そんなふうに仕事を辞めたいと思った経験は誰しも一度や二度あることでしょう。
しかし、毎日のように「仕事を辞めたい」と思うなら、今の現状を変えてみる必要があるかもしれません。
そこでこのページでは、「仕事を辞めたいと思ってしまう理由と対処法」や「実際に仕事を辞める際の注意点」について解説します。
目次
もし、あなたが「仕事に行きたくない」「辞めたい」と思っているなら、ぜひこのページを最後まで読んでいただきたいです。
そうすれば、本当に退職するべきか否か判断でき、今後のキャリア形成について考えることができるでしょう。
まずは仕事を辞めたいと思う理由を分析してみる
それは働く人間なら誰しも自然なことです。
「仕事を辞めたいと思う = 甘え」だと考える人も多いのですが、それは大きな勘違いだということをまずは頭に入れておきましょう。
退職・転職を考えていても間違った選択をしないために、まずは「どうして会社を辞めたいのか」を明らかにする必要があります。
一番の方法は、現在勤めている会社の良い点と悪い点をざっと紙に書き出してみること。
もし良い点の数が勝っているようなら、退職するのはまだ考え所かもしれません。
たとえ辞めたとしても、同じだけの環境をあなたにくれる別の会社に出会えるとは限りません。
逆に、悪い点の方が数が勝っているようなら、積極的に退職と転職を視野に入れた方がいいでしょう。
あなたはどれ?仕事をやめたいと思う主な理由5つと対処方法
あなたがどのパターンに当てはまるか、自分の状況と照らし合わせて確認していきましょう。
1.人間関係が理由で辞めたい
- パワハラ・セクハラなどを受けている
- 社内イジメにあっている
- 同僚や上司との相性が悪い
対処法1.まずは原因がどこにあるかを考えてみる
人間関係が原因で辞めたいと思う場合、まずは原因がどこにあるか考えてみましょう。
もし、あなた自身に問題があるならば、行動や考えを変えるだけで状況が良くなる場合が多いですが、問題なのは相手が原因の場合です。
さらに社内イジメの場合、いじめている側は「いじめられる側に原因がある」と思って行動しているので、そういった環境に身を置き続けることは、心身ともに負担が大きいでしょう。
対処法2.転勤や部署異動を上手く活用する
普段の人間関係にストレスを感じている場合、周囲の環境を変えるのが手っ取り早いです。
転勤・部署異動などをするチャンスがあれば上手く活用して、新しい環境に飛び込むのも1つの手段だと言えます。
それでもモチベーションが上がらなかったりする場合は、新しい会社でまた新たにやり直すのがベストな選択ですね。
人間関係で悩む時間はもったいないので、原因が明らかになったらなるべく早く転職や退職といったアクションを起こしましょう。
転職エージェントおすすめ53社を徹底比較【2024】業界・職種別にも紹介!2.社風や風土が合わない
飲み会の強要や、全員参加の社内イベントなどが苦になっている人は以外に多いものです。
対処法.嫌なものは嫌と言ってみる。ダメなら仕事を変えるべき
断るのは勇気が必要ですし、断ったら「付き合いが悪いヤツ」と思われるかもしれません。
しかし、断ることによって周囲から理解を得られる場合もあります。
もし、断ったことが原因で社内イジメに発展したり、人当たりが悪くなった場合は転職活動を始めるのがベストな選択です。
3.仕事内容が合わない
疑問を持ちながら仕事をしていても生産性は低下してしまいますし、頭の中がクリアになることで新たな目標や、自分がやりたいこともはっきりします。
4.給与・待遇が悪い
一生懸命働いているのに、それに対する対価が低いとモチベーションも上がりませんよね。
対処法1 : どのくらいの給料なら納得して働けるかを考える
現状の給料に不満がある人は、どのくらいの給料が欲しいかの目標を立てるといいでしょう。
- 今の会社で実績を積むことで、希望給与に到達できるかの指標になる
- 転職の際に希望給与に応じて業種や職種を絞りこめる
- 今後のキャリアプランを考えやすくなる
- 転職先の給与でも満足できない可能性の回避できる
対処法2 : 社内で成果を上げることで希望給与を満たせるのか検討する
自分の希望する給与が明らかになったら、すぐに転職活動を始めるのではなく、まずは社内でその目標が達成できるかどうかを考えましょう。
もし転職活動を行う場合、安易に給与が良いというだけで転職するのは望ましくありません。
例えば、外資系金融や外資系コンサルなどの業界は、20代でも年収1,000万以上が見込める魅力的な業界ですが、そのぶん激務でプレッシャーやノルマが厳しいことでも有名です。
もし、自分で探す自信が無いのなら、無料で転職活動を支援をしてくれる「転職エージェント」を利用してみるといいでしょう。
5.特に理由はないけどなんとなく辞めたい
- 仕事内容に飽きている(マンネリ)
- 友人など周囲との差を感じている
- 転職適齢期である
近年ではSNSなどの利用者が増え、友人たちの近況を簡単に知ることができるようになりました。
「同級生のあの人は、大企業に務めていてあんなに輝いている。それなのに自分は・・・」などと劣等感を抱くこともあるでしょう。
そういったことの積み重ねで徐々に仕事を辞めたい気持ちが生まれてきます。
企業が応募制限を設ける年齢のこと。
一般的に28歳までや、35歳までといった制限が設けられることが多い。
第二新卒枠で入社できる可能性が高い25歳も転職適齢期だと言えます。
上記以外の理由でもあなたは「今の仕事で本当にいいのかな?」と漠然と思う時があるのではないでしょうか。
それはあなたが今の自分の姿を見つめ直し、現状を打破したいと思っている証拠でもあります。
対処法 : 転職活動を始めてみる
結果として転職をしないとしても、視野を広げるという意味でも転職活動は有効です。
実際に仕事を辞めたらどうなるのか?
