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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

株式会社NEXERが分析した2023年7月の最新SEO動向について、詳しく紹介します。

2023年7月におこったSEO関連のニュース

2023年7月最新SEOニュース

7月に話題となったSEO関連ニュースを時系列でご案内いたします。

News
【2023年7月6日】AIシステムも含めた今後のクローラーの制御方法のディスカッション
今後のAI システムや検索エンジンに対してクローラーの制御方法についての検討が始まりました。
News
【2023年7月7日】ニュースの引用記事にはnoindex設定にする事に言及
ニュース記事を別ドメインなどに配信している場合は、配信先の記事にnoindexをつける事をガイダンスで明確にしたことを報告しました。
News
【2023年7月15日~】過去にないレベルの長期的な順位大変動が発生。
7月15日より、Googleの検索結果において、大変動が長期的に観測されました。
News
【2023年7月19日】 Googleがニュース記事を生成するAIツール「Genesis」を売込中と NewYork Timesが報道
NewYork Timesが 、 Googleがニュース記事を生成するAIツール「Genesis」を売り込み中であると報道しました。

SEOニュースをひとつずつ詳しくご紹介します。

① AIシステムも含めた今後のクローラーの制御方法について、ディスカッションを開始。(2023/7/6)

7月6日、 今後のAI システムや検索エンジンに対してクローラーの制御方法についての検討が始まりました。
現状、検索結果に出したくない場合は、robots.txtにその旨記載するのが基本対応ですが、AIシステムはrobots.txtで制御されておらず、また制御方法もない状態にある為、どのように制御するのが適切なのかの検討をようやく始めたようです。

恐らく検索エンジンと同様にrobots.txtで制御できるはずですが、robots.txt を無視してAIにWEBを巡回させ、コンテンツを認識してきた経緯もある為、制御方法を新たに考えるという方向で話を進めたのではないかと思います。
結果次第では、robots.txt以外の制御方法が確立されるかもしれませんので、サイト運営者様は今後の動向に注視してもらえたらと思います。

② ニュースの引用記事にはnoindex設定にする事に言及。その後トラブル発生!(2023/7/7) PICK UP

7月7日Googleは、公式のエックス(元ツイッター)にて、ニュース記事を別ドメインなどに配信している場合は、配信先の記事にnoindexをつける事をガイダンスで明確にしたことを報告しました。

また、その影響によるものなのか、7/10日にGoogleニュースでindexトラブルが6/26日から起きていたことと、7/16日にはそれが解消したことの報告もありまして、この期間は多くの情報サイトでトラフィックの影響があったようですので、特にサイトを運営されている方はその点踏まえご確認いただけたらと思います。

ニュース記事の方針の概要

例えばYahooニュースを見る方は多いと思いますが、基本的にYahooニュースの記事は別メディアの引用記事でページが作られていまして、上の画像のようにYahooニュースの記事がGoogleの検索結果の上位に表示され、記事元となるメディアへのアクセスが少ないことや、重複コンテンツとして元記事が検索結果に出てこないなどの問題に対して、基本的な対応方針が示された形となります。

7月10日上記ガイダンスが示されたのち、6月21日よりニュース記事のインデックスがトラブル発生し、数日内に解消することの報告と、7/16にトラブルは解消したことの報告がありました。
その間は下図のように、Googleニュースからのアクセスに影響があったことと、弊社においては情報サイトを中心にINDEXされるページが増える状況も確認しています。

画像引用:Googleニュースコミュニティー
SEO分析班SEO分析班

特にこのトラブルの影響によりindexを取得する為か、7月に入ってからは情報サイトへのクローラーが増えており、新しいページを中心に認識される傾向がみられました。
また、クローラーが増える傾向はトラブル解消後、情報サイト以外へ範囲が広がり、これまでにないレベルの長期変動が観測されることになります。
詳しくは次のニュースに記載しますので併せて見ていただけたらと思います。

③ 過去にないレベルの長期的な大変動が発生。しかしGoogleより報告なし。(2023/7/15~) PICK UP

7月15日より、Googleの検索結果において、大変動が長期的に観測されました。
最近のアルゴリズムのアップデート報告後の変動では、2、3日程大きい変動が起こる傾向にあるのですが、今回の変動においては、5日ほど大きい変動が継続しまして、海外の有名ツールでは、現在も動いているほどの長期的な変動となっております。
今回のこの変動の特徴と見解について、報告しますのでぜひご確認いただけたらと思います。

画像引用:Semrush Sensor (米国圏での順位変動調査ツール)

弊社が観測している変動は、次ページの『7月の順位状況について』にグラフを記載しておりますが、状況としては15日から変動を観測し、16日~20日までの順位計測において、特に事業者サイトの変動を観測し、大きく上昇傾向にありました。

その後は情報サイトの順位変動を別途観測しており、変動状況を見る限りでは検索結果を作り直しているような、分類ごとにindex評価を順に反映しているような様子がありました。

変動した案件の特徴

・ 2ヶ月位の範囲で内部対策などでサイトを更新したものの上昇。
・ 2ヶ月位の範囲で、新規に作成したページやサイトの上昇。
・ 検索結果における同じドメインの占拠割合が減少。
検索意図が濃くなり、検索意図とずれているコンテンツの低下
ドメインの優位性が薄れ、検索意図とマッチしたコンテンツが上昇。

