注文住宅の間取り決めで失敗や後悔しないための方法!

注文住宅では家族で1から家づくりができるのが大きな魅力。間取りも自由に決められますが、デザイン性や個性にこだわりすぎると実際に住み始めてから「洗濯機からバルコニーが遠すぎて運ぶのが大変」「リビングの上が子ども部屋で足音がうるさい」など不便さに気づいて「もっと考えてから決めればよかった…」と後悔してしまうかもしれません。

そこで今回は、注文住宅の間取り決めで失敗や後悔をしないよう、間取りの決め方や注意点、おすすめの間取りなどをご紹介します。実際の建築事例から費用別に間取り図を掲載していますので、ポイントをチェックしつつ参考にしてみるのも良いでしょう。

注文住宅の間取りの決め方

間取りを決める上で一番簡単で確実なのは設計士や建築士にアドバイスをもらうことです。

とはいえ、ハウスメーカーに提案してもらった間取りが本当に利便性を考えたものなのか不安を感じたり「家族で1から家づくりをしたい」という方いるでしょう。

間取りを決めるときは下記のポイントをチェックしてみましょう。

ポイント1.まとまった家事動線

脱ぐ・洗う・干すといった洗濯のフローや、料理・配膳・後片付けといった毎食の準備などを行う場所はなるべくまとまっていると家事が楽になります。

ポイント2.将来を見越した部屋数を用意する

将来子どもが生まれたり二世帯で同居する可能性などがあればそれに応じた部屋数が必要になるため、間取りを決める前にライフプランもしっかり考えておくと安心です。

ポイント3.収納は必要な箇所に必要なだけ確保する

各居室の収納はもちろん、キッチンや玄関、洗面室にも収納は必要になります。また、小さな子どもいれば衣類や靴、おもちゃなども大容量の収納が必要になるでしょう。

ポイント4.周辺環境や日当たり、生活音を考慮した配置

人通りが多い道路に面した住宅では、2階にLDKを配置した方が外から視線が入りにくく採光も取りやすい、といった周辺環境や日当たりを考慮した配置も重要です。また、子ども部屋の真下をリビングにするとゲストが来たときに足音が気になるといったこともあるので、上下階の配置も大切です。

ポイント5.来客時のことも考慮する

サニタリールームや寝室などプライベートな空間は、玄関先や来客時の動線上から離れた位置にあると安心です。

間取りを決める際の注意点

間取りといえば部屋の広さや数、位置を決めるのが最優先。それゆえに失敗しがちなのが窓やコンセントの位置や数です。

「キッチンに小さな窓だけ設置したらお昼でも暗く、もっと大きな窓を付けるか複数つければよかった」「テレビの位置からコンセントが遠く配線ですっきりしない印象になってしまった」といった例があげられます。

窓は採光や風通りを確保するために方角や位置を考える必要があります。逆に設置しすぎてしまうと断熱性が損なわれたり外からの視線や音など問題が出てくる可能性もあるため、バランスも大切です。

キッチンは冷蔵庫や電子レンジ、トースター、食洗器、炊飯器などあらゆる家電が密集する場所。置く位置などを考えて設置する必要がありますね。

また、換気口も同じく見落としがち。適切な位置に設置しないと「湿気が気になる」「匂いがこもりやすい」といった問題が出てくる可能性があります。キッチンや洗面室など適切な位置に備え付けましょう。

間取りの失敗例

ジャンルごとに間取りの失敗例をご紹介します。

リビング・ダイニング

・家具のイメージをしていなかったのでサイズや位置が合わない
・日当たりが良すぎて暑い
・広すぎて冷暖房の効率が悪い
・キッチンとオープン式にしたので部屋中に匂いが充満しやすい
・外からの視線が気になる

水まわり

・玄関からトイレ・洗濯室の入口が見えて恥ずかしい
・トイレから寝室が遠すぎて起きた時に行きづらい・近すぎて水を流す音で目が覚める
・キッチンから玄関が遠く、お米など重い荷物を買ってきたときに大変

