この記事の監修SEO会社

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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

WEBサイトの運営において、ページの上位表示を目指すために行う施策がSEO対策です。

SEO対策を自社で行うことができない場合、SEO対策を専門の外部企業に依頼することになります。

しかし、SEO対策の外注でまず気になるのが、費用ではないでしょうか。

この記事では、SEO対策の費用について詳しく解説します。

また、費用と同様に重要となってくるのが、依頼するSEO企業の選び方です。

SEO対策の手法によっては、Googleからマイナスの評価をされてしまうものもあるため、信頼できる企業を見つけることがとても重要となります。

本記事では、適正費用のSEO業者を見極める方法についても詳しく解説するので、ぜひ外注でSEOに費用をかけるか迷っている方は参考にしてみてください。

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SEO対策の費用の決まり方は「対策内容」と「選ぶSEO会社」で決まる

SEO費用が決定する仕組み

SEO対策の費用は主に「対策内容」「依頼するSEO会社」で決まります。

依頼するSEO会社については、以下の要素によって費用が異なります。

①費用の支払い体系
②会社ごとに設定されているベースのプラン

対策内容については以下のものがあります。

① SEOコンサルティング
② SEOサイト設計コンサルティング
③ コンテンツSEO
④ 内部SEO
⑤ 外部SEO

これらの組み合わせによってSEOの費用が決まるので、一つずつ詳しく説明します。

会社による費用の違い

会社による費用の違い
会社による費用の違いには、上記で述べた通り「支払い体系」と「ベースプラン」によって、大きく費用が変わります。
具体的に一つずつ確認しましょう。

① 費用の支払い体系の違い

SEO対策のサービス費用・料金体系
SEO対策の費用の支払いは、以下の3パターンがあります。

① 月額固定費用型
② 一括支払い型SEO対策
③ 成功報酬型SEO対策

月額固定費用型SEO対策

月額として固定費用を支払う料金体系です。

コンテンツSEOSEOコンサルティング外部SEOで採用されることが多く、成果に関わらず費用が発生するのが特徴です。

費用はサイトの規模によって異なり、とくに大規模サイトでは高額になるケースもあります。

一括支払い型SEO対策

契約金額を一括で支払う方式で、スポット的な記事納品やピンポイントで実施する内部SEO対策などが中心となります。

記事納品の場合は作成する記事本数があらかじめ決まっており、発注とともに金額を支払います。行うべき施策が明確になっていることが前提となる料金体系です。

成功報酬型SEO対策

成功報酬型SEO対策とは、設定したキーワードで順位上昇をした場合に報酬を支払う方式です。

キーワードの難易度にあわせて報酬を決定し、そのキーワードが上位表示した場合に報酬を支払います。

主に、まだSEO業者としての信頼性が低い、小規模な会社で採用されるケースが多いです。
 

② 会社ごとに設定されているベースのプランの違い

会社ごとの費用の違い
SEO対策というのは物ではなく目に見えないサービスなので、SEOサービスの費用の設定はそれぞれのSEO会社が自由に設定できてしまいます。
そのため、例え対策内容が全く同じでもA社では10万円、B社では20万円かかるということが頻繁に発生します。

費用の傾向としては、大手のSEO会社ほど高額になりやすいです。
高額になりやすい理由は以下です。

・1社の対策に関わる人員が多い
・知名度がある会社として、恥じないように、対策に力を入れる
・知名度があるため高額でも問い合わせが多い
・広告費等が上乗せされている可能性

もちろん大手のSEO会社でも企業努力によって低料金で提供している会社もあります。
一方で、SEOの対策内容は中堅・小規模なSEO会社とほとんど変わらないのに、知名度に頼って高い料金に設定している大手SEO会社もあるため、会社の規模には囚われずに実施している対策内容の方に目を向けると良いでしょう。

SEO会社の裏話

SEO対策会社って、ただ対策をやるだけだから、コストはほとんどかからないでしょ?
お客様からこんな質問をされることがあります。

確かに、外から見れば「SEOの知識がある人がSEOのアドバイスをする」というだけのように感じるかもしれません。
ただし実情は異なります。

SEO会社側のコストは以下のようなものがあります。

・人件費
・サーバー&システム代
・広告費用
・会社の維持費

この中で、SEO会社側のコストの大部分を占めているのが人件費です。

参考までに、弊社の場合は約200人規模のSEO会社ですが、クライアント1社に関わる人員は「専属の担当者」「専属担当の上司」「SEO研究チーム」「SEO技術担当者」と複数人体制で行われます。

