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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

ワードプレスでブログを始めたら、投稿する前にパーマリンクを設定しておきましょう。

パーマリンクは後からでも変更できますが、流入がある場合には新しいURLにリダイレクトしなければユーザーが記事に辿り付けなくなってしまいます。

また内部リンクを変更する手間も発生するため、なるべくなら最初に設定して頻繁に変更しないでおきたいものです。

そこでこのページでは、ワードプレスでパーマリンクを正しく設定する方法と変更時にやるべきこと、パーマリンクの変更に役立つプラグインについて、詳しく説明します。

内容を簡単にまとめると…

  • パーマリンクを日本語にするとURLが長くなるため英語でつけるのがおすすめ
  • パーマリンクは記事の内容を端的に表す言葉を設定しよう
  • パーマリンクの設定を変更したままだと内部リンクや外部リンク、SNSからのシェアが無効になる
  • ワードプレスでパーマリンクを変更する際に便利なプラグイン

ワードプレスのパーマリンクの設定方法

ワードプレスのパーマリンクの設定方法

ここでは、ワードプレスでパーマリンクを設定する方法を紹介します。

そもそもパーマリンクとは?

そもそもパーマリンクとは何か、何のためにあるのかご存知ですか?

パーマリンクとは、パーマネントリンク(Permanent Link)の略称で、ウェブサイトの住所であるURLの文末部分を指します。

複数ページで構成されるサイトでは、同じURLでは見分けがつきません。そこで、URLの文末にページを見分けるためのパーマリンクが設定されているのです。

以下の赤い部分がパーマリンクです。

https://○○○.com/×××××××/

パーマリンクの設定にSEO効果はありませんが、内容がイメージしやすいURLになればユーザビリティの向上につながります。

1.デフォルトのパーマリンクを変更する

デフォルトのパーマリンクは、管理画面左メニューの「設定」→「パーマリンク設定」から変更できます。

ワードプレスではデフォルトで「https://○○○.com/?p=1」と設定されていますが、お好みで以下の形式に変更できます。

  • 日付と投稿名 https://○○○.com/2019/00/00/sample-post/
  • 月と投稿名  https://○○○.com/2019/00/sample-post/
  • 数字ベース  https://○○○.com/archives/1
  • 投稿名    https://○○○.com/sample-post/
  • カスタム構造 https://○○○.com/カスタムタグ

カスタム構造では記事の概要を表す言葉を英語で入力することを推奨しますが、以下のタグを用いてカスタムすることも可能です。

※2021年01月02日03時04分05秒に投稿された記事の場合

カスタムタグ 内容
%year% 記事を投稿した西暦(半角数字4桁) 2019
%monthnum% 記事を投稿した月(半角数字2桁) 01
%day% 記事を投稿した日にち(半角数字2桁) 02
%hour% 記事を投稿した時間(半角数字2桁) 03
%minute% 記事を投稿した分(半角数字2桁) 04
%second% 記事を投稿した秒(半角数字2桁) 05
%postname% 記事のタイトル(半角英語単語推奨) title
%post_id% 記事の固有ID 10
%category% カテゴリー名(半角英語単語推奨) Category
%tag% タグ名(半角英語単語推奨) tag
%author% 著者名(半角英語単語推奨) name

