小学館の評判口コミ!大手出版社の歴史から年収や採用情報まで解説

小学館の評判口コミ!大手出版社の歴史から年収や採用情報まで解説

公式https://www.shogakukan.co.jp/

田中くん
小学館への入社を検討しているのですが、実際の評判や口コミが知りたいです。

出版業界への就職を考えている就活生にとって、小学館は憧れの大手出版社の一つです。

そのため、小学館の強みや会社の特長、実際に働いている社員の評判や口コミが知りたい方も多いでしょう。

このページでは、小学館への応募を検討している方に向けて、小学館の歴史や特徴、実際に働いている社員からの評判口コミ、将来性などを徹底解説します。

また、小学館の採用情報も紹介しているので、これから小学館へ応募する方はぜひ参考にしてください。

小学館とは?日本の大手出版社の概要とその歴史

小学館とは?日本の大手出版社の概要とその歴史

小学館は日本を代表する大手出版社の一つで、出版業界のなかでは高い知名度を誇ります。
『ドラえもん』や『名探偵コナン』などの有名なコミックを出版していることで知られています。

まずは、小学館の会社概要や歴史、どのような事業をおこなっているのか詳しく解説するので参考にしてください。

小学館の会社概要と本社所在地

小学館へ応募を検討している方に向けて、小学館の会社概要について表にまとめました。

会社名株式会社小学館
創立1922(大正11)年8月8日
資本金1億4,700万円
代表者代表取締役社長 相賀信宏
社員数707名(2024年3月1日時点)
所在地〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2丁目3-1 小学館ビル1F
公式サイトhttps://www.shogakukan.co.jp/

小学館は1922年創業の日本の大手出版社です。

本社は東京都千代田区一ツ橋にあり、周辺には他の大手出版社も多く集まっている日本の出版業界の中心地ともいえる場所です。

小学館は漫画や雑誌、書籍など幅広いジャンルの出版を手掛けており、とくに漫画においては国内外で高い評価を受けています。

代表的な作品は『ドラえもん』『名探偵コナン』『ポケットモンスター』などがあり、日本の文化を代表するコンテンツとして親しまれています。

本社所在地の一ツ橋エリアは、出版社やメディア関連企業が多く集まっており、クリエイターやライターなどが活発に創作活動をしていることでも有名です。

小学館の本社ビルでは、編集部や制作者たちが一丸となって作品を生み出し続けています。

小学館は歴史と伝統のある企業ですが、新しい時代に合わせた出版戦略も展開しています。

たとえば、デジタル出版や多言語での翻訳による世界への発信など、日本のコンテンツを世界中に発信する役割を果たしているのです。

小学館の歴史と業界での位置付け

小学館は1922年の創業以降、日本の出版業界において重要な立ち位置にいます。創業当初は小学生を対象とした教育関連の書籍を中心に出版していました。

その後、徐々にコミックや雑誌など娯楽目的の書籍の分野へと事業を拡大していきます。

1959年に創刊された『少年サンデー』や1977年創刊の『コロコロコミック』は、小学館の看板タイトルとなり、現在でも高い人気を誇っています。

小学館は、出版業界が不況に苦しんでいる現在でも、デジタル化への対応や国際展開を進めており、安定した経営基盤を維持しています。

とくに国際展開については、複数の企業とともに日本のコンテンツを海外へ向けて発信していくための新会社を設立するなど、業界内でも一歩リードする存在となっているのです。

小学館の主な事業内容とサービス

小学館の主な事業内容とサービス

小学館は出版事業を主に展開しており、さまざまなコンテンツの制作をおこなっています。具体的には、書籍や雑誌、コミック、電子書籍の制作と販売が主力事業です。

とくにコミックに関しては、国内外から高い評価を受けており、数多くの人気作品を生み出し続けています。

また、時代が進むにつれて、紙媒体だけにとどまらず、スマートフォンやタブレット端末などのデジタル製品を通じて、より多くの読者にアプローチをかけています。

さらに、作品のアニメ化や映画化など、メディアミックス戦略も取り入れて、作品のブランド価値を高めているのです。

近年では、出版事業だけにとどまらず、メタバースやSDGsプロジェクト、月面探査プロジェクトにも力を入れており、今後ますます発展することが期待できるでしょう。

田中くん
小学館はコミックや雑誌のイメージが強いですが、色々な分野に力を入れているのですね。
ねこくん
デジタル化が進む近年、スマートフォンなどで手軽に書籍を読めるようにデジタルコンテンツを拡大したり、VRや宇宙事業など新しい挑戦をしたりしていることがわかりますね!

