履歴書には「賞罰」という項目があることがあります。
聞きなれない言葉のため、何を書けばいいのか分からない方も多いでしょう。
また、賞罰に書いたことについては面接で尋ねられることもありますので、注意が必要なポイントです。
そこで、このページでは履歴書の賞罰欄の正しい書き方や注意点について解説します。
そもそも賞罰とは？
賞罰に明確な定義はありませんが、履歴書において賞罰とは受賞(表彰)歴や、刑法犯罪の有罪歴についてです。
履歴書の賞罰は必ず書かなければいけない？
現在のJIS規格の履歴書には賞罰の記入欄がありません。
また、ハローワークが掲載している履歴書の見本にも賞罰欄はありませんので、賞罰欄の書き方に困る場合は賞罰欄が無い履歴書を使用すると良いですね。
参考 履歴書見本ハローワーク
学生のときの賞と罰も記入すべき？
通常、賞罰の記載は社会人になってからのものを記載します。
学生時代にスポーツでいい成績などを残したなど、アピールしたいポイントは自己PRや特技の欄に記載するといいでしょう。
履歴書の賞罰欄の書き方
賞罰がない場合は「賞罰 なし」と記入する
なにも記載することがない場合は「賞罰 なし」と記載します。
空欄にすると書き漏らしをしていると思われてしまうので、必ず書くようにしましょう。
賞は全国レベル以上なら記入する
賞として記入すべき内容
- 一般的に認知度の高い賞(例:直木賞、グラミー賞など)
- スポーツや文化コンクールの全国大会(例:全日本吹奏楽コンクール優勝など)
- 国や都道府県からの表彰(例:人命救助、災害支援)
県大会や地方大会での優勝レベルであれば、記述する必要はありません。
どうしてもアピールしたい場合は特技の欄や自己PR欄に記載するといいでしょう。
罰は「刑事罰」なら記入する
例:酒気帯び運転、業務上過失障害など
赤切符を切られた場合
例:一時不停止、駐車違反、運転中の携帯操作など
青切符を切られた場合
行政罰の記載に関しては上記のように職種によっては必要な場合もあるので注意しましょう。
書かなくてもいいケース
- 裁判中の事件・・・有罪が確定していないため
- 起訴猶予の事件・・・起訴されていない=有罪ではないため
- 少年犯罪歴・・・未成年の犯罪は行政罰に該当する
告知義務が無くなる場合
- 懲役刑・・・刑期満了から10年が経過
- 罰金刑・・・支払いから5年が経過
- 執行猶予・・・執行猶予期間が終わった時
履歴書作成ツールの活用もおすすめ
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また、読みやすい履歴書を提出することで、パソコンスキルをアピールすることもできるでしょう。
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まとめ
- 賞罰とは「受賞した」または「罰を受けた」経歴のこと
- 最近では賞罰の欄が無い履歴書も多い
- 賞罰欄がある場合は空欄にしない
- 社会人になってからの賞罰のみ記載する
- 賞罰は正式名称で記入する
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