失敗しないハウスメーカーの選び方は?選定までの流れも確認

家を建てたい!と思ったらまずはどこで建てよう?と思うのが一般的です。ハウスメーカーはたくさんあり、それぞれによって特徴が違います。重要なことは、自分がどのような住宅に住みたいかを初めにしっかりと考えることです。

理想の住宅を叶えてくれて、一生付き合っていけるハウスメーカーを選ぶための方法をまとめました。注意点や失敗例なども合わせて紹介していくので、これからハウスメーカーを選んでいく方はお役立てください。

ハウスメーカーを選ぶ6つのポイント

ハウスメーカーを選定する時に注目したい6つのポイントをご紹介します。ハウスメーカーによって得意としているポイントが異なるので、すべてのポイントに目を向けつつ、特にどの項目が得意なハウスメーカーを選びたいか考えましょう。

予算で選ぶ

住宅が予算内に収まるかどうかを考えることは大切です。同じシステムや設備でもハウスメーカーによって値段が違うことも。できるだけ複数のハウスメーカーと比較して決めるようにしましょう。

ハウスメーカーによっては、価格や費用の見積もり方法や詳細が異なることがあります。自分の予算や希望する仕様に合った価格や費用を明確に確認し、後々のトラブルを避けるためにも、契約前に細かく確認しておきましょう。

デザインで選ぶ

和モダン、シンプルモダン、西洋スタイル、ナチュラル、など様々なデザインがあり、住宅メーカーによって得意としている分野が違います。カタログやHPなどを見て自分の好みのデザインを取り扱っているメーカーに依頼するようにしましょう。

得意なデザインを調べるために、ハウスメーカーの施工実績を確認してみましょう。過去にどのようなプロジェクトを手掛けてきたのか、実際の施工事例や完成物件を見学することで、そのハウスメーカーの技術力やデザイン性を判断することができます。

構造で選ぶ

構造には主に、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3種類があります。

構造 特徴
木造

一戸建ての8割ほどは木造住宅です。耐久性は十分ですが、耐震性、耐火性、防音性で少し劣る部分もあります。

鉄骨造 耐久性が高く頑丈な住宅を作ることが出来ます。軽量と重量があり、軽量は低コストです。重量では更に頑丈で耐久性の高い住宅にすることはできますが、コストがかかります。
鉄筋コンクリート造(RC造) 主にマンションに採用されています。頑丈で火災に強い家を建てることができます。

日本の住宅は主に木造ですが、耐久性を重視するなら鉄骨やRCもありです。しかしコストがかかるのとハウスメーカーの取り扱いが限られているので注意しましょう。また、断熱性や気密性、といった性能で選ぶことも大切。住んでいる地域にあわせて検討しましょう。

サービス内容で選ぶ

ハウスメーカーによって提供されるサービスやプランが異なることがありますので、それらを比較してみましょう。設計や施工の段階でのサポートや、付帯サービス(例えば、住宅ローンの手続きや土地探しのサポートなど)の有無や充実度を確認し、自分の希望に合ったハウスメーカーを選びましょう。

何十年と長い間住む住宅ですので、住むまでだけではなく住んでからのことのアフターサポート保証が充実しているような、安心し任せられる会社がおすすめです。

スタッフの質で選ぶ

担当者の人柄、知識、提案力、そして相性はとても重要なポイントです。住宅は家族が長く住む、大切な場所。そして高額の費用がかかります。自分たちの利益のためではなく、お客様のために真剣に向き合うことができる方に担当してもらえると「この人になら任せても大丈夫」という安心感を持つことができます。

ハウスメーカーを選ぶ際には、営業担当者とのコミュニケーションも重視しましょう。自分の希望や要望を丁寧に聞いてくれるか、適切なアドバイスや提案をしてくれるか、コミュニケーションスキルや対応力も考慮して選んでください。

口コミや評判で選ぶ

顧客満足度が高い会社、契約数が多い会社は安心できます。それぞれのハウスメーカーによって特徴が違うのでしっかりと調べるようにしましょう。

インターネットや口コミサイトなどで、選んでいるハウスメーカーの口コミや評判を確認してみてください。過去の顧客の声や評価を参考にすることで、そのハウスメーカーの信頼性やサービスの質を把握することができます。ただし、口コミだけを鵜吞みにしすぎないように注意しましょう。

ハウスメーカーを選ぶ前にしておくこと

予算の算出

ハウスメーカーへ行く前に、予算を明確にしておくことが重要でしょう。予算を決定するために、まずは自分の経済状況をしっかりと把握することが大切。収入や支出、貯蓄、ローンの借り入れ状況などを確認し、現実的な予算を設定してください。

