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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

オウンドメディアを運営する際に「分析」は非常に重要な項目です。

しかし「何をどう分析すればいいのかわからない」とお困りではないでしょうか。

そこで今回は、オウンドメディアの成長に大きな影響を与える「分析」の方法と見るべき項目、ツールをご紹介します。

記事を簡単にまとめると…

  • 検索エンジンの評価傾向とユーザーニーズを分析すると、コンテンツ改善のヒントを得られる
  • コンテンツの質が総合的に高まればPV数やUU数の増加につながる
  • どんな目的でオウンドメディアを運営するにしてもサイト分析は重要
  • オウンドメディア分析に必須のツール

記事を最後までお読みいただければ、サイト分析を適切に行えるようになり、記事に対する検索エンジンの評価傾向やユーザーのニーズを掴むことができます。

オウンドメディアの成長に分析が重要な理由

オウンドメディアはただ記事コンテンツを追加し続けるだけでなく、分析し、結果に合わせて改善を繰り返すことで成長していきます。

「分析をなくしてオウンドメディアの成功はない」といっても過言ではありません。

オウンドメディアを運営する目的には集客やリード獲得、ブランディングなどさまざまなものがあるかと思いますが、それらの目的を達成するためには2つの分析が重要となります。

ひとつは「記事コンテンツに対する検索エンジン(Google)の評価」、もうひとつは「ユーザーのニーズ」です。

この2点を探るには、Googleアナリティクスやサーチコンソールなどのデータ取得・分析ツールで、次のような情報を取得する必要があります。

  • 検索順位
  • ユーザーの滞在時間
  • 直帰率・離脱ポイント
  • 特定の期間内にサイトを訪れた人の数(UU:ユニークユーザー) など

オウンドメディアは検索の傾向と評価とユーザーのニーズを捉え、改善を繰り返すことで成長していきます。

1記事ごとの質を高め続ければ検索にも強くなり、サイト価値の上昇が見込めるでしょう。

オウンドメディアの分析を始めるべきタイミング

分析を始めるのはオウンドメディアに50~70記事程度を投下したタイミングがおすすめです。

記事コンテンツが少ない状態では得られる情報が少なく、充分に分析が行えないためです。

また、オウンドメディアの立ち上げから月1万程度アクセスが集まるまでの期間は、記事コンテンツの追加に注力したい時期でもあるため、無理をして分析に時間を割く必要はありません。

ただし記事コンテンツが少なくてもアクセスが充分にある場合には、分析を行う土壌はできているといえます。

オウンドメディアの順位分析で見るべきポイント

まずは、オウンドメディアの検索順位を分析する際に見るべきポイントについてお話しします。

検索順位を分析し、上位表示を狙うために必要な情報は非常にシンプルで、

  • 狙ったキーワードに対しての順位推移
  • 競合ページ

の2点です。

狙ったキーワードに対しての順位推移

オウンドメディアの記事コンテンツがGoogleにどのような評価を受けているかは、狙ったキーワードの順位推移から見えてきます。

検索順位はそのまま記事コンテンツに対するGoogleの評価を表していて、よりユーザーのニーズに応えている記事が上位表示されるためです。

検索順位はキーワードごとに毎日計測してグラフ化すれば、行った施策の効果がわかりやすくなるでしょう。何が有効で何が無効だったのか、施策の数を重ねてデータをとっていきましょう。

また、上位表示できているキーワードはそのジャンル・テーマで評価が高まっていると考えられるため、関連するキーワードでも上位表示が見込めます。

ユーザーにとっても注目の高いコンテンツの関連記事は、同様に関心の高いコンテンツとなりやすいため、優先して制作に取り組みましょう。

反対に、同じジャンルの記事を複数公開しても順位が上がって来ない場合には、下記のような理由が考えられます。

  • 適切なキーワード選定ができていない
  • ユーザーニーズに応えるコンテンツとなっていない
  • 競合が強すぎる
  • ビッグキーワードを狙い過ぎている
  • 市場がずれている

検索順位は記事コンテンツを公開して始めて得られる情報です。

キーワード選定~記事の作成時点ではわからないことが見えてくるため、検索コンテンツ改善の指標として活用しましょう。

競合ページ

自サイトのページよりも上位表示されている競合ページは、ユーザーにとってよりよいコンテンツを含んでいるから上位表示されていると考えましょう。「オリジナリティを全面に押し出したい」という思いで検索上位のコンテンツとは違った方向性で制作しても、よい結果は得られません。

