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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

株式会社NEXERが分析した2023年5月の最新SEO動向について、詳しく紹介します。

2023年5月におこったSEO関連のニュース

2023年5月最新SEOニュース

5月に話題となったSEO関連ニュースを時系列でご案内いたします。

News
【2023年5月2日】コンテンツ配信サイトの canonicalタグが非推奨に!
Googleはニュースなどの複数のメディアに同じコンテンツが配信されるケース(コンテンツシンジケーション)において、重複コンテンツを防ぐための『rel=“canonical” 』タグを非推奨と報告しました。
News
【2023年5月4日】Googleオフィスアワーにて、怪しいリンクについて言及!
米国にて一般の方のSEOについての質問をGoogle社員が回答する、GoogleSEOオフィスアワーが開催されました。
News
【2023年5月10日】Google I/O 開催!
サンフランシスコにて、Googleの未来の技術がみれる開発者向けのイベント『 Google I/O 』が開催されました。
毎年注目されるGoogleのイベントとなるのですが、そのイベントにて、今後のSEOにおいて注目するべき新しい技術が、3つ発表されました。

SEOニュースをひとつずつ詳しくご紹介します。

① コンテンツ配信サイトの canonicalタグが非推奨に!(2023/5/2)

5月2日にGoogleは、ニュースなどの複数のメディアに同じコンテンツが配信されるケース(コンテンツシンジケーション)において、重複コンテンツを防ぐための『rel=“canonical” 』タグを非推奨と報告しました。

The canonical link element is not recommended for those who wish to avoid duplication by syndication partners, because the pages are often very different. The most effective solution is for partners to block indexing of your content. For more, see Avoid article duplication in Google News, which also has advice about blocking syndicated content from Google Search.

(訳)

canonicalタグは、シンジケーションパートナーによるコンテンツの重複を避けたい場合、推奨されません。最も効果的な解決策は、シンジケーションパートナーがあなたのコンテンツのインデックスをブロック(noindex)することです。詳しくは、Avoid article duplication in Google News をご覧ください。また、Google検索からシンジケートコンテンツをブロックする方法についてもアドバイスしています。

SEOではサイト内のコンテンツが重複している場合のマイナス評価を防ぐためによく使われる『rel=“canonical” 』タグですが、それ自体が非推奨となったわけではなく、コンテンツシンジケーションの場合のみ『rel=“canonical” 』 を使わない様にアナウンスしています。また、その場合、配信先のサイトでは インデックスさせない為にnoindexタグをコンテンツに設置する事を推奨すると併せて報告しています。
同じコンテンツを複数サイトに掲載しているサイト運営者様は、重複コンテンツにより配信元サイトが検索結果から消える場合もありますので注意していただければと思います。

② Googleオフィスアワーにて、怪しいリンクについて言及!(2023/5/4) PICK UP

5/4、米国にて一般の方のSEOについての質問をGoogle社員が回答する、GoogleSEOオフィスアワーが開催されました。
そのオフィスアワーにて、スパムを含む怪しいリンクの扱いについて、3点質問がありましたので、そのフォローアップ記事を参考に回答を紹介いたします。

情報の参照元

 
2023年5月GoogleSEOオフィスアワー:https://www.youtube.com/watch?v=qGOHgEGDhvo
フォローアップ記事:https://www.youtube.com/watch?v=qGOHgEGDhvo

スパムを含む怪しいリンクについての扱いについての質問3点(要点まとめ)

ドメインがペナルティを受けた場合、そのドメインからのリンクは影響を受けますか?

スパムだとわかっているサイトからのリンクは信頼しません。


ロシアのウェブサイトから私のサイトにリンクがされているようです。このリンクをブロックするにはどうすればよいですか?

Googleのアルゴリズムは基本的に、高い精度でインターネット上のスパムリンクを認識し無視します。あまり気にせず、ご自身はウェブサイトの改善に力を注いでください。


スパムのバックリンクが私のウェブサイトをリンクしています。どうすればリンクされないようにできますか?

簡単です。無視してください。Googleは25年にわたってそのようなリンクに対応してきており、高い精度で無視できています。

Googleの報告をまとめますと、Googleがスパムと判断したサイトからのリンクは信用しないようにしています。
そういうリンクを見分ける精度も高いので、そう思えるようなサイトからリンクが大量に貼られていたり、増え続けていたとしてもGoogleを信用して無視して大丈夫とのことです。

SEO分析班SEO分析班

スパムリンクにより順位へマイナスに影響することが過去にはありましたが、それを悪用し他のサイトの順位を下げる事も出来た背景もある為、現在は怪しいリンクの価値を無視するという対応を取っているのだと思います。
現状のGoogleのアルゴリズム能力において、否認の対応等も行わなくてよい状況にあるようですので、気にせずサイトの改善に注力されるのが良いかと思います。

③ Google I/O 開催!~注目情報をピックアップ~(2023/5/10) PICK UP

5/10サンフランシスコにて、Googleの未来の技術がみれる開発者向けのイベント『 Google I/O 』が開催されました。
毎年注目されるGoogleのイベントとなるのですが、そのイベントにて、今後のSEOにおいて注目するべき新しい技術が3つ発表されましたので報告いたします。サイト運営者様は是非ご確認していただけたらと思います。

