おしゃれな注文住宅を建てたい!デザイン住宅の費用相場や押さえておくべきポイント

注文住宅を建てるなら、誰もが「おしゃれな家にしたい」と思うはずです。自由度の高い注文住宅であれば、理想的な家を建てられます。しかし、どうすればおしゃれな家が建てられるか、具体的な方法を知っている人は少ないでしょう。

この記事では、おしゃれな注文住宅の建て方や費用相場について解説します。SNSからデザイン例も検索して載せていくので、参考にしてみてください。

おしゃれな注文住宅を建てるために大切なこと

  1. 理想の住宅のイメージを持つこと
  2. 相性の良いハウスメーカーを探すこと
  3. 住宅の外観
  4. 室内の内装

1,理想の住宅イメージを持つ

おしゃれな注文住宅を建てるためには、まず最初にどんなテイストの家を建てたいのか考える必要があります。注文住宅といっても、自然の素材を活かしたナチュラルテイストや北欧テイスト、和のテイストをアレンジした和風モダン、伝統的なフレンチテイストなど、さまざまな種類があるでしょう。

住宅のテイストによって、それぞれデザインに違いがあります。例えば、和風の家と洋風の家では、家の形や色、間取り、ドアを取り付ける位置も変わるはずです。このように住宅のデザインは、家の形から配置まで全て計算されて作られています

おしゃれにするためには、デザインに統一感を出すことがポイントです。仮に和風の家に、洋風の扉があったら違和感を与えてしまいます。あれこれ詰め込んでしまうと、おしゃれさがなくなるのです。おしゃれな住宅を建てたいなら、自分が理想とする家のテイストが何なのかをいま一度考えてみましょう。

2,相性の良いハウスメーカーを探す

次に、相性の良いハウスメーカーを探すことが大切です。ハウスメーカーによっても、得意なテイストと不得意なテイストがあります。さまざまなテイストの住宅建築を幅広く請け負っているハウスメーカーがベストとは限りません。

大手企業にこだわらず、理想の家を実現できそうなハウスメーカーを探しましょう。例えば、和風の家を建てたいのなら、和風建築のノウハウや実績を持っているハウスメーカーに依頼します。おしゃれな住宅を建てたいのなら、専門分野に絞った住宅建築をしているハウスメーカーのほうがおすすめです。なぜならその分野の実績があり技術が高いからです。

さらに、ハウスメーカーに希望を伝えるときは、写真や画像などを見せましょう。言葉だけでは理解しづらい部分も伝えられます。

3,住宅の外観

おしゃれな住宅にするためには、「外観」も重要です。特に面積の大きい住宅の外壁は、住宅の印象を左右します。同じ形の住宅でも、外壁の色によって住宅のイメージが変わるのです。

例えば、白やベージュなら明るい印象を与えますが、ダークブラウンや黒にすると落ち着いたシックな印象になります。何十年も住み続ける住宅だからこそ、外壁は好みの色で飽きない色を選びましょう。

また、常に雨風にさらされる外壁はどうしても傷みやすい部分でもあります。耐久性や機能性も考えて選んでください

4,室内の内装

おしゃれな住宅を建てるコツの最後は、「室内の内装」です。おしゃれに見せるためには、家具やインテリアのテイストを揃えるとうまくいきます。さらに、部屋の床や壁の色からベースカラーを決めて、それに合わせて家具やラグマットの色を決めるとまとまった印象の部屋になるでしょう。

注文住宅をおしゃれにする6つのコツ

おしゃれな注文住宅にしたくても、具体的にどのようにすれば良いのかわからない方も居るでしょう。ここからは、注文住宅をおしゃれにするためのコツを6つ紹介していきます。

  1. デザインを統一する
  2. 良質な素材を選ぶ
  3. 色の使い方を工夫する
  4. 照明にこだわる
  5. 緑や植物を活用する
  6. 収納スペースの確保

1,デザインを統一

デザインを統一するためには、まず全体のコンセプトを明確にすることが重要です。家のイメージやテーマ、雰囲気を定め、それに基づいてデザイン要素を統一していきましょう。家全体のデザインを統一することで、一貫性のあるおしゃれな雰囲気を作り出せます。外観や内装、家具やアクセサリーなど、各要素のデザインを調和させることを心掛けましょう。

