教員からの転職は難しい?他業種での転職を成功させる方法も解説

田中くん
教員からの転職を成功させるためにはどうすればいいですか?

一般的なイメージとして「教員の転職は難しい」と考えるている方も多いでしょう。

そして、そのイメージは間違っておらず、他業種と比べて教員の離職率は低い数値にあります。

しかしながら、教員であっても自身の経験をもとにキャリアアップしたり、新たな業種に挑戦するのは不可能ではありません。教育現場で培ったスキルは、アピール次第で他業界で高く評価されることもあるからです。

ただし、教員から転職するハードルの高さから、具体的にどのように転職活動を進めればよいのか、不安や疑問を抱える方もいるでしょう。

そこでこのページでは、教員からの転職を成功させるためのステップとポイントをおすすめの転職エージェントなどを解説します。

ねこくん
今回は、元中学校教員のいとこんさんに転職活動で役に立つ情報や知識も詳しく話を聞いていきます!

#この記事の監修者

教育情報支援・IT支援コンサルタント

いとこんさん

HP:itokon.org
X(Twitter):@itokon_007
YouTube:いとこんテック

元中学校教員。営業、大学職員を経て、現在は DX コンサルタントとして働きつつ、ブロガーとしても活動中。

教員からの転職に強いおすすめの転職エージェントが先に知りたいという人は以下のボタンをタップして項目までジャンプしてくださいね!

※ 全部読むのが面倒な人向け
教員の転職で成功する3ステップ
STEP 1.教員職で探す方は『はじめての学童指導員』『Education Career』『教えるシゴト』の3社に無料登録する。他業種で探す方は『リクルートエージェント』『doda』の2社に登録する。
STEP 2. 転職を考えていると伝え、各社の独占求人や担当者を比較する
STEP 3. 自分との相性が良い1社に絞って本格的に活動する

「教員からの転職は難しい」と言われる理由

田中くん
「教員からの転職は難しい」って本当ですか?
いとこんさん
残念ながら本当です。
たしかに教員から民間企業への転職のハードルは高いと言われています。

当たり前ですが、教員から民間企業への転職が不可能というわけではありません。

ではどうして「教員から民間企業への転職ハードルは高い」と言われるのでしょうか。その理由について、さまざまな要因から解説していきます。

それぞれ詳しく解説していきます。

民間企業よりもビジネス経験に乏しい

教員と民間企業から転職する人では培ったスキルが大きく違うため、教員は一般的なビジネススキルに乏しいと思われることが多いです。

教員は教育の専門家として、指導力やコミュニケーション能力教育カリキュラムの作成などに優れていますが、これらは必ずしも民間企業で直接的に活かせるわけではありません。

一方、民間企業での経験者は、マーケティングや営業、プロジェクト管理などのビジネススキルを既に持っているため、転職先で即戦力として期待されます。このギャップが、教員が転職する際にハードルとなりえます。

未経験からのスタートは年収が減少しやすい

教員が他業種に転職する場合、転職先では多くの業務が未経験と見なされることが多く、これにより年収が減少しやすい傾向にあります

特に、教員は年功序列で収入の平均が高くなるため、教員経験が長ければ長いほど、結果的にこれまでの収入と比べて大幅に減少する可能性が高いでしょう。

年収の減少は生活の質にも直結するため、多くの教員が転職に対して不安を感じる要因の1つとなっています。

転職活動に使える時間が少ない

教員の仕事は非常に忙しく、授業の準備や生徒の対応、課外活動の指導など、多岐にわたる業務をこなす必要があります。

そのため、転職活動に充てる時間が限られてしまうのがネックです。履歴書の作成や求人情報のリサーチ、面接の準備など、転職活動には多くの時間と労力が必要ですが、教員はこれらに十分な時間を割くことが難しい状況と言えるでしょう。

また、学校行事や期末試験の対応など、特定の時期に集中して忙しくなるため、タイミングを見計らって転職活動を進めるのも難しいのです。

いとこんさん
教員の場合、3月末に退職するつもりで逆算して動き出すのが重要です。
教員の転職タイミングについて
教員でクラスを受け持っている場合、年間指導計画の都合上、転職タイミングは限られます。そのため具体的には、3月末で退職するのが理想です。転職する会社への入社タイミングは4月1日もしくは5月1日を目指すとスムーズに進みやすいでしょう。

教員が他業種での転職を成功させるためには?

田中くん
やっぱり教員から転職するハードルは高そうですね・・・。
いとこんさん
確かに課題は多いですが、適切なスキルアップや計画的な転職活動を行うことで、このハードルを乗り越えることが可能です!

