家づくりを依頼するハウスメーカーを探す中で、見積もり比較はとても重要です。いろいろな住宅会社の見積もりをもらって手軽に相見積もりをするために、『注文住宅一括見積もりサイト』を活用する方も少なくないでしょう。
しかしながら、初めて注文住宅一括見積もりサイトを利用する際に不安はつきものです。「注文住宅一括見積もりサイトってどんなメリットがあるんだろう?」「逆にデメリットも気になる」といった疑問を抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、注文住宅一括見積もりのメリットとデメリットを徹底解説していきます。
注文住宅の資料を一括請求する際の注意点についても合わせて紹介していきますので、これから家づくりをする方はぜひお役立てください。
注文住宅一括見積もりサイトとは
注文住宅一括見積もりサイトのメリットとデメリットをお伝えしていく前に、そもそも注文住宅一括見積もりサイトとはどんなものなのかを解説していきます。
注文住宅一括見積もりサイトとは、自分の希望条件を1回入力するだけで、複数の住宅会社から間取りプランや見積もり、資料をまとめて受け取ることができるウェブサービスです。
注文住宅一括見積もりサイトはオンライン上で手軽に複数の資料請求ができるため、自宅にいながら住宅展示場を回れるようなもの。忙しい方や効率よく情報収集したい方にこそおすすめしたい、とても便利なサービスです。
おすすめの注文住宅一括見積もりサイト
ここでは、おすすめの注文住宅一括見積もりサイトを5つ厳選して紹介していきます。
1. タウンライフ
無料であなた専用の家づくり計画書を作ってくれる
たった3分でネット一括依頼ができる
厳選された優良注文住宅会社600社から相見積もりを取れる
タウンライフは注文住宅会社を比較するためのツールだと思ってください。希望のエリアを入れて計画書作成依頼することで、複数の会社があなたの希望に合わせた「間取りプラン」「見積もり」「土地探し」を作成してくれます。この間取りプランや見積もりなどを比較した上で、あなたの希望に合いそうな注文住宅会社と話を進めることができます。
ある程度依頼するハウスメーカーを決めている方でも、他社の見積もりと比較して、料金交渉などもおこないやすくなるので、基本的にはどなたでもまずは利用した方が良いでしょう。
2. LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)
ライフルホームズは注文住宅のハウスメーカーや工務店の最新カタログを一括請求することが可能なサービスです。注文住宅を検討しはじめた段階ではまだどのような家を作りたいかすら決まっていないと思います。ライフルホームズを利用して、各注文住宅メーカーの最新カタログを見ることで、あなたの理想の家の形が見えてくるでしょう。
3. 持ち家計画
持ち家計画はハウスメーカーや工務店の最新カタログを一括請求と気に入ったハウスメーカー・工務店に間取り相談や展示場の見学できるサービスです。まだ家づくりを検討しはじめで、具体的に作りたい家が定まっていない方が、各ハウスメーカーの最新カタログを請求して、イメージを組み立てていくという使い方ができます。気軽に利用できることから、利用実績としては2万件以上の紹介をおこなっている、信頼できるサービスと言えるでしょう。
4. ハウジングバザール
ハウジングバザールは、自分の理想の条件を合った工務店の見積もり提案書を一括で請求することができるサービスです。ハウスメーカーではなく、地域密着型の工務店に絞っていることが他のサイトとは異なるポイントです。また、カタログだけではなく見積もり提案書を貰えるのは他のサイトと比べて、ハウジングバザールの一つの利点と言えるでしょう。
5. SUUMO(注文住宅)
SUUMO(注文住宅)は、リクルートグループが運営するSUUMOの注文住宅用のサイトです。希望のエリアを選択すると、対応可能なハウスメーカーや工務店が一覧で掲載され、そこから会社情報を得たり、まとめてカタログ請求をおこなったりできます。予算や性能などの条件を細かく選択できるので、自分の求めているハウスメーカー・工務店を見つけることができるでしょう。
注文住宅一括見積もりの8つのメリット
注文住宅の一括見積もりをするメリットを8つ紹介します。
- 一度に複数の住宅会社の見積もりをもらえる
- 比較検討しやすい
- それぞれの住宅会社の強みがわかる
- 自分の家の好みがわかる
- いろんな住宅会社の案を活かせる
- オンラインで完結できる
- キャンペーンでお得に申し込めることがある
- 対面で強引な営業を受ける心配がない
メリット①:一度に複数の住宅会社の見積もりをもらえる
注文住宅一括見積もりサイトを利用すると、一度の入力で複数のハウスメーカーや工務店の見積もりをもらえます。
ご自分で検討中である複数の住宅会社の見積もりを集める場合、各社に問い合わせる必要があります。時間も手間もかかりますし、子育てや共働きなどで忙しい方にとっては大変な作業になるでしょう。