今月に入っても、この変動の特徴は継続的に起きておりまして、未だGoogleからの報告もなく、変動も納まる様子はありません。
海外では近々コアアップデートが行われるのではと、噂も出ていますので、順位動向には注視していただけたらと思います。

SEO分析班SEO分析班

変動の特徴を見ますと、概ね検索意図が意識されたコンテンツを評価する方向に動いておりますが、最近更新されたページが上位に上がる傾向もみられますので、特に最新の情報を表示させようとしている動きがあるかもしれません。
よって古い情報に対して更新等の対応を行い、そのワードで検索した際の実際の結果を見て、ニーズと合っているかもご確認しながら、更新作業等行っていただければと思います。

④ Googleがニュース記事を生成するAIツール「Genesis」を売込中と NewYork Timesが報道。(2023/7/19)

7月19 日にNewYork Timesが『Googleがニュース記事を生成するAIツール「Genesis」を売り込み中である』と報道しました。
これに対し翌日Googleもその目的などについて公式のエックス(元ツイッター)にて報告することになるという流れがありましたので、AIの動向について気になるかたはご確認いただけたらと思います。

Googleのツイート要点翻訳

たとえば、AI 対応ツールは、見出しやさまざまな書き方のオプションを提供してジャーナリストを支援する可能性があります。
私たちの目標は、Gmail や Google ドキュメントでユーザーが利用できる支援ツールを提供しているのと同じように、ジャーナリストに仕事と生産性を向上させる方法でこれらの新しいテクノロジーを使用する選択肢を提供することです。

ツイートurl:https://twitter.com/Google_Comms/status/1681900287366397952

Genesisは現在、アメリカの大手メディアで試験提供されており、ジャーナリストの助けとなることを目的としているようです。
併せて同日、記事を AI が書いたのか人間が書いたのかで判断はせず出来上がった記事がユーザーにとって役に立つものであるかどうかを判断して評価することも報告しています。
恐らくGoogle自身もAIツールを利用するため、AIでの記事作成自体を今後も否定することはないでしょう。

2023年7月の順位変動の推移

2023年7月順位変動推移

弊社のSEO対策による順位変動を、以下3点のグラフデータにてご報告いたします。

グラフ説明

① 日毎の順位変動値(折れ線グラフ) :前月末日と対象日の順位変動アベレージをグラフにしております。
② 順位変動アベレージ(棒グラフ)   :前日比による順位差を全案件数で割った値が変動値となります。(※値が大きい程、順位変動しています)
③ 順位推移円グラフ(右下の円グラフ) :弊社クライアントの1ヵ月後の順位推移を、順位区分ごとに表したグラフとなります。

グラフ①・②:日毎の順位変動値&順位変動アベレージ

2023年7月順位変動推移グラフ
7月はこれまでにないほどの長期的な変動を観測した月となりました。
そのような中、16日の変動後以降は上昇傾向が継続し、特に10位内への上昇案件が大幅に増加した月となりました。

グラフ③:順位推移円グラフ

2023年7月順位変動率グラフ
10位内への上昇案件が多い状況でしたが、検索意図を満たしていないコンテンツが圏外に消えるなどの順位落差の大きい低下も多くあった為、上昇はしているのですが、変動後は横ばいの状態となっています。

SEO分析班SEO分析班

7月の変動の特徴として、主に2ヶ月以内に内部対策を行ったもの変動が多い事や、検索結果においては検索意図が濃くなるような特徴が見られるので、直近の検索意図を意識した内部対策の効果や、更新されたページの評価反映が行われ大きく上昇傾向になったものと判断しております。
尚、まだクローラーの巡回も激しく、変動も継続しており、検索結果を新しいINDEX情報にて作り直しているような印象も受けますので、変動が落ち着くまで様子を見守りながら、今月も検索意図を意識した対策を継続して行きたいと思います。

2023年7月のSEOレポートまとめ

2023年7月の最新SEOニュースまとめ

① AIシステムも含めた今後のクローラーの制御方法について、ディスカッションを開始。
 →7月6日、 今後のAI システムや検索エンジンに対してクローラーの制御方法についての検討が始まりました。

② ニュースの引用記事にはnoindex設定にする事に言及。その後トラブル発生!
 →7月7日Googleは、公式のエックス(元ツイッター)にて、ニュース記事を別ドメインなどに配信している場合は、配信先の記事にnoindexをつける事をガイダンスで明確にしたことを報告しました。

③ 過去にないレベルの長期的な大変動が発生。しかしGoogleより報告なし。
 →7月15日より、Googleの検索結果において、大変動が長期的に観測されました。

④ Googleがニュース記事を生成するAIツール「Genesis」を売込中と NewYork Timesが報道。
 →7月19 日、 NewYork Timesが 、 Googleがニュース記事を生成するAIツール「Genesis」を売り込み中であると報道しました。
  これに対し翌日Googleもその目的などについて公式のエックス(元ツイッター)にて報告することになるという流れがありました。

2023年7月の順位変動の動向まとめ

・7月はこれまでにないほどの長期的な変動を観測した月となりました。

・検索結果においては検索意図が濃くなるような特徴がみられるので、直近の検索意図を意識した内部対策の効果や、更新されたページの評価反映が行われ大きく上昇傾向になったものと判断

以上が2023年7月の最新SEO情報のまとめです。
別途でSEOの具体的な対策方法を知りたい方は以下の記事にまとめているので、参考にしてください

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