住友林業の洗面台を徹底解説!標準仕様やオプション、後悔しないためのポイントも紹介

これから住友林業で家を建てようとする方の中には、洗面台のメーカー選びに迷っている方もいるでしょう。

住友林業では、差額無しで採用できる標準仕様(推奨仕様)の洗面台と、追加費用がかかるオプション(提案仕様)の洗面台を用意しています。

様々なメーカーを用意としているため、「どのメーカーがおすすめ?」「選べるサイズや収納はどうなってる?」「施主支給はできる?」と疑問を持たれる方も多いと共います。

そこで本記事では、住友林業の洗面台について徹底解説していきます。

後悔しないためのポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

住友林業で家を建てる際の坪単価を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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洗面台の種類は大きく分けて2つ

住友林業の洗面台を確認する前に、まずは洗面台の種類について確認しておきましょう。

洗面台は、大きく分けて「洗面台」と「洗面化粧台」の2つに分けられます。「洗面化粧台」はさらに4種類に分けられます。詳しくは以下の通りです。

洗面台の種類 特徴
洗面台 手や顔を洗うためのボウル、水栓、鏡で構成されたシンプルな設備です。トイレの中にある手洗い場も「洗面台」と呼ばれます。
洗面化粧台 「洗面台」をベースに収納力が追加された設備のことです。ドライヤーや化粧品を収納でき、浴室の近くに設置することが多いです。
ユニット洗面化粧台 「ユニット洗面化粧台」は、洗面ボウル、水栓、鏡、照明、コンセント、鏡裏収納、洗面ボウル下収納のパーツが一体型となった「洗面化粧台」です。サイズや幅がすでに決まったスタンダードタイプで、狭いスペースでも設置可能です。
システム洗面化粧台 「システム洗面化粧台」は、様々なパーツを自由に組み合わせできる「洗面化粧台」です。サイズや幅が自由に選べて、上下左右に収納を増設することもできます。セミオーダータイプの洗面化粧台と言えるでしょう。
カウンター洗面化粧台 「カウンター洗面化粧台」は、洗面ボウルとカウンターが一体型になった「洗面化粧台」です。椅子を収納できるスペースを作り、ドレッサーとすることも可能です。
造作洗面台 「造作洗面台」は、フルオーダーできる「洗面化粧台」です。鏡や水栓、カラーやデザインと、完全オリジナルの「洗面化粧台」を作り上げることができます。メーカーが用意する「洗面化粧台」よりも費用が高くなる傾向にあります。

新築は、収納が充実した「洗面化粧台」を採用される方がほとんどです。メーカーによって洗面台の特徴が異なるため、ライフスタイルに合わせた仕様を選ぶようにしましょう。

住友林業の標準仕様(推奨仕様)洗面台一覧

ここでは、住友林業で選べる標準仕様(推奨仕様)の洗面台について解説します。

標準仕様は以下の4つのメーカーになります。どのシリーズも幅900㎜が標準です。これよりもサイズが小さければ減額、大きくなるほど増額となります。

●TOTO「HETD」
●LIXIL「HCID・SCID」
●住友林業クレスト「HCCD・HECD・HGCD・PBCD」
●永大産業「PAED」

HETD(TOTO)

TOTOからは、「HETD」が標準仕様で用意されています。
主な特徴は以下の通りです。

項目 詳細
カラーバリエーション ・ロイダルブラウン
・ホワイトウッド
・パナシュホワイト
・オーブグレージュ
・ライトウッドN
・ミディアムウッドN
・幅750㎜(標準)
・幅900㎜(標準)
・幅1200㎜(標準)
カウンター・水栓・パネル ・ちょい置きカウンター
・ハイバックガード&掃除ラクラク水栓
・ハンドシャワー
・すべり台ボウル
・広々設計
・タッチレス水栓(オプション)
・三面鏡(タッチレスワイドLED照明&エコミラー)
・スウィング三面鏡(タッチレスワイドLED照明&エコミラー)(オプション)
収納 ・奥ひろ収納「奥ひろし」
・サイレントレール
・サイドトールキャビネット(オプション)
・吊戸(オプション)

