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AIをSEOに利用すべき?生成AIで検索順位を上げる方法とやるべき施策を完全解説
2026.06.01 AI
ChatGPTやGeminiなどの生成AIを業務に取り入れる動きが急速に広がる中、SEO(検索エンジン最適化)の現場でもAI活用が当たり前になりつつあります。
そこで今回は、企業でWebサイト運営やデジタルマーケティングに関わった経験がある方を対象に、「SEOにおけるAIの活用実態」や「AI導入による業務の変化」についてアンケート調査を実施しました。
調査では、SEOを実施している企業の6割以上が何らかの形でAIを活用していることや、AI活用で最も効果を感じる業務が「記事の構成作成」である一方、「データ分析」はAIだけでは対応が難しいと感じられているなど、現場ならではのリアルな実態が明らかになっています。
本記事では、AI SEOの基礎からGoogleの公式見解、具体的な実践フロー、ツール選び、リスク回避までを、アンケート結果をもとに詳しく解説します。
| 調査テーマ | SEO実施企業における生成AI活用の実態調査 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査実施時期 | 2026年4月 |
| 集計対象 | 事前調査で「これまでに、企業においてWebサイトの運営や管理、またはデジタルマーケティング業務に従事した経験がある」と回答した男女 |
| 調査人数 | 事前調査704人 / 本調査26人 |
| 調査機関 | 株式会社NEXER Group |
目次
- 1 AIによるSEOとは?
- 2 AIを使うとSEOで何ができる?
- 3 【アンケート調査結果】SEO業務における生成AI活用の実態調査
- 3.1 AIはSEO実務に着実に浸透、SEO実施企業の約6割が活用中
- 3.2 非活用の理由は「使い方の不明」と「成果イメージの欠如」が中心
- 3.3 最も使われる業務は「データ分析」、構成作成・本文・リライトも約半数で活用
- 3.4 各業務で時間削減を実感、データ分析・コンテンツ作成では「8割以上削減」の声も
- 3.5 AI生成物には人の手が必須、約7割が「40%以上の編集・修正」を実施
- 3.6 AI導入後、約8割が何らかの成果を実感。最も効果を感じた業務は「構成作成」
- 3.7 不安点の最多は「情報の正確性」、約4割が実際に問題発生も経験
- 3.8 活用ツールは「Gemini」が最多、複数ツールの使い分けが主流に
- 3.9 今後のAI活用は「必要」と「不要」が拮抗、ただし過半数は前向きな姿勢
- 3.10 調査結果まとめ
- 4 AIを使ったSEOは何からやるべき?
- 5 AIを使ったSEOの具体的なやり方
- 6 生成AIを使ったSEOで成果を出すコツ
- 7 AIを使ったSEOの効果と事例
- 8 AIを使ったSEOのリスクと注意点
- 9 SEOに使えるAIツール一覧と選び方
- 10 AI SEOに関するよくある質問
- 11 まとめ
- 12 お問い合わせ
AIによるSEOとは?
- AI SEOとは
- AI時代の変化
- やるべき企業の見極め
→生成AIをSEO業務に組み込み、検索順位の向上と業務効率化を両立する取り組み。AIで記事を作れば順位が上がるわけではない。
→ゼロクリック検索の増加とコンテンツの均質化が進行。AIを使いこなして独自性の高いコンテンツを作れるかが勝負になる。
→「制作スピードと品質の両立に課題がある」「競合の動きに追いつく必要がある」のいずれかに当てはまれば導入検討の価値あり。
AI SEOとは、生成AIをSEO業務に組み込み、検索順位の向上と業務効率化の両方を実現する取り組みのことです。ここでいう「AI」は、ChatGPTやGemini、Claudeといった生成AIを指します。
従来のSEOがキーワード選定から記事執筆、リライト、分析までを人手中心で進めていたのに対し、AI SEOではこれらの工程の一部をAIに任せ、人は判断と最終調整に集中する分業体制を取ります。ただし、AIで記事を作れば順位が上がるわけではありません。使い方を誤れば、順位低下や検索エンジンからの低評価につながる可能性もあります。
AI時代のSEOについて
AI時代のSEOで起きている変化は、大きく2つあります。
1つは検索行動の変化です。ユーザーはAIが要約した答えで満足し、サイトをクリックしないケースが増えています。
もう1つはコンテンツ制作の変化です。生成AIの普及により、誰でも一定品質の記事を短時間で作れるようになりました。その結果、似たような内容の記事がネット上に増え、独自性のないコンテンツは検索エンジンから評価されにくくなっています。
つまりAI時代のSEOは、AIをいかに使いこなして効率的に独自性の高いコンテンツを作るかという勝負に変わりつつあるのです。
AIの普及によるSEOへの影響
AIの普及がSEOにもたらす影響は、ポジティブとネガティブの両面があります。
ポジティブな影響は、コンテンツ制作の効率化です。キーワード調査・構成作成・下書き執筆など、従来は数時間かかっていた作業を大幅に短縮でき、捻出した時間を独自取材や一次情報の収集に振り分けられます。
こうした効率化のメリットは一部の先進企業だけのものではなく、すでにSEO実務の現場へ着実に広がり始めています。
弊社が、自社サイトでSEOを実施している14名を対象に実施したアンケート調査では、SEO業務に生成AIを活用していると回答した人は64.3%でした。内訳は「積極的に活用している」が28.6%、「一部業務で活用している」が35.7%です。
>>実際の調査結果はこちら(SEO業務における生成AIの活用状況)
つまり、生成AIの一般化からまだ数年ですが、SEOに取り組む企業ではすでにAIの活用が業務インフラの一部として組み込まれ始めていると言えそうです。
一方で、ネガティブな影響も無視できません。
近年はAI Overviewsの普及によって、検索結果上でユーザーの疑問が解決してしまうケースが増えており、検索上位を獲得していても、以前ほどアクセスを集められなくなるケースがあります。
弊社が実施したAI Overviewsに関するアンケート調査では、「AI Overviewsだけで検索を完結することがある」と回答した人は35.5%となりました。すでに3人に1人以上が、WebサイトをクリックせずにAIの回答だけで情報収集を完結していることになります。
>>実際の調査結果はこちら(AI Overviewsだけで検索が完結するケース)
さらに、海外論文「Google AI Overviews and Publisher Traffic: Evidence from a Field Experiment」では、AI Overviewsが表示された場合、外部サイトへのオーガニッククリックが38%減少し、ゼロクリック検索の発生率が33%上昇したと報告されています。


このように、AIの普及によってSEOの役割は「検索順位を上げること」だけではなく、AIに引用される価値のある情報を発信することへと変化し始めています。
加えて、Googleは生成AIによる低品質コンテンツの大量生成を「スパム」とみなす方針を明確にしています。AIを使うこと自体が問題視されるわけではありませんが、効率化のために使うのか、量産のために使うのかで結果は大きく分かれるという点は押さえておく必要があります。
私自身も現在は、記事構成の作成や競合分析のたたき台づくりなどで生成AIを日常的に活用しています。
実際に使ってみて感じるのは、「AIを使うべきかどうか」を議論する段階はすでに終わりつつあるということです。重要なのは、AIを使うかではなく「どう使うか」です。
AIを使う目的は、記事作成の手を抜くことではありません。キーワード分析や情報整理、構成案の作成などを効率化することで、同じ時間の中でより質の高いコンテンツを作ることにあります。
特に現在は、AIによって誰でも一定品質の記事を作れる時代です。そのため、単にAIで記事を量産するだけでは差別化できません。
AIで作業時間を短縮し、その分を独自調査や実体験の追加、専門家への取材などに充てることが、検索順位の向上やAIからの引用獲得につながると考えています。
AIは人の代わりではなく、人の能力を拡張するためのツールです。AIを前提としたコンテンツ制作体制を構築できるかどうかが、今後のSEO成果を大きく左右するでしょう。
SEO業界20年、取引実績5,000社で多種多様な企業様の課題解決と成長をサポートしてまいりました。
完全内製の一貫体制でSEO支援を行い、専属のSEO研究チームが「分析→実装→検証→改善」 のサイクルを高速で回します。
問い合わせ増加・ブランディングを全力でサポートいたします。
AIを使うとSEOで何ができる?
AIはSEOのキーワード選定・構成作成・本文執筆・リライト・分析改善という5工程すべてで活用できます。ただし工程ごとに貢献度は異なり、AIが得意なのは情報整理・要約・下書き生成です。独自情報・実体験・戦略判断は人が担う必要があります。
- AI SEOでは、キーワード分析・構成作成・本文下書き・リライト・データ分析など、SEO業務全体でAIを活用できる
- 特にAIは、情報整理・要約・下書き生成・アイデア出しに強く、記事制作や分析業務の効率化に役立つ
- 一方で、独自情報・実体験・戦略判断はAIだけでは難しく、検索順位やAI引用を伸ばすには人による品質改善が重要
SEOの工程は大きく5つに分かれ、AIの貢献度は工程ごとに異なります。
| 工程 | 貢献度 | AIが担える作業 |
| キーワード選定 | 中 | 関連キーワードの抽出、検索意図の分析 |
| 構成作成 | 高 | 見出し案の生成、競合分析の要約 |
| 本文執筆 | 高 | 下書き作成、表現の言い換え |
| リライト | 中 | 古い情報の更新提案、文章の改善案 |
| 分析・改善 | 中〜高 | パフォーマンスデータの要約、改善案の提示 |
工程ごとに「何をAIに任せ、何を人がやるか」を明確にすることが、AI SEO成功の鍵となります。