続いて、教員が転職を成功させるための具体的な方法やアドバイスについて解説します。

教員が転職を成功させるポイント

  • 教員経験が活かせるキャリアチェンジを模索する
  • 自己分析で持ち運びできるスキルを整理する
  • 転職エージェントを活用する

それぞれ詳しく解説していきます。

教員経験が活かせるキャリアチェンジを模索する

教員としての経験は、特定のスキルセットにおいて非常に価値があります。

たとえば、教材開発の現場や塾講師などの教員のスキルは直接活かせる分野です。こういった教育業界内での転職は、これまでの経験を無駄にすることなく、キャリアを積めるのでメリットは大きいです。

また、教員免許は保育業界でも需要が高いことも覚えておきましょう。

いとこんさん
以下のような職種では、即戦力として活躍しやすいでしょう!
教員免許が有利になる主な職種
  • 塾や予備校の講師
  • 学童指導員
  • 放課後児童支援員
  • 幼児教育の講師
  • 家庭教師…etc

自己分析で持ち運びできるスキルを整理する

自己分析を行い、自分の持つスキルを棚卸しすることが重要です。

教員として培ったスキルの中には、他業種でも高く評価されるものがあります。例えば、計画立案能力、プレゼンテーションスキル、コミュニケーション能力、問題解決能力です。こういった業種や職種が変わっても持ち運びができるスキルを「ポータブルスキル」と呼びます。

いとこんさん
ちなみに厚生労働省が明記しているポータブルスキルの要素は、「仕事のし方(対課題)」「人との関わり方(対人)」において、9要素あります
ポータブルスキルの要素
仕事のし方現状の把握取り組むべき課題やテーマを設定するために行う
情報収集やその分析のし方
課題の設定事業、商品、組織、仕事の進め方などの
取り組むべき課題の設定のし方
計画の立案担当業務や課題を遂行するための
具体的な計画の立て方
課題の遂行スケジュール管理や各種調整、
業務を進めるうえでの障害の排除や高いプレッシャーの乗り越え方
状況への対応予期せぬ状況への対応や責任の取り方
人との関わり方社内対応経営層・上司・関係部署に対する
納得感の高いコミュニケーションや支持の獲得のし方
社外対応顧客・社外パートナー等に対する
納得感の高いコミュニケーションや利害調整・合意形成のし方
上司対応上司への報告や課題に対する
改善に関する意見の述べ方
部下マネジメントメンバーの動機付けや育成、
持ち味を活かした業務の割り当てのし方
田中くん
なるほど、こうやって整理していけばいいんですね。
いとこんさん
ポータブルスキルをどのように他業種で活用するのかを考えることで、転職活動の際に自分のアピールポイントを明確にすることができるでしょう。

ちなみに厚生労働省から「ポータブルスキル見える化ツール」という個人のポータブルスキルを測定し、それを活かせる職務、職位を提示するツールも公開されています。

このような自己分析を通じて自分の強みや弱みを把握することでも、適切なキャリアパスを選びやすくなるので参考にしてみてください。

転職エージェントを活用する

転職活動を円滑に進めるためには、転職エージェントの活用が効果的です。

転職エージェントは、求人情報の提供だけでなく、履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイス、面接対策、キャリアカウンセリングなど、転職における多岐にわたるサポートを提供してくれます。

また、プロの専門知識を活用することで、教員としての経験をどのように他業種に活かすかの具体的なアドバイスを得ることが可能です。これにより、転職活動を効率的に進めることができ、成功の可能性が高まります。

いとこんさん
これらのポイントを意識することで、教員から他業種への転職を成功させるための道が開けるでしょう!
田中くん
計画的に進めるのがいいんですね。

教員が転職を考えるよくある理由

田中くん
教員が転職するのは、どんな理由が多いんですか?
いとこんさん
よくある理由と、その対応策について紹介していきますね。

教員という職業は社会的に重要でやりがいのある仕事ですが、同時にさまざまな要因からストレスの感じやすい職種であることも事実です。多くの教員が転職を考える理由には、以下のような要因があります。

それぞれの原因や対応策について解説します。

プライベートの時間が作りづらい

教員の仕事は授業だけではなく、授業準備や採点、課外活動の指導、保護者対応など、多岐にわたる業務が求められます。そのため、長時間労働が常態化し、プライベートの時間を確保するのが難しくなります。

これにより、家族や友人との時間が減り、リフレッシュする時間が取れないことが多いです。

いとこんさん
改善するためには、業務の効率化はもちろんのこと、学校への働き改革の働きかけも必要になってくるでしょう。
  • 業務の効率化|業務の効率化を図り、業務時間を短縮する。
  • タイムマネジメントの徹底|仕事とプライベートのバランスを意識的に保つ。

保護者対応などの心労が多い

近年はモンスターペアレントという言葉もあるように、保護者からのクレームや要望への対応は、教員にとって大きなストレス源となっています。特に、理不尽な要求や過剰な期待に応えることが難しく、心労が蓄積することも珍しくありません。

