この記事の監修SEO会社

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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

「逆SEO」という言葉をご存じですか。

Web担当者やサイト運営者は、いかにして自社のサイトを検索上位に表示させようかと頭を悩ませます。

しかし逆SEOは検索順位の”低下”を狙うものです。

健全にサイトを運営していたとしても逆SEOの被害に遭う可能性があります。被害に遭った場合は適切な対処が必要です。

そこで今回は、

  • 逆SEOとは何か
  • 逆SEOの目的や手法
  • 逆SEOの被害に遭った際の対処法

について、わかりやすく解説します。

逆SEOに備えて対処法を知っておきたいとき、被害に遭ってしまったときなどにお役立てください。

目次

逆SEOとは?

逆SEOとは
逆SEOとは、誹謗中傷やネガティブな内容が記載されたページやサイトの検索順位を意図的に下げる手法です。「ネガティブSEO」や「リバースSEO」とも呼ばれます。削除できない場合に、逆SEOを利用して検索順位を下げ、自衛する手段として用いられます。

たとえば、商品に対する悪い口コミが集まった場合に、その口コミが掲載されているページに対し逆SEOを行うことで、閲覧者が減って悪い口コミがユーザーの目に触れる機会を減らすことができます。

具体的には、根拠のない企業や個人の誹謗中傷を目的とした悪質なサイトの検索順位を下げるため、自社サイトを最適化し、ターゲットとなるネガティブサイトを上回るようにSEO対策(逆SEO)を行います。

検索順位が下落すると、どれくらい閲覧者が減るのでしょうか。

AIファーストのSEOプラットフォーム「seoClarity」を提供するアクトニア株式会社の2021CTR調査研究では、日本の検索で 1位に表示されるサイトのクリック率は13.94%、5位だと2.98%、10位であれば1.32% という結果が出ています。※

つまり、検索結果の1ページ目に表示されるサイトの中でも、順位によって大幅にクリック率が変わるのです。

逆SEO対策を施したからといってすぐに効果が出るとは限りません。

さまざまな検索方法や機能がある現代において、逆SEOの効果を発揮させるには専門的な知識や経験、分析力が必要です。

逆SEOには、Googleが示すガイドラインに沿って行う正攻法もあります。自社サイトの質をよくして自然にアクセス数を伸ばして検索順位をアップさせ、結果として他社サイトの順位を低下させるといった手法は健全な方法です。

ただし、ブラックハットSEOのようなGoogleから認められていない手法も存在します。

※ 参考:アクトニア株式会社「2021 CTR 調査研究

逆SEOをする目的

逆SEOをする目的

主には逆SEOによってネット上の情報の誤解や誹謗中傷による風評被害を最小限に抑えることも目的としています。

逆SEOを通じて企業や個人が自身のイメージを守り、信頼性を高めることができます。逆SEOは、ネガティブな情報や誹謗中傷に対抗するための有効な手段として活用されています。

ただし、逆SEO以外にも誹謗中傷やネガティブ記事が掲載されているサイトに対して、削除申請を依頼することで対応してもらえる場合もあります。

具体的に逆SEOを行う目的としては、主に以下の3つが挙げられます。

風評被害の防止

たとえば自社の商品名を入れたキーワード検索において、商品に対する誹謗中傷を掲載した口コミサイトが1位に表示されたとします。

上位に表示されるページは多くの人の目に触れ、その内容が一般的な意見であるかのように思われたり、悪いイメージが世間に浸透したりする可能性があります。

事実であれば商品や商品ページの改善が必要ですが、事実と異なる場合はビジネスチャンスを阻害されてしまうことになります。このような風評被害を防ぐ目的で、逆SEOを使って該当ページの検索順位を低下させることがあります。

商品名などでキーワード検索した際に、関連キーワードにマイナスなイメージの言葉が連なって表示されることがありますよね。この場合も自社や商品のイメージダウンにつながりかねないため、逆SEOを使うことがあります。