もしあなたにとって仕事が苦痛な状態なら、現状から解放されて気持ちが安らぐことと思いますが、同時に仕事を失うことによりリスクも発生します。
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、事前にリスクについて理解しておきましょう。
1.金銭面のリスク
もし結婚退職して相手の扶養に入るならすぐに辞めてもあまり問題はありませんが、これまで通り1人で生活していく予定なら、次の仕事を見つけるまで無給の状態が続きます。
新しい仕事が見つかるまでは貯金を切り崩して生活していかなければならなくなります。
実家に住んでいるならまだしも、一人暮らしの場合はさらにカツカツの状態になるでしょう。
失業保険があるから大丈夫と思われるかもしれませんが、これにも受給期限がありますし、自己都合退職だと受給までに3ヶ月以上の期間を必要とします。
そのため、安易に辞めると後々後悔することにもなりかねませんので、その「辞めたい」という気持ちが衝動的なものでないか、本当に自分は今どうしても辞めたいのか、一度冷静になって考えてみることが重要です。
2.精神的なリスク
仕事を辞めた直後は開放感から、自分の趣味などに好きなだけ時間を費やす方も多いです。
「1ヶ月くらいしてから転職活動すればいいか・・・」などと考えていると、だんだん面倒になりズルズルと転職活動が先延ばしになりがち。
また、このような状況が半年〜1年続くと、立派な「ニート」の完成です。
「みんなは社会で働いているのに、自分はなにをしているんだろう・・・」と、自分を追い込むことになり、結果としてうつになってしまったというケースも珍しくありません。
仕事を辞めたいと思った時に気をつける3つのポイント
1.在職中に転職活動時のアピールポイントを見つけておく
転職する場合、応募先の企業はあなたの実績やこれまで働いていた企業への貢献度に注目しています。
それは、働いている今でないと作れないものでもあります。
もしそのような転職活動を有利に運べそうな実績やスキルが少ないなら、一旦退職は保留し、それらを作っておくのも一つの手だと思います。
退職を考えている時こそ焦りは禁物、在職中の今しかできない前準備も多いのです。
2.退職する前に転職活動を始める
在職しながらだと焦らずに希望の仕事を探せる反面、面接の都合が合わせづらく、早期入社を求める会社から敬遠されやすいというデメリットもあります。
逆に、辞めてからの転職活動だと、応募や面接に多くの時間を使える反面、なかなか仕事が決まらないと経済的に苦しい状況になり、離職期間の長さが徐々にネックになっていきます。
どちらも一長一短ありますが、あなたの生活リズムにあった方を選んでいきましょう。
なぜなら、経済的に安定していることで妥協せずに希望の仕事を探せるメリットは大きく、同時に「退職したい」と感じていた根本の原因が、その在職期間中に解決する場合もあるからです。
例えば、上司との折り合いの悪さから辞めたいと思っていた場合、その人が異動や退職することで根本の原因は無くなります。
待遇の面でも、不満だった給与がアップされ、辞めなくても大丈夫な状況へ変わる場合もあります。
もし、時間が無くて転職活動が進められないという場合は転職エージェントを利用することで、日程調整や交渉という面でとても楽になるので上手に活用しましょう。
3.円満退職になるように心がける
仕事を辞めることをはっきり決意したなら、必ず就業規則を守り、規定の期間内に直属の上司へ退職する旨を申し出ましょう。
余計なトラブルを起こさないためにも、下手に同僚や人事部などには話さず、上司にだけ申し出ることが重要です。
先に別の人に話してしまい、その人から上司に退職の件が伝わってしまうと、上司の面目を潰すことにもなりかねません。
また、「もう辞めるから後のことは自分には関係ない」とは思わずに、可能な限り会社に迷惑をかけないよう配慮して動くことが、気持ちよく退社するためのコツです。
残された同僚たちの怒りを買ったまま辞めるのでは、彼らからの評判が悪くなるだけでなく、あなたの心にも影を落とします。