いとこんさん
改善方法としては、適切な保護者対応のコミュニケーションスキルを学ぶことで、必要以上のクレームを防ぐことが挙げられます。また、心の健康のためには、定期的なメンタルヘルスケアも効果的です。
  • 対応スキルの向上:保護者対応を学び、効果的な会話を心がける。
  • メンタルヘルスケア:定期的なカウンセリングで、心の健康を保つ。

生徒指導の難易度が高い

教員は、生徒一人ひとりの学習状況や行動を把握し、適切な指導を行うことが求められます。

しかし、学力差や家庭環境の違い、問題行動など配慮すべき事項が多いため、生徒指導は非常に難しく、ストレスが溜まりやすいです。

いとこんさん
改善するには、まず専門知識を取得することでご自身の生徒指導力を強くすること、また現状の体制を見直す必要もあるかもしれません。場合によっては外部支援を活用するのも手です。
  • 専門知識の習得:特別支援教育やカウンセリングの資格を取得する。
  • チームティーチング:他の教員や専門スタッフと協力し、生徒指導を分担する。
  • 外部支援の活用:地域の教育支援センターや専門機関と連携。

同僚や上司などの人間関係の悪化

職場での人間関係の問題は、どの業界でもストレスの原因となります。

教員の場合、同僚や上司との人間関係が悪化すると、仕事のパフォーマンスやモチベーションに大きく影響してしまいます

いとこんさん
人間関係でトラブルにならないためには、普段から円滑なコミュニケーションを心がけることが重要です。現時点であまりにストレスが大きいようなら、外部に相談することも考えましょう。一人で抱え込まないようにしましょう。
  • コミュニケーションの促進:定期的なミーティングや懇親会を開催。
  • 人間関係の改善研修:人間関係を改善するための研修やワークショップに参加。
  • メンタルヘルスサポート:大きなトラブルになる前に相談する。

教員としての経験が活かせる職種・業界は?

田中くん
教員から転職するにあたって狙い目の職種はありますか?
いとこんさん
基本的には教員として培ったスキルが活きる職種を探すのがおすすめです。

教員は多くのスキルを持っています。特にコミュニケーション能力、指導力、計画力、問題解決能力などは、他の業界でも重宝されるスキルです。

ここからは、教員の経験が活かせる具体的な職種や業界を紹介します。

それぞれ詳しく解説していきます。

教材開発

教員としての知識と経験を活かして教材開発に携わることができます。

教材出版社や教育関連の企業で働き、カリキュラムの作成や教材の執筆、編集を行う仕事です。

教員として現場で培った実践的な知識を基に、教育現場で役立つ教材を作り上げることが求められます。

予備校や塾の講師

塾や予備校での講師として働くことも、教員の経験を活かせる職種です。教員としての指導経験やカリキュラム作成のスキルが役立ちます

さらに、生徒一人ひとりに合わせた指導が求められるため、個別指導のスキルも磨かれます。教員とは違った環境で教育に携わることができ、より直接的に生徒の成績向上に貢献できます。

福祉関連職

福祉関連の職種も教員の経験が活かせる分野です。特に、児童福祉施設や障害者支援施設などで働く場合、子どもや障がいを持つ方々への支援や教育を行うことが求められます。

教員としてのコミュニケーション能力や指導力が重要です。また、カウンセリングやサポートスキルも活かせるでしょう。

営業職

営業職では、教員として培ったコミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルが役立ちます。

特に、教育関連の商品やサービスを扱う企業では、教員経験が顧客との信頼関係構築に有利に働くことがあります。

営業職は成果が求められるため、自分の努力が直接評価されるやりがいのある仕事です。

カウンセラー

学校や企業でのカウンセラーとして働くことも、教員の経験が活かせる職種です。

教員としての生徒指導経験やメンタルサポートのスキルが、カウンセリングの現場で非常に役立ちます。特に、教育現場でのカウンセラーは、教員としての視点を持って生徒や学生の相談に乗ることができます。

教員から転職することのリスクや注意点

田中くん
教員からの転職で注意することはありますか?
いとこんさん
以下のようなポイントに注意しておきましょう。

教員の転職は簡単ではありません。教員から転職することのリスクを把握しておくことで、後悔のない転職に繋げましょう。

他業種転職で年収アップは期待できない

田中くん
どうして教員からの他業種転職は給料が上がりづらいんですか?
いとこんさん
それはそもそも教員の平均年収が高いからです。

総務省が出している「令和4年地方公務員給与の実態」によると、公立学校の教育職の平均月収は以下の通りです。

令和4年 教育職の平均月収(基本給)
小・中学校(幼稚園)教育職約38万
高等(特別支援・専修・各種)学校教育職約40万円

一般的な企業の社員の平均月収が30万円ほどなので、それを考えると教員職は安定した給与であることが分かります。

一方で、他業種への転職は、初めは未経験者として扱われることが多く、年収が減少する可能性があります。特に、民間企業では即戦力が求められるため、経験やスキルを積むまでは年収アップは期待できないかもしれません。

