この記事の監修SEO会社
株式会社NEXER
2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。
実店舗をお持ちで地域性の高いビジネスを行っている方におすすめなSEO手法が「ローカルSEO」です。
ローカルSEOとは、地域に関わる検索で上位表示されることを目指すSEO対策のことです。
とくに来店型のビジネスでは集客に大きな影響を与えるローカルSEOですが、国内では認知度が低く、効果についてピンとこない人も多いかもしれません。
そこで本記事では、ローカルSEOに関する施策の種類と効果について解説します。
メリットやデメリット、導入の注意点についても詳しく解説するので、ローカルSEOへの取り組みのきっかけにしていただければ幸いです。
『SEOの知恵袋』に無料相談
SEO知恵袋なら、まずは無料でSEO相談とサイトのSEO状況診断が可能です。
SEO運用歴18年、合計5000社以上の対策実績のあるSEOの知恵袋にぜひご相談ください。
『SEOの知恵袋』に無料相談
「SEO対策を検討しているけど、
いきなり業者に依頼するのが不安」
というお悩みはございませんか?
SEO知恵袋はなら、まずは無料でSEO相談とサイトのSEO状況診断が可能です。
SEO運用歴18年、合計5000社以上の対策実績のあるSEOの知恵袋にぜひご相談ください。
目次
ローカルSEOとは?
ローカルSEOとは、地域に関わる検索に対するSEO施策のことです。
地域に関連する検索結果上での上位表示を目指します。
通常のSEO対策と異なるのが、対策の範囲にGoogleマップ上の表示も含むことです。
地域名を含むキーワードでの検索上位を目指すのに加えて、Googleマップ上で近隣の店舗や施設としても表示されるように、登録情報の最適化を行います。
ローカルSEOは、その地域に関連する検索に直接的に影響します。
ローカルSEOを行っていないと検索結果に表示されないケースもあり、その場合は顧客に認知される機会を失ってしまうことになります。
潜在的な顧客を失い続けることにもなりかねないため、実店舗や施設を持っている事業者はしっかりとした対策を取っておくことが必要です。
現在地、過去の検索履歴、検索設定などの情報はすべて、検索の時点で最も有用で関連性が高い検索結果を確保するために役立っています。
Google では、ユーザーお住まいの国や所在地を使用して、お住まいの地域に関連するコンテンツを提供します。たとえば、シカゴに住んでいるユーザーが「football」で検索すると、ほとんどの場合、アメリカン フットボールやシカゴベアーズに関する検索結果が最初に表示されます。一方、ロンドンにいるユーザーが「football」で検索した場合は、サッカーやプレミアリーグに関係のある検索結果が表示されます。自分にとって役立ちそうな検索結果が表示されるようにするには、検索の設定も重要です。検索の設定では、使用する言語を指定したり、セーフサーチ(露骨な表現を含む検索結果を除外できるツール)を有効にしたりすることができます。
ローカルSEOとSEO、MEOの違い
ローカルSEOと混同されやすいものに、SEOやMEOがあります。
ここではローカルSEOとSEO、MEOの違いについて、詳しく解説します。
ローカルSEOとSEOの違い
SEOとは、Google検索で表示される検索結果全体に対する最適化施策のことです。
検索順位の上昇を目的とし、検索条件に関わらず、共通して上位表示されることを目標とします。
一方のローカルSEOは、特定の地域に限定した検索や、地域に関連する検索に絞ったSEO対策です。特定の地域名を含む検索や、特定の地域にフォーカスした検索を対象とするほか、Googleマップ上の検索結果も対策の範囲に含みます。
通常の検索結果に対する最適化に加えて、Googleマップにおいても、競合サイトよりも上位表示されるよう対策を図ります。
ローカルSEOとMEOの違い
MEOとは「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略称です。
ローカルSEOは、地域に関連する検索全般に加えて、通常検索による検索結果も最適化の対象に含みます。
対するMEOでは、対策を行う対象は、Googleマップ検索に限られます。
ローカルSEOとMEOは非常に近しいものではありますが、ローカルSEOはMEOを含んだものと理解しておくと正確です。
ローカルSEOの種類
ローカルSEOでは、検索結果に店舗や施設が表示されることを目指しますが、表示の形態にはさまざまなタイプがあります。
表示されるタイプは、ローカルパックとナレッジパネルの2つに分かれており、ローカルパックは表示の内容でさらに細分化されています。
ここでは表示タイプの種類について、詳しく解説します。
ローカルパック
