この記事の監修SEO会社
株式会社NEXER
2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。
自サイト分析(内部分析)ができるSEOツールには、使い勝手がよく優秀なものが数多くあります。
中でもDeepCrawlは、Webサイトのデータの中で欲しいものだけ収集し、分析できるSEOツールです。
今回の記事ではそんなDeepCrawlの特徴や、どのようなサイトを運営している方におすすめかを解説します。
- DeepCrawlはウェブサイトの内部対策に特化したSEOツール
- 独自のクローラーでサイトの状態を正確に把握できる
- 目視で行っていた作業が簡単になる
- ページ数の多いサイトでも自動で課題を検出してくれる
- クラウド型ツールでチーム管理がしやすい
- 14日間の無料体験で自分のサイトの問題点を洗い出してみよう
目次
世界最高水準のSEO内部分析ツールであるDeepCrawlとは?
DeepCrawlという名前は初めて聞きましたがどんなものなのでしょうか?そしてどんな所で使用されているのでしょうか?
DeepCrawlは内部対策に特化したツールで高度なサイト分析ができます。IKEAなどの世界的に有名な企業でも導入をされています。
DeepCrawlは世界最高水準のSEO内部対策ツールで、Webサイト運営をされている方なら、誰にでもおすすめできます。
DeepCrawlはサイト運営において、大きく4つの面において効果を発揮します。
- テクニカルSEO分析
- サイトのモニタリング
- サイト移行管理
- サイト構造の最適化[/kadomaru]
後ほど詳しく特徴は解説をしますが、DeepCrawlがあればサイトの状態チェックから、課題発見、サイト構造の分析、安全なサイト移行まで一貫して行うことができます。
利用者の多くはマーケ担当、エンジニア、クリエイター、プロデューサー職といったサイトトラフィックに責任ある方や、サイトのUI・内部コードの修正を行うプロフェッショナルな方です。
ECサイト運営やブランド運営をされている方にとっては、サイトの内部構造を改善しオーガニック検索の増加やCVRアップのための対策を打つ事ができます。
もちろん、サイト運営者ならどなたでもおすすめです。
DeepCrawlの特徴
SEO対策のツールは他にもたくさんあると思うのですが、DeepCrawlの特徴はどんなものがあるのでしょうか?
DeepCrawlは他のツールと違い、サイトの課題を自動で検出してくれることにより、Web担当者がこれまでしていた分析の時間を大幅に削減する事ができます。これから細かい特徴を解説しますね。
DeepCrawlはテクニカルなツールでプロフェッショナル向けのツールです。
簡単に特徴をまとめると「サイトの課題を素早く可視化し、様々な指標と比較しながら課題解決を効率的に行えるツール」です。
では、具体的にどのような事ができるのかそれぞれ見ていきましょう。
検索順位が落ちた際の原因をテクニカルSEOの観点から突き止めることができる
検索順位がPV数を伸ばすためには、非常に重要なポジションを占めています。
DeepCrawlでは独自のクローラーがサイト内部をクローリングし、課題の発見をすることが可能です。
サイト全体を時系列分析し、過去のデータと照らし合わせながら状態の変化を分析することができるので、テクニカルSEOに関する部分なら順位の落ちた原因がわかるのです。
ただ、もちろん順位が落ちる原因は様々あり、コンテンツSEOに関してならば目視で確認しなくてはなりません。
技術的問題の発見から対策までの時間を短縮することはできるので、順位の回復までのスパンを早めることができるでしょう。
トピック・タグ・カテゴリの最適化が可能
DeepCrawlのレポートを利用することでトピック・タグ・カテゴリの最適化が可能です。
Googleのクローラーにクローリングを効率的に行ってもらうには、整っているサイト構造にする必要があります。
コンテンツの重複や関連性の薄いページが散見されると、評価も悪くなってしまいます。
しかし、サイト内のページが多いとトピックやタグ、カテゴリの最適化が難しくなってきます。
そこでDeepCrawlがサイト内を独自にクローリングすることによって、類似コンテンツのグループ化やトピック、タグ、カテゴリーなどの理解が可能になります。
優れたレポート機能であらゆる指標の進捗状況を簡単に追跡できる
DeepCrawlでは250以上の分析指標を提供しています。
多くの分析指標がありますが簡単に分けると
- URLから抽出したページ
- リンク
- サイトマップ
これらに分けてそれぞれ必要な指標をレポートとして出すことが可能になります。
そしてそれらを継続的に追跡することで変化の確認もしやすく、分析や修正結果の確認もしやすくなります。
もちろんドメインが複数あるサイトに関しても同時にモニタリングをすることが可能になるので、効率的に進捗確認をすることが可能です。
クロールで発見された課題は優先度順に表示され対処しやすい
DeepCrawlではクロールすることによって、サイト内の課題を発見することが可能です。
しかし、沢山の課題が発見された時、その処理に困ってしまうのではないでしょうか。
実は、発見された課題は優先度順に表示をされるため対処がしやすいんです。
また、パフォーマンスに重要な影響を及ぼす問題点から優先順位をつけてくれるため、対策をするまでのスピードが格段に早くなります。
SaaS型のツールでタスク管理機能もあり複数人での作業が行いやすい
タスクマネージャーで管理をすることで、チーム内のタスクの割り当てもできます。