小学館の強みと特徴

小学館の強みと特徴

田中くん
小学館の強みや特徴を教えてほしいです。
ねこくん
小学館は日本で最も知名度が高い出版社の一つで、数多くの有名な出版物を出しています!

新事業にも力を入れていて、新しいことに挑戦しやすい環境が整っているといえますね!

小学館は、多様化する読者層に合わせた幅広いジャンルの出版物を提供しています。とくに、児童や教育向けの出版物は創業当時から力を入れている分野です。

具体的には『小学一年生』『ベビーブック』など、子供向けの教育雑誌や書籍の刊行で知られています。

さらに、小学館は『ドラえもん』や『ポケットモンスター』など、国内外で高い評価を得ているキャラクター作品を多く保有しています。

このように、児童教育やエンターテイメントにおいて高いレベルのコンテンツ作りが小学館の強みの一つです。

また、小学館は近年のスマートフォンやタブレット端末の普及に合わせて、紙媒体だけでなくデジタル化にも力を入れています。

たとえば、生物図鑑の『小学館の図鑑NEO』シリーズは、デジタル化と連動して体験型施設「ZUKAN MUSEUM GINZA」の開設につながっています。
※現在は閉館

また、拡張現実(AR)を使ったスマートフォンゲームを展開するなど、新しい技術を使った可能性を追求している面も強みといえるでしょう。

多岐にわたる出版物のラインナップも小学館の強みの一つです。児童書やコミックをはじめとして、ライフスタイル誌、ファッション誌、図鑑、辞典など非常に幅広いジャンルの出版物を手がけています。

ジャンルが幅広いのは、読者の年齢や興味に応じた多様なニーズに応えるための戦略の一環が理由として挙げられます。それに伴い、年間で発行される出版物は他社と比べても圧倒的なスケールを誇っているのです。

社員に対する企業文化も小学館の魅力の一つです。

風通しがよく、年代や性別問わずさまざまな方が働いているため、社員一人ひとりが自分の強みを最大限発揮できる環境が整っています。

近年では、地方創生やSDGs、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)などさまざまな挑戦をしており、新しい取り組みにチャレンジをしたい方にとっても働きやすいでしょう。

まとめると、小学館は児童教育に強みをもちながら数多くの国内外に誇れる出版物を数多く提供しており、新しい技術への取り組みにも積極的に力を入れています。

年代を問わずさまざまな方が働いているため、自分の力を最大限発揮しやすいのが小学館の大きな魅力です。

小学館の商品・サービスの評判口コミ

小学館の商品・サービスの評判口コミ

小学館で取り扱っている商品やサービスの評判口コミについていくつかご紹介します。

小学館の商品やサービスがどのような認知を受けているか知りたい方はぜひ参考にしてください。

小学館のプランクトン図鑑、私は2つの見開きページ(多細胞生物と単細胞生物)の画像を提供しました。情報量がすごいです。プランクトンからベントスまで幅広い分類群を扱っていて、読んでいるとあっという間に時間が溶けます。
微生物の採集方法や顕微鏡の扱い方も丁寧に載っていてたいへんおすすめです

引用元:X

自分への誕プレとして買った
『小学館の図鑑NEO 音楽』
ガチおすすめ。

世界中の約300点の楽器を写真と絵付きで紹介してくれる上に、なんとQRコードを読み込むとその楽器の演奏音源や動画が見られるの〜すげぇ!
確認した感じ、多分大半の楽器の音色が載ってるの!!

