この記事の監修SEO会社
株式会社NEXER
2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。
株式会社NEXERが分析した2023年6月の最新SEO動向について、詳しく紹介します。
目次
2023年6月におこったSEO関連のニュース
6月に話題となったSEO関連ニュースを時系列でご案内いたします。
SEOニュースをひとつずつ詳しくご紹介します。
① 6月のサーチコンソールの機能変更や修正点のまとめ報告。
6月はGoogleがどのようにサイト認識しているか理解するのに役立つ、サーチコンソールの機能変更が多くみられまして、サイトの運営様であれば、知りたくなるような内容も実装されておりました。以下にその変更内容をまとめますので、気になる内容がありましたらサーチコンソールにアクセスし、ご確認頂ければと思います。
1. Search Console Insights にて、直近の人気コンテンツがわかるように。【※5月31日実装】
Search Console Insights にて、サイトのアナリティクスと関連付けしなくても、クリック数が増えているコンテンツや人気のコンテンツがわかるようになりました。
・クリック数が増加しているコンテンツ
⇒ 現在と過去28日間を比較し、クリック数が最も増えたのページ
・最も人気のコンテンツ
⇒ 過去28日間に最も多くクリックされたページ
2. 動画インデックスレポートにて、インデックスされない理由がわかるように!【6月12日】
これまで動画として認識できないなど、視認性が高くないと判断された場合の動画はインデックスしないようにしていたのですが、その具体的な理由がわかるようになりました。
参照元:Search Console の動画のインデックス登録レポートでの視認性報告の改善
・動画がビューポートの外側にあります ⇒ 動画がページの下方に設置されている場合
・動画が小さすぎます:動画が小さすぎる場合 ⇒ 動画の高さを 140 ピクセルより大きくする
・動画が高すぎます:動画の縦サイズが高すぎる場合 ⇒ 動画の高さを 1080 ピクセルより小さくする
3. ウェブに関する主な指標レポートに、INPを追加【6月21日】
Googleのユーザーの利便性を評価するページエクスペリエンスのアルゴリズムの一つとされる『コアウェブバイタルの指標』であるINPの状態をサーチコンソールのレポートで確認できるようになりました。
コアウェブバイタルとは、 LCP / CLS / FID といった指標を元に評価しており、Googleは 2024 年 3 月に FID を INP に置き換えることを報告しております。その変更に伴いINPも追加された形です。
FIDから変更となるINPは、FIDと同様にイベントの発生から表示されるまでの読み込み時間の指標となり、例えば、カートに追加したアイテムが実際に追加されるまでの時間など、何かしらの操作(アクション)後の読み込み時間を計測しています。
具体的な内容に関しては、以下のページエクスペリエンスのページをご確認ください。
② Google社員ゲイリー氏がAIによるコンテンツ生成に警鐘(2023/6/23) PICK UP
Google社員ゲイリー氏のlinkdinアカウントにて、AIにより学習したシステムを利用し生成されたコンテンツの使用は控えるようにしたほうがいいことの報告がありました。
AIにより便利にコンテンツを生成することはできますが、事実を提供する事もあれば、創造された偽情報かもしれないので、事実かどうかわからないまま利用すると残念な結果になるということを懸念しています。
ゲイリー氏のLinkdinの投稿内容:https://www.linkedin.com/
例えば、今話題のChatGPTは、文章生成においても非常に便利なツールであり、もっともらしい回答を瞬時に得る事ができますが、実際に現状でも想像して書かれている場合が多い為、事実確認を行う作業が絶対に必要になります。
ChatGPTの様なAIを利用してコンテンツ作成する方もいますが、虚偽情報とGoogleが判断した場合、順位に影響がでる可能性が高いので、ご注意いただけたらと思います。
③ 新しい検索結果『Perspectives』が米Googleモバイル検索結果に導入!(2023/6/27) PICK UP
6/27、Perspectives機能をアメリカのGoogleモバイル検索結果に導入したとツイッターにて報告がありました。
5月のGoogleI/Oというイベントにて、動画やSNSなどで話題になっている投稿を表示する仕組みとして報告されたPerspectives ですが、6月上旬に早速導入が決まり、27日に展開を終えた模様です。