プライバシーの保護

無許可で個人的な情報をサイト上に掲載しているケースもあります。

放置すると情報が拡散されかねないため、逆SEOによって人の目に触れるのを抑制します。

逆SEOは自衛やプライバシーの保護を目的として行われることもあるのです。

競合サイトの検索順位の低下

競合などほかのサイトの評価を低下させる目的で、逆SEOを悪用することもあります。

たとえば同じキーワードを狙ったコンテンツを作成している場合、自社より上位にある競合サイトの順位が低下すれば、相対的に自社のページが上位に表示されると考えられます。

とくに何かされたわけではないものの、自社の利益を得るために競合他社を陥れようという、許されない行為です。

採用への影響

企業の採用活動にも影響を及ぼすことがあります。求人情報を検索した際にネガティブな情報が上位に表示されると、求職者はその企業に対して不安を抱く可能性があります。これにより、優秀な人材を逃してしまうリスクが高まります。

企業の評判が悪化すると、求職者の応募意欲が低下し、採用活動が難航するでしょう。しかし逆SEOを活用してネガティブな情報の検索順位を下げることで、企業の評判を保ち、求職者に対する信頼感を維持することができます。

採用活動においても、ポジティブな情報を積極的に発信し、検索エンジンでの上位表示を目指すことが重要です。これにより、企業の魅力をアピールし、優秀な人材を確保するための一助となります。

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逆SEOは効果あるの?

逆SEOのSEO効果は?
逆SEOには目的別で分類すると「悪評サイトの押し下げ」と「競合サイトの検索順位低下」の2つに分かれます。
このうちの「悪評サイトの押し下げ」の効果は期待できると言えるでしょう。

ただし、悪評サイトよりも上位に逆SEO用サイトを押し上げなければいけないため、一般的なSEO技術が必須です。
さらに、悪評サイトを低下させたい順位分、逆SEO用サイトを上げなければならないため、通常のSEOよりも、難度が高い可能性があります。

一方で「競合サイトの検索順位低下」の効果は、あまり期待できないでしょう。

競合サイトの検索順位低下の方法は、主に低質なサイトから被リンクを飛ばすことで、Googleペナルティに引っかけて、順位低下をさせるというものですが、低質な被リンクはサーチコンソールで簡単に否認できてしまうため、対策の手間に対しての効果は薄いと言えます。

逆SEOはおこなうべき?

逆SEOはおこなうべき?
見出し「逆SEOのSEO効果は?」で前述した通り、「競合サイトの検索順位低下」を目的とした攻撃的な逆SEOは効果が薄く、モラル的にも良くないので、おこなうべきではないでしょう。

一方で「悪評サイトの押し下げ」については、検討すべきです。
現在では、どんなサービスでも口コミや評判を検索されてしまう時代です。

あなたのサービスを検索した際に悪評しかない場合は、ユーザーから見れば不安が大きく、あなたのサービスを依頼するのに躊躇してしまうかもしれません。
しかし、良い評判のサイトが一つでも検索上位にあれば「良い評判もあれば、悪い評判もあるのは当然だよね」と、ある程度悪評を打ち消す効果が期待できるでしょう。

ただし、同じIPでいくつもサイトを立ち上げても、検索順位は上がらないので、逆SEO対策をおこないたい場合は、まずはSEOの専門会社の無料相談などを利用して、一度見解を聞いてみることをおすすめします。

ガイドラインに沿った正しい逆SEO対策(風評被害対策としての逆SEO)

ガイドラインに沿った正しい逆SEO対策(風評被害対策としての逆SEO)

① 自社の評判サイトを立ち上げる

自社のサービスサイトとは別に、自社の評判サイトを立ち上げましょう。
実際のお客様の声などを集めて掲載することで「自社サービス名 + 口コミ/評判」などで検索された際に、検索上位に表示されるように、SEO対策をおこなっていきましょう。