SEO対策の”正しい答え”は一般公開されておらず、Googleのアップデートによって日々変化するため、数千のクライアントサイトから順位傾向を分析し、必要なSEO対策を導きだします

この「人件費」と「専門的な知識」が、SEO対策の費用となっているのです。

一方で小規模なSEO会社の費用が安い理由としては、大手SEO会社と比べて簡易的な対策になりがちなのと、専門的なSEO研究チームを設けていない(設けていても自社で分析できるほどクライアントサイトを抱えていないので、ネット上の知識での対策になりがち)ことが大きな理由です。

対策内容による費用の違い

対策内容による費用の違い
対策内容ごとの費用相場を表にまとめました。

SEO対策内容タイプ費用・料金対策概要
内部SEO対策・一括支払い型月額3万円~10万円タグの修正や内部リンクの再構築、サイトの速度改善など
外部SEO対策・月額費用固定型
・成功報酬型
・月額1〜15万円/月(月額費用固定型)
・月額1〜100万円以上(成功報酬型)
被リンク・サイテーション獲得
コンテンツSEO・一括支払い型
・月額固定費用型
1記事1,000円〜10万円コンテンツ(記事)の作成
SEOコンサルティング・月額固定費用型月額10~50万円
※大規模サイト100〜1,000万円以上
サイトの調査・分析・施策の企画立案、コンテンツの作成案の提示
SEOサイト設計コンサルティング・一括支払い型10〜100万円サイトの調査・分析・施策の企画立案、コンテンツの作成案の提示

各対策内容の詳細について説明します。

① SEO内部対策の費用

料金体系 一括支払い型、月額固定費用型
内部SEOの費用 月3万円~10万円
対策内容 メタタグの最適化、XMLサイトマップの設置、URLの正規化、クローラビリティの最適化、表示速度の改善等

SEO内部対策とは、サイトの内部構造をGoogleのガイドラインに沿って最適化することで、SEO効果を高める対策です。

SEO内部対策をおこなうことで、自分のサイトが持っている本来のSEOパワーをGoogleに最大限伝えることができます。

例えば、ユーザーの為になるとても良い内容が書いてあっても、文字が全て画像だとGoogleが内容を認識できないため、SEO評価は上がりません。

SEO内部対策は以下のようなことをおこないます。

・タイトルタグの最適化
・見出しタグの最適化
・altタグの設定
・構造化データの設定
・ページ表示速度の改善
・XMLサイトマップの設置
・URLの正規化
・ディレクトリ構造の最適化
・内部リンクの調整

内部対策と言っても、簡単なものから専門的なものがあります。
例えば「タイトルタグの最適化」「見出しの最適化」「altタグの設定」などは初歩的な対策なので、SEO初心者でも調べれば対応できるでしょう。
一方で「構造化データの設定」「ページ表示速度の改善」「ディレクトリ構造の最適化」などは、少し専門的な技術と知識が必要になるため、SEO初心者は苦労するかもしれません。

内部対策は調べれば出てくるような基礎的な対策が多いため、ほとんどのSEO会社で対応可能です。
基礎的な内部対策しかやっておらず、数万円の費用がかかるSEO会社に依頼するのは辞めた方が良いです。

簡単な内部対策の診断であれば、弊社で無料診断しているので、そちらをご利用ください。

SEO専門家の見解

内部SEOはGoogleにサイトの力を最大限伝える作業です。
イメージとしては、野球のスイングを正しいフォームに修正する作業のようなものです。
いくら筋肉があるボディビルダーでも、スイングフォームがぐちゃぐちゃだと、正しいスイングフォームで打球に力を伝えられる野球選手より、遠くまで飛ばすことはできません。
一方で、内部SEOは筋肉を増強する施策ではなく、あくまで正しいフォームに修正するだけなので、内部対策のみで検索上位を目指すことは難しいです。

しかし、コンテンツSEOや外部SEOによって獲得したサイトパワーを最大限発揮するためには必須なので、少なくともWEBで検索して載っている内部対策はやるようにしましょう。

内部SEOについて詳しく知りたい方は「【2024年最新版】SEOの内部対策は何をするべき?対策方法を解説」を読んでみてください。

② SEO外部対策の費用

料金体系 月額固定費用型、成功報酬型
外部SEOの費用 月額費用固定型:月額1〜15万円
成功報酬型:月額1〜100万円以上
対策内容 外部リンク・サイテーションの設置、外部リンク獲得コンサル