競合ページにある内容はすべて網羅したうえで、オリジナルの情報や意見を盛り込めば上位表示の可能性が見えてくるはずです。

また、内容を網羅するといってもコピーコンテンツは当然NGです。同じ情報を扱うとしても情報元と情報のリサーチは必ず独自で行いましょう。

丁寧にリサーチを行えば、競合サイトでは掲載されていないがユーザーにとって有益な情報が手に入ることもあります。

オウンドメディアのユーザー分析で見るべきポイント

Googleアナリティクスを使えば、サイト内でユーザーがどんなコンテンツに関心を抱いているのか、コンテンツに満足しているかなどがうかがい知ることができます。

ここでは、オウンドメディアのユーザー分析の際にアナリティクスで見るべきポイントとして3つの項目を解説します。

平均滞在時間

アナリティクスではサイト全体の平均滞在時間・ページごとの平均滞在時間を確認できます。

シンプルに考えて「ページの滞在時間が長ければユーザーが熟読してくれている」と予測できます。

反対に、ページ滞在時間が短い場合には

  • 「目当ての情報がない」と判断して離脱した
  • コンテンツに満足できなかった

といった理由が考えられます。

ただしアナリティクスの計測は、ユーザーが最後に閲覧したページの滞在時間がゼロ秒としてカウントされる仕組みとなっているため、実際にユーザーが閲覧した時間と平均滞在時間は異なることに注意してください。あくまでも一つの目安として使用することをおすすめします。

また、ページの目的と内容によっても適切な滞在時間の長さは異なります。

たとえば商品やサービスの紹介ページでは一般的に長くじっくりと読んでもらった方がよいとされますが、ユーザーが短い時間で満足してCVに進んでいる、適切な内部リンクを辿ってサイト内を回遊しているなど、目的に対してポジティブな理由で滞在時間が短くなっていることもあります。

ページごとの目的を明確にし、それに対しての滞在時間はどのような状態か分析することが大切です。

直帰率

直帰率とは流入したページだけを見て離脱したセッションの割合を指します。

目安としては、直帰率が90%以上のページではユーザーが内容に満足できていないと判断してよいでしょう。

直帰率を下げるためには以下のような施策が有効です。

  • キーワードに対する情報を追加する
  • ユーザーニーズ・ペルソナの設定が正しいか確認し、ずれていれば再設定してリライトする
  • 見やすい、読みやすいデザインとなるよう調整する

ただし平均滞在時間と同様に、ページの内容によっては直帰率が高くても問題ないこともあります。

行動フロー

アナリティクスの「行動フロー」では、サイト内でユーザーがどのようにページを遷移したかが視覚的に理解できます。

「アクセスは多いのにCVにつながらない」「人気のあるページと訪れて欲しいページが違う」などの場合には行動フローで現状を確認し、理想の動きに近づけるために改善が必要なページを見つけ出しましょう。

オウンドメディアの分析に必須のツール

ここで、オウンドメディアの分析に必須のツールとして

  • Googleアナリティクス
  • Googleサーチコンソール
  • 検索順位チェックツール

の概要を紹介します。

それぞれのツールでできることを理解し、オウンドメディアの分析に役立てていきましょう。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスはユーザーのサイト内行動を解析できるツールです。

今回オウンドメディアの分析で見るべきポイントとして紹介した平均滞在時間や直帰率の他にも、セッション数や記事ごとのPV数などを詳しく確認できます。

アナリティクスはユーザーがサイト内でどのような動きをしているのかがわかる便利なツールですから、必ず導入し、データの見方を理解しておきましょう。

「アナリティクスの見方や用語がよくわからない」という方は下記の記事がおすすめです。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、検索順位や検索結果での見え方を表示するツールです。

ユーザーがどんなキーワードで検索してサイトを訪れているか(検索クエリ)、クリック数、検索で表示された回数などを確認できるので、SEOに欠かせないツールといえます。

また、サイトの改善項目や被リンクも併せて確認できます。

検索順位チェックツール

GRCに代表される検索順位チェックツールでは、検索順位の自動取得やグラフ化などをまとめて行えます。

検索順位チェックツールには無料のものもありますが、有料のツールでは複数キーワードの一括順位取得や毎日決まった時刻の自動チェックなど便利な機能が多くあるため、オウンドメディア運営者には有料ツールをおすすめします。

下記の記事で検索順位チェックツールの特徴をそれぞれ詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

オウンドメディア分析のポイントと必須ツールまとめ

今回は、オウンドメディアの分析で見るべきポイントと必須のツールをご紹介しました。

コンテンツマーケティングの手段であるオウンドメディアは、魅力的なコンテンツを作ることが第一です。

その魅力的なコンテンツを作るには、検索順位やユーザー行動のデータをしっかりと分析し、ユーザーニーズをとらえることが重要です。

データから何がわかるのかを理解していれば、データはただの数値ではなく進むべき道を示すヒントとなります。

Googleアナリティクスやサーチコンソール、検索順位チェックツールを活用し、オウンドメディアを成功へとつなげていきましょう。

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