そのため、転職前にしっかりと市場価値を調べ、収入の見通しを立てることが重要です。

そもそも教員は離職率の低い業界

教員は安定した職業であり、離職率が比較的低いことが特徴です。そのため、転職することで職業の安定性を失うリスクもあります。教員としての職業的な安定や保障を手放すことになるため、転職を決断する前に慎重に検討することが必要です。

新しい職場でのキャリアパスや長期的な展望を考慮し、転職後の生活設計をしっかりと立てることが求められます。

いとこんさん
教員からの転職は挑戦と覚悟が伴いますが、適切な準備と自己分析を行うことで、新しいキャリアを築くことが可能です。自身のスキルを活かせる職種を見つけ、計画的に転職活動を進めましょう。

教員からの転職におすすめの転職エージェント5選

田中くん
具体的にはどんなエージェントを使うべきなんですか?
ねこくん
ここからは、教員におすすめの転職エージェントをご紹介します!簡単に特徴をまとめてみました!

見たいエージェントにジャンプ

各エージェントの特徴
はじめての学童指導員教育・福祉関連の求人に特化!
学童指導員を目指す求職者に最適
Education Career教育業界に特化!
幅広い選択肢から選べる
リクルートエージェント転職成功実績No.1の大手転職サイト
教育業界の非公開求人情報を多数所有!
教えるシゴト教員採用に関する求人がメイン
全国を網羅!
doda約10万件の求人情報
教育業界への転職も厚くサポート
目的に応じて併用するエージェントは変える
基本的に転職エージェントは、2~3社のエージェントを併用するのがおすすめです。また、教員からの転職の場合は、目的に応じて、特化型と総合型のどちらかを選んで登録するのがいいでしょう。
ねこくん
状況に応じておすすめの組み合わせを厳選しました!
おすすめの組み合わせ
  1. 教職|『はじめての学童指導員』+『Education Career』+『教えるシゴト
  2. 民間企業などの他業種|『リクルートエージェント』+『doda

教員として転職したい場合は、教育現場を専門に扱う転職エージェントが頼りになります。

ただし、総合型にも教育業界の求人はあるため、教員・他業種のどちらの可能性も探りたい方は、『リクルートエージェント』などの求人数の多い総合型の転職エージェントにも必ず登録するようにしましょう。

ねこくん
ここからは各エージェントのメリットやデメリットを1社ずつ解説していきます。

はじめての学童指導員|学童指導員の分野に特化

はじめての学童指導員
求人対応エリア
全国
サービス名はじめての学童指導員
公式サイトhttps://www.gakudou-shidouin.jp/hajimete/
運営会社株式会社サクシード
対象年代年齢制限なし
対象者教育業界・学童職員
に就きたい方
利用料金無料
公開求人数非公開
非公開求人数非公開
書類添削あり
面接指導あり

はじめての学童指導員』は、名前の通り、学童関連の求人紹介に特化した転職サイトです。

福祉施設や学校法人関係に強く、学童指導員などの児童と深く関わりたい方にとってはうってつけの転職サービスといえます。

また、プライベートと仕事を両立したいという思いにも理解があるアドバイザーが豊富で、無理をしない働き方をしたい場合は登録すべきサイトの1つです。

メリット
  • 学童指導員の求人紹介に特化
  • 希望の働き方に沿った求人紹介が可能
  • 官公庁や非営利団体ともつながりがある
  • 何でも気軽に相談できるアットホームな雰囲気
デメリット
  • 稼ぎたい方には不向き
  • 学童指導員特化で職種の幅は狭い

学童分野の求人紹介がメインになるため、数ある教員職の中から自由に職種を選ぶことは難しいでしょう。

その代わり、学童指導員は学校の教員よりもプライベートとの両立が図りやすいのが特徴で、教員免許を所持しているのならキャリアの選択肢の1つとして考えてみるのも有りです。

一方で、労働に多くの時間を割いてでもお金を稼ぎたい方にはあまり向かないかもしれません。

公式https://www.gakudou-shidouin.jp/hajimete/

Education Career|教育業界を志望する求職者におすすめ

求人対応エリア
全国
サービス名Education Career
公式サイトhttps://education-career.jp/
運営会社株式会社ファンオブライフ
対象年代年齢制限なし
対象者教育業界で
働きたい全ての方
利用料金無料
公開求人数約1,200件
非公開求人数非公開
書類添削あり
面接指導あり