SEO外部対策は、外部リンクやサイテーションによって、外部からSEOパワーを得る対策です。

外部リンクは他サイト内で自分のサイトのリンクを貼られることです。
サイテーションは他サイトで自分のサイト名や会社名が言及されることです。
例えば、口コミサイトで、「●●っていうサイトで購入したけど、良かった」というコメントがあった場合、外部リンクが張られていなくてもサイテーションとなります。

上記の外部対策をおこなうことで「ドメインパワーの向上」と「サイトの権威性の向上」のSEO効果を期待できます。

外部対策の効果

外部リンクによるSEO効果の仕組み

外部リンクが検索順位上昇に結び付く仕組みとして、Googleはよりユーザーのためになる良質なサイトを検索結果上位に表示させたいのですが、基本的には機械で検索順位決定の評価をしているため、本当の意味で各サイトのコンテンツが良質なコンテンツかどうか判断することはできません。

その判断材料として外部リンクが利用されます。

外部リンクが集まっているサイト =人気の高いサイト = 良質なコンテンツ
という認識で、外部リンクが集まっているサイトの方が順位上昇しやすくなっています

また、サイテーションについては、Googleの発言を見ている限り直接的なSEO効果は望めませんが、良い口コミが発生している場合、サイトや記事の著者の信頼性を高める効果に繋がっています。

外部リンクによる対策は10年以上前のSEO対策において最重要項目でした。
いわゆる「リンク集」などで、相互リンクを獲得するだけで順位が上がることもありましたが、現在はGoogleの評価基準のアップデートにより、低質なリンクはマイナス評価(ほとんどの場合、無いものとして扱われる)になってしまいます。
それでも、ドメインの力を上げることは、検索順位決定の評価として、コンテンツSEOと同様に重要な要素となっています。

現在は、関連性や信頼性の高いサイトから外部リンクを獲得することが重要になっており、一般的なサイト運用では、そのようなリンクはなかなか獲得できないので、自己で対策し辛い項目になっています。

SEO業者は、自社で保有している外部リンクを提供したり、外部リンクを自然に獲得する方法のコンサルティングなどを行っています。

外部SEOについて詳しく知りたい方は「【2024年最新版】SEO外部対策とは?ポイントや注意点を解説!」を読んでみてください。

③ コンテンツSEOの費用

料金体系 一括支払い型、月額固定費用型
コンテンツSEOの費用 記事1本につき1,000円〜10万円
対策内容 SEOに強い記事の構成、ライティング

コンテンツSEOは、Googleに評価されやすいコンテンツを作成することで、検索順位の上昇を目指す対策です。

コンテンツSEOのチェックリスト

ユーザーの為になるコンテンツ」を作成することが検索順位上昇のポイントですが、どんなコンテンツがユーザーの為になるのかを判断するのが難しいポイントです。

競合サイトの調査をおこなうことで、Googleは「どんな記事がユーザーの為になると判断しているか」分析し、その結果に沿った記事を作成していくことになります。
この調査力や分析力、そして記事を構成する力がSEO会社の能力によって異なります

SEO専門家の見解

コンテンツSEOは近年、非常に重要視されているSEO対策です。
獲得したいビックキーワード・ミドルキーワードを直接狙うための記事作成と、毎月数記事作成し継続的にロングテールを狙う記事作成があり、両方効果的な施策となります。
ただし、コンテンツSEOで成功するには、作成する記事の品質がとても重要です。
この記事の品質はSEO対策業者の腕次第ですが、検索上位サイトの劣化コピーのような記事を作成する業者も少なくありません。

その業者がコンテンツSEOの正しいノウハウを持っているか見極める方法として、「その業者のオウンドメディアが検索上位表示を獲得できているか」を見てみると良いでしょう。
一般的に、SEO業者の営業提案時に見せられる成功事例は、数10社~100社の対策の中から成功したものだけを後発的にピックアップしています。
Googleの検索順位決定の評価基準の変更によって、順位上昇したものを、自社の対策の結果として提示されることもあるでしょう。
一方でSEO業者のオウンドメディアの検索順位は、その業者の実力が直接的に反映されるのでオウンドメディアでも成功している業者は、少なくともコンテンツSEOの正しいノウハウは持っていると考えられます。

ただし、コンテンツSEOでいくら良質な記事を作成しても、ドメインの力が弱いと順位獲得が難しくなってしまうので、ドメインの力の改善(外部対策)も含めて、検索順位が上がらない原因を総合的に調査すると良いでしょう。