情報の参照元

 
参考Youtube動画:Google I/O ‘23 in under 10 minutes

情報その①:AIにより回答する「Search Generative Experience(SGE)」のシステムの紹介

今後の検索エンジンに適用予定のGoogleのAIシステム『BARD』を検索エンジンに応用する「 SGE (Search Generative Experience)」を発表しました。
現在は米国向けに試験ユーザーを募っており、25日より招待された一部のユーザーのみが利用できる状況にあります。
主な検索結果の変更点としては、検索結果の上部に、質問に対してのAIによる回答が表示され、その回答の参考となるサイトを紹介する形で案内されている点が紹介されています。
まだ日本語版での試験ユーザーは募集されていませんが、米国ユーザーの声としては、高評価の声が多いようなので、現状では、検索ユーザーには便利な機能となりそうな印象です。

情報その②:Google BARDが日本語、韓国語に対応し、日本でも利用可能に

これまで英語のみで利用できる状況であったAIシステム『BARD』が、日本語や韓国語に対応し、日本でも利用できるようになりました

Google BARD:https://bard.google.com/

BARDは、BING検索に利用されているChatGPTの機能(BingChat)と同じように質問するとAIが回答します。
BingChatと違う点として、回答の情報の新鮮さが上げられまして、現状、SEO関係者の声としては、新しい情報かつ正確性の面でBARDの方が信用できるという声が多い様な状況にあります。
長文で検索や質問する時代はまだ先に思えますが、その方向に一気に変化するかもしれませんので、一度利用してみた上で、利便性などについて考えてみるもの良いかと思います。

情報その③:画像にその画像をインデックスした背景情報を表記する『About this image』機能実装

・画像検索においてその画像がGoogleにいつ認識されたか?
・類似する画像が初めて認識された場所はどこか?

上記がわかる『About this image』機能を今後実装することがわかりました。(※数か月内に米国検索のみで利用、今年後半にはChromeに実装予定)
また、AIによって作られた画像を伝える構造化データのプロパティーも併せて追加されましたので、AIによる画像なのかも認識しようとしているようです。
今後、誰が作った画像で、同じ画像を引用しているサイトはどこかなどもわかるようになりますので、使用している画像の信頼性が、コンテンツへの評価軸に加わる方向に変化していくのかもしれません

SEO分析班SEO分析班

今回発表された『SGE』については、検索結果上部のAIによる回答で検索ユーザーが満足することで、アクセスが減少するのでは?と考える方もいます。
コンテンツの著作権問題も含んだAiシステムですが、『SGE』が実装されたことでのアクセスの変化などにも注目し、今後のGoogle検索の変化を追ってみるのもよいかと思います。

2023年5月の順位変動の推移

2023年5月順位変動推移

弊社のSEO対策による順位変動を、以下3点のグラフデータにてご報告いたします。

グラフ説明

① 日毎の順位変動値(折れ線グラフ) :前月末日と対象日の順位変動アベレージをグラフにしております。
② 順位変動アベレージ(棒グラフ)   :前日比による順位差を全案件数で割った値が変動値となります。(※値が大きい程、順位変動しています)
③ 順位推移円グラフ(右下の円グラフ) :弊社クライアントの1ヵ月後の順位推移を、順位区分ごとに表したグラフとなります。

グラフ①・②:日毎の順位変動値&順位変動アベレージ

2023年5月順位変動推移グラフ
5月は、月を通して順位変動が少ない月となりました。(※グラフ①②参照)

グラフ③:順位推移円グラフ

2023年5月順位変動率グラフ
5月は、古いINDEXが復活したり、対策前の以前のINDEX状態に戻ったりと特殊な変動を継続して観測していたのですが、その影響により、普段よりも順位低下したサイトの割合が多い状況でした。(※グラフ③参照)

SEO分析班SEO分析班

上記は22日にMFIの最終移行の処理(モバイル端末で見たインデックス情報への切り替え処理)が行われていた事が報告されており、それが順位低下の原因と判明したのですが、5月は動かないまま、6月の月初にそれらの影響を受け低下したサイトの順位が戻る動きをしています。
6月6日現在では強めの順位上昇傾向にあります。
よって6月はしばらくインデックスの反映状況をみながら、変化に対応し、適切な対策と対応を進めていくべきと考えています。

2023年5月のSEOレポートまとめ

2023年5月の最新SEOニュースまとめ

① コンテンツ配信サイトで「canonicalタグ」の使用が非推奨に
 →コンテンツシンジケーションでは「canonicalタグ」ではなく「noindexタグ」を使用する。

② Googleオフィスアワーにて、怪しいリンクについて言及!
 →Googleのスパムリンクの検知能力が向上しているため、悪質なサイトにリンクされても無視で良い。

③ Google I/O 開催
 ・Googleの検索結果の上部にAIによって導かれた回答を表示する「Search Generative Experience(SGE)」のシステムを発表
 ・Google BARDが日本語、韓国語に対応
 ・画像にその画像をインデックスした背景情報を表記する『About this image』機能実装

2023年5月の順位変動の動向まとめ

・5月は比較的順位変動が少なかった。
・MFIの最終移行の処理によって、直近の月に比べて順位低下傾向にあったが、6月の月初からはそれが原因で低下したサイトの順位が戻る動きをしている

以上が2023年5月の最新SEO情報のまとめです。
別途でSEOの具体的な対策方法を知りたい方は以下の記事にまとめているので、参考にしてください

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