「SEOライティングって何?」「具体的にどういうことを気にして書けばいいのかわからない」
と、SEOライティングについて悩んでいませんか?
検索上位にコンテンツを表示させ、多くのPVを得るためにはSEOライティングは欠かせません。
しかしブログを始めたばかりの人の中には、SEOライティングをいまいち理解できていない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、SEOライティングの書き方やコツをわかりやすくご紹介します。
記事を最後までお読みいただければSEOを意識した記事の書き方が理解でき、WEBライティング初心者でも上位表示を目指せるようになります。
内容を簡単にまとめると・・・
- SEOライティングとは、検索結果で上位表示を狙うための記事の書き方
- SEOライティングでは記事を書く前にキーワードを決め、検索ワードに応えるコンテンツにする
- altタグに説明文を入れる、代名詞の使用は必要最低限にするなどの細かい点も意識しよう
- SEOライティングを覚えたら、今まで書いた記事をリライトしよう
目次
SEOライティングとは
SEOライティングとはWEBライティングとほぼ同じ意味で使われる、検索結果で上位表示を狙うためのライティング方法です。
2021年の現在、SEOライティングで重要なのは下記の2点です。
- 検索エンジンとユーザーのどちらにとってもわかりやすく書く
- ユーザーのニーズに応えたコンテンツである
SEOライティングができていないとせっかく作ったコンテンツも上位になかなか表示されず、読者に読まれる機会が少なくなってしまいます。
コンテンツに存在価値を与えるためにもSEOライティングは習得すべきテクニックの1つなのです。
SEO対策について体系的に学びたい方は「SEO対策のポイントまとめ」をあわせてご覧ください。
SEOライティングで大切な10のポイント
SEOライティングのポイントを押さえてコンテンツを執筆すれば、検索上位に表示される可能性を高められます。
着実に取り組めば効果が見込めますし、1つ1つのポイントは難しいものではありません。
それでは、さっそくSEOライティングのポイントを見ていきましょう。
1.記事のテーマは1つにする
SEOライティングで最初に行うべきことが「キーワードの選定」です。つまり、執筆するコンテンツのテーマを決める作業ですね。
1つのコンテンツに複数のテーマを含んでしまうと軸がぶれてしまい、検索エンジンに評価されません。また、読者にも内容が伝わりづらくなってしまい、離脱を早めてしまいます。
そのため「1つの記事にテーマは1つ」を鉄則としましょう。
キーワード選定に便利なツール
キーワードを選定する際には、Googleが提供している「Googleキーワードプランナー」か無料キーワード提案ツールの「UberSuggest」が便利です。
GoogleキーワードプランナーとUberSuggestは、キーワードの検索ボリューム(検索需要)や関連するキーワード・難易度を調査でき、上位表示されやすいテーマを選べるようになります。
GoogleキーワードプランナーはGoogleアカウントを所有していれば無料で利用できますし、UberSuggestも簡易的な調査なら会員登録不要です。
両方とも海外産のツールですが日本語対応で操作も簡単なため、キーワード選定に慣れていない方でも使い方に困ることは少ないでしょう。キーワードに対する読者の需要を確認し、コンテンツのテーマになるキーワードの選定を効率よく行なってください。
2.検索意図に応えたコンテンツにする
キーワードを決定すれば、自然と執筆するコンテンツのテーマが決まります。
コンテンツを書く際にはユーザーの検索意図を考慮して構成を考え、本文を執筆していきましょう。
つまり「なぜ知りたいのか、知ることで何をしたいのか」という点を考える必要があるのです。より丁寧にいえば「誰が、なぜ、何のために、何を、どのように知りたいのか」ということです。
検索意図に応える部分には多くの文字数を割き、丁寧にコンテンツを書くようにしましょう。
コンテンツで重要な部分に対して重点的に文字数を割り振れば、検索エンジンは「読者の知りたいことを汲んで書かれている」と判断し、よい評価をつけやすくなります。
もちろん、コンテンツ全体の文字数が多ければ多いほどよいわけではありません。前述したとおり、サジェストをたくさん含んだ網羅性の高いコンテンツは評価されやすいというセオリーは、すでに過去のものになっています。