寝室

・道路に面していてうるさい

階段・吹き抜け

・寒い・暑い
・冷暖房の効率が悪い

収納

・パントリーの奥行が深すぎて小さなものがどんどん奥に隠れてしまう
・クローゼットに服が入りきらなかった
・大型収納がロフトだけなので階段・はしごでの行き来が大変

費用別の間取り例

実際の建築事例から費用別に間取りをご紹介します。

建築事例はやSUUMOから参照している情報を引用いたします。

1,500万円~1,999万円

1000万円台間取り例

タマホーム:動線や収納の工夫で家事ラクを実現。角地を有効活用した明るく快適な家

家の前の道路の交通量が多く、リビングを2階に配置。明るさと開放感にこだわって窓を多く取り付けています。

1階には玄関のシューズクローク、主寝室のウォークインクローゼット、階段下の収納など、大容量な収納があり、片付けやすさにも特化していますね。子ども部屋はオープン・2部屋に分割しても使えるので、成長に合わせてカスタマイズ可能となっています。

2階はアイランドキッチンを中心に、脱衣室。サニタリースペース、バルコニーと家事動線がまとまっています。また、外出時に準備しやすいようサニタリースペースにファミリークローゼットがあるのもポイントです。

2,000万円2,499万円

2000万円台間取り例

ナナホーム:憧れを実現したオシャレな家づくり【4LDK+書斎+ウッドデッキ】

1階は広々としたLDKと和室、水まわりが揃っています。アイランドキッチンの背面に収納棚+パントリーを設けているので大容量がすっきり片付けられますね。ウッドデッキは洗濯物を干したり子ども遊び場や家族の憩いの場としても最適です。

2階は主寝室、子ども部屋、書斎を配置し、主寝室と子供部屋に面してルーフバルコニーを設けています。各部屋に採光や風を取り入れられ、ご夫婦・子どもそれぞれの時間をゆったりを過ごす空間として重宝するでしょう。トイレや洗面台もワンフロアにあるので、夜中に目が覚めても安心ですね。

2,500万円2,999万円

アイフルホームの間取りの実例3

アイフルホーム:デザインと快適な住み心地を両立 20代で叶えた平屋の家

居室の中心にある中庭と広いビルトインガレージが特徴的な平屋住宅です。大型のビルトインガレージはご主人の希望で設けたそうで、外観からも存在感があります。各部屋に面するように中庭を設置することで、外からの視線を気にすることなく室内全体に日差しを取り入れることができます。また、子どもが中庭で遊んでいても室内のどこからでも見守れる安心感がありますね。

広いLDKにも中庭に面して大開口を設置することで、さらに明るく開放的な空間になります。キッチンのすぐ後ろに勝手口があるので、お米や飲料水など重いものを買ったときもすぐにアクセスできます。玄関から各部屋にはLDKを通るよう設計されているため、自然と家族が顔を合わせられるのもうれしいですね。

おすすめの間取り

注文住宅で人気の高い間取りや実際に採用してよかったという声が多いものをご紹介します。

対面キッチン

リビングと向かい合うように設置した対面キッチンは、家事をしながら子どもの様子を見たり家族とコミュニケーションがとりやすく、実際に備え付けた方からも高評価を得ています。ダイニングと横並びに設置すれば配膳や後片付けもしやすいですね。

パントリー

常温保存できる食料品や飲料などをまとめ買いしているならパントリーが便利。調理器具や食器類、リサイクルゴミ箱などを収納している方もいます。キッチンと玄関の間に設置すれば重いものを購入したときも楽に収納できますね。また、リビングから見えないよう引き戸付きがおすすめとなっています。

リビング横の和室

リビングに併設した和室や子上がりの和室コーナーも人気。併設した和室には引き戸を設け、リビングを広く見せたり冷暖房の効きを考えて閉めて使えるようにするのがおすすめ。裸足で過ごしたいときやこたつを置いて団らんスペースとして、子どもの遊び場・昼寝場として、インテリアに変化を与えて部屋全体の雰囲気を変えたいときなど多目的に使えます。

広い玄関+玄関収納

広い玄関であれば朝の込み合う時間帯も渋滞しません。ベビーカーや自転車などを置いても邪魔にならないでしょう。シューズクロークを併設すればしまいきれないものもすっきり片付けられ、ゲストが来たときも焦ることがなくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

間取り決めのポイントを簡単にまとめると下記の通りとなります。

・家事動線や生活動線はなるべく短く
・収納は必要な個所に容量も考えて設置する
・プライバシーや生活音などを想定した配置にする
・将来を見越した間取り決めをする(部屋数は足りるか、老後も暮らしやすいか)

上記のポイントを踏まえ、実際に建てた方の間取り例やおすすめの間取りなどを参考に、家族のライフスタイルに合わせて決めていくと良いでしょう。