「Webライターに興味があるけど、どんな仕事をするんだろう?」
「生活に必要なお金はちゃんと稼げるのかな?Webライターになって、やっていけるかな?」
と、Webライターに興味を持つ人は年々増えているようです。
副業をする人やスキマ時間を活かして仕事をする人が多い今、PCとネット環境さえあれば仕事ができるWebライターの仕事は注目を集めています。
しかし実際にWebライターとして働く前には、仕事内容や年収、必要なスキルについて知っておきたいですよね。
そこで今回はSEOの知恵袋編集部が、Webライターの仕事についてわかりやすく説明します。
簡単にまとめると…
- WebライターはWeb上の文章を作る仕事
- 文章を書くこと以外にもSEOやサイト構築などの知識があると収入アップにつながる
- Webライターの収入を上げる方法
- Webライターは副業にもおすすめ
記事を最後までお読みいただければ、Webライターの仕事内容と年収、収入アップの方法などがわかります。
それではさっそく見ていきましょう。
目次
Webライターとは?仕事内容は実際どうなの?
Webライターとは、Web上の文章を作成する人のことをいいます。
ニュースサイトやエンタメ系メディア、企業の公式サイト、商品やサービスの販売ページ、ECサイトの商品紹介文、個人ブログなど活躍の場所はさまざまです。幅広い分野でニーズがあり、興味のあることや自分の経験、得意分野を活かして働くことができます。
また、PCとネット環境さえあれば仕事ができるので、勤務先以外の自宅やカフェで作業する人も多くいます。
Webという特性上、検索エンジンと読者の両方にとってわかりやすい文章を書くこと、いわゆるSEOライティングが求められることも多くあります。SEOライティングは一見難しく感じるかもしれませんが、一般的な文章作成力があり、規定を守って文章を作成できれば問題ありません。
Webライターになるには
Webライターになるための資格や制度はとくにありません。
そのため、Webライターを始めると決めたらPCとネット環境、文章作成に使用するWordやGoogleアカウントなどがあればすぐにでも始められます。
具体的に、Webライターの仕事を獲得するには次のような方法があります。
企業のライティング担当になる
企業の社員やアルバイトとして、ライティングを担当する方法です。
2021年現在、求人を見てみるとWebライターを募集している企業は多くあります。ポジションとしては自社メディアのライター、自社商品・サービスの専属ライター、ライティング会社のライターなどがあります。
社員よりもアルバイトの募集が多く、社員を目指す場合にはフリーランスやアルバイトの経験を経て転職活動をする人が多いようです。
フリーランスのWebライターになる
フリーランスのWebライターの働き方はさまざまで、特定の企業と専属契約する、複数のメディアと契約する、クラウドソーシングを利用して案件ごとに仕事を獲得するなどの方法があります。
「メディアに直接売り込むには経験が少なく自信がない」といった場合にはクラウドソーシングで経験を積んでから応募するのもよいでしょう。
Webライターに必要なスキル
ここで、Webライターにはどのようなスキルが求められるのかお話しします。
基本的なPCスキル
Webライターは基本的にPCを使って作業するため、基本的なPCスキルが必要となります。
とはいってもプログラミングやサイト構築などが求められるわけではなく、文章作成に困らない程度のタイピングスピードであればよいでしょう。
リサーチ力
Webライターの仕事は文章を書くことですが、文章を書くためには情報を集める必要があります。
Webライターの中には執筆作業よりもリサーチに時間をかける人が少なくありません。誤った情報を発信すれば読者に迷惑をかけてしまうだけでなく、文章が掲載されたメディアの信頼性を下げることにもつながります。
また、検索を意識して文章を書く際には、検索ワードや競合メディアの情報が重要となります。
「正確な情報を得る」「検索のニーズをとらえる」という2つの意味でリサーチ力が大切となるのです。
コミュニケーションスキル
フリーランスのWebライターの場合には、クライアントとのやり取りが発生します。
その際には、メールの文面だけでコミュニケーションをとることも多くあります。
そのため相手の求めているものをきちんと理解できるよう、ある程度のコミュニケーションスキルも必要となります。
文章力
Webライターに必要なスキルとして「文章力」を最後に挙げるのは、先にご紹介した3つよりも優先度が低いからです。
文章力はWebライターとして仕事を続けていくうちに身に付くため、最初から「文章力がないからWebライターは向いていない」と悲観的になる必要はありません。
実際に文章を書いてみて不足を感じたら、フレームワークを使って書く・ライティング講座を受講するなどの方法で文章力の底上げを図るとよいでしょう。
文章力を底上げするフレームワークは下記の記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
Webライター必見