ただし、自社ドメインと同じIPで作られたサイトの場合、Googleは「自社サービスについての口コミ掲載は、自社に有利な口コミしか載せないため、ユーザーの為にならない」と判断されてしまった場合は、検索順位を上げるのが困難になってしまうので、別の対策を考えましょう。

②自社サイトの検索上位を目指す

自社サイトの検索上位を目指すためには、質の高いコンテンツを作成し、SEO対策を徹底することが重要です。誹謗中傷や悪影響を含んだサイトよりも、自社サイトのページを上位表示させることで、悪影響のあるサイトの露出を減らすことができます。

まずは、悪影響のあるサイトが上位表示されている検索クエリを把握しましょう。そのキーワードに対して、ユーザーにとって価値のある高品質なコンテンツを作成することが求められます。t特にGoogleはユーザーファーストを掲げており、検索意図を満たし、ユーザーの悩みや課題を解決するコンテンツを評価します。

また、自社ページを複数作成し、インデックスさせることで逆SEOの効果を得ることも可能です。検索アルゴリズムの仕組みを理解し、ユーザーが求める情報を提供することが、検索順位向上のポイントとなります。質の高いページを継続的に作成し、自社サイトのドメインパワーを高めることで、Googleに評価されやすくなり、上位表示が可能となります。

③検索上位を維持

逆SEOの効果を持続させるためには、上位化させた自分のサイトを管理し続けることが重要です。検索結果の順位は日々変動しているため、上位を維持できているかを確認しなければなりません。自社ページが上位を維持できていないと、逆SEOの効果が薄れてページ順位が落ちてしまうからです。

しかし、複数の検索キーワードで上位表示できている場合は、検索順位の確認に手間がかかることがあります。このため、効率的に検索順位を確認するための検索順位チェックツールを導入すると良いでしょう。これにより、複数キーワードの検索順位や推移を把握できます。

検索順位の把握は、効果を維持するためだけではなく、自社サイトの集客状況の調査や分析にも有効です。この効果を持続させるために、上位化させたサイトを分析して管理していくことが重要です。

ネガティブサイトが再度上位表示したり、検索意図の変化によりGoogleアルゴリズムの調整が行われ、自社サイトの順位が下落した場合には、逆SEOの効果が薄れる可能性があります。

このような場合、順位推移がわかる検索順位チェックツールを活用し、順位が下落した際にすぐ自社サイトを改善できるようにしておくことが逆SEOの効果を維持するポイントとなります。

また、ネガティブサイトが再度上位化した場合には、自社サイトのコンテンツ内容を見直し、ユーザーの検索意図に沿ったものにリライトすることが必要です。

④大手ポータルサイトに自社の評判を載せてもらう

あなたがおこなっているサービスのジャンルで、既に検索上位を獲得しているメディアやポータルサイトがあれば、そのサイトに掲載依頼をおこなうのも一つの手です。

試しに、そのメディアに既に掲載されているサービス名(店舗名)の評判をGoogle検索してみてください。

もし、そのメディアが検索上位に表示されているなら、あなたのサービスの評判を掲載してもらうことで、「自社サービス名 + 評判」というキーワードで検索上位になる可能性が高いです。

そのサイトが悪評サイトより検索上位にくれば、逆SEOとして効果を発揮してくれます。

⑤【Google/Yahoo!】ネガティブコンテンツの削除申請をする

ネガティブコンテンツの削除申請を行うには、GoogleやYahoo!の公式な削除依頼フォームやツールを利用することができます。例えばGoogleサーチコンソールを通じて、対象のURLやコンテンツが違法・有害・不正確であることを証明する根拠を提出し、削除の正当性を主張しましょう。

具体的には、違法行為や個人の権利侵害が含まれるコンテンツ、許可なく個人情報をさらしているコンテンツなどが削除対象となります。特にGoogleは信頼性のある情報を提供することを重視しており、削除申請に対して適切な対応を行うとされています。

