転職経験があまりない方にとって、履歴書の資格欄は悩みどころです。
持っている資格は全て書くべきなのか、業務に関係あるもののみ書くべきなのかなど、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事を順に見ていけば、履歴書の免許・資格欄を完成させることができるので、一緒に学んでいきましょう。
#この記事を書いた人
みんなの転職アドバイザー
ねこくん
新卒でブラック企業に入社し、耐えきれず1年で退職。その後人材系企業にて転職支援に携わる。フリーランスとして数年活動し、現在は経営者で法人3期目。
さまざまな人の転職・キャリア構築をサポートしています。
目次
履歴書の資格欄に書くべき資格・書かない資格
- 国家資格や公的機関が関連する資格
- ベンダー資格
- TOEIC・TOEFLなどの知名度が高い資格
- 志望企業の業界・職種に関連する資格
上記に該当しない資格を書いてはいけないというルールはありませんので、空欄にするのが嫌な場合は記載しても問題ありません。
取得見込みや勉強中の資格は資格欄に書くべき?
- 取得の意思がある場合のみ書く
- 業務に関連しそうなものを書く
- 実現可能性の高いものを書く
- 記載する個数は1つ程度にしておく
- 非現実的なものは書かない(例:簿記3級も持っていないのに、2級を取得予定など)
入社後いつまで経っても資格が取得できない場合は不審に思われる場合もありますので、極力「勉強中や取得見込み」という表現は避けるべきです。
例外として、卒業と同時に資格が取得できる場合は「取得見込み」と書きましょう。
書き方例
履歴書の資格欄「取得」と「合格」の違いと使い分け
判断のポイントは資格を取得した際にどのようなものが発行されているかという点です。
- 運転免許や弁護士、医師などの免許が交付される資格の場合は『取得』
- 英検、漢検、簿記などの合格証が交付される検定の場合は『合格』
- 玉掛技能講習など、講習を受けて修了証が交付される場合は『修了』
TOEICなど、スコアで表記される資格の場合は『取得』を使います。
例:2020年3月 TOEIC公開テスト700点取得
転職における履歴書の資格欄の書き方【状況別】
記載する資格がない場合
なにも記載することがない場合は「特になし」と記載します。
空欄にすると書き漏らしをしていると思われてしまうので、必ず書くようにしましょう。
記載する資格がある場合
- 複数ある場合は時系列順に書く
- 年号の表記は学歴・職歴欄と統一する
- 資格名は正式名称で書く
- 末尾に以上は不要
ここからは、それぞれのルールについて詳しく解説していきます。
ルール1|複数ある場合は時系列順に書く
免許や資格は、免許や合格証明書を取得した順番で書いていきます。
基本的には時系列順に書いていきますが、一般の資格と運転免許を分けて書いたほうが見やすいという場合は、分けても問題ありません。
この場合は運転免許を先に書きましょう。
ルール2|年号の表記は学歴・職歴欄と統一する
よくあるミスが、学歴・職歴欄との年号の不一致です。
学歴・職歴欄では2020年のような西暦表記なのに、資格欄では令和などの和暦にならないように、必ず統一しましょう。
ルール3|資格名は正式名称で書く
ちなみに、TOEICの正式名称はとても長いので「TOEIC 公開テスト スコア〇〇点 取得」という形式で記載するのが一般的です。
よくある資格の正式名称 | |
---|---|
英検 | 実用英語技能検定 |
漢検 | 日本漢字能力検定 |
簿記(日商) | 日商簿記検定 |
秘書検定 | 秘書技能検定 |
宅建 | 宅地建物取引士試験 |
MOS | Microsoft Office Specialist |
運転免許 | 普通自動車第一種運転免許 |
ルール4|末尾に以上は不要
資格欄が足りない場合の対処方法
資格を多く持っている人にありがちなのが、資格欄が足りなくなってしまうという問題です。
結論から言えば、履歴書には業務に関連する資格を中心に書き、それ以外の資格は職務経歴書に記入するといいでしょう。
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【まとめ】正しい書き方のルールを守ることが大切
- 資格は必ず正式名称で
- 職歴欄と年月の表記は統一する
- 取得難易度が低いものは記載しない
- 書ききれない場合はアピールしたいものを厳選する
履歴書の資格欄に記入する内容は、量より質という点がもっとも大切です。
業務に関係しているか、記載してアピールになるかを考えて厳選していきましょう。
次の記事は、履歴書の趣味・特技欄の書き方についてです。書くべき・書かないべき趣味や趣味・特技が無い場合の書き方を紹介しています。
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