Web面接、したことありますか?
コロナ禍での転職活動経験がある方には、Web面接(オンライン面接)をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
初めての場合はWeb面接に慣れていない場合も多く、オンラインならではの失敗もありがちかと思います。
では、Web面接時の失敗はどのようなことがあるのでしょうか。
今回は転職志望者としてWeb面接(オンライン面接)を受けたことがある全国の男女202名、面接官として転職志望者のWeb面接(オンライン面接)をしたことがある全国の男女86名の方々に「Web面接」についてアンケートを実施しました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施 |
調査対象者 | 転職志望者としてWeb面接(オンライン面接)を受けたことがある全国の男女、面接官として転職志望者のWeb面接(オンライン面接)をしたことがある全国の男女 |
調査期間 | 2022年3月19日 ~ 2022年3月22日 | 質問内容 | 質問1:Web面接(オンライン面接)時に、大きな失敗をしてしまったことがありますか? 質問2:それはどのような失敗でしたか? 質問3:今までWeb面接(オンライン面接)をした中で、「一発アウト」と思うような志望者が来たことがありますか? 質問4:なぜ「一発アウト」と思ったか教えてください。 | 集計対象人数 | 288人 |
34.2%が、Web面接時に大きな失敗をしたことがある
まず、転職志望者としてWeb面接を受けたことがある方に、Web面接時に大きな失敗をしてしまったことがあるかについて聞きました。
34.2%が「大きな失敗をしてしまったことがある」と回答しました。
どのような失敗をしてしまったかについても聞いたので、失敗の種類別に紹介していきます。
- 接続が切れて担当者を十分以上待たせた(30代・男性)
- 通信制限で面接できなかった(40代・女性)
- 回線が途中で切れた事があります。(40代・男性)
- オンラインに繋がるのにてこづった(50代・男性)
- 接続がうまく出来なくて、少し面接に遅れた(50代・男性)
- 回線が切れて、復旧に時間がかかった(50代・男性)
- ポケットWi-Fiの充電が切れてしまった。(50代・男性)
- ネットに接続する方法がわからず、面接が受けられなかった(50代・男性)
まず多くあったのが、「通信に関する失敗」です。
接続が切れて担当者を十分以上待たせたや、ネットに接続する方法が分からずに面接が受けられなかったなどの方がいました。
Web面接の経験が無く慣れていない方も多いと思いますが、事前に準備を整えることで防げる失敗もありそうですね。
- カメラ不具合(20代・男性)
- 対面の場合は相手の目を見ないといけないのですが、webの場合はPCのカメラの先にいるので、カメラを見ないといけないのに、つい相手の顔を見てしまった。(20代・女性)
- カメラに近づきすぎた。(30代・女性)
- 自分の思いを伝えたいがあまり、前のめりになりすぎて、自分の顔がドアップになってしまった。(30代・男性)
- カメラが気になり、目線が定まらない。聞こえてるか、見えてるか、不安になった。光の影響により髪の色が茶色にみられた。(50代・男性)
「カメラに関する失敗」では、カメラを見ないといけないのに、つい相手の顔を見てしまったや、自分の思いを伝えたいがあまり、前のめりになりすぎて、自分の顔がドアップになってしまったなどの理由がありました。
画面の相手の顔を見てしまうとカメラを見れない、反対にカメラを見ていると相手の顔が見れないので、慣れるまではどこを見ればよいのか戸惑ってしまう方も多いようです。
- 音がはっきり聞こえず、コミュニケーションが困難です。(30代・男性)
- 実際に対面して会うのとは違うので、話す、挨拶、考えて話す等の流れから生まれる順番等のタイミングが取りにくく、一瞬の空白がどうしても所々で出てしまうので、一つは慣れもあると思いますが、意思疎通が取りにくく、一瞬相手方に対し、失礼な態度に見えてしまったことがありました。(70代・男性)
- いろいろな企業を受けていた時なので,考えていた通りの回答がドンピシャの回答ができなかった事がありました。(70代・男性)
- 音声がうまく聞き取れず、ちぐはぐなやりとりになってしまった(30代・男性)
- Web面接だったので、自分の意思をうまく伝えられなかった(50代・男性)
「コミュニケーションに関する失敗」では、音声がうまく聞き取れず、ちぐはぐなやりとりになってしまったや、音がはっきり聞こえず、コミュニケーションが困難などがありました。
Web面接では音が途切れてしまったり、聞こえにくくなってしまったりなどもありがちですね。
そのせいで自分の意思をしっかりと伝えられないと、もどかしい気持ちにもなってしまいそうです。
- 背景に干してある洗濯物が映った(40代・男性)
- 部屋を掃除してなかった(50代・男性)
- 服装を軽んじた(20代・男性)
- 子供の声が入ってしまったこと(40代・男性)
- スーツを着るのを忘れた(30代・男性)
- 画面の背景に余分なものが映り込んだ。(70代・男性)
- 画面の後ろで子供が覗き込んだ(60代・男性)
「自宅での面接に関する失敗」では、スーツを着るのを忘れたや、画面の後ろで子供が覗き込んだなどがありました。
Web面接は自宅で受ける方も多いと思いますが、そのせいで気が緩んでスーツに着替え忘れてしまったという方もいるようです。
子供がいる場合は、なるべく離れた部屋で面接を受けるようにするなど対策も出来るかもしれませんが、家庭により事情もあるのである程度は仕方のないことかもしれませんね。
53.5%が、Web面接をした中で「一発アウト」と思うような志望者が来たことがある
続いて、面接官として転職志望者のWeb面接をしたことがある方に、今までWeb面接をした中で「一発アウト」と思うような志望者が来たことがあるかについて聞きました。
53.5%が「一発アウト」と思うような志望者が来たことがあると回答しました。
どのような志望者が来たかについても聞いたので、その一部を紹介します。
- 顔出ししない志望者。(60代・男性)
- 服装がカジュアル過ぎてアウト!(60代・男性)
- 外の音がうるさく、カメラも下からアングルでこちら側を上から見下ろしているようだった(40代・男性)
- サングラスをかけていて顔が見えない(40代・女性)
- 時間になっても来なくて、zoomの使い方がわからなかったと言っていた。それなら電話してくるとかできないのかな?と思ってしまった。(40代・女性)
- タバコを吸いながら面接を受けていた(40代・男性)
- Tシャツで面接(50代・女性)
- 相手側の周囲の状況に気を取られて、こちらの話を聞いていない。(60代・男性)
タバコを吸いながら面接を受けていたや、サングラスをかけていて顔が見えないなど、「そんな人本当にいるの!?」と思うようなコメントもありましたが、実際に経験された方もいるようです。
まとめ
今回は、Web面接(オンライン面接)に関する調査を実施し、その結果を紹介しました。
転職志望者としてWeb面接を受けたことがある方のうち、34.2%が大きな失敗をしたことがあると回答しました。
その多くは、接続が上手くできなかったなどの「通信に関する失敗」で、そのせいで面接を受けられなかった方もいるようです。
そうならないためにも事前に知り合いなどにお願いして、テストしてみるなど準備しておくと良いかもしれません。