削除申請を行う際は、ポリシー違反に該当するかを確認し、必要な証拠を添付することが重要です。削除申請が受理されると、検索結果に該当サイトが表示されなくなったり、削除されたりする措置が取られます。ただし、削除申請が反映されるまでには時間がかかる場合もあるため、早めに行動することが求められます。

⑥サイト制作・運営元に削除依頼をする

サイト制作・運営元に削除依頼をすることで、風評被害を減らすことができます。悪評やデマを発信しているサイトの問い合わせ窓口に削除依頼をしましょう。削除依頼を行う際は、該当するコンテンツや削除理由を客観的にまとめ、感情的にならないように注意することが重要です。

掲示板サイトや口コミサイトには、根拠のない情報や悪意ある意見が投稿されることがあります。これらの投稿が掲載されているサイトの管理者に対して、削除の可能性を問い合わせてみましょう。具体的な対象のページや記載されている内容の説明、そのコンテンツによっての悪影響などを記載することで、効果的な削除依頼ができます。

しかし、発信元に削除依頼を出しても応じてもらえない場合もあります。その際は、弁護士などの専門家に相談することも解決の糸口となるでしょう。逆SEO対策としてネガティブなコンテンツを発信しているメディアサイトに削除依頼を出すことは、企業や個人の誹謗中傷や不正情報からの保護に役立ちます。

削除依頼を通じて誤解や誤報を是正し、健全な情報環境を維持しましょう。
 

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やってはいけない逆SEO(他のサイトを攻撃する逆SEO)

逆SEOに用いられる手法

自社サイトをユーザーに役立つ価値あるものに作り上げ、その質を維持していくことで、結果的にほかのサイトの検索順位を低下させることも可能です。

また、プライバシー情報や誹謗中傷が書かれたページを運営する企業やGoogleに対し、コンテンツ削除の申請をする方法もあります。

上記は正攻法ですが、SEOの手法を逆手にとった、Googleのガイドラインに違反する以下のような手法もあるのが現状です。Googleからのペナルティや法律による罰則を受ける可能性があるため、絶対に行わないように注意しましょう。

あくまで自衛のための知識としてお読みください。

低評価なサイトからの被リンクをたくさん送る

あえて低品質なサイトを作成し、順位を落としたいページの被リンク
を貼る手法です。

ほかのウェブサイトに設置された、自社サイトに向けたリンクを被リンクといいます。被リンクの多いページやサイトは、多くの人から価値のあるページだと認められていると判断され、評価が高まる傾向があります。

ただし、被リンクであればなんでもよいというわけではありません。被リンクを貼るサイトの質も重要であり、良質な被リンクを獲得することがポイントになります。

これを逆に利用して、テーマに関連性がないようなサイトや、被リンクを増やすためだけに作成したとみられる質の悪いサイトから度を越す量の被リンクを送ると、対象サイトの検索順位が下落することがあります。

あたかも人気があるかのように見せかけたとして、Googleからのペナルティを受けさせることを狙うケースもあります。

コピーサイトに大量の被リンクを貼る

検索順位を落としたいページによく似たコンテンツを作成し、被リンクを大量に貼るという手法です。

Googleはオリジナリティのあるコンテンツを評価しており、反対にほかのサイトを真似たようなサイトの検索順位を落とす傾向があります。そのため、評価の低いコピーサイトに該当ページの被リンクをたくさん貼り、検索順位のダウンを狙うのです。

度を越す量の被リンクは、不正なリンクであるとGoogleから判断されます。検索順位のアップを目的として作為的に貼られたリンクであると認識されれば、Googleからの手動ペナルティを課せられる可能性もあります。

