この記事の監修SEO会社
株式会社NEXER
2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。
「ワードプレスでブログを始めてみたけど、どのテーマを使ったらいいのかわからない」
と、ワードプレスのテーマ選びで迷っている方は多いでしょう。
カスタマイズ性の高いワードプレスは、集客や収益化を目指すブログ・メディアでは必須といえます。ワードプレスを選ぶ人の多くは、ワードプレスのSEO的な効果も期待して選んでいますよね。
しかしワードプレスをそのまま使っているだけでは、SEO効果を100%活かせません。
SEOに必須の項目を指定できるテーマを選び、自分で対策することでSEO効果が望めるのです。
そこで今回は、多数のワードプレステーマを使ってきたSEOの知恵袋編集部が、SEOに強く人気のテーマをご紹介します。
この記事を最後までご覧いただければ、SEOに最適なワードプレステーマを選び、スムーズにサイト運営に取り組むことができます。
内容を簡単にまとめると…
- 人気のワードプレステーマはSEO施策がしやすく、デザイン性も高い
- 有料ならTHE THOR(トール)、無料ならCocoon(コクーン)がおすすめ
- 使うだけで上位表示できるテーマはない
すでにワードプレスを使っていて、テーマを変更しようか迷っている人にも必ず役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ワードプレスのテーマを選ぶ際のポイント
それぞれのテーマを紹介する前に、ワードプレスのテーマを選ぶ際のポイントについてお話しします。
ワードプレスのテーマにはそれぞれ個性があり、見た目や使い勝手が大きく異なります。
そこで、テーマを選ぶ際には、下記4つのポイントを意識して選ぶことをおすすめします。
- SEOに優れているテーマ
- 使いやすいテーマ
- 解説が見つかりやすいテーマ
- デザイン性が高いテーマ
それぞれの項目を詳しくみていきましょう。
SEOに優れているテーマを選ぶ
ワードプレスのテーマを選ぶ際の基準として最も大切なのは「SEOに優れている」という点です。
誤解のないようにいうと、使っただけで検索上位に表示されやすくなるワードプレステーマはありません。
では「SEOに優れているワードプレステーマ」とは具体的にどういったものかというと
- SEOのために設定すべき項目を簡単に設定できる
- 表示速度が速い
- レスポンシブデザイン対応
- 関連記事を自動で表示できる
- AMP対応
これらの条件を兼ね揃えているテーマのことです。
テーマに機能がなくてもプラグインで代用できるものもありますが、機能が標準装備されていれば手間がありません。
そのため、SEOを考慮したワードプレステーマを使うことをおすすめします。
使いやすいテーマを選ぶ
ワードプレステーマを選ぶ際には、デザインの変更やカスタマイズのしやすさも大切なポイントです。
チームで使用する場合には、自分の使い勝手だけでなくチームメンバー全員が問題なく使用できるかを確認しましょう。
デザイン性が高いテーマを選ぶ
人気のワードプレステーマは基本的に見た目がよく、画像を配置しただけでそれなりに見える仕様になっています。
加えて、関連記事が自動で表示される・文字間隔がちょうどよく配置されているなど、ユーザビリティの面でも優れたテーマを選びましょう。
解説が見つかりやすいテーマを選ぶ
ワードプレスのテーマ選びでは、解説が見つかりやすいことも大切です。
多くの人が使っている人気のテーマなら、困ったときには検索すればすぐに回答がでてきます。
過去の質問や同じような問題を解決した流れなどを参考にすれば、スムーズに問題を解決できるでしょう。
SEOに強いおすすめの有料テーマ5つ
それでは、ここからはSEOに強く人気のワードプレステーマをご紹介します。
まずは有料テーマからご紹介しますが、有料のテーマは
- クオリティが高い
- デザインがよい
- ワードプレス上で設定できる項目が多く、SEO対策がしやすい
- サポート窓口がある
といった特徴があります。
上記のような特徴に加えてそれぞれの個性があるので、詳しくみていきましょう。
最もおすすめなワードプレステーマ「THE THOR(ザ・トール)」
THE THOR(ザ・トール)は、無料ワードプレステーマの「LION MEDIA」を手掛けるFITの有料テーマです。
THE THORを使うならSEO系のプラグインは現状必要ありません。
記事事の閲覧数や内部リンク数などもワードプレス上で確認できるので、アナリティクスを見る回数も減るかもしれませんね。
