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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

リード文とは記事の冒頭部分のことで、ページを開いたユーザーが最初に目にする文章です。

ユーザーの興味を惹き、本文へとつなげる役割を担っているため記事の中でも重要な部分ですが「なんとなく苦手」「何を書くべきか毎回悩んで時間がかかってしまう」と思っているライターやブロガーは多いのではないでしょうか。

しかし毎回記事を書くたびに、リード文の書き方に悩むのは大変ですよね。

そこで今回は、リード文の役割や書き方を解説し、すぐに使えるテンプレートをご用意しました。

内容を簡単にまとめると…

  • 記事に進みやすいリード文の流れ
  • リード文の例
  • パターン別テンプレート

記事を最後までお読みいただければ、リード文を作る際に悩むことがなくなり、効果的なリード文を作れるようになります。

リード文とは?

リード文とは

リード文は別名「導入文」とも呼ばれ、その名のとおり記事の冒頭部分の文章を指します。

リード文では記事の執筆者が軽く挨拶をしていたり、記事全体の内容が要約されていたりします。

ライター初心者の中には「なんとなくそうゆうものだから」「最初の見出しの前に文があるのが一般的だから」といった感覚でリード文を書いている方も多いかもしれません。

しかし、リード文は「リード文の質でその記事全体の善し悪しがわかる」といわれるほど重要な役割をもっています。

そんな重要な要素であるリード文には、次のような役割があります。

問題提起

まず1つ目の役割は「読者に対して問題を提起する」役割です。

記事を訪れる人は何かしらの悩みや疑問を持って訪問してきます。

その悩みをズバリ言い当てて「この記事はあなたの悩みを解決できます」と示し、読者の離脱を防ぎましょう。

求めている情報が「ある」と伝えれば、記事本文へと読み進める確率を高められます。

記事の要約

2つ目の役割は「記事全体の要約を伝える」という役割です。

多くの読者は記事を読む際、流し読みくらいの速度で記事をスクロールしていきます。

そのため、記事の大事な部分をピックアップしてリード文で伝えることで、本当に伝えたい内容を確実に読者に届けることができます。

記事に進みやすいリード文の流れ

 記事に進みやすいリード文の流れ

リード文を執筆する際に意識するポイントは「読者をいかにして記事に引き込むか」です。

リード文で読者の興味・関心をかき立てられなければ、記事本文には辿り着いてもらえないでしょう。

読者を記事に引き込むには、リード文の理想的な流れを知ることが重要です。

1.悩みの明確化

初めに、読者が持っている「悩み」を明確化します。

読者が何かを検索して記事に訪れるとき、そこには必ず解決したい悩みや疑問があります。

そのため「あなたはこんな悩みを持っているのではないでしょうか?」など、読者が解決したい悩みをリード文に入れると「この記事は自分の持っている悩みについて書かれている」と興味を持ってくれるようになります。

反対にリード文で悩みを明確化していないと、読者はその記事が自分の悩みについて書かれているかわからないため、すぐにその記事を離れて別の記事に移ってしまいます。

この記事を例にあげると、次の部分で悩みを明確化しています。

  • リード文の重要性は理解しているが、なんとなく苦手。
  • リード文に何を書くべきか、毎回悩んで時間がかかってしまう

「そうそう、そうなんだよ」と思ってもらえればしめたもの。

リード文の中にテーマとして扱う読者の悩みを入れることで、記事を読み進めてもらいやすくなります。

2.共感

次に、読者の悩みに共感し、読者との距離を縮めます。

明確にした悩みに共感することで、読者に「まるで自分のことを記事にしているようだ」と感じてもらいやすくなります。

すると離脱率を下げられる上に、本文で書かれている解決策に対しての意欲も高まり、読者がアクションを起こす確率が高まります。

悩みの明確化だけしか行わなかった場合、記事を最後まで読んでくれることはあってもアクションを起こしてもらえない可能性があり、執筆する記事の目的によっては効果が薄いリード文となってしまいます。

