公式https://www.nttdata.com/jp/ja/
就職先の候補として、NTTデータを検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、会社についてよくわからず、迷っている方も多いはずです。
そこで本記事では、NTTデータの概要や強み、特徴について解説します。併せて、評判や口コミ、気になる年収についても紹介します。
NTTデータについて知りたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
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目次
NTTデータは何の会社?
NTTデータはさまざまな分野で活躍している会社であるため、何の会社かわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで、NTTデータの歴史や事業内容・提供サービスなど、NTTデータについて徹底解説します。
まずは基本情報を抑え、NTTデータについての概要を把握しましょう。
NTTデータの会社概要と本社所在地
NTTデータとは、ITサービスを提供する会社です。豊かで調和のとれた社会づくりを目指し、世界50ヶ国以上に展開しています。
ビジネス変革や社会課題の解決のためにデジタル技術を活用し、情報システムの構築や運用を行っています。
企業のみならず、官公庁や自治体、金融機関などのコンサルティングやシステムづくりを担っている会社です。
NTTデータの会社概要や本社所在地は以下の通りです。
会社名 | 株式会社NTTデータ |
本社所在地 | 〒135-6033 東京江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル |
電話番号 | 03-5546-8202(代表) |
公式サイト | https://www.nttdata.com/jp/ja/ |
設立年月日 | 2022年(令和4年)11月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 佐々木裕 |
資本金 | 1,000百万円(2023年11月1日現在) |
適格請求書発行事業登録者番号 | T6010601062093 |
決算日 | 3月31日 |
NTTデータではリモートワークを推奨しているため、電話による問い合わせの受け付けは休止しているようです。そのため、問い合わせをする際には公式ホームページの問い合わせフォームから連絡しましょう。
また、NTTデータは以下の目的で事業を営んでいます。
- 電気通信業
- 情報処理、情報通信に関する機器及びソフトウェアの開発、販売、構築、賃貸、保守
- 情報処理、情報通信に関するシステムの開発、販売、構築、運用、賃貸、保守、監視及び管理
- 情報処理、情報通信に関するシステムに係る建設工事並びにその他の建築工事及び設備工事における設計・工事監理・請負
- 経営、事業及び前各号に係るコンサルティング業務
- 経営、事業及び前各号に係る企画、調査、研究、開発、技術支援、各種業務プロセスに関する支援、研修等の業務
- 著作権、著作隣接権、工業所有権、ノウハウその他の知的財産権の取得、利用方法の開発、使用許諾、管理及び譲渡並びにこれらの仲介
- 不動産の賃貸、仲介、保有及び管理
- 労働者派遣事業
- その他商業全般
- その他前各号に関連する一切の業務
引用元:プロフィール|NTT DATA
事業目的からも読み取れるように、NTTデータではITサービスを中心に様々な分野で提供しています。
NTTデータの歴史と企業理念
NTTデータはもともと日本電信電話公社データ通信本部として1967年に誕生しました。
全国地方銀行協会の為替交換システムや公衆向けのデータ通信システムである販売在庫管理サービス「DRESS」、電話計算サービス「DIALS」などを手がけました。
こうして、1967年から1987年にかけて、日本における社会インフラや電子計算機にかかわる事業を展開したのです。
その後、1988年にNTTデータ通信株式会社を発足しました。ここでは、公共・金融・産業と分野別のシステム開発により新たな市場を生み出し、さらに拡大していきました。
現在では身近な存在となっているICカードやバーチャルモールなどを日本で先駆けて導入する技術を開発したのです。今もなお広く利用されており、便利さや安心感の礎となりました。
このように、1988年から2004年には変革と挑戦の時期を迎えました。
2005年から2023年には国内のみならず、海外へでの事業も拡大していきます。M&Aによる積極的な海外進出や技術展開を行ったのです。