実際の現場では、AIが最も活用されているSEO業務は「データ分析」で66.7%、次いで「記事の構成作成」「記事本文の作成」「リライト・改善」がいずれも44.4%でした(※質問4)。数値の読み解きや傾向把握といった、人がやると時間のかかる工程からAIの活用が広がっています。
AIでできること
AIが得意なのは、情報整理・要約・下書き生成といった、単純作業や定型処理に該当する業務です。作業レベルで整理すると次のとおりです。
- キーワード関連:関連キーワード・サジェスト・共起語の抽出/検索意図の分析と分類(情報収集型・比較検討型・購入意図型)/ロングテールキーワードの提案
- 構成作成・執筆関連:競合記事の見出しの要約/想定読者と検索意図に基づいた構成案の生成/各見出しの本文下書き/タイトル・メタディスクリプションの複数案出し/FAQセクションの生成
- リライト・改善関連:既存記事の古い情報の検出/文章のトーン調整(フォーマル⇔カジュアル)/同じ意味の文章の言い換え/重複表現や冗長表現の指摘
なかでも実務担当者が最も効果を感じているのは「記事の構成作成(見出し設計)」で44.4%、次いで「記事本文の作成」が22.2%でした(※質問13)。回答理由には「予想もつかないアイデアを出してくれる」という声もあり、AIの強みは処理速度だけでなく、構成設計における発想補助にもあると言えます。
AIを「単純作業を代行する道具」としてだけでなく、「発想の壁打ち相手」としても使うことで、成果の体感はさらに高まります。
AIではできないこと
AIには明確な限界があります。ここを理解しないままAIに任せると、品質低下や評価ダウンを招きます。
- 事実の保証:AIは「もっともらしい文章」を生成しますが、内容が事実かは保証しません(ハルシネーション)。統計データや固有名詞、最新ニュースは誤りが珍しくありません。
- 実体験・独自取材:「実際に使ってみてどうだったか」「専門家に聞いた現場の声」といった一次情報は生み出せません。E-E-A-Tの「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」は、AIが最も苦手とする領域です。
- 戦略判断:「このキーワードにリソースを投下すべきか」「自社サービスとの整合性は取れているか」といった経営判断は下せません。
- 最新情報のキャッチアップ:学習データのカットオフがあり、それ以降の情報は持っていません。検索機能付きでも、情報の信頼性まで判断するのは困難です。
この限界は現場感覚とも一致しており、「AIのみでは対応が難しい」と感じる業務の1位は「データ分析」で44.4%でした(※質問14)。AIの活用率が最も高い業務が、同時に最も「AIだけでは完結しない」と感じられている点が特徴的です。集計や要約はAIが得意でも、「なぜそうなっているのか」を読み解いて施策に落とし込む工程には、人の経験と判断が欠かせないためと考えられます。
つまりAIの限界は「AIを使うべきでない理由」ではなく、「人がどこで価値を発揮すべきかを示すヒント」と捉えられます。
AIと人の役割分担
AI SEOで成果を出すには、「AIに全部任せる」のではなく、AIと人がそれぞれ得意な工程を分担することが重要です。


AIは、情報整理・下書き作成・パターン分析などの「処理速度」が求められる業務に強みがあります。一方で、人間は「戦略判断」「独自性の付与」「体験ベースの情報発信」といった、文脈理解や経験が必要な領域を担うべきです。
実際のAI SEOでは、以下のように役割分担するケースが一般的です。
| AIが担当する業務 | 人が担当する業務 |
| 関連キーワード・共起語の抽出 | 狙うキーワードの最終判断 |
| 検索意図の分類・整理 | 自社サービスとの整合性確認 |
| 競合記事の分析・要約 | 差別化ポイントの設計 |
| 見出し構成のたたき台作成 | 独自情報・実体験の追加 |
| 本文の下書き生成 | 事実確認・監修・品質調整 |
| タイトル案・FAQ生成 | CTR改善・訴求調整 |
| リライト候補の提案 | 優先順位判断・施策決定 |
特にAI SEOでは、「AIが生成した内容を、人がどう磨き込むか」が検索順位とAI引用率を大きく左右します。
現在のGoogle検索やAI Overview、生成AIは、「情報量が多いだけの記事」ではなく、一次情報・経験・専門性が含まれているコンテンツを重視する傾向があります。そのため、AIが作成した下書きをそのまま公開しても、上位表示やAI引用につながりにくいケースがあります。
例えば、以下のような情報は、人が加えることで評価されやすくなります。
- 実際に試した感想や検証結果
- 独自アンケート・独自調査データ
- 実務経験に基づくノウハウ
- 専門家コメントや監修
- 自社事例・失敗談・改善プロセス
こうした要素は、AIには生成できない「独自性」として機能します。特にAI引用を狙う場合は、他サイトにない一次情報が引用対象になりやすいため、人が価値を加える工程は非常に重要です。
また、AI SEOでは「AIを使うこと」自体が重要なのではなく、AIを使って浮いた時間を、独自性や品質向上に使えるかが成果を分けるポイントになります。
つまり、「AIは“代替”ではなく“補助”」「AIが作業効率を高め、人が戦略・独自性・品質を担保する」この役割分担こそが、AI SEOで検索順位とAI引用の両方を伸ばすための基本的な考え方と言えます。
私は、キーワード選定では関連キーワード案の洗い出し、検索ニーズ分析では「ユーザーが何に困っていて、どんな情報を求めているのか」の整理に使っています。
また、構成案や文章作成ではたたき台を作る用途として便利です。ただし、AIが作成した構成や文章をそのまま使うことはおすすめしません。
AIの出力は既存サイトの情報を整理した内容になりやすく、そのままでは独自性が不足するためです。
構成はユーザーにとって最適な回答になるよう人が考え、文章には実体験や独自情報を加えることが重要だと感じています。
一方で、誤字脱字のチェックや文章のリライトは非常に優秀です。公開前の記事を確認してもらうだけでも品質向上につながるため、積極的に活用する価値があると考えています。
AIを使うとSEOで何ができるか解説しましたが、実際にSEO担当者やWeb担当者はどのようにAIを活用し、どのような効果や課題を感じているのでしょうか。
そこで当社では、SEO業務における生成AIの活用実態についてアンケート調査を実施しました。ここからは、その調査結果をもとに、現場でのAI活用状況や成功・失敗の実態を見ていきます。
【アンケート調査結果】SEO業務における生成AI活用の実態調査
近年、ChatGPTやGeminiをはじめとした生成AIの急速な普及により、SEOの業務フローやコンテンツ制作のあり方が大きく変わり始めています。
これまではキーワード調査から記事作成、リライト、データ分析まで人手で進めるのが主流でしたが、現在は工程の一部を生成AIに任せ、効率化と品質向上の両立を目指す企業が増えてきました。
一方で、AI活用の実態や、現場で感じている効果・課題については、まだ十分に共有されていないのが実情です。
そこで今回、Webサイト運営やデジタルマーケティングに関わった経験を持つ方を対象に、SEOへのAI活用状況や、AI導入による業務時間の変化、活用ツール、感じている不安などについてアンケート調査を実施しました。
| 調査テーマ | SEO実施企業における生成AI活用の実態調査 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査実施時期 | 2026年4月 |
| 集計対象 | 事前調査で「これまでに、企業においてWebサイトの運営や管理、またはデジタルマーケティング業務に従事した経験がある」と回答した男女 |
| 調査人数 | 事前調査704人 / 本調査26人 |
| 調査機関 | 株式会社NEXER Group |
事前調査:これまでに、企業においてWebサイトの運営や管理、またはデジタルマーケティング業務に従事した経験はありますか?

| ある | 26人 |
| ない | 678人 |
今回は、これまでに、企業においてWebサイトの運営や管理、またはデジタルマーケティング業務に従事した経験のある26人の方を対象に調査をおこないました。
AIはSEO実務に着実に浸透、SEO実施企業の約6割が活用中
質問1:自社サイトにおいて、現在SEO(検索順位向上を目的とした何らかの取り組み)を実施していますか?※現在従事していない方は、当時のことについてお答えください。

| 実施している | 53.8% |
| 実施していない | 46.2% |
SEOを「実施している」と回答した人は53.8%となり、過半数の人が何らかのSEOに取り組んでいる結果となりました。
質問2:SEOにおいて、AI(生成AI含む)を活用していますか?

