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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

ウェブサイトのSEO対策を考慮する上で重要となる「内部リンク」。内部リンクはユーザーにとっても検索エンジンにとっても多くのメリットをもたらします。

しかし、ただ闇雲にリンクを貼れば良いというわけではありません。内部リンクがSEOに効果を発揮するためには、その設置方法と注意点を理解し、適切な戦略を立てることが不可欠となります。

そこでこのページでは、SEO対策のために必要な内部リンクの設置の際のポイントについて、以下のことを解説します。

  • 内部リンクがもたらすのSEO効果
  • 内部リンクの設置方法
  • Google検索で上位表示させる方法

この記事を最後までお読みいただければ、『内部リンクの知識』と『SEO効果のある内部リンクの設置方法』を理解でき、サイト運営に役立てることができます。

内部リンクとは?

内部リンクとは?

内部リンクとは、同一ドメイン内の異なるページ間を結びつけるリンクのことを指し、ユーザーにとってのナビゲーション機能を果たし、検索エンジンがウェブサイトの構造を理解する手助けをします。適切に配置された内部リンクは、ユーザーが必要な情報を効率的に見つけることの助けとなり、サイトの滞在時間の増加やページビュー数の向上に寄与することになりますので、SEO対策において内部リンクは重要な役割を担っているのです。

また、関連性の高いキーワードを内部リンクのアンカーテキストに使用することで、そのページが特定の検索クエリに対して関連性が高いと検索エンジンに伝えることが可能になります。

しかし、過剰な内部リンクの設置はユーザー体験を低下させる可能性があり、内部リンクには適切な戦略が必要です。あまりにも過剰だと、GoogleからSEOにおけるスパムと見なされるリスクもありますので、サイトの目的に合わせた適切な量と質の内部リンク戦略を実施することが大切です。

それでは、内部リンクのSEO効果について解説していきます。

内部リンクのSEO効果とは

内部リンクのSEO効果とは?
内部リンク施策を行うことで得られる効果は2つあります。

  • クローラーの巡回効率を高め、インデックス作業を促進させる
  • 外部リンクに似たSEO効果が期待できる

Webサイトを運営しているのであれば、内部リンクを適切に行うことで、Google検索で上位を狙うことが可能です。

もちろん、内部リンクの対策を行うだけでなく、良質なコンテンツを発信することも必要になります。

クローラーが巡回しやすくなる

内部リンクの最適化は、検索エンジンのクローラーがサイトを効率良く巡回し、情報を索引付けするのに役立ちます。

内部リンクが適切に配置されていると、クローラーは新しいコンテンツや更新された情報に素早くアクセスでき、サイトの構造を理解しやすくなります。これにより、ウェブページが検索エンジン結果に早く表示される可能性が高まります。

また、内部リンクを通じてユーザーが関連情報に簡単にナビゲートできるため、ユーザーエクスペリエンスの向上にも貢献します。サイト内のページランクを分散し、重要なページへ適切にリンクジュースを流すことで、サイト全体のドメインパワーの強化にもつながります。

被リンクに似た効果が期待できる

内部リンクの最適化は、被リンク(外部被リンク)と同じようにSEOへプラスの効果をもたらします。

被リンクのSEO効果については下記記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

「被リンクのSEO効果は?」の記事はこちら

サイト内の重要なページ同士を相互にリンクすることで、検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなり、重要コンテンツの評価を高めることができます。

内部リンクはウェブサイトの価値を内部から高める手段として、被リンク同様に重要と捉えておいて良いでしょう。

内部リンクのベストプラクティス

Google公式が発信している内部リンクのベストプラクティスをご紹介します。

内部リンク: 自身のコンテンツの相互参照
通常は外部のウェブサイトの参照に関してリンクを検討しますが、内部リンクに使用するアンカー テキストにより注意を払うと、ユーザーや Google がサイトの内容を簡単に把握できるようになるとともに、サイト上の別のページを見つけやすくなります。関心のあるすべてのページに、同じサイト上の少なくとも 1 つ以上の別のページからのリンクがあることが推奨されます。そのページの内容を読者に理解してもらうために役立つ、同じサイト上の別のリソースは何かについてコンテキストを踏まえつつ検討して、それらのページへのリンクを追加します。