そのため、読者にアクションを起こしてもらうことが目的の記事では積極的に共感を取り入れましょう。

この記事を例にすると、次のように共感できます。

  • しかし毎回記事を書くたびに、リード文の書き方に悩むのは大変ですよね。

このような文章をリード文に取り入れることで、その記事を「自分ごと化」させることができ、読者の行動力を高めることができます。

3.解決策

読者に対して「悩みの明確化」と「共感」をしたあとは、その悩みに対しての解決策を提示しましょう。

ここで解決する悩みは本文に誘導するための役割を担うため、悩みすべてを解決するのではなく「悩みを解決できる方法がある」ことを伝えます。

また、読者の興味を引く方法として「意外性のある解決策」を提示することも本文へ誘導するための有効な手段です。

自分の予想していなかった定説をひっくり返すような意外な解決策を伝えられれば、読者に「もっと読みたい」といった気持ちを抱かせることができるでしょう。

この記事を例にすると、解決策は次のようになります。

  • そこで今回は、リード文の役割や書き方を解説し、すぐに使えるテンプレートをご用意しました。

小さな悩みを解決して、読者の一番知りたい具体的なリード文の書き方などの説明は本文までしないことで、読者のスクロール率を高めることができます。

4.記事を読むメリット

最後に、記事を読むことで読者が得られるメリットを伝えます。

「この記事を読むとどういった悩みを解決できるのか」「読んだ後にどんな未来が待っているのか」が具体的にイメージできれば、期待感をもって読み進められるでしょう。

記事を読むメリットの例)

  • 理想とする自分に近づける
  • 仕事がうまくいく
  • 好意を寄せている相手に好かれる
  • 面倒な作業を簡単に完了できる

記事のテーマによって読者が求めているメリットは異なります。

そのため記事ごとにペルソナを設定して、読者の求めるものを具体的にとらえましょう。

ペルソナを設定すると、記事の全体をとおして伝えるべき内容が見えてきます。記事の途中で話題がブレてしまうこともなくなるため、記事を作成する際にはペルソナを設定することをおすすめします。

この記事を例にすると、次のようにメリットを提示できます。

  • 記事を最後までお読みいただければ、リード文を作る際に悩むことがなくなり、効果的なリード文を作れるようになります。

このように具体的なメリットを提示すると、読者に今よりもよい未来を想像させ、行動に移してもらうことができるようになります。

リード文の文例

では、実際にリード文の文例を見てみましょう。

例1:「自己管理能力を上げる方法」のリード文あなたは自己管理ができている自信がありますか?

ダメだとわかっているのに「自己管理ができなくていつも三日坊主になってしまう」「休日は資格の勉強をしようと思っていたのに気づいたら夕方になっている」といった日常を送ってしまい、悩んでいる方も多いでしょう。

自己管理能力を高めるためには「意欲を高いまま維持する」ことが大切です。

そこで、この記事では意欲を高く保つための方法を3つご紹介します。

あなたも自己管理能力を高めて、理想の自分に近づきましょう。

例2:「メモの活用術」のリード文

あなたは仕事が上手くいかずに悩んでいませんか?

仕事での悩みはプライベートの生活にも影響してしまい、毎日が辛い日々になってしまいます。仕事が上手くいかない主な理由に「小さなミスを繰り返している」という原因があります。

