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AIO対策の費用相場はいくら?51社調査でわかった料金の実態と見積もりの見方
2026.09.14 AIO
AIO対策の費用相場は、月額20万円〜30万円が中心です。当社が2026年9月時点でAIO・LLMO対策を提供する51社の公開情報を調査したところ、月額コンサルティング型の料金は月5万円〜70万円に分布し、中央値は月30万円でした。初期費用・診断費用は3万円〜90万円で、中央値は25万円です。
ただし、この調査で最も特徴的だったのは金額そのものではありません。51社のうち料金を公開していたのは30社にとどまり、21社は「要問い合わせ」でした。相場の情報がそもそも出回っていないため、提示された見積もりが妥当なのかを判断しにくい。これがAIO対策の費用における実態です。
AIO対策とは、ChatGPTやGoogleのAI Overviewsなど、AIが生成する検索結果に自社の情報を引用・参照してもらうための施策です。何をどこまで依頼するかによって費用は数倍変わるため、金額の大小ではなく「その料金に何が含まれているか」で比較する必要があります。
この記事では、51社の公開料金調査と当社の独自アンケート調査をもとに、AIO対策の費用相場・費用が変わる理由・見積もりの見方を解説します。自社で対応する場合と外注する場合の比較まで整理していますので、予算を検討する際の判断材料としてご活用ください。
- AIO対策の費用相場と、支援内容ごとに何が含まれるのか
- 会社によって金額が数倍変わる理由と、見積もりで確認すべき項目
- 自社対応・コンサル・外注それぞれの費用と、判断の基準
目次
【結論】AIO対策の費用相場|51社調査でわかった料金の実態
- AIO対策の費用相場は、月額コンサルティング型で月20万円〜30万円が中心。中央値は月30万円
- 初期費用・診断費用の中央値は25万円。無料診断を提供している会社も珍しくない
- 調査した51社のうち料金を公開していたのは30社。確立した相場表はまだ存在しない
- 着手できない理由として「予算がない」を挙げた方が23人中8人と最多クラス
AIO対策の費用は、依頼する範囲によって月5万円から月70万円まで開きがあります。まずは当社が実施した公開料金調査の結果から、実際の分布を確認します。
AIO対策の費用相場は月額20万円〜30万円が中心
AIO対策の費用相場は、月額コンサルティング型で月20万円〜30万円が中心です。当社が2026年9月時点でAIO・LLMO対策を提供する51社の公開情報を調査したところ、月額料金の下限は月5万円〜70万円に分布し、中央値は月30万円でした。最も多かったのは月30万円〜で7社、次いで月20万円〜が4社です。
月額コンサルティング型の料金分布(21社)
| 月額の価格帯 | 社数 |
|---|---|
| 月10万円未満 | 2社 |
| 月10万円台 | 4社 |
| 月20万円台 | 4社 |
| 月30万円台 | 7社 |
| 月45万円以上 | 4社 |
一方、初期費用や単発の診断費用を公開していたのは13社で、3万円〜90万円に分布し、中央値は25万円でした。20万円〜30万円の価格帯に8社が集中しています。
なお、コンサルティングではなくツールとして提供されているサービスは、月額3万円〜5万円程度と大きく価格帯が異なります。ツールは分析やモニタリングを自動化するもので、施策の実行は自社で行う前提です。同じ「AIO対策」という言葉でも中身が違うため、比較する際は分けて考える必要があります。


支援の形ごとに含まれるもの
金額の差は、支援の形の違いから生まれます。当社調査で確認できた範囲を整理すると、次のようになります。
| 支援の形 | 費用の目安 | 主に含まれるもの |
|---|---|---|
| 無料診断 | 0円 | AI検索での現状把握、競合との比較 |
| スポット診断 | 3万〜90万円 (中央値25万円) |
現状調査、課題の整理、改善提案の提示 |
| ツール利用 | 月3万〜5万円程度 | 引用状況のモニタリング、レポート出力 |
| 月額コンサルティング | 月5万〜70万円 (中央値30万円) |
戦略設計、改善提案、効果測定、定例報告 |
| SEOと統合した支援 | 月30万〜70万円 | 上記に加えてSEO施策全般、実装支援 |
この表で重要なのは、下の行にいくほど「提案」から「実行」へと範囲が広がっている点です。月5万円のサービスと月70万円のサービスは、同じものを安く売っているのではなく、そもそも引き受けている仕事の量が違います。費用を比較する際は、金額を並べる前に「どこまでやってもらえるのか」を揃える必要があります。


調査で最も特徴的だったのは「料金を公開していない会社が4割」という事実
調査した51社のうち、料金を公開していたのは30社にとどまり、21社は「要問い合わせ」でした。公式サイトだけでなく、掲載企業自身が情報を登録するサービス比較サイトまで確認したうえでの結果です。
さらに、料金を紹介している第三者のまとめ記事を突き合わせたところ、同じ会社の金額が媒体によって食い違っているケースが複数確認されました。ある会社では、公式サイトが「月60万円〜」と明記しているにもかかわらず、まとめ記事では「月50万円〜」「要問い合わせ」と別々に紹介されていました。金額が3通りに分かれている会社もあります。
つまり、AIO対策には、誰もが参照できる確立した相場表がまだ存在しません。「AIO対策の費用相場」を検索しても納得できる答えが見つからないのは、情報を探す側の問題ではなく、業界側がまだ価格を明示していないためです。
この状況では、相場との比較だけで見積もりの妥当性を判断するのは困難です。金額の高低ではなく、提示された料金に何が含まれているかを一つずつ確認する。これがAIO対策の見積もりを比較する際の現実的な進め方になります。具体的な確認項目は、記事の後半で整理します。
費用が発生しない範囲もある|無料診断でわかること
AIO対策は、必ずしも最初から費用が発生するわけではありません。今回の調査では、無料診断や無料調査を提供している会社が15社程度確認できました。珍しいサービスではなく、相談の入口として一般的に用意されています。
無料診断で一般的にわかるのは、次のような内容です。
- ChatGPTやGoogleのAI Overviewsなどで、自社が現在どのように扱われているか
- 競合他社と比べて、引用や言及の状況にどれだけ差があるか
- 自社サイトのどこに優先的に手を入れるべきか
一方で、無料診断に含まれないのが実行部分です。課題が判明しても、コンテンツの改善やサイトの修正は自社で行うか、別途依頼することになります。「何をすればいいかわからない」という段階であれば無料診断で十分ですが、「わかっているが手が回らない」という段階であれば有償の支援を検討することになります。
なお、無料診断は会社によって内容の深さが大きく異なります。数分で完了する自動判定ツールもあれば、担当者が個別に調査してレポートを作成する形式もあります。申し込む前に、何を調べてもらえるのか、結果をどのような形で受け取れるのかを確認しておくとよいでしょう。
初期費用の相場と内訳|「初期費用無料」に注意すべき理由
月額料金とは別に、契約時のみ発生するのが初期費用です。今回の調査では、初期費用・診断費用を公開していた13社の中央値は25万円でした。一方で、初期費用を0円としている会社も複数確認できています。
初期費用は、主に次の作業に対する対価です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現状調査 | 主要なAIサービスでの自社・競合の引用状況を調べる |
| 戦略設計 | どのページから、どの順番で対策するかを決める |
| 計測環境の構築 | 効果を継続的に測定するための準備を行う |
これらは契約開始時に集中して発生する作業のため、月額とは分けて請求されるのが一般的です。
ここで注意したいのが、初期費用が無料の場合です。作業自体が不要になるわけではないため、その分が月額に含まれていたり、最低契約期間が長めに設定されていたりすることがあります。実際、今回の調査でも最低契約期間を6か月以上としている会社が複数確認できました。
初期費用の有無だけで比較すると判断を誤ります。「初期費用+月額×最低契約期間」で総額を計算し、同じ条件で並べて比較することをおすすめします。
AIO対策の費用に含まれる7つの要素
見積もりを比較する前提として、AIO対策の費用が何で構成されているかを整理しておきます。支援会社によって呼び方は異なりますが、内容はおおむね次の7つに分類できます。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 現状調査 | AI検索における自社・競合の引用状況を調べる |
| 戦略設計 | 対策の優先順位、目標指標、実行計画を決める |