家を建てる際の予算は、家計全体の予算を考慮して決めるべきです。家の建設費用以外にも、土地の購入費用、諸費用、引っ越し費用なども含まれますので、総合的に考えて予算を決めましょう。

家は長期的に使うものなので、将来のライフスタイルや家族構成の変化も考慮して予算を決めましょう。将来の生活に合った予算を設定することで、長期的に安定した生活を送ることができます。

自己資金だけでの建設が難しい場合は、住宅ローンの利用を検討すると良いでしょう。住宅ローンの返済能力を鑑みて、予算を決定しましょう。ローンの金利や返済期間、借入可能額なども考慮し、返済に負担のかからない予算を設定しましょう。

どんな家にしたいかイメージする

あなたが考える住宅の要望を整理しておくことも大切です。例えば、間取りや広さ、デザイン、設備などの希望を具体的にリストアップしておくと、ハウスメーカーとの相談や見積もりの際にスムーズに進められます。

住宅のイメージを具体的に掴むためには、雑誌やインターネットなどから自分の理想の住まいの写真やデザインを集めると良いでしょう。 気になるデザインや素材、カラーコーディネートなどをピックアップすることで、自分の好みやライフスタイルに合ったイメージを得ることができます。

また、友人や身近な人の住んでいる家を参考にして、自分の希望する住まいのイメージを作ることもできます。住みたいエリアの実際の現場を見学することもイメージ作りに役立つでしょう。 周辺の風景や建物の雰囲気を感じ取りながら、自分の希望する住まいのイメージを具体化しましょう。

ハウスメーカーや建築士などのプロの意見を取り入れることもお勧めです。プロの視点から、実際に実現可能なデザインや間取りを提案してもらうことで、より現実的なイメージを作ることができます。

周辺環境の調査

住む場所の周辺環境も重要な要素です。学校や公園、駅などの交通アクセスや生活施設の有無などを調べておくと、ハウスメーカー選びの際に住みやすさを考慮しやすくなります。実際に注文住宅を建てる予定のエリアを訪れて、周辺環境を直接調査することが一番の方法です。

注文住宅の周辺には、生活に必要な施設やサービスの有無や距離を確認することが大切です。 スーパーマーケットやコンビニエンスストア、学校や病院、公園やレクリエーション施設など近くにあるかどうかをチェックしましょう。

また、注文住宅を建てるエリアの将来の開発計画や都市計画を調べることも重要です。新しいインフラや施設の建設、周辺の土地利用の変化などを把握し、将来的な家庭環境の予想を考慮しましょう。

いろいろ注目したいポイントはありますが、なかでも一番大切なのは注文住宅の周辺の治安や安全性でしょう。 地域の犯罪率や災害リスク、防犯対策の有無などを調べ、安心して暮らせるかどうかを確認しましょう。

ハウスメーカー選定までの流れ

住宅展示場は、実際に見て、担当者と話すことが出来るためイメージがつきやすいです。1社のみで決めるのではなく複数の会社を回ってその中から決めるようにしましょう

  1. ネットでホームページや評判サイトをチェック
  2. ハウスメーカーにカタログを請求
  3. 実際に展示場を訪れる
  4. 見積もりを取得する
  5. 比較して依頼するハウスメーカーを決定

1,インターネットでホームページや評判サイトを確認

理想の家のイメージを決めたら、いよいよハウスメーカー選びです。インターネット上には多くのハウスメーカーの情報が掲載されています。公式ウェブサイトや住宅ポータルサイトを利用して、ハウスメーカーの情報を収集しましょう。価格帯などを確認し、自分の希望に合ったハウスメーカーを絞り込みます。

気になるハウスメーカーの口コミや評価を検索することで、実際に利用した人の感想や評価を知ることができます。人が高評価を付けているハウスメーカーなら、比較的安心して家づくりを任せられます。可能であればこの段階で10社ほどのハウスメーカーに候補を絞りましょう。

2,ハウスメーカーにカタログを請求する

インターネットを活用して10社ほどに絞った候補のハウスメーカーに、カタログを請求しましょう。カタログにはプランの内容やデザインについて、性能や設備、費用についてなどが記載されています。

