたいと考える方もいらっしゃるでしょうが、あらかじめ決めておいた予算に沿った家づくりをすることは将来の資産計画の面でも重要です。予算オーバーだった場合は考えておいた内装の優先順位を基に、予算を抑えられるように変更できるところは変えていきましょう。
また、内装全体を決定したら住まい全体とのバランスを整えることも重要です。外観イメージに合っているか、部屋毎のイメージが異なりすぎて統一感を失っていないかなど、客観的に見直してみましょう。
内装を考える時にハウスメーカーと話し合う内容
ハウスメーカーと、内装に関することで話し合っておくべき事項がいくつか存在します。ここではその内容についてご紹介していくので、ハウスメーカーと打ち合わせをする前に目を通しておいて、お役立てください。
また、内装に関する話し合いでは自分の希望や好みをハウスメーカーと共有することが大切です。ハウスメーカーは専門知識と経験を持っており、あなたの要望を実現するための提案をしてくれるでしょう。密なコミュニケーションを図りながら、おしゃれで理想的な内装を実現しましょう。
インテリアデザインのコンセプト
最初に、自分の理想的なインテリアのスタイルやコンセプトをハウスメーカーと共有しましょう。おしゃれなモダンスタイル、クラシックスタイル、ナチュラルスタイルなど、好みやイメージに合ったデザインを共有しておくことが大切になります。
インテリア雑誌、ウェブサイト、SNSなどからさまざまなインテリアデザインのアイデアを収集しましょう。好みのデザインの写真や画像を保存しておくことで、ハウスメーカーやデザイナーとのコミュニケーションやイメージ共有がスムーズになります。
インテリアショップやショールームを訪れて、実際の家具や素材を見たり触れたりしてみるのもおすすめです。より具体的に自分の好みやイメージに合ったアイテムを選ぶことができます。
カラースキーム
カラースキームとは、インテリアやデザインにおいて使用する色の組み合わせや配色のことを指します。特定のテーマやコンセプトに基づいて調和の取れた色の組み合わせを選ぶことで、空間全体の雰囲気や印象を演出することができます。
カラースキームについて考える時は、自分が好む色や作りたい空間の雰囲気をイメージしてみましょう。明るく活気のある空間を作りたいのか、落ち着いた雰囲気を演出したいのか、それに合わせてカラースキームを決めます。
色の組み合わせによっては、明るさや彩度のバランスを取る必要があります。コントラストが強すぎたり、色の組み合わせが乱雑だと、統一感が損なわれる可能性があります。ハウスメーカーとカラースキームについて話し合い、壁、床、家具、アクセントなどのカラーを検討しましょう。おしゃれで調和の取れた配色を目指してみてください。
照明計画
照明は、室内の雰囲気やムードを大きく左右する重要な要素です。ハウスメーカーと共に、照明計画を練りましょう。間接照明やダウンライト、ペンダントライトなどの種類や配置を決めることで、おしゃれな照明効果を実現できます。
照明を選ぶ際は、各部屋の照明の明るさや機能を考慮する必要があります。明るく作業がしやすいキッチンや書斎には明るい照明を、リビングや寝室ではくつろぎや雰囲気作りに適した間接照明を検討すると良いでしょう。
照明はインテリアの一部としても機能しますので、デザインにもこだわって選ぶのがおすすめ。住宅のスタイルやコンセプトに合わせたデザインや素材を選ぶことで、統一感や美しい雰囲気を演出することができるでしょう。
素材と仕上げ
床材、壁材、タイル、キッチンカウンターなどの素材や仕上げも重要な要素です。ハウスメーカーと相談しながら、高品質でおしゃれな素材を選んでいきましょう。また、素材の組み合わせや質感にも注目するようにしましょう。
天然木や天然石などの自然素材は、高級感や温かみを与える効果があります。例えば、オークやウォールナットの木材を使ったフローリングや家具、大理石やグラニットのカウンタートップなどが人気です。
ゴールドやシルバー、ブラスなどのメタリックな素材は、上品な輝きを演出します。照明器具やハンドル、アクセントの装飾品などに取り入れることで、モダンでおしゃれな雰囲気を作り出せるでしょう。