| コンテンツ制作・改善 | 新規記事の作成、既存記事のリライトを行う |
| サイト構造の改善 | 情報設計、内部リンク、表示速度などを整える |
| E-E-A-Tの強化 | 一次情報の発信や専門性の提示により信頼性を高める |
| サイテーション獲得 | 第三者メディアでの言及や紹介を増やす |
| 効果測定・レポート | 引用状況を継続的に計測し、改善につなげる |
見積書を見る際は、この7つのうちどれが含まれ、どれが含まれていないかを確認してください。特に差が出やすいのがコンテンツ制作です。制作費が別途になっている場合、月額だけを見て安いと判断すると、実際の支出は大きく変わります。


それぞれの施策にどの程度の費用がかかるかは、施策別のAIO対策費用で詳しく解説します。
【独自調査】AI検索対策に着手できない最大の理由は「予算」
費用を検討する前に、他社がどのような理由でAIO対策に踏み切れずにいるのかを確認しておきます。当社が2026年4月に実施した独自アンケート調査では、現在AI検索対策を実施していない23人にその理由を尋ねました。
最も多かったのは「予算がない」と「必要性を感じていない」で、いずれも23人中8人でした。次いで「情報不足で判断できない」が7人、「優先度が低い」が5人と続きます。「リソース不足(人・時間)」「何をすればいいか分からない」はそれぞれ3人でした。
注目したいのは、「過去おこなっていたが効果が出ずに辞めた」を選んだ方が1人もいなかった点です。今回の回答者に限れば、AIO対策をやってみて失敗したから離脱したのではなく、着手する前の段階で止まっていることになります。予算という費用面の障壁と、情報不足という判断面の障壁が、その手前に立ちはだかっている状態です。
この結果は、AIO対策を検討する企業にとって示唆的です。予算の問題は「まとまった金額を確保できるかどうか」だけの話ではなく、いくらかければ何ができるのかがわからないため、確保すべき金額を決められないという判断の問題と重なっています。前述のとおり料金を公開している会社が6割弱にとどまることを踏まえると、この2つの障壁は同じ根を持っていると考えられます。
裏を返せば、支援範囲と費用の対応関係を把握できれば、必要な部分だけに絞って予算を組むことも可能になります。次章以降では、その判断に必要な情報を順に整理していきます。
自社調査「AIが検索を変える時代、BtoBビジネス担当者のLLMOに関する意識・実態調査」(これまで企業でWebサイトの運営や管理に関わったことがある方)
※LLMO-Q16:【現在、AI検索対策(LLMOなど)を取り組んでいない理由を教えてください。】実際の調査結果はこちら
※AIO・LLMO支援会社51社の公開料金調査(2026年9月時点):調査概要はこちら
AIO対策とは?費用を判断する前に押さえる範囲と定義
- AIO対策とは、AIが生成する回答に自社の情報が引用・参照される状態をつくるための施策
- AIO・LLMO・GEO・AEOは呼称の違いであり、名称によって費用相場は変わらない
- AIO対策とSEO対策は二者択一ではなく、SEOの土台がないと投資効率が上がりにくい
- AI検索対策に取り組んでいる企業は29人中6人。実施企業が少ないため予算の前例が乏しい
見積もりを比較する前に、AIO対策という言葉が指す範囲を整理しておきます。ここが曖昧なままだと、同じ名前のサービスでも中身が違うことに気づけません。
AIO対策とは、AI検索の回答に自社情報が引用・参照される状態をつくる施策
AIO対策とは、ChatGPTやGoogleのAI Overviewsなど、AIが生成する回答に自社の情報が引用・参照される状態をつくるための施策です。AIOは「AI Optimization(AI最適化)」の略で、日本語では「AI検索最適化」とも呼ばれます。
AIO対策が目指す状態は、次のような流れで整理できます。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 1. 施策の実行 | コンテンツ、サイト構造、情報設計、外部からの評価を改善する |
| 2. AIによる評価 | AIが自社の情報を信頼できる情報源として認識する |
| 3. 引用・推薦 | AIの回答内で自社が引用・紹介される |
| 4. 事業への反映 | 認知の獲得、サイトへの流入、問い合わせにつながる |
ここで押さえておきたいのは、AIO対策のゴールは「AIに引用されること」そのものではないという点です。引用されても、その内容が自社の強みを正しく伝えていなければ、認知にも問い合わせにもつながりません。費用対効果を考える際は、引用回数だけでなく、どのような文脈で扱われているかまで見る必要があります。
AIO・LLMO・GEO・AEOの違い|名称が違っても費用相場はほぼ同じ
AIO・LLMO・GEO・AEOは、いずれもAI検索での露出を高める施策を指す言葉で、名称の違いによって費用が変わるわけではありません。厳密には対象とする範囲が少しずつ異なりますが、日本国内では実質的にほぼ同義で使われています。
| 用語 | 正式名称 | 主に指す範囲 |
|---|---|---|
| AIO | AI Optimization | AI全般に対する最適化 |
| LLMO | Large Language Model Optimization | ChatGPTなど大規模言語モデルへの最適化 |
| GEO | Generative Engine Optimization | 生成AI検索エンジンへの最適化 |
| AEO | Answer Engine Optimization | 質問に回答する検索体験への最適化 |
実際、当社が実施した51社の公開料金調査でも、サービス名を「AIO対策」としている会社と「LLMO対策」としている会社の間に、価格帯の差は見られませんでした。同じ会社が「AIO/LLMO対策」「LLMO・GEO・AIO対策」のように複数の用語を併記しているケースも多く確認できます。
そのため、「LLMOではなくAIOだから高い」といった説明があった場合は、その根拠を確認したほうがよいでしょう。見積もりを比較する際は、サービス名ではなく作業内容で揃えることが重要です。
各用語の詳しい定義や使い分けについては、LLMOとは?で解説しています。
AIO対策とSEO対策の関係|予算はどちらに配分すべきか
AIO対策とSEO対策は、どちらか一方を選ぶ関係ではありません。施策の内容に重なる部分が多く、片方に取り組むことがもう一方の成果にもつながるためです。
両者の違いを整理すると、次のようになります。
| 項目 | SEO対策 | AIO対策 |
|---|---|---|
| 主な対象 | Googleなどの検索エンジン | 生成AI・AI検索 |
| 目指す状態 | 検索結果での上位表示とクリック獲得 | AIの回答での引用・紹介 |
| 重視されやすい要素 | 網羅性、検索意図への対応 | 結論の明確さ、情報の信頼性 |
| 共通する要素 | わかりやすいコンテンツ、整理されたサイト構造、E-E-A-Tの高さ | |
予算配分を考えるうえで押さえておきたいのは、SEOの土台がない状態でAIO対策だけを進めても、投資効率が上がりにくいという点です。検索エンジンで評価されているページは、AIからも参照されやすい傾向があります。逆に、サイト全体の情報設計が整っていない状態でAI向けの施策だけを重ねても、成果につながるまでに時間がかかります。
また、両者を別々の会社に依頼すると、同じコンテンツに対して重複した作業が発生することがあります。今回の調査でも、SEOとAIOを統合したプランを用意している会社が複数確認できました。中には、SEOコンサルティング契約に追加料金なしでLLMO対策を含めている会社もあります。
実際に、Web担当者の間ではSEO単独での限界を感じる声も出ています。当社が2026年4月に実施した調査では、これまで企業でWebサイトの運営や管理に関わったことがある34人に、従来のSEOだけでは限界を感じるかを尋ねました。
「強く感じている」が20.6%、「やや感じている」が20.6%で、合わせて41.2%が限界を認識しています。一方で「どちらとも言えない」が38.2%と最も多く、判断を保留している層も同程度の規模で存在します。「あまり感じていない」「全く感じていない」は合わせて20.6%でした。
回答理由を見ると、限界を感じている側からは「早急にAI検索対策を進めるべきだと思う」(50代・男性)といった声が挙がっています。他方、限界を感じていない側からは「LLMO対策しなくても検索流入は年々増えているから」(40代・男性)という回答もありました。AI検索への対応が必要かどうかは、業種やサイトの状況によって判断が分かれている段階だといえます。
予算配分の考え方としては、まず自社の検索流入がAI検索の影響を受けているかを確認し、そのうえでSEOとAIOの比重を決めるのが現実的です。
【独自調査】AI検索対策の実施率は約2割、今後の意向は約6割
