仕事に不満はつきものです。
しかしながら、このような不平不満を放置しておくとストレスは貯まっていく一方で、精神衛生上あまりよくありません。
やがて限界がきて、転職の準備が充分にできていないタイミングで退職という最悪のケースになる可能性もあり得ます。
かと言って、こういった不満をどうやって解決すればいいのか分からないですよね。
そこでこのページでは、こんな疑問に答えていきます。
#この記事を書いた人
みんなの転職アドバイザー
ねこくん
新卒でブラック企業に入社し、耐えきれず1年で退職。その後人材系企業にて転職支援に携わる。フリーランスとして数年活動し、現在は経営者で法人3期目。
さまざまな人の転職・キャリア構築をサポートしています。
【前提】特定の人に仕事が集中するのは仕方ない
どの業界でもそうですが、全員が同じ仕事量かつ同じ待遇というケースはほとんどありません。
会社では効率をアップさせるために仕事をちゃんとやってくれる人に多く仕事を任せますし、責任感が強い人が大量の仕事を抱え込んでしまうという事が多いです。
だからこそ、仕事ができる人とできない人で年収などに差が出てきます。
2割の優秀な人間が利益の大半を生み出しているという説もありますし、優秀な人ほど仕事量が増える傾向にあります。
仕事量が多い原因を考えてみよう【よくあるパターン】
単純に期待されている
このパターンでは、上司が部下に期待しており、多くの仕事を任せるということが仕事量の増加原因です。
上司によっては、やりたくない仕事や雑用を部下に押し付けているパターンもあります。
そのため、自分が任された仕事はスキルアップに繋がるのかという視点を持つのが大切です。
周りに比べて優秀/要領がいい
このパターンでは、あなたの能力が周囲に比べて高いため、そのぶん任せられる仕事量が多くなってしまいます。
また、同僚もあなたは仕事ができると思って頼りがちになるので、どんどん仕事量は増えていく傾向があります。
優秀な場合は出世もしやすいですが、正当に評価されているかは確認するようにしましょう。
優しすぎる(断れない性格)
上司や同僚に仕事を頼まれても断れずに苦手なことまで抱えてしまい、キャパオーバーになるというケースもよくあります。
- 優しい性格で献身的・親切
- 押しに弱い
- 責任感が強い
- 頼られる喜びを感じる
優しい性格などは魅力的ですが、その優しさを利用して楽をしようと考える人もいます。
「あいつにやらせればいい」という社内いじめのようなケースに発展する場合も。
仕事を任せるのが下手
部下や同僚に仕事を任せられず、全部自分でこなそうとする人は仕事量が多いと感じやすいです。
任せられないと感じてしまう主な理由は以下になります。
- 自分でやる方が効率がいい
- 指示を出すのが面倒
- 指示どおりの成果が上がってこないと思っている
- 損失などのリスクを避けたい
自分で仕事を任せないのが原因なのに「どうして自分ばっかり・・・」とイライラしてしまうのが最悪のパターンです。(経験あり)
私も仕事を任せるのが苦手ですが、勇気を出して仕事を任せた結果、自分の時間を多く作れました。
マネジメント能力を鍛えるためにも、部下や同僚を信頼して任せることは大切です。
仕事量が多くて不公平に感じる場合の解決方法【転職すべきか】
明らかに同僚よりも仕事をしていたり、大きな成果を出したのに見合った待遇が得られない場合は転職を考えるべきです。
あなたの仕事ぶりを正当に評価してくれる会社に転職すれば年収の大幅アップが可能な場合もありますし、仕事へのモチベーションも上がるでしょう。
- 働きぶりが評価されていない
- 上司や同僚に仕事を押し付けられている
- このまま続けても将来性がない
会社に貢献していても、ほとんど給与に反映されていないというケースはよくあります。
自分が多くの仕事をこなした結果、将来的にどのような待遇を得られるのか、キャリアパスは事前に把握しておきましょう。
待遇面での改善が見込めなさそうなら、多すぎる仕事量で身体を壊す前に、余裕を持って働ける企業に転職すべきです。
今勤めている会社で評価されているならキャリアを積んでいく
今勤めている会社で仕事ぶりを評価されていて将来的に出世できそうなら、このまま会社に残ることをおすすめします。
キャパオーバーになると、残業も増えるほか、仕事でミスも出てくるでしょう。
他の人よりも仕事をしているのにも関わらず、評価を下げてしまうのは本末転倒です。
- タスクの優先順位を明確化する
- 部下や同僚に仕事を任せる
- 自動化などで効率アップする
- 繰り返し行う作業はテンプレート化する
- 単純作業などは外注化できないか会社に提案
仕事が増えてきたら、作業の完了から逆算してスケジュールを組み立てる癖はつけておいたほうがいいでしょう。
期間内に終わらない場合は、早めに上司に相談しておくことも、自身の評価を下げないためのポイントです。
また、アメリカでは、プログラミングの仕事を全自動化した人や、自分の仕事を勝手に中国に安く外注していたなど、うまく仕事量を減らすことに成功した人がいます。(いずれもクビになりましたが・・・)
参考 仕事を全自動化して6年間も働かず年収1000万円を得ていたプログラマーが最終的にクビにGigazine 参考 「優秀」プログラマー解雇、仕事中国に外注して自分は猫ビデオCNN【まとめ】仕事量が多くて不満な場合は原因の確認から!
- まずはなぜ仕事量が多いか考える
- 正当な評価をされているか、将来的に評価されているか調査
- 評価されていない場合は、もっと必要としてくれる会社に転職するのも手段
- 会社に残る場合は効率化に取り組もう
仕事量が多く、待遇も働いていない人と同様となると不公平に感じて当然です。
会社としてはあなたがいなくなると困ってしまうかもしれませんが、自分を犠牲にするとあなただけが不幸になってしまいます。
そのため、長期的に見てこの会社に在籍するメリットとデメリットを考え、転職する場合は年齢が若いうちに決断するようにしましょう。
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