そんな時活用できる有効な解決方法に「メモを多用する」という方法があります。

上手にメモを活用することで仕事のミスを激減させることができるようになります。

そうなれば自然と周囲からの評価も上がっていき、さらに仕事に力を入れることができます。

ここからは具体的なメモの活用術を徹底的に解説していきますので、ぜひ最後まで読んで仕事に活かしてみてください。

例3:「片思いを成就させるには?」のリード文

「好きな人が振り向いてくれなくて悩んでいる」こういった悩みを持つ方は非常に多いと思います。

片思いしている時はどうしていいかわからず空回りしてしまうことも珍しくありません。

片思い中に大切なことは「焦らずに相手をよく観察すること」です。この記事では、心に余裕を持つ方法とシーン別のおすすめ行動パターンをご紹介していきます。

相手が望んでいることをしてあげれば自然と相手もあなたに対してよい感情を持ってくれるようになりますので、ぜひ実践してみてください。

リード文(導入文)とメタディスクリプションの違い

メタディスクリプションとは「記事の内容を要約してわかりやすく読者と検索エンジンに伝えるための文章」のことをいいます。

赤字で囲った部分がメタディスクリプションです。

このように、メタディスクリプションに設定した文章は検索エンジンのタイトル下に説明として表示されます。

メタディスクリプションは検索エンジンの順位に直接の影響はありません。

しかし、魅力的なメタディスクリプションが書けていれば読者がサイトをクリックする確率が上がる可能性があるため、おろそかにしてはいけません。

メタディスクリプションとリード文には「記事の内容を要約して伝える」という共通点があります。

また、メタディスクリプションに記載される文章は必ずしも設定した文章が選ばれるわけではなく、検索キーワードによって記事内のキーワードが記載されている部分が選ばれることもあります。

すぐ使えるリード文のテンプレート

ここでは、汎用性の高いリード文のテンプレートを皆様にご紹介いたします。このテンプレートを使用して一部を書き換えることで、効率的に良質なリード文を作成できます。リード文を執筆する際はぜひ活用してみてください。

テンプレート1:共感が強く親しみやすいリード文

「○○したいのにできなくて困っている…」そういった悩みを持っている方の声を多く耳にします。

○○したいのに上手くいかないと、落ち込んで他のことにも手が回らなくなってしまいますよね。

そういった時におすすめの方法は「~~をすることです」。

そうすることによって□□が解決し、○○できるようになります。

この記事では~~するための具体的な方法をご紹介しています。

○○してよりよい人生を手に入れましょう。

テンプレート2:解決策と理想の自分を強く押し出すリード文

あなたは●●において○○のような悩みを持っていませんか?

○○といった悩みを持っていると作業に集中できずそれ以外作業のパフォーマンスを落としてしまう原因にもなります。

○○を解決するためにはまず、「~~」をすることがとても重要になってきます。

~~することによって○○の問題が解決され、理想の自分に一歩近づくことができるため、ぜひ取り入れてみてください。

リード文を作る際のポイント

リード文を執筆する際、いきなり書き始めてしまっては良質なリード文を執筆することはできません。

質の高いリード文を執筆するためには、次のポイントが重要になってきます。

リード文は本文作成後に作る

リード文は必ず「本文を作成し終わってから」執筆しましょう。

リード文は本文の内容を要約した文章ですので、本文執筆前にリード文を書くと「まだ存在していない本文の要約をまとめる」ことになってしまいます。

とくにWebライティング初心者はいきなりリード文から書き始めてしまうと、本題とずれた内容になってしまったり、まとまりのない文章になってしまったりする可能性が高くなります。

反対に本文の作成後にリード文に取り掛かれば、本文の内容が頭の中で整理された状態で執筆でき、質の高いリード文を執筆できます。

また、この方法は本文執筆後にリードの修正をする手間も防いでくれます。

そのため初心者だけでなくある程度ライティングに慣れている方にもおすすめの方法になります。

まとめ

最後にリード文の役割についてもう一度まとめておきましょう。

  1. 問題提起(悩みの明確化)
  2. 共感
  3. 解決策の提示
  4. 記事を読むメリットの提示

リード文はその記事における滞在時間を伸ばしてくれる役割があります。

そのため、リード文に力を入れることはSEOの観点からもとても重要な要素です。

リード文はある程度決まった流れで作成できるため、一度慣れてしまえばそれほど悩まずに執筆できるようになります。

テンプレートを上手に活用して、効率よくリード文を執筆していきましょう。