コンテンツSEOについて詳しく知りたい方は「コンテンツSEOとは?メリットやデメリット、成功事例など」を読んでみてください。

④ SEOサイト設計コンサルティングの費用

料金体系 一括支払い型
SEOサイト設計コンサルティングの費用 10〜100万円程度
対策内容 サイト設計に関する調査、分析、企画立案

SEOサイト設計コンサルティングとは、設計に関する調査や分析、企画立案を行うものです。サイトをSEOに強い構造にすることで、上位表示のしやすいサイトを設計します。

サイト設計コンサルのイメージ

SEO対策をおこなっている会社は大きく2つに分けると「SEOを主とした会社」と「サイト制作を主とした会社」となっています。
SEOサイト設計コンサルティングは、主に「サイト制作を主とした会社」がサイト制作と共に提供していることが多いです。

SEOサイト設計コンサルティングだけを後からおこなうことはあまりありません。
ECサイトで、サイトの構造がぐちゃぐちゃになってしまっている方は検討してみても良いでしょう。

⑤ SEOコンサルティングの費用

料金体系 月額固定費用
SEOコンサルティングの費用 月額10〜50万円(大規模サイトは100万円以上になることも)
対策内容 調査、分析、企画立案

SEOコンサルティングは、SEO対策の総合的なアドバイスをおこないます。

具体的なサービス内容には、前述の「SEO内部対策」「SEO外部対策」「コンテンツSEO」「SEOサイト設計コンサルティング」などが含まれています。

SEOコンサルティングという言葉自体は曖昧で、「SEOのアドバイスのみおこなう場合」や「実際に対策作業もおこなう場合」にも使われるため、会社ごとにコンサルティングしてもらえる範囲を確認すべきです。

軽いSEOのアドバイス程度でもSEOコンサルティングと謳う業者も少なくないので注意が必要です。

SEOコンサルティングは、作業範囲が各社で異なり、またサイトの規模によっても作業量が大きく異なるため、費用相場もそれに応じて大きく変化します。
長期にわたる継続的な施策が必要なため、料金体系は月額固定費用型で設定されることが一般的です。

費用の相場は月額10〜50万円が一般的です。
大規模サイトではページ数も多く工数も増えるため、月額100万円以上になることもあります。

SEO専門家の見解

SEOコンサルティングは「あまりSEOの知識がなく、サイトのSEO対策を一任したい」「SEOの知識はあるけど、どう頑張っても順位が上がらない」という方におすすめです。

ひと括りにSEOコンサルティングと言っても、SEO業者ごとにおこなってもらえる対策は様々で、軽いSEOのアドバイス程度でもSEOコンサルティングと謳う業者も少なくありません。

そのため、SEOコンサルティングを外注する場合は、自社サイトに合った対策を、適正のコストで依頼できる業者を選ぶことが非常に大切です。

SEOコンサルティングについて詳しく知りたい方は「SEOコンサルとは?実績のあるSEOコンサルティング会社15選を紹介」を読んでみてください。



適正な費用のSEO会社を選ぶ方法

適正な費用のSEO会社を選ぶ方法

自社に合ったSEO会社を選ぶには「費用感が合うSEO会社」且つ「信頼できるSEO会社」の2つを満たしている必要があります。
それぞれの見極め方について、詳しく紹介します。

費用感が合うSEO会社の見極め方

費用感を知るには、実際に気になるSEO会社から見積もりを依頼してみると良いでしょう。
対策内容によって費用の上下はありますが、ほとんどの会社でおおよその費用相場は決まっています。

例えば弊社であれば、中規模のサイトを中心に月額10万円~20万円程度で、提供する場合が多いです。
この金額帯は大規模なサイト的には”安すぎる”料金帯でしょう。
もちろん、弊社も大規模サイト用にプランと対策内容をカスタマイズし、30万円~50万円の対策をおこなうこともできます。
ですがそれよりは、大規模サイトなら大規模サイト用のプランをベースにしているサイバーエージェントさんのような会社を第一検討におくべきでしょう。

一方で小規模のサイトが、サイバーエージェントさんに依頼して、小規模サイト用のプランをカスタマイズして提供しても、小規模サイト用にプランを展開しているSEO会社に比べて割高になってしまうことでしょう。

信頼できるSEO会社の見極め方

費用感が合うSEO会社をピックアップできたら、次に調査するのは「そのピックアップしたSEO会社が信頼できるかどうか」ということです。

信頼できるかの判別ポイントは以下です。

① SEO対策の専門会社か、それ以外会社がSEO対策も提供しているのか
② SEO対策会社としての歴史
③ SEOの対策実績
④ 会社の評判
⑤ 対策の内容
⑥ 営業マンの対応

