美容師が選ぶ!メンズ整髪料のおすすめ7選|タイプ別に逸品を紹介
みなさんは、どんな整髪料を使っていますか?
最近はナチュラル系が流行っているので、素のままの髪を楽しんでいる人もいると思いますが、ある調査によると整髪料の使用率は男女ともに50%以上となっています。
整髪料といっても様々なブランドや種類がありますから、自分の髪型や髪質、トップに合わせて、選ぶ種類も変わってくるでしょう。
そこで今回、表参道の『hair salon Gallica(ガリカ)』のオーナーで、数々のメディアにも取り上げられている人気美容師、中村飛鳥さんに男性向けのおすすめの整髪料についてお聞きしました。
カリスマ美容師
表参道の人気美容室『hair salon Gallica(ガリカ)』オーナー。関東4000サロンで4店のみ与えられる『HOTPEPPER Beauty AWARD GOLD Prize』を2年連続で受賞。
整髪料の種類と特徴
最初に整髪料の種類と特徴をまとめましたので、こちらをご確認ください。
▼種類のリンクをタップすると該当箇所に移動します。
- ワックス
油性のクリーム状で髪に動きやボリュームを与える、種類が豊富 - ムース(ヘアフォーム)
泡状の整髪料で髪を固定したりツヤ感を出すことができる - ジェル
髪をがっちり固めるジェル状の整髪料、短めの髪におすすめ - ヘアオイル
主に髪をダメージから守る目的で使われる - ヘアスプレー
ヘアセットの仕上げとして髪を固めるのに使うことが多い - ヘアミスト(ウオーター)
髪に水分を与えて寝癖直しやボリュームダウンなどに使われる - グリース
水性ポマードとも呼ばれ、ツヤを与えながら適度にヘアセットできる
実はここにあげた以外にもまだまだ整髪料は存在します。あらためて見てみますと数が多くて驚きですよね。
また、「髪をサラッっと仕上げたい」「ガッチリ固めたい」「パーマを際立たせたい」等々、求める目的によっても最適なものは異なります。
ちなみにワックスとジェルの良い所をとったような新ジャンルの整髪料も登場しているので、これらの中から自分に合ったものを探すのは、難しいかもしれません。
でも、大丈夫です。
こちらの記事では、男性がよく使う整髪料についておすすめのアイテムを1つ1つご紹介していきます。
どんな整髪料があなたに合っているのかな、とイメージしながら見ていくと楽しくなりますよ。
【メンズ向け】美容師のおすすめ&評価の高い整髪料 厳選7選
ここからは、中村さんがおすすめする男性向け整髪料を中心にご紹介していきます。
先ほどお伝えしたように、整髪料はジャンル分けが難しく、多くの種類があるため中村飛鳥さんが普段、自身のサロンで使用していないものについては、Amazonランキングのレビュー評価の高いものを基準に取り上げました。
▼商品名をタップすると詳細情報を確認できます。
タイプ | ワックス | ムース | ジェル | ヘアオイル | ヘアスプレー | ヘアミスト | グリース |
商品画像 | |||||||
商品名 | ジオ ワックス ソリッドホールド | UNO スーパーハード ムース | ロングキープジェル スーパーハード | N.ポリッシュオイル | スパイス シャワーフリーズ | トリエ オム フリュード 10 | クールグリース G ライムの香り |
価格 | 1,410円(税込) | 730円(税込) | 420円(税込) | 3,145円(税込) | 1,320円(税込) | 1,118円(税込) | 1,360円(税込) |
メーカー | タカラベルモント | 資生堂 | mandom(マンダム ) | napla(ナプラ) | アリミノ | タカラベルモント | 阪本高生堂 |
内容量 | 60g | 180g | 225g | 150ml | 180ml | 150ml | 210g |
商品リンク | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 |
1.ワックス
「ワックス」は髪質や毛量によって用途が分かれていて「ファイバー・タイプ」「ドライ・タイプ」「クリーム・タイプ」「スプレー・タイプ」のように様々なものがあります。
ワックスを選ぶ時は、髪の硬い髪には固め、髪の柔らかい人には柔らかめを使うのがポイントです。
おすすめ
ジオ ワックス ソリッドホールド
『ルベル ジオ ワックス ソリッドホールド』は、根元から髪を堂々と立ち上げて、力強い毛束を表現してくれる、強力なセット力と卓越したホールド力がある男性用ワックスです。
力強くよれない毛束をつくり、ハードに仕上げます。「ベリーショート・ショート」の人におすすめです。
ブランド名である『ジオ(THEÓ)』は、「最高のモノ( The Optimal)」というコンセプトを表現しています。
こちらのワックスは一言でいうと、とても使いやすいワックスで私の愛用品です。