収納設備
ハウスメーカーと収納設備についても話し合いましょう。おしゃれな収納スペースの設計や、収納家具の選定など、効率的かつ美しい収納を実現することが重要です。おしゃれな収納スペースは見た目だけでなく、使いやすさも重要です。収納アイテムや仕切りを工夫して、物の出し入れがスムーズに行えるようにしましょう。
注文住宅では、収納スペースを自分のニーズやライフスタイルに合わせてカスタマイズすることが可能。ウォークインクローゼットやパントリー、書斎など、必要なスペースを充てることができるように計画しましょう。
収納スペースの配置やデザインも、おしゃれさを演出する大切なポイント。例えばオープンシェルフやガラス扉のキャビネットを使うと、収納物が見える部分があり、ディスプレイとしても楽しめます。また、収納ボックスやバスケットを利用して、整理整頓された印象を作り出すことも大切です。
カスタマイズオプション
ハウスメーカーが提供するカスタマイズオプションについても確認しましょう。内装の特別な要望やアイデアがある場合、ハウスメーカーと相談しながら実現できるかどうかを確認しましょう。
キッチンのカスタマイズオプションでは、高級なキッチン機器やカウンタートップ素材、キッチンアイランドなど、キッチンをより機能的で美しい空間にするオプションが人気。バスルームであればユニットバスやシャワーブース、浴槽の種類や素材、洗面台のデザインなど、快適なバスルームを演出するオプションが人気です。
オプションは住宅メーカーや工務店によって異なるので、自身の希望や予算に合わせて選ぶことが大切になります。また、インテリアショールームやカタログ、ウェブサイトなどを参考にするとことで、さまざまなオプションのアイデアを得ることができるでしょう。
内装を考える時に押さえておきたいポイント
- イメージを具体的に持つ
- 理想の部屋に合う壁紙や床材を選ぶ
- 家具に統一感を持たせる
内装を考えるうえで大切なことは、「イメージを固めること」「壁材・床材・家具の選び方」「家具に統一感を持たせる」の3つです。これら3つのポイントを順番に解説していくので、注文住宅の内装を整えたい方は目を通してみてください。
ポイント①:イメージを具体的に持つ
最初にやるべきことは、内装のイメージを固めることです。「どんな部屋にしたいのか」をできるだけ具体的にイメージしてください。イメージしにくいときは、雑誌やネットでインテリアの写真や画像などをチェックして、自分の好みの内装を探してみると良いでしょう。
おしゃれな内装にする秘訣は統一感を出すことです。内装といっても、木材を使った北欧スタイルや、伝統的な和風スタイル、おしゃれなフレンチスタイルなど、さまざまな種類があります。
さらに統一感がある内装にするのには、費用の面でもメリットがあります。なぜなら部屋ごとにイメージが異なれば、壁紙や床材などの種類が増える分費用がかかるからです。まずは「どんなスタイルの内装にしたいのか」決めましょう。
ポイント②:壁紙や床材はこだわって選ぶ
次のポイントは壁紙や床材の選び方です。内装を決めるうえで、壁や床は面積が大きいため部屋の印象に大きく影響します。
例えば、壁がメイプル色ならナチュラルな印象になりますが、ダークブラウン色であればシックな雰囲気の部屋になるというイメージです。また壁紙、木材、塗り壁、タイルなど素材によっても印象は変わります。
さらに、床材は後から張り替えるのが難しい箇所です。床材は色や素材などの好みだけ選択するのではなく、機能性や価格も考慮して慎重に選ぶようにしましょう。
ポイント③:家具に統一感を持たせる
最後のポイントは家具の選び方です。内装のスタイルと同様に、家具にも統一感を出すことでおしゃれな内装になります。
同じメーカーの家具で揃える必要はありませんが、家具の素材や色のトーンを合わせるように注意してください。統一感だけでなく家具はサイズも重要です。ショップに行って実物を確かめると失敗を防げます。
家具のデザインだけでなく、家具の配置やレイアウトも統一感に影響します。家具同士のバランスや間隔、プロポーションに注意しながら配置し、統一感のある配置を心掛けましょう。