「HETD」は、手入れのしやすさとリーズナブルさが両立した洗面化粧台です。

洗面台は、「ハイバックガード&掃除ラクラク水栓」や「すべり台ボウル」によって、水栓周りやボウルに汚れが溜まりにくい構造が特徴です。掃除がしやすく、簡単なお手入れでキレイが維持できます。

鏡の下にある「ちょい置きカウンター」は、濡らしたくない眼鏡やアクセサリーを置けるスペースとして最適です。スマホも置くことができるため、身支度しながら予定や時間のチェックもできます。

幅は、750㎜・900㎜・1200㎜の3種類と少ないものの、すべて差額無しの標準仕様(推奨仕様)で採用できます。1200㎜なら2人並んでも余裕のある広さなので、予算をかけずに広めの洗面台が欲しい方におすすめです。

オプションは、「サイドトールキャビネット」や「タッチレス水栓」などを用意。収納力や快適性が上がるので、掃除のしやすさだけでなく使い勝手にもこだわりたい方は、オプションを検討してみましょう。

HCID(LIXIL)

リクシルからは、「HCID」を標準として用意しています。
「HCID」は、以前オプションとして用意されていた洗面台ですが、2024年に標準仕様となりました。

項目 詳細
カラーバリエーション ・クリエベール
・クリエラスク
・クリエモカ
・クリエダーク
・グロスホワイト
・幅750㎜
・幅900㎜(標準)
・幅1200㎜
・幅1650㎜(ボウル左寄せ)(オプション)
・幅1650㎜(ボウル右寄せ)(オプション)
・幅1650㎜(2連ボウル)(オプション)
カウンター・水栓・パネル ・SJカウンター(片面ゆるやか)
・新てまなし排水口
・タッチレス水栓(オプション)
・2連ボウルカウンター(オプション)
・タイルパネル(オプション)
・木製ミラー
・ミラーパネル
・フェイスフルライト+下部照明(オプション)
収納 ・フルスライドタイプ
・キャビネット内部カラー(ブラック)
・トータルキャビネット(引き出しタイプ/ランドリータイプ)(オプション)
・キャビネット内部カラー(ホワイト)(オプション)

「HCID」は、おしゃれな見た目が実現できるデザイン性の高い洗面台です。

扉の色は、木の風合いを再現した「クリエカラー」を5色用意しています。ミラー内部やフレーム部分はブラックが標準で、オプションでホワイトにも変更可能です。標準のままでも、重厚感のある大人かっこいい洗面台が実現できます。

幅は、ワイドの1650㎜(オプション)まで用意されています。幅1650㎜を選ぶと、洗面ボウルの位置を左右どちらかに決めることができます。

オプションは、「ダブルボウル」「フェイスフルライト」といった、ホテルで見かけるような上質な仕様が用意されています。おしゃれなオプションで、朝の身支度を快適にサポートしてくれるでしょう。

SCID(LIXIL)

リクシルからは、もう一つ「SCID」も標準仕様として用意しています。

項目 詳細
カラーバリエーション ・グロスホワイト
・ディープグレー
・クリエベール
・クリエモカ
・クレイダーク
・プレーンネオホワイト(カウンター)
・幅750㎜
・幅900㎜(標準)
・幅1200㎜(オプション)
カウンター・水栓・パネル ・キレイアップカウンター
・キレイアップ水栓
・タッチレス水栓(オプション)
・3面鏡(LED照明)スマートポケットなし
・スマートポケット付3面鏡(LED照明)(オプション)
収納 ・化粧台本体(フルスライドタイプ)(ソフトクローズ付)
・化粧台本体(引出タイプ(小引出2段+開き))(オプション)
・天袋(扉キャッチ機能付)(オプション)
・サイドアッパーキャビネット(扉キャッチ機能付)(オプション)
・トールサイドキャビネット(扉キャッチ機能付)

「SCID」は、快適性が特徴の洗面台です。カウンターは、壁に水栓が取り付けられたハイバックカウンタータイプで、日々のお手入れが簡単になります。オプションで「タッチレス水栓」にすることも可能です。

収納は、標準仕様でも十分な収納力を実現しています。3面鏡裏はトレイが外せるアレンジ棚が標準です。オプションで小物が収納しやすい「スマートポケット」付きが採用できます。