一つずつ確認していきましょう。

①SEO対策の専門会社か、それ以外の会社がSEO対策も提供しているのか

SEO対策を提供している会社には「SEOサービスを主軸にしているSEO専門会社」と「他サービスが主軸だけどSEOサービスも提供しているという」主に2パターンあります。

おすすめは前者の「SEOサービスを主軸にしているSEO専門会社」です。理由は、SEO専門会社はSEOサービスで成功しなければ会社として生き残れないので、嫌でもSEO対策の研究とサービスの質の向上に全力をださなければいけないためです。

一方で後者の場合「主軸サービスで会社運用しながら、プラスでSEOサービスも獲得できれば、会社の利益が増えるよね」という形で提供している場合が少なくありません。
例えば、サイト制作が主軸の会社が一番力を入れるのはサイトの制作力の向上です。わざわざSEO専門会社のようにSEO研究チームを作ってコストをかける会社はほとんど見かけません。

ただ、SEO対策が主軸サービスではないからといって良くないSEO会社とは限りません。しっかりSEO対策部署を設けてサービス提供している会社もあります

前者と後者で比べた際に、どちらかと言えば前者の方が信頼性は高いという話です。

② SEO対策会社としての歴史

SEO対策において、SEO会社としての歴史は重要です。
なぜなら、SEOサービスは目に見えないものなので、もし検索順位が上がらなければお客様としては詐欺のように感じられてしまいます。
そのため、どんなに良いSEO会社でも、検索順位が上がらずに悪評が立ってしまうことはあるのです。
ましてや、順位の上がらない質の悪いSEOを提供している会社は、悪評が乱立し、長期間生き残ることができないのです。

そのため、SEO専門会社として長年続いているということは、一つの信頼の指標になります。

目安として、10年以上続いている会社は、SEO業者同士である程度認知しあっており、個人的にも最低限信頼できる会社が多いです。

③ SEOの対策実績

対策実績を確認することは必須と言えるでしょう。
SEO対策実績はSEO会社の公式サイトを見れば確認できるかもしれません。
多くのSEO会社は自社のホームページに「キーワード〇〇で1位を獲得」のような実績を掲載しているので、その実績で会社の良し悪しを判断するのは難しいでしょう。

それよりは、クライアントのインタビューを見るべきです。
クライアントのインタビューを見てみると、その会社がどんな対策をおこなっているのか、よりリアルにわかります。
また、そのSEO会社がクライアントにどれだけ寄り添っているかもわかるでしょう。

④ 会社の評判

一番良いのは、実際にそのSEO会社の対策を受けている知り合いがいれば、聞いてみるとその会社が良い会社なのか良くない会社なのか信憑性の高い情報を得ることができます。

また、ネットの評判も確認してみると良いでしょう。
しかしネットの評判には、「競合他社の落とし合いによる低評価」や「自社の社員による自演の高評価」などが含まれている可能性があり、判断が難しいのでそのまま鵜呑みにせず、あくまで参考程度にとどめておきましょう。

⑤ 対策の内容

対策内容は、まず「内部対策」「外部対策」「コンテンツ対策」「記事作成」など、何の種類の対策に対応しているか確認してください。
もし対応できる対策に偏りがある場合は注意が必要です。
そのような会社は、あなたのサイトに合った対策かどうかは関係なく、自社が提供できるサービスをあなたのサイトの課題として、無理やりこじつけてくる可能性があります。

次に「自社サイトの課題とそれを解決するための対策方法をどのように考えているか」を確認してください。
それが論理的に説明されて、正しいと思えるなら、検討してみる価値はあるでしょう。

⑥ 営業マンの対応

営業マンの対応は、今までの項目と比べると一番参考になりづらいと言えます。

もし営業マンが、契約したクライアントの対応や対策をそのままおこなうのであれば、営業マン自体のSEO知識や人柄は重要になります。
ですが、中規模~大規模のSEO専門会社では、ほとんどの場合、営業マンと対策担当者は異なります

提供されるSEO対策自体は、裏で同一のSEO研究チームによる分析がおこなわれるため、サービスの品質にばらつきは少ないですが、営業マンは人によって知識やトークに大きな差があります。