必要な情報を注文住宅一括見積もりサイトの専用フォームに入力して送信することで、2〜7社ほどの複数の住宅会社から間取り提案や資金計画、見積もり資料を受け取ることができます。
手間を省いて時間を有効活用したい方や、比較して各住宅会社の違いを把握したいという方におすすめです。
メリット②:比較検討しやすい
先述したように、注文住宅一括見積もりサイトは複数の住宅会社から一度に見積もりをもらうことができます。予算や土地の広さ、間取りの希望などを入力するだけで、それに基づいたプラン提案を受け取ることが可能です。
同じ条件で複数のハウスメーカーや工務店から提案を受け取れるため、相見積もりがしやすいです。相見積もりとは、同じ内容の依頼について複数の会社から見積もりを取って比較することを言います。相見積もりにより複数社が競合することになるため、より良い条件での提案や値引きが受けられる可能性も高くなるでしょう。
メリット③:それぞれの住宅会社の強みがわかる
注文住宅一括見積もりでは同じ条件下で複数の住宅会社からの提案を受けられるため、それぞれのハウスメーカーや工務店ごとの強みや特徴が分かるようになります。
同じ条件を伝えても、各社の間取りプランの提案にははっきり違いが出ます。例えば「家事動線をとことん考えた効率的な間取り」を提示してくる会社もあれば、「中庭のあるデザイン住宅」、「自然素材をふんだんに使った健康住宅」を提示してくる会社もあるでしょう。
また、見積もり金額と標準仕様からも得意分野が分かります。見積書を見るときは金額だけでなく、見積書に記載されている内容を見るようにしましょう。そうすることで、標準装備のグレードや断熱性能や耐震性能などの住宅スペック、オプション対応の柔軟さなどを把握できます。
一括見積もりを通じて「この会社はこういう家づくりが得意なんだな」というのが、資料・間取り・見積もりの三方向から分かるようになります。これは展示場を何件も回らなくても得られる貴重な比較材料なので、家づくりの初心者さんにとって大きなメリットとなるでしょう。
メリット④:自分の家の好みを理解できる
家づくりを始める際、漠然と「マイホームが欲しい」と思ってはいるものの、具体的にどのような家にしたというプランまでは決まっていないという方も居らっしゃるのではないでしょうか。そんな時こそ、注文住宅一括見積もりサイトの出番です。
同じ条件で依頼しても、各社から届くプランはまったく違います。もらった見積もりを比較するうちに、「こっちの間取りのほうが好きかも」「これくらい広いリビングが欲しい」「このテイストが好みだな」など、自分の理想像が具体化していきます。
注文住宅一括見積もりサイトを通じてさまざまな提案を見ることで、好みのデザインや優先したいポイントを理解できるようになります。注文住宅一括見積もりサイトは、比較しながら“自分らしさ”に気づけるツールとも言えるでしょう。
メリット⑤:いろんな住宅会社の案を活かせる
注文住宅の一括見積もりサイトは、いろんな住宅会社の間取りや設備、アイデアなどの提案を比較・活用するのに最適なツールです。つまり、自分たちの家づくりに各社の“いいとこ取り”ができるのも大きなメリットです。
ほとんどの方にとって家づくりは人生で一度きりですから、最初は注文住宅に対する知識や案をあまり有していないことが多いでしょう。複数の住宅会社から届く提案を見比べることで、自分では思いつかなかったアイデアや設計の工夫に出会えます。
いろんな提案を見ていると、「A社の間取りと、B社のキッチンの感じが気に入った」なんていうケースも出てくるでしょう。そんな時は素直に相談し、他社のアイデアをベースに再提案してもらえないか尋ねてみると良いでしょう。要望をうまく組み合わせた提案をしてくれる住宅会社も多いです。
メリット⑥:オンラインで完結できる
注文住宅一括見積サイトなら、オンラインで手軽に複数社の見積もりを依頼できます。
注文住宅一括見積サイトを利用せずに自分で複数のハウスメーカーに見積もりを依頼する場合、それぞれの住宅会社と連絡を取ったり、住宅展示場や店舗へ直接足を運んだりしなければいけません。
その点注文住宅一括見積サイトはオンラインで手続きが完結できるので、忙しい方や対面で人と話すのが得意ではない方にも適しています。オンライン上での手続きも、サイト内の申し込みフォームの案内に沿って必要な情報を入力するだけなので簡単です。
メリット⑦:キャンペーンでお得に申し込めることがある
注文住宅一括見積サイトでは、期間限定である場合が多いですがキャンペーンや特典を開催していることがあります。例えば、事前予約して住宅展示場へ行くことでギフトカードを受け取れたり、資料請求をすると家づくりに役立つ小冊子やポイントをもらえたりするといったケースがあるでしょう。
注文住宅一括見積サイトを利用して注文住宅の見積もりをもらう場合は、事前にキャンペーンや特典をチェックしておくことをおすすめします。キャンペーンや特典を受け取るためにも、適用条件やキャンペーンの期間なども合わせて確認しておきましょう。
メリット⑧:対面で強引な営業を受ける心配がない