数あるSEOの分析ツールの中で、チームのタスク管理も一括してできるサービスはあまりないでしょう。
タスクには優先順位や期限をつけることができるので、複数人で運用をしている場合でも進捗確認を容易に行えます。
また、SaaS型のクラウドツールなので、チームメンバーがどこにいても同じ機能を利用することができます。
JavaScriptのレンダリング機能がある
DeepCrawlでは、JavaScriptのレンダリング機能があり、パフォーマンスの改善をすることができます。
レンダリングとは、ウェブページに記述されているデータを一定の処理や演算を行って画像や映像などをページ上に表示をすることです。
このレンダリングにおいて何が重要かというと、JavaScriptやレンダリングにおいて重い処理があると情報処理が間に合わず、ウェブページのカクツキや表示に不具合が出るなどの現象が発生するからなんです。
パフォーマンスが低下するとGoogleのクローラーに適切にクローリングがされなくなったり、ページのSEOにおけるパフォーマンスの低下にも繋がってしまいます。
DeepCrawlのページレンダリングサービスの特徴
- Google botのウェブレンダリングサービスと同じ最新のGoogle Chromeを使用しているため手法や能力にほとんど乖離がない
- Google botのクローリングエラーによるスコアロスが発生していないかの判断に活用ができる[/desc_box]
例えばJavaScriptにて作成されたコンテンツやリンクにおいて、DeepCrawlで「コンテンツが薄い」「リンク遷移がない」等の課題点が検出された場合、Googleも正確にクローリング出来ていない可能性があります。
正確にクローリングがされていないと、クローリングエラーのよるスコアロスが発生してしまい、SEOに悪影響を及ぼしてしまいます。
簡易的な内部分析のできるSEOツールは数多くありますが、Googleと同等のJavaScriptレンダリング機能まで搭載しているテクニカルSEOツールは他にほとんどありません。
サイトのアップ前にページ内の問題の有無を確認できる
新しいページをアップをする前にページ内の問題の有無を確認することができます。
そのため、アップ後の修正の手間を省くことができるんです。
これによりページの更新やサイト移行をする際にも、関連するタグやページネーションの実装といったサイト全体の追加事項の確認をすることができます。
DeepCrawlでテクニカルSEO対策をすべき理由
SEO対策と言えば被リンク施策やキーワードなどが重要な印象がありましたが違うんですか?
確かにその部分も非常に重要ですが、大規模サイトやブランドサイト、ECサイトなどではテクニカルなSEOも非常に重要なのです。
DeepCrawlでテクニカルSEO対策をするべき理由は大きく3つあります。
- テクニカルSEOの時代になってきているから
- Googleのアルゴリズムの変動に左右されにくいSEO対策が必要だから
- 目視で行っていたサイト内の課題の発見が自動でできるから[/kadomaru]
効率的にSEO対策をするためにDeepCrawlは必須のツールになります。
ではその理由をそれぞれ見ていきましょう。
テクニカルSEOの時代になってきているから
テクニカルSEOを簡単に説明すると、Googleのクローラーに対して、適切にクロールをさせインデックスやランク付けをさせるために、サイトのサーバー側から内部構造までを適正化させることです。
サイト内のクローリングが効率的にできない内部構造になっていない場合、検索順位に大きな影響を及ぼしてしまいます。
現在ではコンテンツだけでなく、サイトのユーザビリティも検索順位に影響を大きく及ぼすため、テクニカルSEOの対策ツールが非常に有効になってるのです。
Googleのアルゴリズムの変動に左右されにくいSEO対策が可能だから
頻繁に行われるGoogleのアルゴリズムの変動で、検索順位が大きく変動することはよくあります。
ついこの間の5月に行われたアップデートでも、被弾した方は多かったのではないでしょうか。
現在のアルゴリズムでは、キーワードやライティングのみのSEO対策で上位表示させることは非常に難しくなってきており、大規模で信頼度が高いサイトが上位に上がる傾向があります。
そこで重要なことがGoogleのアルゴリズムの変動に左右されにくいSEO対策なのです。
DeepCrawlはテクニカルSEOに特化しているツールのため、各コンテンツの問題点から内部構造まで全ての課題を検出してくれます。
サイト全体の課題点を修正することでアルゴリズムの変動に左右されにくく、健全性の高いサイトを構築することが可能になるんです。
目視で行っていたサイト内の課題の発見が自動でできるから
Googleアナリティクスやサーチコンソール、その他の簡易的な分析ツールでは、それぞれの指標に対して目視をして課題点を発見をしなければなりません。
また、ページ数が多いサイトだと確認をする量も次第に膨大になってきます。
そのため分析に時間がかかり、対策の優先順位をつけるまでに時間がかかってしまいます。
DeepCrawlではサイト内の課題を自動で発見でき、パフォーマンス改善のための優先順位をつけてくれます。
また、定期的にクローリングをしてくれるため、修正点のパフォーマンス改善の追跡もすることも可能です。
このようにDeepCrawlではこれまでWeb担当者が膨大な時間を費やしていた作業を自動で行ってくれるため、効率的なサイト運営ができるようになります。
DeepCrawlの料金
これだけ高機能だと料金が気になります。全て一律料金なんですか?