床材、壁材、タイルなどの仕上げ材を統一すると、部屋間のつながりを演出できます。色や質感をまとめることで、統一感のある空間を実現しましょう。たとえばシンプルでミニマルなデザインで揃えれば、無駄のないシンプルなデザインの、スッキリとした空間を作り上げられるでしょう。

2,良質な素材を選ぶ

注文住宅に上質な素材を使用することで、高級感やおしゃれさを演出できます。自然素材や高品質の建材、照明器具や家具など、素材選びにこだわりましょう。

たとえば天然木を採用すると、自然な風合いや温かみをもたらしてくれます。床材や家具、内装の一部に天然木を使用することで、上質な雰囲気を演出できるでしょう。また、大理石やグラニットなどの自然石は、高級感や耐久性があります。キッチンやバスルームのカウンタートップ、床材、壁材などに使用することで、豪華な印象を与えます。

高級なセラミックタイルやポーセレンタイルは、耐久性があり、多様なデザインや色使いが可能です。キッチンやバスルームの壁や床、玄関ホールなどに使用することで、おしゃれな雰囲気を作り出せるでしょう。

3,色の使い方を工夫する

カラースキームを考えて、適切な色の組み合わせを選ぶことも重要です。モノトーンやナチュラルカラー、ポップなカラーアクセントなど、おしゃれな雰囲気を作り出せる色の組み合わせを検討しましょう。

具体的な配色の考えるために、まずカラーパレットを作成しましょう。外観や内装、各部屋ごとに使用するメインカラーとアクセントカラーを決め、それらを統一させることで一貫性を持たせます。

外壁や屋根、室内の壁や床など、基本となる大きな面にメインカラーとして同じ色を採用することで、統一感を生み出せるでしょう。また、メインカラーに対してアクセントカラーを配置することで、ポイントやアクセントを与えることができます。例えば、内装の家具や照明、カーテンやクッションなどにアクセントカラーを取り入れましょう。

4,照明にこだわる

照明の選択と配置によって、空間の雰囲気を大きく変えることができます。間接照明やダウンライト、ペンダントライトなど、効果的な照明デザインを考えましょう。また、各部屋や空間の目的や機能に応じて照明を選ぶようにしてください。明るさや光の方向性、点灯方法(一括制御や個別制御など)などを考慮し、照明が必要なタスクやアクセントをサポートすることが重要です。

照明の配置や種類、光の色温度などを統一することもデザインの一貫性を高めるポイントです。全体の雰囲気に合った照明計画を考え、統一感のある照明デザインを実現しましょう。照明だけでなく、自然光をいかに室内へ取り込むかも大切。大きな窓やスカイライトを活用することで、室内に明るさと広がりを与えられます。

5.緑や植物を活用する

注文住宅において植物を取り入れることは、空間に自然の要素を加え、心地よい環境を作り出すための素晴らしい方法です。植物を配置することで、自然なアクセントを加えることができます。そのためにも、室内に観葉植物やフラワーアレンジメントを取り入れると良いでしょう。

植物は光合成を行うため、十分な光を受けることが重要です。家の内部の明るさや窓の向き、日当たりなど、各部屋の光環境を確認してください。光が不足する場所では、日陰に適した植物を選択しましょう。植物を選ぶときは、注文住宅のスタイルやコンセプトに合ったものを選ぶことのがおすすめ。緑の葉が特徴的な観葉植物やサボテンなど、好みやインテリアとの調和を考慮した選択肢を検討しましょう。

6,収納スペースを確保

注文住宅におけるおしゃれな収納方法は、スタイリッシュで機能的な空間を作り出す上で重要です。散らかりがちなものをスッキリと収納できる工夫もおしゃれさを引き立てます。収納スペースや収納家具のデザインを工夫し、スッキリとした空間を保ちましょう。

注文住宅なら、収納スペースを自由に設計することができます。カスタムメイドの収納ユニットを作成し、壁面や階段下、廊下のスペースを最大限活用しましょう。デザインや色を選ぶことで、統一感や個性を持たせることができます。