注文住宅一括見積サイトはオンラインで完結できるため、スタッフと対面せずに見積もりをもらうことができます。
ハウスメーカーや工務店のスタッフは、仕事なのである程度の営業をしてくることがほとんど。スタッフによっては、やや強引な営業を仕掛けてくることもあるかもしれません。対面で真摯に営業されると、気に入らない内容だったとしても「なんだか断りづらい」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その点、注文住宅一括見積サイトならオンラインで資料請求をすることになるため、対面での強引な営業を受ける心配がなく安心です。
とはいえ、対面で直接やりとりするからこそ浮かぶアイディアや提案もかもしれないので、一概にオンラインで済ませたいとだけ考えるのはあまりおすすめしません。
注文住宅一括見積もりの5つのデメリット
続いて、注文住宅一括見積もりサイトを利用する際のデメリットを5つ紹介していきます。
- 営業の連絡がくる
- 個人情報の入力が必要
- 提案が「仮のプラン」であることが多い
- スタッフにその場で質問できない
- 地元の優良工務店が掲載されていないこともある
デメリット①:営業の連絡がくる
注文住宅一括見積もりを申し込むと、複数のハウスメーカーや工務店から連絡が来る場合があります。メールだけでなく電話や資料郵送もあるので、人によっては「営業の連絡が多すぎてうんざり…」と感じてしまうことも。
注文住宅一括見積もりで申し込む際に、備考欄や希望欄等があれば「メールのみの連絡希望」や「電話は〇時以降のみ対応可」などと記載し、連絡手段を指定しておきましょう。そうすることで、四六時中営業の連絡がくるかもしれないというストレスから解放されます。
デメリット②:個人情報の入力が必要
注文住宅一括見積もりを依頼する場合、個人情報の提出を求められます。これは「不要な営業を避けたい」と思う人にとってはデメリットと言えます。サイトによって多少異なりますが、一般的には以下のような情報を入力します。
入力項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | 仮名OKのサイトもあり |
電話番号 | 見積もり連絡のために必要 |
メールアドレス | プランや資料の送付用 |
建築予定地の住所 | 市区町村まででも可の場合あり |
土地の有無・予定時期 | プラン提案に必要 |
希望の予算・間取り | より精度の高い見積もりのため |
安心して注文住宅の一括見積もりを依頼するためには、運営元が大手企業や上場企業であるかを事前に確認したり、プライバシーポリシーがしっかり明記されているかチェックしたりしておきましょう。「第三者に情報提供しない」など、情報管理の方針が明示されているとより安心です。
どうしても電話やメールでの営業連絡を拒否したい場合は、備考欄などに「営業連絡は不要です」と記載しておくと良いでしょう。
デメリット③:提案が「仮のプラン」であることが多い
注文住宅一括見積もりで届く間取りや見積もり等の提案は、あくまで初期段階の参考プランです。資料請求時に回答した希望条件を元に提示されるため、あくまで標準仕様である場合の「仮のプラン」だと考えておいた方が良いでしょう。
注文住宅一括見積もりで受け取れる間取りは、実際に土地や法規制を調査して作る正式な図面とは異なります。見積もりに関しても、オプションの追加や設備変更などで金額は大きく変化します。
本格的な間取りや見積もりをもらうには、直接の打ち合わせが必要だと理解しておくことことが大切です。
デメリット④:スタッフにその場で質問できない
注文住宅一括見積もりサイトはオンラインで完結できるため、お家に居ながら見積もりや間取りなどの資料を手軽に請求することが可能です。忙しい毎日を過ごされる方にとって、実際に店舗や展示場に足を運ばずに資料請求ができるのは大きなメリットとなります。
一方で、オンラインで完結できるからこそのデメリットも。手軽さが魅力であるオンラインでの資料請求ですが、店舗や展示場で対面での問い合わせとは違い、その場でスタッフに質問することはできません。
気になる点があったら後から電話やメールで質問することも可能ではありますが、返答が来るまでモヤモヤしてしまうことになりかねません。対面ならではの即時即応の対応は、オンラインでは不可能と考えておきましょう。
デメリット⑤:地元の優良工務店が掲載されていないこともある
注文住宅一括見積もりサイトに登録しているのは、基本的にそのサイトと提携している施工会社のみです。サイトによって提携している会社は異なるため、気になっているハウスメーカーや工務店がある場合は、事前に提携業者に見積もりを依頼したい施工会社が含まれているかどうかも確認しておきましょう。
また、あなたの住んでいるエリアで人気の地元工務店がサイトには載っていない場合もあります。注文住宅一括見積もりとあわせて、「地元の住宅展示場」や「口コミサイト」などもチェックしておくことをおすすめします。
注文住宅の一括資料請求をする時の注意点
注文住宅の一括資料請求をする際のは、便利な反面、注意しておきたいポイントもいくつかあります。以下に、失敗しないための重要な注意点をまとめました。