ベテラン営業マンもいれば、もちろん新人の営業マンもいるため、営業マンの良し悪しだけで、そのSEO会社の対策の質を判断することは難しいと言えます。

それでも、営業マンが自社のSEOサービスに絶対的な自信を持っているのなら、本当に良いSEO対策を提供している可能性があるので、参考にはするべきでしょう。


費用別のSEO対策内容

費用別のSEO対策内容の例
同じ会社でも対策内容によって、費用が異なります。
費用によって受けられるSEOサービスの違いは、主にSEO会社がクライアントサイトに手を加える作業の量で変わってくることが多いです。

例えば内部対策の代行作業をする際に、1キーワードのみ上位化を目指す契約であれば、1ページ+αの対応で問題ありませんが、包括的におこなう場合は、時に数百ページの内部タグを修正する必要があります。

また、コンテンツSEOをおこなう場合に、既存の一部コンテンツ修正のみならば基本のSEO対策費用に入っているが、新規で記事を作成する必要がある場合は別途費用が上乗せになることが考えられます。

費用ごとに、やることができる対策の例を以下で紹介します。

月1万円~3万円のSEO対策

月1万円~3万円のSEO対策は、格安のSEOに分類されます。
おこなう対策は、主に内部対策とGoogleアナリティクスや順位データなどのサイト状況レポートです。
おこなっている会社はSEOの専門会社というよりかは、サイト制作会社がサイト制作ついでにおこなっている印象です。
内部対策のみでは本格的な検索順位上昇を期待できないので、SEOの基礎を学ぶための費用と割り切りましょう。

また、この金額帯で外部リンク対策をおこなう場合、リンク集のような低質なリンクで対策をするケースが多いので、注意が必要です。

格安SEOで失敗してSEO全体に不信感を持ってしまう方が多いですが、正しいSEO対策をおこなえば、検索順位は上昇していくので諦めないでください。

月5万円前後のSEO対策

月5万円前後のSEO対策も、費用としては安い部類になります。
おこなう対策は、内部対策とサイト状況レポートに加えて、コンテンツ調査や外部リンクの提供をおこなってくれる業者もあります。
外部リンクはある程度効果的なものもあれば、低質でペナルティ対象になり得るリンクを使用する会社もあるので注意が必要です。

月10万円前後のSEO対策

月10万円前後のSEO対策だと、SEO専門業者の本格的な対策になってきます。
ただし、SEO専門業者の本格的なSEO対策の中では安い部類です。

対策の内容は、内部対策・外部対策・コンテンツ提案・サイト状況レポートが主です。
5万円前後のSEOと比べて、やる項目は大きく変わりませんが、SEO専門会社の研究チームがしっかり分析した上で、効果ありそうな対策を提案してくれるので、一つ一つの対策の質が異なります。

このあたりの金額帯から、外部リンクも良質なリンクを提供している会社が混ざってきますが、低質なリンクを使用する会社も存在するので注意が必要です。

月30万円以上のSEO対策

月30万円以上のSEO対策は、相場より高めなSEO対策になります。
対策内容としては、10万円前後の対策にプラスして、専用の分析ツールを利用した、より詳細なサイト分析やコンテンツ提案、コンテンツ作成などをおこないます。
キーワード別の対策ではなく、中~大規模サイト全体のSEOマーケティング対策をおこないたい場合におすすめです。



弊社でSEO対策をおこなった際にかかった費用の事例

弊社で対策をおこなった事例を基に、どれくらいの費用でどんな対策をおこなうのかをイメージしていただければと思います。

月額10万円で対策した事例

ジャンル 服飾専門学校
対策開始日 2023年2月1日
対策内容 内部対策・コンテンツ対策
対策前の検索順位 キーワードA(東京 服飾専門学校):42位
キーワードB(東京 服飾専門学校):36位
キーワードC(東京 服飾専門学校):17位


サイトの説明

東京都の渋谷区代々木に拠点のある、専門学校のSEO対策事例です。

対策内容の詳細

▼サイト内部対策
・titleタグ、descriptionタグ、h1タグ等、SEOにおける基本内部対策の実施。
・robots.txtの記述見直し
・alt属性の設定
・対策ページへの内部リンク精査
・各種構造化データのマークアップ

▼コンテンツ対策
・学校概要を紹介するコンテンツを設置
・就職先の紹介コンテンツを設置
・よくある質問に関するコンテンツを設置
・在校生へのインタビューコンテンツを設置
・講師からのメッセージコンテンツを設置

▼外部対策
・関連サイトからの被リンク獲得施策

SEO対策後の検索順位結果

キーワードA(東京 服飾専門学校):42位→7位
キーワードB(東京 服飾専門学校):36位→4位
キーワードC(東京 服飾専門学校):17位→3位

▼「東京 服飾専門学校」の順位動向
「東京 服飾専門学校」の順位動向
基本的なサイト内部対策を終えた後、「コンテンツ対策」を中心に行い、不安定だった「東京 服飾専門学校」の順位が上昇しました。