| 積極的に活用している | 28.6% |
| 一部業務で活用している | 35.7% |
| 過去に活用していたが現在は使用していない | 7.1% |
| 活用していない | 28.6% |
SEOを実施している人のうち、「積極的に活用している」「一部業務で活用している」を合わせると64.3%となり、約6割がSEO業務に生成AIを活用していることが分かりました。
生成AIの一般化からまだ数年ですが、SEOに取り組む企業ではすでにAIの活用が業務インフラの一部として組み込まれ始めていると言えそうです。
一方で「活用していない」も28.6%存在しており、活用層と非活用層の差が広がり始めているとも考えられます。
非活用の理由は「使い方の不明」と「成果イメージの欠如」が中心
質問3:活用していない理由を教えてください。

| 使い方が分からない | 25.0% |
| 成果が出るイメージが持てない | 25.0% |
| その他 | 50.0% |
「使い方が分からない」「成果が出るイメージが持てない」がそれぞれ25.0%となりました。
AIをSEOに活用していない人の理由は、AIそのものへの否定的な考えというよりも、具体的な使い方や成果のイメージを描けないことに起因している可能性が示唆されています。
逆に言えば、活用方法や効果が見えやすくなれば、AI導入のハードルは下がっていくと考えられます。
最も使われる業務は「データ分析」、構成作成・本文・リライトも約半数で活用
質問4:AIを活用しているSEO業務を教えてください。(複数回答可)

| データ分析 | 66.7% |
| 記事の構成作成(見出し設計) | 44.4% |
| 記事本文の作成(ライティング) | 44.4% |
| リライト・改善 | 44.4% |
| コンテンツ作成(画像・動画) | 44.4% |
| キーワード選定 | 22.2% |
最も多かったのは「データ分析」で66.7%となり、SEOの中でも数値の読み解きや傾向把握にAIが活用されていることが分かりました。
また、「記事の構成作成」「記事本文の作成」「リライト・改善」「コンテンツ作成(画像・動画)」がいずれも44.4%となっており、コンテンツ制作の幅広い工程でAIが取り入れられていることがうかがえます。
SEOの工程全体において、AIは「下書き・整理・要約」を支える存在として浸透し始めているようです。
各業務で時間削減を実感、データ分析・コンテンツ作成では「8割以上削減」の声も
質問5:AI導入後、キーワード選定にかかる作業時間はどのように変化しましたか?

| 80%以上の削減 | 0.0% |
| 60%〜80%未満の削減 | 0.0% |
| 40%〜60%未満の削減 | 50.0% |
| 20%〜40%未満の削減 | 50.0% |
| 1%〜20%未満の削減 | 0.0% |
「40%〜60%未満の削減」と「20%〜40%未満の削減」がそれぞれ50.0%となり、AI導入によってキーワード選定の作業時間が短縮されていることが分かりました。
キーワード選定は、検索ボリュームの確認や競合調査など工数の多い作業ですが、AIを活用することで関連キーワードの整理や検索意図の分析を効率化しやすくなっていると考えられます。
質問6:AI導入後、記事の構成作成(見出し設計)にかかる作業時間はどのように変化しましたか?

| 80%以上の削減 | 0.0% |
| 60%〜80%未満の削減 | 25.0% |
| 40%〜60%未満の削減 | 25.0% |
| 20%〜40%未満の削減 | 25.0% |
| 1%〜20%未満の削減 | 25.0% |
削減幅は分散しているものの、「60%〜80%未満の削減」と回答した方もおり、見出し設計の叩き台作成や競合構成の要約など、AIが得意とする領域では大きな効率化につながっているようです。
質問7:AI導入後、記事本文の作成(ライティング)にかかる作業時間はどのように変化しましたか?

| 80%以上の削減 | 0.0% |
| 60%〜80%未満の削減 | 25.0% |
| 40%〜60%未満の削減 | 25.0% |
| 20%〜40%未満の削減 | 25.0% |
| 1%〜20%未満の削減 | 0.0% |
記事本文の作成についても、活用している全員が時間削減を実感していました。
「60%〜80%未満の削減」と「40%〜60%未満の削減」がそれぞれ25.0%となっており、下書きや言い換え作業をAIに任せることで、ライティング工程の負荷が下がっていることがうかがえます。
質問8:AI導入後、リライト・記事改善作業にかかる時間はどのように変化しましたか?

| 80%以上の削減 | 0.0% |
| 60%〜80%未満の削減 | 25.0% |
| 40%〜60%未満の削減 | 25.0% |
| 20%〜40%未満の削減 | 25.0% |
| 1%〜20%未満の削減 | 25.0% |
リライト・記事改善作業においても、AI導入による効率化を実感している担当者が多い結果となりました。
特に、古い情報の洗い出しや追記ポイントの提案、表現の言い換え、見出し構成の調整など、AIが得意とする作業がリライト工程と相性が良いことが、作業時間削減につながっている可能性があります。
質問9:AI導入後、データ分析にかかる作業時間はどのように変化しましたか?

| 80%以上の削減 | 16.7% |
| 60%〜80%未満の削減 | 16.7% |
| 40%〜60%未満の削減 | 16.7% |
| 20%〜40%未満の削減 | 50.0% |
| 1%〜20%未満の削減 | 0.0% |
最も多かったのは「20%〜40%未満の削減」で50.0%となりました。
さらに、「60%〜80%未満」や「80%以上の削減」と回答した人もおり、活用方法によっては大幅な時間短縮につながっているケースも見られます。
質問10:AI導入後、コンテンツ作成(画像・動画)にかかる作業時間はどのように変化しましたか?

| 80%以上の削減 | 25.0% |
| 60%〜80%未満の削減 | 0.0% |
| 40%〜60%未満の削減 | 25.0% |
| 20%〜40%未満の削減 | 25.0% |
| 1%〜20%未満の削減 | 25.0% |
削減幅は「80%以上」「40%〜60%未満」「20%〜40%未満」「1%〜20%未満」に分かれる結果となりました。
特に、「80%以上の削減」と回答したケースも見られたことから、AIによって画像作成や動画制作の工数が大幅に削減できる人もいるようです。
AI生成物には人の手が必須、約7割が「40%以上の編集・修正」を実施
質問11:AIが生成したコンテンツについて、どの程度編集・修正を行っていますか?

| 80%以上 | 33.3% |
| 60%〜80%未満 | 11.1% |
| 40%〜60%未満 | 22.2% |
| 20%〜40%未満 | 11.1% |
| 20%未満 | 22.2% |
「80%以上編集・修正している」が33.3%で最多となりました。
また、「40%以上編集・修正している」と回答した割合を合計すると66.6%となり、多くの企業がAI生成コンテンツに対して大幅な修正を加えていることが分かります。
この結果から、AIが生成したコンテンツをそのまま公開するのではなく、人の手で内容の正確性や独自性を調整したうえで活用している人が多いことがうかがえます。
AI活用は「完全自動化」というよりも、AIに下書きやたたき台を作らせ、人が編集・品質管理を行う「AI+人」の運用が主流になっているようです。
AI導入後、約8割が何らかの成果を実感。最も効果を感じた業務は「構成作成」
質問12:AI導入後、SEOに関する成果(検索流入・問い合わせ数など)にどのような変化がありましたか?

| 検索流入・問い合わせともに増加した | 33.3% |
| 問い合わせ数のみ増加した | 33.3% |
| 検索流入のみ増加した | 11.1% |
| リーチ(アクセス数)は増えたが成果には繋がっていない | 11.1% |
| 特に変化はない | 11.1% |
| むしろ悪化した | 0.0% |
「検索流入または問い合わせ数が増加した」と回答した人は77.7%にのぼり、AIを活用している人の約8割が何らかの成果向上を実感している結果となりました。
特に「問い合わせ数」の増加を実感している割合が高く、アクセスを集めるだけでなく、その先のコンバージョンにもAI活用の効果が現れていることがうかがえます。
質問13:AIを活用して最も効果を感じたSEO業務はどれですか?

| 記事の構成作成(見出し設計) | 44.4% |
| 記事本文の作成(ライティング) | 22.2% |
| キーワード選定 | 11.1% |
| リライト・改善 | 11.1% |
| データ分析 | 11.1% |
最も多かったのは「記事の構成作成(見出し設計)」で44.4%となり、次いで「記事本文の作成」が22.2%となりました。
実際の回答理由としては、構成作成と回答した人からは「SEOに効果的な見出しを作成してくれる」「予想もつかないアイデアを出してくれる」といった声があり、構成作成における発想補助や効率化に効果を感じている様子がうかがえます。
また、ライティングについても「時間を短縮できたから」といった回答が見られ、記事作成の工数削減につながっているケースもあるようです。
「記事の構成作成(見出し設計)」の回答理由
- 「SEOに効果的な見出しを作成してくれる」(40代、男性)
- 「予想もつかないアイデアを出してくれる」(40代、男性)
「記事本文の作成(ライティング)」の回答理由
- 「時間を短縮できたから」(50代、男性)
この結果から、AIは特に構成作成やライティングなど、アイデア出しや下書き作成を伴う工程で効果を感じられていることが分かります。
質問14:AIのみでは対応が難しいと感じるSEO業務はどれですか?(複数選択可)

| データ分析 | 44.4% |
| 記事本文の作成(ライティング) | 22.2% |
| 特にない | 22.2% |
| リライト・改善 | 11.1% |
| キーワード選定 | 11.1% |
| 記事の構成作成(見出し設計) | 11.1% |
最も多かったのは「データ分析」で44.4%となりました。
質問4では「データ分析」がAI活用業務として最も多かったことから、活用が進んでいる一方で、「AIのみで完結させるのは難しい」と感じている担当者も一定数いることが分かります。
また、「記事本文の作成(ライティング)」も22.2%となっており、文章作成についても、AIだけでは品質や表現面に不安を感じるケースがあることがうかがえます。
実際の回答理由を一部紹介します。
「データ分析」が難しいと感じる理由
- 「データに過ちがある」(40代、男性)
「記事本文の作成」が難しいと感じる理由
- 「文章に人間味が必要な場合がたくさんあるからです」(50代、男性)
- 「知ったかぶりのような表現になり、内容を過度に膨らませてしまう」(40代、男性)
この結果から、SEO業務においてAI活用は進んでいる一方で、データの解釈や文章の自然さなど、人による確認や調整が必要と感じているユーザーも多いことがうかがえます。
不安点の最多は「情報の正確性」、約4割が実際に問題発生も経験
質問15:AI活用において不安に感じる点を教えてください。(複数選択可)

| 情報の正確性(誤情報) | 40.0% |
| 特に不安はない | 30.0% |
| 重複コンテンツのリスク | 10.0% |
| 社内運用体制の構築 | 10.0% |
| セキュリティ | 10.0% |
| コンテンツの品質低下 | 0.0% |
| SEO評価への悪影響 | 0.0% |
最も多かった不安は「情報の正確性(誤情報)」で40.0%となり、AIが生成する内容の事実確認に対する懸念が、Web担当者の主要な課題となっていることが分かりました。
質問16:AIをSEOに活用したことで、実際に問題が発生したことはありますか?