たとえばオープンシェルフは、アイテムのディスプレイやアクセントとしても機能します。書籍や装飾品、お気に入りの食器やコレクションなどを見せることで、空間に個性と魅力を加えます。オープンシェルフやに収納ボックスやバスケットを使用すれば、小物や雑貨類をスタイリッシュに整理することが可能。カラフルな収納ボックスや自然素材のバスケットを選ぶと、視覚的なアクセントになるでしょう。

おしゃれな家づくりをする時の注意点

おしゃれな家をつくれば、毎日自分の好きなデザインの住まいで生活ができて幸せな日々を送れるでしょう。しかし、デザインにばかり注意して家づくりをするのは好ましくありません。おしゃれな住宅を建てる際に気を付けてほしいことを、いくつか紹介していきます。

  1. トレンドと個性のバランスを取る
  2. 機能性と快適性を確保
  3. メンテナンス性を考慮
  4. 予算の管理

注意点①:トレンドと個性のバランス

おしゃれな注文住宅を建てる際に気を付けたいことは、流行りに乗りすぎないこと。トレンドは一時的なものであり、個性は永続的なものです。おしゃれな家を作る際には、トレンドを取り入れつつも自分たちの個性やライフスタイルを大切にしましょう。トレンドに振り回されず、自分たちが本当に好きなスタイルやデザインを追求することが大切です。

注意点②:機能性と快適性の確保

おしゃれな注文住宅をつくりたい場合、どうしても予算をデザインに回してしまいがちになります。しかし、おしゃれな家であっても機能性と快適性は欠かせません。家族の生活スタイルや日常の動線、必要な収納スペースなどを考慮し、実用性を重視しましょう。デザインだけでなく、使い勝手の良さも重要な要素です。

注意点③:メンテナンスの容易さ

おしゃれな家を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。素材や家具の耐久性やお手入れのしやすさを考慮し、日常的なお手入れや清掃が簡単に行えるように計画しましょう。手間のかかる素材やデザインは、長期的な視点で考えると負担になる場合もあります。

注意点④:予算の管理

おしゃれな家づくりは魅力的ですが、予算の管理も重要なポイントです。事前に予算を設定し、必要な費用や優先順位を明確にしましょう。無理な借金や過剰な出費は、後々の負担になることがあります。予算について決める時は家づくりをするときだけでなく、住んでからの生活にかかる費用のこともしっかりと考えておきましょう。

SNSから探すおしゃれな家のデザイン例

ここでは、SNSで検索したおしゃれな注文住宅のデザイン例を記載していきます。デザインに悩んでいるようであれば、ぜひ参考までに目を通してみてください。

デザイン例①:水色をアクセントカラーに採用


ホワイトをベースカラー、水色をアクセントカラーに選んで、注文住宅を計画中のようです。カラーリングを意識した統一感のあるデザインは、おしゃれな室内を演出できます。好きな色に囲まれる暮らしは、きっと楽しくなるでしょう。

デザイン例②:アースカラーの優しい配色

白や木材をベースに、うまくグリーンを取り込んだ暖かな色合いの住まい。地球を彷彿とさせるあたたかなカラーリングの住宅なら、リラックスして過ごせそうです。大きな窓から日光を目いっぱい取り込めば、癒しを感じる快適な暮らしが実現できるでしょう。

デザイン例③:ヨーロッパスタイル

ブラックにホワイト、それからレッドを組み合わせたヨーロッパスタイルの住まい。赤いチューリップを導入することで自然を感じさせながら、おしゃれな雰囲気を向上。陶器をイメージさせる白い小物を配置し、高級感を与えています。

デザイン例④:奥行感の出るアクセントウォール

自然素材の木をたっぷり使っているやわらかな印象の住宅に、アクセントウォールを採用。差色を加えることで室内に奥行き感を与え、お部屋を広く見せています。ちょっとした工夫を加えるだけでも住まいの印象は大きく変わるでしょう。

デザイン例⑤:ミントグリーンの外観

他ではあまり見かけない、ミントグリーンの外観が特徴的な住宅です。個性的なので友人を招待する時もわかりやすいでしょう。スクエアな窓がアクセントになっており、スタイリッシュな印象を与えてくれます。