普通ハードワックスは硬く伸びにくいものが多いのですが、こちらの商品は少量でもよく伸びてムラになりにくいのがポイントになります。
ハードワックスは硬い髪向きのアイテムです。
硬い髪の人が柔らかいワックスを使っても、毛束感を出すことはできません。逆に柔らかい髪の人が硬いワックスを使うと、髪がガピガピになってしまいます。
柔らかい髪の人には、白いパッケージの「クリエイティブホールド」がおすすめです。
この『ジオ』はメンズに特化したブランドで、性能だけでなく見た目もかっこいいと思います。
>>ルベル ジオ ワックス ソリッドホールドの体験口コミレビューはこちら
興味のある方は「ヘアワックスおすすめ!人気美容師の逸品&人気ランキング10選」もお読みください。
ルベル |ジオ ワックス ソリッドホールド の詳細 | |
メーカー | タカラベルモント |
内容量 | 60g |
メーカー希望小売価格 | 1,410円(税込) |
2.ムース(ヘアフォーム)
「ムース」は泡状の整髪料で、仕上がりのイメージでサラサラ系、ウェット系、ハード系など、多くの種類が存在します。
男性は短髪の方が多いので、しっかり固めてセットするタイプが人気です。
ちなみに「ムース」という言葉は『資生堂』さんの登録商標で、他のメーカーさんでは「ヘアフォーム」と呼ばれるのが一般的です。
おすすめ
スーパーハード ムース
『UNO スーパーハード ムース』は、ヘアスタイルを超ハードに固定するタイプのムースです。
開発した『資生堂』さんは、プロフェッショナルの現場で磨き抜かれたテクノロジーを活かすように、耐湿性セット成分と調湿成分が配合されるように工夫しているとか。
これによって、湿気によるスタイル崩れを防ぎ、ヘアスタイルを一日中キープしてくれます。髪型が崩れたら、水をつければ再整髪も可能。
髪をいたわるトリートメント効果もあり、手にも髪にもベタつかず、無香料・無着色・ノンオイリーです。
大人のスタイリングを実現させてくれる整髪料ですよ。
UNO |スーパーハード ムース の詳細 | |
メーカー | 資生堂 |
内容量 | 180g |
メーカー希望小売価格 | 730円(税込) |
3.ジェル
「ジェル」は濡れたような質感でパリッと髪をホールドするタイプの整髪料です。
くせ毛で髪が広がりやすい方は、ボリュームを抑える効果があり、髪をツヤやかに見せてくれます。
タオルドライした状態でも使うことができるので、ヘアセットの時間を短縮したいときにも役立ちます。
おすすめ
ロングキープジェル スーパーハード
『マンダム ロングキープジェル スーパーハード』は、ベタつかずゴワつかない 使いやすい男性用ジェルです。
どんな髪質でもカチッと固める「スーパーハード」で、思い通りのヘアスタイルを長時間キープしてくる「ロングキープ」は、良い意味で価格と釣り合わないほどの優秀さです。
また、マンダムでは2006年から防腐剤フリー化の製品を提供しています。防腐剤に対して、ピリピリした不快な刺激を感じる方や、アレルギー反応が出てしまうようなデリケートな方も安心して使用することができます。
こちらのジェルは、ドラッグストアなど市販で購入できる求めやすい価格で、内容量もたくさん入っているので、普段使いにピッタリのジェルですね。
髪を固めたい人は、ある程度の量があったほうが良いので、量が少ないとすぐになくなってしまいます。その点このジェルは、量が多いのでコストパフォーマンスは抜群です。
特に社会人の人で、髪をかっちりセットしたい人におすすめです。
さらにアイテムをご覧になりたい方は「ヘアジェルおすすめ!人気美容師の逸品&男女別ランキング全9選」へお進みください。
マンダム | ロングキープジェル スーパーハード の詳細 | |
メーカー | mandom(マンダム |
内容量 | 225g |
メーカー希望小売価格 | 420円(税込) |
4.ヘアオイル
「ヘアオイル」の主な目的は、髪をダメージから守るためのものです。
仕上げの整髪料としても使うことができ、ヘアアレンジ前のベース作りや頭皮のケアなど、様々な使用方法があります。
男性には、あまり馴染みがない整髪料かもしれませんが、髪が長い人には特におすすめです。
おすすめ
N. ポリッシュオイル
ナプラ社には、いくつかのヘアケアシリーズがありますが、こちらの「N.(エヌドット)」シリーズは、「どんな髪質でも、どんな髪型でも、髪印象は自由につくれる」をコンセプトに作られています。
「素髪でいるより心地いい」髪質作りに着目し、髪の束感・空気感などの繊細なニュアンスを思い通りに操れるスタイリングブランドです。
こちらの『ナプラ N.ポリッシュオイル』は、シアバターと天然由来成分で作られているオーガニック製品。髪や肌に優しいものをお求めの方でも安心して使えます。
さらに、ヘアオイルでありながらハンドや全身の保湿オイルとしても使えます。使いみちがありすぎて、困るほどに万能なオイルです!