| ある | 44.4% |
| ない | 55.6% |
「問題は発生していない」と回答した人は55.6%と過半数を占めました。
一方で「発生したことがある」も44.4%となっており、問題が起こる可能性も一定数あるため、AIの出力をそのまま使うのではなく、内容を確認しながら活用していくとよいでしょう。
実際に発生した問題については、以下のようなコメントが寄せられました。
実際に発生した問題
- 「検索意図とズレたキーワードを拾ってしまうことがある」(30代、女性)
- 「明らかに間違っているデータを表示した」(40代、男性)
この結果から、AIはSEO業務の効率化に役立つ一方で、出力内容の正確性については、人による確認が重要であることがうかがえます。
活用ツールは「Gemini」が最多、複数ツールの使い分けが主流に
質問17:使用しているAIツールを教えてください。(複数選択可)

| Gemini | 66.7% |
| ChatGPT | 44.4% |
| Copilot | 44.4% |
| Claude | 22.2% |
| Notion AI | 22.2% |
| Jasper | 22.2% |
| NotebookLM | 11.1% |
最も多かったのは「Gemini」で66.7%となり、続いて「ChatGPT」「Copilot」がそれぞれ44.4%という結果になりました。
特定のツールに回答が集中するのではなく、複数の生成AIツールに利用が分散していることから、SEO業務においてさまざまなAIツールが活用されている状況がうかがえます。
今後のAI活用は「必要」と「不要」が拮抗、ただし過半数は前向きな姿勢
質問18:今後、SEO対策においてAIの活用は必要だと感じますか?

| 必須だと感じる | 38.5% |
| 有効だが必須ではない | 23.1% |
| あまり必要性を感じない | 38.5% |
| 全く必要ない | 0.0% |
有用性を感じている人は61.6%となりました。そのうち、38.5%は「必須だと感じる」と回答しており、AIを重要な存在として捉える担当者も増えていることがわかります。
また、「全く必要ない」と完全に否定する回答は0.0%でした。
この結果から、AIをSEO業務にどこまで取り入れるかには温度差があるものの、「AIを完全に無視する時代ではない」と考える担当者が増えていることがうかがえます。
調査結果まとめ
今回の調査では、SEO業務に携わっているWeb担当者の約6割が、すでに生成AIをSEO業務に活用していることが分かりました。
特に「データ分析」「記事構成作成」「ライティング」「リライト」など、情報整理や下書き作成を伴う工程で活用が進んでおり、多くの担当者が作業時間の削減を実感しています。中には、データ分析や画像・動画制作で「80%以上の時間削減」を感じているケースも見られました。
一方で、AIが生成したコンテンツをそのまま公開している人は少なく、約7割が「40%以上の編集・修正」を行っていることも明らかになりました。AIはあくまで効率化を支援するツールとして活用されており、最終的な品質担保や戦略判断には人のチェックが欠かせないという実態がうかがえます。
今後のSEOにおけるAI活用については、「必須」または「有効」と考える人が6割を超える結果となりました。活用度合いには差があるものの、SEO業務においてAIを無視できない存在と捉える担当者が増えていることが分かります。
AIを使うこと自体は当たり前になりつつありますが、成果の差は「どう使うか」で生まれます。AIを活用したSEOで検索順位向上やAI引用獲得を目指したい方は、ぜひ弊社にご相談ください。
SEO業界20年、取引実績5,000社で多種多様な企業様の課題解決と成長をサポートしてまいりました。
完全内製の一貫体制でSEO支援を行い、専属のSEO研究チームが「分析→実装→検証→改善」 のサイクルを高速で回します。
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AIを使ったSEOは何からやるべき?
AI SEOで最初に取り組むべきは、競合分析と検索意図の深掘りです。ここの精度が記事の方向性を決め、後の工程すべての成果を左右します。逆に、完全自動化と量産は当面手を出さないほうが安全です。
- 最優先
- 次にやる
- 後回しでよい
→競合分析と検索意図の深掘り。ここの精度が後工程すべての成果を左右する。
→構成作成と下書きの効率化。ただしAIに丸投げせず、独自性は人が付与する。
→完全自動化と量産。独自性のない大量生成はGoogleにスパム判定されるリスクがある。
リソースが限られている中で優先度を間違えると効果が出ません。ここでは優先度別に整理していきます。


最優先:競合分析と検索意図の深掘り
最初に取り組むべきは、競合分析と検索意図の深掘りです。ここの精度が記事の方向性を決め、後の工程すべての成果を左右するためです。
進め方は4ステップです。
- ① 上位サイトのリストアップ:対策キーワードで上位10サイトを洗い出す
- ② 見出し構成の要約:AIに各サイトの見出し構成を要約させる
- ③ 見出しの整理:共通の見出しと、独自の見出しを分けて整理する
- ④ 切り口の特定:自社が勝てる切り口(独自性)を決める
この工程をAIで効率化するだけで、従来1日かかっていた競合分析が1〜2時間で完了します。
次にやる:構成作成と下書きの効率化
検索意図が明確になったら、次は構成作成と下書きの効率化です。
ペルソナ・検索意図・対策キーワードをAIに渡し、競合の見出しを参考に独自の構成案を生成させます。各見出しの内容をAIに下書きさせたあと、人が一次情報・専門家の見解・最新データを追加します。
重要なのは、AIに丸投げしないことです。AIが作るのは汎用的な内容であり、独自性を出すのは人の役割です。具体的なプロンプトは、後述の「AIを使ったSEOの具体的なやり方」で紹介します。
後回しでよい:完全自動化と量産
当面手を出さない方がよいのは、完全自動化と量産です。
「AIで月100本の記事を作って一気に流入を増やす」というアプローチは一見魅力的ですが、Googleは独自性のないコンテンツの大量生成をスパムと判定する方針を明確にしています。検索順位を意図的に操作するためのAI利用は、ペナルティの対象になります。
短期的に量を増やすより、まずはAIで効率化したうえで1本1本の品質を高めるという方向性で運用を確立するのが、確実なルートです。
失敗しない導入ステップ
ここまでをまとめて、導入ステップを5つに整理します。
- ① ゴール設定:「効率化」か「順位向上」か、何を優先するかを決める
- ② 業務切り分け:AIに任せる業務と人がやる業務を明確化する
- ③ ツール選定:用途に応じて1〜2種類に絞って試す
- ④ 小さく試す:いきなり全記事ではなく、まず1〜3本で検証する
- ⑤ 運用ルール化:使えると判断したフローをマニュアルに落とし込む
特に④の「小さく試す」が抜けると、組織全体に展開してから「うまくいかなかった」となり、費用も時間も無駄になります。必ず小さく検証してから広げましょう。
私がSEO業務へのAI活用を始めるなら、まずは競合分析と検索意図の深掘りから着手します。
実際に私自身も、競合分析ではNotebookLMを使って上位表示サイトの見出し構成を読み込ませ、どのような情報が共通して求められているのかを確認しています。
また、ChatGPTには検索キーワードの顕在ニーズと潜在ニーズを洗い出してもらい、ユーザーが本当に知りたいことを整理しています。
そのうえで、「自分ならどんな提案や解決策を提示するか」を人力で考えながら構成や文章を作成しています。
AIに記事を書かせることから始めるのではなく、ユーザー理解を深めるために活用する方が効果的です。
この進め方であれば、AI利用で懸念される“似たような記事の量産”を避けながら、独自性のあるコンテンツを作りやすくなると感じています。
AIを使ったSEOの具体的なやり方
AIを使ったSEOは、キーワード選定→検索意図の分析→構成作成→記事作成→ファクトチェック→分析・改善という6ステップで進めます。各工程で「指示(プロンプト)」「AIの回答」「人のチェック観点」の3点をセットで考えると、品質を保ちながら効率化できます。
- 全体フロー
- 工程ごとの分担
- プロンプトの型
→キーワード選定→検索意図分析→構成作成→記事作成→ファクトチェック→分析改善の6ステップ。各工程で「指示・AIの回答・人のチェック観点」をセットで考える。
→AIは叩き台・要約・言い換え、人は独自性・一次情報・最終判断を担当する。
→対策キーワード・想定読者・検索意図・独自の切り口を明示すると精度が上がる。
ここからは、SEO制作の各工程でAIをどう使うか、そのまま使えるプロンプト例とあわせて解説します。
全体フロー
| 順序 | 工程 | AIが担う | 人が担う |
| 1 | キーワード選定 | 候補の洗い出し | 優先順位の決定 |
| 2 | 検索意図の分析 | 意図の分類 | 深掘りと解釈 |
| 3 | 構成作成 | 叩き台の生成 | 独自の切り口の追加 |
| 4 | 記事作成 | 下書きの生成 | 一次情報・実体験の付与 |
| 5 | ファクトチェック | 要確認箇所の抽出 | 一次ソースでの最終確認 |
| 6 | 公開後の分析・改善 | データの要約 | 戦略判断・施策決定 |


