弊社のクライアントである株式会社クリエイティブアルファ様にインタビューをおこないました。
沢井:株式会社NEXER マーケティング事業部チーフ(SEOサポート担当)
山崎:株式会社NEXER マーケティング事業部(インタビュアー)
大石様:株式会社クリエイティブアルファ 教育事業部 部長
目次
株式会社クリエイティブアルファの概要
今回は東京に拠点を置き、小売・飲食・サービス業界のテナント向けに教育研修事業を展開している「株式会社クリエイティブアルファ様」へインタビューに伺いました。
店舗への研修といった教育研修事業だけでなく、店舗のデザインも手がけることができ、箱づくりから人材の育成までトータルプロデュースすることができる企業様です。
NEXERでは、「店舗研修」と「店舗調査」に関わるキーワードでSEOサポートを任せていただいております。
SEOサポート担当の沢井も同席し、教育事業部部長の大石様にお話を伺ってまいりました。
山崎
まずはじめに、御社の事業内容についてお伺いします。
大石様
元々は商業環境のプロデュースを行っている会社です。具体的には、お店を作るという根本的なところからサービス提供しております。
ですので、店舗のデザイン~内装施工というような形で、まず箱を作るところから。
箱ができたら当然人も必要になりますので、サービススタッフ、販売員を専門とした人材サービス業を展開してきました。
人が配置されたら今度は当然「教育」が必要になってくるので、教育事業も行っております。
大石様
お店作りから人作りまで、ワンストップでプロデュースするというような形で、今期で30期目になる会社です。
その中で教育事業を私が担当していて、その教育事業の中に研修と覆面調査の2つのサービスがあります。
母体が商業環境のプロデュースをしている会社なので、小売専門の教育研修 で小売専門の覆面調査をやっているところです。
山崎
覆面調査をはじめ、「教育」や「研修」にフォーカスした会社さんが多いっていう印象ですが、貴社はワンストップでやられているんですね。
大石様
元々が内装施工っていうところから始まったんですよ。教育事業は11年目か12年目になりますね。なので、グループの中では比較的新しい事業です。
山崎
大石様が普段担当されているお仕事内容はどんな内容になりますか?
大石様
私は教育事業全体の責任者兼営業です。あとはプロパーの講師と外部講師の管理もしています。
営業代行でリード獲得していた
山崎
今回弊社のSEOサービスを導入いただく以前は、御社の中でどんなことが課題になっていましたか?
大石様
圧倒的マンパワーをかけることができないので、営業に関してはまずアウトソーシングを前提に体制を作っていこうという風に考え、営業代行や他のマッチング媒体の活用はしてきたという経緯があります。
現在もやってはいるんですけど、自社サイトからの流入も必要だと考えていたので、色々な業者さんとやりとりをしていました。
山崎
弊社だと社内に営業チームがあって、 お電話やWEBからリード獲得する形なんですけど、御社は初めから外部に委託する形だったんですね?
大石様
いえ、最初は講師兼営業という形だったんですけども、本来のサービスである教育サービス、研修っていうところの色が薄くなってしまうという懸念があって。
力配分が講師と営業になるとですね、 同じコストでも本来のサービスの質が落ちてしまうんですよ。
それで営業はもう完全に外してしまおうということになりまして。
かと言って営業社員を採用するという形になると、さらに倍のコストがかかってきますよね。
そうするとさらに売上も必要になるということで、営業はアウトソーシングで一旦構築して進めてきたということがあります。
山崎
個人的な印象ですが、営業を外部に委託する方法って、ここ近年特に盛んになってきた気がします。
もう何年もアウトソーシングを利用されていたんですね。
WEB集客はリスティング広告一本だった
大石様
SEOというものは知っていましたし、リスティング広告もやってきました。色んな業者さんともお話はしたんですが、結局は自社でどうにかなっちゃっていたんですよ。
でもWEB業界がどんどん新しく変わっていく中で、サイトも営業方法もどんどんリニューアルしていかなければならなくて。
今のホームページは一番優秀だと思っているんですが、制作パートナーさんはSEOはあまり得意ではなくて、ちょうどそのタイミングでNEXERさんと出会ったんですよ。
リスティングはリスティングでやって、WEBはSEO一本にできるように挑戦してみたら、SEOからが一番反響が良かったっていう。
弊社は特に「数が欲しい」というよりは「質の良い反響」が欲しかったのと、月に2~3件あれば良いペースっでやっていけるので。
さらに、別でお願いしているWEBブランディングサービスの方とも良い具合に相乗効果があったりで、今のところは結構順調です。
大石様
営業代行の比率をちょっと下げて、要はコスト的にも少し楽になってきてます。
そのため、プロモーション全体としては非常に良い傾向にあります。
山崎
SEOの目指すところの一つとしてまさにその「営業コストの削減」でして、究極はもうサイトをほったらかして1位を表示してリード獲得できるというところなんですよね。さすがに今はほったらかしでは難しいですが。
弊社内でも営業代行を検討したこともあるんですが、コストよりもリードの「質」の部分はやはり課題になりましたね。
サービス導入の経緯
山崎
弊社のSEOサービスを導入されたきっかけは何になりますか?