これで2640円って小学館赤字だろ

引用元:X

小学館の商品に対する口コミとしては、主に図鑑について高い評価をしている読者が多い印象でした。

とくに『小学館の図鑑 NEO』は、生物や楽器、乗り物など幅広いジャンルを取り扱っており、人気のあるシリーズです。

続いて、小学館が提供しているサービスのなかから、スマートフォン向けのマンガ雑誌アプリ「マンガワン」の評判口コミをご紹介します。

疲れているとき、肩が凝らずに見れるアプリ

久しぶりにアプリを起動したけど、インターフェイスがあまり変わっていなかったのでなんだか安心しました。同じ小学舘の漫画アプリでもサンデーウェブリの方が勢いがある(ように見える)が、主体となっているのが少年誌だからだと思います。スピリッツは青年誌だから落ち着いて見えます。
元々名作作品が読みたくてダウンロードしたので、マンガワンの落ち着いた雰囲気の方が肩が凝らなくて、自分にはあっています。今はラストイニングが一気読みの対象になっているけど、無料で読もうとしたら掲載期間が終わるんじゃないか不安です。チケットを買ってもいいけど四枚で120円するから財布と相談かな。無料で見れるシステムも変わってないから、漫画は好きだけどなるべくお金をかけたくない人にはおすすめのアプリです。

引用元:みん評

オリジナル作品がおすすめ

オリジナル作品がとても豊富です。
店頭などで販売されている漫画に負けないくらいクオリティがとても高く、どれもハズレ無しの印象です。
個人的には他の漫画アプリと比べ、使い方が簡単でサクサクと漫画が読めるので全くストレスがないです。
またジャンルも幅広いと感じました。
ラブコメ、ミステリー、ホラー、バトル系など、さまざまなので男女共に楽しめます。
毎日ログインをすると、8話分が無料で読めるのも嬉しいポイントです。8話分が無料なのは得した気分になります。
オリジナル作品がとても好きなので、沢山掲載して欲しいです。

引用元:みん評

マンガワンは、他社のサービスにはないオリジナル作品があり、独自性を高めています。

使いやすさや、無料でマンガ雑誌を読める点も人気の理由の一つです。

総合的に、小学館の商品やサービスは高いクオリティでまとまっていることがわかります。

田中くん
小学館の商品やサービスはSNSや評判口コミサイトをみても良い評価が散見されますね。
ねこくん
小学館は数多くの有名なコミックを出版しているし、図鑑など教育系の書籍にも力を入れています。子どもから大人まで誰でも楽しめる商品やサービスを提供しているのが高い評価の理由ですね!

小学館の社員の評判口コミ

小学館の社員の評判口コミ

小学館の商品やサービスは、利用者から高い評価を受けていることが評判口コミからわかりました。

実際に小学館で働いている社員の評判口コミについて気になる方もいるはずです。

小学館の社員の評判口コミについてそれぞれ詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。

小学館の職場環境

小学館の職場環境に対する評判口コミからご紹介します。

日本を代表する企業、業界の最大手であるため男女ともに非常に優秀な社員も多い。ポテンシャルが高いため、求められるもののクオリティーも非常に高く、その分、仕事のプレッシャーも非常に大きい。優秀な女性の元で働くのが苦手な、学歴もプライドも高い若い男性にとっては難しい状況かもしれない。心も打たれ強い人間に成長するだろう。
大手のため福利厚生も厚く、産休を取ってから復帰してバリバリ働く女性もいる。良い言葉では切磋琢磨している。バイタリティーのある人も多く、人間関係はその点では難しい面もあるかもしれない。

引用元:openwork

流石に歴史ある総合出版社という印象。人数も多いため玉石混交の感は否めないが、優秀な人は本当に優秀。地頭がいいのはもちろん、育ちの良い人も多く、それでいて出版社の面接をクリアできるようなクリエイティビティにあふれる人が多かった。反面、古い体質の恩恵を享受しているような人も多く、かつそういった方々がマネジメントクラスに多く就いているため、その下にいる優秀若い人たちが抑圧されているような印象を受けた。