キーワード選定
キーワード選定はAIだけに任せず、SEOツール(Ahrefsやキーワードプランナーなど)と併用するのが王道です。AIは「アイデア出し」、ツールは「検索ボリュームの確認」と役割を分けます。
「〇〇(対策テーマ)」に関連するキーワードを、検索意図のタイプ別に洗い出してください。
【条件】
・情報収集型/比較検討型/購入意図型の3つに分類すること
・各タイプにつき10個ずつ挙げること
・実際に検索されそうな言葉づかいで書くこと
・キーワードが重複しないようにすること
人のチェック観点
- 検索ボリュームをSEOツールで確認したか
- 自社サービスとの整合性は取れているか
- 競合性が高すぎないか
私の場合は「案を増やすためのツール」として使っています。
関連キーワードやロングテールキーワードの候補を短時間で大量に出してもらえるため、自分では思いつかなかった切り口を発見できることがあります。
ただし、AIが提案したキーワードをそのまま採用することはありません。
生成AIだけでは正確な検索ボリュームや競合性を把握できないため、最終的にはSEOツールでデータを確認しながら、自社との関連性や優先度を踏まえて選定しています。
キーワード選定はAI任せにするのではなく、AIからもらった候補の中から人が判断することが重要だと感じています。
構成作成
構成作成は、AIが最も得意とする工程の1つです。ただし、競合の見出しの劣化コピーを作りがちなので、独自性の付与には人の介入が必須です。
以下の条件で、記事の見出し構成案を作成してください。
・対策キーワード:〇〇
・想定読者:〇〇(例:AI活用を検討中の中小企業のWeb担当者)
・検索意図:〇〇
・含めたい独自の切り口:〇〇(例:自社の独自調査データ、業界特有の課題)
【条件】
・H2・H3の階層構造で出力し、各見出しに1行の説明を添えること
・検索意図への答えを冒頭近くに配置すること
・競合が扱っていない論点を最低2つ含めること
構成案が出たら、「この構成に足りない論点は何ですか」と追加で質問すると、抜け漏れを補えます。
人のチェック観点
- 検索意図への答えが冒頭近くに配置されているか
- 独自の切り口が複数含まれているか
- 見出しの順序が読者の知識レベルに沿っているか
構成作成でAIを活用する場合は、プロンプトの質が非常に重要です。
「○○というキーワードの記事構成を作成して」といった簡単な指示では、他サイトと似たような構成になりがちです。
検索キーワードだけでなく、検索ユーザーのペルソナ、顕在ニーズ・潜在ニーズ、記事の目的などを具体的に伝えることで、より精度の高い構成案を作成しやすくなります。
また、AIが作成した構成をそのまま採用するのではなく、「ユーザーが本当に知りたい情報に答えられているか」「情報の過不足はないか」「競合サイトとの差別化ができているか」という視点で必ず見直すことが重要です。
AIはあくまでたたき台として活用し、最終的な構成設計は人が行うべきだと考えています。
記事作成
下書き作成もAIに任せられますが、書かせてそのまま使うのはNGです。必ず人の手を入れて、一次情報や独自の視点を加えます。
以下の見出しについて、本文の下書きを作成してください。
・見出し:〇〇
・想定読者:〇〇
・この見出しで伝えたい結論:〇〇
・文字数:〇〇字程度
【条件】
・冒頭1文で結論を述べ、そのあとに理由・具体例の順で展開すること
・「です・ます」調で書くこと
・事実関係が不確かな箇所には【要確認】と付記すること
・抽象論で終わらせず、具体例を1つ以上含めること
「不確かな箇所に【要確認】と付記させる」指示を入れておくと、ファクトチェックすべき箇所をAI自身に申告させられるため、確認作業が効率化します。
人のチェック観点
- 結論ファーストになっているか
- 抽象論で終わっていないか
- 自社サービスや実体験につながる記述を追加できる箇所はないか
記事作成では、完成した構成をそのままAIに渡して、一括で全文を書かせる方法はあまりおすすめしません。
文章量が長くなるほど、後半の見出しの内容が薄くなったり、似たような説明が繰り返されたりすることがあるためです。
そのため、私は見出しごと、もしくは複数の見出し単位で区切りながら作成する方が品質を保ちやすいと考えています。
また、AIが生成した文章は既存サイトの情報を整理した内容になりやすく、そのままでは差別化が難しくなります。
記事化する際は、「実体験を入れられないか」「独自データを追加できないか」「自分なりの見解を加えられないか」といった視点で、オリジナリティを加えることが重要です。
リライト
リライトは既存記事の効果を最大化する重要な工程で、AIは「古くなった情報の検出」「言い換え案の提案」が得意です。
以下の記事について、改善点を指摘してください。
・対策キーワード:〇〇
・現在の検索順位:〇位
・記事本文:(本文を貼り付け)
【観点】
1. 情報が古くなっている箇所
2. 競合記事と内容が重複している箇所
3. 検索意図とずれている箇所
4. 説明が不十分な箇所
それぞれ該当箇所を引用したうえで、改善案を示してください。
いきなり書き直させるより、まず「診断」させてから、人が直す箇所を決めるほうが精度が上がります。
人のチェック観点
- 裏付けデータを取得できるか
- ブランドのトーン&マナーと整合しているか
- 内部リンク構造の見直しが必要か
リライトでAIを活用する場合は、「何を改善したいのか」を具体的に伝えることが重要です。
単に「この記事をリライトして」と依頼するよりも、「AI検索に引用されやすい明確な文章に修正して」「遠回しな表現を結論ファーストに変更して」など、目的を指定した方が精度の高い提案を得られます。
またAIは文章の言い換えや構成の整理が得意なため、読みにくい箇所や冗長な表現の改善は、積極的に活用しましょう。
分析・改善
GA4やSearch Consoleのデータを、AIに要約・分析させることもできます。
以下はSearch Consoleから出力したデータです。
(クエリ・ページ別の表示回数・クリック数・CTR・平均順位を貼り付け)
【依頼】
1. CTRが平均を下回っているページの特徴を整理してください
2. 順位は高いが流入が伸びていないキーワードを抽出してください
3. 改善優先度の高いページを5つ挙げ、その理由も書いてください
※データから読み取れない推測が含まれる場合は【推測】と明記してください
ただし、最終的な戦略判断は人が行います。
人のチェック観点
- ビジネス目標と整合しているか
- リソース面で実行可能か
- 改善後のKPIをどう測定するか
分析・改善の工程では、作成した記事と競合サイトをNotebookLMに読み込ませて、「不足している情報はないか」「競合と比べて弱いコンテンツはどこか」といった観点で分析することがあります。
自分では気づきにくい改善点を見つけられるため、コンテンツ品質の向上に役立っています。
一方で、GA4やSearch Consoleのデータ分析をAIに任せることは、個人的にはあまり多くありません。
ただし、複数のCTAパターンとCV率の関係を分析したり、ページごとの成果を横断的に比較したりといった、データの整理や傾向把握には活用できる可能性があると感じています。
最終的には、AIの分析結果を参考にしながら、人が改善施策を判断することが重要と感じています。
すぐ使えるプロンプト例
最後に、工程を問わず使えるプロンプトを3つ紹介します。社内のチームで共有し、運用ルール化することをおすすめします。
以下のURLの記事を読み、次の3点を箇条書きで要約してください。
・URL:〇〇
1. 見出し構成
2. この記事にしかない独自性のあるポイント3つ
3. 自社が差別化できる切り口の提案
「〇〇」というキーワードで検索するユーザーの検索意図を、3つの階層に分けて分析してください。
1. 表面の意図:検索ワードから直接読み取れること
2. 背景の意図:なぜそれを知りたいのか
3. 真の意図:最終的に何を達成したいのか
それぞれについて、記事で answerすべき論点も挙げてください。
以下の文章に含まれる「事実」「数値」「固有名詞」をすべて抽出してください。
・文章:(本文を貼り付け)
【依頼】
抽出した項目それぞれについて、次の2点を示してください。
1. 裏付けの確認が必要か(必要/不要)
2. 必要な場合、どこで裏付けを取れるか
プロンプトを作る際に意識しているのは、とにかく目的をぶらさないことです。
例えば、「○○というキーワードで検索上位を獲得するために構成を作成してください」のように、最終的なゴールを明確に伝えるようにしています。
また最近は、自然検索だけでなくAI検索からの引用も意識しています。
そのため、記事作成やリライトを依頼する際は、「AIに引用されやすいように、結論が明確で分かりやすい文章にしてください」といった指示を加えることが増えました。
AIは指示された目的に沿ってアウトプットを作るため、プロンプトの質が成果を大きく左右します。
まずは「何のためにその作業をするのか」を明確に伝えることが重要だと感じています。
SEO業界20年、取引実績5,000社で多種多様な企業様の課題解決と成長をサポートしてまいりました。
完全内製の一貫体制でSEO支援を行い、専属のSEO研究チームが「分析→実装→検証→改善」 のサイクルを高速で回します。
問い合わせ増加・ブランディングを全力でサポートいたします。
生成AIを使ったSEOで成果を出すコツ
生成AIを使ったSEOで成果を出す鍵は、AIで効率化して浮いた時間を、一次情報の収集や独自取材に再投資することです。AI時代の評価軸は「検索順位」に加えて「AIへの引用・言及」へ広がっており、AIには生み出せない情報を持つサイトほど有利になります。
- 評価されるコンテンツ
- 成功パターン
- 失敗パターン
→AI時代の評価軸は「検索順位」に加え「AIへの引用・言及」へ拡大。一次情報・独自データ・E-E-A-Tの重要性が一段と高まる。
→AI+人のハイブリッド体制。効率化で浮いた時間を独自取材・一次情報収集に再投資する。
→丸投げ・量産・チェック省略。独自アンケートでも44.4%が「AI活用で問題が発生した」と回答。
評価されるコンテンツ
AI時代に検索エンジンから評価されるコンテンツには、いくつかの共通点があります。
AI時代のSEO評価軸
まず押さえておきたいのが、SEOの評価軸そのものが変化しつつあるという事実です。これまでは検索結果で上位表示されることが唯一のゴールでしたが、AI Overviewやチャット型AIの普及により、評価軸は2つに分かれつつあります。
| 従来のSEO評価軸 | AI時代に加わる評価軸 |
| 検索順位 | AIによる引用回数(Citation Rate) |
| クリック率(CTR) | AI Overviewへの表示有無 |
| 流入数 | AI回答内でのブランド名の言及 |