もちろん、国内の事業でも手を抜かず、お客様IT部門との協業によって国内アライアンスの強化を実施しています。
このような歴史を経て、2023年には国内事業会社を「株式会社NTTデータ」、持株会社を「株式会社NTTデータグループ」と名称決定を行いました。
そんなNTTデータでは、基本的な考え方を「Our Way」としてまとめています。
Our Wayは5つの階層に分かれたピラミッド型で表され、それぞれの階層には上から以下の5つが割り当てられています。
企業理念
社員信条
Group Vision
Values
NTTデータ部ループ行動規範
NTTデータの企業理念は「情報技術で、新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する」と示されています。
これは、NTTデータの使命や存在価値を示し、経営における最終的なよりどころとなっています。
社員信条は、NTTデータの社員一人ひとりが心がけるべき信条であり、行動方針です。NTTデータでは、以下の3つを社員信条としています。
わたしたちは、「お客様のため」最善を尽くします
わたしたちは、「行動」し、「挑戦」します
わたしたちは、「活き活き」とした「明るい会社」をつくります
Group Visionは「Trusted Global Innovator」であり、NTTデータが10年後に目指すべき姿を表しています。IT技術の革新は目覚ましく、ビジネスモデルの変化のスピードも速いため、予測が困難です。
そこで、NTTデータは自社のみの利益を追求するのではなく、お客さまに寄り添い課題解決を実現していくことで、長期的に信頼されるパートナーを目指します。
Valuesとは、Group Visionを実現するためにNTTデータが大切にしている以下3つの価値観をさしています。
Clients First
Foresight
Teamwork
「Clients First」は、お客さまの満足や成功のために最後まで責任をもってやり遂げる、お客さまが第一であるとの考えです。
「Foresight」とは、将来を見据えた行動を表します。現状に満足するのではなく、スピード感と先見性を磨き、新しい社会を生み出すのです。
「Teamwork」では、仲間とともに自己実現の達成を大切にしています。多様な個性や考えを持つメンバーが集まるため、個人ではなしえない大きな成果を得られるのです。
そして、Our wayの基礎となるのがNTTデータグループ行動規範です。ここでは、事業遂行にあたり大切にしている点、役員や社員が事業活動をどのように遂行すべきかが示されています。
NTTデータの主な事業内容と提供サービス
NTTデータでは、主に以下4つのサービスを提供しています。
コンサルティング
ビジネスニーズ
テクノロジー
ITインフラ・運用
NTTデータのコンサルティングでは、進化するテクノロジーを活用し、お客さまとともに経営と事業の変革を行っています。
具体的には、以下のコンサルティングを行っています。
戦略コンサルティング
変化する環境に対応した将来像と戦略により、変革と成長を促す
社会課題コンサルティング
誰もが幸せなサステナブルな社会の実現を目指す
業務コンサルティング
戦略策定や業務プロセスの改善、業務システムの導入を一貫して支援する
デザインコンサルティング
デザイン主導のアプローチで製品とサービスの提供価値を向上させる
変革支援コンサルティング
組織変革と人材戦略によってパフォーマンスの最大化を図る
データ&インテリジェンス
AIやデータ活用のコンサルティングや基礎構築、実行支援を通じ成果を出す
アプリケーション・サービス
ビジネスアプリケーションの活用により事業や業務の変革を行う
テクノロジーコンサルティング
テクノロジーを活用して将来のあるべき姿を策定する
このように、さまざまな観点からコンサルティングを行っています。
ビジネスニーズでは、以下の業務を手がけています。
CRM
ERP
顧客接点・決済
カーボンニュートラル
SCM・ロジスティクス
電子申告
どの分野でも実績があり、安心して任せられる会社であるといえます。
また、NTTデータでは以下のテクノロジーを提供しています。
データ&インテリジェンス
生成AI
アプリケーション開発・管理
データスペース
ブロックチェーン
量子コンピュータ・イジングマシン
デジタルツイン
IoT
ロボティクス・RPA
NTTデータはITサービスをメインに提供している会社であるため、これらのテクノロジーにも精通しています。
さらに、NTTデータでは、以下のITインフラや運用も行っています。
クラウド
ネットワーク
データセンター