間取りや部屋の配置、収納スペースの有無など、自分や家族の生活スタイルに合ったプランが提供されているかどうか。外装や内装デザインのイメージや雰囲気が、自分にイメージしている家に合うのかどうか。搭載されている充実した設備や性能は必要なのか、性能の良さはどれくらいなのか。さまざまな面から複数のハウスメーカーを比較してみましょう。

また、価格や費用の明確さや透明性も重要なポイントです。カタログにしっかりと目を通し、候補のハウスメーカーをさらに半分程度まで絞りましょう。

3,住宅展示場を訪れる

ハウスメーカーを5社程度まで絞れたら、実際に住宅展示場に行ってみましょう。 住宅場では実際の住宅展示を見ることができます。間取りや内装、外装などを実際に見ることで、自分の理想的な住まいのイメージを具体的に持てるでしょう。

住宅展示場には、ハウスメーカーや建築会社のスタッフが常駐していることがあります。質問や疑問に対してもその場で即座に回答がもらえるため、スムーズに情報を収集することができます。住宅購入に関する資金計画やローンの相談ができる窓口がある場合があり、資金について不安なことがある場合も気軽に相談できます。

住宅展示場に足を運ぶ際は、スタッフの対応にも目を向けておいてください。家づくりを任せるハウスメーカーとは長い付き合いになるので、人間同士の相性も大切です。

4,見積もりを取得する

実際に住宅展示場で話を聞いてみて、気に入ったハウスメーカーから見積もりを取得しましょう。この段階で2~3社程度まで絞っておくと、ハウスメーカーの選定がしやすくなります。1社に絞って見積もりを依頼すると、他社と比較することができないので良し悪しが分かりにくいです。

取得した見積もりから、建物の間取りや構造、外装や内装の仕上げなどの細かな仕様を確認し、自分の希望に合った仕様かどうかをチェックします。また、基礎工事や外構工事、付帯設備など全ての工事が含まれているかも合わせて確認しておきましょう。

費用面では、建物本体価格や付帯設備の価格、外構工事の価格といった各項目の価格がきっちりと明記されているか見ておいてください。また、特定の設備や内装の追加料金や変更費用が発生する予定の場合は、オプション変更した内容の費用が見積もりに含まれているかどうかを確認しましょう。

5,比較して最後の1社を決定

ここまで来たらいよいよハウスメーカー選定の時です。これから一緒に家づくりを進めていくハウスメーカーを1社選び、契約しましょう。

複数のハウスメーカーや建築会社から取得した見積もりに目を通し、しっかりと比較してください。価格だけでなく、仕様内容や保証内容、施工範囲などを総合的に比較し、最適な選択肢を見つけるためにチェックします。

1社に選定する際に、見積もりを出してもらったのに断るのは申し訳ないと感じてしまう方もいるかもしれませんが、そんなことは日常茶飯事です。遠慮せず徹底的に比較して、「ここなら安心して任せられる!」と感じられるハウスメーカーに依頼しましょう。

ハウスメーカー選びの決め手

これまでハウスメーカーを選ぶ流れを紹介してきましたが、中にはどうしても最後の1社を決めきれない方もいるでしょう。家づくりは人生で最大級のお買い物なので、悩むのは当然のことです。

では、悩みに悩んでしまった場合に何を基準にして判断するべきなのでしょうか。実際に家づくりを行った方の口コミを参考に見てみましょう。


決め手はスタッフとの相性

SNSでハウスメーカー選びの決め手を検索してみたところ、圧倒的に「スタッフとの相性」で選定している方が多かったです。

価格や性能、デザインなどを考慮してもなお決めきれない場合は、担当スタッフが信頼できそうかどうかで最終判断をすると良いでしょう。最終的に選んだハウスメーカーとは、とても長い付き合いになります。家を建てるまではもちろん、建ててからもアフターサポートなどで関わっていくことになるので、スタッフさんとの相性は非常に重要でしょう。

気軽に相談しやすいか、親身になって考えてくれるか、提示する情報に信頼性があるか。これらに当てはまるスタッフさんがいるハウスメーカーであれば、安心して依頼できるのではないでしょうか。

住宅が完成するまでの期間

ハウスメーカーによる注文住宅の完成までの期間は、メーカーやプラン、工法、施工内容などによって異なりますが、おおよそ1~2年程度の期間を要することが多いです。事前に建築会社との打ち合わせや契約書の確認を行い、具体的なスケジュールを把握しておくことが重要です。