こうしたAI向けの最適化は、業界では「AIO」「GEO」「LLMO」と呼ばれます。実務上、3つを厳密に区別する必要はありません。重要なのは「クリックを競う時代から、AIへの影響力を競う時代へ」という変化を理解し、両方を意識したコンテンツ作りを行うことです。
▼あわせて読みたい
AIO・GEO・LLMO・AEOの正式名称や対象範囲の違いは、以下の記事で比較表とともに解説しています。
LLMOとは?SEOとの違い・AIOとの関係を詳しく解説
一次情報・独自データの重要性
AI時代の評価軸が変わる中で、ますます価値が高まっているのが一次情報と独自データです。
AIは既存のWeb情報を学習して回答を生成するため、ネット上にすでにある情報の組み合わせしか出せません。逆に言えば、独自のアンケート結果・取材データ・自社の実績数値などは、AIには絶対に生み出せない情報です。
たとえば本記事でも、Webサイト運営・マーケティング経験者への独自アンケート結果(事前704人/本調査26人)を組み込んでいます。「実際の現場ではどう使われているか」というリアルな声は、競合記事との差別化につながります。
一次情報の集め方には、次のような方法があります。
- 自社のクライアント・読者へのアンケート
- 業界の専門家へのインタビュー
- 自社の運用データの公開(順位推移、CVR改善事例など)
- 独自の実験結果(A/Bテストの効果検証など)
これらはAIには真似できない、強力な差別化要素になります。
E-E-A-Tの強化方法
Googleはコンテンツの品質を「E-E-A-T」という4つの観点で評価しています。
| 要素 | 評価される観点 | 強化する具体策 |
| Experience(経験) | 実体験に基づく情報か | 独自調査・実体験・自社事例を掲載する |
| Expertise(専門性) | その分野の専門知識があるか | 専門家による監修を立てる |
| Authoritativeness(権威性) | 業界・読者から認められているか | 執筆者・監修者のプロフィールを実名・経歴つきで明示する |
| Trustworthiness(信頼性) | 情報源として信頼できるか | 公的機関・査読論文からの引用、更新日の明示、運営者情報の整備 |
AIが生成した文章は、E-E-A-Tの中でも特に「Experience(経験)」を表現するのが苦手です。だからこそここを人が補うことで、AIと人のハイブリッド体制が真価を発揮します。
▼あわせて読みたい
E-E-A-Tを自社コンテンツに盛り込む具体的な方法は、以下の記事で解説しています。
E-E-A-Tとは?AIに選ばれるためのGoogle評価基準、盛り込み事例も紹介
検索意図に沿ったコンテンツ設計
検索意図とは、ユーザーが「なぜそのキーワードで検索したのか」という根本の目的です。Googleは検索意図を最も重視しており、たとえキーワードが含まれていても、検索意図に合わない記事は上位表示されません。
検索意図は3階層で捉えます。「AI SEO やり方」を例にすると次のとおりです。
- 表面の意図:方法を知りたい
- 背景の意図:AI活用を始めたいから
- 真の意図:自社で実践して成果を出したい/失敗を避けたい
3階層まで掘り下げて記事を設計すると、表面的なノウハウだけでなく「失敗パターン」「自社に合うかの判断軸」までカバーできます。これが上位記事との差別化につながります。


成功パターンと失敗パターンの違い
AI SEOで成果が出るかどうかは、AIをどれだけ使ったかではなく、AI+人の役割分担をどう設計したかで決まります。
| 観点 | 成功パターン | 失敗パターン |
| AIの使い方 | 補助ツールとして使う | 主役として丸投げする |
| 制作本数 | 量より質を優先 | 月100本など量を追求 |
| 独自性 | 一次情報を必ず付与 | AIの汎用回答をそのまま使用 |
| チェック体制 | 人が最終確認する | ファクトチェックを省略 |
| 運用 | 継続的に見直す | やりっぱなしにする |
このハイブリッド体制がうまく機能している企業は、1記事あたりの制作時間を半分以下に短縮しつつ、品質はむしろ向上させています。捻出した時間を独自取材や一次情報収集に再投資することで、効率化と独自性の両立が実現できるのです。
一方、丸投げや量産は、検索順位の低下だけでなくブランドイメージの毀損やGoogleからのペナルティにつながります。
品質担保する方法 → 一次情報・編集・検証
品質を担保するための具体策を、チェックリスト形式でまとめます。このチェックリストをそのまま社内マニュアルに組み込むだけで、品質のブレを大きく減らせます。
- 結論が冒頭に明示されているか
- 一次情報(取材・アンケート・独自データ)が1つ以上含まれているか
- 統計・数値・固有名詞のファクトチェックが完了しているか
- 専門用語に説明が添えられているか
- 競合と差別化できる独自の切り口があるか
- 執筆者・監修者の情報が明記されているか
- 出典・参考リンクが適切に貼られているか
- 公開前に第三者(編集者)のチェックを通過しているか
再現性のある運用フロー
最後に、再現性のある運用フローを4ステップでまとめます。
- ① テンプレート化:プロンプトと品質チェックリストをテンプレ化する
- ② トライ&エラー:小さく試して、効果のあったフローをマニュアル化する
- ③ チーム共有:マニュアルを全員で使い、属人化を防ぐ
- ④ 定期見直し:3〜6ヶ月に1度、AIの進化やGoogleアップデートに合わせて更新する
AIの性能は3〜6ヶ月単位で変化します。一度作ったフローを永久に使うのではなく、定期的に見直す前提で運用設計するのがポイントです。
生成AIを使ったSEOで成果を出すために最も重要なのは、すべてをAIに任せないことです。
AIは情報整理や下書き作成には優れていますが、そのまま公開すると既存サイトの情報をまとめただけのような記事になりやすく、独自性が不足します。
実際、AIが作成した構成や文章をそのまま使うと、上位サイトの内容を再整理しただけの記事になりがちです。
Googleから見れば、それなら既に上位表示されているサイトを見れば十分であり、新たな価値を感じにくいでしょう。
AIを使ったSEOの効果と事例
AI SEOの効果は、工数削減と成果向上の両面で確認されています。弊社の独自調査では、6つの主要業務すべてで作業時間の削減が確認され、AI活用者の77.7%が検索流入または問い合わせ数の増加を実感していました。
- 工数削減:AI活用により、データ分析や構成作成の作業時間が大幅に短縮。独自調査でも6つの主要業務すべてで削減が確認された。
- 流入増加:AI活用者の約8割が成果向上を実感。AIで効率化したぶん独自性のある記事に時間を投下した企業ほど流入が増加。
- 成功要因:目的の明確化・業務の切り分け・独自性への投資・継続的改善の4つが揃うこと。特に「AI生成物への編集介入の深さ」が成果を分けている。
工数削減の効果
最も分かりやすい効果は、制作工数の削減です。AIを活用したコンテンツ制作の現場では、以下のような短縮が報告されています。
| 工程 | AI活用前 | AI活用後 |
| 競合分析 | 8時間 | 1〜2時間 |
| 構成作成 | 4時間 | 30分〜1時間 |
| 下書き執筆 | 6時間 | 1〜2時間(別途、編集に2〜3時間) |
| ファクトチェック | 人手のみ | AI補助で約半分の時間 |
合計すると、1記事あたり10時間以上の工数削減も珍しくありません。捻出された時間を「専門家への取材」「独自データの収集」など、AIには代替できない業務に振り向けることで、品質と効率の両立が可能になります。