引用元:openwork

社屋もきれいだし、私のいた部署は先輩も女性が多かったのですが、いじめのようなレベルの低いことはなく、とにかくみんな忙しくて、他人にかまうより、良い仕事をしたいという人が多かったように思います。社員は結構異動もありましたが、在籍年数が多くなるにつれ、それぞれ専門分野のようなものが出来上がっていくので、40代になると畑が固定されていくように思います。部署が全く違いますが、タイアップなどで営業部門の社員と仕事をすると、やはりデキる人が多く、さすがだなと思いました。女性差別があるような会社もまだあるかと思いますが、ここは差別どころか、女性誌部門などは女性編集長が多いですし、差別的なことは全く感じませんでした。が、これはヒラの契約社員から見た視点ですので、内部ではまた違うのかもしれません。漫画の部門でがっつり稼いでいるし、雑誌の売れ行きが減ってきても、安心感はあるなと思いましたが、社名にもなったような学年誌をやめるやめないなど、上の方々は大変な時期だったかと思います。が、普通に取材をして記事を作るぶんにはゆったりとして、知らない人の少ない社名のおかげで守られている感もあり、居心地はよかったです。

引用元:openwork

評判口コミを見る限り、日本を代表する大手出版社の一つのため優秀な人材が多く、モチベーション高く仕事したい方に向いているようです。

また、小学館の知名度が高いので安心して余裕をもって働けるといったコメントも見られました。

安定している企業で働きたい方にとっては有力な選択肢の一つとなるでしょう。

小学館の仕事のやりがいと成長機会

続いて、小学館の仕事のやりがいや成長機会についての評判口コミをいくつかご紹介します。

働きがい: 自分の手がけた記事が、全国の書店やコンビニで売られる喜びがある。多くの人に読んでもらえるので、影響力の大きさを感じる場面は多々あった。

成長・キャリア開発: 新卒社員を会社が一丸となって育てて行く風土がある。体育会系。

引用元:openwork

社会に対して一石を投じる仕事ができるときがある。世間で話題になったり、驚かせたり。
出版関連部門なら、普通なら会えないような人物と会えたり、話をする機会がある。
注目される仕事ができた後はメディアに取り上げられることもあり、非常にやりがいが感じられる。

引用元:openwork

小学館の仕事のやりがいについては、出版業界特有の喜びとして、自分の手がけた記事が書店やコンビニなどで売られることが挙げられるようです。

取材などもあるため、一般では会えないような人物に会えたり、その仕事がきっかけでメディアに取り上げられたりした際にやりがいを感じるとコメントしている方もいました。

小学館のワークライフバランス

最後に、小学館のワークライフバランスについての評判口コミについてご紹介します。

ワークライフバランスがどのような状況か知っておかないと、大手出版業界といえども入社してから大きなギャップを感じてしまうかもしれません。
ぜひ参考にしてください。

職場によるところが大きい。コミック、週刊誌など忙しい部門では、出社を遅くできる代わりにたいていのスタッフが深夜まで残業することになったり、土日でも仕事が入ることも多い。一方、管理系・営業系は比較的バランスを取りやすい。

引用元:openwork

出版物のスケジュールにあわせて全て動いて行くので、土日だから、定時外だからといったルールは通用しない。基本休みでも仕事があればがつがつ働かなくてはいけない。

引用元:openwork

非常に調整しやすい。残業は基本的に無いため、退社後は自由に時間を使うことができる。残業が稀にあることはあるがその分の残業代は必ず出る。また有給休暇も事前に申請すればほぼ100%取ることができるため、プライベートとのバランスを調整しやすい。

引用元:openwork

田中くん
やりがいとしては、やはり自分が関わった出版物が店頭に並ぶのが嬉しいと感じる方が多いようですね。
ねこくん
出版業界ならではのやりがいですね!その分出版物に合わせてスケジュールを組まないといけないため、部署によってはかなり多忙になるようです!

小学館の採用情報や就職難易度

小学館の採用情報や就職難易度

小学館の評判口コミがわかりイメージが深まったところで、採用情報や実際に就職する場合の難易度について見ていきましょう。

それぞれについて詳しく解説するので参考にしてください。

小学館の採用情報(新卒・中途採用)

まずは2025年度の採用スケジュールについてご紹介します。
2025年度の採用についてはすでに締め切られているので、イメージとして参考にしてください。

小学館の採用試験に応募するには、個人IDの発行をおこない、エントリーシートへの入力や課題のアップロードをする必要があります。
締め切りに間に合うように余裕をもった対応が必要です。