実際にAI検索対策に取り組んでいる企業はどの程度あるのでしょうか。当社の調査で、現在Webサイトの運営や管理に関わっている29人に取り組み状況を尋ねたところ、「取り組んでいる」と答えたのは29人中6人にとどまりました。
一方、今後の意向を聞いた設問では、「すぐに取り組みたい」が17.2%、「いずれ取り組みたい」が48.3%で、合わせて29人中19人が前向きな回答をしています。「取り組む予定はない」は34.5%でした。
意向はあるが着手していない層が多いことがわかります。ただし「いずれ取り組みたい」が最も多く、時期を明確に定めているわけではない点には注意が必要です。回答理由にも「LLMOがSEOのように一般的になったら対策すると思う。それでは遅い気もするが。」(30代・女性)といった、判断を先送りしている状況を示す声がありました。
この結果は、費用を検討するうえで2つの意味を持ちます。
1つは、実施している企業がまだ少ないため、社内で参考にできる予算の前例が乏しいということです。SEOであれば同業他社の相場感を掴みやすいものの、AIO対策では比較対象そのものが少ない状況にあります。前章で触れたとおり支援会社側も料金を公開していないケースが多く、この2つが重なることで「いくら見込めばよいかわからない」という状態が生まれています。
もう1つは、取り組む予定はないと答えた層が34.5%存在する点です。全社が一斉に取り組んでいる施策ではないため、自社にとって必要かどうかを判断してから予算を組んでも遅くはありません。次章では、その判断材料となる「費用がどこで決まるのか」を整理します。
自社調査「AIが検索を変える時代、BtoBビジネス担当者のLLMOに関する意識・実態調査」(これまで企業でWebサイトの運営や管理に関わったことがある方)
※LLMO-Q11:【従来のSEOだけでは限界を感じていますか?】実際の調査結果はこちら
※LLMO-Q13:【自社サイトについて、現在AI検索対策(LLMOなど)に取り組んでいますか?】実際の調査結果はこちら
※LLMO-Q17:【今後、AI検索対策(LLMOなど)は取り組みたいですか?】実際の調査結果はこちら
AIO対策の費用が会社によって違う5つの理由
- 費用差の最大要因は「分析・提案まで」か「実作業まで含む」かの違い
- 対象ページ数、コンテンツ制作費の有無、業界の専門性、効果測定の範囲でも金額が変わる
- 実装支援を含むと明記している会社は、月30万円以上の価格帯に集中していた
- 同じ月額でも引き受けている作業量が違うため、範囲を揃えずに金額だけを比較しても意味がない
同じ「AIO対策」でも、月5万円の会社と月70万円の会社があります。この差は品質の差ではなく、引き受けている作業範囲の差です。ここでは費用を左右する5つの要素を整理します。
- 支援範囲(分析・提案までか、実作業まで含むか)
- 対象ページ数とサイト規模
- コンテンツ制作費が含まれるかどうか
- 業界の競合性と求められる専門性
- 効果測定をどこまで行うか
① 支援範囲|「分析・提案まで」か「実作業まで」か
費用差の最大の要因は、提案までで終わるか、実際にサイトを修正するところまで含むかです。
AIO対策のサービスは、大きく2つのタイプに分かれます。
| タイプ | 内容 | 自社に必要な体制 |
|---|---|---|
| 分析・提案型 | 現状を調査し、改善すべき点をレポートとして提示する | 提案を実行できる担当者と工数が必要 |
| 実行支援型 | 提案に加えて、コンテンツの修正やサイトの改修まで対応する | 確認と意思決定ができる担当者がいればよい |
分析・提案型は、月額が抑えられる代わりに、改善の実行は自社で行う前提です。「AI検索での引用状況を毎月レポートします」というサービスは、多くがこのタイプにあたります。
一方の実行支援型は、記事のリライトやサイト構造の修正といった手を動かす作業が含まれるため、月額は高くなります。今回の調査でも、実装支援を含むと明記している会社は月30万円以上の価格帯に集中していました。
見積もりを比較する際は、まずこのどちらなのかを確認してください。分析型のサービスを実行型と同じ土俵で比べると、安く見えるのは当然です。実行を自社で担えるかどうかで、選ぶべきタイプが変わります。
② 対象ページ数とサイト規模
対策するページ数が増えれば、その分だけ費用も増えます。これは当たり前に思えますが、見積もりを比較する際に見落とされやすい条件です。
たとえば同じ月20万円でも、「主要5ページを対象」と「サイト全体を対象」では、1ページあたりにかけられる工数がまったく違います。ページ数の条件が書かれていない見積もりは、比較の土台に乗りません。
サイト規模による違いは、次のように現れます。
| サイトの状況 | 費用への影響 |
|---|---|
| ページ数が少ない小規模サイト | 対象が限られるため費用を抑えやすい |
| ページ数が多い中〜大規模サイト | 調査・改善の対象が増え、費用が上がりやすい |
| ECサイトやデータベース型サイト | ページの生成ルールから見直す必要があり、工数が増えやすい |
| 独自開発のシステムを使用 | 改修に開発工数が必要になり、別途費用が発生することがある |
見積もりを依頼する際は、サイトのページ数と使用しているCMS(WordPressか独自システムかなど)を先に伝えておくと、条件の揃った提案を受けやすくなります。
③ コンテンツ制作費が含まれるかどうか
月額料金にコンテンツ制作費が含まれているかどうかで、実際の支出は大きく変わります。
AIO対策では、既存記事のリライトや新規コンテンツの追加が施策の中心になることが少なくありません。この制作費が月額に含まれているのか、別途請求なのかは会社によって異なります。
今回の調査でも、コンテンツ制作を記事単位の別料金として提示している会社が確認できました。1記事あたり数万円という設定の場合、月に数本制作すればそれだけで月額と同程度の金額になります。
確認すべきなのは、月額に「何本の記事制作」または「何ページの改修」が含まれているかです。ここが明示されていない見積もりは、後から追加費用が発生する可能性があります。
④ 業界の競合性と求められる専門性
金融、医療、法律、不動産など、情報の正確性が強く求められる業界では、費用が高くなる傾向があります。
理由は2つあります。1つは、専門家による監修が必要になるケースがあること。もう1つは、競合が多い領域では、他社と差をつけるために独自の調査データや詳細な分析が求められることです。
こうした業界で追加になりやすい作業には、次のようなものがあります。
- 専門資格を持つ監修者への依頼
- 独自のアンケート調査やインタビューの実施
- 競合が引用されている理由の詳細な分析
- 法令や業界ガイドラインへの適合確認
なお、監修や独自調査を加えたからといって、それだけでAIに引用されるようになるわけではありません。これらはコンテンツの信頼性を高めるための手段であり、引用を保証するものではない点は押さえておいてください。見積もりに監修費が含まれている場合は、その作業が自社のコンテンツにとって本当に必要かを検討したうえで判断することをおすすめします。
⑤ 効果測定をどこまで行うか
AI検索での引用状況を継続的に計測するには、専用のツールと人的な工数が必要です。ここを含むかどうかが、月額料金の差になって現れます。
AI検索の効果測定が手間のかかる作業になるのには、理由があります。
検索エンジンの順位であれば、決まったキーワードに対して一意の順位が存在します。しかしAIの回答は、同じ質問でも毎回同じ結果になるとは限りません。ChatGPT、Gemini、Google AI Overviews、Google AI Modeなど対象となるサービスも複数あり、それぞれで扱われ方が異なります。
そのため、継続的に測定するには次のような作業が発生します。
| 作業 | 内容 |
|---|---|
| 質問文の設計 | 自社が引用されるべき質問のパターンを洗い出して固定する |
| 複数サービスでの計測 | 主要なAIサービスごとに回答を取得し、記録する |
| 競合との比較 | 同じ質問に対して競合がどう扱われているかを併せて確認する |
| 変動の分析 | 結果が変わった際に、施策の影響か外部要因かを判断する |
こうした計測を自動化するツールを提供している会社もあれば、手作業で対応している会社もあります。見積もりを比較する際は「どのAIサービスを対象に」「どのくらいの頻度で」「どのような形式で報告されるのか」を確認してください。「月次でレポートを提出します」という記載だけでは、その中身が判断できません。
なお、効果測定のみを切り出して安価に提供しているサービスもあります。前章で触れたツール型がこれにあたり、月3万円〜5万円程度が中心です。改善の実行は自社で行う前提であれば、コンサルティング契約よりも費用を抑えられます。
施策別のAIO対策費用|何にいくらかかるのか
ここでは、AIO対策を構成する施策ごとに、どの程度の費用がかかるのかを整理します。具体的な進め方についてはAIO対策の方法で詳しく解説しています。