網羅性を重視すると自然と文字数は多くなりますが、文字数が多ければ検索上位に表示されるわけではないのです。
あくまで大事なのは「テーマに選んだキーワードに関するコンテンツの正確性・濃さ」と考えましょう。
3.適切な内部リンクを張る
内部リンクを適切に設置することも、SEO施策として重要です。
関連性の高いページの内部リンクを張ればクローラーが効率よく巡回できるようになり、検索エンジンに多くの情報をインデックスさせることが可能です。また、関連するキーワードで検索された際にも上位表示されやすくなります。
内部リンクを張るコンテンツは、検索ワードに密接に関係し、検索意図に応えている良質なコンテンツだとSEO効果が増します。読者の満足度が高いコンテンツに内部リンクを張ることで、検索エンジンからより評価されるわけですね。
また、クローラーは読者が多くクリックしている内部リンクに対して辿る頻度を増加させるという性質があるため、サイト全体のインデックス量を増やすことが可能です。
適切な内部リンクを張れば、過去に制作したコンテンツやサイト全体の評価を向上させ、検索された際に上位表示される可能性を高められます。
とくに内部リンクは執筆の済んだコンテンツも整備しましょう。
内部リンクのアンカーテキストの書き方
内部リンクを張る際に忘れてはならないものが、アンカーテキストです。
アンカーテキストは内部リンク先のコンテンツが理解できるテキストにしましょう。迷ったら内部リンク先のコンテンツのタイトルを含めれば問題ありません。
ユーザーは内部リンクがどのコンテンツにつながっているのかがわかるとクリックしやすくなりますし、アンカーテキストと内部リンク先のコンテンツの整合性が取れているため、検索エンジンからも評価されます。
4.独自性の高いコンテンツを目指す
Googleはオリジナリティを大切にしているため、独自性が高いコンテンツは評価される傾向にあります。
自分の体験や経験は競合するコンテンツには書かれていない強みになるため、書けるのであれば含めるとよいでしょう。
ただし、体験談や経験談を含めるときは、コンテンツのテーマから外れることのないように注意してください。自分だけしか書けない内容でもテーマに沿ったものだけを書くようにし、余計なものは書かないようにしましょう。
執筆するコンテンツで大事なのは、読者が検索キーワードに求める期待に応えられる内容であるという点です。
「まずは、読者の需要に応えられるだけの内容を書き切ってから、独自性が出る文章を付加する」という書き方を行うことで、テーマからそれる可能性を少なくできるのでおすすめします。
5.ページタイトルはキーワードを含めて30文字前後にする
ページタイトルはSEOの観点から見ても重要な要素です。
ページタイトルにはコンテンツを執筆する前に選定したキーワードを必ず含めるようにしましょう。
また、キーワードは可能な限りページタイトルの始めの部分に設定するとSEO効果が得やすくなります。
ただし、SEOばかり考えてページタイトルをつけてしまうと、読者が見たときにコンテンツの内容が伝わりにくい場合もあるため、バランスに注意しましょう。理想はSEOを考えつつも読者が読みたくなるキャッチーなタイトルです。
また、ページタイトルの文字数は30文字前後を意識しましょう。
これはページタイトルが長すぎると検索結果一覧で一部省略されてしまうためです。ページタイトルが省略されていたからといって上位表示されなくなるといったペナルティはありませんが、タイトルが省略されてしまうと読者が内容を想像しにくく、クリックされる可能性が下がってしまいます。
6.見出しは構造を守ってキーワードを含める
見出しタグ(hタグ)はサイトを回遊するクローラーにコンテンツの構造を伝える役割を果たします。
hタグにはh1からh6までありますが、h1タグは一般的にページで1つしか使わず、コンテンツの執筆にはh2以下のhタグのみ使用します。
コンテンツはh2→h3→h4と数字の大きいものから順に使うことで、クローラーに対して適切な文章構造を伝えることが可能です。
また、hタグはコンテンツを構成するタグの中でも重要度が高いため、h2にはキーワードを入れるようにしましょう。h2にキーワードを入れることで、検索意図を捉えることが可能になり、上位表示につながります。
h3やh4以下にはキーワードを入れなくても問題ありません。むしろ、h3やh4に多くのキーワードを入れてしまうと検索エンジンからスパム認定されてしまい、コンテンツの評価が下がってしまう危険性もあります。