カラーは、木の風合いを再現した「クリエカラー」に加え、白や黒といった単調な色も用意されています。TOTOの「HETD」にやや近い印象の洗面台です。

HCCD(住友林業クレスト)

続いては、住友林業クレストの洗面台について紹介します。
住友林業クレストでは、「HCCD」「HECD」「HGCD」「PBCD」の4シリーズを標準仕様として用意しています。

まずは、「HCCD」について紹介します。

項目 詳細
カラーバリエーション ・アッシュ
・オーク
・チェリー
・チーク
・ウォルナット
・ブラックグレイン
・ホワイトグレイン
・幅750㎜
・幅900㎜(標準)
・幅1210㎜(オプション)
・幅1680㎜(オプション)
カウンター・水栓・パネル ・エコ機能付水栓
・スクエア型の陶器ボウル
・ホース付き引出し水栓(オプション)
・ダブルボウル(オプション)
・1面鏡
・3面鏡※手元照明付き(オプション)
・壁掛けミラー(オプション)
収納 ・収納ボックス
・オールスライド収納
・3面鏡ミラー収納
・トールキャビネット(オプション)
・トールサイドキャビネット(オプション)

「HCCD」は、天然木を採用した洗面台です。カウンターや扉などのフレーム部分全てに、天然木が使用されています。

高級感を演出できる洗面台ではありますが、水に弱いのがデメリットです。濡れたままにしておくとシミになってしまうため、こまめな手入れが面倒な方には不向きかもしれません。

カラーは、アッシュやウォルナットなど木の風合いが感じられる5色を用意。突板扉のみブラックグレインが選べる6色展開となっています。

HECD(住友林業クレスト)

続いては「HECD」について紹介します。

項目 詳細
カラーバリエーション ・アッシュ
・オーク
・チェリー
・チーク
・ウォルナット
・ブラックグレイン
・ホワイトグレイン
・マットホワイト
・グレージュ
・ダークグレー
・幅900㎜(標準)
・幅1225㎜(オプション)
・幅1680㎜(オプション)
カウンター・水栓・パネル ・洗面ボウル(丸形・スクエア型)
・ホワイトパネル
・木製パネル
・モザイクタイル(オプション)
・人工大理石カウンター
・天然木突板カウンター
・1面鏡
・2面鏡
・3面鏡
収納 ・フル収納タイプ
・オープンタイプ
・収納付オープンタイプ
・ミラー収納(可動棚・木製棚板)
・両開きのミラー付き吊戸棚
・2口コンセント
・トールキャビネット(オプション)

「HECD」は、自由度の高い洗面台です。キャビネット、ボウル、カウンター素材など、様々なパーツを自由に選択できます。カラーバリエーションも10色と豊富で、様々な床材にぴったりな色が選べるでしょう。

また、チェストを収納できるオープンタイプも用意されています。ドレッサーとして使用できるため、洗面台で座りながらメイクをしたい方に最適です。

鏡下のパネルは、手入れがしやすい「ホワイトパネル」と、扉やカウンターと同じ木の質感が特徴の「木製パネル」の2種類から選択可能です。オプションで「モザイクタイル」が選べば、洗面台のアクセントとなるでしょう。

オプションにはなりますが、幅はワイドの1680㎜も用意されています。

HGCD(住友林業クレスト)

つづいて、「HGCD」について紹介します。

項目 詳細
カラーバリエーション ・アッシュ
・オーク
・チェリー
・チーク
・ウォルナット
・ブラックグレイン
・ホワイトグレイン
・マットホワイト
・グレージュ
・ダークグレー
・幅750㎜
・幅900㎜(標準)
・幅1200㎜(オプション)
カウンター・水栓・パネル ・ストリームラインカウンター
・ハイバックカウンターボウル
・スイッチ式電動水栓(オプション)
・木製ミラーキャビネット(フェイスミラー付)
収納 ・スライド収納
ミラー収納
・スイッチ式電動水栓用(オプション)

「HGCD」は、手入れしやすいデザインと充実した収納力が特徴の洗面台です。

洗面台は、一体成型の「ハイバックカウンターボウル」を採用し、曲線のある「ストリームラインカウンター」によって掃除がしやすくなっています。収納は、「スライド収納」が2段になっており、幅によって引き出しの数が異なります。オールスライド式の引き出しなので、奥の方にしまったものも取り出しやすくなっています。