ただし、現在のGoogleのアルゴリズムでは、低品質なリンクについては「無視」すると断言しています。

ウイルスに感染させる

ウイルスに感染したサイトの評価は下落します。これを利用し、検索順位を落としたい対象のサイトをハッキングするなどして、意図的にウイルスに感染させる手法もあります。

もともとハッキングとは機械の設計や改造を行うことであり、悪いことを意味するものではありませんでした。

ただし悪意のあるハッキングは、不正アクセス禁止法に違反し、罰せられる可能性があります。つまり、逆SEOを行う側に罰則を受けるリスクがあるのです。

スパムとして認識させる

Googleが公開している「ウェブマスター向けガイドライン」に違反するような不正行為を行うと、そのサイトはスパムサイトだと認識されます。

検索順位を上げようとして不正な手段を用いているサイトはスパムと判断され、ペナルティの対象となり検索順位を落とす原因のひとつになります。これを利用し、順位を落としたいページやサイトをスパムのように見せる手法です。

具体的には、順位を落としたいページとよく似たコンテンツを大量に作成したり、該当サイトへの不正なリンクを貼りつけたりします。

逆SEO対策の実際におこないながら解説

私は、このSEOの知恵袋以外におうちパレットという注文住宅のメディアを運営しています。
今回は注文住宅会社で、事実とは異なる悪い評判がかかれてしまっているサイトがあるので、おうちパレットでその注文住宅会社の評判記事を新たに作成して、悪評サイトの上に表示させるという逆SEO対策をおこなっていきます。

おうちパレットの画像

注文住宅業界では「e戸建て」という有名な掲示板があり、ユーザーがそれぞれの注文住宅会社のことを自由に書き込みすることができます。
ユーザーの生の声なので参考になることもある一方で、中には自社による自演のような口コミだったり、競合会社による印象操作のような批判も見受けられます。
結果的に、ほとんどの注文住宅会社は事実か事実でないかに関わらず、批判が書かれてマイナス印象になってしまっています。

注文住宅会社の方からも、このサイトの内容をユーザーに見せたくないというお話をよく聞きます。
そこで、このサイトよりも上位に表示されるような記事を作成して、マイナスイメージを払拭する逆SEO対策をおこないます

評判記事を作成する

実際に評判記事を作成していきます。
評判記事の検索順位を上げるコツは以下です。

1.上位サイトのコンテンツを押さえる
2.ユーザーが知りたいけど、上位サイトには書いてない情報を入れる
3.情報源を明確にする

上位サイトのコンテンツを分析し、上位サイトが入れているコンテンツを押さえつつ、ユーザーが欲しい情報を追加で入れることで、コンテンツの価値では上位サイト以上になるでしょう。

さらに評判や口コミは信憑性が求められるため、必ず情報源を明記しましょう。
例えば、弊社の場合は独自でインターネット調査をおこなって、その結果を公表することで他社とは差別化をおこなったりしています。

情報元の提示

逆SEO対策をおこなった結果

逆SEOの結果

悪評サイトの順位を抜き、2位に表示することができました。
結果的に悪評サイトは検索順位が3位から4位に低下しています。
検索結果3位の場合のクリック率は平均6~8%で、4位のクリック率は平均5%程度なので
3位から4位に低下するだけでクリック率は1%~3%程度低下させることができました

逆SEOの攻撃を受けた時の対処方法

逆SEO攻撃されたときの対処法
逆SEOによって検索順位が大幅に下落するなどした場合、どうすればよいのか分からず困ってしまいますよね。逆SEOされた際は放置せず、早めに適切な対処をする必要があります。

ここからは、日頃からやっておくべき対策を含め、主な対処法を4つご紹介します。

被リンク元を定期的にチェック

評価の低いサイトからの被リンクは、評価がダウンして検索順位が下落する原因になります。

被リンクチェックツールを活用して、被リンク元のチェックを定期的に行いましょう。

無料で使えるツールのひとつに、Googleサーチコンソールがあります。被リンク元の確認方法は以下のとおりです。

被リンクの確認方法
  1. 左サイドのメニューを下にスクロールして「リンク」をクリック
  2. 画面右上の「外部リンクをエクスポート」をクリック
  3. 「最新のリンク」をクリック
  4. ファイル形式を選択してダウンロード
  5. ファイルを開き、リンク元のURLや前回のクロールの日付を確認

