この記事の監修SEO会社
株式会社NEXER
2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。
近年、企業のマーケティング対策としてリッチコンテンツが注目を集めています。従来のリスティング広告やチラシにはないメリットを感じ、導入を検討している経営者、メディア担当者も多いでしょう。
実際に多くのユーザーに知られている大手企業もリッチコンテンツを取り入れていて、スマホやタブレットからのユーザーの取り込みに尽力しています。
今回はリッチコンテンツが注目を集めている理由と導入した場合のメリット、デメリットについて紹介します。また、リッチコンテンツの実例についても取り上げているので、ぜひ参考にしてください。
もしSEO対策の基本から対策方法まで全て詳しく知りたい場合は「SEO対策とは?検索上位表示を狙う方法まとめ!」の記事でSEO対策の情報をまとめているので参考にしてみてください。
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目次
リッチコンテンツとは
リッチコンテンツは、音声や動画(CGやアニメーション)を使用して、企業や商品などのコンテンツを紹介するものをいいます。
リッチコンテンツの「リッチ」とは、通信速度が速くなり大容量化したことで、従来よりも豪華な体験ができるようになったために、そのように名づけられました。
コンテンツとは、内容や情報のことです。豪華な体験ができる内容ということでリッチコンテンツといわれています。
リッチコンテンツを使用した場合、今までのテキストや画像だけの静止的表現にとどまらずに動的に表現できるようになることで、商品をよりアクティブに魅力的に見せられるようになりました。
アイデア次第で非常に幅広い表現ができるため、リッチコンテンツは重要な広告手段となっており、コンテンツSEOの一環として使用されることもあります。
リッチコンテンツが注目されている理由
リッチコンテンツがなぜここまで注目されているかの理由にせまります。
インターネットが普及したため
リッチコンテンツがここまで社会に浸透したのは、インターネット環境が普及したためです。そばにインターネットがあるのが普通の世の中になったため、リッチコンテンツも身近な存在になりました。
小学校ではICT教育の推進により、国から1人に1台のタブレットが支給されるようになりました。家では、テレビを視聴せずにインターネット動画を鑑賞するというひとも増えています。
なにか疑問や不安を感じたら、すぐにインターネットで検索するということが普通になってきました。多くの情報をユーザーはインターネットから目にするため、リッチコンテンツはインターネットを使用した企業戦略として使われています。
スマホやタブレットが普及したため
スマホやタブレットの普及もリッチコンテンツの流行を後押ししました。
スマホやタブレットが普及する前は、デバイスはノートパソコンやフィーチャーフォンが主流でした。ノートパソコンはサイズの関係で持ち運べる場所が限られ、フィーチャーフォンはリッチコンテンツには適さないデバイスです。
スマホやタブレットといった手軽に持ち運べる媒体が出てきたため、通勤時間や空き時間に暇つぶしとしてインターネットを使用するひとが増えました。
購入価格も低価格帯が出てきたことで、スマホやタブレット人口は爆発的に増えていきました。ユーザーのデバイス導入の敷居が低いものとなったことにより、リッチコンテンツは普及しました。
大容量・高速通信が可能になったため
Flashやストリーミング再生などの従来のリッチコンテンツもユーザーに受けていました。しかし、動的な処理をしているコンテンツをサイト内に組み込むと読み込むのに時間がかかる、そもそも表示されないといったことが発生したため、非常に不便な状況でした。
とくにFlashはクローラーに認知されにくいとして、SEOが注目をあび始めると同時に徐々に衰退していきました。
しかし近年では5Gが到来し、通信環境の高速化・大容量化が進み、スマホやタブレットのような小型なデバイスでも大容量のデータをスムーズに見られる環境が整いました。ストレスなく動的なコンテンツが見られるとして、さまざまな動画サイトが人気です。
リッチコンテンツのSEO効果について言及しておきます。
Google公式からの発信はありませんが、リッチコンテンツによる直接的なSEO効果は無い、という考え方が現在では主流です。
例えば、漫画や動画などのリッチコンテンツを入れても、そのコンテンツ内容をGoogleは正確に理解することはできません。
ただし、ユーザエクスペリエンス観点での効果は期待できるため、一度試してみるのも良いでしょう。
良質なユーザエクスペリエンスは、記事のシェアなど、間接的なSEO効果を期待できます。