内装をおしゃれに見せる方法
- 照明を選ぶ
- 部屋の配色を考える
- アートを取り入れる
内装をおしゃれに見せるコツは、「照明を選ぶ」「部屋の配色を考える」「アートを取り入れる」の3点です。これらの内装をおしゃれに見せるための3つのコツを、順番に解説していきます。
方法①:照明を選ぶ
1つ目のコツは照明を選ぶことです。同じ部屋でも照明によって雰囲気が変わります。照明を選ぶときはデザインも大事ですが、光の明るさや色合いもチェックしましょう。
照明のスタイルやデザインは、内装の雰囲気やコンセプトに合わせることが重要です。シンプルでモダンな照明、クラシックなシャンデリア、インダストリアルなペンダントライトなど、自宅の内装と調和するデザインを選びましょう。
スタンドライトなどの間接照明やダウンライト、ペンダントライトなど、適切な照明器具を選び、照明の明るさや色温度を調整することで、おしゃれなムードを演出することができます。おすすめは、スイッチを押すと光の色が白から橙色に変わるLED電球です。
方法②:部屋の配色を考える
2つ目のコツは部屋の配色を考えることです。色によっても部屋の印象は変わります。ニュートラルカラー(白、グレー、ベージュなど)はおしゃれな内装に欠かせません。これらの色を基調とした空間には、他の色をポップさせる効果があります。例えば黒が多ければクールな印象に、ピンクを使えばかわいい印象の部屋になるでしょう。
おしゃれに見せるためには、色にも統一感を出すことが大切です。部屋の中にたくさんの色があるとごちゃごちゃとした印象になりますので、ソファやベットカバーやカーテン、カーペットなど面積の大きいインテリアの色味を合わせるようにましょう。さらに、アクセントとなるカラーをクッションなどの小物に使うと、おしゃれな部屋になります。
カラーだけでなく、パターンやテクスチャーもおしゃれな内装に重要な要素です。柄や質感の異なるカーテン、クッション、ラグなどを取り入れることで、空間に深みと興味を与えます。
方法③:アートを取り入れる
3つ目のコツはアートを取り入れることです。部屋にアートがあればおしゃれな雰囲気を演出できます。ポスターや写真、絵画、置物など好きな物を飾ってみましょう。他にも、観葉植物を置くのもおすすめです。
複数の小さな絵画や写真をまとめて壁に飾るギャラリーウォールは、おしゃれな効果を生み出します。フレームのスタイルや配置パターンを変えることで、個性的なウォールアートを作り上げることが可能です。
立体的なアートやスカルプチャーを取り入れれば、空間に立体感や質感を与えることができます。彫刻作品や独特なインスタレーションなどをディスプレイすることで、興味深い視覚的な要素を追加できるでしょう。
内装の失敗事例
住宅は生活をする空間でもあります。内装にはおしゃれさだけではなく、使い勝手も考えなければいけません。そこで、内装の失敗で多い実例を解説します。紹介する事例を参考にして、あなたの家づくりでは失敗しないように気を付けましょう
コンセントの配置ミス
内装の失敗で多いのがコンセントの配置です。必要な場所にコンセントがなかったり、高さが合わなかったりすると電化製品が使いづらくなってしまいます。特に家電が多いキッチンは注意が必要です。設計の段階から、コンセントの配置はしっかり考えてください。
失敗を防ぐためには、各部屋の用途や家具の配置、日常の生活スタイルに基づいてコンセントの位置を計画することが重要です。また、将来的な電化製品の追加やスペースの変更を考慮し、予備のコンセントの設置も検討すると良いでしょう。
色が合わなかった
注文住宅の内装の配色は、空間の雰囲気や印象を大きく左右する重要なポイントです。「壁紙が部屋の雰囲気に合わない」「お風呂の設備の色が気に入らない」など、内装の色が合わないこともよくある失敗例のひとつ。カタログや小さなサンプルだけを見て、色を決めないようにしましょう。ショールームに行ったり、現物サンプルをチェックするのがベストです。
カラースキームに限った話ではありませんが、一時的なトレンドに影響されて個性や好みを無視して配色を選ぶと、長期間にわたって満足のいく内装を維持することが難しくなる場合があります。自分や家族の好みやライフスタイルに合った配色を選ぶことが大切です。