人の繋がりとは複雑なもので、思わぬ所で前の職場の同僚と顔を合わせたり、取引先を通じてあなたの情報が伝わることもないとは限りません。
“壁に耳あり障子に目あり”の言葉どおり、飲みの席で近くの席に上司がいたなんてケースもあります。
退職時の行動が原因で、転職先での評価が下がってしまった…なんて恐ろしい事態にならないよう、円満退職を心掛け、最後の勤務日まで過ごしていきましょう。
仕事を辞めたいけど言えない場合の解決策
どうして言い出せないのか、その理由は1人1人それぞれ違いますが、仕事を辞めたいと言い出せないよくある理由としては以下の通りです。
- 上司に退職の話をしづらい
- 同僚に迷惑をかけたくない
- 次の仕事がまだ決まっていない
- 気まずい空気になるのが嫌
- 言ったところで引き止められそう
大まかに分類すると「転職への不安」「周りへの配慮」「上司との関係性」のどれかが原因で言えない方が大半のようですね。
では、どうしたら言い出すことができるのか、ここではその解決例も紹介します。
転職への不安があって言えない
このような不安がある場合は、なるべく在職中に転職活動を進めるといいでしょう。
当たり前ですが待ってるだけでは何も変わりません。
とりあえず一歩動き出すことで思いもよらないような企業と出会える可能性もあるほか、転職エージェントを活用することで自身の新たなキャリアを見つけることができるかもしれません。
周りへの配慮があって言えない
ただし人材の確保は会社が考えることであって、1人が辞めたら回らなくなる仕組みは、そもそも破綻しています。
また、退職は退社日の1~3カ月前までに伝えるのが普通で、この期間で企業は新たな人材を募集したり、もしくは人事異動などを行えるため、現実的に考えればそこまで大きく困ることはないでしょう。
それでも少しでも周囲に負担をかけたくないならば、繁忙期や人事異動後のタイミングで退職の旨を伝えることはしないようにするのがおすすめです。
そして、きちんと自身の後任者に引継ぎを行うということも、負担をかけずに退職するポイントになります。
上司との関係性があって言えない
誰でも直属の上司に退職の話はしづらいものです。
ただし円満に退社にしたいのであれば、避けては通れない道であることも確かで、基本的には以下の手順で進めるのが望ましいでしょう。
就業規程を確認し退職日の1~3カ月前に直属の上司にアポを取る
前向きな自己都合による退職であることを伝える
退職願を提出する
退職を伝えるタイミングは、引継ぎの作業や退職手続きやスムーズに進めるためにも、年度の節目など繁忙期を避けるのがベストです。
また、大きなプロジェクトが進行している途中での退職も、会社に引き留められる理由を作ってしまうことになるので、あまりおすすめしません。
円満に退社するためにはタイミングとやり方が重要になりますが、スマートに退職できれば、より気持ちよく前向きに転職できるはずです。
どうしても言えない場合は・・・
上記で解決しない場合、最後の手段として「退職代行サービス」を利用するのも1つの手です。
大きなメリットとしては、自分で直接伝えずに退職の手続きができ、何かトラブルが起きても業者に一任することができるほか、会社を即日で辞めることができます。
ただし、平均30,000円ほどのお金がかかるほか、同じ業界には転職しづらくなるなどのデメリットもあるので利用する際は注意が必要です。
そういった場合は、このようなサービスを利用してでも会社を辞めるメリットは大きいでしょう。
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まとめ
- まずはなぜ仕事を辞めたいと思うのか分析してみる
- 不満点はどうすれば解決するのか判断する
- 退職後に起きるリスクを事前に把握しておく
- 退職するなら計画を立てて円満退職を心がける
退職するのは勇気がいることですが、不満のある現状を打破したり、自分のスキルや会社への貢献度を見つめ直す良い機会でもあります。
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