▼直近12ヵ月のトラフィック推移
直近12ヵ月のトラフィック推移
グラフで見るとなだらかな上昇ではありますが、月間10,000前後だったセッションが、9月には15,000セッション近くまで増加しています。

自社の見解

学校ドメイン(ac.jp)ということもあり、ドメインの信頼性はある程度担保できている状態でした。
且つ、ドメインランクも50前後あり、ドメインパワーも高かったために、コンテンツ対策を中心に実施したサイトになります。
学校ならではのコンテンツとして「在校生へのインタビュー」「講師からのメッセージ」「就職先の紹介」など、しっかり手をかけたコンテンツ対策を実施いただきました。もちろん企画から始めなければいけない対策で今すぐに出せるコンテンツではありませんでしたが、こうした「リアルな声」を反映させたコンテンツはユーザーからも好まれるコンテンツであったのではないかと思います。


SEO対策の費用を下げる方法

SEO対策の費用を下げる方法
SEO対策の費用を下げるためのポイントは、「自社でできること」と「外注すべきこと」を見極めることです。

例えば、コンテンツSEOを依頼する場合でも、キーワード設計や見出し設計のみを依頼して、実際のテキストは自社でライティングするとコストを大きく抑えることができます。

できることとできないこと

特に、SEO業者は検索順位が上がる記事のコンテンツ設計はプロですが、あなたのサービス・業種のことはあなたの方が詳しいことが多いでしょう。

少し拙い文章になっても、自社でユーザーのためになりそうな情報を書いた方が、オリジナリティが出て、SEO的にも良い結果になりやすいものです。

一方で、外部対策はできることが限られているため、ドメインのパワーの足りなさによって順位が上がっていない場合は、外部対策に強い業者に相談してみると良いでしょう。

注意点として、SEO対策のコストを下げるために、「安さ」を基準に業者を決めると上手くいかないことが多いです。

理由は、SEOサービスを提供している会社は全国で1000社以上ありますが、安さを謳っている業者は自社で研究チームを持たず、ネットで調べれば出てくるような表面的な対策しかやってくれないことが多いからです。

「かけるべき費用」と「かけなくて良い費用」を明確化することが、一番上手に費用を下げる方法と言えるでしょう。

本当にSEO対策に費用をかけるべきか検討しよう

本当にSEO対策に費用をかけるべきか検討しよう

ここまでSEO対策の費用について詳しくご紹介してきましたが、SEO対策は闇雲に費用をかけるものではありません。

本当にSEO対策に費用をかけるべきか、しっかりと検討しましょう。

SEO対策に費用をかけて外注すべきケース

SEOの外注は以下の場合におすすめ
SEOは必ずしも外注化が正解ではありません。
状況的に本当に外注すべきなのか、外注が必要なケースについて紹介します。

① SEO知識がない

SEOに関する知識がない場合、SEO対策がうまく進められません。SEOはさまざまな知識や経験を前提とするため、一から知識を得ようとすると、学習コストが想定よりも大きくなってしまうでしょう。

また繰り返しになりますが、SEO対策は施策の実行と成果の間に大きなタイムラグがあるため、時間のロスは避けたいところです。

SEO知識がまったくない場合は、知識と経験が豊富なSEO対策会社に外注することで、正しい知識やデータにもとづいた効果的な施策を最短で実行できます。

② リソース不足によって対策できていない

SEOに関する知識や技術はあっても、社内の状況によっては十分なリソースが割けない場合があります。
このような場合は、SEO対策の外注化を検討するべきです。

とくにSEO対策はひとつの施策に対して一定のボリューム感が必要なケースも多く、一定のリソースを確保したうえで展開する必要があります。

中途半端なSEO対策は成果にまったく繋がらない可能性も低くはないため、リソース不足が見込まれる場合は、外注化も含めた施策の見直しが必要です。

③ 内製によるSEO対策が成果を出していない

内製のSEO対策が成果を出せていない場合も、外注化を検討すべきタイミングです。

インターネット上では、SEO対策に関するさまざまな考え方や方法論が唱えられていますが、そのすべてがGoogleに評価される正しいものとは限りません。

継続している施策が成果に繋がらない場合、誤った施策を続けている可能性があります。状況によっては、成果が出ない理由がわからないというケースもあります。

このような場合は、専門業者に外注して、全体の施策を一度見直すべきでしょう。

SEO業者の利用を検討する

 
Googleは、SEO業者の利用について以下の見解を示しています。

SEO 業者を利用するかどうかは、サイトの改善や時間の節約につながる可能性がある一方で、サイトや運営者の信用が損なわれるおそれもある重大な決定です。SEO 業者を利用するメリットと、無責任な SEO 業者によってサイトが被害を受ける可能性について必ず検討してください。