注意点①:注文住宅一括見積もりサイトの提携業者を確認しておく
先述したように、注文住宅一括見積もりができるサイトは複数あります。注文住宅一括見積もりサイトを利用するといくつかの施工会社の見積もりを同時に請求することができますが、すべての企業の見積もりを依頼できるわけではありません。これは、サイトによって提携している施工会社が異なるためです。
注文住宅一括見積もりサイトを利用する前に、どのサイトがどの業者と提携しているのかを確認しておくようにしましょう。特に目星をつけているハウスメーカーがある場合は、そのハウスメーカーと提携している注文住宅一括見積もりサイトを使うと良いでしょう。
注意点②:資料請求する施工会社の数を絞る
複数のハウスメーカーや工務店の見積もりや間取りをもらえて便利な注文住宅一括見積もりサイトですが、むやみやたらに複数の施工会社の資料を請求しすぎるのはあまりおすすめしません。
と言うのも、資料を請求した会社の数だけ営業電話やメールが増えるためです。「あまり興味はないけど、とりあえず資料だけもらっておくか」と安易に見積もりを依頼しては、後から営業電話の対応に追われることになりかねません。
事前にハウスメーカーや工務店の情報を調べ、その中で気になる施工会社5社程度まで絞ってから注文住宅一括見積もりサイトを利用すると良いでしょう。
注意点③:営業不要の場合は備考欄に記載する
注文住宅一括見積もりサイトを利用する際に特に気になるのが、「不要な営業を受けるかもしれないこと」と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は備考欄などに「電話ではなくメールでの連絡希望」や「訪問営業はお断りします」など、必要ない意思をハッキリと明記しましょう。そうすることで、必要以上の営業を受ける心配が軽減されます。
もしそれでもしつこく営業をしてくる業者があれば、こちらの要望に対応できていないと考えるのも手です。家づくりをするとなるとスタッフやハウスメーカーとの付き合いはとても長くなるので、相性も大切になります。要望を聞き入れてもらえない企業はキッパリと断るくらいの気持ちで問題ありません。
一括見積もりや資料請求でのチェックポイント
注文住宅の一括見積もりや資料請求をする際には、届いた情報をどう比較・判断するかが非常に重要です。
ここでは、注文住宅一括見積もりや資料請求で後悔しないためにチェックしておきたいポイントを2つご紹介します。
ポイント①:見積もりの内訳を確認する
注文住宅の一括見積もりで届いた内容を比較する際、最も重要なのが見積もり内訳の確認です。一括見積もりで確認すべき内訳の主なチェックポイントを、以下の表にまとめました。
費用項目 | 主な内訳 | チェックポイント |
---|---|---|
本体工事費 | 建物本体の工事費用 | ・坪単価に含まれている内容 ・グレードによって金額の変動があるか |
付帯工事費 | 給排水工事、ガス工事、外構など | ・付帯工事の内容 ・「別途工事」と書かれていないか |
諸費用 | 設計費、確認申請費、登記費用、火災保険など | ・内訳を明細化できるか(「一式」で済まされていないか) |
設備費 | キッチン・バス・トイレ・照明など | ・メーカー・型番・仕様の明記 ・変更時の追加費用を確認 |
その他 | 地盤改良、太陽光、長期保証、エアコンなど | ・標準仕様かオプション仕様か |
見積もりの中に「○○一式 100万円」などの表現が含まれることがありますが、これは内容がやや不透明なので注意が必要です。もう少し細かく知りたい方は、内訳の明細を求めてみましょう。
また、標準仕様とオプションの違いを明確にしておくことも重要です。仮にA社とB社のハウスメーカーを比較して、A社の総額が1800万円、B社の総額が2000万円だったとします。一見A社の方が200万円安く見えますが、B社の総額にはあらかじめ要望に応じたオプション費用も追加されていた場合、B社の方が結果として安くなる場合があります。
安いと思っても、“あとから高くつく”ことも十分あり得ます。見積書の総額だけで判断すると後から後悔しかねないので、総額だけでなく内訳までしっかりと目を通すようにしましょう。
ポイント②:要望を反映した提案かどうか
一括見積もりサイトで資料請求を行う際、あなたの家づくりの要望を記載します。同じ要望を伝えた上で複数の施工会社から間取りや見積もりを提案してもらえるため、提案力を比較しやすいです。
要望を反映した提案かどうかを見極める主なチェックポイントをご紹介します。
例1:間取りに“自分たちの暮らし”が見えるか
提案された間取りを見てみて、実際に生活している様子を想像できるか確認してみましょう。主に以下のようなポイントをチェックしてみてください。
|
他にも、伝えた要望がしっかりと盛り込まれているかどうかも確認するようにしましょう。
例2:敷地条件や方角も踏まえた設計になっているか