Education Career』は、教育業界専門のエージェントを擁している転職サイトです。

教育業界で活躍する大手企業を始めとして、学校や学習塾・教材製作会社まで、ありとあらゆる求人情報を取り扱っています。

希望した職種の紹介だけではなく、求職者のステップアップを実現する能力にも長けており、収入面にも非常に期待できるでしょう。

教育業界志望であれば、真っ先に登録すべき転職サイトと言えます。

メリット
  • 教育業界への深い理解がある
  • 他社と一線を画す独自の提案が魅力
  • より専門的な応募書類の作成方法が学べる
  • 教育機関との円滑な交渉が可能
デメリット
  • 経歴を重視される
  • 大手への転職を促される傾向にある

求職者のステップアップに注力しているがゆえに、ハードルが高い求人を紹介されるケースも少なくはありません。

人によってはプレッシャーに感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、エージェントのアドバイスを真摯に受け止め、自らの糧にすることで、理想の転職を実現できる可能性は高いといえます。

公式https://education-career.jp/

リクルートエージェント|あらゆる可能性を考慮して最適な職種を選べる!

求人対応エリア
全国
サービス名リクルートエージェント
公式サイトhttps://www.r-agent.com/
運営会社株式会社リクルート
対象年代年齢制限なし
対象者全業種・職種
利用料金無料
公開求人数374,546件
非公開求人数259,222件
書類添削あり
面接指導あり
面談可能時間平日(10:00~19:30)
土(10:00~18:00)
日(10:00~17:00)
電話面談可能
リクルートエージェントの拠点
東京
(丸の内)
東京都千代田区丸の内1-9-2
グラントウキョウサウスタワー
東京
(立川)
東京都立川市曙町2-34-7
ファーレイーストビル7F
横浜神奈川県横浜市西区高島2-19-12
スカイビル 16階
埼玉埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5
大宮ソニックシティビル 25階
千葉千葉県千葉市中央区新町1000番地
センシティタワー 7階
北海道北海道札幌市中央区北四条西5-1
アスティ45ビル 10階
仙台宮城県仙台市青葉区一番町1-9-1
仙台トラストタワー 11F
宇都宮栃木県宇都宮市大通り4-1-18
宇都宮大同生命ビル 1F
静岡静岡県静岡市駿河区南町18-1
サウスポット静岡 5階
名古屋愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
JRセントラルタワーズ42階・43階
京都京都府京都市下京区四条通室町東
入函谷鉾町88K・I四条ビル 4階
大阪大阪府大阪市北区角田町8-1
梅田阪急ビルオフィスタワー 31F
神戸兵庫県神戸市中央区磯上通8-3-10
井門三宮ビル 4階
岡山岡山県岡山市北区駅元町1-6
岡山フコク生命駅前ビル 4階
広島広島県広島市中区八丁堀14-4
JEI広島八丁堀ビル 10階
福岡福岡県福岡市中央区舞鶴1-1-3
リクルート天神ビル 6階

リクルートエージェント』は、いわずと知れた国内大手転職サイトの一つです。

人材紹介業界トップクラスの求人数を誇り、在籍しているエージェントの数も非常に多いため、求人情報を数多く閲覧したい方にはおすすめできます。

ほぼ全ての業界を網羅しており、教育業界内のあらゆる職種についてアドバイスをもらえるので、自分にあった仕事に出会えるでしょう。

メリット
  • 圧倒的な求人情報数を持つ
  • 蓄積されたノウハウに基づく支援が受けられる
  • 求職者の強みを見抜く力がある
  • 専門のコンサルタントがつく
デメリット
  • エージェントのクオリティに差がある
  • 専門的な法人紹介は不得手

非常に多くのエージェントが所属しており、クオリティは一定ではありません。

担当によってアドバイスが変わったり、紹介する求人の方向性なども変わるでしょう。

また、一つの業界に特化していないため、より専門的な求人情報を知りたい方にはあまり適していません。

公式https://www.r-agent.com/

教えるシゴト|教職の紹介に特化した人材支援サービス!

求人対応エリア
全国
サービス名教えるシゴト
公式サイトhttps://www.oshieru.biz/
運営会社株式会社サクシード
対象年代年齢制限なし
対象者教育業界
に就きたい方
利用料金無料
公開求人数約540件
非公開求人数非公開
書類添削あり
面接指導あり

教えるシゴト』は、教育業界トップクラスの求人数を持っている、幅広い人材支援サービスです。

「教える仕事」に最注力しており、学校法人や大手進学塾に加え、家庭教師の派遣にも食指を伸ばす充実ぶりを発揮しています。

先生としてのスキルを最大限に活用できる求人情報を提供してくれるため、教職を志す求職者には非常に頼もしい存在といえるでしょう。

メリット
  • 教職に就きたい方に最適
  • アフターフォローまで手厚い
  • 全国展開しているため地域に縛られない
  • 検索画面がシンプルで使いやすい
デメリット
  • 教職以外の求人紹介はやや薄い
  • 正社員採用の求人が少ない