これらのタグは、自分で好きにつなぎ合わせてカスタムできます。パーマリンクに年月日を設定したい場合は以下のようにカスタムできますね。

https://○○○.com/%year%/%monthnum%/%day%/

%postname%、%category%、%tag%、%author%は英単語で設定するのをおすすめです。

カテゴリーに関してはスラッグを設定する必要があるので、次の項目で説明しましょう。また、英単語で設定する理由は別の下項目で詳しく解説しています。

2.カテゴリーのスラッグを設定する

投稿のカテゴリー別ページでは、パーマリンクにカテゴリー名が使用されるので、カテゴリーのスラッグ設定が必要です。

カテゴリーのスラッグは、管理画面左メニューの「投稿」→「カテゴリー」から設定できます。

「新規カテゴリーを追加」で、カテゴリー名を入力する欄の下にスラッグを入力しましょう。スラッグは、カテゴリーに関係する名前を設定するのをおすすめします。

すべて半角小文字で、英数字とハイフンのみで入力してください。

3.投稿画面でパーマリンクを変更する

パーマリンクは、記事投稿画面でも変更が可能です。管理画面左メニューの「投稿」→「新規追加」をクリックしてください。

新規の記事投稿画面が表示されるので、タイトルを入力しましょう。タイトルを入力したら次に「下書きとして保存」をクリックします。

入力したタイトルにカーソルをあてると、パーマリンクが表示されるでしょう。右端にある「編集」をクリックすると、「パーマリンク設定」画面に遷移します。

また、右メニューにある「パーマリンク」をクリックすると、パーマリンクを自由にカスタムできるのです。

記事投稿画面でのパーマリンクの設定は、1度投稿を保存しないと表示されないので注意してください。

おすすめのパーマリンクの設定方法

ここで、おすすめのパーマリンクの設定方法を紹介します。

記事の概要を端的に表す言葉を入れる

パーマリンクはユーザーが見たとき「この投稿には何が書いてあるのか」が一目でわかるようにしましょう。

そのためには、パーマリンクに投稿名や投稿内容に関係するものを設定する必要があります。

ただし、投稿名や投稿内容をパーマリンクに盛り込みすぎて文字数が多くなってしまうと、ユーザーに伝わりにくくなるので気をつけてください。

英単語で設定する

パーマリンク設定で一番重要なのが「英単語」で設定することです。

英語表記にすれば、日本語がわからないユーザーにも一目で記事の内容が伝わります。

また、日本語表記を使用すると文字化けを起こす場合があります。

パーマリンクが文字化けするとURLがとても長くなってしまい、SNSやブログで記事がシェアされにくくなります。

さらに、日本語ではワードプレスのバージョンによって404エラーを起こす場合があります。404エラーが起こる原因はワードプレスとサーバーの関係にあります。400番台は、サーバーが「リクエストが正しく処理できない状態」を表しています。そして、400番台の中の404エラーは「ページが見つかりませんでした」というときに表示されるエラーです。

パーマリンクに日本語で使用していてその中に「!」「、」などの記号が含まれている場合、リダイレクト設定がうまくいかない場合もあるので注意しましょう。

短くシンプルに設定する

パーマリンクは誰が見ても意味がわかる、短くシンプルなものに設定しましょう。

パーマリンクは長すぎると、ユーザーに意味が伝わりにくいです。また、複雑な英単語や投稿名、投稿内容に関係のない言葉を使用すると、意味が伝わりません。

単語の区切りにはハイフンを使用しよう

パーマリンクに英単語を使用する際に、複数の英単語を組み合わせて使用する場合があるでしょう。

その際、単語の区切りにはハイフンを使用してください。単語をアンダーバーで区切っているパーマリンクを見かける場合もありますが、Googleはハイフンの使用を推奨しています。

また、以下のパーマリンクを見比べてください。

【ハイフンあり】
https://○○○.com/permalink-settings/
【ハイフンなし】
https://○○○.com/permalinksettings/

ハイフンありとハイフンなしを見比べると、ハイフンありが見やすいのは一目瞭然ですね。

ハイフンを使用すると、ユーザーへのわかりやすさも考慮できます。

避けるべきパーマリンク

ここでは、避けるべきパーマリンクのパターンを紹介します。

公開日時で設定する

パーマリンクに公開日程を設定している場合、投稿の更新を行ってもパーマリンクは古い日付のままになってしまいます。

たとえば「2019年版」といった投稿を作成している場合、次の年度になると最新の記事に更新するためにタイトルを「2020年版」というように変更する場合があるでしょう。

しかしパーマリンクは初めに公開された公開日程のままのため、ユーザーがパーマリンクをみるとこのサイトは「古い情報だな」と勘違いされてしまう場合があります。

そのため、パーマリンクに公開日時を設定するのはおすすめしません。

数字のみで設定している

パーマリンクを数字のみで設定している場合、パーマリンクを見てもどのような記事なのかユーザーに伝わりません。

また、数字のみだと「自動的なシステムでパーマリンクが設定されている」とGoogleに判断される恐れがあります。Googleはユーザーに伝わりやすいパーマリンクの設定を推奨しているため、それにのっとって内容を端的に伝える言葉にしましょう。

カテゴリーキーワードで設定している

パーマリンクにカテゴリーを設定していると、パーマリンクを見ただけで記事の内容を把握してもらいやすくなります。

しかし、カテゴリー名を変更すると、そのカテゴリー内のすべての記事のパーマリンクも変更されてしまうことを覚えておきましょう。

とくに、パーマリンクにカテゴリーキーワードを入れている場合は要注意です。

デフォルト設定のままである

パーマリンクがデフォルト設定のままである場合、パーマリンクを見てもユーザーは何についての記事かわかりません。

デフォルトのパーマリンクは連番数字になっているためデータベースなどで記事を管理する際にはわかりやすいですが、記事を管理する側はわかりやすくてもユーザーにとってはわかりにくいため、ワードプレスでサイトを制作したら初めにパーマリンクのデフォルト設定を変更するのをおすすめします。

ワードプレスのパーマリンクを変更すると起こる問題

ワードプレスで一度設定したパーマリンクを変更すると、複数の問題が発生します。

どのような問題が起きるのか具体的に見ていきましょう。

リンクが無効になる

パーマリンクを変更するとURLが変わるため、すべてのリンクが切れてしまいます。

検索結果に表示された変更前のURLをクリックすると「ページが削除されています」と表示されてしまい、ユーザーは記事にたどり着くことができません。

これは、せっかく訪ねてきてくれたお客様を門前で追い返しているのと同じこととなってしまいますね。

また他のサイトからの被リンクも、パーマリンクを変更するとリンク切れとなります。流入元となっている重要な被リンクがあれば、そこから訪れるユーザー失ってしまうことになります。