鏡に「フェイスミラー」が付いているのも魅力です。鏡を手前に引く出すことができ、メイク時に手鏡のように使うことができます。オプションですが、足元のスイッチで水が出せる「スイッチ式電動水栓」も用意されており、水栓に触れたくないときでも簡単に水が出せます。

カラーバリエーションは、「HECD」と同じ10色です。

PBCD(住友林業クレスト)

つづいて、「PBCD」です。2024年に新しく追加された洗面台となっています。

項目 詳細
カラーバリエーション 【扉/キャビネット】
・アッシュ
・オーク
・チェリー
・チーク
・ウォルナット
・ブラックグレイン
・ホワイトグレイン
・マットホワイト
・グレージュ
・ダークグレー
【ボウル&カウンター/背面パネル】
・ホワイト
・グレー
【ハンドル】
・ブラック(オプション)
【足元】
・ブラック
・ホワイト
・幅900㎜(標準)
・幅1225㎜(オプション)
・幅1680㎜(オプション)
・幅1680㎜(ダブルボウル)(オプション)
カウンター・水栓・パネル ・立体水栓(シルバー)
・壁出水栓(シルバー)
・立体水栓(ブラック)(オプション)
・壁出水栓(ブラック)(オプション)
・ボウル一体型カウンター(アクリル人口大理石)
・3面鏡
収納 ・キャビネット

「PBCD」は、ホテルライクな見た目と機能性が両立した洗面台です。

洗面ボウルは、アクリル人工大理石を使った「ボウル一体型カウンター」を採用し、ホテルにあるような「ダブルボウル」も選択可能です。どちらもつなぎ目が無いため、日々の掃除が簡単です。

水栓は、標準で「壁出水栓」と「立水栓タイプ」が選べます。「壁出水栓」は、TOTOと違って引き出せないタイプなので、引き出したい方は「立水栓タイプ」を選びましょう。どちらも、オプションで「ブラック」に変更できます。

鏡の下には手元照明が付いており、手元を明るくするだけでなくおしゃれな空間も演出してくれます。また、スイッチ&コンセントは、鏡裏のキャビネット下に配置され、生活感を無くしています。

PAED(永大産業)

永大産業からは、「PBCD」というシリーズを用意しています。

項目 詳細
カラーバリエーション 【セットプラン】
・ノーザンアイル
(+マットホワイトorネイキッドライトorフェミニングレージュ)
(+スノーホワイト)(オプション)
・ホワイトクレイ
(+ハーバルブラウンorアトラクティブブラック)
(+ディープターコイズ)(オプション)
・ムーンランド
(+マットネイビーorマットブラックorショコラブランorカームグレージュ)
【フリーセレクトプラン】
・ネイキッドライト
・ショコラブラウン
・ハーバルブラウン
・フェミニングレージュ
・カームグレージュ
・アトラクティブブラック
・マットホワイト
・マットブラック
・マットネイビー
・スノーホワイト(オプション)
・ディープターコイズ(オプション)
・幅900mm(標準)
・幅1200mm(オプション)
・幅1680mm(オプション)
・幅1680mm(ダブルボウル)(オプション)
カウンター・水栓・パネル ・高級人造石カウンター(フィオレストーン)
・スクエアボウル
・シングルレバー式シャワータイプ
・カラー水栓金具(オプション)
・3面鏡
収納 ・LED照明付き木製ミラーキャビネット
・フロートベースキャビネット
・オープンボックス(幅1680㎜のみ)(オプション)
・トールキャビネット(オプション)

「PBCD」は、洗面台が浮いているように見えるフロートスタイルが特徴です。空間をおしゃれに広く見せるだけでなく、体重計や掃除用具などの収納スペースとしても活用できます。

カウンターは、耐久性に優れた「高級人造石カウンター」を採用し、ノーザンアイス・ホワイトクレイ(マット仕上げ)・ムーンランド(マット仕上げ)の3色から選べます。扉カラーは、カウンターに合わせてコーディネートされた「セットプラン」か、自由に選択できる「フリーセレクト」の2種類から決めることができます。

