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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

サイトの運営に活用されることも多いSNSですが、中でもTwitterはリアルタイム性や拡散性があります。Twitterを適切に運用することでSEO効果を得ることは可能です。ただし、直接的な効果は見込めません。その理由について解説します。

Twitter運用によってSEO効果を得るためには、押さえておきたいポイントがあります。どのような仕組みでSEO効果をもたらすのか、Twitter運用をサイトの運営に生かすための施策を見ていきましょう。

Twitterから直接的なSEO効果は見込めない理由

Twitterのアイコンに通知マーク

TwitterがSEOに直接的な影響を与えないことは、Googleによって明らかにされています。その理由は、Twitter上のリンクを検索エンジンが把握できないことにあります。

良質な被リンクは、検索結果で上位表示される要素のひとつです。質の高い外部のサイトに自社サイトへのリンクが貼られると、第三者からの評価を得ている有益なサイトであると判断されます。被リンクが多いほど、評価は高まります。

リンクにはdofollowリンクとnofollowリンクの2種類が存在します。dofollowリンクは一般的なリンクで、SEO効果が見込めるものです。一方でnofollowリンクは、本来は関連性の低いリンクに設定するメタタグであり、検索エンジンはそのリンク先のページを参照できません。

TwitterなどのSNSのリンクは、すべてnofollowリンクです。いくらTwitter上で拡散されても、検索エンジンがそのリンクを検知できないため、直接的なSEO効果は期待できないのです。

ただし、TwitterにSEO効果がまったくないわけではありません。Googleなどの検索エンジンとTwitterはそもそもの土台が異なりますが、Twitterの活用によるサイト流入数のアップや話題性の確保といった間接的なSEO効果は見込めます。

Twitterから間接的なSEO効果を得る方法

Tweetと書かれた紙をつまむ手

間接的なSEO効果を得るためにはどうすればよいのでしょうか。Twitterを活用するポイントを8つご紹介します。

フォロワーやインプレッションの獲得

Twitter運用でSEO効果を得るためには、Twitter経由のアクセスが必要です。Twitter経由のアクセスを増やすには、フォロワーやインプレッションの獲得が重要になってきます。

フォロワーが増えるとツイートを見てもらえる可能性が高くなり、Twitter経由のサイトのアクセス数アップが期待できます。リツイートなどがあれば、さらに多くのユーザーの目に触れる機会を増やせるでしょう。

インプレッションは、ユーザーのタイムラインにツイートが表示された回数を示すものです。どのような情報を発信するとインプレッションを多く獲得できるのかを分析することが求められます。

サイテーションの獲得

サイテーションとは、インターネットやSNS上で企業名や店舗名、サイト名、固有のブランド名などを第三者が記載することです。リンクは貼らずに、自社や自社サイトに関する名称を掲載します。

サイテーションの獲得によってサイト名や企業名が広まり、認知度がアップします。ローカルSEOでは知名度がランキング要素に含まれており、間接的なSEO効果が期待できるのです。Twitterで拡散されてサイテーションを獲得することで、被リンクの獲得にもつながっていきます。

シンプルで覚えやすいサイト名やブランド名が有利といえます。正式名称で記入された場合にサイテーションだと判断されるからです。名称が長いと言及されにくく、言及されても短縮される可能性もあります。また、名称の表記は統一させることもポイントです。

注意点として、悪いイメージで拡散されないようにすることが挙げられます。Twitterの炎上によってサイテーションを獲得しても、自社や自社サイトにマイナスな影響を与えてしまう可能性があるからです。

画像や動画を添付しての投稿

画像や動画を添付すると情報量が増えるため、ユーザーにより分かりやすく情報を伝えられます。画像を添付したツイートは、テキストのみのツイートと比べるとクリックされる数が多くなる傾向にあります 。多くのユーザーに見てもらえることで、より広く情報を届けられるでしょう。

画像の連続表示や、簡易的なアニメーション動画を作成できるGIF画像もあります。遊び心を取り入れて個性を出しつつ、伝えたいことをビジュアルで表現できるのが特徴です。

GIF画像を使用したツイートは、使用していないツイートよりも多くの「いいね」やリツイート、返信などのエンゲージメントを獲得していることも分かっています 。

テキストや画像よりも多くの情報を発信できるのが動画です。商品やサービスを紹介するだけでなく、ストーリー性のある動画やユーザーの感情に働きかけるような動画も作成できます。

画像や動画の添付は少し手間がかかりますが、より多くのユーザーに見てもらえることで間接的なSEO効果を高められます。関連性があって、魅力的な画像や動画を使用しましょう。

発信内容の統一

投稿するテーマやジャンルを整理して統一させることも重要です。統一感のある発信をすることで、何に関する情報を発信するアカウントなのかが分かりやすくなります。その分野に興味関心のあるユーザーにしっかり訴求できて、エンゲージメントの獲得に期待できるうえ、フォロワーやファンを増やすことにもつながります。

