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MEO対策へのAI検索の影響とは?AIが店舗を選ぶ根拠の調査と今やるべき対策
2026.10.26
「Googleマップの順位は上がったのに、新規のお客様が思ったほど増えない」「AIが店を答えるようになったら、MEOは意味がなくなるのでは?」
背景にあるのは、お店を探す人の行動の変化です。いまは、GoogleのAIやChatGPTに「〇〇駅の近くで個室のある居酒屋は?」と条件を伝えて相談する人が出てきています。2026年8月からは、Googleマップの中でもAIに相談できる「マップに相談」が日本語で使えるようになりました。
結論からお伝えすると、AI検索が広がっても、MEOで整えた情報は無駄になりません。GoogleのAIは、Googleマップの情報を回答の材料にしているためです。ただし、ChatGPTなどGoogle以外のAIは、Googleマップをほとんど引用していませんでした。
本記事では、弊社が6つのAIの回答と引用元を調べた結果をもとに、MEO対策へのAI検索の影響と今やるべき対策を解説します。AIの回答で自社を紹介してもらう取り組みは「AIO対策」とも呼ばれます(AIOとはの記事)。
- 何が変わったか|お店を探す入口に、検索結果の上やGoogleマップの中でAIが答える「AIの回答」が加わった
- AIが参考にしているもの|6つのAIのうち、Googleマップを引用するのはどのAIか(562回答の調査)
- MEOとAIO・LLMOの関係|3つの違いと、1つの情報が3つの対策に効く理由
- 今やること|情報源をそろえる6つの施策と、自店のAIでの見え方を確かめる手順
目次
AI検索はMEOにどう影響するか
AI検索が広がっても、Googleマップで店を探す人がいなくなるわけではありません。変わったのは、お店を探す入口に「AIの回答」が加わったことです。MEOで整えたGoogleマップの情報は、GoogleのAIが回答をつくる材料にもなります。


Googleマップからの集客は減るのか|変わること・変わらないこと
AI検索がMEOに与える影響は、「変わること」と「変わらないこと」に分けると整理しやすくなります。
| 項目 | 変わること | 変わらないこと |
|---|---|---|
| お店を探す入口 | 検索結果の上(AIによる概要・AIモード)や、Googleマップの中(マップに相談)で、AIが候補の店を答える | Googleマップで店を探し、地図・写真・口コミを見て決める人は引き続きいる |
| 質問の仕方 | 「駅の近く」「個室」「子ども連れ」など、条件を並べた長い質問でも探せるようになった | 「地域名+業種」で探す、という基本は同じ |
| 比べ方 | AIが条件に合う店を数店に絞り、理由とあわせて答える | 来店を決めるのはお客様自身で、営業時間・場所・口コミは引き続き確かめられる |
| 評価の材料 | Googleマップ以外に、口コミサイト・予約サイト・自社サイトもAIの材料になる | 店舗情報が正確で新しいこと、口コミが多く具体的なことが土台になる |
AIの回答だけで店を決める人が増えれば、Googleマップの店舗ページを開かずに来店する人も出てきます。Googleビジネスプロフィールの表示回数やクリック数だけでは、AIの影響を測りにくくなります。ただし、来店や問い合わせの増減は業種や質問によって違い、一律の数字では言えません(ゼロクリック検索の記事)。
お客様の探し方は「地図で探す」から「AIに条件を伝えて相談する」へ
AIには、人に話しかけるように条件を並べて質問できます。これまでの「地域名+業種」の短い検索に加えて、条件を細かく伝えて、合う店を選んでもらう探し方ができるようになりました。
| 業種 | これまでの検索の例 | AIへの相談の例 |
|---|---|---|
| 居酒屋 | 仙台駅 居酒屋 | 仙台駅の近くで、10人で入れる個室があって、予約できる居酒屋は? |
| 美容室 | 天神 美容室 | 天神で、縮毛矯正が得意で、子ども連れでも行きやすい美容室を教えて |
| 整体・整骨院 | 博多 整体 | 博多駅の近くで、平日の夜20時以降も開いている整体はある? |
| 歯医者 | 〇〇市 歯医者 | 〇〇市で、土日も診療していて、駐車場がある歯医者はどこ? |