教職には非常に強いですが、逆にそれ以外の職種においては相対的に求人数が少ないといえます。

また、アルバイトや非正規雇用の求人情報が多いため、正社員を目指している方には少し物足りないかもしれません。

ただ、教員としての経験を積みたいという場合は積極的に利用すべきサイトです。

公式https://www.oshieru.biz/

doda|専門スタッフによる万全のバックアップ体制!

doda
求人対応エリア
全国
サービス名doda(デューダ)
公式サイトhttps://doda.jp/
運営会社パーソルキャリア株式会社
対象年代年齢制限なし
対象者全業種・職種
利用料金無料
公開求人数189,994件
非公開求人数36,802件
書類添削あり
面接指導あり
面談可能時間平日(9:00~20:30)
土曜(10:00~19:00)
本社住所東京都千代田区丸の内2-4-1
丸の内ビルディング27F・28F
電話面談可能
dodaの拠点
東京東京都千代田区丸の内2-4-1
丸の内ビルディング 27F・28F
横浜神奈川県横浜市神奈川区金港町1‐4
横浜イーストスクエア 5F
名古屋愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28-12
大名古屋ビルヂング 14F
静岡静岡県静岡市駿河区南町18-1
サウスポット静岡 16F
大阪大阪府大阪市北区大深町3-1
グランフロント大阪タワーB 17F
京都京都府京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20
四条烏丸FTスクエア 4F
神戸兵庫県神戸市中央区小野柄通7-1-1
日本生命三宮駅前ビル 11F
岡山岡山県岡山市北区下石井2-1-3
岡山第一生命ビルディング 14F
広島広島県広島市中区基町11-10
合人社広島紙屋町ビル 4F
福岡福岡県福岡市中央区天神1-1-1
アクロス福岡 13F
北海道北海道札幌市中央区北一条西4丁目2-2
札幌ノースプラザ 9F
仙台宮城県仙台市青葉区花京院2丁目1-65
いちご花京院ビル 4F

doda』は、転職者満足度No.1にも輝いた大規模人材紹介会社です。

転職に関する知識が豊富な専門スタッフがサポートにつき、キャリアカウンセリングから実際の求人紹介まで幅広く転職活動を支援しています。

教育業界に関連する求人も取り扱っており、キャリアアドバイザーによる助言のもと、自分に合った職種や法人を選択することが可能です。

メリット
  • doda限定の求人案件を持っている
  • ヒアリングにより選択肢を広げてくれる
  • 業種、職種だけではなく地域に特化したエージェントもいる
  • 各種手続きを代行してくれる
デメリット
  • 紹介された求人を断りにくい雰囲気がある
  • スピード感を求められる

専門スタッフによるサポートが厚いだけに、逆にプレッシャーを感じてしまう方も多くいらっしゃいます。

レスポンスが早いだけにスピード感を持った転職活動を行えるのも特徴です。

十分に検討する時間もないまま流されてしまうケースもあるため、しっかりと自分の意見を伝えることが重要となるでしょう。

公式https://doda.jp/

【図解】教員が転職エージェントを利用する流れ

ねこくん
実際に転職エージェントを利用する前に、どんな流れで転職活動が進んでいくのか把握しておきましょう。

転職エージェント利用の流れ

STEP.1
公式WEBサイトから登録
エージェントに登録

各エージェントの公式サイトから転職支援の登録をします。

基本的な入力内容
  • 氏名
  • 電話番号やメールアドレス
  • 雇用形態
  • 希望勤務地
  • 所有している資格情報

入力内容はエージェントによって多少異なる場合もあります。

STEP.2
担当者からの連絡を待つ
担当者からの連絡

登録して数日以内に担当のエージェントから連絡が届きます。

連絡方法はサイトによってさまざまですが、この時にキャリアカウンセリングを行う日程を決めます。

なお、エージェントによっては、このタイミングで希望している求人条件を聞かれることもあります。

STEP.3
担当者とキャリアカウンセリング
キャリアカウンセリング

エージェントを訪問して、直接対面によるカウンセリングを実施します。

最近はコロナ禍の影響もあり、オンラインでの対面を推奨しているサイトもあります。

カウンセリング内容は主に下記の項目が多いです。

  • これまでのキャリア・経験
  • 強みになるポイント
  • 転職するべきかどうか
  • どんな業界で働きたいか
  • 希望条件のすり合わせ
  • NG職種の確認
STEP.4
求人紹介を受ける
求人紹介