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Webライターが身に着けたいスキル
ここでは、Webライターとして必須ではないものの、身に着けておくと高単価の案件を受注できたり、継続して依頼をもらえたりするスキルについてお話しします。
SEOの知識
SEOとは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)という意味で、Webサイトを検索エンジンから見て理解しやすいように調整することをいいます。
SEOライティングとサイト全体においてのSEO知識を身に着ければ、要望を受けての執筆だけでなくコンテンツ作成の提案をライター側からできることも多くなります。
セールスライティングの知識
商品やサービスを売るための文章には、押さえるべきポイントがあります。
見知らぬ人からいきなり「よい商品なので絶対に買ってください」と言われても、なかなかその気にはなれませんよね。
しかしターゲットに響く言葉選びや伝える順番、語るべき要素などを押さえて文章を書くことで、問い合わせや購入につなげられるでしょう。Webライターとして活躍の幅を広げたいのであれば実践できるようにしておくとよいでしょう。
セールスライティングについては当サイトWeiVでも「セールスライティングとは?「売れる」文章の型をマスターしよう」の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
ライティング力をワンランクアップ!
セールスライティングとは?「売れる」文章の型をマスターしよう
サイト構築・Webデザインの知識
Webサイトは文章や画像、それらを配置するためのコードやプログラムからできています。文章が必要となるタイミングでデザインやサイトデザイン変更が必要となることも多くあるため、サイト構築やwebデザインの知識を身に着けておくと幅広い提案ができます。
Webライターの年収、実際はいくら?
Webライターの年収は非常に幅広く、一概にいくらと言うことができません。
Webライターの収入は文字(記事)単価制も多く、案件やライターによって報酬額はさまざまです。
あくまでも目安ですが、一般的なWebメディアでは文字単価1~2円、専門的なジャンルの記事は2~5円の募集が多くなっています。
クラウドソーシングでは直接契約よりもやや低い相場となり、コラム記事で0.5~1.5円、専門的な記事で1.5~3円程度が目安です。ライター自身に知名度や影響力がある場合には、この限りではありません。
単純に計算すると、文字単価1円で1日に1万字書けば日当は10,000円、月20日働けば月商20万円となります。
1記事の文字数や難易度、リサーチの多さなどによって1日に1万字が無理のない文字数かどうかは変わってくるため、ある程度経験を積んだら単価を上げることを目標にする人が多くなっています。
Webライターの収入アップ方法
では、Webライターの収入を上げるにはどうしたらよいのでしょうか。
ここでは、Webライターの収入アップ方法についてお話しします。
実績を積む
Webライターとして収入を上げるのに最も確実なのは、実績を積むことです。
実績が多くなってくれば信頼性が高まり仕事が獲得しやすくなりますし、条件を交渉するにあたっても有利に働きます。
仕事を頼む側の立場に立って考えてみると、実績が数件の人よりも数百件の人に頼みたくなるのは自然なことですよね。
コツコツと積み上げた実績はあなたの実力を証明してくれます。
専門性を上げる
自分の得意なジャンルやこれまでに培った経験が活かせるジャンルがあれば、そのジャンルに絞って専門性を上げていくと収入アップにつながりやすくなります。
金融・法律・医療など難易度の高いジャンルに知見がある場合には、知識や資格をアピールしていくことをおすすめします。
また、ジャンル自体の誰よりも詳しいジャンルがあるといった場合には、そのジャンルを代表するライターとして認知されるように情報発信していくのもよいでしょう。
自分にとっては当たり前の知識でも、他人にとってはそうでないことも多くあります。
たとえば効率のよい事務作業のしかたや取り組んでみて効果があったダイエット方法、家業で得た知識など、市場のニーズが高い経験をもっていないか振り返る機会を作ってみてください。
知名度を上げる
Webライターの収入を上げるためには、仕事の数をこなして実績を積む以外に自ら情報を発信して知名度を上げるのも一つの方法です。
タレントのように表立って活躍するライターはさほど多くありませんが、インフルエンサーのように特定のジャンルやコミュニティで支持され、影響力を持つようになればそこに需要が生まれます。
単価交渉をする
長期間継続して仕事を受けていて、始めた当初と条件が変わっていないのであれば単価交渉をしてみるのもよいでしょう。
あるいはスキルを身に着け、請け負う範囲を広げることで総合的な報酬がアップすることもあります。
「報酬についての話はしにくい」というWebライターさんも多いのですが、条件さえマッチすれば報酬金額の変更は柔軟に対応するメディア・編集も多いでしょう。
Webライターは副業向き?