大石様
営業の方が、もともと某アパレル会社に勤めていたということで、話が盛り上がったところからです(笑)
山崎
そこの某アパレル会社さんですが、もう一人そこの出身がいるんですよ。
あと転職でそこに行った人間もいます!お取引があるわけではないですが、なぜかご縁があります(笑)
大石様
そうそう、それで店舗調査の話とかも凄いイメージが伝わってですね。
営業の方の理解が早かったことと、お話がスムーズに進んだということもあり、信頼できたのが大きかったです。
CV獲得までを意識したコンテンツ対策を実施
山崎
ではここからは担当の沢井さんにも話を聞いていきます。
これまでクリエイティブアルファさんのサイトでどんな対策をしましたか?
沢井
そうですね、トップページからすぐに下層のサービスページに繋がっていて、店舗調査のページや各研修サービスのページに遷移しているので、全体の構成では全く問題がない状態だったんですが、サイトを見た時に初めて訪れたユーザーに対してはコンテンツの情報量が若干少ない気がしていました。
ですので、まずはそこを補填していこうという流れで、サービス情報に関するコンテンツの追加を提案させてもらいました。もちろん、そのうえで内部リンク構造の意識と、ドメインレーティングを意識した外部対策も並行して行っています。
沢井
その中でもやはりコンテンツ対策は一番必要だという見解でして、大石さんに相談させていただきながら「Q&A」や「サービスの流れ」を追加といった施策を行いました。
仮に上位表示できている状態だとしても、サービスの内容がわかりにくかったりユーザーの疑問点が生まれてしまうとコンバージョンに繋がらないので、最終目標は「お問い合わせ獲得」ということも意識しながらご提案した感じですね。
山崎
調査や研修のサービスって、具体的な料金体系とか出しづらい業界かなっていう印象もありますが、このあたりは不便は感じませんでしたか?
大石様
はい、正直なところ少しはあります。沢井さんに渡している情報が100%渡せているかというと抜けているのもあるんじゃないかと思ってるんですが、できる限り出しています(笑)
コンテンツ量を見ると、講師のキャリアだったりプロフィールの情報も凄い充実し、サイト全体で見ても安心感があったりサービスの内容がしっかり見えてくるように作っていただいたので意識して対策されているのはとても感じます。
沢井
順位も上げることがもちろん重要なことではあるんですが、クリエイティブアルファさんにはブランディング施策のサービスも導入いただいているので、口コミや評判で流入してきたユーザーへの後押しにもなれば良いかと。
外部のサイトで興味を持って最終的にはこのサイトに流入してきて、離脱するかお問い合わせするかなんですね。
自分もこの業界についてはまだまだ素人なので、素人目線で見て「ここの情報ほしいな」と純粋に思うところはコンテンツの追加をお願いしてきました。
変化するユーザーニーズに合わせたコンテンツ対策
山崎
まだまだ課題が残っている部分もあると思うんですけど、今後やっていきたいと考えている対策はありますか?
沢井
ついこの間も大石さんに電話で相談させていただきましたが、直近でGoogleのコアアップデートが頻発して上位サイトの傾向に今までと違う部分が出てきているんです。
コアアップデートの影響で、上位サイトがサービスページを持っているサイトだけではなく「ハウツー系の記事ページ」が上がってきていたりしているので、Googleの最新の流れもキャッチしながらご提案しています。
今まで通りサービスページのコンテンツ対策をしつつ、情報系のページを新規で作ったりとか。
検索意図が若干変わってきている傾向にあるので、このあたりを考慮した対策をしていきたいですね。
山崎
私も常にGoogleの動向は見ていますが、本当にこの2ヶ月くらいで異例の動きが出ています。
アップデートのペースが異常に早いですね。
とはいえアップデートが起きてもやることのベースは変わらないので、引き続き沢井の方でサポートさせていただきます。
反響数ゼロからの脱却
山崎
これまで対策いただいて、お問い合わせ等反響に繋がっているという実感はございますか?
大石様
SEOを始める前は、WEB反響はほぼ無いと言ってもいいくらいでした。
もちろん保障があるサービスではないですが、最低でも半年くらいは我慢の時期があると言われていたので、それを信じてずっと我慢してました。
すると本当に半年経過したぐらいから、今まで問合せが発生していなかった「覆面調査」の問い合わせが出てきたんですよ。
しかも、1年くらい経過すると今後はお問い合わせの「質」も良くなってきて、案件の確度も少しずつ上がってきている実感があります。
1年後ぐらいからは我々がターゲットとしている企業からも問い合わせが来るようになりまして。
だいたい月3~4件くらいの問い合わせでしょうか。そこから5~7割くらい商談に繋がっています。
実際にもう4、5件は受注になってるかと。
山崎
それはかなり良い傾向ですね!
すると単純に以前の3~4倍くらいの反響は出ていることになりますね。
大石様
そうですね。さらに、ニーズが完全に「研修をするところを探してる」っていう案件が多いので、ほぼ検討段階に入っているお客様が多い印象です。
山崎
やっぱり「質」の部分は課題ですもんね。
どうしても課題になる部分ですし、営業代行だと質にバラつきが大きくなることもあるので。
ゆくゆくはSEOに一本化したい
山崎
今後、弊社NEXERや担当の沢井に期待されていることを教えていただけますでしょうか。
大石様
もう言うことないって言ったら言い過ぎかもしれないですけど、欲を言うのであれば、他の広告はストップしてSEOだけでプロモーションをしていくことが理想で、そこを目指していけるのであればどんどん注力していきたいです。やっぱそこを目指したいかなって思ってます。
山崎
お客様が目指すところはコンバージョンの獲得なので、コンバージョンを達成するっていうところは私どもも同じ気持ちです。
まだまだ課題もあるとは思いますが、トレンドを見逃さずしっかり対策しまして、弊社一同でバックアップさせていただきます。