オプションで幅1680㎜を選ぶと、住友林業クレストの「HECD」と同じオープンタイプが採用できるのも嬉しいポイントです。

住友林業で選べるオプション(推奨仕様)洗面台一覧

ここでは、住友林業で選べるオプション(推奨仕様)の洗面台について紹介します。

住友林業で選べるオプションの洗面台は、以下のとおりです。

●タカラスタンダード「エリーナ」
●施主支給「その他のメーカー」

それぞれについて紹介していきます。

エリーナ(タカラスタンダード)

タカラスタンダードからは、「エリーナ」というハイグレードモデルがオプションで用意されています。

項目 詳細
カラーバリエーション 【グループ1】
・スポルテッドビーチ
・バーティカルウッド
・グレイッシュマロニエ
・ストーンロゼ
・マルキーナブラック
・ドラマチックホワイト
・コンクリートダーク
【グループ2】
・ローズウッドダーク
・ローズウッドホワイト
・シルキーウッドベージュ
・パールホワイト
・センターボウルプラン(750㎜・900㎜・1000㎜・1200㎜・1350㎜・1500㎜・1650㎜)
・片寄せボウルプラン(1200㎜・1350㎜・1500㎜・1650㎜)
・ツインボウルプラン(1500㎜・1650㎜)
カウンター・水栓・パネル ・ハイバックカウンター
・アクリル人造大理石カウンター
・クォーツストーンカウンター
・フラットカウンターワイドボウル
・フラットカウンタースクエアボウル
・タッチレスハンドシャワー
収納 ・ホーローキャビネット
足元形状 ・標準タイプ
・そこまでホーローラック
・フロートタイプ

「エリーナ」は、キャビネットにホーローが使われているのが特徴の洗面台です。

ホーローは、湿気やカビに強く、色やニオイ移りもしにくい素材です。「エリーナ」は、引き出しの中までホーロー素材となっています。万が一、引き出し内で化粧品や洗剤がこぼれても、シミやニオイが残る心配はありません。日々の掃除が楽になるのは嬉しいですね。

また、上品な天然水晶の風合いを持つ「クォーツストーンカウンター」や、洗面台が浮いて見える「フロートタイプ」の採用によって、ラグジュアリーな空間を演出できる魅力もあります。カラーバリエーションは、モノトーンを中心にウッド系も用意されており、ナチュラルな雰囲気にも合いそうです。

その他のメーカー(施主支給)

2024年に仕様が変更されたことで、オプション(提案仕様)だった洗面台が標準として選べるようになっています。

見た目のデザイン性を重視する方の中には、「ダサい…」と感じる方もいるでしょう。その方は、施主支給という形で「アイカ工業」「サンワカンパニー」といった他社メーカーの採用を検討してみてください。

ただし、採用できるかどうかは支店によって異なるようです。採用したいメーカーがある場合は早めに確認し、要望が通るようコミュニケーションを図りましょう。

住友林業の洗面台で押さえておくべき5つのポイント

ここでは、住友林業の洗面台で後悔しないために、選ぶ際の押さえておくべき5つのポイントをお伝えします。

洗面台を設計する際の参考にしてみてください。

「高さ」は使いやすいか

洗面台のサイズを決める際は、横幅だけでなく高さも確認しましょう。

高さの一般的なサイズは750㎜〜800㎜と言われていますが、「身長÷2」の計算で身長に合わせた目安も割り出せます。今使っている洗面台の高さが使いやすいなら、その高さを参考に選んでみるのもいいかもしれません。

とはいえ、数字だけではわからない部分もあると思います。本当に使いやすい高さかを確認するためにも、実物のある展示場・ショールームへ行って実物をチェックしてみてください。

「洗面ボウル」の大きさはちょうど良いか

洗面ボウルの大きさに関して、「もっと大きいサイズにすればよかった」という後悔が多く見られます。逆に大きすぎた、という後悔は少ないため、心配な方は大きめのボウルを検討してみましょう。

洗面ボウルの大きさ・深さなは、カタログや画像ではちょっとイメージしにくいでしょう。先ほどの高さ同様、モデルハウスやショールームへ足を運び、実際の深さや大きさを確認してみてください。