現状分析・AI検索での表示状況調査
AIO対策の出発点となるのが、現在自社がAI検索でどう扱われているかを把握する作業です。単発の調査であれば3万円〜90万円、中央値は25万円が今回の調査で確認できた範囲です。
調査で行うのは、主に次の内容です。
- ChatGPT、Gemini、Google AI Overviews、Google AI Modeなど複数のAIサービスでの引用・言及状況の確認
- 自社について尋ねた際に、どのような内容で紹介されているかの確認
- 競合他社と比較した際の露出量の差
- サイト側に技術的な問題がないかの確認
費用に幅があるのは、調べる質問の数と対象サービスの数で工数が変わるためです。数十の質問を1回調べるのと、数百の質問を複数サービスで調べるのとでは、作業量が桁違いになります。
なお、この範囲は無料診断でカバーされることも多い部分です。前章で触れたとおり無料診断を提供している会社は珍しくないため、まず無料で現状を把握し、そのうえで有償の調査が必要かを判断する進め方もできます。
戦略設計・コンサルティング
調査結果をもとに、何をどの順番で改善するかを決めるのが戦略設計です。月額コンサルティングとして提供される場合が多く、月5万円〜70万円、中央値は月30万円でした。
この費用に含まれるのは、一般的に次の内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 優先順位の設計 | どのページから着手するかを決める |
| 目標指標の設定 | 何をもって成果とするかを定義する |
| 改善提案 | 具体的に何を修正すべきかを提示する |
| 定例報告 | 進捗と結果を定期的に共有する |
ここで確認しておきたいのが、提案されたことを誰が実行するのかです。コンサルティングのみのプランでは、改善作業は自社で行うことになります。実装まで含むかどうかで、月額は大きく変わります。
コンテンツ制作・既存記事のリライト
AIO対策の実作業で中心になるのが、コンテンツの制作と改善です。月額に含まれる場合と、記事単位の別料金になる場合があります。今回の調査では、1記事あたり数万円という設定を提示している会社が確認できました。
新規制作とリライトでは、費用の考え方が異なります。
| 種類 | 作業内容 | 費用の考え方 |
|---|---|---|
| 新規制作 | 企画、構成、執筆、入稿までを一から行う | 記事単価×本数 |
| リライト | 既存記事の構成や表現を見直す | ページ単価×ページ数、または月額に含む |
AIO対策におけるコンテンツ改善で行われるのは、たとえば次のような作業です。
- 見出しに対する答えを冒頭で明示する
- 用語の定義を曖昧にせず、明確に記述する
- 自社でしか書けない一次情報や実体験を加える
- 他社の記事を要約しただけの内容になっていないか見直す
ここで押さえておきたいのは、これらはAI向けの特殊な書き方ではなく、読者にとって読みやすい記事の条件と重なるという点です。Googleは公式ガイドで、生成AI向けに特別な書き方をする必要はないと明記しています。実際に推奨されているのは、段落や見出しで整理された、読者にとってわかりやすい構成です。
つまり、コンテンツ制作費は「AI対応のための追加費用」ではなく、本来必要なコンテンツ品質への投資と考えるのが実態に近いといえます。
サイト構造・内部改善|構造化データにいくらかけるべきか
サイトの技術面を整える施策です。ここで、多くの見積もりに含まれている「構造化データ」について、目的を整理しておく必要があります。
構造化データは、SEO施策としては有効ですが、Google検索の生成AI機能に表示されるための必須要件ではありません。これはGoogleの公式ドキュメント「生成AI機能に向けたウェブサイトの最適化」に明記されている内容です。同ガイドでは、生成AI検索に構造化データは必要なく、追加すべき特別なschema.orgのマークアップも存在しないと説明されています。
ただし、不要という意味ではありません。同じガイドでは、リッチリザルトの対象になるため、SEO戦略の一環として構造化データを使い続けることは良い考えだとも述べられています。
整理すると、次のようになります。
| 目的 | 構造化データの位置づけ |
|---|---|
| リッチリザルトの表示 | 有効。SEO施策として実装する価値がある |
| Google検索のAI機能への表示 | 必須ではない。AI専用のマークアップも存在しない |
このことは、費用の判断に直接関わります。構造化データの実装費が見積もりに含まれている場合、それがリッチリザルト獲得を目的としたSEO施策なのか、AI検索での引用を目的としたものなのかを確認してください。前者であれば従来どおり有効な投資です。後者として説明されている場合は、Googleの公式見解とは異なる前提になります。
つまり、構造化データに費用をかけること自体は問題ではありません。ただしAIO対策の予算配分を考える際は、優先度の高い施策から着手するという視点が必要です。
なお、同じ公式ガイドでは、llms.txtなどのAI向けファイルについても、Google検索では使用しておらず、作成しても順位や表示に影響しないと明記されています。こちらは構造化データと違ってSEO上の効果も確認されていないため、費用をかける優先度は低いと考えてよいでしょう。
一方、サイト構造の改善で優先的に費用をかける価値があるのは、次のような基礎的な部分です。
- ページが正しくインデックスされ、スニペットを表示できる状態になっているか
- クロールを妨げる設定が残っていないか
- JavaScriptによってコンテンツが読み取れなくなっていないか
- 重複コンテンツが整理されているか
Googleの公式ガイドによれば、生成AI機能に表示される前提として、ページがインデックスされ、スニペットを表示できる状態であることが求められます。この土台が整っていなければ、コンテンツをいくら改善しても表示対象になりません。技術面の予算は、まずここに配分するのが合理的です。
E-E-A-Tの強化・サイテーション獲得
コンテンツやサイト単体ではなく、外部からどう見られているかを高める施策です。費用は施策の内容によって大きく変わり、独自調査の実施やメディア掲載を含む場合は数十万円単位になることもあります。
具体的には、次のような取り組みが該当します。
- 自社で調査を実施し、他社にない一次情報を発信する
- 執筆者や監修者の専門性を明示する
- 第三者メディアで紹介される機会をつくる
- 実績や事例を具体的に開示する
このうち独自調査は、実施に費用と時間がかかる一方で、他社が持たない情報を継続的に発信できるようになります。この記事で紹介しているアンケートデータや51社の料金調査も、その一例です。
ただし、外部からの言及については注意点があります。Googleの公式ガイドでは、Web上で不自然な「言及」を獲得しようとすることは、期待されるほど有効ではないと明記されています。言及の数を増やすこと自体を目的とした施策には、費用をかける前に効果を確認する必要があります。
費用をかけるべきなのは、言及されるに値する中身をつくる側です。独自データ、実績の開示、専門性の明示といった取り組みは、結果として自然な言及につながります。
効果測定・レポーティング
改善の結果を継続的に確認する作業です。単独で提供される場合はツール型として月3万円〜5万円程度、コンサルティングに含まれる場合は月額の一部となります。
計測手段としては、Google Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートが公式に提供されています。Google検索の生成AI機能における表示回数や、表示されたURLを確認できるもので、追加費用はかかりません。
一方、ChatGPTやGeminiなどGoogle以外のAIサービスについては、Search Consoleでは計測できません。これらを含めて把握したい場合は、第三者ツールの利用や手動での確認が必要になります。ここが有償の効果測定サービスが担う領域です。
ツールを選ぶ際に知っておきたいのが、Googleが公式ガイドで示している注意点です。順位の成功を保証するツールや、Googleの「内部」指標を使用していると謳うツールには注意すべきであり、いかなる第三者ツールもGoogleの内部のランキングシステムやAIシステムにアクセスできないと明記されています。ツールが提示する数値が何を測定したものなのかは、確認しておいたほうがよいでしょう。
見積もりで効果測定の項目を見る際は、次の3点を確認してください。
| 確認項目 | 確認の観点 |
|---|---|
| 対象サービス | どのAIサービスを計測対象にしているか |
| 計測方法 | 何を、どのような方法で測定しているか |
| 報告頻度と形式 | どのくらいの頻度で、どのような形で受け取れるか |
自社対応・コンサル・フル外注の費用比較|AIO対策は自分でできる?