発信内容を統一させるために、Twitter運用の目的や方針、訴求する内容、ターゲットなどをあらかじめ決めておきましょう。Twitter運用が属人的にならないように、運用ルールを統一させることも必要です。発信する画像のトーンや構図をそろえると、統一感を出せます。

アカウントのプロフィールにおいて、ヘッダー画像やプロフィール画像を設定し、どんな内容をツイートするアカウントなのかを自己紹介文に記載しておくと分かりやすいです。

アカウントのコンセプトと関係性が低い投稿が増えるなら、別のアカウントを作成する方法もあります。アカウントの管理や運用の工程は増えますが、メインのアカウントの発信内容は統一できるでしょう。

ユーザーとの交流

自社商品やサービスの紹介の宣伝のみなど、運用側が伝えたいことを一方的に投稿するだけでは、Twitterを活用してSEO効果を得るのは難しいでしょう。何気ない発信や、ユーザーとのコミュニケーションも大切です。

積極的にユーザーと交流すると、フォロワーやファンを大事にしていることを伝えられます。ユーザーにリプライしたり、ユーザーの投稿に対して「いいね」やリツイートをしたりと、交流を図りましょう。企業側から話しかけることで、親しみやすいアカウントであると感じてもらえます。

リプライの際には硬い文章ではなく、場合によってはある程度のフランクさを出すのもひとつの方法です。絵文字や顔文字の使用、名前の呼びかけなども親しみやすさを持ってもらえるでしょう。

ユーザーとの交流を大切にすることで自然とフォロワーが増え、サイテーションの獲得や自社にまつわる情報の拡散に期待できます。

プレゼントキャンペーンの実施

リツイートやリプライ、特定のハッシュタグ投稿、フォローなどの参加条件を指定して、抽選に当たったユーザーにプレゼントするなどのキャンペーンは、ユーザーの興味を引き付けることに役立ちます。

Twitterでのキャンペーンの実施は、一般のユーザーが企業のTwitterアカウントをフォローするきっかけになっています 。キャンペーンの実施によって、フォロワーの増加やリツイートによる認知度の向上、サイテーションの獲得が期待できます。ダイレクトメッセージやリプライでコミュニケーションを図ることで、フォロワーとの距離が縮まるでしょう。

トレンドに合わせたプレゼント企画や、ユーザーのニーズを調査したうえでのキャンペーンなど、ユーザーが自ら参加したくなるような企画を考えることが必要です。抽選方法の公開やTwitter上での当選発表を行うことで、本当にキャンペーンが行われていることを証明でき、信頼度アップにつながります。

多くのユーザーに拡散されるコンテンツの作成

サイトの新記事公開をTwitter上で知らせると、フォロワーやユーザーに新記事の存在をアピールできますが、そもそもその記事に拡散するほどの価値がなければ、ユーザーからの拡散は期待できません。

有益な情報を掲載し、データをもとにした説得力のあるコンテンツは、多くのユーザーに価値があると思ってもらえる可能性があります。さらに、ユーザーの興味関心に刺さる内容や感情を動かすようなコンテンツ、トレンド性のあるコンテンツも拡散が期待できます。

ターゲットを明確化し、ユーザーの悩みや願望を把握したうえで情報発信が必要です。さらに、文章として面白い記事や建設的な議論ができるようなコンテンツなども、思わず誰かに教えたくなるでしょう。

拡散は、ユーザー自身のブランディングにもつながります。拡散するということは、その情報を自分がよいと思っていることを示しており、周りにどう見られるかに関わってくるからです。このことも踏まえ、コンテンツを作成します。

ツイート内容も重要です。リンクをクリックしたくなるようなメッセージを掲載したり、画像や動画を活用したりと、拡散につなげる工夫をしましょう。価値のあるコンテンツの提供は、見込み客をファンにして、さらにリピーターへとつなげます。

WebページのOGP設定

OGP設定はTwitterなどのSNS上で自社サイトのページが共有された場合に、設定したページのタイトルやイメージ画像、記事の説明文を正しく表示させるためのものです。HTMLファイルのhead内のメタタグ部分に記述します。OGPタグはページごとに設定することが必要です。

Twitterでは、以下を設定します。

<meta name=”twitter:card” content=”summary または summary_large_image”>
<meta name=”twitter:site” content=”@ユーザー名”>

summaryは、画像とタイトル、説明文が横並びに表示されるカードタイプです。summary_large_imageは、画像が横いっぱいに表示され、その下にタイトルや説明文が記載されます。

まとめ

Twitter上のリンクを検索エンジンが把握できないため、Twitterによる直接的なSEO効果は見込めません。ただし、Twitterの活用によるサイトへの流入数増加や、話題性の確保などの間接的なSEO効果は期待できます。

Twitterを使ってSEO効果を得るためには、フォロワーやインプレッションを獲得してサイトへのアクセスを増やすことが必要です。ユーザーの目に触れる機会が増えれば、サイテーションの獲得につながってSEO効果を得られるでしょう。

発信内容に統一感を持たせることや、画像や動画の活用、ユーザーとの交流も必要です。適切にTwitterを運用することで、SEO効果を得られます。