リッチコンテンツのメリット
実際にリッチコンテンツを採用することで、どんなメリットがあるのかを紹介します。
多彩に表現できる
これまでのテキストコンテンツでは、文字中心で情報を発信してきたため、どうしても直観性に欠けていました。文章と画像だけでは表現方法に限りがあります。つまりは、面白みにかける、かたくるしいという印象がぬぐえませんでした。
しかし、リッチコンテンツは音楽や動画、音声、アニメといった多くの手段を駆使して情報を届けられます。情報を表現する方法も多彩にあるため、ユーザーに面白い、たいくつしないといった体験をしてもらえます。
また、従来の一方通行のやり取りで完結せずに、インタラクティブなやり取り(双方間でやり取りすること)になったのも大きいでしょう。互いに干渉し合うことで、よりユーザー満足度を高められるようになりました。
分かりやすく説明できる
リッチコンテンツを使用した場合、言葉では表すのが難しい内容でも、動きや音を通して視覚的に分かりやすくできます。商品やサービスの中には文章だけでは説明するのが難しいものもあります。たとえば、商品の説明や操作の説明などです。
また、そもそも商品のような形がないもの、抽象的な概念などはさらに説明がしにくく、ユーザーの理解度が低くなりやすい傾向があります。例として、企業理念やCSR活動などがあります。
実態がないものもより分かりやすく表現でき、ユーザーの理解度を高めてくれるのがリッチコンテンツです。
滞在時間を延ばせる
リッチコンテンツを使用した場合、ユーザーの滞在時間を延ばせる効果が期待できます。テキストコンテンツの場合、多くの情報を文字で伝えても読むユーザーに負担がかかるため、どうしても離脱数が高くなる傾向があります。
一方、リッチコンテンツは視聴するだけでよいため、あまり頭を使わずにすみ、ユーザーにそれほど負担はかかりません。また、動画や音声によってユーザー体験を強化することにより、ユーザーが興味をひきやすくなります。
その結果として、ユーザーの滞在時間を延ばすことができるようになります。滞在時間が延びれば、Googleからも良質なコンテンツとして高く評価されやすくなります。
もちろん、滞在時間を伸ばしただけではSEOには影響しないといわれています。しかし、滞在時間が長いということは、ユーザーがそのページの内容をよく読んでいる、動画を見ているということです。
読者の役に立っているサイトは、グーグルから評価を受けます。間接的なSEO効果が期待できます。
ブランディングになる
リッチコンテンツは企業の認知やPR、集客に役立ちます。うまく利用すれば、「この商品ならこの会社」というイメージができ、顧客やユーザーに選ばれやすくなります。その結果として、似たような他社との差別化をはかれて、市場競争に有利になります。
また、動画などの動的コンテンツで広告を作成することは、写真広告よりもユーザーの記憶に残りやすくなるというメリットがあります。
動画の方がテキストや画像よりも記憶に残りやすい一例として、資格習得の勉強をしていて、テキストを開いているのにまったく頭に入ってこない場合をイメージしてみてください。
動画でその資格の講義を見たらすぐに理解できて、なおかつずっと記憶に残っているという方が多いのではないでしょうか。テキストよりも動的なコンテンツのほうが記憶に定着でき、ブランド認知を高めてくれます。
リッチコンテンツの最大メリットは「伝わりやすさ」でしょう。
例えば商品魅力を紹介したい時、どうしても文章や静止画だけでは伝わり辛い部分がありますが、漫画や動画で、視覚的に見せることで訴求効果が高まります。
リッチコンテンツのデメリット
リッチコンテンツがユーザーの満足度を高めてブランディングになる一方で、デメリットになる要素も持っています。
リッチコンテンツのデメリットを知ったうえで、どのように作成していけばよいかを考えましょう。
一定の制作コストが必要となる
リッチコンテンツには、動画やアニメなどの動的なコンテンツが多く、作成するにあたっては動画編集や音声編集などの作業が必要となります。これらの作業は一定の知識や技術を持った専門家があたる必要があり、編集機材も高額なものが多い印象です。
やみくみに作成すると、人件費や機材代などの制作コストの負担が増えるため、なにをつくるかを明確に決めてから作業にあたるようにしましょう。
とくに手のこんだリッチコンテンツを作成する場合は、制作や編集に時間がかかります。
ページの表示速度が低下する恐れがある
5Gによる高速化・大容量化が可能となったとはいえ、必要以上の大容量のリッチコンテンツを提供してしまうと、ページ表示速度の低下につながりかねません。
ページ表示速度低下は、Googleでも検索順位の低下を招くと公表しています。対象となるのは、非常に遅いと指摘されるサイトだけですが、ページ速度が速ければユーザー体験の強化につながります。