※質問の例は、探し方の違いを示すために作成したものです。


条件つきの質問に答えるには、AIが「その店に個室があるか」「何時まで開いているか」を知っている必要があります。Googleビジネスプロフィールや口コミ、自社サイトに書かれた具体的な情報が、候補に選ばれるかどうかに関わると考えられます。
MEOは意味がなくなるのか
MEOは意味がなくなりません。GoogleのAI(AIによる概要・AIモード)はGoogleマップの情報を引用しています(次章)。Googleマップの中のAI「マップに相談」も、口コミと場所の情報から答えます(第4章)。MEOで整えた情報は、AI検索の時代でも土台になるということです。
ただし、MEOだけで十分とは言えません。ChatGPTなどGoogle以外のAIは、Googleマップをほとんど引用していませんでした。
AIはGoogleマップと口コミをどう使っているか|6つのAI・562回答の調査
AIが地域のお店や会社をおすすめするとき、Googleマップを引用しているのは、主にGoogleのAI(AIによる概要・AIモード)でした。Google以外のAIは、ポータルサイトや口コミサイト、会社の自社サイトを参考にしています。
弊社では、Ahrefs Brand Radarを使い、6つのAI(ChatGPT・Gemini・Perplexity・GoogleのAIによる概要・AIモード・Copilot)の回答と引用元を調べました。対象は地域名を含む質問で地元の住宅会社を探す562回答(2026年10月時点)です。業種で引用されるサイトは変わりますが、「地域名+業種+おすすめ」で聞かれる点は店舗ビジネスと共通しています。
AIが地域のお店・会社をおすすめするときの引用元
562回答のうち、74.9%がポータルサイトを、56.6%がランキング・まとめ記事を引用していました。Googleマップを引用した回答は、全体では5.0%です。
| 情報源 | 引用した回答の割合 | この調査での主な例 |
|---|---|---|
| ポータルサイト | 74.9%(421回答) | SUUMO、LIFULL HOME’S など、多くの会社を掲載するサイト |
| ランキング・まとめ記事 | 56.6%(318回答) | 「〇〇でおすすめの〇選」などの記事 |
| 会社の自社サイト | 24.6%(138回答) | 会社のトップページ、特徴や性能のページ、コラム |
| 口コミ・比較サイト | 17.6%(99回答) | Houzz、ホームプロ、評判を調べたサイトなど |
| Googleマップ(Googleの店舗情報) | 5.0%(28回答) | GoogleのAIが表示する店舗情報、地図・道順へのリンク |
※2026年10月時点。1つの回答が複数の情報源を引用するため、合計は100%を超えます。


飲食店ならグルメサイトや予約サイト、美容室なら予約サイトが、この調査のポータルと同じ役割を果たしていると考えられます。AIは、多くのお店を比べられるサイトを好んで参考にしているということです。
Googleマップを引用するのは、GoogleのAIが中心
AIごとに見ると、引用元の傾向は大きく違います。
| AI | Googleマップ | 口コミ・比較サイト | 会社の自社サイト | ポータル |
|---|---|---|---|---|
| GoogleのAIによる概要(64回答) | 14.1% | 14.1% | 20.3% | 96.9% |
| GoogleのAIモード(101回答) | 12.9% | 11.9% | 9.9% | 94.1% |
| ChatGPT(94回答) | 6.4% | 10.6% | 26.6% | 91.5% |
| Gemini(101回答) | 0% | 9.9% | 3.0% | 69.3% |
| Perplexity(101回答) | 0% | 57.4% | 22.8% | 100% |
| Copilot(101回答) | 0% | 0% | 63.4% | 6.9% |
※2026年10月時点。()内は、地域名を含む質問への各AIの回答数。


ChatGPTにもGoogleマップへのリンクはありますが、多くは店までの道順のリンク(35件中26件)です。Gemini・Perplexity・Copilotは0%で、Perplexityは口コミ・比較サイト、Copilotは自社サイトを多く引用します。