被リンク元の確認とともに、自社サイトがペナルティを受けているかどうかも確認できます。

被リンクを否認する

評価の低いサイトから多くの被リンクや、スパム行為とみられる被リンクを受けている場合、リンクの削除を行います。

自分で削除できない場合はそのページの運営者に対して被リンクの削除を求めます。それでも削除してもらえない場合は、Googleのリンク否認ツールを使用することで、個別に被リンクを拒否することが可能です。手順は以下のとおりです。

リンクの否認方法
  1. 否認するリンクのリストをテキストファイルで作成する
  2. 否認ツールにアクセスし、作成したリストをアップロードする

ただしリンク否認ツールは複雑であり、誤った使用方法をすると自社サイトのパフォーマンスに悪影響を与えることがあります。問題となるリンクに確信がもてる場合にのみ、ツールを使用しましょう。

日頃から高品質なコンテンツを提供し、サイトの品質を高める

自社サイトのSEO対策をしっかりと行うことも、逆SEO対策になります。高品質なサイトは、そのサイトがGoogleからどれだけ信頼されているかを表す「ドメインパワー」が高く、上位表示を狙うことができます。

Googleが公開しているウェブマスター向けガイドラインの中に、品質に関するガイドラインが定められています。基本的なポイントは以下のとおりです。

品質に関するガイドラインのポイント
  • 検索エンジンではなくユーザー目線を重視する
  • 検索上位表示を狙った不正行為はしない
  • オリジナリティのあるコンテンツを作る

日頃からコツコツと質の高いコンテンツを作成し、ユーザーに有益な情報を提供する記事を増やして価値のあるサイトを構築していくことで、逆SEOにも打ち勝てるのです。

SEO会社に相談してみる

自社でサイトを運営している場合、逆SEO被害などのトラブル発生時にどうすればよいか困ることもあるでしょう。思い込みや間違った知識でサイトを運営していると、なかなか検索上位に表示されないこともあります。

困ったときは、プロに相談してみるのもおすすめです。SEO対策に関する知識やノウハウをもつSEO会社であれば、逆SEOの被害に遭った際の対処はもちろん、サイトの問題点を発見して、最適なサイトの構築をしてくれます。

株式会社NEXERが提供するSEOWeiVでは、内部対策、外部対策、コンテンツ対策といったさまざまな角度からSEO対策を行っています。

対策キーワードに沿った最適なサイト構造の構築や質のよい被リンク獲得、オリジナリティに富んだコンテンツのご提案など、結果にこだわったSEOをご提供可能です。

SEO対策からコンサルティングまですべて自社で行うことで、ビジネスパートナーとしてさまざまなシーンでお力になれることを強みとしています。

「SEOの必要性をよりわかりやすく伝えて欲しい」「SEOの知識は問題ないが、リソースが足りずに手が付けられていない」といった場合にも、担当マーケターがしっかりとサポートいたします。

法的措置をとる

逆SEOを受けて、明らかにマイナスの影響が出ている場合は法的措置をとると良いでしょう。
具体的な法的措置をおこす前に、一旦法律の専門家と相談してみましょう。
自サイトにマイナス影響を与えているサイトを削除できる可能性があります。

逆SEOをおこなう場合の注意点

逆SEOの注意点
逆SEOをおこなう場合は、下記の3点を注意する必要があります。

① 効果が出るまでに時間がかかる
② 法律に違反しないようにする
③ 質の高いサイトを作成する

① 効果が出るまでに時間がかかる

逆SEOをおこなう場合、複数サイトを、悪評サイトより検索上位に押し上げなければいけないため、通常のSEOより難度が高く、効果が出るまでに長い時間がかかる可能性があります。
悪評を目立たなくするために逆SEOに頼るのではなく、自社のサービスを改善し、本当の良い口コミを得るという考え方も重要となるでしょう。