ページ表示速度が遅いと、その分、違うサイトにユーザーが流れていく可能性が高まります。ユーザーから離脱されないように、本当に伝えたい内容だけにしぼったリッチコンテンツを作成するように努めましょう。
検索ユーザーにとって逆効果となる恐れがある
リッチコンテンツならば、どのようなものでも作成すればよいわけではありません。ユーザー目線のコンテンツの作成を意識しなければ、商品や企業のイメージダウンやユーザー満足度の低下につながります。
また、情報を多く詰め込もうとしすぎてもいけません。なにをアピールしたいのかが分からず、ユーザーを混乱させてしまいうからです。
大容量のリッチコンテンツの場合、尺が長く感じて飽きられてしまい、ページから離脱してしまう可能性が高まります。データ量も多くなるため、ユーザーの通信量に多大な影響を与えてしまう場合もあります。
コンテンツを作成した企業の印象が悪くなってしまうため、ユーザーの利便性を考えたコンテンツ作りが大切です。
リッチコンテンツでまず注意すべきなのは、ページ表示速度の低下です。
記事に直接埋め込むタイプのリッチコンテンツは、容量が重いため、ページ表示速度が遅くなってしまう可能性があります。
あまりにもページ表示速度が低下してしまうと「離脱率が上がってしまう」「検索順位が
下がってしまう」など逆効果になってしまいます。
リッチコンテンツの実例
ここからは、実際のリッチコンテンツの実例を紹介します。リッチコンテンツを作成する際の参考にしてみてください。
動画コンテンツ
現在のリッチコンテンツの主流は動画コンテンツです。テキストよりも分かりやすく、短時間で伝えることができるため、ユーザーの満足度や理解度を上げられ、途中離脱を防ぐことができます。
・YouTube
YouTubeは多くの幅広い層のユーザーが利用しているコンテンツです。動画内で商品やサービスを紹介して、実際の商品の使用感やサービスを使用した際の感想をリアルに届けることができます。
取れる手段は豊富にあり、幅広い表現が可能です。
漫画コンテンツ
漫画をリッチコンテンツに利用する方法は、日本らしいマーケティング戦略といえます。文字で説明するよりも内容が分かりやすく、説明するのが難しい株取引やマーケティングサービスの説明手段としてよく使用されています。
かわいく親しみやすいキャラが登場し、流れの良いストーリー展開により、ユーザーを漫画の中に引き込めます。ユーザーが漫画に共感してくれた場合、シェアしてくれることもあります。
・Liny
参照:https://line-sm.com/blog/manga/
Linyは、LINE公式アカウントのサポートをしてくれるツールです。顧客獲得に悩む主人公がリニーくんというキャラからLinyのメリットを説明され、導入を決めるというストーリーです。
漫画内ではLinyの特徴だけでなく、どのような層がターゲットなのかを説明しています。漫画仕立てのため、サービスの内容が分かりやすく理解できます。
まとめ
リッチコンテンツは、インターネットやスマホ、タブレットの普及により、瞬く間に世の中に浸透しました。それだけでなく、高速化・大容量化によりユーザーの通信環境がリッチコンテンツに耐えられるものになったことも流行している一因でしょう。
リッチコンテンツを作成すれば、難しい商品の説明やサービスの紹介をすぐに理解してもらえるだけでなく、コンテンツ内のユーザーの滞在率を延ばすことが可能です。
また、ユーザーの興味をひくリッチコンテンツを提供できたなら、愛着を持ってもらえて、他の似た企業との差別化がはかれます。ユーザーが一度持ったイメージはずっと変わらない傾向が強いため、今後は広告にかける費用を浮かすことができるようになるかもしれません。
リッチコンテンツは、まだまだ注目を集め続けるコンテンツのため、これからも導入する企業があとを立たなくなりそうです。
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監修者プロフィール
NEXER 工藤6つのオウンドメディアの運営責任者
2017年NEXERに入社。前職はスマートフォンの販売員。
NEXER入社後はSEOコンサルティング営業部、クライアントマーケティング事業部を経て、現在はオウンドメディアを6つ運営&管理の責任者を任されている。
新規で1から立ち上げた2つのサイトは年間100万PV以上のメディアに成長。
既存のオウンドメディアと、サイト買収をおこなった3つのサイトは、運用当初に比べて3倍~5倍の収益を出すメディアに成長。
さらに、2022年12月より新規でもう1サイトに挑戦中。
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