ローカルパックとは、地域系のワードで検索したときに結果画面の最上部に表示される、Googleビジネスプロフィールのリストのことです。
いわゆるファーストビューに表示されるため、視認性が非常高く、認知に繋がりやすいのが特徴です。ローカルパックで表示される内容は、検索の内容によって変わります。
また表示されるUIは、検索を行ったデバイスに応じて最適なものへと切り替わります。
スマホ上の表示ではファーストビューがローカルパックのみとなっています。
ローカルABCパック
ローカルABCパックとは、ローカルパックの一種です。
ブランド名やジャンルで検索した場合に、検索地点から近い順に関連するチェーン店などが表示されます。
たとえば「ユニクロ」のワードで検索すると、近い場所にある店舗がA、B、Cの印とともに表示されます。
通常のローカルパックと異なるのは、検索したブランドの評価や口コミ数などが表示されないということです。
これはユーザーの検索意図が店舗の場所や位置関係にフォーカスしているためです。ブランド名で検索している以上、検索ユーザーはそのブランドに対する一定の評価は終えています。
ユーザーはこの検索でブランドの評価を知りたいわけではないため、評価や口コミは表示されません。
ローカルスナックパック
ローカルスナックパックもローカルパックの一種で、カテゴリ検索などでよく表示されます。
具体的には飲食関連のカテゴリで頻出し、たとえば「レストラン」のワードで検索すると、近隣の飲食店がローカルスナックパックで複数表示されます。
ローカルスナックパックでは、店舗の情報や評価が網羅的に表示されます。
「レストラン」のワードで検索したユーザーの検索意図は、レストランに該当する店舗のなかから行きたい店舗を決めることにあります。
そのため、店舗情報とともに、評価や口コミ数、店舗写真といった、店舗選びの判断材料となる情報が表示されます。
ローカルファインダー
ローカルファインダーとは、ローカルパックの下部に表示される「さらに表示」ボタンに隠れている店舗情報のリストのことです。「さらに表示」をタップすることでリストが表示されます。
ローカルパックの情報で満足しなかったユーザーがさらに情報を得るために開きますが、それでも下位のものほど見られる率は下がります。
リスト上で表示されるテキストエリアは小さく、基本的な店舗情報がメインです。訴求できる要素はサムネイル画像が中心です。
ナレッジパネル
ナレッジパネルとは、Googleで人や組織、場所などを検索したときに表示される情報ボックスのことです。
ナレッジパネルにはビジネスに関する情報も表示されます。地図情報や店舗写真、概要情報や電話番号、混雑時間などが表示されます。
PCのブラウザでは、検索結果の右方にかなり大きく表示されるので、認知を獲得しやすいのが特徴です。
ローカルSEOの検索順位が決定する仕組み
① 関連性
関連性とは、検索クエリ(ワード)との関連性のことです。検索されるワードと店舗や事業の内容にミスマッチがないように、Googleビジネスプロフィールに登録するプロフィール内容について、カテゴリなども含めて最適化します。
また目的のキーワードで上位表示できるよう、公式サイトでも検索クエリとの関連性を高めた修正を進めることもあります。
② 知名度
知名度に関しては、口コミ数やレビュー内容に加えて、被リンクやサイテーションが重要です。
これらは知名度から還元されるため、SEO施策の範囲で対策しきれない部分も少なからずあります。
広告出稿などで店舗や事業の知名度を高めるのも有効な施策です。
③ 距離
距離はユーザーが検索した位置から相対的に決まるため、対策が難しいところですが、Googleに正確な住所情報を伝えることは重要です。
Googleビジネスプロフィールの内容が正しく記載されているか確認しておきましょう。
NAP
またこれらに加えて「NAP」と呼ばれる要素も、評価ポイントとして大きく影響を与えます。
NAPとは、Name(店舗や事業の名称)、Address(所在地)、Phone(電話番号)のことです。
これらはビジネスの同一性を判断する根拠として使用されます。内容がバラバラだと別の事業者だと判断されて評価が分散してしまう可能性があるため、正しい情報に統一しましょう。
ローカルSEOの基本的な対策方法
ローカルSEOに必要な対策とはどのようなものでしょうか。
ここでは基本的な7つの施策を紹介します。
Googleビジネスプロフィールの登録
ローカルSEOで最重要なのが、Googleビジネスプロフィールへの登録です。
ローカル検索で表示される内容は、Googleビジネスプロフィールへ登録した内容が優先されます。
店舗の情報を漏れなく正確に検索者に伝えられるため、店舗型のビジネスでは必須ともいえる施策です。仮にGoogleビジネスプロフィールに登録していない場合、検索結果上で表示される内容は、Google検索によって自動生成されたものになります。