収納スペースの考慮不足
例えば、「玄関が狭くて靴や傘が収納できない」「収納スペースの出入り口が小さく、入れたい荷物が入らない」など、収納スペースが必要な場所にないことも内装の失敗になります。住宅を設計するときに、どのくらい収納スペースが必要か考えておきましょう。
収納スペースを計画する際に、整理整頓の方法や仕組みを考慮しておかないと、収納スペースが乱雑になりやすくなります。適切な仕切りや収納ボックス、ラベルなどを活用して、一目で必要なものを取り出しやすいように工夫しましょう。内装を整えるためにも、整理整頓しやすい収納スペースを作ることが重要です。
間取りがイマイチだった
間取りで内装を失敗するケースもあります。例えば、「和室を作ったが使い道がない」「リビングを吹き抜けにしたら寒かった」などです。間取りを決めるときは「新しい家でどんな生活がしたいのか」をイメージして、設計士や専門家とよく相談しましょう。
また、将来の家族構成やライフスタイルの変化を考慮せずに間取りを計画すると、将来的に不便さを感じることがあります。将来的な拡張や部屋の用途変更が考えられるような柔軟性を持った間取りを検討することが重要です。
内装を決める時の4つの注意点
注文住宅のインテリア計画を行う際に、注意してほしいことをご紹介していきます。注意点を考慮しながら注文住宅のインテリア計画を進めていくと、理想的な住空間を実現することができるでしょう。
注意点①:予算を明確にする
インテリアの予算を明確に設定しましょう。予算に合わせて素材や家具、照明などを選ぶことで、コストを抑えつつ理想的なインテリアを実現することができます。
予算を決める時は、まず住宅全体の予算を設定しましょう。住宅建築費用や土地の購入費用などを含め、全体の予算を把握することが大切です。そしてインテリア予算を設定する際には、具体的にどの部分に予算を割り当てるかを明確にすることが重要です。家具や照明、窓装飾、壁紙や床材など、どのデザインにこだわりを持って重点を置きたいかを考慮しましょう。
予算設定の際には、予備費の確保も忘ないようにしてください。予期せぬ出費や変更が生じる場合に備えて、余裕のある予算設定を心がけることが重要です。
注意点②:機能性と快適性の考慮
内装は美しさだけでなく、機能性と快適性も重要です。各部屋の使い勝手や収納スペース、照明や換気など、日常生活に必要な要素を考慮してプランニングしましょう。
内装を考える時は無駄なスペースを削減し、使いやすさと見た目の美しさを両立させるようにすることも大切です。限られたスペースを最大限に活用するために、収納スペースや家具の配置に工夫を凝らしましょう。
デザインと機能性を両立させるためには、適切な素材を選ぶことが重要です。耐久性やメンテナンスのしやすさ、環境への配慮などを考慮しながら、デザインに適した素材を選びましょう。例えば、キッチンやバスルームのカウンタートップや床材などは、耐水性や耐久性が求められます。
注意点③:統一感のあるデザインにする
インテリア全体の統一感を意識しましょう。カラーコーディネーションや素材の統一、家具や照明のスタイルの統一など、調和のとれたデザインを取り入れることで、統一感のある魅力的な空間を作り出すことができます。
部屋にテーマやスタイルを設定し、それに沿ったデザインやアイテムを選ぶことが、住まいに統一感を出すポイントです。例えば、モダンなスタイルやシャビーシックなスタイル、和風やナチュラルなテーマなど、自身の好みやライフスタイルに合った統一したテーマを選びましょう。
とはいえ、自分や家族の個性や好みを反映させることも大切です。自分らしいアートや装飾品、特別な家具などを取り入れることで、インテリアに個性と魅力を加えることができます。長く愛せる住宅を実現できるように、個性を取り入れることも重要でしょう。
注意点④:長期的な視点を持つ
インテリアは一時的なトレンドだけでなく、長期的な視点でも考える必要があります。将来も快適に使い続けられるデザインや素材を選ぶことで、長く満足できる住空間を作り出すことができます。