つまり、MEOで整えたGoogleマップの情報が直接届くのは、主にGoogleのAIです。それ以外のAIに自店を紹介してもらうには、口コミサイト・ポータル・自社サイトの情報も整える必要があります。GoogleのAIによる概要の仕組みは、AI Overviewsの記事で解説しています。
口コミはどこまでAIの材料になるか
口コミ・比較サイトを引用した回答は全体の17.6%ですが、Perplexityでは57.4%と、AIによって差があります。回答の本文を見ると、口コミは「推薦の理由」としても使われていました。本文を確認できた90回答のうち、42回答が「評判が良い」「口コミ評価が高い」など、口コミや評判に触れていました。
口コミの数だけでなく、「どんな人に、何が良かったのか」が書かれた口コミが、AIの回答の材料になると考えられます。口コミの集め方と返信のしかたは、後の「施策②」で解説します。
MEOとAIO・LLMOの違いと関係
MEOはGoogleマップでの表示を、AIO・LLMOはAIの回答で紹介されることを目指す取り組みです。目的は違いますが、AIが参考にする情報源の多くはMEOと重なるため、別々に進めるのではなく、一緒に進めるのが効率的です。
MEO・AIO・LLMOの比較表
| 項目 | MEO | AIO | LLMO |
|---|---|---|---|
| 目指すこと | Googleマップや検索結果の地図枠で、自店を上位に表示させる | 検索エンジンだけでなく、AIにも自店の情報を正しく理解・参照してもらう | ChatGPTなどの大規模言語モデル(AI)の回答で、自店を紹介・引用してもらう |
| 表示される場所 | Googleマップ、検索結果の地図枠 | AIによる概要・AIモード・マップに相談など、AIの回答全般 | ChatGPT・Gemini・Perplexity・Copilotなどの回答 |
| 主な評価の材料 | Googleビジネスプロフィールの情報、口コミ、距離 | Googleビジネスプロフィール、口コミ、自社サイト、外部サイトの情報 | 口コミサイト・ポータル・自社サイトなど、Web上の情報 |
| 主な施策 | プロフィールの充実、口コミの獲得と返信、投稿 | MEO・SEOに加え、AIが参照するサイトの情報をそろえる | 外部サイトでの掲載・紹介、自社サイトの情報の充実 |
| 効果の測り方 | マップの順位、表示回数、ルート検索・電話の数 | AIの回答に自店が出るか、どのサイトが引用されたか | AIの回答に自店が出るか、どう紹介されたか |
※AIOは「AIに自社の情報を正しく理解・参照してもらう」取り組み全般を指す広い言葉で、LLMOはそのうちChatGPTなどの大規模言語モデルへの対策を指します。
MEOの順位は、Googleによると「関連性」「距離」「知名度」の3つの要素で決まります(MEOの評価要素の記事)。AIO・LLMOの言葉の意味は、AIOとはの記事とLLMOとはの記事をご覧ください。
SEO・MEO・AIOは使う情報が重なる|優先順位の考え方
SEO・MEO・AIOは、表示される場所は違っても、使われる情報の多くが共通しています。Googleビジネスプロフィールの「個室あり」「駐車場あり」は、Googleマップの検索にもGoogleのAIの回答にも使われます。自社サイトの店舗ページは、検索結果にもChatGPTやCopilotの回答にも使われます。


1つの情報を整えることが、3つの対策に同時に効くと考えると、優先順位をつけやすくなります。来店型のお店は、MEOをやめてAIOに切り替えるのではなく、MEOの延長として取り組みます。
| 順番 | 整えるもの | 効くもの |
|---|---|---|
| 1 | Googleビジネスプロフィール | GoogleマップとGoogleのAI(AIによる概要・AIモード・マップに相談)の両方。情報が足りない場合はここから |
| 2 | 口コミを集め、返信する | Googleマップの評価にも、AIの推薦の理由にもなる |
| 3 | 自社サイトと外部サイト(口コミサイト・ポータル)の情報 | Google以外のAI(ChatGPT・Perplexity・Copilotなど)に届けるために必要。多店舗は店舗ごとの食い違いをなくす |
「条件を伝えて比べてから選ぶ」業種(飲食店・美容室・整体院・歯科医院など)ほど、AIに相談される場面が多くなると考えられます。