1 ページあたりに含まれるリンクの数に関して、理想的な値というものはありません。ただ、リンクの数が多すぎると感じる場合、実際にそうである可能性が高いと言えます。

 

2023年のSEOにおける内部リンクの重要性

2023年のSEOにおける内部リンクの重要性
内部リンクは検索順位の向上において、3つの視点で重要な対策項目となっています。

① ページランクを伝える
② 関連性を伝える
③ ユーザビリティの向上

① ページランクを伝える

ページランクは、ページごとの重要度を数値化する指標のことを指します。
サイトのドメインごとにドメインパワーという評価指標がありますが、そのドメインの中でも重要度が高いページと低いページを判別するために、1ページずつパワーが設定されており、これをページランクと言います。

ページランクのアルゴリズムは、Webページが受け取るリンクの数が多いほど、そのページの重要度が高くなるという考えに基づいています。ただし、リンクの質も重要であり、リンク元のページが高いページランクを持っている場合、受け取るページのランクにも影響を与えます。

このページランクは「外部リンク」だけでなく「内部リンク」も評価の対象となります。
そのため、検索順位を上げたいページに内部リンクを集めることで、ドメインパワーを該当ページに集めることができ、検索順位が向上しやすくなります。

② 関連性を伝える

Googleの検索順位アルゴリズムは近年、検索キーワードとページの関連性の高さを評価する傾向が高まっています。
関連性の高いページを内部リンクで繋ぐことで、関連性の評価が高まり、検索順位が向上しやすくなると考えられます。

③ ユーザビリティの向上

内部リンクを設置することで、ユーザーが直感的に情報を探しやすくすることでウェブサイトの使い勝手(ユーザビリティ)を高めます。

適切に配置された内部リンクにより、ユーザーは関連コンテンツへスムーズに遷移でき、サイト内での滞在時間が増え、リピート訪問へと繋がる可能性も高まります。

上記3点に加え、クローラビリティの向上により、新規記事の検索順位が付きやすくなる効果もあるため、内部リンクの最適化は現在のSEO対策において非常に重要な対策と言えるでしょう。

SEO専門家の見解
2023年のSEOにおける内部リンクの重要性は上昇傾向にあります。
以前から内部対策の代表的な対策の一つとして知られていましたが、近年では内部リンクの質がより求められています。
具体的には、最適な内部リンクの一例として以下のようなことが求められます。「適切なディレクトリ構造になっているか」
「関連性の高いページを繋いでいるか」
「リンク先の内容が伝わる内部リンクになっているか」
「低質なページからのリンクではないか」
「リンク先にエラーはないか」
「ユーザーが使いやすい内部リンクになっているか」これらを考慮しながら最適な内部リンクを設置しないといけないため、内部リンク対策には高度な知識が必要となっており、Googleのアルゴリズムの進化に伴って、今後もより複雑になることが予想されます。内部リンクの質については主に「E-E-A-T評価の高さ」が一つの指標となります。
関連性が高く、E-E-A-T評価が高いページからの内部リンクは、より効果的なものとなるでしょう。E-E-A-T評価について詳しく知りたい方は「【Google公式情報あり】SEOのE-E-A-Tとは?重要性と対策を解説」の記事を読んでみてください。

 

内部リンク設置の際のポイント

内部リンク設置の際のポイント

  • パンくずリストを設置する
  • 関連性の高い記事に内部リンクをする
  • 順位を上げたい記事に集める
  • アンカーテキストにキーワードを集める
  • サイトマップを作成する
  • アンカーテキストにする