- AIO対策の進め方は、自社対応・コンサル型・フル外注の3つ。違いは「判断」と「実行」のどちらを外部に任せるか
- FAQ整備や既存記事の結論明示など、自社にしかない情報を扱う作業は内製しやすい
- AIツールを導入しても人の編集は必要。SEOにAIを活用している9人中6人が40%以上を修正している
- 判断力・調査環境・継続体制の3つが揃わない場合は、内製のほうが割高になることがある
AIO対策は、必ずしも外注しなければできない施策ではありません。ここでは自社で対応する場合と外注する場合を、費用と社内工数の両面から比較します。


3つの進め方の費用・メリット・デメリット
AIO対策の進め方は、自社対応・コンサル型・フル外注の3つに大きく分かれます。費用だけを見れば自社対応が最も安く済みますが、担当者の工数という形でコストが発生する点は押さえておく必要があります。
| 進め方 | 費用の目安 | 社内工数 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| 自社対応 | 0円〜 (ツール利用時は月3万〜5万円) |
大 | 担当者を確保でき、社内に知見を蓄積したい企業 |
| コンサル型 | 月5万〜70万円 (中央値30万円) |
中(実行作業は自社) | 実行できる体制はあるが、方針を判断できない企業 |
| フル外注 | 月30万〜70万円+初期費用 | 小(確認と意思決定のみ) | 実行リソースが確保できない企業 |
3つの違いは、「判断」と「実行」のどちらを外部に任せるかにあります。自社対応は両方を自社で担い、コンサル型は判断のみを外部に委ね、フル外注は両方を任せる形です。
自社でできるAIO対策と、その「隠れコスト」
自社で対応できる範囲は、想像されているより広いのが実情です。特に、費用をかけずに着手できる施策がいくつかあります。
| 内製しやすい作業 | 理由 |
|---|---|
| よくある質問の整理と公開 | 顧客から実際に聞かれる内容は社内にしかない情報 |
| 既存記事の結論を冒頭に書き直す | 特別なスキルを必要としない編集作業 |
| サービス内容や料金の明記 | 自社の情報であり、外部に調べてもらう必要がない |
| 実績・事例の具体的な開示 | 社内にしか一次情報が存在しない |
| 執筆者・監修者の情報整備 | 社内の人材情報を整理して掲載するだけ |
これらはいずれも、外部の会社に依頼しても結局は社内から情報を提供する必要がある作業です。自社にしかない情報を出す部分は、外注してもコストが下がりにくいと考えたほうが現実的でしょう。
一方で見落とされやすいのが、内製にかかる人件費です。担当者が対応する時間は、本来の業務から差し引かれています。さらに、AI検索の仕様は変化が続いている領域のため、情報を追いかけ続ける時間も必要になります。
「無料でできる」のではなく「金銭的な支出が発生しない」だけである点は、社内で予算を検討する際に共有しておくべきポイントです。
【独自調査】AIツールで内製すれば安く済むとは限らない
「生成AIを使って記事を作れば、コンテンツ制作費を抑えられるのではないか」と考える方もいるでしょう。実際にSEO業務でAIを活用している方に、その実態を尋ねた調査結果があります。
当社が2026年4月に実施した調査で、SEOにAIを活用している9人にAI生成コンテンツの編集・修正の度合いを聞いたところ、40%以上を編集・修正していると答えた方が9人中6人でした。うち3人は80%以上を修正していると回答しています。一方、修正が20%未満で済んでいる方は9人中2人でした。
また、AIのみでは対応が難しいと感じる業務を尋ねた設問では、「データ分析」が9人中4人で最も多く、「記事本文の作成(ライティング)」が9人中2人と続きました。「特にない」と答えた方も9人中2人います。
回答理由には、「知ったかぶりのような表現になり、内容を過度に膨らませてしまう」(40代・男性)、「文章に人間味が必要な場合がたくさんあるからです」(50代・男性)といった声がありました。
この結果から言えるのは、AIツールを導入しても、人が確認・修正する工程はなくならないということです。生成にかかる時間は短縮できても、その後の編集に相当の時間が必要になります。
AIO対策の文脈では、この点はさらに重要になります。AI検索で引用されやすいコンテンツの条件として、他社の情報を要約しただけの内容ではなく、自社ならではの視点や経験を含むことが挙げられます。Googleの公式ガイドでも、生成AIモデルが容易に作れるような内容ではなく、独自の視点を持つコンテンツを推奨しています。
つまり、AIで量産したコンテンツは、AIO対策の目的とかえって相反する可能性があるということです。ツール導入によるコスト削減を見込む場合は、削減できるのが作業時間の一部にとどまる点を織り込んでおく必要があります。
外注したほうが結果的に安く済むケース
内製と外注のどちらを選ぶかは、次の3点で判断できます。
| 判断軸 | 内製が向くケース | 外注が向くケース |
|---|---|---|
| 判断力 | 何から着手すべきか自社で決められる | 優先順位の判断がつかない |
| 調査環境 | 複数AIでの表示状況を継続的に確認できる | 確認する手段や時間がない |
| 継続体制 | 担当者の工数を毎月確保できる | 他業務との兼務で後回しになりやすい |
このうち、外注の価値が最も出やすいのが判断力の部分です。AIO対策では、やれることが多岐にわたる一方で、すべてに手をつける必要はありません。自社の状況に対してどれが効くのかを見極める段階で外部の知見を借り、実行は自社で担うという分担であれば、フル外注より費用を抑えられます。
逆に、調査環境と継続体制の2つが揃わない場合は、内製のほうが割高になることがあります。着手しては止まるという状態を繰り返すと、費やした時間が成果に結びつかないためです。前章で触れたとおり、当社の調査でも「意向はあるが着手できていない」層が多数を占めていました。
予算規模別の現実的な進め方
予算に応じて、実際にできることは変わります。重要なのは、予算が少ないから何もできないわけではないという点です。
| 予算 | 現実的にできること |
|---|---|
| 0円 | 無料診断で現状把握。FAQ整備や既存記事の結論明示など、内製できる範囲の改善に着手する |
| 月10万円未満 | ツールで引用状況をモニタリングしながら、改善は自社で実行する |
| 月10万〜30万円 | コンサルティングで方針を固め、実行は自社で担う。対象を主要ページに絞れば実行支援を含められる場合もある |
| 月30万円以上 | 調査から実行、効果測定まで一貫した支援を受けられる。SEOと統合した支援も選択肢に入る |
自社の状況に応じて、まず0円の範囲でできることを一通り済ませてから、有償の支援が必要な部分を見極めるという順序が、費用対効果の面では合理的です。特にサイトの規模が小さい場合、対策すべきページ数も限られるため、内製でカバーできる割合が高くなります。

自社調査「SEO実施企業における生成AI活用の実態調査」(自社サイトでSEOを実施していて、SEOにAIを活用している方)
※AISEO-Q11:【AIが生成したコンテンツについて、どの程度編集・修正を行っていますか?】実際の調査結果はこちら
※AISEO-Q14:【AIのみでは対応が難しいと感じるSEO業務はどれですか?】実際の調査結果はこちら
AIO対策の見積もりを比較するときのチェックリスト
- 確立した相場表がない以上、金額ではなく「その料金に何が含まれているか」で比較する
- 見積書で最も重要なのは「支援範囲」「対象ページ数」「コンテンツ制作の有無」の3項目
- 相場より安いこと自体は問題ではない。範囲を絞って価格を抑えている合理的なケースが多い
- AI検索の回答は変動するため、引用や露出を保証する提案は実現性の面で慎重に見る
前述のとおり、AIO対策には確立した相場表がまだ存在しません。そのため金額の高低ではなく、提示された料金に何が含まれているかで比較する必要があります。ここでは、複数社から見積もりを取る際に確認すべき項目を整理します。


見積書で必ず確認すべき10項目
次の10項目が揃っていれば、条件を揃えた比較ができます。見積もりを受け取った段階で記載がなければ、確認しておきましょう。
| 確認項目 | 確認の観点 |
|---|---|
| 1. 支援範囲 | 分析・提案までか、実行作業まで含むか |