無効なリンクはサーチコンソールで確認できるので、常に確認するようにしましょう。

SNSでシェアされている記事リンクが無効になる

パーマリンクを変更するとSNSで発信されていた記事リンクは無効になってしまいます。

SNSであなたの記事リンクが張られた投稿を目にして、読んでくれようとしているユーザーを逃してしまうでしょう。

SNSから外部サイトへのリンクはnofollowとなっているため被リンクの効果はありませんが、多くの人に拡散されればブログやメディアなどでも参照される回数が多くなり、間接的なSEO効果があります。

パーマリンクを変更してそのままにしていると、そうした効果も失ってしまいます。

パーマリンクを変更する際に便利なプラグイン

パーマリンクを変更したい場合には「Custom Permalinks」というプラグインが役立ちます。

Custom Permalinksは、パーマリンクを後から変更しても自動でリダイレクトしてくれるため、リンク切れが発生しません。

Custom Permalinksをインストールする

初めに「Custom Permalinks」をワードプレスにインストールしましょう。

ワードプレスにログインしたら、管理画面左メニューの「プラグイン」→「新規追加」をクリックしてください。プラグインの検索に、「Custom Permalinks」と入力して検索します。

「Custom Permalinks」が検索に表示されたら、「今すぐインストール」をクリックしてください。

これで、プラグインがワードプレスにインストールされます。インストール完了後、「有効化」ボタンをクリックしましょう。

Custom Permalinksの設定方法

カスタムパーマリンクのダウンロード画面

【使い方】

  1. パーマリンクを変更したい記事の記事投稿画面を表示。タイトルにカーソルをあてると、その記事のパーマリンクが表示される。右端にある「編集」をクリックするとパーマリンクを自由にカスタムできる。
  2. 変更したいパーマリンクを入力して、「保存」をクリック。
  3. これで、パーマリンクの変更は完了。

「Custom Permalinks」のプラグインを通してパーマリンクが変更されているため、通常パーマリンクを変更した場合に起きるリンク切れは発生しません。

パーマリンクの変更を行った記事は、管理画面左メニューの「Custom Permalinks」をクリックすると一覧で確認できます。

パーマリンクの設定に役立つプラグイン

シンプルスラッグトランスレイトのダウンロード画面「WP Slug Translate」は、日本語で入力したパーマリンクを自動で英語翻訳してくれるプラグインです。

パーマリンクは英語での設定を推奨しますが、パーマリンクを設定する際に投稿名や投稿内容に関する英単語をその都度調べるのは手間がかかりますよね。

しかし、「WP Slug Translate」を用いればその必要がないため、時間の短縮になります。

WP Slug Translateをインストールする

  1. 上記リンクか管理画面左メニューの「プラグイン」→「新規追加」をクリック。
  2. プラグインの検索に「WP Slug Translate」と入力して検索。
  3. 「WP Slug Translate」が検索に表示されたら、「今すぐインストール」をクリック。これで、プラグインがワードプレスにインストールされる。
  4. インストール完了後「有効化」ボタンをクリック。

WP Slug Translateの設定方法

  1. 管理画面左メニューの「投稿」→「新規追加」をクリック。新規投稿画面にタイトルを入力して、保存をクリック。
  2. 保存すると右メニューでパーマリンクの設定が行える。右メニューのパーマリンク設定に、投稿に関する日本語を入力する。
  3. 下に表示されているパーマリンクが自動で英語に翻訳される。

まとめ:ワードプレスでのパーマリンク設定方法

今回は、パーマリンクの設定について詳しく紹介しました。

このページの要点は以下になります。

  • パーマリンクとは、URLの文末部分のこと。例)https://○○○.com/×××××××/
  • ワードプレスのパーマリンク設定を変更してしまうと、内部リンクと外部リンクやSNSシェアなどが無効になる。また、SEO効果もリセットされ検索順位が下がってしまう。
  • パーマリンクは「コンテンツの内容を表す言葉を、英語でシンプルに」設定する。
  • 日本語や公開日時、数字のみ、カテゴリー、デフォルトのパーマリンクは非推奨。

パーマリンクは正しく設定していないと、ユーザーがサイトに訪れてくれずSEO効果にも悪影響がでてくる可能性があります。

質の良いコンテンツを作りSEO効果を得るためにも、パーマリンクの設定はユーザーが一目見て投稿内容がわかるように設定することをおすすめします。

パーマリンクを正しく活用し、ユーザビリティの向上につなげましょう。

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