サイバーセキュリティ
アウトソーシング
このように、NTTデータではさまざまな事業内容を手がけ、サービスを提供しています。
NTTデータの強みと特徴
NTTデータの強みは、4つあります。
信頼性
多くの社会インフラなど、大規模システムを構築してきた実績による信頼性
柔軟性
ハードウェアによらない、マルチベンダーとしての柔軟性
先進性
お客さまに合わせた最適なITサービスを提供する先進性
技術力
積極的な技術開発により、新しいビジネスモデルを生み出す技術力
さまざまなITサービスを手がけているからこそこれらを組み合わせ、お客さまにとって最適なサービスを提供できるのが強みです。
また、NTTデータには事業内容でもそれぞれ強みや特徴があります。
システムインテグレーション分野では、以下のような特長が挙げられます。
中立な立場に立ちつつ、社会インフラや業界共同利用型システムを構築できる
ナショナルプロジェクトをはじめとし、超大規模なシステム構築の実績がある
多数のベンダーをまとめあげられるプロジェクト管理能力がある
ハードウェアによらないマルチベンダーでのシステム構築ができる
コンサルティングから運用、保守まで一貫してサービス提供ができる
NTTデータでは、決済ネットワークやクラウドサービスでも活躍しており、以下の強みがあります。
「ANSER」や「CAFIS」などを決済ビジネスで手がけ、圧倒的な競争力を誇る
パブリッククラウドやコミュニティクラウドなど、ニーズに合わせたクラウドサービスを提供できる
ASP、セキュリティ、データセンサー事業などを幅広く展開している
それ以外にも、システム構築能力やIT戦略立案ノウハウに基づいたシステムコンサルティングも強みといえます。
また、大規模システムの運用で培ったノウハウや全国に200箇所以上あるサポート体制を活かしたシステムサポートも特徴です。
NTTデータでは、これらの磨き上げられた強みにより、最適なソリューションを提案します。
これにより、お客さまとともに未来の社会を創造し、今まで以上に豊かで調和のとれた社会の実現を目指しているのです。
NTTデータのサービスの評判口コミ
NTTデータでは前述の通り、さまざまなサービスを提供しています。そこで、サービスごとに評判や口コミを解説します。
コンサルティングにおけるNTTデータの評判口コミ
味の素グループではNTTデータのコンサルティングを受け、DX活動に取り組んでいます。
市民開発の取り組みを拡大していくうえで、味の素グループだけでは人員やノウハウが不足している点が課題でした。
そのため、NTTデータへ市民開発について相談したところ、連携が実現したのです。
具体的には、以下3つの課題について味の素グループとNTTデータが取り組みを行っています。
- 市民開発推進拡大の戦略策定
- 市民開発者の人財育成
- 市民開発コミュニティの活性化
これを受けNTTデータでは主に、コミュニティユーザーからの質問対応や個別相談会、事例集サイト構築、FAQ整備を担っています。
また、市場調査アプリの開発にも携わり、社外発表では大きな反響を集めました。実際に、「ぜひうちの部署でも横展開してほしい!」など、コミュニティ活動が成果につながっています。
味の素グループではこの好事案を受けて、さらなるコミュニティの活性化や市民開発の成長を目指しています。
引用元:DATA INSIGHT
CRMにおけるNTTデータの評判口コミ
CRMとは、顧客関係管理を指します。
川崎重工業では、幅広い業態であるがゆえに、データ活用や管理における課題を抱えていました。
具体的には、以下の問題が挙げられます。
- 会社のデータ活用プロジェクト連携
- 各事業のデータ活用ニーズの発掘
- データ活用基盤の整備
- AIやデータ活用に関する教育・研修など
また、人材不足も相まってDX推進に対する社内認知度が広まりませんでした。
そこで、NTTデータの「デジタルサクセス」プログラムによるデジタル技術やデータ活用によるビジネスのデジタル変革支援を受けました。
これにより、川崎重工業では購買資材の物価変動予測に関するデータ活用を行い、約1億円のコスト削減が見込まれています。
この成果を受け、川崎重工業からは「NTTデータからは、DX戦略提言や人材育成に向けた企画の伴走など、当社の文化や事業背景を深く理解いただいたうえで、適切なサポートを実施いただいています。」との口コミを得ています。
人材部門でのメンタルヘルスケアへも取り組みを進めており、データ活用によるさらなる効果が期待されているのです。
引用元:DATA INSIGHT
電子申請におけるNTTデータの評判口コミ
NTTデータでは、内閣官房からの依頼で電子申請におけるサービス基盤の構築を行いました。
