転職において、年収がどう変化するのかの不安はつきものです。
確かに日本では「転職すると給料が下がる」と言われることが多いですが、転職したら必ずしも年収が下がるわけではありません。
転職で年収を下げたくない方は、どういうケースだと年収が下がるのかを知っておくといいでしょう。
そこでこのページでは、年収が下がりやすいケースと、それでも転職したほうがいい場合、転職で年収を下げないコツについて解説します。
目次
転職1年目は年収が下がることが多いが、2年目以降に注目
上期(4~9月)、下期(10~3月)の企業に1月入社で入った場合、下期の半分(3ヶ月)しか在籍していないため、夏のボーナスが半分のみの支給となる場合もあります。
転職者の3人に1人は年収が下がる
厚生労働省が出している「雇用動向調査」によると、令和4年の転職入職者の賃金変動状況をみると、前職から賃金が増加した割合は34.9%、減少した割合は33.9%、変わらない場合は29.1%です。
割合の差だけで言うと、転職で年収が減少する人よりも増加する人のほうが若干多いという結果になっています。
転職して年収が下がることが多いケース
1.異業種(未経験業種)への転職
未経験業種への挑戦はキャリアがゼロからのスタートとなるので、年収が下がりやすい傾向にあります。
しかし、これまでの経験を活かせるような分野であれば異業種でも年収をキープできる可能性もあります。
2.40代後半以降の転職
40代後半は年功序列の企業だとすでに高年収ということもあり、転職市場で今より高年収の企業を見つけるというのはなかなか難しいものです。
特に経営幹部やリーダーなどのマネジメントポストでの求人が増えますので、それ相応のスキルがないと転職先すら見つけられないこともあるでしょう。
3.外資系企業から国内企業への転職
しかし、外資系企業は成果主義で激務ということもあり、たとえ年収ダウンしてしまうとしても、ゆとりのある企業へ転職する人も多いです。
年収が下がっても転職した方が良いケース
1.現職に不満があり、環境を変えるため
1つ目は現職に不満があり、環境を変えるために転職する場合です。
よくある不満
- 人間関係が悪い
- セクハラ・パワハラ・モラハラが横行している
- 激務・ブラック企業
- 仕事内容が将来の役に立たない
悪い人間関係や激務の企業で働いていると精神や身体に大きな負担をかけてしまい、うつ病になってしまうかもしれません。
たとえ転職で一時的に年収が下がったとしても、快適な環境で熱心に仕事に打ち込んだほうが将来的に大きく年収がアップする可能性もあります。
転職を繰り返してしまう原因にもなりますので、まずはじっくりと転職で解決できるか考えてみましょう。
2.スキルアップや勉強、資格取得のため
スキルアップのために仕事を変えたり、一時的に辞めたりする人も多いです。
この状況になってしまうと、転職しようにも転職市場価値が低いとみなされ、満足のいく転職ができない可能性が高くなります。
たとえ年収が下がったとしても、優秀なメンバーが集まる会社や、将来の目標に近づくような仕事をできる企業に転職することで、自分の選択肢を増やすことにもつながります。
3.自由な時間をつくるため
忙しすぎて自分の時間を取れないと、スキルアップのための勉強や読書といった自己投資がおろそかになり、将来的な視野を狭めることにもなってしまいます。
たとえ年収が下がっても、転職して家族や趣味に使える自由な時間を確保できるならば、それは素晴らしい転職だと言えるでしょう。
転職でなるべく年収が下がらないようにするには?
1.今までのキャリアやスキルが活かせる職種(業界)に転職する
1つ目は今までのキャリアやスキルが活かせる職種や業界に転職することです。
2.年収アップ・給与交渉に強い転職エージェントを利用する
2つ目は年収アップや給与交渉に強い転職エージェントを利用することです。
実は、転職活動をしていて自分から給与交渉ができる人はほとんどいません。
そのため、1人で転職活動をしていて大幅な年収減を受け入れている人も多いです。
そのため、自分で給与交渉する自信が無い人は年収交渉に強い転職エージェントを利用するといいでしょう。
年収交渉に強いエージェント | |
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リクルートエージェント | 国内最大手。 常時15万件以上の保有求人 |
ASSIGN AGENT(アサイン エージェント) | 営業職・SEに強い。 20代からのキャリアアップに最適 |
パソナキャリア | 親身なサポートが魅力。 首都圏の転職・女性の転職に強い |
まとめ
- 未経験異業種への転職は年収が下がりやすい
- 40代後半以降の転職は年収が下がりやすい
- 外資系から日系企業への転職は年収が下がりやすい
- 年収が下がってもキャリアや人生のためには転職した方がいい場合もある
- 年収交渉に強い転職エージェントを利用すれば、年収の大幅減を避けやすい
年功序列・退職金の廃止などで1つの会社にいるメリットは年々薄れているので、視野を広げるために転職するのも効果的です。
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