雇用形態は色々あり、正社員ではなく契約社員として働いている方も多いです。
例えばIT・Web業界やゲーム業界ではプロジェクトごとの契約といったように、契約社員としての雇用が珍しくありません。
正社員と契約社員の違いを事前に知っておかないと転職失敗につながってしまう可能性も十分にありますので、実際に応募する前に正しい知識を身につけておきましょう。
このページでは、契約社員の求人に応募する前の注意点や、契約社員の経験が今後のキャリアにどう影響するのかを解説していきます。
#この記事を書いた人
みんなの転職アドバイザー
ねこくん
新卒でブラック企業に入社し、耐えきれず1年で退職。その後人材系企業にて転職支援に携わる。フリーランスとして数年活動し、現在は経営者で法人3期目。
さまざまな人の転職・キャリア構築をサポートしています。
目次
契約社員の求人に応募する前に知るべき3つの注意点とリスク
映像・ゲーム業界には特に多いのですが、契約社員から正社員への登用を行っている企業もあります。
そのため、本当に入りたい企業なら契約社員から正社員を目指す道も選択肢に含まれるでしょう。
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
①契約社員には定期的に契約更新がある
契約に関しては会社ごとに内容が違うため、契約を結ぶ際にどのくらいの期間でどのような待遇なのかチェックしなければなりません。
あらかじめ、契約更新をする時の手続きや諸条件について把握したり、契約更新のない時の対処法などを確認しておく必要があるでしょう。
②待遇や福利厚生が正社員と違う場合も
- 基本給が正社員よりも低い
- ボーナスや退職金がない
- 福利厚生を利用できない
③契約社員は正社員に比べて立場が弱くなりやすい
正社員の中には契約社員や派遣社員を見下すような人もいますので、注意が必要です。
また、売上が下がった際に1番最初にクビを切られたり減給になる可能性が高いのが非正規雇用(派遣社員・契約社員・アルバイト)です。
契約社員に応募するなら5年ルール(無期労働契約)を知っておこう!
契約社員に応募しようとしている人も事前に頭に入れておくと役立つ知識でしょう。
つまり、無期労働社員が誕生するのは、2018年4月以降となります。
5年ルール(無期労働契約)施行の目的
こちらのルールを適用する目的としては、主に有期労働契約の人の不安解消のためです。
例えば、1年毎に契約が更新がある場合「今年は更新されるかな・・・」という雇い止めに対する不安がありますよね。
同じ企業で長期間働いてきたのに、突然契約を打ち切られて失業してしまうといったリスク回避にも5年ルールは有効なのです。
注意 : 無期労働契約社員 = 正社員ではない
無期労働社員をどのように扱うかは企業によって異なりますが、基本的には労働条件・給与・福利厚生などは契約社員の時と同等と考えていいでしょう。
企業側から特別な配慮がされない限りは、雇用期間のみの変更となるのがほとんどでしょう。
契約社員から転職すると不利になる?リスクは?
ITやゲーム業界をはじめ、離職率が高い業界は契約社員としての雇用形態を取る企業が多いです。
契約社員が多い業界
契約社員自体が多い業界で転職するなら、契約社員としての経験はマイナスにはならないでしょう。
企業からの契約社員提案は要注意
こういった企業には「正社員にするほどのスキルは無いが、せっかくの人材だから契約社員で確保しよう」という狙いがあるのです。
「入れるなら良いか…」と承諾していまいそうですが、契約社員として入社した場合は契約を打ち切られる不安と戦わなければなりません。
契約社員のメリット【正社員と比較】
契約社員は昇給などはあまり見込めませんが、正社員と比べて業務量が少ない場合があります。(業界や企業によりますが)
労働時間や勤務地、仕事内容などはすべて企業側との話し合いで決まるので、自由度が高いのが大きなメリットです。
【Q&A】契約社員の転職に関するよくある質問
気になる疑問をチェック
契約社員の具体的なデメリットは何がある?
大きなデメリットは、雇用期間が決まっていることです。
雇用期間が決まっているということは契約が更新されない限りは次の勤務先を探す必要があります。また、ボーナスや退職金が少ない、またはないこともあります。長期的に見ると、正社員と比べて年収的にも差があると言えるでしょう。
契約期間が5年超えたら、自動で無期労働契約になる?
労働者本人で申し込みを行う必要があります。
法律上では契約期間が5年経過した労働者が申し込んで無期労働契約が成立します。そのため、転換する場合は申し込みを行いましょう。
まとめ : 契約社員への応募はリスクも必ず把握しておく
- 契約社員は正社員よりも雇い止めなどのリスクがある
- 応募するなら納得した上で応募しよう
契約社員を募集しているところは離職率が高く、従業員を使い捨てる思考が蔓延しているブラック企業も多いです。
そのため、企業選びを間違えないためにも決して1人で転職活動をせず、転職エージェントなどを駆使して上手に転職活動を行ってくださいね。
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