「Webデザイナーだけど給料が安くて困っている」「どうすれば年収アップ出来るの?」と悩んでいませんか?
Webデザイナーとして経験を積んでいくうちに年収アップを目指して大手へ転職すべきか、それともフリーランスになるべきか迷いますよね。
私はキャリアアドバイザーとしてWebデザイナー職の転職に携わってきましたが、Webデザイナー職はスキルによって大きく収入が異なる傾向があります。
そもそもWebデザイナーの平均年収は?
転職エージェント「doda」が発表している平均年収ランキングによると、Webデザイナーの平均年収は357万円となっています。
Web編集やWebコンテンツ企画よりは若干給与水準が高めですが、Webデザイナーは男女差が大きく、女性の平均年収は低めです。
海外事情 : Webデザイナーの収入は海外の方が高い
少し前の記事ですが、海外で勤務経験があるWebデザイナーのManaさんのブログ「Webクリエイターボックス」の記事によると、海外に比べて日本のWebデザイナーの年収が明らかに低いことがわかります。
各国の平均年収を比較してみると、以下のようになります。
平均年収の比較
- アメリカ|785万円(最高)
- オーストラリア|688万円
- ニュージーランド|590万円
- カナダ|579万円
- イギリス|417万円
- 日本|357万円(最低)
特に日本とアメリカの差が2倍以上と、かなり差があります。
海外のWebデザイナーは、デザインだけでなく簡単なプログラミング程度ならできて当たり前、全体的にスキルが高いので年収も高くなる傾向にあります。
日本のクリエイティブ業界が平均的に年収が低いという要因もありますが、それ以上にスキルの差が大きいでしょう。
海外では日本のように社員を育てるという様な文化はほとんどありませんし、技術職の人はスキルを身に着けてどんどん転職する傾向があります。
しかし、日本のWebデザイナー(というよりもクリエイティブ職全般)の待遇が良くないのは明らかです。
【必読】Webデザイナーが年収アップする4つの方法
それぞれ詳しく解説していきますね。
1.Webデザイナーとして給料が良いところに転職する
まず、最も簡単に年収アップができる方法は「今より給料がいい会社に転職する」ことです。
クリエイター職は残業が多い職種ですし、特にWebデザイナーやエンジニアといった技術職の場合、実際の現場(制作環境)がどのようになっているか事前に知っておくことが重要です。
そのため、各企業と深いつながりがあり、保有している情報量が多いWeb・IT業界に特化した転職エージェントを利用すべきでしょう。
Webデザイナーにおすすめのエージェントは『Webデザイナーにおすすめの転職エージェント』で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
2.スキルの幅を広げて、マルチなクリエイターになる
HTMLやCSSだけでなく、JavaScriptやPHP、CMSの知識などを身につければ、フロントエンドエンジニアとして活躍することも可能です。
また、最近では映像コンテンツが作れるデザイナーが求められているので、PhotoshopやIllustratorだけでなく、After Effetctsなど映像ソフトも触っておくといいでしょう。
会社としても、さまざまなスキルがあるWebデザイナーは重宝しますので、多くの給料を払ってでも会社に残したいですし、転職市場価値もアップします。
3.WebディレクターやWebプロデューサーになる
Web制作において上流工程に携わる『Webディレクター』や『Webプロデューサー』は、平均年収も高い傾向にあります。(平均年収約452万円)
そのため、Web業界で長年キャリアを積んでいるのであれば、ディレクターやプロデューサーにステップアップすることで年収をアップさせることができるでしょう。
とはいえ、Webデザイナーとはまた違ったスキルが必要で、マーケティングやマネジメントといった能力も求められます。
4.海外で勝負してみる
前述しましたが、Webデザイナーの収入は海外の方が高めです。
そのため、英語などの語学を学んで、海外に進出してみるのも年収アップ方法の1つです。
Webサービスの本場でもあるアメリカに行けば、今までにないプロジェクトにもチャレンジできるでしょう。
とはいえ、高年収なぶん求められるスキルは高めですので、経験は重要視されます。(UI/UXやフロントエンド・サーバサイドなどのスキルが求められるケースが多い)
- グローバル展開している日系企業で働く
- 日本に支店がある外資系企業で働く
- 語学を学んで直接現地企業に就職
- インターンやワーキングホリデーから正社員を目指す
- 現地の専門学校に通う
この中でも現実的なのが国内に拠点がある外資系企業やグローバル展開している日系企業での勤務です。
海外の支店に異動になる場合はディレクションなどを任されるケースが多いので、いずれの場合も高いスキルが要求されます。
『JACリクルートメント』ではグローバル展開している日系企業などの求人があるので、スキルに自信がある場合は相談してみると良いでしょう。
フリーランスの年収は会社員以上に差が大きいので注意
クラウドソーシングサービスを提供している「クラウドワークス社」の調査によると、在宅デザイナー(グラフィック・Web)の平均年収は300~400万円となっています。
年代は30代が中心となっており、年収は100万円代から1000万円以上と広く分布しています。
フリーランスは自分で仕事を受注して実績を作らないと収入を伸ばすことができません。
そのため「レバテッククリエイター」のような、企業とフリーランスをマッチングするサービスを活用する必要があります。
実績を作ってポートフォリオが充実すれば新しい仕事も入ってきやすくなりますし、どんどん収入がアップしていきます。
生き残るためにはスキルの幅を広げよう
最近では、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングで簡単にWebデザインを依頼できるようになりました。
そのため正社員としてWebデザイナーを雇わず、外注で済ませるケースが増えています。
また、AIがフロントエンド開発を行うサービスなども出てきているため、単純にコーディングやWebデザインだけでは将来的に職を失ってしまう可能性があります。
そのため、Webデザイナーとしてどのようなスキルを身につけて市場価値を上げていくか?という視点が生き残るために大切です。
Webデザイナーが年収アップする方法まとめ
もし、将来的にフリーランスのWebデザイナーを目指すのであれば、事前に仕事を発注してくれそうなクライアントと人脈を作っておくといいでしょう。
ITやWebの技術は非常に速いスピードで進化するため、業界全体でそのスピードに対応できる人材が求められています。
Webデザイナーで年収アップを目指すならば、技術の向上だけでなく、柔軟に変化に対応できるよう常に心がけましょう。
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