| 2. 対象ページ数 | 何ページを対象とするか。追加時の費用はどうなるか |
| 3. コンテンツ制作の有無 | 月額に何本の記事制作・何ページの改修が含まれるか |
| 4. 対象AIサービス | ChatGPT、Gemini、AI Overviews、AI Modeのどれを対象とするか |
| 5. 効果測定の方法 | 何を、どのような手段で測定するか |
| 6. レポートの内容と頻度 | どのような形式で、どのくらいの頻度で受け取れるか |
| 7. 初期費用の内訳 | 何に対する費用か。無料の場合は月額や契約期間に影響していないか |
| 8. 最低契約期間 | 何か月からか。中途解約の条件はどうなっているか |
| 9. 担当体制 | 誰が担当するか。途中で変更される可能性はあるか |
| 10. 追加費用が発生する条件 | どのような場合に、月額以外の費用が発生するか |
このうち、比較の精度に最も影響するのが1〜3です。この3つが揃っていない見積もりは、そもそも同じ土俵に乗りません。「月額30万円」という金額が同じでも、分析のみの会社と実装込みの会社では、引き受けている仕事量がまったく違います。
見積もりを依頼する際は、あらかじめ次の情報を伝えておくと、条件の揃った提案を受けやすくなります。
- サイトのURLとおおよそのページ数
- 使用しているCMS(WordPress、独自システムなど)
- 現在の課題と、AIO対策で実現したいこと
- 社内で実行できる範囲と、確保できる工数
- 想定している予算感
特に社内で実行できる範囲を伝えておくと、不要な作業を含まない提案を受けられます。すべてを任せる前提で見積もりが作られると、自社でできる部分にも費用が発生します。
料金モデル(月額固定・スポット・成果報酬)の違い
AIO対策の料金体系は、大きく3つに分かれます。今回の51社調査では、月額固定型が最も多く確認できました。
| 料金モデル | 仕組み | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 月額固定型 | 毎月一定額を支払い、決められた範囲の支援を受ける | 予算が立てやすく、継続的な改善に向く | 最低契約期間が設定されていることが多い |
| スポット型 | 診断や改善提案を単発で依頼する | 少額から試せる。継続の判断材料になる | 実行と継続的な改善は別途対応が必要 |
| 成果報酬型 | 定義した成果が出た分だけ支払う | 成果が出なければ費用を抑えられる | 成果の定義が曖昧になりやすい |
このうち、成果報酬型については契約前の確認が特に重要です。
SEOであれば「特定のキーワードで何位」という明確な指標が存在します。しかしAI検索の場合、同じ質問でも回答が毎回変わることがあり、対象となるサービスも複数あります。そのため「何をもって成果とするか」の定義が、SEO以上に難しくなります。
成果報酬型を検討する場合は、次の点を書面で確認してください。
- 何を成果とするか(引用されること、特定の質問で言及されること、流入が増えることなど)
- どのAIサービスの、どのような条件下で測定するか
- 誰がどのように測定し、その結果をどう検証するか
- 成果が確認できなかった場合、費用はどうなるか


相場より大幅に安い場合・高い場合に確認すること
金額が相場から外れていること自体は、問題ではありません。重要なのは、その金額に見合う理由が説明できるかどうかです。
相場より安い場合
今回の調査でも、月5万円台から提供している会社が確認できました。安い理由として考えられるのは、次のようなケースです。
| 安さの理由 | 妥当性の判断 |
|---|---|
| ツール提供が中心で、実行は自社が行う | 実行体制があれば合理的な選択 |
| 診断レポートの納品のみ | 現状把握が目的なら妥当 |
| 対象ページ数を限定している | 優先ページが明確なら効率的 |
| 支援範囲が不明確なまま安い | 内訳の確認が必要 |
最初の3つは、範囲を絞ることで価格を抑えている合理的なケースです。問題になるのは4つ目、何をしてもらえるのかが説明されないまま金額だけが安い場合です。この場合は、上記のチェックリストに沿って内容を確認してください。


相場より高い場合
月45万円以上の価格帯には、今回の調査で4社が該当しました。高くなる妥当な理由としては、次のようなものがあります。
- コンテンツ制作や実装まで含んでいる
- SEO施策全般と統合した支援になっている
- 大規模サイトや独自システムを対象としている
- 複数のAIサービスを対象に、多数の質問で継続的に計測している
これらは作業量に基づく差なので、内訳を聞けば説明されるはずです。逆に、「AI対応は専門性が高いから」といった説明だけで金額の根拠が示されない場合は、掘り下げて確認したほうがよいでしょう。
避けたほうがよい提案|引用保証・順位保証
AI検索での引用や露出を保証する提案は、実現性の面で慎重に見る必要があります。
理由は、AI検索の性質にあります。
- 同じ質問でも、回答内容が変動することがある
- AIのアルゴリズムは予告なく更新される
- 競合サイトの改善によって、相対的な評価が変わる
- 対象となるAIサービスごとに挙動が異なる
Googleの公式ガイドでも、技術要件やベストプラクティスを満たしていても、クロール、インデックス、表示が保証されるわけではないと明記されています。表示の可否をコントロールできない以上、引用を確約することは構造的に困難です。
また、効果測定ツールについてもGoogleは注意を促しています。順位の成功を保証したり、Googleの「内部」指標を使用していると謳ったりするツールには注意すべきであり、いかなる第三者ツールもGoogleの内部のランキングシステムやAIシステムにはアクセスできないと明記されています。
こうした前提を踏まえると、確認すべきなのは次の点です。
| 提案内容 | 確認すべきこと |
|---|---|
| 「必ず引用されます」 | どの条件下で、何をもって引用とするのか |
| 「成果が出なければ返金」 | 成果の定義、適用条件、免責事項 |
| 「独自の指標で計測」 | その指標が何を測定したものか |
不確実性について事前に説明があり、そのうえでどこまで支援できるかを具体的に示す提案のほうが、実態に即しています。断定的な保証がないことは、必ずしもマイナス材料ではありません。
なお、支援会社の選び方についてはAIO・LLMOコンサル会社の選び方でも解説しています。
AIO対策の費用対効果をどう考えるか
- AIの回答をきっかけに企業・サービスを知った経験がある方は58.8%、問い合わせまで至った方は23.5%
- 引用されることと問い合わせが増えることは別。引用先ページで何を伝えられるかが成果を左右する
- Google検索のAI機能での表示回数は、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで無料で計測できる
- 予算を割く企業と割かない企業は半々。他社に遅れる焦りではなく、自社の必要性から判断する
費用の内訳と比較方法を整理したところで、最後に投資判断の軸を確認します。AIO対策は成果が数値で見えにくい施策のため、何をもって効果とするかを先に決めておく必要があります。
【独自調査】AI経由での認知・問い合わせは実際に起きている
AIに引用されると、実際に何が起きるのでしょうか。当社が2026年4月に実施した調査では、これまで企業でWebサイトの運営や管理に関わったことがある34人に、AI検索を通じた行動について尋ねました。
AIの回答をきっかけに企業やサービスを知ったことがあるかという設問では、「よくある」が14.7%、「たまにある」が44.1%で、合わせて58.8%が経験ありと回答しています。「あまりない」は23.5%、「全くない」は17.6%でした。
さらに、AIの回答を参考に問い合わせや資料請求をしたことがあるかを尋ねた設問では、「複数回ある」が8.8%、「1回ある」が14.7%で、実際に行動に移した方が合わせて23.5%。「検討まではしたが実行していない」の23.5%を加えると、47.1%が問い合わせを検討する段階まで至っています。
この2つの数値から読み取れることを整理します。
| 数値 | 読み取れること |
|---|---|
| 認知の経験 58.8% | AI経由での企業認知は、一部の先進的な層に限られた現象ではない |
| 問い合わせの実行 23.5% | 認知にとどまらず、行動につながるケースも一定数ある |