Google検索から拾ってきた断片的な情報をより集めたものとなるため、場合によっては不正確な情報や古い情報が記載されてしまうことがあります。
正しくない情報はユーザーの検索行動に悪い影響を与えてしまいます。ローカルSEO上の評価の観点からも決してよい結果へと結びつかないので、Googleビジネスプロフィールへの登録は必ず行っておきましょう。
なおGoogleビジネスプロフィールへの登録は無料でできます。
最新情報や写真の投稿
近年Googleは情報の鮮度について、評価のウェイトを上げています。
情報が最新のものに差し替えられていることはユーザーの使いやすさにもつながるため、こまめな更新が推奨されます。
Googleは更新頻度が停滞しているサイトの検索順位を下げる傾向もあるため、投稿頻度や更新頻度の維持は施策として効果的です。
レビュー・口コミへの丁寧な対応
レビューや口コミはローカルSEOの評価指標の一つです。
書き込みの数を増やすためにも、丁寧で好感度の高い返信を継続していくことが効果的です。
またときにはネガティブな口コミが書き込まれることもあります。ビジネスの影響を考えると対応を難しく考えてしまいがちですが、ネガティブな投稿への対応こそ、ビジネスへの姿勢をアピールできる機会です。
真摯な対応は、顧客からの好感度の獲得に繋がります。ユーザーとの交流を深めながら、新たな口コミやレビューの獲得へとつなげていくことが重要です。
サイテーション・被リンクの獲得
被リンクとは自サイトに貼られたリンクのことです。Googleはコンテンツを評価するために貼られているリンクの数や品質を非常に重視しています。良質な被リンクの獲得は検索順位の上昇にダイレクトに影響を与えるため、獲得を進めるべき要素です。
またサイテーションとは、ネット上の第三者によって言及されることです。
SNSや口コミとして店舗名や事業名が言及されることで、検索評価は高まります。なおサイテーションはただ言及されただけに留まり、リンクの設置を含みません。
サイテーションはSNSでの拡散によって大きく獲得できるため、日々の情報発信を継続することが大切です。
多言語対応
Googleには翻訳機能がありますが、まだ完全なものではなく、ときには不正確な翻訳をする場合があります。
すべてを多言語対応することは難しいですが、店舗名や住所などの基本的情報の表記から対応を進めると効果的です。
公式サイトとの連携
Googleは店舗と公式サイトとの関連性を一定レベルで把握しています。
掲載内容はローカル検索にも影響を与えることから、記載内容のブレによって評価を失わないよう、内容を統一しておく必要があります。
近年SEOでも重視されている構造化マークアップも効果的です。構造化マークアップを設定することで、Googleに適切に情報を伝えることができます。
ローカルリンクビルディング
ローカルSEOの強化策として、ローカルリンクビルディングという手法があります。
これは、地元の企業や団体から被リンクを集めることで、その地域においてあなたのサイトの権威性を高める施策です。
具体的には、下記のような取り組みをおこなうことで、地元のサイトや団体から被リンクを獲得できる場合があります。
地元メディアへのプレスリリース
地元メディアに対して事業に関する重要な発表やイベントを伝えるプレスリリースを送り、記事になることでリンクを得ることができます。
地元イベントへの参加
地元のイベントやスポーツチームにスポンサーとして参加することで、イベントのウェブサイトや広告にリンクが掲載されることがあります。
地元企業との協力関係
自社の事業とシナジーのある地元事業者に協力関係を求めてみるのも良いでしょう。
例えばあなたがレストランを運営しているのなら、地元の民宿や周辺のレジャー施設と協力関係を築ければ、自社のお店やサイトに「周辺のレジャー施設・宿泊施設MAP」を掲載すれば、相手からも「周辺のレストラン」として紹介してもらえ、顧客を送り合って相乗効果を得られるかもしれません。
相互リンクも獲得できて、リンクビルディングの構築に繋がります。
地元企業への営業
密接な協力関係を築けなくても、WEBサイト上だけの協力関係として、相互リンクの営業をおこなってみるのも良いでしょう。
全く関係がない事業者に営業してしまうと、質の低い相互リンクの量産に繋がってしまうので、ある程度関連性のある事業者に営業をおこなうべきです。
ビジネス情報を更新して表示頻度を上げる
ビジネスの所在地で関連性の高い語句を検索しても、ご自身のビジネス情報が表示されない場合があります。ローカル検索結果でお客様のビジネスが表示される頻度を最大化するには、ビジネス プロフィールのビジネス情報の内容を充実させ、魅力的なものにしてください。
ローカルSEOをやるならGoogleビジネスプロフィールの登録をすべき!
Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネスは、ローカルSEOの重要な要素であり、登録により事業情報がGoogle検索やGoogleマップに表示されるようになります。
Googleビジネスプロフィールの登録方法を、画像付きで詳しく紹介します。
Googleビジネスプロフィールの登録手順
手順1:Googleアカウントの作成またはログインする
Googleマイビジネスにアクセスするには、Googleアカウントが必要です。既存のアカウントをお持ちでない場合は、新しく作成します。
手順2:Googleビジネスプロフィールにアクセスする
Googleで「Googleビジネスプロフィール」を検索するか、Googleビジネスプロフィールに直接アクセスします。
手順3:事業情報の入力する
ページ右上にある「管理を開始」ボタンをクリックします。
その後、あなたの店舗や会社の名前を入力します。すでに登録されている可能性があるので、検索結果を確認してください。
手順4:ビジネスの種類を選択する
ビジネスの種類として「オンライン小売店」「店舗」「非店舗型ビジネス」のうち該当するものを選択します。複数選択可能なので、ローカルSEOをおこないたい方は、店舗がある場合は必ず「店舗」を選択しましょう。
オンライン小売店を選択した場合は、ウェブサイトのURLを入力する画面が表示されるので、入力して「次へ」を押してください。
手順5:ビジネスカテゴリーを選択する
事業のカテゴリーを選択します。正確で具体的なカテゴリーを選ぶことが重要です。これはユーザーが検索した際に正確な結果が表示されるためです。
手順6:会社の住所の入力する
会社の住所を正確に入力してください。完了したら「次へ」を押すと、電話番号の入力画面に映ります。店舗の電話がある場合は入力しましょう。
手順7:オーナー確認をおこなう
ビジネスの所有権の確認をおこないます。
確認方法は複数あり、利用可能な方法は業種や公開情報によって異なるので、画面に沿っておこないましょう。
例えば動画確認の場合は近隣の状況や、店舗の外観、内装、このビジネスの権限有していることの証明として、店舗の施錠シーンや住所証明書などを動画に収めることで、オーナー確認が可能です。
手順8:ビジネス情報の追加する
入力画面に沿って、「営業時間を追加」「メッセージの追加」「ビジネスの説明」「ビジネス写真」の追加をおこないます。
これでGoogleビジネスプロフィールへの登録が完了し、事業情報がGoogle検索やGoogleマップで表示されるようになります。
登録後も事業情報の更新やクチコミの管理などを行い、ユーザーに正確な情報を提供し続けることが重要です。
ローカルSEOにおいて「良い口コミ」は最強の武器!
ローカルビジネスにおいて、良い口コミは非常に重要です。
地元の店舗を探すときに、Googleマップ上から探すユーザーは少なくありません。
Googleマップからは、そのお店の口コミ評価が直接見えるようになっているので、自然検索を利用してWebサイトで集客をおこなう時よりも、口コミ評価が大切になります。
良い口コミは、ローカルSEOにとっても良い効果を発揮するだけでなく、実際の来店に繋がる確率も向上します。
以下の施策を用いて、良い口コミを増やして、悪い口コミを減らすようにしましょう。
①口コミを書いてくれたユーザーに対して返信をする
良い口コミを書いてくれたユーザーに対しては感謝を伝えるようにしましょう。また悪い口コミに対しては、しっかりと謝罪をおこない真摯な対応を心掛けましょう。
ビジネスオーナーから直々に返信があると、良い口コミを書いたユーザーからしても嬉しいですし、悪い口コミの抑制、店舗のイメージアップに繋がります。
②良いサービスを提供することを心掛ける
普段から顧客が満足するサービスを提供していれば、自然に良い口コミが発生し、悪い口コミは少なくなります。
③満足していただいたお客様に、口コミ促進する
あなたのサービスで満足したお客様のうち、自然に口コミを書いてくれるユーザーはごく一部です。
お客様が退店する際に「もし満足していただけたなら、口コミを書いていただけると嬉しいです」という言葉を伝えるだけでも、口コミを書いてくれるユーザーはぐっと増えるでしょう。
④口コミ促進キャンペーンを実施する
口コミを書いてくれたお客様に対して、クーポンを提供するなど、キャンペーンをおこなうことで、口コミ数を増やすことができます。
また、特典を貰うのに、悪い口コミを書く方は少ないため、比較的良い口コミを増やすことができます。
ローカルSEOのメリット
ローカルSEOにはどのようなメリットがあるでしょうか。