まずは定期採用のスケジュールについてまとめました。

締め切り
2024年2月8日(木)17:00
Webテスト
2月20日(火)〜22日(木)
受験者SHEET入力
2月27日(火)〜28日(水)
一次面接
3月1日(金)ないし2日(土)
二次面接
3月8日(金)ないし9日(土)

続いて、小学館の中途採用についてご紹介します。小学館の中途採用は、2024年8月現在では募集していないようです。

ただし、まったく募集していないわけではなく、不定期にいくつかの部門で募集していることがあります。

中途採用で小学館への入社を目指す場合は、常にアンテナを張って求人募集を見逃さないようにしましょう。

小学館のインターンシップ

小学館では、定期採用の応募資格を満たしている方に向けたインターンシップを実施しています。

小学館での仕事を体験してみたい方は、インターンシップに参加してイメージをつかみましょう。

まだ2024年に実施されるインターンシップの情報は出ていませんが、参考として以前実施されていたインターンシップの詳細を表にまとめたので参考にしてください。

【小学館の仕事研究セミナー】

応募締切日2023年12月15日(金)12:00
開催日時2023年12月21日(木)11:00〜12:00
2023年12月26日(火)11:00〜12:00
開催場所オンライン開催
応募資格小社マイページ会員の方
定員各回1,000名

【仕事体験1DAYプログラム概要説明会】

応募締切日2023年12月15日(金)12:00
開催日時2023年12月21日(木)13:00〜14:00
2023年12月26日(火)13:00〜14:00
開催場所オンライン開催
応募資格小社マイページ会員の方
定員各回1,000名

【小学館の1DAYプログラム】

応募締切日2024年1月4日(木)12:00
開催日時2024年1月9日(火)11:00〜12:30 / 16:00〜17:30
2024年1月10日(木)11:00〜12:30 / 16:00〜17:30
2024年1月11日(木)11:00〜12:30
開催場所オンライン開催
応募資格小社マイページ会員の方
定員各回10名

定期採用者向けのインターンシップなので、今後実施されるものについても同じようなタイミングで実施される可能性があります。
定期的にチェックして、積極的に応募しましょう。

小学館の就職難易度とキャリア採用

小学館の就職難易度は非常に高く、東洋経済オンラインが2023年2月に発表した『入社が難しい有名企業ランキング』のなかで66位/200位でした。
2020年度〜2022年度までの採用者数は以下のとおりです。

年度採用者数離職者数定着率
2022年度16人0人100%
2021年度11人0人100%
2020年度16人0人100%

引用元:リクナビ2025

以下は2021年度〜2023年度までの男女別新卒採用者数です。

年度男性女性
2023年度8人9人
2022年度
7人9人
2021年度6人5人

引用元:リクナビ2025

このデータを見る限りでは、男女どちらもほぼ同じ人数の採用がされており、性別関係なくチャレンジできると考えてよいでしょう。
採用倍率については公表されていませんが、約300倍とも言われており、入社難易度の高さが窺い知れます。

続いて、キャリア採用についてです。
キャリア採用についても新卒採用と同様にエントリー締切日が決まっているため、参考にしてください。

エントリー2024年9月17日(火)
書類選考2024年9月27日(金)ごろ通知
一次面接2024年10月5日(土)または6日(日)
筆記試験(Webテスト)2024年10月10日(木)〜13日(日)の間に各自で受験
二次面接2024年10月26日(土)、27日(日)、または11月4日(月祝)
三次面接2024年11月11日(月)
入社2025年1月14日(火)予定

いつでも応募して入社できるわけではない点に注意しましょう。

小学館の給与と福利厚生

小学館の給与と福利厚生

小学館への入社を目指す方にとって、給与や福利厚生面は気になるはずです。

小学館の給与や福利厚生についてそれぞれ詳しく解説していくので参考にしてください。

小学館の初任給

小学館の初任給は274,120円(2023年実績)です。
※3ヶ月間の試用期間中は260,300円

日本のなかでも特に知名度の高い大手出版社なので、初任給についても中小企業と比べて圧倒的に高いのがわかります。

参考として、令和5年度新規学卒者のうち、大卒の初任給の平均額は23万7,000円でした。

引用元:令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(新規学卒者)