GoogleマップにもAIが入ってきている|「マップに相談」とは
2026年8月から、Googleマップの中でAIに条件を伝えて、お店や場所を相談できる「マップに相談」が日本語で使えるようになりました。Googleは、GeminiのモデルとGoogleマップが持つ現実世界の情報を組み合わせた機能だと説明しています。
マップに相談でできること
Googleは2026年8月7日、「マップに相談」の日本語での提供開始を発表しました。3月に米国で英語版(Ask Maps)として始まった機能で、日本では数週間かけて順次提供されます。
| できること | 内容 |
|---|---|
| 会話で場所を探す | 「充電できて、行列のないカフェ」のような、条件を組み合わせた質問に答える |
| お出かけの計画 | ルートや到着時間、途中で立ち寄る場所の提案、ほかのユーザーの情報をもとにしたヒントを示す |
| リアルタイムの情報 | 道路の混雑・工事・事故、お店や飲食店の混雑状況、公共交通機関の遅れを確かめられる |
| 会話の続き | 履歴の設定がオンなら、前の相談の続きから再開できる |
| 予定との連携 | Gmailと連携すると、飛行機や食事の予約を踏まえて提案する(連携は初期設定でオフ) |
※Google Japan公式ブログ(2026年8月7日)の発表内容をもとに作成。


使い方は、Googleマップで「マップに相談」のアイコンをタップし、話しかけるように質問するだけです。お店の立場では、自店の地域と業種で、お客様が聞きそうな質問を一度試してみることをおすすめします。
マップに相談で、店舗の見られ方はどう変わるか
マップに相談では、お客様が地図を見比べる前に、AIが条件に合う候補を選んで答えます。Googleによると、回答には5億人以上の投稿者コミュニティからのクチコミと、3億以上の場所に関する情報が使われます。
- 条件に合う情報があるか:「個室」「駐車場」「夜遅くまで営業」など、条件を満たすことがプロフィールや口コミから読み取れる店が候補に入りやすい
- 口コミの中身:星の数だけでなく、どんな人が何に満足したのかという内容が、AIの答えの材料になる
- 情報の新しさ:営業時間の変更や臨時休業が反映されていないと、条件に合わない店として扱われるおそれがある
※Googleは、候補を選ぶ詳しい基準を公開していません。上記は、公式の説明と第2章の調査結果から考えられる変化です。
地図の順位だけでなく、「質問に答えられる情報がそろっているか」が問われるようになる、と言い換えることもできます。
Googleビジネスプロフィールの管理にもAIが使われ始めている
お店側の管理にも、AIが入ってきています。Googleは2026年6月10日、GoogleビジネスプロフィールをGeminiとつなげて会話で管理できる機能を発表しました。欧州経済領域(EEA)と英国を除く地域で、順次提供するとしています。
| できること | 内容 |
|---|---|
| 成果の分析 | 検索での表示回数、ルート検索、電話、お客様の反応のデータを分析して答える |
| 口コミへの返信 | 実際の口コミの内容をもとに、お店らしい言葉づかいで返信文を作る |
| プロフィールの更新 | 営業時間の変更、季節の投稿の作成、プロフィールの足りない情報の確認を行う |
※Google公式ブログ(2026年6月10日)の発表内容をもとに作成。日本語での利用可否や画面は、実際のアカウントで確認してください。
AIで作った返信文や投稿は、内容が事実と合っているかを、必ずお店の人が確認してから公開しましょう。口コミへの返信は、お客様だけでなく、AIにも読まれる可能性がある情報です。
AI検索時代のMEO対策|6つの施策
AI検索時代のMEO対策は、Googleマップの情報に加えて、Google以外のAIが参考にする情報源にも同じ情報をそろえることです。ここまでの調査とGoogleの発表をもとに、6つの施策にまとめました。
| 施策 | 届きやすいAI | 根拠 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| ①Googleビジネスプロフィールの情報を埋める | GoogleのAI(AIによる概要・AIモード・マップに相談) | GoogleのAIは回答の12.9〜14.1%でGoogleマップの情報を引用 | 高 |