内装のトレンドは流行によって変化します。長期的な視点で内装を考える場合、一時的な流行にとらわれず、古びることなく長く愛されるデザインを選ぶことが重要です。クラシックなデザインやミニマリズムなど、時代を超越したスタイルを取り入れることがおすすめです。
また、デザインだけでなく使い勝手についても将来性を持って決めましょう。将来子供ができたときに安全な内装デザインであるか、歳を重ねて足腰が弱ってきてもスムーズに利用できるかどうか。住宅とは長い付き合いになるということをしっかりと頭に入れて検討しましょう。
SNSから探すおしゃれな内装の実例
ここからは、内装の実例を見ていきましょう。SNSから参考になりそうなデザインを探してきたので、内装デザインに悩んでいる方は参考にしてみてください。ここで紹介したもの以外にもさまざまな投稿があったので、ご自身で気になるワードを検索してみることをおすすめします。
内装実例①:黒と茶で統一された趣味部屋
壁掛けテレビ、壁内配線のBOSE 5.1ch ホームシアタースピーカーシステム、天吊りプロジェクター、隠し壁に内蔵された100インチ電動スクリーン、天井まで届く壁一面の作り付け薄型本棚、黒&ブラウンで統一された内装と家具……。ついに人生が “”完結”” してしまった。注文住宅はいいぞ。 pic.twitter.com/cTVmzFOoiV
— 結騎 了 (@slinky_dog_s11) August 11, 2020
内装実例②:注文住宅ならではの内装
ちょっとだけ落ち着いたので、マイホームの内装をチラリ…!!
注文住宅じゃないと出来ない家になったぜ!!! pic.twitter.com/LNTAa6Po6J— ぽにょみや@DQX&FF14 (@ponyomiya_DQX) March 5, 2023
内装実例③:好きなものを選んだ住まい
一方、「おじさん」である夫も、自分の家を自分の好きにしてる。夫婦といえど好きなものはそれぞれのなので、家づくりでは内装について一度も揉めなかった。好みに口を出したって仕方ない。値段が同じなら、好きなものを選んだほうが心がうきうきするもの。 pic.twitter.com/EYrHwpzVHn
— あずさ兎 (@azusausagi) January 30, 2023
内装実例④:ホワイトと木材をベースにした温かな平屋
平屋
やっぱ暮らしやすいのは事実やし、平屋にしかできない空間設計ができるのもめちゃデカメリット
デカい土地いるのがキツイけど
ここは個人的に「柱や筋交いで壁になっちゃう場所をスケルトンにすることで広く見せてる」ってとこがとても好#一戸建て #インテリア #平屋 #注文住宅 #リノベーション pic.twitter.com/WW7PliSDPr— TAKEZAWA Can (@eggsmile_koubou) May 13, 2023
内装実例⑤:部屋にヨーロピアンな間接照明をプラス
オークションでみつけたヨーロピアンなシェードランプを衝動落札。今日届いたので仕事部屋に設置してみましたが、なかなか良いワンポイントになってくれてお気に入りです。 pic.twitter.com/G22MjfHwPS
— 榎本よしたか (@YoshitakaWorks) March 17, 2023
内装実例⑥:アクセントウォールで奥行き感を演出
おはようございます☀
我が家の壁は基本白で統一していますが、各部屋に一面ずつアクセントカラーを貼ってもらいました💕
右の白い壁の奥は、小さいけどウォークインクローゼット✨
落ち着きブルーの場所は書斎です♫今日もおうちでお仕事しますよっ😊
楽しい一日を♫#朝のあいさつ #おはよう pic.twitter.com/6R89BdnH7t— akiyama @dot plus (@dotplus2019) January 20, 2020
内装実例⑦:モノトーン調に赤でアクセント
部屋と壁をモノトーンで統一して、アクセントカラーに赤を混ぜてお部屋作り中
大物は揃えたんであとはどんな小物を置いていくか考え中🤔
フェイクグリーンとか置いたら色がうるさくなるかなぁ… pic.twitter.com/NHwVtzh7Pf— 滝沢ザク@ノウェム (@tkzwzk) December 10, 2022