Googleも言及している通り、もしSEOに費用をかけるなら、業者選びは慎重におこないましょう。



SEO対策と他の広告の費用対効果を比較する

WEBの広告と言えば「SEO対策」の他に、「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「SNS広告」「アフィリエイト広告」などがあります。
その広告の中で、SEO対策に費用をかけるべきか吟味しましょう。

SEO対策と他の広告の違い

①SEO広告
費用相場 月額10万円~30万円程度
効果 効果が出るかは不確か。一度順位が上昇するとある程度安定して収益がでやすい。
②リスティング広告
費用相場 20万円~50万円
効果 広告出稿している間は一定のアクセスを獲得可能。出稿を停止すると収益が全くなくなる。
③アフィリエイト広告
費用相場 月額3万円~5万円 + 成果発生に応じた費用
効果 広告出稿している間は一定の成果を獲得可能。広告を掲載するかどうかはアフィリエイターが決めるので、成果の報酬単価が低い場合は掲載してもらえないことも。出稿を停止すると収益がなくなる。BtoBのサービスは不向き。
④ディスプレイ広告
費用相場 20万円~50万円程度
効果 広告出稿している間は一定のアクセスを獲得可能。リスティング広告に比べて広く浅く訴求が可能。出稿を停止すると収益が全くなくなる。
⑤SNS広告
費用相場 10万円~50万円程度
効果 広告出稿している間は一定のインプレッション・アクセスが獲得可能。ユーザーの属性によって配信できる。リスティングのように検索キーワードに対して直接的に表示するわけではないので、潜在層に認知を拡大することに向いている。
出稿を停止すると収益が全くなくなる。




この中でSEOだけは、他の広告と以下3点の特徴が異なります。

① 他の広告は広告費をかけている時のみ効果がありますが、SEOは一度軌道に乗れば広告費用がなくても安定してアクセスが獲得できること。
② 他の広告は、クリックや成果などに応じて費用が消化されるため、売り上げの上限が決まっているが、SEOは上限がない。
③ 他の広告はかけた費用に対して最低限のクリックや成果などの効果をほぼ確実に望めるが、SEOは費用をかけても成果に繋がるとは限らない。

Webから長期的に安定した収益を獲得したい場合はSEO対策に取り組むべきと言えるでしょう。

まとめ

本記事ではSEO対策の種類とそれぞれにかかる費用について解説しました。

SEO対策の費用は「対策内容」と「選ぶSEO業者」によって決まります。

信頼できるSEO業者の中から、あなたのサイトに適した対策をおこなっている会社を選ぶことが、SEO対策の費用を最適化するためのポイントです。

SEO対策は短期間で成果が得られるものではなく、中長期的な視野を持っての継続的な取り組みが必要です。

記事中で紹介した依頼先の選び方を参考に、しっかりとした選定のもとで信頼のできるパートナーに外注することをおすすめします。

監修者からのコメント

どんなに優秀で大きいSEO企業に依頼をしたとしても、「必ず順位が上がる」「すぐに順位が上がる」ということはありませんので、このような営業をしてくるSEO業者には注意しましょう。SEO対策をするうえで、上位表示するための明確な方程式や手法は存在せず、中長期的に様々な施策を地道に積み上げて上位を狙うのが「SEO対策」です。あなたの持っている課題にしっかりと寄り添ってくれる企業を選ぶことがポイントとなります!

 

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監修者プロフィール

NEXER 工藤

NEXER 工藤6つのオウンドメディアの運営責任者

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2017年NEXERに入社。前職はスマートフォンの販売員。
NEXER入社後はSEOコンサルティング営業部、クライアントマーケティング事業部を経て、現在はオウンドメディアを6つ運営&管理の責任者を任されている。
新規で1から立ち上げた2つのサイトは年間100万PV以上のメディアに成長。
既存のオウンドメディアと、サイト買収をおこなった3つのサイトは、運用当初に比べて3倍~5倍の収益を出すメディアに成長。
さらに、2022年12月より新規でもう1サイトに挑戦中。

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