個人情報の閲覧や行政機関などからのお知らせ確認できるマイナポータルの運用に伴い、「ぴったりサービス」と呼ばれる電子申請サービスが開始しました。
ぴったりサービスでは、子育てに関する手続きなど、さまざまな申請や届け出がオンライン上で完結します。
この電子申請サービスを構築するにあたり、以下の課題がありました。
- サービス志向に優れたUX/UIとスピードを両立し、拡張性を確保する
- 全国の地方公共団体におけるBPRと手続き書類の標準化を促す
NTTデータが中心となったため、アイジャル開発手法のノウハウを習得し、最適なクラウド・プラットフォームの選定や活用がスピーディーに実現しました。
また、AIを活用して標準項目を作成したり、地方公共団体ごとの比較機能やフィードバックをBPRで促したりできるようになったのです。
事実、「ぴったりサービスのコンセプトは”サービス志向”と”スピード”です。それらを両立させる組み合わせがアイジャル開発とクラウド・プラットフォームでした。
プロジェクトのキックオフ時にまずNTTデータとアイジャル開発の進め方についてしっかりとすり合わせたことが成功要因だと考えています。」との口コミを得ています。
引用元:NTTデータお客様事例
クラウドにおけるNTTデータの評判口コミ
三井住友トラスト・ホールディングスのデジタル戦略子会社であるTrust Base株式会社を、NTTデータはパートナーとして支援しています。
銀行では堅牢なシステムが重要であるため、開発スピードに遅れが生じる点がかだいでした。そこで、スピーディーに企画や開発を進めるべく、Trust Baseを設立したのです。
NTTデータはDX戦略策定から携わり、独自のAWS環境構築やマーケット部門向けの分析環境構築に取り組みました。
Trust BaseとNTTデータがひとつのチームとしてビジョンを共有し、クラウド環境構築を行ったのです。
これにより、「共通の目的に対して一緒に走っていく関係を重視しています。NTTデータさんからも本音を言っていただける環境があることで、生産性も向上しますし、理想の実現により近づけることを実感しています。」との口コミがあります。
さらにNTTデータでは、新たな付加価値を提供するアプリケーション開発も手がけています。
引用元:DATA INSIGHT
NTTデータの社員の評判口コミ
NTTデータの社員による評判や口コミをリサーチしました。3つの観点から紹介しますので、NTTデータに入社した場合を想定して確認しましょう。
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NTTデータの社内の雰囲気と文化
NTTデータでは、育休や時短勤務の制度が整っています。
制度があるだけで利用する方が少なければどうしても制度を活かしにくいですが、NTTデータでは制度を上手く活用している方が多いそうです。
社内の雰囲気について、「制度が整っていることも大事ですが、職場自体の雰囲気としても各々の社員が各自の業務進捗に応じて自由に働き方を選択できる環境があります。」との口コミを発見しました。
実際に、決算担当のメンバーにはお子さまをお持ちの方が多いそうですが、育児休暇のみならず、時短勤務や年次休暇、フレックス勤務などをフル活用して柔軟に働いているのです。
このように、自身の状況に合わせて働き方を選択できる雰囲気や文化もNTTデータの魅力であるといえるでしょう。
引用元:NTTデータ社員インタビュー
NTTデータの仕事のやりがいと成長機会
NTTデータでは、成長機会がたくさん与えられる点も評価されています。
例えば、「私のNTTデータの好きな所は、役職や年齢にかかわらず若手社員にも広く活躍の場を与えてくれることと、チャレンジするための上司・先輩のサポート体制が整っていることです。早い段階から新たなことや大きなことにチャレンジできる環境があることで、自身の成長を実感しながらキャリアを積み重ねることができます。」との社員口コミが確認できました。
この方は、入社2年目にしてデータセンターの要となる無停電電源システムの更新を担いました。非常に難易度の高いプロジェクトでしたが、多くの関係者にサポートしてもらいつつ無事完遂できたそうです。
また、NTTデータでは人財育成にも力を入れています。
「新入社員への数カ月に及ぶビジネススキルやプログラミング等のテクニカルスキルに関する研修はもちろん、各職務/職責に応じた継続的な研修やその他多分野に跨る社内研修が存在します。社員一人一人にも自己研鑽のために研修を受講することが推奨されており、内容によっては海外で実施される研修もあります。」との社員口コミも存在するのです。