以上7つのポイントがあります。
7つのポイントを行うことで、内部リンクのSEO対策は万全といえるでしょう。

パンくずリストを設置する

パンくずリストは、ユーザーが現在位置するページがウェブサイト内のどこにあるかを視覚的に示すナビゲーションツールです。このサイトだと↓の画像の部分になります。

パンくずリスト例

パンくずリストを設置することにより、ユーザーはウェブサイト上での自分の位置を瞬時に把握し、一つ前のページやホームページへと簡単に戻ることができます。

また、パンくずリストは検索エンジンにとってもサイトの構造を理解する手がかりとなり、SEOの観点からも有利にはたらきます。

順位を上げたい記事に集める

内部リンクを特定の記事に集中させることで、その記事の検索エンジンにおける重要性が高まります。

また、クローラーやユーザーがサイト内を多く回遊することで、有益なコンテンツだと評価される可能性も高まります。

サイト内の他ページからのリンクは、その記事への信頼度を示し、SEO効果を強化することに繋がります。

アンカーテキストにキーワードを入れる

内部リンクを設置するときには、アンカーテキストにキーワードを含めることがSEO対策になります。

しかし、キーワードを集めすぎてもSEO目的とGoogleに判断されてしまうので、注意が必要です。

アンカーテキストを入力するポイントは、

  • リンク先の内容を入れる
  • キーワードを含めすぎない

の2つです。

リンク先のページ内容を含める

クローラーやユーザーに対して、リンク先の情報を正しく伝える必要があります。

「ここをクリック」や「こちら」といったアンカーテキストにすると、何に内部リンクされているのかわかりません。

リンク先のページの内容が”SEO対策”について書かれているのであれば、「SEO対策について書かれた記事はこちら」というような形で示してあげると良いです。

内部リンクを設置する際には、リンク先の内容をクローラーやユーザーに対して正しく伝える必要があります。

キーワードを含めすぎない

アンカーテキストにキーワードを入れることでSEO効果が期待できますが、必要以上にキーワードを含めてしまうと逆効果になりかねません。これにより、SEO目的と判断された場合には『低品質なコンテンツ』とGoogleから判断され、良い評価を受けられないケースがあります。

たとえば「内部リンク」というキーワードに対して、「内部リンクを設置してSEO効果を得るための内部リンクの設置方法を解説!正しく内部リンクを設置しよう」といったアンカーテキストの場合は、文章が長いだけでなく、何を伝えたいのかわかりませんよね。

リンク先の内容をアンカーテキストに含めて、簡潔で具体的な文章にキーワードが入ったアンカーテキストにしましょう。

サイトマップを作成する

クローラーの巡回を促進し、ユーザーの利便性を向上させるために効果的なのがサイトマップの作成です。

サイトマップは、ウェブサイト上の全ページの構造を示した目次のようなもので、内部リンクの最適化に不可欠です。

これにより、検索エンジンのクローラーがウェブサイトの全ページを網羅的に巡回し、インデックス作成を効率化することができます。

当サイトですと、サイトのフッター部分に「サイトマップ」へのリンクを設置しています。

サイトマップ

アンカーテキストにする

内部リンクを設置する際には、リンク先の内容とアンカーテキストの内容を同じにすることが重要です。

具体的には、ページタイトルをアンカーテキストにすることで、ユーザーがリンク先の情報を確認したいときに気軽にクリックして移動でき、クローラーもどのような情報ページへリンクしているのか理解することができます。

この記事の内部リンクを設置したい場合は、「内部リンクとは?SEO効果と設置の際のポイントを解説」に対して内部リンクを設置しましょう。

効果的なアンカーテキスト

正しいアンカーテキストの記述方法については、Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドに記載のある、「効果的なリンクテキストを記述する」の項目を読むと良いでしょう。
内容は以下です。

効果的なリンクテキストを記述する
リンクテキストとは、リンク内に表示されるテキストです。このテキストはユーザーや Google に対して、リンク先のページについての情報を伝えます。ページ上のリンクには内部的なリンク(サイト上の他のページを参照しているもの)もあれば、外部的なリンク(他のサイトのコンテンツにつながるもの)もあります。どちらの場合も、アンカー テキストが効果的であればあるほど、ユーザーはナビゲートしやすくなり、Google はリンク先のページを理解しやすくなります。

・わかりやすいテキストを選ぶ
・簡潔なテキストを記述する
・見つけやすいリンクの書式を設定する
SEO専門家の見解
見栄えの良いサイトを作りたい場合に、アンカーテキストではなく、きれいなバナーを使用したくなりますが、SEO的にはアンカーテキストの内部リンクにした方が望ましいです。
これは、Googleは画像の中の文字を正しく認識できない可能性があるためです。
しかし、テキストだけで作成されたページはメリハリもなく見栄えが悪くなってしまうケースも・・・。

その場合はバナー画像を使用し、バナーの「alt属性」に、キーワードを含んで設置しましょう。

 