| 認知と実行の差 | 認知の経験があっても、問い合わせまで至るのはその一部にとどまる |
注意しておきたいのが3つ目です。AIに引用されることと、問い合わせが増えることは同じではありません。認知を得た約6割に対し、実際に問い合わせたのは約2割です。引用されただけで成果につながるわけではなく、引用された先のページで何を伝えられるかが問われます。
費用対効果を考えるうえでは、この点が重要になります。引用回数だけを目標にすると、認知は増えても事業成果につながらない状態が起こり得ます。AIO対策の投資判断は、引用の獲得と、引用先ページでの転換の両方をセットで見る必要があります。
何をKPIに置くか|AIO対策の効果測定指標
AIO対策のKPIは、契約前に決めておくことをおすすめします。目的が曖昧なまま始めると、成果が出ているのかどうかを判断できません。
指標として使われるのは、主に次の4つです。
| 指標 | 測定できること | 測定手段 |
|---|---|---|
| 生成AI機能での表示回数 | Google検索のAI機能に自社ページが表示された回数 | Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポート |
| AI経由の流入・CV | AIサービスから自社サイトへの訪問と、その後の行動 | アクセス解析ツール |
| 指名検索数 | 社名やサービス名で検索された回数 | Search Console |
| 引用・言及の状況 | 各AIサービスで、どのように紹介されているか | 専用ツールまたは手動確認 |
このうち、Google検索については無料で計測できます。Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで、AI OverviewsやAI Modeでの表示回数と、表示されたURLを確認できます。追加費用は発生しません。
一方、ChatGPTやGeminiなど、Google以外のサービスはSearch Consoleでは計測できません。ここを含めて把握したい場合に、有償のツールや外部支援の価値が出てきます。
KPIを設定する際に押さえておきたいのは、表示回数と事業成果は別の指標だということです。前述のとおり、認知が問い合わせに直結するとは限りません。表示回数を追いながら、最終的な問い合わせ数や商談数の推移も併せて確認する形が現実的です。
効果が出るまでの期間の目安
AIO対策は、広告のように即日で結果が出る施策ではありません。コンテンツを改善しても、それがAIの回答に反映されるまでには一定の時間がかかります。


時間がかかる理由は、次の流れをたどるためです。
- コンテンツやサイト構造を改善する
- 検索エンジンが変更を認識し、インデックスに反映する
- AI機能がそのインデックスを参照して回答を生成する
Googleの公式ガイドによれば、生成AI機能に表示される前提として、ページがインデックスされ、スニペットを表示できる状態であることが求められます。つまり、インデックスへの反映が先行する構造です。
ただし、「何か月で効果が出る」と一律に示すことはできません。サイトの規模、既存の評価、競合状況、改善内容によって変わるためです。この記事では具体的な期間を提示していませんが、これは根拠のある数値が存在しないためです。
期間について説明を受ける際は、「何をもって効果とするか」とセットで確認してください。表示回数の変化なのか、流入の増加なのか、問い合わせの増加なのかによって、必要な期間は変わります。
【独自調査】他社はAIO対策にどこまで投資しているのか
投資判断の材料として、他社の動向も確認しておきます。当社が2026年4月に実施した調査で、現在Webサイトの運営や管理に関わっている26人に、今後AI Overviews対策に予算を割く予定があるかを尋ねました。
「予定はない」が26人中13人で半数を占めた一方、「積極的に増やす予定」「現状維持で継続」「検討中」を合わせた前向きな回答も26人中13人でした。予算を割く企業と割かない企業が、ちょうど半々に分かれている状況です。
回答理由を見ると、判断が分かれる背景が見えてきます。
予算を割く側からは「AI Overviewsがデフォルトになっていくと考えているので、予算を割きたい」(44歳・男性)という声が挙がりました。一方、割かない側からは「予算の捻出・確保が難しいから」(61歳・男性)、「予算も限られているので、別に注力したい」(51歳・男性)といった回答がありました。
必要性を否定しているのではなく、限られた予算をどこに配分するかという判断の結果である点が読み取れます。
また、別の調査でWebマーケティング全般へのAI活用について尋ねたところ、今後の投資を増やす予定と答えた方は25人中9人でした。同じ調査で「今後、AIを活用したWebマーケティングはどの程度重要になると考えますか」という設問には、「非常に重要になる」「やや重要になる」を合わせて25人中20人が回答しています。
重要性の認識と、実際の投資判断には差があるということです。重要だと考える人は8割にのぼる一方、投資を増やす予定の人は4割弱にとどまります。
この結果は、予算を検討する際の参考になります。全社が一斉に投資を拡大している状況ではないため、他社に遅れを取るという焦りから予算規模を決めるのではなく、自社にとっての必要性から判断するほうが適切だといえます。


予算が限られている場合の優先順位
AIO対策は、サイト全体を一度に対策する必要はありません。成果につながりやすいページから着手することで、費用を抑えながら効果を確認できます。
優先度が高いのは、次のようなページです。
| ページの種類 | 優先する理由 |
|---|---|
| 主力サービス・商品の紹介ページ | 問い合わせや購入に直結する |
| よくある質問ページ | 質問と回答の形式が、AI検索での参照と相性がよい |
| 会社概要・実績ページ | 企業として信頼できるかの判断材料になる |
| すでに流入が多いページ | 検索エンジンから評価されており、土台がある |
前章で触れたAI経由の行動データを踏まえると、引用された先で何を伝えられるかが重要になります。認知を得ても問い合わせに至るのは一部であるため、着地するページの内容が成果を左右します。その意味で、サービス紹介ページや実績ページを優先する判断には合理性があります。
進め方としては、次の順序が現実的です。
- 無料診断で現状を把握する
- 優先度の高い数ページに絞って改善する
- 指標の変化を確認する
- 効果が確認できた範囲を広げる
最初から広範囲を対象にすると費用が膨らむうえ、何が効いたのかも分かりにくくなります。範囲を絞って始め、結果を見てから投資を増やすほうが、費用対効果を判断しやすくなります。
自社調査「AIが検索を変える時代、BtoBビジネス担当者のLLMOに関する意識・実態調査」(これまで企業でWebサイトの運営や管理に関わったことがある方)
※LLMO-Q7:【AIの回答をきっかけに企業・サービスを知ったことはありますか?】実際の調査結果はこちら
※LLMO-Q8:【AIの回答を参考に問い合わせ・資料請求をしたことはありますか?】実際の調査結果はこちら
自社調査「AI Overviewsの利用実態・対策状況調査」(現在企業でWebサイトの運営や管理に関わっている方)
※AIO-Q16:【今後、AI Overviews対策に予算を割く予定はありますか?】実際の調査結果はこちら
自社調査「WebマーケティングにおけるAI活用の実態と成果に関する調査」(これまで企業でWebサイトの運営や管理に関わったことがある方)
※AIM-Q15:【今後、WebマーケティングにおけるAI活用への投資をどのように考えていますか?】実際の調査結果はこちら
※AIM-Q16:【今後、AIを活用したWebマーケティングはどの程度重要になると考えますか?】実際の調査結果はこちら
AIO対策を専門会社に相談する場合|NEXERの支援内容
ここまで見てきたとおり、AIO対策には自社で対応できる範囲が一定あります。そのうえで外部の支援が有効になるのは、次のような場合です。
- 何から着手すべきかの優先順位を、自社で判断しきれない
- 複数のAIサービスでの表示状況を継続的に確認する手段がない
- 実行に必要な工数を毎月確保できない
当社では、こうした課題に対してAIO・LLMO対策の支援を提供しています。
NEXERのAIO・LLMOコンサルティング