実際、トレーニー制度により海外で1年間経験を積めるため、アメリカやドイツで仕事をするメンバーも多くいるそうです。
このように、NTTデータでは多くの機会やチャンスが用意されています。
引用元:NTTデータ社員インタビュー
NTTデータのワークライフバランス
NTTデータでは、それぞれが理想のライフワークバランスを実現できる環境や制度が用意されています。
社員からは、「皆さん仕事とプライベートを両立/充実させて仕事をしています。」との口コミも見られました。
また、NTTグループではリモートワークを推進しており、「2020年3月に新型コロナウイルスによる非常事態宣言が出される中で、NTTデータではすでに働き方改革に伴いリモートワーク制度の充実化・環境整備が進められていたこともあり、すばやくリモートワークへの移行を開始しました。」との口コミもあります。
NTTデータでは、同年7月時点で既にリモートワークを中心として働くために、異なる制度の充実を検討したり、就業規則の見直しや制度設計を行ったりもしています。
自宅勤務がメインとなるため、通勤費や光熱費などに対する手当、勤務時間などが見直されたのです。
9月には一部で運用を開始し、10月に全社員に向けてリモートワークの推進を実施するなど、時代の変化にも柔軟に対応している旨が確認できます。
このように、ライフワークバランスが重視される現代に合わせてNTTデータの制度も変化しているのです。
引用元:NTTデータ社員インタビュー
NTTデータの採用情報や就職難易度
実際にNTTデータへ入社しようと思った場合、どのような職種やキャリアが待っているのでしょうか。
ここでは、NTTデータの採用情報や就職難易度について、以下3つの項目にわけて紹介します。
NTTデータの採用情報
NTTデータのインターンシップ
NTTデータの就職難易度とキャリア採用
NTTデータへの入社を検討している方は、参考にしてください。
NTTデータの採用情報(新卒・中途採用)
NTTデータの新卒採用情報を表にまとめました。
募集者の名称 | NTTデータグループ採用共同事業体 |
募集職種 | SE コンサル 営業 R&D ファシリティマネジメント スタッフ |
応募資格 | 2024年4月から2025年3月末までに国内外の高等専門学校または、4年制以上の大学学部・修士・博士課程を卒業・修了(見込み)の方 |
入社期間 | 2025年3月末卒業の場合は2025年4月 |
契約期間 | 期間の定めなし |
試用期間 | 原則4ヶ月 |
勤務地 | 本社の東京都江東区豊洲3-3-3など主に首都圏の複数拠点 業務内容により一部関西などの国内拠点および海外拠点 |
勤務時間 | 標準的な始終業時刻は8:30~17:00(うち休憩時間60分) フレキシブルタイムは7:00~10:00及び15:00~22:00 コアタイムは10:00~12:00、13:00~15:00 その他裁量労働制(みなし勤務時間7時間30分)の導入有 |
中途採用では、以下の職種を募集しています。
企画
営業
コンサルタント
R&D先端技術活用
システム開発
スタッフ
気になる職種があれば、応募してみましょう。
NTTデータのインターンシップ
NTTデータでは、以下2種類のインターンシップを行っています。
- ワークショップ型
- プロジェクト型
ワークショップ型のインターンシップでは、チームを組んで新規システム提案のグループワークを行います。ワークショップ型のインターンシップは、システム提案の疑似体験ができる点がメリットです。
文理混合でのグループワークであるため、ITについて詳しく知らない方でも参加できます。そのうえ、NTTデータの社員からアドバイスやフィードバックをもらいながら作業できるのも魅力です。
プロジェクト型のインターンシップでは、実際に現場のプロジェクトに配属されます。職場に出勤し、プロジェクトの業務を体験できるのです。
これにより、SI業界への理解をより深められる点がメリットです。また、営業やSE、R&Dなど多種多様な業務内容からプロジェクトを選択できるため、自分の希望に合わせてインターンシップに参加できます。
NTTデータの就職難易度とキャリア採用
NTTデータへの就職難易度は高いといえます。
東洋経済オンラインによると、「入社が難しい有名企業ランキング」においてNTTデータは「61.2位」となっています。
採用人数は年度によっても異なりますが、新卒採用者数は500〜600人程度です。2020年度から2023年度の詳しい採用人数は以下の通りです。
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
新卒採用者数 | 477 | 511 | 548 | 674 |