DeepCrawlはユーザーのサイト規模に関わらず、ニーズに最適なプランの選択やカスタマイズができます。ここでは基本的なプランを紹介します。
DeepCrawlの基本プランは「ベーシック」と「プロフェッショナル」の大きく2つのプランがあります。
簡単にベーシックは個人向け、プロフェッショナルは小規模サイトを複数運営するチームや企業向けと考えて良いです。
料金は基本的に年間払いになってます。
プラン | 料金(年間) | ユーザー数/クロール可能URL数 |
ベーシック | 89,990円 | 2プロジェクト/20,000URL |
プロフェッショナル | 319,000円 | 10プロジェクト/60,000URL |
エンタープライズ | 応相談(見積もり) | 100プロジェクト/URL無制限 |
ベーシックプランとプロフェッショナルプランの大きな違いは、SlackやChatWorkなどの効率化ツールなどとの連携ができることです。
チーム運営をしており、関わる人が多い場合はプロフェッショナルプランを利用することをおすすめします。
エンタープライズプランでは、ユーザーが無制限で使える他、電話サポートや専任カスタマーマネージャーが付き、要望次第ではコンサルティングも行っております。
自分がどのプランに適しているか迷う方は14日間の無料トライアルがあるので利用をしてみましょう。
DeepCrawlの評判・口コミ
DeepCrawlは企業規模のサイト運営に適していますね!では実際に利用している方の評判はどうなのでしょうか?
やはりわかりやすい分析レポートや課題点の素早い検出が評判が高いらしいですね。では、実際にどんな声があるか見てみましょう。
DeepCrawlの評判をまとめると
- 問題点を素早く可視化し、簡単に見ることができるのでテクニカルSEOの初心者でも扱いやすい
- クローリングの精度が高く他のツールでは出てこない問題点が発見できる
- 膨大なページを持つサイトでも問題点を発見することが容易で、修正箇所の優先順位をつけてくれるので効率的
やはり、ツールの精度が高く、レポートが非常にわかりやすいことが評判です。
データの活用をチーム内でもしやすいため、効率的に作業を進めることができるのも大きな利点ですね。
国内での利用者はまだ多くはないですが、DeepCrawlを利用している方の中には、これまでは検出されなかった問題箇所を多く検出できたなどの声が挙げられています。
また、テクニカルSEOの重要性を知っている方の中では、注目しているツールとしてDeepCrawlを挙げています。
DeepCrawlの利用が特におすすめな場合
DeepCrawlはどんな場合に利用するのがおすすめなのでしょうか.