小学館の場合は、毎年4月に昇給があり、給与が上がっていく仕組みとなっています。

小学館の平均年収

会社の口コミが集まるプラットフォームの「エンゲージ」によると、小学館の社員の年収は300万円前後〜1,300万円とかなり開きがありました。

所属している部署や仕事内容によって大きく変わると考えてよいでしょう。

たとえば、事務の仕事や編集補助の仕事だと年収が300万円前後と回答している方が多く、逆に営業や編集の仕事をしている方は600万円〜1,300万円と回答している方が多い結果でした。

引用元:エンゲージ

小学館の充実した福利厚生

小学館の福利厚生は、一般的な企業にもある内容以外にもいくつかユニークなものがあるためご紹介します。

まずは「クリエイティブ休業制度」についてです。

クリエイティブ休業制度は自己啓発を目的として3ヶ月以上、最大2年までの休業が可能になる制度です。

具体的には、海外留学やWebメディアを立ち上げて情報発信するなどの理由で取得した方がいるとのことでした。

また、子育て支援にも力を入れており、ベビーシッター会社との法人契約による、ベビーシッター費用の補助が受けられたり時短勤務できたりするなどが挙げられます。

子どもが生まれても安心して働き続けられるのも小学館の魅力の一つだと言えるでしょう。

小学館の退職金

ダイヤモンド・オンラインによると、小学館の退職金は約6,500万円とのことです。
これは55歳退職モデルとのことで、退職する際の勤続年数にもよるはずですが、出版業界のなかでは圧倒的に高い金額となります。

参考として、集英社は約4,900万円、読売新聞が約2,600万円とのことでした。

引用元:ダイヤモンド・オンライン

田中くん
退職金を比較すると、小学館は大手新聞社など出版業界の他の企業と比べても圧倒的に高いですね。
ねこくん
小学館のような総合出版社は、デジタル化などさまざまな面で事業を発展させているので、その分経営も安定していることがわかりますね!その結果が退職金にも現れているのだと読み取れます。

小学館の株価と業績

小学館の株価と業績

小学館に入社したい方にとって、小学館が安心して働ける会社なのか気になるのではないでしょうか。

田中くん
小学館は知名度の高い大手出版業界ですが、安心して働ける会社なのですか?
ねこくん
小学館は数年前まで赤字決算が続いていましたが、現在は堅調に業績を上げていて安心して長く働ける会社ですよ!

小学館は非上場企業のため、株価に関する正確な情報は公開されていませんでした。
しかし、業績については毎年おこなわれている決算報告で確認できます。

2016年〜2023年までの小学館の主な業績を表にまとめました。

年度売上高経常利益当期利益
第86期
(2023.3.1〜24.2.29)
1087億7800万円48億6700万円21億4200万円
第85期
(2022.3.1〜23.2.28)
1084億7100万円73億0100万円61億6200万円
第84期
(2021.3.1〜22.2.28)
1057億2100万円89億4500万円59億9500万円
第83期
(2020.3.1〜21.2.28)
943億1600万円72億4600万円56億7300万円
第82期
(2019.3.1〜20.2.29)
977億4700万円55億7700万円39億2600万円
第81期
(2018.3.1〜19.2.28)
970億5200万円43億9800万円35億1800万円
第80期
(2017.3.1〜18.2.28)
945億6200万円3億1300万円-5億7200万円
第79期
(2016.3.1〜17.2.28)
973億0900万円-9億3400万円-8億1300万円
第78期
(2015.3.1〜16.2.29)
956億0200万円-8億9400万円-30億5200万円

引用元:新文化オンライン 小学館、増収増益決算に(第86期)
引用元:新文化オンライン 小学館、増収増益決算に(第85期)
引用元:新文化オンライン 決算特集:小学館(〜2021年)