(男性) | 312 | 340 | 355 | 403 |
(女性) | 165 | 171 | 193 | 271 |
経験者採用者数 | 325 | 314 | 507 | 565 |
(男性) | 250 | 246 | 381 | 411 |
(女性) | 75 | 68 | 126 | 154 |
新卒採用者数の男女比は男性対女性がおよそ2:1と、男性の割合が多い傾向にあります。
正確な採用倍率は明らかにされていません。
NTTデータの給与と福利厚生
NTTデータへの就職を検討しているのであれば、給与や福利厚生が気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、以下4つのポイントごとにNTTデータの給与や福利厚生について解説します。
NTTデータの初任給
NTTデータの平均年収
NTTデータの福利厚生
NTTデータの退職金
ぜひ、参考にしてください。
NTTデータの初任給
NTTデータの2024年4月における初任給は、以下の通りです。
博士了 | 338,160円 |
修士了 | 274,790円 |
学士卒 | 262,790円 |
高専卒 | 244,790円 |
引用元::募集要項|NTTデータグループ
NTTでは2024年3月14日に、基本給の引き上げを決定しました。
それに伴い、NTTデータでも賃上げが行われています。後述する住宅補助などの福利厚生を加えると、大学院卒以上では初任給が30万円を超えるケースがほとんどです。
NTTデータの平均年収
NTTデータの有価証券報告書によると、2024年の平均年収は906万円でした。
NTTデータの給与は、基本給に諸手当が加算されて支払われます。諸手当は、子育て・介護手当て、リモートワーク手当て、扶養手当、地域手当、残業代などが挙げられます。
それぞれの手当は、職能や年齢、評価によって決められており、ボーナスでは基本給部分の数ヶ月分が支払われるのです。
月によっても残業時間などに差があります。そのため、上限である80時間の残業を行った月と30時間しか残業を行っていない月では、10万円以上給与に違いが出るケースもあるのです。
さらに、深夜勤務や休日出勤が重なると、それだけ給与も多くなります。残業代を含めると、新卒でも年収は400万円強、3年目では600万円程度となる場合もあります。
また、課長へと昇格すれば、年収1,000万円を超えるのも夢ではありません。職種によっても平均年収は異なりますが、NTTデータの平均年収は比較的高いといえるでしょう。
NTTデータの福利厚生
NTTデータには住宅補助費を始めとし、さまざまな福利厚生があり、社員をサポートします。
住宅補助費は、以下のように定められています。
自立支援一時金 | 入社後3ヶ月までに契約を開始した場合に20万円が1回のみ支給される。 |
住宅補助(独身者) | 首都圏の場合、月に41,000円支給される。 加えて、入社3年目終わりまで月20,000円の自立支援金を支給。 |
住宅補助(独身者以外) | 首都圏の場合、月に70,900円支給される。 |
これ以外にも、NTTデータでは手厚い福利厚生が受けられます。
財形貯蓄
社員持株会
持家取得支援
持家ローン返済補助
育児・介護支援
人間ドック受診
企業年金
また、手当も充実しています。子育て・介護手当やリモートワーク手当などを受け取れるのです。
そのうえ、通勤費も実費支給しています。NTTデータではもちろん、賞与の支給もあり、6月と12月の年2回賞与を受け取れます。
有給休暇の制度も整っており、年間20日間の年次休暇をとれるのもNTTデータの魅力です。1日単位や半日単位のみならず、1時間単位でも有給休暇の制度を利用できます。
そのほかにも、配偶者の転勤や妊娠・出産、育児、介護などの事情で退職する際、再採用希望者登録を行える制度もあります。
これに登録をすれば、期間の制限はありますが、退職後に再び選考を経て就労できるのです。
再採用制度を利用し退職後でも職場復帰ができるため、理想のライフワークバランスを維持できるのではないでしょうか。
NTTデータの退職金
NTTデータでは、退職金の制度を設けています。満3年以上就労した社員に対して、退職の際に一括で退職金を支給します。
これ以外にも、財形貯蓄制度と確定拠出年金制度が整備されており、NTTデータの社員であれば利用可能です。
NTTデータの退職金の金額については明記されていませんでしたが、およそ2,000万円であると推測されます。
NTTデータの株価と業績
NTTデータの過去10年間の株価は、以下の通りです。
年(年) | 始値(円) | 高値(円) | 安値(円) | 終値(円) | 累計売買高(株) |