内部リンクの種類

内部リンクの種類
内部リンクは主に下記の6種類があります。
このサイトを例にして一つずつ特徴を紹介します。

① ナビゲーションリンク
② コンテンツ内リンク
③ フッターリンク
④ サイトマップリンク
⑤ パンくずリストのリンク
⑥ ページ内リンク

① ナビゲーションリンク

ウェブサイトのメインメニューに表示されるリンクです。

ナビゲーションリンクは、ウェブサイト内の異なるセクションやカテゴリーにアクセスするために使用されます。主に「クローラビリティの向上」及び「ユーザビリティの向上」の効果が期待できます。

ナビゲーションリンク

② コンテンツ内リンク

コンテンツ内のテキストや画像に埋め込まれた内部リンクです。
コンテンツ内リンクは画像よりも、検索順位を上げたいキーワードを含めたテキストのリンクの方が効果的だと考えられています。
主に「ページランクの向上」、「関連性の向上」、「クローラビリティの向上」、「ユーザビリティの向上」すべてに重要な効果が期待できます。

コンテンツ内リンク

③ フッターリンク

ウェブサイトのフッターに表示されるリンクです。フッターリンクは、ウェブサイト内の情報にアクセスするための便利な方法を提供するために使用されます。
ナビゲーションリンクと同様に「クローラビリティの向上」及び「ユーザビリティの向上」の効果が期待できます。

フッターリンク

④ サイトマップリンク

サイトマップリンクは、ウェブサイトの全ページをリスト化したマップです。※robotstxt内に記述する「sitemap.xml」とは別物になります。

検索エンジンがサイトの構造を把握し、新しいページを迅速に発見・インデックス化するのに役立ちます。
主に「クローラビリティの向上」の効果が期待できます。

サイトマップリンク

⑤ パンくずリストのリンク

パンくずリストは、Webサイト内のページの階層構造を示すリストのことです。パンくずリストの内部リンクは、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても非常に有益となります。

ユーザーにとってはサイト内のページ遷移を容易にし、ユーザーのサイト利用体験を向上させることができます。

さらに、ページの階層構造を明確に示すことで、検索エンジンのクローリングを助けることもできます。

パンくずリスト例

⑥ ページ内リンク

同じページ内の異なるセクションを結びつけるリンクです。ページ内リンクは、ユーザーが長いページ内の特定のセクションにアクセスするために使用されます。
主に「ユーザビリティの向上」の効果が期待できます。

このページで言うと「目次」がこれに該当します。

内部リンクの注意点

内部リンクの注意点
内部リンクは、SEOの観点から非常に重要な役割を果たしますが、不適切な使い方をすると逆に悪影響を与えることもあります。以下に、内部リンクを作成する際の注意点をいくつか紹介します。

① 適切なアンカーテキストを使う
② 大量の内部リンクを作成しない
③ リンク先&リンク元のページの品質を確認する
④ 階層構造に基づいて内部リンクを作成する

① 適切なアンカーテキストを使う

内部リンクのアンカーテキストは、リンク先のページ内容を正確に表現する必要があります。
このアンカーテキストは、検索エンジンがページの内容を理解するのにも役立ちます。
不適切なアンカーテキストを使用すると、検索エンジンがページの内容を正しく理解できなくなる可能性があるため、適切なアンカーテキストを使用しましょう。

② 大量の内部リンクを作成しない

大量の内部リンクを作成することは、検索エンジンにスパム行為と見なされる可能性があります。
また、ユーザーがページを閲覧する際にも、大量の内部リンクが存在することでページの読み込みが遅くなったり、ユーザーへ混乱を招く可能性があります。
過剰な内部リンク対策はせず、適切な場所に設置しましょう。

③ リンク先&リンク元のページの品質を確認する

内部リンクのリンク先及びリンク元のページは、ユーザーに有用で質の高いコンテンツを提供していることが重要です。
例えば、内部リンク先がエラーページだったり、リンク元が低品質のページの場合、Googleからの評価が下がる原因となります。
特にURL切れなどは潤滑なクローリングの妨げになるので、こまめに確認しておきましょう。

④ 階層構造に基づいて内部リンクを作成する

トップページからカテゴリー、さらにサブカテゴリーや個別ページへと論理的にリンクを配置することで、ユーザーは目的の情報に直感的に辿り着くことができます。

また、検索エンジンはサイトの重要なページを発見しやすくなり、適切なコンテンツへのアクセスとインデックスを促進します。このクリアな階層構造は、サイトのSEO効率を最大化する基盤となります。