| ②口コミを集めて、内容のある返信をする | GoogleのAI、Perplexityなど | Perplexityは回答の57.4%で口コミ・比較サイトを引用。マップに相談もクチコミを分析 | 高 |
| ③店名・住所・電話番号をどこでも同じにする | すべてのAI | AIは複数のサイトの情報を組み合わせて答える | 高 |
| ④自社サイトに店舗ごとのページを作る | Copilot、ChatGPTなど | Copilotは回答の63.4%、ChatGPTは26.6%で自社サイトを引用 | 中 |
| ⑤口コミサイト・ポータルの掲載情報をそろえる | ChatGPT、Perplexityなど | ChatGPTは91.5%、Perplexityは100%でポータルを引用 | 中 |
| ⑥AIでの見え方を記録して、効果を測る | すべてのAI | AI経由の来店は、Googleビジネスプロフィールの数値だけでは見えにくい | 中 |
※根拠の割合は、第2章の調査(地域の住宅会社を探す質問への562回答、2026年10月時点)の数値です。


どれも、今のMEOの延長で始められる施策です。ホームページ全体のAIO対策はホームページのAIO対策の記事で、飲食店に特化したやり方は飲食店のAIO対策の記事で解説しています。
施策①:Googleビジネスプロフィールの情報を埋める(カテゴリ・属性・説明文)
AIに「個室のある居酒屋は?」と聞かれたとき候補に入るには、その条件を満たすことがプロフィールから読み取れる必要があります。Googleも、AIによる概要やAIモードに特別な最適化は不要としたうえで、プロフィールの情報を最新に保つことを勧めています。
- カテゴリ:メインのカテゴリに加え、提供しているサービスに合う追加のカテゴリを設定する
- 属性:個室・駐車場・予約・キッズ対応・バリアフリー・支払い方法など、選べる項目を漏れなく設定する
- 説明文:得意なメニューや施術、どんなお客様に向いているかを文章で書く
- 営業時間:祝日・年末年始・臨時休業を、決まった時点ですぐに反映する
- 写真:外観・店内・メニュー・設備の写真を、季節やメニューの変更に合わせて追加する
放置したときのリスクは、Googleビジネスプロフィールを放置するリスクの記事で紹介しています。
施策②:口コミを集めて、内容のある返信をする
口コミは、Googleマップの評価の要素であり、AIが推薦の理由として使う情報でもあります。来店したすべてのお客様に、正直な感想を書いてもらえるよう案内することが基本です。
- 会計時やお見送りのときに口頭で案内し、口コミ投稿ページへのQRコードを置く
- 口コミには、良い内容にも悪い内容にも返信する
- 返信では、お礼に加えて、口コミで触れられた設備やメニューについて事実を補足する(例:「個室は最大10名様までご利用いただけます」)
一方で、口コミの集め方にはGoogleのポリシーで禁止されていることがあります。2026年4月には、スタッフに件数を求めることや、特定の内容を書いてもらうよう依頼することも禁止事項として明記されました。
| やってはいけないこと | 例 |
|---|---|
| 見返りと引き換えに口コミを頼む | 「口コミを書いてくれたら次回10%オフ」「投稿でドリンク1杯無料」 |
| 良い口コミだけを選んで頼む、悪い口コミを止める | 満足していそうなお客様にだけ声をかける。低評価を書かないよう頼む |
| 口コミに書く内容を指定する | 「スタッフの名前を入れてください」「〇〇メニューのことを書いてください」 |
| スタッフに口コミの件数ノルマを課す | 「1人月10件の口コミを集める」 |
| 店内で口コミの投稿を迫る | 会計時にその場で書くまで待つ |
※Googleの「禁止および制限されているコンテンツ」のポリシーをもとに作成。違反した口コミは削除される場合があります。内容を指定せず、正直な感想を集め、返信で事実を補うのが、Googleマップにも、AIにも伝わる安全なやり方です。
施策③:店名・住所・電話番号をどこでも同じにする
AIは複数のサイトの情報を組み合わせて答えます。店名・住所・電話番号(NAP)の表記がサイトごとに違うと、AIが別の店と取り違えたり、古い情報を使ったりするおそれがあります。
- 店名の表記(支店名・カタカナと英字・「〇〇店」の有無)を1つに決める
- 住所の表記(丁目・番地・建物名・階数)をそろえる