Webライターの仕事は副業にも向いています。
案件ごとの募集が多くあり、一定期間の契約だとしても「一ヵ月に〇記事まで」といった交渉がしやすいからです。
また、そうした募集であれば締切さえ守れば時間に縛られず、自由なスタイルで働けます。
そのため、1日にまとまった作業時間がとれない人もスキマ時間を利用して活躍しています。
会社員の副業はもちろん、育児中・介護中の人や身体的な理由で長時間の勤務が難しい人にもおすすめの仕事といえるでしょう。
Webライターに向いている人
Webライターの仕事は比較的自由度が高いといえますが、人によって向き不向きはあります。
中でもWebライターに向いているのはこんな人です。
好奇心が旺盛な人
「何にでも興味を持ちやすい」「気になったことは徹底的に調べないと気が済まない」など、好奇心が旺盛な人はWebライター向きです。
前述したとおり、Webライターの仕事は執筆よりもリサーチが多いこともあるほど「情報」が大切です。
私生活では関係のない分野でも好奇心を持って取り組める人はWebライター向きといえます。
地味な作業が嫌いじゃない人
Webライターの仕事はどちらかといえば裏方作業で、自分の名前が表に出ないことも多くあります。
また、リサーチした情報をわかりやすく文章にまとめるのは、思ったよりも時間がかかり大変なことがあるかもしれません。
そうした作業をコツコツ進めるのが苦でない人はWebライター向きです。
目的に沿った文章が書ける人
自分の意見や感じたことを書くのではなく、記事を作成する目的に沿った文章が書ける人はWebライターに向いています。
始める前にはピンと来ないかもしれませんが、書くことが好きな人の中には「自分の意見を書きたい」「文章で自分を表現したい」という人も少なくありません。
そういった方はどちらかといえばブロガーや作家向きであり、あまりWebライター向きではありません。
コンテンツを作成する理由を理解し、目的に沿って文章を書ける人がWebライター向きといえます。
予定を立てて行動するのが好きな人
Webライターの仕事はリサーチから執筆、フリーランスであれば納品まで自分で行なう必要があります。
人柄がよく文章が上手だとしても、締切に遅れることを繰り返せば仕事がなくなってしまうこともあるでしょう。
そのため、予定を立ててそのとおりに進めていくのが好きな人はWebライター向きといます。
まとめ
今回は、Webライターの仕事内容と年収についてお話ししました。
インターネット上のコンテンツを作るにあたって、Webライターの力は必要不可欠です。
私たちの生活にはネットが欠かせなくなっていること、今後ますます生活とネットは混じりあっていくと予想されることから、将来的なニーズも高い仕事といえるでしょう。
Webライターの仕事は専業のフリーランスでなく、副業でもスタートできます。
迷っている方はクラウドソーシングの登録から始めてみてはいかがでしょうか。