複数サイトでの使用OK、着せ替え機能もありで痒いところに手が届くワードプレステーマといえます。
着せ替え機能が魅力のテーマ「JIN(ジン)」
有料ワードプレスの中でも人気のJIN(ジン)は、ワードプレスやWebに詳しくない初心者でも簡単におしゃれなサイトができるテーマです。
ボタン一つでヘッダー・サイドバー・フッター・記事リストの各パーツを切り替えられるので、デザインの知識がなくても理想のサイトが作れるでしょう。
また「着せ替え」機能を使えばまったく違うサイトのようにイメージチェンジできます。
見比べてみると、同じテーマなのに印象が全然違って見えますよね。ビジネスサイトから個人ブログまでに活用できそうです。
ユーザーとGoogleの両方にとってわかりやすい構造となっているので、SEO効果も期待できます。
賢威
京都のWebマーケティングチーム「ウェブライダー」が開発した賢威は、SEOを重視する人におすすめのワードプレステーマです。
ウェブライダーは「沈黙のwebライティング」で有名で、そのSEO知識をふんだんに詰め込んだテーマとなっています。
デザインの自由度はTHE THORほどではないものの、シンプルでわかりやすい作りのため、初心者でもスムーズに使いこなせるはずです。
親しみやすい雰囲気ですがやや好みの分かれるテーマなので、サンプル・デモをよく確認してから使うとよいでしょう。
すっきりおしゃれな「SWALLOW(スワロー)」
スワローは、すっきりと洗練されたデザインが特徴のワードプレステーマです。
シンプル・ミニマルなデザインは知的な雰囲気も漂い、どんなジャンルのサイトにもしっくりくるでしょう。
他の有料ワードプレステーマよりもやや安価な価格帯も嬉しいポイントですね。
かわいい雰囲気の「SANGO」
最後に紹介する有料ワードプレステーマは「SANGO」です。
SANGOはWeb制作に関する情報サイト「サルワカ」から生まれたワードプレステーマで、おしゃれでポップなフラットデザインが特徴的です。
個人ブログ、とくに女性向けのコンテンツを扱うサイトにおすすめできるテーマです。
有料のワードプレステーマを使った方がいい人
有料のワードプレステーマの特徴はなんとなく掴めたでしょうか?
高機能で見た目もよい有料のワードプレステーマですが、「お金を出してテーマを買う意味ってあるのかな?」と迷っている方もいるでしょう。
そこで、ここでは有料のワードプレステーマはどんな人におすすめかをお話しします。
他のサイトと差別化したい人
繰り返しになりますが、有料テーマの多くはデザイン性とユーザビリティに優れているので、使うだけでも他サイトと差別化できます。
ワードプレスブログ全体で見ても、有料テーマを使っているサイトはさほど多くありません。
ファーストビューで「なんだか他と違うな」「おしゃれだな」と思ってもらえるのは、やはり有料のワードプレステーマなのです。
また、有料のワードプレステーマは用意されているデザインも多いため、人と被ることが少ないといえます。
ブログ・メディア運営初心者
これからサイト運営を始める人には、100%有料テーマをおすすめします。
もちろん無料のワードプレステーマにも優れたものはありますが、初心者が使いやすいのは間違いなく有料テーマです。
有料テーマはあらかじめSEO視点で必要な機能が揃っていて、プラグインの追加やCSSの設定などがほとんど必要ありません。
始めに触ったワードプレステーマが使いにくければブログ自体のハードルも上がってしまうため、使いやすい有料テーマをおすすめします。
記事を書くことに集中したい人
ワードプレスは自分の好みにカスタマイズできるという特徴があります。
無料のワードプレステーマでももちろん可能なのですが、これがサイト運営者にとって案外やっかいなポイントなのです。
カスタマイズは一度始めたら最後、なかなか終わりません。
目についたポイントを変えたら、次はここ、という風にどんどん気になる部分が出てくるものです。
「サイトの見た目にこだわり過ぎて肝心な記事数が一向に増えない」ということになってしまっては、集客やアフィリエイトで成果は上がりません。
記事を書くことに集中したい人は、初めからカスタマイズが簡単にできる有料テーマを使って、さっと見た目を整えてしまいましょう。
困ったときのサポートが欲しい人
有料ワードプレステーマはサポート体制や質問フォーラムが充実していることが多く、困ったことがあってもスムーズに解決できます。
SEOに強いおすすめの無料テーマ5つ
「それでもやっぱり無料がいい!」「とりあえず無料で始めてみたい」という方も多くいらっしゃるでしょう。