- 移転・電話番号の変更・閉店があったら、すべての掲載先を更新する
- 多店舗の場合は、店舗名の付け方を本部でルール化する
NAPの統一の詳しい方法は、NAPの統一の記事で解説しています。
施策④:自社サイトに店舗ごとのページを作る
Google以外のAIに自店を紹介してもらうには、自社サイトに店舗ごとの情報を文章で載せることが大切です。
- 店舗ごとにページを作り、住所・営業時間・定休日・電話番号・アクセスを書く
- メニューや施術の内容と料金、設備(個室・駐車場など)を文章で書く
- ページのタイトルに地域名と業種を入れる(例:「〇〇駅の居酒屋|△△ 〇〇店」)
- Googleビジネスプロフィールの内容と食い違いがないかを確かめる
店舗の情報を検索エンジンに正しく伝える構造化データ(LocalBusiness)の考え方は、エンティティSEOの記事で紹介しています。
施策⑤:口コミサイト・ポータルの掲載情報をそろえる
飲食店ならグルメサイトや予約サイト、美容室なら予約サイトが、AIがよく引用するポータルにあたると考えられます。掲載先が多いほど、情報の食い違いも起きやすくなります。
- 掲載中のサイトの店舗情報・メニュー・料金・写真を、自社サイトやGoogleビジネスプロフィールと同じ内容にする
- 閉店した店舗や古いキャンペーンの情報を残さない
- Google以外の口コミサイトの評価と内容も、定期的に確かめる
どのサイトに掲載しているかを一覧にしておくと、更新漏れを防げます。
施策⑥:AIでの見え方を記録して、効果を測る
AIの回答を見て来店したお客様は、Googleマップの店舗ページを開かずに来ることもあります。Googleビジネスプロフィールの数値(表示回数・ルート検索・電話)だけでは、AIの影響は見えにくいということです。
- 月に1回、決まった質問をAIに聞き、自店が出るか、どう紹介されたか、引用元はどこかを記録する
- 来店時のアンケートや予約フォームに「何でお店を知りましたか」を入れ、「AIに聞いた」の選択肢を加える
- Googleビジネスプロフィールの数値と並べて、月ごとの変化を見る
弊社の調査では、同じ質問への回答の97.1%で、引用されたサイトの組み合わせが1か月で変わっていました。1回の確認で判断せず、続けて記録することが大切です。
まずは自店がAIでどう紹介されているか確かめよう
施策を始める前に、自店と競合店が、AIでどう紹介されているかを確かめることから始めましょう。今の状態を知らないまま対策を始めると、手を付ける順番を誤りやすくなります。
自店のAIでの見え方を確かめる3つの手順
- 質問を決める:お客様が実際に聞きそうな質問を3〜5個用意する(例:「〇〇駅でおすすめの美容室は?」「〇〇で個室のある居酒屋は?」)
- 複数のAIで同じ質問をする:Googleマップの「マップに相談」、GoogleのAI(AIによる概要・AIモード)、ChatGPTなど
- 記録して、月に1回比べる:名前が挙がった店と引用元のサイトを記録し、翌月も同じ質問で確かめる
| 記録する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 名前が挙がった店 | 自店が入っているか、何番目か。競合はどの店か |
| 自店の紹介のされ方 | 営業時間・メニューや施術・料金・設備が正しいか。古い情報や別の店の情報が混ざっていないか |
| 引用元のサイト | Googleマップ・口コミサイト・予約サイト・自社サイトのどれが使われているか |
| 確かめた日とAIの種類 | 同じ質問でも、AIや日によって答えが変わるため、毎回記録する |
※AIの回答は、使う人の現在地や利用履歴によって変わる場合があります。


確かめてみると、Googleマップでは上位なのにAIの回答には出てこない、出ても情報が古い、競合店ばかりが紹介されるといった状態が見えてきます。原因がプロフィール・口コミ・自社サイト・外部サイトのどれかを切り分けることが、施策の優先順位の手がかりです(LLMO診断の方法の記事)。
【自社PR】MEOとAI検索対策はNEXER Groupの無料AIO診断から
AI検索対策は、店舗集客の中で最も伸びる新しい領域ですが、取り組んでいる企業はまだ多くありません。弊社の調査では、現在Webサイトの運営・管理に関わっている担当者のうち、取り組んでいると答えたのは29人中6人でした。MEOで整えた情報を生かして早く取り組んだお店ほど、先に手を打てます。