こうした工数削減の効果は、弊社の調査でも数値として確認されています。キーワード選定・構成作成・本文作成・リライト・データ分析・画像/動画制作という6つの主要業務すべてで、AI導入による作業時間の削減が確認されました。各業務でAIを活用していると答えた人のうち、「作業時間は変わらなかった」あるいは「増えた」と回答した人は1人もいませんでした。
>>実際の調査結果はこちら
- キーワード選定にかかる作業時間の変化
- 記事の構成作成(見出し設計)にかかる作業時間の変化
- 記事本文の作成(ライティング)にかかる作業時間の変化
- リライト・記事改善にかかる作業時間の変化
- データ分析にかかる作業時間の変化
- コンテンツ作成(画像・動画)にかかる作業時間の変化
特に大きな効果が出ているのは「データ分析」と「コンテンツ作成(画像・動画)」で、この2業務では「80%以上の削減」を実感したという回答も見られました。データの集計・要約・傾向把握といったAIが得意とする処理が多いこと、画像生成AIの進化により従来は外注していた工程を社内で完結できるようになったことが背景にあると考えられます。
一方で、6業務を通して多かったのは「80%以上削減」ではなく「20%〜60%程度の削減」でした。AIに丸投げするのではなく、生成物に人の手を加えて品質を担保しているからこそ、この削減幅に落ち着いているとも考えられます。
流入・問い合わせ増加の効果
工数削減だけでなく、成果面でも変化が出ています。
弊社が、SEOにAIを活用している9名を対象に実施した調査では、AI導入後にSEO成果が向上したと回答した人は77.7%にのぼりました(※質問12)。
- 検索流入・問い合わせともに増加:33.3%
- 問い合わせ数のみ増加:33.3%
- 検索流入のみ増加:11.1%
- アクセスは増えたが成果に繋がっていない:11.1%
- 特に変化はない:11.1%
- むしろ悪化した:0.0%
特に注目したいのは、「問い合わせ数のみ増加した」が流入増と同率だった点です。アクセス数を集めるだけでなく、その先のコンバージョンにAI活用の効果が現れていることを示しています。効率化で生まれた時間を独自性や品質向上に使った結果が、ユーザーの「問い合わせたい」という行動につながっていると考えられます。
一方で「アクセスは増えたが成果に繋がっていない」も11.1%ありました。AIを使えば自動的に成果が出るのではなく、独自性をどう加えるかが分かれ目になります。ただし「むしろ悪化した」は0.0%で、適切に運用していればマイナスに振れるリスクは小さいことも見えてきます。
成果を分けた要因
AI SEOで成功している企業の共通要因は、4つに分解できます。
- ① 目的の明確化:効率化か品質向上か、優先軸が明確である
- ② 業務の切り分け:AIに任せる範囲と人がやる範囲の境界が明確である
- ③ 独自性への投資:効率化で浮いたリソースを一次情報・取材に再投資している
- ④ 継続的な改善:3〜6ヶ月ごとに運用フローを見直している
弊社の調査では、このうち特に「③独自性への投資(=AI生成物への編集介入)」が、成果の有無を分ける要素として表れました。
AI導入後の成果の有無で回答者を分けて、AIが生成したコンテンツにどれだけ編集・修正を加えているかを比較したところ、成果が出たと回答した人の大半が「40%以上を編集している」と答えた一方、成果が出なかったと回答した人には40%以上編集している人が1人もいませんでした(※質問11)。
つまり、AIに作らせたものをそのまま出すか、人が大幅に手を入れて独自性を加えるかで、成果がはっきり分かれているということです。「③独自性への投資」が、感覚論ではなく実データで確認できる成功要因であることを示しています。
以上を実務に落とし込むと、次の4点になります。
- 狙う業務を絞る:自社のボトルネックになっている1〜2工程にまずAIを集中させる
- AIの出力には必ず人の手を入れる:目安として「40%以上の編集」を運用ルールにする
- 浮いた時間を独自性に投資する:一次情報・独自取材・自社事例などAIには作れない要素を加える
- 3〜6ヶ月ごとに運用を見直す:AIの精度向上に合わせて、任せる範囲を更新する
AI SEOの成否は、「AIをどれだけ使ったか」ではなく、「AIの出力にどれだけ人の手と独自性を加えたか」で決まるといえそうです。
SEO業界20年、取引実績5,000社で多種多様な企業様の課題解決と成長をサポートしてまいりました。
完全内製の一貫体制でSEO支援を行い、専属のSEO研究チームが「分析→実装→検証→改善」 のサイクルを高速で回します。
問い合わせ増加・ブランディングを全力でサポートいたします。
AIを使ったSEOのリスクと注意点
AI SEOの最大のリスクは、ハルシネーション(誤情報の生成)と重複コンテンツによる品質低下です。弊社の調査では、AIをSEOに活用している人の44.4%が「実際に問題が発生した」と回答しており、すでに現場で起きている問題です。
- AI SEOの最大のリスクは、ハルシネーション(誤情報の生成)や重複コンテンツによる品質低下であり、人による事実確認が必須
- AIに作業を任せすぎると、戦略立案や編集判断のスキルが低下し、独自性のあるコンテンツを作れなくなる可能性がある
- 競合記事の焼き直しや、AIが生成した内容の無検証公開は、Googleから低評価を受ける原因になる
弊社が、SEOにAIを活用している9名を対象に実施したアンケート調査では、「実際に問題が発生したことがある」と回答した人は44.4%にのぼりました(※質問16)。具体的に挙がった問題は次のとおりです。
- 「検索意図とズレたキーワードを拾ってしまうことがある」(30代・女性)
- 「明らかに間違っているデータを表示した」(40代・男性)
前者はキーワード選定や構成設計の精度、後者はハルシネーションに直結する問題であり、いずれもAIの出力をそのまま信用したときに起こりうるトラブルです。
一方で、「問題は発生していない」と回答した人が55.6%と過半数を占めた点も見逃せません。適切な運用体制を整えれば、リスクは十分にコントロールできることを示しています。


品質低下・重複リスク
最も身近なリスクが、品質低下と重複コンテンツの発生です。
原因
- AIは学習データから「平均的な回答」を出すため、内容が他社サイトと似てしまう
- ノーチェックで公開すると、誤情報や不自然な表現が混入する
- 同じプロンプトを使い続けると、自社サイト内で重複コンテンツが発生する
起こりうる結果
- 検索エンジンが「価値のないコンテンツ」と判定する
- 重複コンテンツによる順位低下・インデックス除外が起こる
- 読者の離脱・信頼度の低下を招く
対策
- 公開前に必ず人がファクトチェックを行う
- 競合記事との差別化ポイントを明示的に加える
- 自社サイト内の既存記事と内容が被らないか確認する
AI依存の危険性
「AIさえあれば誰でも記事が書ける」という空気が広がる中で、社内にAIを使いこなせる人材が育たなくなるリスクにも注意が必要です。
原因
- 「AIで何とかなる」と過信し、社内の編集スキルや戦略思考が育たない
- AIに任せきりにすると、属人的なノウハウが失われる
- AIのアウトプットを評価できる人材がいなくなる
対策
- AIに任せるのは「作業」、人がやるのは「判断」と明確に分ける
- 編集者・ディレクターのスキルを継続的にアップデートする
- AIのアウトプットをチームで議論し、改善案を出し合う文化を作る
やってはいけない使い方
Googleからペナルティを受けるリスクのある使い方を、チェックリストにまとめます。
- 検索順位の操作だけを目的とした記事の量産
- 競合記事をAIに要約させ、組み替えただけの記事の公開
- 事実確認をせず、AIの回答をそのまま公開すること
- 同じテーマで内容がほぼ重複する記事を複数公開すること
- AIが生成した不正確な統計・引用を、出典なしで使用すること
- 専門性が必要な領域(医療・法律など)に、専門家の監修なしでAIだけで対応すること
- AIが生成した画像を、メタデータ表記なしで使用すること
Googleの公式ガイダンスでは、検索結果のランキング操作を主な目的としてAIを含む自動化をコンテンツ生成に利用することは、スパムポリシー違反にあたると明記されています。AIを使うこと自体は問題ではありませんが、目的と使い方を間違えるとペナルティの対象になります。
安全な運用ルール
安全な運用ルールは、次の4原則に集約されます。
- ① 目的の原則:AI利用の目的は「ユーザーへの価値提供」であり、「順位操作」ではない
- ② 品質の原則:AIが生成した内容は必ず人が最終確認する
- ③ 独自性の原則:AIの汎用回答に、一次情報・独自視点を必ず追加する
- ④ 透明性の原則:AIを使ったことを必要に応じて開示し、出典を明示する
この4つを社内ルールとして明文化し、全員が共有することでリスクを大きく減らせます。先ほどの調査で「問題が発生していない」と回答した55.6%の企業も、こうした基本的な運用ルールを徹底できているからこそ、安全にAI活用を続けられていると考えられます。
生成AIを活用する際に最も注意したいのは、AIの回答をそのまま正しいものとして扱わないことです。
AIはもっともらしい文章を生成できますが、存在しないデータや誤った情報を事実のように回答する「ハルシネーション」が発生することがあります。
そのため、統計データや専門的な情報を扱う場合は、必ず一次ソースで真偽を確認することが重要です。
また、データ分析にも注意が必要です。
大量のExcelデータやCSVデータを分析させる際、AIが読み取れなかった数値を推測して補完したり、実際には存在しない集計結果を生成したりするケースがあります。
分析業務で利用する場合は、「不明な数値は推測しない」「データに存在しない内容は出力しない」といった条件をプロンプトで明確に指定し、最終的には人が数値を検証する運用をおすすめします。
SEOに使えるAIツール一覧と選び方
SEO業務で使うAIツールは、「目的×予算×精度」の3軸で選ぶのが基本です。弊社の調査では、SEO現場での使用ツール1位はGeminiで66.7%、次いでChatGPTとCopilotがそれぞれ44.4%でした。
- 生成AIツール:独自調査で使用ツール1位はGemini、次いでChatGPT・Copilot。用途で使い分けるのが有効。
- SEO分析ツール:Ahrefs・Google Search Console・キーワードプランナー・GA4などで基礎データを取得し、AIに要約・分析させる。
- 選び方:目的×予算×精度の3軸で判断。まず無料プランで自社の業務フローに合うか試す。
すべて使う必要はなく、用途に応じて1〜2つに絞るのがおすすめです。