『ナプラ N.ポリッシュオイル』は、お風呂上りの濡れた髪にアウトバストリートメントとして使うと、ツヤ感を出すのにとても効果的です。
パサついた髪も、毛先までしっとりとまとめることができます。
スタイリング後に使うと、髪に束感を出しながらリッチなツヤ髪へと仕上げてくれて、今っぽい感じに近づけることができます。
見た目もかわいいので、家のインテリアとして置いておいてもオシャレですね。
マンダリンオレンジ&ベルガモットという柑橘系の香りなので、こちらの系統の香り好きの方には癒やしも与えてくれるかもしれませんね。
>>ナプラ N. ポリッシュオイルの体験口コミレビューはこちら
もっとご覧になりたい方は「ヘアオイルおすすめ!人気美容師の逸品&ランキング10選」が参考になります。
ナプラ | N.ポリッシュオイル の詳細 | |
メーカー | napla(ナプラ) |
内容量 | 150ml |
メーカー小売希望価格 | 3,145円(税込) |
5.ヘアスプレー
シューッ!と一吹きで、セットした髪を固めることができる整髪料「ヘアスプレー」。
ワックスやジェルでヘアスタイルを決めた上からスプレーしたり、毛先をねじって遊ばせた感じをキープするのに最適です。
上手に仕上げるには、髪から少し離して使うのがポイントです。
おすすめ
スパイス シャワーフリーズ
『アリミノ スパイスシャワーフリーズ』は、キメたヘアスタイルをキープする強いホールド力があります。
そして乾くまでの間なら指先で手直しすることも可能。手直しがしやすいのに、髪型をカチッと固めてくれるスーパーハードスプレーです。
瞬間固定のような不自然さがなく、微妙なニュアンスを作ることもできて、ショートスタイルにも対応できます。
レビューコメントには、「使い勝手がいい」という意見が多く見られました。
匂いがキツい(ペアーミントの香り)というレビューもありましたが、ここは好みが分かれるとところですね。
他のアイテムについては「ヘアスプレーおすすめ!人気美容師の逸品&男女別ランキング10選」でご覧いただけます。
アリミノ | スパイスシャワーフリーズ の詳細 | |
メーカー | アリミノ |
内容量 | 180ml |
メーカー希望小売価格 | 1,320円(税込) |
6.ヘアミスト(ウォーターベース)
「ヘアミスト」は水のような整髪料で、寝癖直しを目的としたスプレータイプ、ジェルのようなとろみのあるタイプ、ヘアリキッドと呼ばれるツヤを出せるものなど、実に様々なものがあります。
全体的にさらっとした使用感で、ボリュームダウンを目的としたものが多いです。
おすすめ
トリエ オム フリュード 10
『ルベル トリエ オム フリュード』は、ホールド感があり、髪全体になじませやすい、軽やかな仕上がりのウォーターベース・スタイリングです。
髪にウェット感を与えながら、毛流れや空気感、動きなど髪本来の自然な表情をキープします。
数字の違いで、フリュード6と10があり、こちらの10の方が硬めのタイプです。
『ルベル トリエ オム フリュード』は、ウォーターベースなのでウエット感・ツヤ感を出しながら、流れも作りやすい整髪料です。
ウォーターベースのスタイリング剤は、髪全体に素早くなじみ、さらっと伸ばせるので、ワックスよりもセットの時間や手間がかかりません。
そういった意味では使いやすいと思います。
ルベル |トリエ オム フリュード 10 の詳細 | |
メーカー | タカラベルモント |
内容量 | 150ml |
メーカー希望小売価格 | 1,118円(税込) |
7.グリース
「グリース」は水性、または水溶性(水性)ポマードとも呼ばれます。
髪に濡れたような質感を出しながら、バキバキに固まらないのが特徴です。
ジェルと共通点が多いですが、ジェルほどパリッとした質感にならないものが多いです。
ちなみに油性グリースのことを「ポマード」と呼びます。
おすすめ
クールグリース G ライムの香り
『阪本高生堂 クールグリース G ライムの香り』は、数あるネットショップでもとても高評価な整髪料です。
Amazonのカスタマーレビューでは、グリースはダントツの人気商品になっています。
艶とセット力のバランスが素晴らしく、他の整髪料とのコラボレーションにも最適です。
髪を濡らしてセットするだけで、スタイル全体に動きをつけることも可能なため、初心者でも使いやすいと評判です。