そういった場合にはまずは無料のテーマを試してみて、それから有料テーマを検討しても遅くはありません。
そこで、ここからは、無料の中でもとくに使いやすくSEOにも効果が期待できるワードプレステーマを5つご紹介します。
使いやすさがダントツのテーマ「Cocoon(コクーン)」
コクーンは、無料のワードプレステーマの中でもダントツで使いやすく、バランスのとれた見た目が魅力的です。
シンプルな表示でコンテンツの邪魔をしないので、とくにテキストが主体のサイトにおすすめです。
クールなデザインの「LION MEDIA」
LION MEDIAは「THE THOR(ザ・トール)」を手掛けるFITの無料ワードプレステーマです。
スタイリッシュなデザインで、全体の表示から見出しのスタイルまで簡単にカスタマイズできます。
写真の多いサイトにおすすめです。
大人っぽいイメージの「LION BLOG」
LION BLOGはLION MEDIAよりもテキスト主体のサイト向けテーマといった感じです。
全体的な雰囲気はさほど変わりませんが、レイアウトが異なるのでお好みの方を使いましょう。
Lightning
ビジネスサイトにも使いやすいデザインのLightningは、拡張機能のプラグインとあわせて使うことで自由にレイアウトを組めます。
とくに、ブログ形式のトップページでなく「サイト感」のある見た目にしたいという人におすすめです。
無料のワードプレステーマがおすすめな人
無料のワードプレステーマがおすすめな人は、下記のような人となります。
お金をかけずに始めたい人
これからサイト制作を始める人で「なるべくお金をかけずにスタートしたい」という場合には、まずはお試しという感覚で無料のワードプレステーマを使ってみるとよいでしょう。
だんだんとサイトを育てていくうちに「使い勝手が悪い」「デザインがいまひとつ」といった不満を感じたら、その不満を解消できるようなテーマへの変更を検討してみてください。
プラグインで自由にカスタムしたい人
有料テーマの中には、無料テーマの多くで必須のSEOプラグイン(All in One SEO Packなど)が必要ないものも多くなっています。
しかしテーマの機能に関わらず、慣れているプラグインを使いたいという人もいるでしょう。
そういった場合にはあえて機能の少ない無料テーマを使うという手もありといえます。
ワードプレステーマを導入する際の注意点
ここで、ワードプレステーマを導入する際に注意したいポイントについてお話しします。
テーマとプラグインの干渉に注意
ワードプレステーマの機能と重複するプラグインを入れてしまうと、SEO的にマイナスになることがあります。
注意したいのがSEOのためのプラグインで、投稿ごとにタイトルやメタディスクリプションを指定できるものです。
テーマも同様に投稿ごとのタイトル・メタディスクリプションの設定ができるものである場合、どちらも入力してしまうと重複してしまうので注意しましょう。
デモサイトを触って決める
テーマをダウンロードする前には、必ずデモサイトで使い勝手を確認するようにしましょう。
各テーマの公式サイトにはデモサイトがいくつか掲載されているはずです。
とくに有料テーマは、購入してからイメージとの違いに気が付くともったいないことになってしまいます。
自分の使い方をイメージする
テーマを導入する前には、自分の使い方を具体的にイメージしておきましょう。
- 一人で使うのか、チームで使うのか
- 毎日更新を目指しているのか、週一更新か
- どんなジャンルか、何を発信するのか
- 訪れる人にどんなイメージを持たせたいのか
こういった点をイメージしてみて、テーマが条件とマッチしているか確認してから導入を決定すれば間違いありません。
まとめ:ワードプレステーマでサイトのイメージが決まる
今回は、人気のワードプレステーマの中でとくにおすすめできる有料・無料テーマを9点紹介しました。
このページの要点は以下のとおりです。
- 人気のワードプレステーマはSEO施策がしやすく、デザイン性も高い
- 有料ならTHE THOR(トール)、無料ならCocoon(コクーン)がおすすめ
- 使うだけで上位表示できるテーマはない
- 有料テーマはデザイン・機能ともに質が高い
ちょうどよくキリのよい10点にしなかったのは、現時点で私個人が本当におすすめできるといえるものがこの9点だったからです。今後おすすめのテーマが出てくれば追加するかもしれません。
ワードプレステーマはサイトのイメージを左右する重要なものですから、焦らずにじっくり比較・検討して導入しましょう。