転職何回したことある?どんな理由が多い?
転職する理由としては、他にやりたい仕事があるや、人間関係がうまくいかなかったなどさまざまあると思います。
では世の中の働く人々はどれほど転職の経験があって、どのような理由で転職することが多いのでしょうか。
今回は、転職について全国の男女2256名の方々にアンケートを実施しました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施 |
調査対象者 | 男女 |
調査期間 | 2021年10月19日 ~ 2021年10月22日 | 質問内容 | 質問1:あなたは転職の経験がありますか? 質問2:今までに何回転職したことがありますか? 質問3:転職した理由として当てはまるものをすべてお選びください。 質問4:もっとも印象に残っている転職理由を詳しく教えてください。 | 集計対象人数 | 2256人 |
転職経験者の25.1%が「5回以上転職している」
まずは、転職の経験があるかについて聞きました。
61.3%の人が転職の経験があると回答しました。
転職の経験があると回答した方に、今までに何回転職したことがあるかについても聞きました。
5回以上と回答した方が25.1%と、もっとも多い結果になりました。
具体的に何回転職したことがあるか聞いたところ、10回以上と回答した方も少なくありませんでした。
32.9%が「人間関係」を理由に転職している
続いて、「転職の経験がある」と回答した方に、転職した理由についても聞きました。
32.9%の人が人間関係がうまくいかなかったと回答し、多くの人の転職理由となっているようです。
また、「その他」の理由としては、「家族の介護」「家業を継ぐため」「自営業を始めるため」などがありました。
それぞれの転職理由の方に、転職した時のエピソードを具体的に教えてもらいました。
- お局様を中心にしたいじめや仲間はずれなどがあったので。
- 上司のパワハラがひどくて部署内の雰囲気が悪かった
- 人間関係がうまくいかなかった。挨拶しても、帰って来なかったり、無視されたり。我慢出来なかった。
- ワンマン社長の理不尽なパワハラ
- 女性が多い職場で、派閥同士の争い事が非常に多かった。
- 厳しい先輩がいて皆に嫌われていたのですがその人の下で働くのがきつかったから
- 最初の転職は、理不尽で横暴な上司との喧嘩が理由でした。その上司の部下は結果的に全員離職し、本人も解雇されました。
- 以前の会社の上司に恐喝され、本で殴られた。今の時代で言うと、パワハラに当たる。
- スタッフ同士のいじめによる鬱発症で自律神経が狂い体調崩して退職
- 職場に体調を崩すほど顔を合わせたくない人がいた。
人間関係が原因で転職した方の具体的な理由としては、上司などからのパワハラが多いようです。
また、いじめなどで体調を崩してしまったという方も少なくはないようです。
- より諸条件がよく、キャリアを積めそうな仕事が見つかったため。
- 子供が生まれ安定した職業へ
- 年齢的にも転職が望める限界だった事もあり、最後に自分の好きな語学を生かせる仕事をしたかった。
- 仕事が一段落した時にエクゼクティブサーチの会社からオファーがあった
- 大学の文系卒なので、それを生かせる会社に就職したが、気分転換に昔からレッスンに通っていたピアノを再び始めて楽しんでいるうちに、趣味が高じて指導資格を取得し、ピアノ講師になった。この道に入るとは思ってもいなかったせいか、人生って分からないものだなぁとつくづく思った。
- 英語力を活かした仕事がしたかったです
- 情報関連の技術を勉強するため、仕事をやめ学校に入学しなおした。
- 小さい頃の夢だった仕事につきたくて、夜間の専門学校に通うため。
- 雨天の場合仕事ができない職業でしたので、雨天でもできる職業に転職しました。
- 一番最初の仕事と全く違う仕事をしてみたかった。
ほかにやりたい仕事があった方の具体的な理由としては、現状よりもキャリアを積めそうな仕事が見つかったからや、かつてからやってみたかった仕事に就くために学校に入りなおしたなどがありました。
また、趣味として楽しんでいるうちに、それが職業になったというパターンもあるようです。
- 長く働いたが昇給がなくこの先も見込めなかったため。
- 給料が最低賃金を下回っていた
- 同じ仕事をするのなら、給料が高い方が良いと思ったから。
- 他社の派遣社員が入ってきて、新人なのに給料が私の1.5倍だという事実に衝撃を受けて。
- 子供ができたけど、その時の収入では暮らしていけなかった。
- 給料が同業他社に比べて低かった
- 給料未払いがあったため。
- 給与面。昇給の約束を守ってもらえず退社した。
- 給与が低く将来が不安だった。
給与に不満があった方の具体的な理由としては、長く働いていても昇給の見込みがなかったからや、同業他社と比べて給料が低かったからなどがありました。
- 会社の経営方針が変わり売り上げ・利益ともに半分になった為。
- 会社の経営方針に納得できなかった。
- 地元の建売住宅会社だったが、資金力もなく、借入も難しい状況で、将来が不安だった。
- 倒産の危機にあったから。
- 会社の売上が減少し、人員も少しずつ削減され、その煽りで、業務量が増えるとともに、自分の能力を超えた仕事まで割り振られるようになり、精神的な行き詰まりを感じて転職した。
- 会社の先行きが不安になった。実際、私が転職後に倒産。
会社の将来性に不安があった方の具体的な理由としては、会社の経営方針に納得できなかったからや、倒産の危機だったからなどがありました。
- 子供が熱を出しても休めないシフト。
- 休みが月4回しかなかった。
- 有給休暇をとるのが、悪いことをしてるかの様に思われる所だった。
- 18時間勤務が週6だった時
- 残業が当たり前で、普通に帰れなかったから
- 休日返上や残業が多く、このままだと過労死する危険性を感じて辞めた。
- 時間になっても、なかなか帰る事ができなくて、ストレスが溜まっていった
- 残業が多くて日付が変わってから会社を出ることもあった。
- 3年半いて、有給使えたのが5日ぐらいだった
残業が多かった/休日が少なかった方の具体的な理由としては、休みがほとんどなかったからや、18時間勤務していたという方もいました。
まとめ
今回は転職の回数や、その理由について紹介しました。
61.3%の人が転職の経験があり、転職の回数は5回以上が25.1%でもっとも多い結果になりました。
転職の理由はさまざまありましたが、人間関係がうまくいかなかったからという理由の方がもっとも多く、パワハラやいじめなどが原因で転職を決めた方も少なくないようです。
少しでも“この会社おかしいな?”と思ったら、早めに転職を決断するというのも自分自身を守るためには重要なことかもしれません。