しばらくすると、担当エージェントからあなた向けの求人を紹介してもらえます。

各社に独占求人があるため、複数社に登録して求人を見比べるようにしましょう。

STEP.5
見学・面接
面接

転職先候補の法人との面接に臨みます。

学校などの場合は雰囲気を掴んでもらうために、事前に見学日を挟むケースもあります。

STEP.6
内定獲得。担当者に給与交渉や入社日の調整をしてもらう
内定獲得

担当エージェントがあなたの希望条件に合わせて、入社日や労働条件などの最終的な交渉をおこなってくれます。

この時点での内定辞退も可能ですので、その際は遠慮なく担当者に伝えましょう。

STEP.7
・退職手続き~入社
退職

もし入社時にトラブルがあったり、入社後に不安なことがあれば担当者に相談することも可能なので最後まで安心です。

エージェントによっては後に定期的な声がけがある場合もあります。

教員が転職エージェントを最大限に活用する方法

ねこくん
次に、転職エージェントを最大限に活用する方法を解説します!

転職エージェントを利用し始めても活用できなければ意味がないので事前にチェックしておきましょう。

1.複数のエージェントに登録していることを伝える

転職エージェントの併用は各社の非公開求人を比較できるため成功に不可欠です。

もし複数のエージェントを利用している場合、必ず事前に伝えるようにしましょう。

転職エージェントの仕組み
転職エージェントは企業へ人材を紹介し、半年~1年ほど勤務を継続した後に成功報酬として紹介料をもらうビジネスモデルです。

自社で利益を出すためにも、エージェント側からすると他社に移って欲しくはないというのが本音です。

ねこくん
事前に伝えておくと、他社で内定して欲しくない!という思いからサポートが手厚くなる可能性もありますからね。

また、事前に話しておくことで、他社で内定が出たときもスムーズに伝えられますし「他社ではこんな条件の求人があったけど?」など比較した質問も可能になります。

2.スキルや経験を嘘なく伝える

ねこくん
キャリアアドバイザーからすると、誤った情報を伝えられた場合、適切な転職先を紹介することが困難になってしまいます。
悩む
うつ病で休職した過去や、これまであまり目立った経験がない・・・という場合でも正直に伝えましょう。

キャリアアドバイザーはあなたに「いい転職先を見つけてほしい」と考えていますので、状況に応じた対応が可能になります。

3.希望条件をしっかり伝える

ねこくん
自分の希望条件がハッキリしていないと、キャリアアドバイザーもどんな案件を紹介していいか困ってしまいます。

そのため、ある程度の希望条件を明確にしておくことは大切です。

明確にしておくといいこと
  • 今後どういった仕事につきたいのか
  • 希望勤務地
  • 希望年収(希望と最低ライン:400万以上~など)
  • 年間休日や残業の有無

こういった条件を初回の面談や電話連絡で伝えておけば、キャリアカウンセリングがスムーズに進みます。

「希望条件や求める価値観がわからない」という人は一度自己分析をしてみましょう。エージェントによっては自己分析をサポートしてくれる場合もあります。

4.レスポンスは早めに。スケジュールを守る

担当者からの連絡

ねこくん
書類の提出などのスケジュールを守り、素早くメールの返信などをすることで自分と担当者にとって大きなメリットがありますよ!
メリット
  • 担当者に誠実に仕事ができる人という印象を与えられる
  • 担当者はあなたを約束事が守れる人として企業に推薦できる
  • スケジュールを守ることでお互いスムーズに進めることができる

キャリアアドバイザーは多くの転職希望者の対応をしているため、レスポンスが悪い人は後回しになりがちです。

スムーズに転職活動を進めるためにも連絡はこまめにしましょう。(少なくとも2週間に1度は連絡を取る)

5.担当者との相性が悪い場合はすぐに切り替える

ねこくん
人間同士のやりとりなので、どうしても担当者との相性が悪い場合があります。良いアドバイザーと悪いアドバイザーの特徴は下記の通りです。
良いアドバイザー
  • 求人や転職の押し付けをしない
  • 希望条件に合った求人を紹介してくれる
  • キャリアプランを親身に考えてくれる
  • 志望業界・職種に関しての深い知識がある
  • あなたの良いところを企業に伝える力がある
  • 年収・面接日程などの交渉力がある
悪いアドバイザー
  • キャリアカウンセリングが浅い、ヒアリングをしない
  • 内定が出やすい求人ばかり提案する
  • 連絡が遅い
  • 調整力がなく、面接のブッキングが起こったりする
  • 業界や職種に関しての知識が薄い