生成AIツール(記事作成)
記事制作の中心となる生成AIツールには、次のような選択肢があります。
| ツール | 開発元 | 特徴 |
| ChatGPT | OpenAI | 知名度・利用者数ともに最大。汎用性が高い |
| Gemini | Google検索の最新情報を反映できる | |
| Claude | Anthropic | 長文処理・日本語表現の自然さに定評がある |
| Microsoft Copilot | Microsoft | Office製品との連携、Bing検索の活用が可能 |
| Perplexity | Perplexity AI | 出典付きで回答するため、リサーチ用途に強い |
実際のSEO現場では、Geminiが66.7%で最多、続いてChatGPTとMicrosoft Copilotがそれぞれ44.4%という結果になりました(※質問17)。Geminiが1位となった背景には、Google検索やSearch Consoleといった既存のSEO業務環境との親和性の高さがあると考えられます。
ツールごとに得意分野が異なるため、複数を併用するのも有効です。たとえば「リサーチはPerplexity、下書きはClaude、最終確認はChatGPT」といった使い分けを行う企業も増えています。
SEO分析ツール
AIを活用するためには、SEOの基礎データを取得するツールも必要です。
- Ahrefs:被リンク調査・競合キーワード調査に強い
- Google Search Console:自社サイトの検索パフォーマンス確認の必須ツール
- Googleキーワードプランナー:キーワードの検索ボリュームを確認する
- GA4:サイト内でのユーザー行動を分析する
これらのツールから取得したデータを生成AIに渡して要約・分析させると、業務効率が大きく上がります。
選び方(目的×予算×精度)
ツール選びで迷ったら、次の3軸で判断してください。
| 軸 | 条件 | 向いているツール |
| 目的 | 記事制作が中心 | ChatGPT・Claude |
| リサーチが中心 | Perplexity・Gemini | |
| 既存業務との連携を重視 | Copilot(Office連携) | |
| 予算 | まず無料で試したい | ChatGPT Free・Gemini無料版 |
| 月3,000円程度で本格利用 | ChatGPT Plus・Claude Pro | |
| 大規模に利用したい | 各社の法人プラン(要問い合わせ) | |
| 精度・特徴 | 出典の信頼性を重視 | Perplexity |
| 長文処理を重視 | Claude | |
| 最新情報を重視 | Gemini・Copilot |
ツールは「使えば成果が出る魔法の道具」ではありません。自社の業務フローに合うかどうかを、無料プランで試したうえで選ぶのが鉄則です。
私の場合は、1つのAIツールに統一するのではなく、用途ごとに使い分けています。
例えば、アイデア出しや壁打ち、簡単な文章編集であればChatGPTを使うことが多く、日常業務で最も利用頻度が高いツールです。
競合分析や資料分析ではNotebookLMを活用しています。読み込ませたソースを基に回答するため、ChatGPTと比べると推測による情報生成が少なく、競合サイトの比較やデータ分析に向いていると感じています。
また、文章作成の品質を重視する場合はClaudeを利用しています。長文でも自然な文章を作成しやすい印象がありますが、無料プランでは利用制限があるため、私は普段の業務はChatGPT、重要な記事や文章作成はClaudeという形で使い分けています。
ただし、どのツールが最適かは業務内容や目的によって異なります。まずは複数のツールを試しながら、自分に合った使い方を見つけることをおすすめします。
AI SEOに関するよくある質問
AIをSEOに活用する際に、よく寄せられる質問にお答えします。
いいえ、AIを使ったこと自体がペナルティの対象になるわけではありません。Googleが問題視しているのは制作手段ではなく、検索順位の操作を主な目的とした低品質コンテンツの大量生成です。一次情報や独自の視点を加え、人が最終確認を行っていれば、AI活用とSEO評価は両立できます。詳しくは本文「AIを使ったSEOのリスクと注意点」で解説しています。
競合分析と検索意図の深掘りから始めるのがおすすめです。ここの精度が記事の方向性を決め、後の工程すべての成果を左右するためです。弊社の調査でも、実務担当者が最も効果を感じたSEO業務は「記事の構成作成(見出し設計)」で44.4%と最多でした。逆に、完全自動化と記事の量産は当面手を出さないほうが安全です。
目安は「40%以上の編集」です。弊社の調査では、SEOにAIを活用している人の66.6%が40%以上を編集・修正していました。さらに、成果が出たと回答した人の大半が40%以上編集していた一方、成果が出なかった人には40%以上編集している人が1人もいませんでした。編集量が成果を分ける要素になっています。
効果の種類によって異なります。制作工数の削減は導入直後から実感できます。一方、検索順位の向上やAIからの引用獲得は、コンテンツを公開してから評価されるまでに時間がかかるため、中長期で見る必要があります。まずは工数削減という短期の指標と、流入・問い合わせという中長期の指標を分けて設定することをおすすめします。
AI SEOは従来のSEOを置き換えるものではなく、SEO業務の一部をAIに任せて効率化する取り組みです。狙う成果(検索順位の向上)も、評価される要素(検索意図への対応・E-E-A-T・サイト構造)も従来と変わりません。変わるのは進め方で、キーワード分析や下書き作成をAIが担い、人は判断と独自性の付与に集中します。
まずは無料プランで試せる汎用型のAIから始めることをおすすめします。弊社の調査では、SEO現場での使用ツールはGeminiが66.7%で最多、次いでChatGPTとMicrosoft Copilotがそれぞれ44.4%でした(n=9)。ツールごとに得意分野が異なるため、業務が定まってきたら用途別に使い分けるのが効率的です。詳しくは本文「SEOに使えるAIツール一覧と選び方」をご覧ください。
顧客情報・社外秘・個人情報は、原則として入力しないルールを定めてください。入力したデータが学習に使われる設定になっているツールもあり、情報漏えいにつながる可能性があります。利用前に、入力データを学習に使わせない設定(オプトアウト等)が可能かを確認してください。特に無料プランは、有料版とデータの扱いが異なる場合があります。
はい、必要です。弊社の調査では、3人に1人以上がAI Overviewsだけで検索を完結していました。検索順位で1位を取っても、以前ほどクリックが得られない状況が生まれています。ただしAI検索対策はSEOと対立するものではなく、検索上位のページほどAIに引用されやすい傾向があるため、SEOを土台に重ねる形で進めるのが基本です。
SEO業界20年、取引実績5,000社で多種多様な企業様の課題解決と成長をサポートしてまいりました。
完全内製の一貫体制でSEO支援を行い、専属のSEO研究チームが「分析→実装→検証→改善」 のサイクルを高速で回します。
問い合わせ増加・ブランディングを全力でサポートいたします。
まとめ
AI SEOは、もはや一部の先進企業の話ではなく、すべてのSEO担当者が向き合うべきテーマになっています。本記事の要点は次の5つです。
- ① AIは順位を上げる魔法ではない:Googleは「品質」を最重要視しており、AIで作ったかどうかは評価に影響しない
- ② 効率化はAI、独自性は人:両者の役割分担を最初に明確化することが重要
- ③ 検索行動は大きく変化している:ゼロクリック検索・AI Overviewの普及で、従来のSEOだけでは不十分になっている
- ④ 失敗の原因は「丸投げ」「量産」:AIを補助ツールとして使い、一次情報や専門家視点を必ず加える
- ⑤ AI引用への対応も視野に:AIO・LLMO・GEOを意識し、「AIに引用されるサイト」を目指す動きが加速している
AI SEOを成功させるかどうかは、AIをどう使うかよりも、人とAIの分業をどう設計するかで決まります。ここを間違えなければ、AIは強力な味方になります。
ただし、自社だけで対応するのが難しいケースも少なくありません。特に「AIO・LLMO・GEOへの対応」「最新のGoogleアルゴリズムへの追従」は、専門知識と継続的なリサーチが欠かせない領域です。
NEXER Groupでは、SEO業界20年・5,000社以上の支援実績をもとに、AI時代に対応したSEO・AIOコンサルティングを提供しています。自社サイトの分析から戦略設計、施策実行、効果検証までを一貫してサポートしますので、AI SEOで成果を出したいとお考えの方はお気軽にご相談ください。
