【転職を考える理由は?】34.9%が「職場の労働環境が理由」と回答

転職したいと思うきっかけや理由は?

「自分に合った会社に入社できた!」と思っていても、実際に働いてみると「思っていたのと違う」となってしまうのは珍しいことではありません。
今の時代は、自分に合わないと気付いた会社に長くいるのではなく、キャリアプランを立てた上で転職するのが当たり前の選択肢となっています。

そこで今回は、転職の経験がある全国の男女513名を対象に「転職を考えるきっかけ」についてアンケートを実施しました。

「転職を考えるきっかけに関するアンケート」調査概要
調査手法インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施
調査対象者転職経験がある全国の男女
調査期間2024年3月24日 ~2024年3月26日
質問内容 質問1:転職したいと思ったもっとも大きなきっかけを教えてください。複数ある方は直近の転職について教えてください。
質問2:もしそのきっかけとなったことが改善されたら、転職を考え直していたと思いますか?
質問3:その理由を教えてください。
質問4:転職したいと思ったきっかけから、実際の転職までどれくらいの期間がかかりましたか?
質問5:転職までかかった期間は、どのくらい長く感じましたか?
質問6:そう感じた理由を教えてください。
集計対象人数513人

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

34.9%が「職場の労働環境が理由」と回答

まずは、転職したいと思ったもっとも大きなきっかけを聞いてみました。

もっとも多かったのが34.9%の方が回答した「職場の労働環境」でした。
さらに「職場の人間環境」も30%と、同じ3割台に並んでいます。

「職場の労働環境」「職場の人間環境」「職場の雰囲気」と回答した方に、もしそのきっかけとなったことが改善されたら転職を考え直していたと思うか聞いてみました。

72.2%の方が「思う」と回答しています。
それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

きっかけとなったことが改善されたら転職を考え直していたと「思う」その理由は?

  • 仕事自体は非常に楽しく、やりがいがあったので、人間関係に問題が無ければずっと居たかった。(20代・女性)
  • それ以外のことは満足していたから(20代・男性)
  • 労働条件以外の環境はよかったから(30代・女性)
  • 働き慣れてる場所だから(30代・女性)
  • 転職活動は面倒臭く、正直あまりやりたくないので、不満点が解消されたら辞める理由がなくなる。(30代・男性)
  • その仕事を続けられるかどうかは職場環境次第な所が大きいから。職場環境が悪い所で働き続ける必然性は感じないが、改善の見込みがあればその限りではないとも思うから。(30代・男性)
  • 職場に合わない人間がいたので、それが改善されれば転職しなかったかもしれない。(40代・男性)

「仕事自体には満足していた」「転職活動が大変だから」などの理由が挙げられていました。
一方で、例えきっかけとなったことが改善されても転職を考え直していたとは思えないと回答した方の理由を見てみましょう。

きっかけとなったことが改善されたら転職を考え直していたと「思わない」その理由は?

  • スキルアップもしたいから(20代・女性)
  • あまりにひどかったから。(20代・男性)
  • 雰囲気が変わるには、自分以外の社員全員総とっかえしか有り得ないので、それは可能性的にほぼゼロです。(30代・男性)
  • 一度嫌になって気持ちが切れてしまったらたとえその時の問題が解決してもあらたな問題がでてくると思うから。(40代・男性)

「キャリアアップもしたいから」「仕事を辞める理由は複数積み重なった結果であることが多いから」などの理由が多く挙がっていました。

約3割が実際の転職まで「半年以上かかった」

続いて転職したいと思ったきっかけから、実際の転職までどれくらいの期間がかかったのか聞いてみました。

合計で約3割の方が、転職したいと思ったきっかけから実際の転職まで「半年以上」の期間がかかった、と回答しています。
転職までかかった期間はどのくらい長く感じたかもあわせて聞いてみました。

「早く感じた」が20.5%、「長く感じた」が32.9%という結果になりました。
それぞれ、そう感じた理由を聞いてみたので一部を紹介します。

転職までかかった期間「早く感じた」その理由は?

  • 【1~3か月未満】すぐに転職先が決まったから(20代・女性)
  • 【1~3か月未満】思い立ってからすぐ行動したから(20代・男性)
  • 【3か月~6か月未満】転職中はその活動で精一杯の状態だから。(30代・男性)

転職までかかった期間「どちらでもない」その理由は?

  • 【1~3か月未満】仕事しながらの転職活動だったのでスケジュール的に事前に決まった行動をとっていました。なのでその通りに動くだけなので長くは感じませんでした。(30代・男性)
  • 【1~3か月未満】想像と同じくらいだったから(30代・男性)
  • 【1~3か月未満】ただ淡々とことを進めるだけなので転職期間についてとくに意識していない(40代・男性)
  • 【3か月~6か月未満】忙しかったから(30代・男性)
  • 【1~2年未満】1年以上のブランクはあるが、自分のキャリアプランを考え直すことと、病気で手術や入院をしたこともあり、完治を目指していたので期間的にはちょうど良かった。(30代・女性)

転職までかかった期間「長く感じた」その理由は?

  • 【1~3か月未満】できるだけ早く転職したかったから(20代・女性)
  • 【3か月~6か月未満】なかなか退職させてもらえなかったから(30代・男性)
  • 【6か月~1年未満】辞めたいと思いながら勤めるのはしんどいし長い(30代・女性)
  • 【3か月~6か月未満】転職活動が予想より長引いたから(30代・男性)

まとめ

今回は、転職を考えるきっかけについての調査を行い、その結果について紹介しました。
転職を考える理由として34.9%の方が「職場の労働環境が理由」と回答しています。

また約3割の方が、転職したいと思ったきっかけから実際の転職まで「半年以上」の期間がかかった、と答えていました。

「今の会社はちょっと合わないかも・・・」と思ったら、まずは気軽に転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。