2024 | 1,970.0 | 2,539.0 | 1,852.0 | 2,043.0 | 490,480,000 |
2023 | 1,913.0 | 2,186.0 | 1,656.0 | 1,999.0 | 780,159,800 |
2022 | 2,483.0 | 2,885.0 | 1,802.0 | 1,932.0 | 787,221,400 |
2021 | 1,423.0 | 2,577.0 | 1,391.0 | 2,466.0 | 798,566,700 |
2020 | 1,446.0 | 1,588.0 | 858.0 | 1,411.0 | 940,911,900 |
2019 | 1,183.0 | 1,545.0 | 1,144.0 | 1,467.0 | 696,485,600 |
2018 | 1,363.0 | 1,607.0 | 1,051.0 | 1,205.0 | 907,824,800 |
2017 | 1,140.0 | 1,363.0 | 1,004.0 | 1,339.0 | 818,718,900 |
2016 | 1,160.0 | 1,258.0 | 915.0 | 1,130.0 | 982,441,000 |
2015 | 890.0 | 1,264.0 | 836.0 | 1,176.0 | 1,009,697,500 |
過去5年におけるNTTデータの業績は、以下の通りです。
2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | |
売上高(百万円) | 2,266,808 | 2,318,658 | 2,551,906 | 3,490,182 | 4,367,387 |
営業利(百万円) | 130,937 | 139,173 | 212,590 | 259,110 | 309,551 |
経常利(百万円) | 120,155 | 130,452 | 215,849 | 242,800 | 248,602 |
当期利(百万円) | 75,148 | 76,843 | 142,979 | 149,962 | 133,869 |
一株利益(円) | 53.58 | 54.79 | 101.95 | 106.95 | 95.48 |
一株配当(円) | 18.00 | 18.00 | 21.00 | 22.00 | 23.00 |
売上高や営業利益、経常利益は右肩上がりになっているのがわかります。
- 歴史や実績を持つ会社
- さまざまな職種で活躍できる
- 平均年収が比較的高い
- 手厚い福利厚生が受けられる
- 就職難易度は高め
- 残業時間で年収に差が出る
NTTデータは何の会社ですか?
NTTデータとは、ITサービスを提供する会社です。
企業のみならず、官公庁や自治体、金融機関などに向けてコンサルティングやシステムづくりなども行っています。
NTTデータでは、どのようなサービスを提供していますか?
NTTデータでは主に、コンサルティング、ビジネスニーズ、テクノロジー、ITインフラ・運用のサービスを提供しています。
NTTデータの就職難易度は高いですか。
NTTデータへの就職難易度は高いといえます。
東洋経済オンラインによると、「入社が難しい有名企業ランキング」においてNTTデータは「61.2位」となっています。
NTTデータの初任給はいくらですか。
博士了で338,160円、修士了で274,790円、学士卒で262,790円、高専卒で244,790円です。
NTTデータの2024年4月における初任給は、博士了で338,160円、修士了で274,790円、学士卒で262,790円、高専卒で244,790円です。さらに、手当や福利厚生による支給が上乗せされます。
【まとめ】
NTTデータはITサービスをはじめとし、幅広い分野で活躍している会社です。
企業のみならず、官公庁や自治体、金融機関へもサービスを提供しているため、実績や信頼感があるのもNTTデータの強みです。
実際に利用した企業からの評判や口コミも良く、お客さんを第一に考えたサービスを提供している旨が伺われます。
平均年収も比較的高く福利厚生も手厚いため、安心して勤められる会社であるといえるでしょう。
募集している職種もさまざまであり、女性も活躍しているため、多くの方にチャンスがあります。就職難易度は高いですが、それだけの価値がある就職先です。
NTTサービスへの就職を検討しているのであれば、開催されている2種類のインターンシップに参加するのもよいでしょう。
ワークショップ型とプロジェクト型のインターンシップを設けており、実際に就職した際の雰囲気を体験できます。
ぜひ、NTTデータへ就職するための1歩を踏み出しましょう。