DeepCrawlはテクニカルな分析が得意なので、内部対策をしたい場合に特におすすめです。いくつかのパターンに分けてみてみましょう。
DeepCrawlは以下のようなパターンの場合利用することをおすすめします。
- ページ数が多いサイトを運用している場合
- ECサイトを運営している場合
- ブランドサイトを運営している場合
ではそれぞれ具体的に説明をしていきます。
ページ数が多いサイトを運用している場合
ページ数が多いサイトでは、サイト構造の適正化が難しい傾向があります。
DeepCrawlでは、ユーザーや検索エンジンがコンテンツを発見しやすようにサイトの適正化をしてくれます。
サイト内のパフォーマンスが優れている領域と劣っている領域の識別や内部リンクの可視化も可能です。
また、テクニカルなSEO対策もできるため、ページ内のクローリングの適正化やリンクの適正な遷移の分析ができます。
ECサイトを運営している場合
ECサイトにおいてもDeepCrawlは有効です。
ECサイトではユーザーのオーガニック検索に対して、適切に自社製品が検索エンジンに反映させるかが重要です。
ECサイト内の内部構造を分析することにより、商品ページとその他のカテゴリーページの関係性を把握する事ができます。
そして、重要なページや影響力の弱いページの適正化ができるんです。
内部構造を分析することにより、収益性の高いページへのリンクの追加、ECサイトのユーザビリティを高めるなどの対策を打つことも可能です。
また、検索エンジンに対し収益性の高い重要なページの伝達ができ、オーガニック検索の流入を高める事ができます。
他にも、ユーザビリティ向上によりCVRの向上も図れるでしょう。
実際にDeepCrawlを利用して、オーガニック検索による流入が前年の42%増、オーガニック検索からの前月比収益が60%増をしている導入事例もあります。
エンタープライズ向けにはなりますが、個別のアカウントサポートも独自に行っており、DeepCrawlのプロフェッショナルチームが徹底的な監査を行いコンサルティングをしてもらうことも可能です。
ブランドサイトを運営している場合
DeepCrawlは多くの世界的大企業、有名ブランド、多国籍企業に利用されています。
マーケティング担当の方やプロデュサー職の方なども数多く利用しており、企業のデジタル面での成長に大いに役立っています。
特にページ数が多く、グローバルに展開をしているブランドサイトに適しているのが特徴です。
大規模サイトでのクロールも可能であり、またグローバル対応をしているからです。
グローバル分析により、サイトを世界中の関連情報を検索するユーザー向けに配信をするように設定ができます。
複数管理もカスタムできるダッシュボードもあるため進捗確認もしやすく、一般的に使用される様々なアプリとの連携も可能です。
DeepCrawlに関するQ&A
DeepCrawlの機能はとても魅力的ですが、かなりテクニカルなサービスなので使い切れるか不安です。
確かにサイト運営に詳しくない人だと難しく感じるかもしれないですね
ここではDeepCrawlを利用するにあたり、よくある質問をまとめました。
特に企業規模のサイト運営をしていない方や、この機能がどこまで有用かを心配している方が多い傾向があります。
ではそれぞれ見てみましょう。
DeepCrawlは大規模なサイト運営者にしかおすすめしない?
DeepCrawlはページ数が多ければ多いほどツールの真価を発揮できます。
大規模サイトの方が確かに効果は得やすいですが、小規模サイトでもこれからページ数を増やしていくにあたり効果を発揮します。
特に課題点の自動検出が出来る点において、規模を拡大させるにあたり効率的にサイト運営をする事ができます。
内部構造を後から変える作業は手間がかかるので、適宜課題を検出する事で改題を解決しながらサイト規模を拡大するとができます。
もちろん Googleアナリティクスやサーチコンソールとの連携もできるので、個人で運用している小規模サイトでも更に充実した分析と改善活動ができます。
DeepCrawlは無料体験できる?
14日間の無料トライアルがあり、最適化したいサイトのドメインなどを登録することで利用できます。
もちろん、有料版と同じ機能を使う事ができるので無料体験期間中でもサイトの課題の発見をする事が可能です。
期間が短いように感じますが、無料トライアル期間中に導入ガイドを適宜配信をしているので、使いきれないということも防ぐ事ができます。
【まとめ】DeepCrawlでテクニカルSEO対策を行なっていこう
これからの時代はSEO対策は内部SEOが重要になってきます。
しかし、内部SEOの難易度はサイト規模が大きくなればなるほど高くなってきます。
そこで、DeepCrawlを使用して効率的にSEO対策をしていきましょう。
まとめ
- DeepCrawlは検索順位が落ちた原因をテクニカルSEOの観点から分析できる
- サイト規模が大きくなってもGoogleと類似した独自のクローリング機能により、サイトを深くまでクローリングし課題を検出できる
- JavaScriptのレンダリング機能など他の有料内部対策ツールに無い機能もあり、正確なクローリングをすることで適切な対策をすることができる
- 内部対策を徹底的に行うことでGoogleのアルゴリズム変動しにくいウェブサイトを構築することができる
- 問題を自動で検出し、パフォーマンスに影響を与える問題の優先順位をつけてくれる優秀な内部対策ツールはDeepCrawl[/desc_box]
14日間の無料トライアル期間でも、しっかり効果を感じられるようにサポートがあるので、まずはトライアル利用をしてみましょう。
SEO対策をしているものの伸び悩んでいたり、分析に時間がかかってしまい対策が遅れている方はぜひDeepCrawlを利用してみてください
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