② 法律に違反しないようにする

競合サイトの検索順位を低下させるために、悪質な逆SEO対策をおこなった場合、違法となってしまう可能性があります。
また、違法でなくてもGoogleペナルティを受ける可能性があるので、競合サイトの順位低下を目的とした、悪質な逆SEOはおこなわないようにしましょう。

③ 質の高いサイトを作成する

悪評サイトを押し下げるために、低品質なサイトをいくつも作った場合、Googleのペナルティになってしまう可能性があります。
また、低品質なサイトでは検索上位を狙うことも難しいので、逆SEOをおこなう場合は必ず高品質で価値のあるサイトを作りましょう。

逆SEOのよくある質問

逆SEOのよくある質問

Q. 逆SEOを行うメリットは何ですか?

A. 逆SEOを行うことで、ネガティブな情報や検索結果を抑制することができます。また、ポジティブな情報を上位に表示させることで、企業や個人のイメージを向上させることができます。

Q. 逆SEOは効果的ですか?

A. 逆SEOの効果は、競合状況や逆SEOの手法によって異なります。効果的に逆SEOを行うためには、適切なキーワード選定やコンテンツの作成、リンクの張り方などが重要です。また、逆SEOを行うことで完全にネガティブな情報を消し去ることはできないことも覚えておく必要があります。

Q. 逆SEOは違法な行為ですか?

A. 逆SEOそのものは違法ではありませんが、競合他社や個人を中傷するための行為は違法とされています。また、逆SEOを行う際には、検索エンジンのガイドラインに違反しないように注意する必要があります。

Q. 逆SEOはどのように行うのですか?

A. 逆SEOを行うためには、まずネガティブな情報や検索結果を洗い出し、ポジティブな情報や検索結果で上書きするための対策を考えます。具体的には、自社のウェブサイトやブログ、ソーシャルメディアなどに、自社の良い評判を集めて上位表示を狙います。

Q. 逆SEOを行う際に気をつけるべきことは何ですか?

A. 逆SEOを行う際には、競合他社や個人を中傷することは違法とされています。また、検索エンジンのガイドラインに違反しないように注意し、不正な手法を用いないようにしましょう。

まとめ

逆SEOは検索結果の順位を低下させるための手法です。誹謗中傷やプライバシーな情報が書かれたページの順位を落とし、自衛や風評被害の防止のために行われてきました。

ただし昨今は、意図的に検索順位を下落させようとする悪意のある逆SEOが行われることがあります。もし被害に遭ったら、放置せずに適切な対処が必要です。

困った際にはお気軽に、SEOに関する知識と実績の豊富な私たちにご相談ください。

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監修者からのコメント

記事内でも説明している通り、逆SEOはあくまで自社サイトの自己防衛のための予備知識となり、安易に利用する手法ではありません。「順位を上げるために」という理由で逆SEOを利用することは絶対にやめましょう。企業として実施した場合、企業間でのトラブルになることも想定されますので注意が必要です。

監修者プロフィール

NEXER 工藤

NEXER 工藤6つのオウンドメディアの運営責任者

詳細プロフィールはこちら

2017年NEXERに入社。前職はスマートフォンの販売員。
NEXER入社後はSEOコンサルティング営業部、クライアントマーケティング事業部を経て、現在はオウンドメディアを6つ運営&管理の責任者を任されている。
新規で1から立ち上げた2つのサイトは年間100万PV以上のメディアに成長。
既存のオウンドメディアと、サイト買収をおこなった3つのサイトは、運用当初に比べて3倍~5倍の収益を出すメディアに成長。
さらに、2022年12月より新規でもう1サイトに挑戦中。

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