デザイン例⑥:白がベースの明るい家


壁や床はホワイトをベースとした住まいなので、室内が明るい雰囲気になっています。ブラックのアイアンインテリアを導入することで、室内を引き締まった印象に。黒の割合が少なくても十分アクセントとして機能しています。

デザイン例⑦:ダイナミックな軒


注文住宅の外観をいろいろと見てみて、注文住宅を建ててみたくなっている方の意見がありました。ダイナミックな軒に魅力を感じているようです。軒の大きな住まいは存在感があり、かっこよくスタイリッシュな印象を与えてくれるでしょう。

デザイン例⑧:和モダンな住宅

和モダンのおしゃれな住宅デザインです。和テイストは日本人にとって落ち着きを与えてくれるデザイン。純和風ほどではなくモダンテイストも取り入れているので、飽きが来ず長く愛用できる住まいになるでしょう。

デザイン例⑨:北欧風モダンティファニーハウス

ティファニーのカラーをイメージした華麗で可愛らしい住宅です。これには心ときめく女性も多いのではないでしょうか。「好き」を住まいのデザインに落とし込めるのは、注文住宅の良いところです。

デザイン⑩:吹き抜けで開放的

完全フルオーダーの注文住宅で、夫婦の夢を実現させた理想のマイホームを実現できたようです。開放的な吹き抜けがとても素敵な住宅。高い位置にある窓からは、陽の光をたっぷり室内へ取り込めそうです。

デザイン住宅の費用相場

デザイン住宅には「高そう」「費用がかる」といったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか?住宅を建てるときに一番悩む問題が費用です。そこで、デザイン住宅の費用相場について解説します。

国土交通省の「令和元年度、住宅市場動向調査」によると、注文住宅の建築費用の相場は全国平均で3,235万円です。地域によって土地代や建築費用にも違いがありますが、3,000万円以上あればおおむね希望する一軒家を建てることができます。外観にこだわったり、機能的な設備を入れられたり、実現したいことが叶いやすい価格です。

潤沢な予算があればクオリティの高い住宅が建てられますが、現実的には予算は限られています。そのため、ある程度の取捨選択も必要です。費用を抑えられるところはしっかりと抑え、予算内で家づくりができるように工夫しましょう。

住宅の費用を抑える5つの方法

方法①:複雑な形の住宅にしない

複雑な形の住宅にすると、その分建築費用がかかります。住宅は四角形などのシンプルな形にするほうが安くなるのです。また、シンプルな形のほうが、安定感や耐久性がアップします。

方法②:仕様や設備のグレードにメリハリをつける

住宅用の資材や設備には、安価なものから高価なものまで色々な種類のものがあります。そこで、どんな仕様や設備に予算をかけるのか優先順位を決めましょう。例えば、床暖房にお金をかけるならバスユニットの設備は既製品を選ぶなど、メリハリをつけることで低予算でも理想的な住宅が実現します。

方法③:壁を減らす

壁がなければ広く開放感のある空間がつくれます。部屋数が増えれば、その分壁も必要です。しかし、壁を少なくすれば壁を設置する費用が抑えられます。ただし、壁が減った分、住宅の耐震性については考慮してください。

方法④:水回りをまとめる

「キッチンは1階で、お風呂は2階」などと水回りが離れていると配管の設置が複雑になり費用がかかります。水回りを1か所に集中させることで、配管の工事費用を抑えられます。さらに、維持費などのランニングコストも抑えられます。

方法⑤:住宅業者に交渉する

建築事務所、ハウスメーカー、工務店など、どの住宅業者に依頼するかによって費用も変わります。住宅業者を選ぶときは、複数の業者から見積もりをもらって比較して決めるのがベストです。また、「予算内に収めたい」「ここは削りたい」など価格についても業者に相談してみましょう。

まとめ

注文住宅を建てるメリットは、理想を実現できることです。おしゃれな住宅にしたいなら、理想の住宅のイメージを考えましょう。理想のイメージが固まったら、それを実現できるハウスメーカーを探すことが重要です。

注文住宅の価格は、どのような条件を望むかによって大きく変わります。住宅の費用を抑えるためには、どのような生活がしたいのか考えて、設備や資材など予算の配分にメリハリをつけるとうまくいきます。理想のマイホームを実現させて、毎日をもっと楽しく過ごしましょう!