良い・悪いアドバイザーには上記のような特徴がありますが、ほかにも性格の不一致などの可能性もあります。

信頼できない担当者の元で転職活動を進めるのは、失敗に繋がるだけでなく、大きな時間のロスになります。

担当者には情を移さずに、相性が悪いと感じたらすぐに担当者を変更するか、他のエージェントに切り替えましょう。

6.必ず主導権は自分が持つ

STOP

ねこくん
キャリアアドバイザーは転職のプロですが、言われるがままに転職を決めるというのはよくありません。

キャリアアドバイザーのアドバイスがすべて正しいというわけではありませんので、企業に応募する際などは必ず自分で決断するようにしましょう。

流されて転職をすると転職失敗につながりやすくなるだけではなく、「あのアドバイザーのせいで・・・」というように他人に責任転嫁することになります。

ねこくん
自分の人生なので自分で責任を負うというスタンスで転職活動をするのが転職エージェントを使い倒すコツです!

7.面接後にフィードバックの確認を依頼する

面接

面接終了後には必ず担当者に企業側からのフィードバックをもらうようにお願いしましょう。

具体的に確認するポイントは以下の2つです。

  • 企業側が評価したポイント
  • 企業側が懸念したポイント
ねこくん
簡単にいえば、面接で企業側がどこを評価して、どこが心配だったのかを知りましょうということですね!
田中くん
企業側からの意見が聞けると、次の面接への修正ができるね!

ひとりで転職活動をしていると、企業側からのフィードバックはもらえないので、エージェントを利用しているからこそのメリットです。

もし面接で落ちてしまったとしても、フィードバックをもらって修正することで次の面接での内定率をアップさせることができますよ!

注意
守秘義務を設けている企業の場合はフィードバックをもらえないことも。
また、フィードバックをしない決まりのエージェントもあるので注意しましょう。

田中くん
あくまで転職するのは自分だから、責任をもって活動したいね!
ねこくん
転職エージェントはあくまでサポートをしてくれる存在なので、本人の気持ちが転職成功には1番大事な要素ですね。エージェントを活用するポイントをおさらいしましょう!

【Q&A】教員からの転職でよくある質問

ねこくん
元中学校教員のいとこんさんに教員からの転職に関する質問に答えていただきました!

気になる疑問をチェック

30代教員が今から他業種に転職するのは難しいですか?

いとこんさん
30代教員が、他業種で転職することは可能です。ですが、20代のときよりも転職することが難しいのが現状です。30代になると、他業種で求めているのはある程度のスキルセットを持っている即戦力人材となるからです。ただ、書類選考や面接の時点でご自身が、志望する業種における強みや、熱意などをうまく伝えられれれば、内定を獲得することは十分可能です。

教員経験が転職で有利になる業界や職種はありますか?

いとこんさん
業界でいうと、やはり教育業界が一番有利です。具体的には、塾や私立学校、教材関連、カルチャー教室などの各種学校です。教えること自体が強みになることもあれば、学校教育の現場をわかっていること自体が強みになることもあります。
他にも、地域コーディネーター、スポーツインストラクターなどもあります。ご自身の適性次第ですが、活躍のフィールドは意外と広いと思います。

教員の経験は他業種ではどのように評価されますか?

いとこんさん
教員はコミュニケーション能力、問題解決能力、組織管理能力など幅広いスキルが必要な仕事です。そのため、相手とのコミュニケーションを意識することや、柔軟な対応力が求められることが多い仕事の場合は非常に期待されるでしょう。一方で、公立教員の場合は利益に対する追求の姿勢がないと判断されるため、民間企業での面接の際などは問われる可能性が非常に高いです。事前に準備をして、自分が教育現場で培った部分を中心にアピールできるようにしておくと良いです。

【まとめ】教員からの転職はエージェントの活用がカギ

この記事のまとめ
  • 一般職と比べると教員から他業種への転職ハードルは高い
  • 教員経験の強みを活かせるキャリアを模索する
  • 転職エージェントはリスクヘッジのために2~3社併用する

教員からの転職において、他業種へのキャリアチェンジは確かに挑戦が伴いますが、不可能ではありません。

転職を成功させるためには、教員として培ったスキルをしっかりと整理し、自分の強みを活かせるキャリアを見つけることが重要です。ビジネススキルのギャップを埋めるための努力や、エージェントのサポートを活用することで、転職活動をスムーズに進められるでしょう。

どんな道を選ぶにせよ、自信を持って一歩を踏み出し、新たな可能性を追求することはプラスになるはずです。皆さんの転職活動が成功することを心より応援しています。

ねこくん
最後に、今回ご紹介したエージェントをおさらいします。
各エージェントの特徴
はじめての学童指導員教育・福祉関連の求人に特化!
学童指導員を目指す求職者に最適
Education Career教育業界に特化!
幅広い選択肢から選べる
リクルートエージェント転職成功実績No.1の大手転職サイト
教育業界の非公開求人情報を多数所有!
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教育業界への転職も厚くサポート