Googleの報告では、経験に基づいた情報や意見を知りたい場合に役立つ機能であり、検索ユーザーの検索行動が変わるかもしれない機能となりますので、サイト運営者様は、是非以下情報も併せてご確認頂ければと思います。
検索内容により変化はしますが、以下内容の最新コンテンツが表示されると5月のGoogleI/Oにて報告されました。
⇒ 表示コンテンツ:記事 / 動画 / ショート動画 / 画像 / フォーラム や Q & A サイトの投稿 / ソーシャルメディアの投稿
尚、現状では米Googleモバイル検索だけで利用できますが、日本での展開は未定です。
GoogleI/Oのイベントでは、その他にも現在の検索結果のレイアウトから脱却したい思いがあるようなので、この機能が、今後変わるかもしれないその新しい検索結果の例になるかもしれません。
尚、検索結果が気になる方は、是非以下設定方法にてご確認されてみてください。
① クロームやedgeのブラウザにて「Google US 」でGoogle検索し、1番目の結果をクリックします。
② 米GoogleTOPが表示されますが、F12を押して画面右側に[ディベロッパーツール]を表示させます。
③ [ディベロッパーツール]のヘッターメニューのモバイル変換のアイコンをクリックします。
④ クリック後、スマホ表示になるので、F5でページを更新して利用してください。
現在、TikTokなどのSNSで最新の話題を検索するユーザーが増えている為、Googleも検索ユーザーを減らさない為に最新の話題を表示するPerspectives機能を早々に実装した背景があるものと思われますが、もし現在対策されているキーワードが話題の多いキーワードであれば、今後SEO戦略を変える事も必要になるかもしれませんので、その点も押さえ、こちらの情報を読んでいただけたらと思います。
2023年6月の順位変動の推移
弊社のSEO対策による順位変動を、以下3点のグラフデータにてご報告いたします。
① 日毎の順位変動値(折れ線グラフ) :前月末日と対象日の順位変動アベレージをグラフにしております。
② 順位変動アベレージ(棒グラフ) :前日比による順位差を全案件数で割った値が変動値となります。(※値が大きい程、順位変動しています)
③ 順位推移円グラフ(右下の円グラフ) :弊社クライアントの1ヵ月後の順位推移を、順位区分ごとに表したグラフとなります。
グラフ①・②:日毎の順位変動値&順位変動アベレージ
4月5月と順位の動きが悪い状態にあったのですが、6月に入ってからは順位が動きはじめ、特に7日の変動以降、indexの反応もよくなり、月を通して徐々に上昇する傾向にありました。(※グラフ①②参照)
グラフ③:順位推移円グラフ
5月は、indexが消えたり、過去に戻ったりとバグのような現象も多くありまして、それらのバグを起こしたIndexが6月に元に戻る傾向と、その後の調整や評価反映も行われ、普段よりも上昇の割合が多い月となったものと思います。(※グラフ③参照)
(※恐らく、3月後半より開始していたMFI最終移行処理を5月に終えたようなので、そのMFI移行処理によるindexトラブルが5月にあったものと思います。)
6月に順位上昇したものは、4月5月6月と内部対策を行っていたサイトが多く、6月も検索意図とマッチしたコンテンツが順位上昇に影響している傾向にあるため、今月の対策方針としても、引き続き検索意図を意識した対策、対応を進めて参りたいと思います。
2023年6月のSEOレポートまとめ
① サーチコンソールの機能変更
・Search Console Insights にて、直近の人気コンテンツがわかるように
・動画インデックスレポートにて、インデックスされない理由がわかるように
・ウェブに関する主な指標レポートに、INPを追加
② Google社員ゲイリー氏がAIによるコンテンツ生成に警鐘
→Google社員ゲイリー氏のlinkdinアカウントにて、AIにより学習したシステムを利用し生成されたコンテンツの使用は控えるようにしたほうがいいことの報告がありました。
③ 新しい検索結果『Perspectives』が米Googleモバイル検索結果に導入!
→Perspectives機能をアメリカのGoogleモバイル検索結果に導入したとツイッターにて報告がありました。
・4月、5月に比べて順位の動きが大きかった
・5月のindexバグが直った影響か、普段よりも順位上昇の割合が多い月になった
以上が2023年6月の最新SEO情報のまとめです。
別途でSEOの具体的な対策方法を知りたい方は以下の記事にまとめているので、参考にしてください。
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