一括見積もりの希望条件で家づくりを行う土地についても記載した場合、敷地条件や方角も踏まえた間取り設計かどうかも確認しておくことをおすすめします。例えば、以下の項目をチェックしてみましょう。
|
どんな土地に家を建てるかによって、提案されるプランが変わるのは当然です。一括見積もりを依頼する際は、敷地対応力も確認しておきましょう。
例3:要望の背景をくみ取った提案になっているか
一括見積もりを比較する際、ただのコピペプランではなく「あなた向け」に考えた形跡があるかどうかもチェックしてみましょう。例えば、以下のような項目に着目してみてください。
|
自分のために考えられたように感じられる提案をしてくれるハウスメーカーは、候補に残して損はないでしょう。
ポイント③:伝えた予算内で組まれているか
注文住宅一括見積もりでは、申し込みフォームで事前に予算を記載できます。事前に決めた予算は、家づくりをする上でとても重要です。
人生で一度きりの家づくりなので、多少予算を超えても悔いのないようにしようと考える方もいるかもしれません。しかし、予算を大幅に超えてしまっては、せっかくの新居での生活に金銭的な余裕が無くなり、暮らしの楽しさが軽減してしまう可能性があります。
家づくりを始める頃が一番冷静であるケースがほとんどなので、最初に決めた予算や資金計画はできるかぎり守るようにしましょう。
そのためにも、注文住宅一括見積もりの提案が予算内で組まれているかを確認しておくことが大切になります。
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上記のような項目をチェックし、予算内での家づくりをサポートしてくれそうな施工会社を選定しましょう。
注文住宅一括見積もりでよくある質問
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注文住宅一括見積もりサイトって何?
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一度の入力で複数の住宅会社から間取りプランや見積もり、資料をまとめて受け取ることができる便利なウェブサービスです。
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注文住宅初心者におすすめの注文住宅一括見積もりサイトは?
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注文住宅初心者の方なら、LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)またはタウンライフがおすすめです。
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注文住宅一括見積もりサイトを利用するメリットは?
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一度に複数の施工会社の資料を受け取れるため、比較しやすくて便利な点が最大のメリットです。
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注文住宅一括見積もりサイトを利用するデメリットは?
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資料請求をした会社から営業の連絡が来るため、多くの電話に対応する手間があるところはデメリットと言えます。
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注文住宅一括資料請求をする時に注意することはある?
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事前に注文住宅一括見積もりサイトの提携業者を確認し、見積もりをもらいたい施工会社と提携しているサイトで資料を請求するように注意しましょう。
まとめ
この記事では、注文住宅一括見積もりのメリットとデメリットをご紹介してきました。
注文住宅一括見積もりサイトを利用するメリットは、一度に複数の住宅会社の見積もりをもらえること。同じ希望条件をベースに複数のハウスメーカーからの提案をもらえるため、比較しやすいです。見積もりや間取りを比べてみると、それぞれの住宅会社の強みや自分の家の好みも分かってくるでしょう。
さまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。注文住宅一括見積もりを申し込むと、営業の連絡がくることがあります。まずは見積もりや間取りをご自身でじっくり見て検討したい方にとって、このタイミングでの営業はあまり喜ばしいものではありません。そんな方は、申し込む際に備考欄に「営業連絡不要」などと記載しておくと安心です。
注文住宅一括見積もりはとても便利なシステムですが、お伝えしてきたようにメリットだけでなくデメリットもあります。注文住宅一括見積もりサイトを利用する前にメリットとデメリットの両方をしっかりと確認し、悔いのない家づくりに役立てましょう。