内装実例⑧:ホワイトで統一した明るい空間
部屋のベッド、ベッドスカートを導入して+シーツ+枕カバーを全部白で統一したら、部屋が明るく&広く見えて可愛かった🌸
統一感大事ですな…(写真は購入元のサイトのやつ) pic.twitter.com/yUB5SFR9q2
— オンナ (@e_onna_go) May 11, 2021
内装実例⑨:木材のぬくもりを感じる家
新居の片付けも一段落して落ち着いてきた。
ナチュラル工房さんに建てて頂いたお家。
とってもクオリティ高くて住みやすい!
満足度120%っす(*´ω`*)
富山県で注文住宅を考えとるならナチュラル工房さんお薦めぞい☆ pic.twitter.com/LzeRiNJ3v5— ばいにゃこさん@富山県のご当地キャラ (@bainyako) May 2, 2019
内装実例⑩:アートを取り入れたおしゃれな部屋
部屋に絵飾ってみた とてつもなく似合う
もう自分の部屋で個展やりたいさすがに pic.twitter.com/QuJ3b7ub1G— . (@_Ruhunachan) August 2, 2022
注文住宅の内装に関するよくある質問
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注文住宅の内装を考える時のポイントは?
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なるべく具体的に、どんな住宅に住みたいかイメージしておくことが重要です。理想の部屋に合う壁紙や床材を選択し、家具にも統一感を持たせるように意識しましょう。
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ハウスメーカーと内装の打ち合わせをする時に大切なことは?
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ハウスメーカーにあなたの理想の住まいをなるべく具体的に伝えて、イメージを共有することが大切です。ハウスメーカーは専門知識と経験を持っているので、イメージをシェアしておけばあなたの理想のマイホームをを実現するための提案をしてくれるでしょう。
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注文住宅の内装をおしゃれにする方法は?
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配色に統一感を持たせることで、おしゃれでまとまった印象になります。間接照明やアートを導入すれば、内装のアクセントになるでしょう。
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内装を決める時に失敗しやすいことはある?
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注文住宅の内装でよく挙げられる失敗は、コンセントの配置です。コンセントの場所はじゅうぶんに考慮するようにしましょう。
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注文住宅の内装で気を付けることは何?
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注文住宅の内装は、デザインだけでなく機能性や使い勝手にも配慮しましょう。また、長期的な目線を持って内装を考えることも重要です。
まとめ
注文住宅の内装を考える時のポイントやコツ、テイスト別の内装の実例などについてご紹介してきました。
おしゃれな内装にするためには、理想の部屋や生活をイメージすることが大切です。内装のスタイルを決めたら、それに合わせて壁材や床材を決めましょう。さらに、家具やインテリアの素材や色を合わせて統一感を出すとおしゃれな内装になります。
少しの工夫で、おしゃれな注文住宅は実現できます。この記事で紹介した内容に配慮しながら、あなたの理想の内装を実現できるようにいろいろと試してみてください!