「掃除」はしやすいか

洗面台は毎日使う場所なので、掃除のしやすさにもこだわりましょう。

例えば、洗面台に天然木を使用した「HCCD」は、住友林業の木の家にぴったりな素材ではありますが、水にぬれたままにしておくとシミになる可能性があるため、こまめな掃除が必要です。また、「PBCD」は壁に水栓を取り付ける「壁出水栓」がシャワータイプのように使えないため、洗面ボウルの掃除がややしづらいと感じるかもしれません。

カウンターが一体型かどうかによっても、掃除のしやすさは変わってきます。どの部分に汚れが付きやすいか、掃除の手間が増えないかなどを考えながら、洗面台を選んでみてください。

「ただいま手洗い」は動線を考慮する

コロナの影響もあり、帰宅後すぐに手洗いできる洗面台を考える方も少なくありません。標準仕様が多い住友林業クレストでは、セカンドドレッサーとして「ただいま手洗い」シリーズが用意されています。採用したい方はぜひ検討してみましょう。

ただし、「ただいま手洗い」を設置する場所は動線に注意しましょう。手洗いを使う人と他の人がぶつかるような動線や、家族以外に見られたくないスペースを通るような動線になると、使うたびにストレスを感じてしまうかもしれません。

配置場所によっては、「ほとんど使わない」となる場合もあります。どの場所にしておくと家族が使いやすいか、ということを考慮して設置場所を決めましょう。

「コンセントの数・位置」は十分か

家族によって必要なコンセントの数・位置は異なります。洗面台は家電製品を使う機会が多いため、十分な数と使いやすい位置にあるかチェックしておきましょう。

コンセントの見た目が気になる方は、住友林業クレストの「PBCD」がおすすめです。鏡裏のキャビネット下にスイッチ&コンセントが隠されており、正面からは見えない仕様になっています。

その他のシリーズを検討するかたは、コンセントの位置を確認し、必要であれば追加できるか確認しておきましょう。

住友林業の洗面台で後悔しない3つの方法

洗面台の設計で気を付けたいポイントがわかったところで、具体的にどうすれば後悔を回避できるのか知りたいですよね。

ここでは、失敗して後悔しないための3つの方法をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

方法①展示場・ショールームへ行く

まず1つめの方法は、展示場・ショールームへ行くことです。実物の洗面台を見る・触れることができるため、カタログだけではイメージしにくい質感や大きさを確認できます。

また、展示場・ショールームでは、スタッフのリアルな情報を聞くこともできます。知識が増えれば、オプションを追加するかどうかも判断しやすくなり、余計な出費を減らせるかもしれません。

カタログで商品を確認した後は、近くの展示場・ショールームで実物をチェックしましょう。

方法②ご入居宅・構造現場見学会のイベントに参加する

洗面台を後悔しない2つめの方法は、ご購入宅・構造現場見学会のイベントに参加することです。住友林業では、実際に建てた方のご自宅を見学できるイベントを開催しています。

展示場・ショールーム以外の洗面台を見ることで、新しいアイデアや気付きを発見できるかもしれません。施主と話ができれば、デザインを選んだ理由や、後悔ポイントも聞くことができます。情報が集まることで、満足度の高い洗面台が実現できるでしょう。

方法③SNSやブログで情報を集める

3つめの方法は、情報を集めることです。展示場・ショールーム、イベント、公式サイト以外に、SNSやブログなどをチェックしてみましょう。

インスタグラムやX(旧:Twitter)では、住友林業で家を建てた方の暮らしを見ることができます。カラーやデザインに迷っている方は、とても参考になるでしょう。

ブログでは、実際に採用したオプションの差額を公開している方もいます。情報が古い場合もあるため、正確な金額は住友林業で確認するようにしてください。

まとめ

本記事では、住友林業の洗面台について徹底解説してきました。

標準仕様(推奨仕様)では、「TOTO」「リクシル」「住友林業クレスト」「永大産業」の4つのメーカーが用意されています。それぞれ特徴やデザインが異なるため、ショールームで直接確認するようにしましょう。

オプション(提案仕様)では、TOTO・リクシル・パナソニックから様々なトイレタイプを用意しています。金額の高いタンクレストイレはオプションとなるため、採用したい方は多めに予算を組んでおきましょう。

住友林業で洗面台を設計する際に、少しでも本記事が参考になれば幸いです。