検索エンジンから正当に評価してもらうためにもhタグは構造を守り、適切なキーワードを入れてコンテンツを執筆していきましょう。
7.メタディスクリプションにキーワードを盛り込む
見出し直下の本文は、リード文となる先頭のテキストブロックにキーワードを含めるようにしましょう。
見出しだけではなく、テキストにもキーワードを含めることによって、クローラーがより理解しやすいコンテンツを作ることができます。
また、コンテンツの中心となる本文だけではなく、コンテンツのはじめに配置することになる導入文と検索結果一覧にタイトルと一緒に表示されるメタディスクリプションには、先頭から数えて50文字以内の中にキーワードを入れるようにしましょう。
メタディスクリプションは検索エンジンの評価に関与しません。しかしメタディスクリプションはキーワードを含めると検索されたときキーワードが太字で表示されるという特徴を持っています。
メタディスクリプションにキーワードを入れることは読者のクリック率上昇が見込める施策のため、設定はきちんと行っておくとよいでしょう。
8.画像のalt属性には説明文を入れる
画像を張る際に使うimgタグに設定するalt属性には、画像が何を示しているのか説明文をきちんと書きましょう。
alt属性に説明文を入れなくても画像は表示されるため軽視しがちですが、クローラーはalt属性を参照して画像を理解しています。
SEO施策の中でも簡単に対応できるため、積極的に行うべきでしょう。また、Googleは画像内に書かれている文字をすでに認識できている可能性があります。
そのため、画像に文字を入れても問題ない画像であれば、文字を入れるとベターです。
画像加工が必要になるため、コンテンツ執筆と比べて少々手間に感じるかもしれませんが、可能な限り取り組むことをおすすめします。
9.URLにキーワードを含める
コンテンツのURLには読者が内容を想像しやすい文字列をつけると、読者に優しいURLにすることができます。
コンテンツに関連性のある文字列を入れるとわかりやすいでしょう。
残念ながら上位表示に繋がるSEO効果はほとんどありませんが、読者にクリックさせやすくなるため、行なって損はありません。
10.代名詞の使用は最小限にする
コンテンツ執筆において「これ、それ、あれ、どれ」など代名詞の使用は控えましょう。
人間は文章の前後を見て代名詞が何を指しているのか理解できますが、クローラーは代名詞を理解できません。
そのため、代名詞の使用は最小限にして明確な文章を書くようにしましょう。
明確な文章はGoogleから評価されますし、内容が具体的になるため、読者がより文章を理解しやすくなるという利点があります。
つまり、代名詞の使用を最小限におさえることで、検索エンジンとユーザーの両方にとって使いやすいコンテンツにできるというわけですね。
また、サイトにどんなキーワードでユーザーが流入してきているかは「Googleサーチコンソール」で確認できます。
サーチコンソールとは何?という方や使い方がわからないという方は、サーチコンソールとは?使い方も解説を読んでみてください。
まとめ:SEOライティングとは?おさえるべきポイント
今回は、SEOライティングの概要からおさえるべきポイントについて解説しました。
SEOライティングに関する疑問は解決できたでしょうか。
1つ1つを見ていくと、意外と「難しくない」と感じたかもしれません。
このページの要点は以下になります。
- SEOライティングとは検索結果で上位表示させるために必要なテクニック
- 検索ワードへの回答を提供するコンテンツを作ることが重要
- 体験談や独自の情報を織り交ぜ、独自性のあるコンテンツを目指そう
- 見出しは構造を守って書こう
- 見出しと本文に狙いたいキーワードを入れよう
コンテンツは検索エンジンに評価されるポイントをおさえながら、ユーザーの検索意図の回答となる情報を十分に含んでいる必要があります。
検索エンジンと読者の両方を意識し、検索上位に表示されつつ閲覧した読者が満足してくれるコンテンツを目指しましょう。
SEOライティングは「こうすれば絶対検索上位に表示される」というものがありません。
SEO施策を施してもいまいち結果が出ない場合は、コンテンツをリライトする必要も出てくるでしょう。
そのようなときにはもう一度、このページの解説部分を見返してSEOライティングのポイントを確認し、自分のコンテンツに不足している部分がないか検証してみてください。