以上が、内部リンクを作成する際の注意点の一部です。適切な内部リンクの作成により、SEOに大きな効果をもたらすことができます。

避けるべき内部リンク方法

内部リンクのアンカーテキストについて、避けるべきこともGoogleの公式ガイドラインに記述されています。
下記に注意して内部リンクを設置しましょう。

避けるべきこと
・「ページ」、「記事」、「ここをクリック」などの一般的なアンカー テキストを記述する。
・リンク先のページのテーマから外れたテキストや内容と関連のないテキストを使用する。
・ページの URL をアンカー テキストとして使用する
・長いアンカー テキスト
・リンクを通常のテキストのように見せる CSS やテキストのスタイルを使用する。
・検索エンジン向けに過度にキーワードが挿入されたアンカーテキスト
・ナビゲーションに役立たない不要なリンク

SEO専門家の見解
内部リンクで失敗しないためには

「ペナルティの対象になる低質なページからは内部リンクしない」
「内部リンクのURL切れや、URL表記ミスを無くす」
「SEO対策のために過剰に集めすぎない」

上記を意識したうえで、関連性のあるページを内部リンクで繋げば問題ないでしょう。

 

自社で内部リンクのSEO対策を行った成功事例

弊社で実際に内部リンクの改善をはじめとしたSEO対策を実施した事例をご紹介します。

事例その①:リンク切れ・TOPページへのリンク設置で順位改善

ジャンル 内装工事業
対策開始日 2021年3月1日
対策内容 内部対策、コンテンツ対策
対策前の検索順位 キーワードA(店舗デザイン):14位
キーワードB(店舗デザイン:17位
キーワードC(店舗設計):圏外

 

サイトの説明

大阪にある店舗設計やデザインを得意とする内装工事業を行っている会社です。主に飲食店、美容室、クリニックを中心に店舗デザインを行っています。

「エリア名+店舗デザイン」「エリア名+店舗設計」などのキーワードでSEO対策を行っています。

内部リンク対策内容の詳細

▼サイト内部対策
・リンク切れの内部リンクが複数存在したため、リンクを修正またはリンク削除を実施
・ユーザーの利便性とGoogleクローラーの回遊率を考慮し、対策ページからTOPページへ遷移できるように、TOPページへの内部リンクを設置。

SEO対策後の検索順位結果

キーワードA(店舗デザイン):14位→9位
キーワードB(店舗デザイン:17位→8位
キーワードC(店舗設計):圏外→20位

内部リンク切れを起こしていた箇所

【サイトフッターリンク部分】
内部リンク切れを起こしていた箇所

自社の見解
訪問ユーザーがサイト内リンクを踏むということは大前提ですが、こうしたサイト内の内部リンクは”Googleのクローラー”もサイト内を巡回する際に利用します。

こうしたフッターリンクやグローバルメニューなど、重要なページへの内部リンクが切れているとクローラー巡回の機会損失に繋がり、適切なクローリングを受けることができず、本来評価されるはずのページも評価される機会を逃すことになります。

もちろん、こちらのサイトは「リンク切れ修正」以外にも対策を行っており、リンク切れを修正したことだけで順位が上がっているわけではありませんが、こうした細かな作業の積み重ねで徐々に順位を上げていくことに繋がっています。

 

事例その②:内部リンクを改善して複数ワードで1位を獲得

ジャンル 韓国雑貨
対策開始日 2022年2月1日
対策内容 内部対策、コンテンツ対策、外部対策
対策前の検索順位 キーワードA(韓国雑貨):22位
キーワードB(韓国雑貨):15位
キーワードC(韓国雑貨):28位

サイトの説明

東京都にある韓国雑貨のオンラインショップを展開している会社の対策事例となります。
商品の展開数に問題はなかったものの、サイト内で商品が探しづらい導線となっており、内部リンクの対策を含む内部対策、コンテンツ対策で順位改善を図りました。