所要期間 項目 具体的内容
1〜3ヶ月 土地の選定と確認 希望する立地条件に合った土地を選定し、法的な制限や土地の形状、面積などを確認する。
1〜3ヶ月 設計の打ち合わせと図面の作成 ハウスメーカーや建築会社との打ち合わせを通じて、希望する間取りや設備、デザインなどの詳細を決定し、図面を作成する。
1〜3ヶ月 建築許可の申請 建築許可を申請し、許可が下りるまでの期間を考慮。
1〜2ヶ月 融資手続きと資金の準備 住宅ローンの手続きや頭金の準備を行う。
1〜2ヶ月 建築工事の着工 土地の整備や基礎工事を行い、本格的な建築工事を始める。
6〜12ヶ月以上 建築工事の進捗管理 建築工事が進行し、進捗管理や工事の確認する。(天候や工事内容によって期間の変動有り)
2〜3ヶ月 内装工事の実施 外壁や内装、設備の取り付けなどを行う。
1〜2ヶ月 引渡し準備と最終確認 引渡し前に最終確認を行い、引渡し準備を進める。
1日 完成引渡し 建物の完成確認を行い、引渡し手続きを完了させる。

上記が一般的な注文住宅のスケジュールの例となっています。あくまで例であって、これよりもっと短いスパンで家づくりを終える方もいれば、さらに時間をかけて丁寧に家づくりをする方もいます。大切なのは、焦ることなく自分たちに合ったペースで理想の家をつくり上げることです。

ハウスメーカー選びの注意点

注意点①:見積もりにしっかり目を通す

見積もりの段階でまず費用を出してもらいますが、予算内に収まっているからと契約することは危険です。オプション費用などを含まずに見積もりを提示して金額を安く見せている場合もあるかもしれません。

必要なオプションや追加工事が含まれているか、それに対する費用や仕様が明確に記載されているかを確認しましょう。構造、デザイン、設備など自分の理想と照らし合わせて、見積もりの内訳に目を通して決めるようにしましょう

また、安い価格の見積もりを選ぶ際は施工品質についても注意してください。実績や評判をSNSや掲示板を利用して下調べし、家づくりに使用する建材や設備の品質についても確認するようにしましょう。

注意点②:有名なメーカーだからという理由だけで選ばない

知名度があるメーカーだと安心できるという気持ちは皆さんあると思います。実際に大手のハウスメーカーは、高い品質と技術力を持っていることが一般的。多くの実績を持ち、長年信頼性の高いメーカーだからこそ有名になっているのは確かです。

ですが大手のハウスメーカーでも、メーカーによって特徴はもちろん異なります。なんとなく名前の知っているメーカーだからという理由で決めてしまっては、あとから後悔することもあるでしょう。それぞれのハウスメーカーの特徴を把握し、複数のハウスメーカーを比較して選定するようにしましょう。

また、大手メーカーだと広告費や住宅展示場に費用がかかっているので、その分値段が高くなるとも言われています。もしかすると広告宣伝費にお金をかけていない小さな工務店のほうが、条件に当てはまることもあるかもしれません。大手ハウスメーカーに安心感があるのはもちろんですが、それ以外のハウスメーカーや工務店も視野に入れてみることをおすすめします。

注意点③:土地だけで決めない

「建築条件付き」の土地だと、指定のハウスメーカーで住宅を建てなければなりません。確かに土地は重要ですが、そのハウスメーカーがどのような特徴があるのかをしっかり吟味した上で決める必要があります。

ハウスメーカーの公式ホームページを確認し、どのような施工実績があるのか、住宅性能はなにが備わっているのか、住まいのデザイン性はどんなものかなど、しっかりと把握してから申し込みましょう。

公式ホームページの情報だと、良い点ばかり記載されています。掲示板やSNSを活用して、他の人の意見を参考にしてみても良いでしょう。とはいえ口コミなどを鵜呑みにしすぎず、店舗まで足を運んで自分の目で確認するのが一番です。

ハウスメーカー選びの失敗例

失敗例①:費用が予算よりも高くなった

1番最初に行う見積もりの段階で、予算に収まったり、値引きをしてもらったとしても、設計していく中であれもしたい、これもしたい、と出てくると予算よりも高くなることはよくあります。あらかじめ担当者に予算と希望条件を伝え、予算よりも高くならないような提案をしてもらうようにしましょう

オプションを追加すればするほど魅力的に仕上がっていきますが、最初に予定していた予算をしっかりと覚えておくことが大切です。人生最大級のお買い物なので後悔のない家を建てたいでしょう。ですが、住んでからの家計のことも頭に置いておいてください