第86期の決算において、小学館の売上高は1087億7800万円で前年比0.3%増加し、経常利益は48億6700万円で前年から33.4%減少しています。

当期利益についても21億4200万円で前年より65.2%減少しました。

雑誌やコミックス、書籍が前年を下回っている一方で、広告収入やデジタル収入が堅調に推移して、全体の業績を支えたことが黒字の理由として挙げられるでしょう。

小学館の業績は第78期〜第80期年まで赤字が続いていますが、第81期以降は黒字経営が続いています。

デジタルコンテンツへ注力する取り組みも進んでおり、成功を収めていることが赤字決算を脱却し、黒字経営化した要因だと考えられます。

スマートフォンやタブレットの普及によりデジタルコンテンツへの需要は今後ますます増えていくため、今後も業績は堅調に推移していくはずです。

小学館の業績について理解を深めたところで、小学館に入社するメリットやデメリットを以下にまとめたので参考にしてください。

メリット
  • 日本を代表する大手出版社で働ける
  • さまざまなキャリアパスがあり挑戦できる
  • 堅調な業績推移で安心して働ける
  • 業界トップクラスの福利厚生で安心して長く働ける
デメリット
  • 常に新しい企画を求められるプレッシャーがある
  • 部署によってワークライフバランスが不安定になる

小学館はどのような企業ですか?

小学館は日本を代表する大手出版社です。

2022年に創立100周年を迎え、数多くの方に親しまれているマンガタイトルを多数出版しています。また、図鑑などの教養本にも古くから力を入れており、子どもから大人まで親しまれています。

近年デジタル化が進むなかで、マンガアプリなどのデジタルコンテンツにも力を入れており、堅調な業績で推移しているため安心して働ける会社といえるでしょう。

小学館の将来性について知りたいです。

小学館は第78期〜第80期まで赤字決算に苦しんでいました。

電子書籍やデジタルコンテンツへの需要が拡大しているなかで、積極的に注力していくことで、スマートフォンの普及に伴う書籍のデジタル化の需要に柔軟な対応をしています。

その結果、第81期以降は赤字決算を脱却し、堅調な業績推移を実現しています。小学館は現在デジタルコンテンツをはじめとしたさまざまな取り組みをおこなっており、今後も日本を代表する大手出版社として成長を続けていくでしょう。

小学館の強みが知りたいです。

小学館の強みは多種多様なコンテンツ展開とブランド力です。

とくに『ドラえもん』や『名探偵コナン』など、日本だけではなく世界中でも親しまれている作品を多数保有している点が挙げられます。また、近年はデジタルコンテンツにも積極的に力を入れており、紙媒体と電子書籍の両方で市場をリードしています。

小学館の採用難易度を知りたいです。

小学館の入社難易度は極めて高いことで知られています。

東洋経済オンラインが2023年2月に発表した『入社が難しい企業ランキング』において22位/200位でした。日本を代表する大手出版社で人気も高く、毎年多数の応募者がいるなかで約10人しか採用していないことから、入念が準備をおこなう必要があります。

もし小学館への入社を希望する場合は、業界を徹底的にリサーチしたり、インターンシップに参加したりするなどして、自己アピールができるようにしておきましょう。

【まとめ】

小学館は日本を代表する大手出版社として高い知名度とブランド力が魅力の会社です。

多くの優秀な社員がモチベーション高く仕事をしており、女性編集長もいるとの評判口コミも見受けられるため、性別問わず活躍できる環境が整っているといえます。

初任給も高く、勤続年数を重ねることでどんどん年収が高くなるため、経済的な安定性もあり、モチベーション向上にも期待できます。

さらに、「クリエイティブ休暇」のような出版業界特有の休暇制度や、子育て支援制度など、福利厚生も充実しているため長く安心して働けるでしょう。

一方で、部署によってワークライフバランスが乱れるような評判口コミが見受けられました。
出版業界である以上納期に間に合わせる必要があり、場合によっては連日仕事が続いてしまう可能性もある点は考慮しておく必要があります。

採用倍率は非常に高い分、部署によっては年収1000万円以上を目指せるため、経済的にも安心して長く働けるでしょう。

以前の小学館は赤字経営が続いていましたが、現在はデジタルコンテンツや広告収入にも力を入れており、安定した経営基盤を築いています。
さまざまなプロジェクトに参画しているため、新しいことにチャレンジしたい方にも向いている会社だといえます。

本記事を参考にしていただき、小学館の企業イメージを膨らませつつ、自身のキャリア目標やライフスタイルに合わせて応募を検討してください。

公式https://www.shogakukan.co.jp/