内部リンク対策内容の詳細

▼サイト内部対策
・商品ページへの内部リンクの新規導線を設置

SEO対策後の検索順位結果

キーワードA(韓国雑貨):22位→1位
キーワードB(韓国雑貨):15位→1位
キーワードC(韓国雑貨):28位→7位

「韓国雑貨系キーワード」の順位動向

【韓国雑貨系キーワードの順位推移】
韓国雑貨系キーワード順位動向
2022年2月より弊社のSEOサービスをスタート
運用序盤は評価されるページにバラつきが出ており、順位が不安定な状況が続いておりましたが、運用から約半年経過後、順位が30~20位あたりで安定し、1年後には急上昇し1位を獲得しました。

ECサイトの内部リンクは非常に重要な要素

こちらのサイトでは、「商品カテゴリ」のページへ遷移しづらい作りになっていました。
ユーザーが商品を探しづらいのはもちろんのこと、Googleのクローラーも商品ページやカテゴリページへ遷移しづらい状況になっていました。
そこで、全ページからカテゴリ検索ができるように、ナビゲーションメニューに「CATEGORY」のメニューを追加
内部リンクをナビゲーションメニューに追加
CATEGORYの内容を見てみると、「新作」「セール品」に加えて「商品カテゴリ」も探しづらい状態だったのは、かなりのマイナス要素であったのではないかと思います。
「CATEGORY」という検索手段を設置することにより、Googleクローラーの遷移効率とユーザビリティの改善に繋がった可能性があります。

自社の見解
ECサイトのページは特に複雑になりがちで、商品ページにたどり着くまでにページの階層も深くなりがちです。
なるべくクリックする回数を少なくし、「ユーザーが商品を見つけやすい作りにする」こともECサイトのSEO対策では重要なポイントになります。
ECサイトの場合は「ユーザーが何を基準にして商品を探すか」を念頭においてサイトを作る必要があります。
価格、ブランド、商品カテゴリ、色、サイズ、など全てを考慮する必要はありませんが、ショップの特色に合わせて検索手段を設置し、内部リンクの構造を意識することがポイントとなります。
ECサイトに限らず、ユーザーの求める情報はなるべく浅い階層に設置し、情報を見つけやすい作りにすることを意識しましょう。

 

まとめ:内部リンクとは

今回は内部リンクについてとGoogle検索で上位に表示させるために効果のある設置場所について解説しました。

内部リンクでわからなかった点は解消されたでしょうか?

内容を改めてまとめると

  • 内部リンクとはWebサイト内の記事ページ同士をつなぐリンク
  • 内部リンクはクローラーがWebサイトを巡回する手伝いをする
  • 内部リンクは外部リンクと似たようなSEO効果が得られる
  • 内部リンクの設置は適切に行う

監修者コメント

順位を上昇させたいページに対してサイト内から内部リンクを多く設置するのは、SEOの常套手段です。

特に2018年11月頃から2019年3月頃にかけて内部リンクの価値が高まるような傾向は確認していまして、逆に外部リンクの方の価値が低下したよう感じ始めたのもこの頃でした。
参考:https://twitter.com/seoinfojp/status/1063325379799089152

恐らく、外部リンクのアンカーテキストの信用度を下げて、サイト内部のアンカーテキストの信用度を上げたのだと思いますが、未だ、内部対策においてタイトルやh1と同様に内部リンクは重要度の高い項目となりますので、こちらの記事も参考に意識して設置をおこないましょう。

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監修 SEOINFO

監修者:奥崎 宏(SEOINFO監修|奥崎宏@nexer,inc

(株)NEXER(取締役)の技術責任者(SEO業務やWEBのシステム開発に携わる)
アフィリエイトをきっかけにSEOを学び、SEO会社に転職。
これまで数々のカスタマイズを手掛け、現在はSEO歴13年以上。
特に順位変動の分析を得意とし、自身監修のSEOINFOにて分析結果を報告している。
SEOINFO:https://seoinfo.jp/

監修者プロフィール

NEXER 工藤

NEXER 工藤6つのオウンドメディアの運営責任者

詳細プロフィールはこちら

2017年NEXERに入社。前職はスマートフォンの販売員。
NEXER入社後はSEOコンサルティング営業部、クライアントマーケティング事業部を経て、現在はオウンドメディアを6つ運営&管理の責任者を任されている。
新規で1から立ち上げた2つのサイトは年間100万PV以上のメディアに成長。
既存のオウンドメディアと、サイト買収をおこなった3つのサイトは、運用当初に比べて3倍~5倍の収益を出すメディアに成長。
さらに、2022年12月より新規でもう1サイトに挑戦中。

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