古い映画に出てくる主人公のような、バッチリと決めた髪型を作るのであれば、『阪本高生堂 クールグリース G ライムの香り』がおすすめです。
昔からあるロングセラー商品で、伸び・固まり・ツヤ・流れも作れます。
ジェルの場合、タイトな感じでボリュームが収まってしまいますが、こちらは粘りや硬さがあるので、ワックスのような動きをつけながらツヤ感を出すことができます。
>>クールグリースG ライムの香り の体験口コミレビューはこちら
より情報やアイテムを見たい方は「グリースおすすめ!人気美容師の逸品&2大老舗メーカー別ランキング」へお進みください。
阪本高生堂 | クールグリースG ライムの香り の詳細 | |
メーカー | 阪本高生堂 |
内容量 | 210g |
メーカー希望小売価格 | 1,360円(税込) |
整髪料に関連したおすすめ記事
整髪料以外のヘアケアアイテムについては、下記の記事が参考になりますよ。
整髪料の選び方
どの整髪料を買うべきか迷ったら、まずは「何のために使うのか」を明確にしましょう。
目的がはっきりしていれば、選ぶのがスムーズになります。
ここからは、整髪料選びでチェックしておきたいポイントをご紹介します。
目的に合った商品か
整髪料がさまざまな種類に分けられているのは、キープ力やツヤ感などスタイリングの目的が異なるため。
がっちり固めて崩したくない場合はジェルやヘアスプレー、適度なまとまりが欲しい場合はヘアオイルやミストなどがぴったりです。
ここで間違えると、スタイリングが崩れやすくなったり、ベタついて思い通りにいかなくなってしまうので気を付けてください。
扱いやすさ
気になる整髪料を見つけたら、まずは実物を手に取ってみることをおすすめします。
ドラッグストアなどでサンプルを見たり、美容室で取り扱っているものなら美容師さんに相談してみるといいでしょう。
特に整髪料は手に取った時の質感が商品によって異なるので、硬すぎたり柔らかすぎたりすると扱いにくくてスタイリングが上手く決まらないかもしれません。
「手のひらで伸ばしやすいか」「香りは気にならないか」なども確認できるといいですね。
髪質に合うもの
髪質は人それぞれなので、人気の整髪料が必ず自分に合うとは限りません。
例えば細くてしなやかな毛の場合、ヘアバームやワックスなどでは重すぎてボリュームが出せないことがあります。
髪質と整髪料の相性を判断するには、実際に使ってみるのが一番わかりやすい方法です。
迷ったときは、髪のプロである美容師さんと相談してみてください。
髪型にも注目して
ショートヘアやパーマをかけているなど、髪型によっても適した整髪料が異なります。
ショートヘアやストレートヘアの人は、しっかり固めることができるハードタイプ整髪料がおすすめ。
粘度の高いものであれば、髪を立ち上げたり、毛束感も出しやすいのでハードジェルタイプも良いでしょう。
デジタルパーマやくせ毛のような動きのある髪型の場合は、その髪の流れを活かして、ムース系やジェルのような髪に馴染みやすい整髪料がおすすめ。
剛毛の人や、雨や湿気でくせが出てきてしまう人は、ハードワックスとジェルを混ぜて使うと、よりキープ力が増して崩れにくい髪型を作りやすいです。
もし、セットしたときにボリュームを出したいのであれば、スプレータイプやクリームの軽めのもので仕上げると、髪が重たくならないので試してみて下さい。
整髪料に関するよくある質問
未使用なら約3年ほどが期限になります。薬事法では、3年以内に品質が劣化するものには表示が義務付けられています。そのため記載されていなけらば3年ほど持つと考えて大丈夫です。
使った後に落とさずにいたり、シャンプーを怠ると毛が弱くなる原因になります。ヘアセットの際になるべく地肌に整髪料を着けないように気を付けて、夜はしっかり洗い流すことが大切です。毎日使わずたまに髪を休ませることも忘れないでください。
おすすめの整髪料まとめ
整髪料には数多くの種類があります。
髪質や髪の長さ、なりたいヘアスタイルなどによって最適なものは違うので、みなさんも色々とトライされたかと思います。
自分のお気に入りのアイテムを見つけても、たまには冒険して新しいものにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
ふだん整髪料をつけていない人でも、使ってみればガラリと雰囲気が変わり、素敵に変身することができるでしょう。
こちらでご紹介したものは、ごく一部になりますが、あなたの整髪料選びのご参考になればと思います。