失敗例②:住んだ後の対応が悪い

住宅完成まで親切だった担当者に不具合を伝えると、連絡が返ってこなかったり、不具合を直すまでに時間がかかるといったこともあるようです。担当者の人柄と、その会社が住んだ後の保証もしっかりとしてくれるのかといった点は見極めなければなりません。

ハウスメーカーを検討する段階で、スタッフの対応がどんな印象かチェックしておきましょう。最初から対応が雑に感じるスタッフが担当だった場合、他のスタッフに変えてもらうことをおすすめします。別のスタッフも相性が悪いようであれば、他のハウスメーカーを検討したほうが良いかもしれません。

失敗例③:情報収集せずに決めてしまった

ハウスメーカーによって特徴や得意分野は異なります。「なんとなく良いかも」といったような曖昧な理由で決めてしまうと、後から出てくる理想とハウスメーカーの特徴が合わない可能性があるでしょう。

家づくりを考え始めたら、まずはどのような家にしたいかなるべく具体的に考えておくことが重要です。それからハウスメーカーの特徴を調べ、あなたのイメージする住まいを作り上げてくれそうなハウスメーカーを選択しましょう。そのためにも、必ず情報収集はしっかりと行ってください

ハウスメーカーと工務店の違い

ハウスメーカーと工務店は、住宅を建築する際に異なる役割や特徴を持っています。

ハウスメーカーとは、住宅を一括で企画・設計・施工する会社のことで、一般的に大規模な住宅を建築することが多いです。一方、工務店は、小規模な住宅を建築することが多く、一般的に地域密着型の企業です。

ハウスメーカーと工務店の特徴をそれぞれ紹介していくので、ハウスメーカーと工務店の違いが気になっている方は目を通してみてください。

ハウスメーカーの特徴

①一貫したシステム
ハウスメーカーは、設計・施工・販売・アフターサポートまでを一貫して請け負うため、一つの会社で全ての業務が行われます。
②スケールメリット
ハウスメーカーは大規模な住宅を建築するため、複数のプロジェクトを同時に進行させることができ、材料の仕入れや施工の効率化などによりスケールメリットを造形できるようになります。
③標準化されたプランやデザイン
ハウスメーカーは一定のプランやデザインを持っていることが多く、オーダーのプランを選ぶことが可能です。

工務店の特徴

①オーダーメイドの建築
工務店は、顧客の希望や要望に合わせたオーダーメイドの住宅を建築することが可能。自由度の高いデザインや仕様を実現できるというメリットがあります。
②地域に密着したサービス
工務店は地域に密着しているため、地元の気候や風土に合った住宅を建築することができます。また、地域の法律や規制に詳しいことが多いでしょう。
③細やかな対応とアフターサポート
工務店はお客様との直接のコミュニケーションが多いため、細やかな対応やアフターサポートを行うことができます。
ハウスメーカーと工務店の特徴を見比べ、あなたの思い描く理想の家づくりを実現できそうなほうを選んでください。

ハウスメーカーの選び方でよくある質問

ハウスメーカーを選ぶときの注目点は?
予算に見合うハウスメーカーか、デザインや構造は希望に合っているかなどに注目しましょう。サービス内容やスタッフの対応もチェックしておくこともおすすめします。
ハウスメーカー選びの事前準備は何をする?
予算の算出し、どんな家を建てたいかなるべく具体的にイメージしておきましょう。
どのくらいのハウスメーカーを比較したら良い?
最初はなるべく多くのハウスメーカーを下調べし、5社程度まで候補を絞ってから住宅展示場へ向かいましょう。その後さらに候補を2~3社にしぼり、見積もりを取得してハウスメーカーを1社選定しましょう。
注文住宅の計画を立ててから引き渡しまでの期間は?
建築会社や施工条件などにもよりますが、おおよそ1~2年程かかるでしょう。
ハウスメーカーを選ぶ注意点は?
有名なハウスメーカーだからという理由で選ぶのは避けたほうが無難です。それぞれのハウスメーカーの特徴を把握したうえで選択しましょう。

まとめ

ハウスメーカーを選ぶ時に注目してほしいポイントや、ハウスメーカー選定の流れなどについて紹介してきました。

家づくりで肝心なのは最初です。構造、デザイン、予算、設備など情報収集をしながら時間をかけて決めるようにしてください。

家族と長い時間過ごす住宅が住みやすく、快適で、幸せな空間になるために、素敵なハウスメーカーや担当者と出会えるよう、最初に自分の理想と重視するポイントをしっかりと決めてハウスメーカーを選ぶようにしましょう。