※出典:【自社サイトについて、現在AI検索対策(LLMOなど)に取り組んでいますか?】実際の調査結果はこちら(自社調査「BtoBビジネス担当者のLLMOに関する意識・実態調査」/現在Webサイトの運営・管理に関わっている方に限定/n=29)
NEXER Groupでは、20年以上・5,000社以上のSEO支援とMEO支援の知見をもとに、分析から改善までを支援しています。
| 支援の内容 | 行うこと |
|---|---|
| 無料AIO診断 | 自店と地域の競合店が、GoogleのAI・ChatGPT・Geminiなどでどう紹介されているかを調べ、AIが参考にしているGoogleマップ・口コミサイト・自社サイトなどの情報源を洗い出す |
| 施策のご提案 | 診断結果をもとに、Googleビジネスプロフィール、口コミへの返信、自社サイトの店舗ページ、外部サイトの掲載情報など、何から整えるべきかを優先順位をつけて提案する |
| 改善と効果測定 | 施策の実施を支援し、AIでの紹介のされ方や引用元の変化を、社内への報告にも使えるレポートで伝える |
費用は支援の範囲によって異なります(AIO対策の費用相場の記事/MEO対策の費用相場の記事)。「MEOは続けるべきか、何を足せばよいか知りたい」という段階でも構いません。まずは無料AIO診断で、自店がAIでどう紹介されているかを確かめてみてください。
自店と地域の競合店が、AIでどう紹介されているかを、NEXER Groupが無料で分析します。
Googleマップや口コミサイトなど、AIが参考にしている情報源まで調べ、20年以上・5,000社以上のSEO支援実績をもとに、何から整えるべきかをご提案します。
MEOとAI検索に関するよくある質問
意味はあります。GoogleのAI(AIによる概要・AIモード・マップに相談)は、Googleマップの店舗情報や口コミを回答の材料にしています。MEOで整えた情報は、AI検索の時代でも土台になります。
GoogleのAIでは材料になりますが、それだけでは足りません。Gemini・Perplexity・CopilotはGoogleマップを引用していませんでした。口コミサイト・ポータル・自社サイトの情報も整える必要があります。
どちらも大事です。AIは「評判が良い」など口コミを推薦の理由に使い、条件つきの質問には口コミの内容も材料になると考えられます。ただし、口コミに書く内容を指定して依頼することは、Googleのポリシーで禁止されています。
すべては分かりません。AIの回答を見て、Googleマップを開かずに来店する人もいるためです。AIの回答を月に1回記録し、来店時のアンケートで「何で知ったか」を聞いて補いましょう。
使う情報が重なるため、同じ情報をまとめてそろえられる体制かどうかで判断しましょう。別々に頼む場合は、プロフィール・自社サイト・外部サイトの情報に食い違いが出ないよう、担当者の間で共有してください。
まとめ:AI検索時代のMEOは、AIに届く情報をそろえることから
お店を探す人が、AIに相談するようになっても、MEOで整えたGoogleマップの情報は、GoogleのAIの材料として生き続けます。これからは、Google以外のAIにも同じ情報が届くように、情報源を広げていくことが大切です。
- AI検索のMEOへの影響|お店を探す入口にAIの回答が加わった。GoogleのAI(AIによる概要・AIモード・マップに相談)はGoogleマップの情報を使うため、MEOは無駄にならない
- AIによって見ている情報源が違う|Googleマップを引用したのはGoogleのAIが中心(回答の12.9〜14.1%)。Gemini・Perplexity・Copilotは0%で、ポータル・口コミサイト・自社サイトを参考にしていた
- 今やること|Googleビジネスプロフィールの情報を埋め、ポリシーを守って口コミを集めて返信し、店名・住所・電話番号を統一する。自社サイトと外部サイトの情報もそろえ、AIでの見え方を毎月記録する
最初の一歩は、お客様と同じ質問を、マップに相談やChatGPTに聞いてみることです。自店の名前が出るか、紹介の内容は正しいか、どのサイトが引用されているかが分かれば、整えるべき情報源とその順番が見えてきます。
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