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 月額20万円〜(支援範囲により変動) |
| 無料診断 | あり |
| 対応体制 | サイト分析・コンテンツ対策・内部対策・外部対策・サポートまで自社内で対応 |
| 実績 | 2005年のSEO事業開始以来、5,000社以上のコンサルティング実績 |
当社は2005年からSEO事業を行っており、自社にSEO研究チームを持っています。サイト分析、コンテンツ対策、外部対策、内部対策、クライアントサポートのすべてを自社内で提供できる体制を取っているため、施策ごとに別会社へ依頼する必要がありません。
前述のとおり、AIO対策とSEO対策には重なる領域が多くあります。両方を同じ体制で進められることが、当社の支援における特徴です。
一次情報の設計を自社で実践しています
AIO対策では、他社の情報を要約しただけではない、自社ならではの情報を発信することが重要になります。当社では自社で消費者調査・企業調査を継続的に実施しており、この記事で紹介しているアンケートデータや51社の公開料金調査も、その一環として実施したものです。
一次情報をどう設計し、どう発信するかを自社で実践しているため、その知見を支援にも活用できます。
まずは無料診断から
「自社にAIO対策が必要なのかどうか」の段階でも構いません。無料診断では、現在AI検索で自社がどのように扱われているか、競合と比べてどのような状況にあるかを確認できます。
診断結果をご覧いただいたうえで、有償の支援が必要かどうかをご判断ください。診断のみで終了しても問題ありません。
AIO対策の費用に関するよくある質問
AIO対策の費用を検討する際に、よく寄せられる質問にお答えします。
月額20万円〜30万円が中心です。
当社が51社の公開情報を調査したところ、月額コンサルティング型の料金は月5万円〜70万円に分布し、中央値は月30万円でした。
ただし金額は支援範囲によって大きく変わります。分析・提案までのプランと、コンテンツ制作や実装まで含むプランでは、同じ「月額」でも中身が異なります。詳しくは本文「【結論】AIO対策の費用相場」で解説しています。
一部は可能です。ただし担当者の工数という形でコストは発生します。
よくある質問の整理、既存記事の結論を冒頭に書き直す、サービス内容や実績を具体的に記載するといった作業は、自社の情報を扱うため内製できます。また、無料診断を提供している会社も珍しくありません。
金銭的な支出がないだけで、無償ではない点は押さえておいてください。
ほぼ同じです。呼称の違いであり、支援内容が同じであれば価格帯も変わりません。
今回の51社調査でも、サービス名を「AIO対策」としている会社と「LLMO対策」としている会社の間に価格差は見られませんでした。
なおGoogleは公式ガイドで、生成AI検索への最適化は検索体験への最適化であり、SEOに含まれるという見解を示しています。
今回の調査では、成果報酬型を明示している会社は確認できませんでした。月額固定型が最も多く、次いでスポット型という構成です。
仮に成果報酬型の提案を受けた場合は、何をもって成果とするかの定義を書面で確認してください。AI検索の回答は同じ質問でも変動することがあり、成果の判定基準が曖昧になりやすいためです。
サイトの規模や競合状況によって変わるため、一律には示せません。
構造としては、コンテンツを改善し、それが検索エンジンのインデックスに反映され、AI機能がそのインデックスを参照するという順序をたどります。改善がすぐに回答へ反映されるわけではありません。
期間について説明を受ける際は、「何をもって効果とするか」とセットで確認することをおすすめします。表示回数の変化なのか、問い合わせの増加なのかによって、必要な期間は変わります。
対象ページ数が少ないほど、対策にかかる費用は抑えられます。
主力サービスのページとよくある質問ページに絞れば、少額から着手することも可能です。
まず無料診断で現状を把握し、内製できる範囲を済ませたうえで、有償の支援が必要な部分を見極める進め方が現実的です。
二者択一ではありません。施策の内容に重なる部分が多く、片方への取り組みがもう一方の成果にもつながります。
むしろ、SEOの土台がない状態でAIO対策だけを進めると投資効率が上がりにくくなります。
Googleの公式ガイドでも、生成AI機能はGoogle検索の中核となるランキングとクオリティのシステムに基づいているため、SEOのベストプラクティスは引き続き有効だと説明されています。
実装するスキーマの種類とページ数によって変わります。SEO施策として実装する価値はありますが、AI検索での引用を目的とするなら必須ではありません。
Googleは公式ガイドで、生成AI検索に構造化データは必要なく、追加すべき特別なschema.orgのマークアップも存在しないと明記しています。一方で、リッチリザルトの対象になるためSEO戦略の一環として使い続けることは良い考えだとも述べています。
見積もりに構造化データの実装費が含まれている場合は、それがリッチリザルト獲得を目的としたSEO施策として計上されているかを確認してください。
サイトのURLとページ数、使用しているCMS、現在の課題、社内で実行できる範囲、想定している予算感の5点です。
特に社内で実行できる範囲を伝えると、不要な作業を含まない提案を受けられます。すべてを任せる前提で見積もりが作られると、自社でできる部分にも費用が発生するためです。
詳しくは本文「AIO対策の見積もりを比較するときのチェックリスト」で解説しています。
AIO対策の費用相場まとめ
AIO対策の費用相場は、月額コンサルティング型で月20万円〜30万円が中心、中央値は月30万円です。初期費用・診断費用は3万円〜90万円で、中央値は25万円でした。ただし、当社が調査した51社のうち料金を公開していたのは30社にとどまり、確立した相場表はまだ存在しません。
この記事の要点を整理します。
- 金額の高低ではなく、その料金に何が含まれているかで比較する
- 費用差の最大要因は、分析・提案までか、実行作業まで含むか
- 構造化データやllms.txtは、Google検索のAI機能では必須要件ではない
- 自社で内製できる範囲は一定あるが、工数という形でコストは発生する
- まず無料診断で現状を把握し、範囲を絞って始めてから投資を広げる
相場との比較だけで見積もりの妥当性を判断するのが難しい状況では、提示された料金の内訳を一つずつ確認することが最も確実な進め方です。本記事のチェックリストを、複数社を比較する際にご活用ください。
当社では、AIO・LLMO対策のコンサルティングを月額20万円〜で提供しています。無料診断も行っていますので、「自社に必要かどうか」の段階からお気軽にご相談ください。
調査概要
| 調査主体 | 株式会社NEXER |
| 調査時点 | 2026年9月 |
| 調査対象 | 日本国内でAIO・LLMO・GEO対策サービスを提供している51社 |
| 調査方法 | 各社の公式サービスページ、公式プレスリリース、および掲載企業自身が情報を登録するサービス比較サイトの記載内容を確認 |
| 集計対象 | 料金の記載が確認できた30社(月額コンサルティング型21社、初期費用・診断費用13社) |
| 留意事項 | 金額はいずれも各社が提示する下限価格。税表記は各社の記載に準じる。料金は改定される場合があるため、最新の情報は各社にご確認ください |
| 調査① | AIが検索を変える時代、BtoBビジネス担当者のLLMOに関する意識・実態調査 2026年4月16日〜22日/インターネット調査/事前調査629人・本調査34人 |
| 調査② | AI Overviewsの利用実態・対策状況調査 2026年4月16日〜22日/インターネット調査/事前調査630人・本調査31人 |
| 調査③ | SEO実施企業における生成AI活用の実態調査 2026年4月/インターネット調査/事前調査704人・本調査26人 |
| 調査④ | WebマーケティングにおけるAI活用の実態と成果に関する調査 2026年4月28日〜5月8日/インターネット調査/事前調査702人・本調査25人 |
| 調査機関 | 株式会社NEXER |
Google Search Central「Optimizing your website for generative AI features on Google Search」(2026年7月10日更新)