ここでは具体的な例を解説していきます。
競合が近くの店舗に限定される
ローカルSEOは地域性を強く含むため、通常よりも競合が少なく対策の難易度が低いのが特徴です。
通常のSEO対策では、Google検索の結果全体に対して施策を行います。そのため競合も多く、キーワードの選び方によっては上位表示に多くのコストが発生することもあります。
しかしローカルSEOでの対策の対象は、地域によって検索対象が大きく絞り込まれるローカル検索です。同じキーワードでも競合は地域の近隣店舗のみに限られるため、対策難易度は大幅に下がります。また対策を行う内容も非常にシンプルです。
一般的なSEOで行われるキーワード対策のほか、ローカルSEOで行う施策はGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)への登録や、一般の利用者によって書き込まれる口コミへの対策などが中心となります。
集客につながりやすい
ローカルSEOは、行った対策が集客につながりやすいのもメリットです。
ローカル検索をするユーザーは、検索した場所へ「行きたい」「詳しく知りたい」というニーズが強いという特徴があります。つまり検索行動が実際の行動に移行しやすいということです。
またローカル検索では、検索結果上に店舗名や施設名とあわせて住所や営業時間、電話番号など、店舗を訪れる際に必要となる情報が表示されます。さらに電話ボタンや経路案内ボタンがわかりやすく表示され、店舗への電話や地図検索も簡単にできるようになっています。
このようにローカル検索では、検索から行動へとスムーズに移行できるよう、検索結果の画面のレイアウトや機能が工夫されています。
このことからも、ローカルSEO対策への注力は、集客へと結びつきやすくなっています。
簡易WebサイトをとおしたPR、顧客との交流ができる
ローカルSEOでは、Googleの検索エンジンに情報を登録するために、Googleビジネスプロフィールへの登録を行います。
Googleビジネスプロフィールには「ウェブサイト」と呼ばれる機能があり、簡易的なWEBサイトを登録情報から作成できます。自社のHPがない場合は、店舗情報のPRに活用できます。
またGoogleビジネスプロフィールには投稿機能や口コミ機能もあり、これらを使用することで顧客との交流も可能です。丁寧にやり取りを続けることで、顧客のファン化を促進することができます。
ローカルSEOのデメリット
ローカルSEOにはどのようなメリットがあるでしょうか。
① 地域以外の顧客にアプローチできない
ローカルSEOは特定の地域を対象にしたSEO施策であるため、それ以外の地域の顧客にはアプローチできません。
地域外の顧客にアプローチするには、別のSEO施策を考える必要があります。
② 地域密着型のビジネスでないと集客効果に期待できない
ローカルSEOの特性上「地域キーワード + サービス名」で検索されるビジネスでないと、集客効果は期待できないでしょう。
③ 競合が増えている
ローカルSEOはその地域において、とても重要な施策になっています。
そのため競合が激化しており、SEOで上位を獲得して認知度を上げても、競合との差別化が必要になります。
ローカルSEOの注意点
ローカルSEOでは、施策において避けるべき注意点があります。
ここでは具体的なNG例を紹介します。
不適切なコンテンツの記載
Googleビジネスプロフィールの利用にはガイドラインが定められており、利用方法について厳格に管理されています。
違法行為や誹謗中傷を含む投稿は不適切なコンテンツとして禁止されており、Googleによってペナルティが課される可能性があります。
世間の注目を集めるために行われる、いわゆる炎上商法のようなコンテンツは、ローカルSEOにおいて逆効果です。
またこのほかにも、ビジネスと関連性の低いコンテンツや犯罪性が疑われるコンテンツなどもガイドライン違反とされています。
口コミやレビューの依頼はNG
口コミやレビューを依頼する行為、または購入する行為もガイドライン違反にあたります。
口コミ、レビューは、第三者によって自然発生的に寄せられたものでなくてはならず、意図をもった人為的な投稿は、評価の操作として厳しく禁止されています。
こちらも不適切なコンテンツと同様に、GoogleビジネスプロフィールアカウントのBANやローカル検索からの排除などの、厳しい措置が課される可能性があります。
ローカルSEOの費用相場
ローカルSEOの費用相場は地域とキーワードによって異なります。
競合性が高い地域・キーワードほど費用は上がります。
例えば、目安として「銀座 歯科」というキーワードの場合、歯科医院はコンビニの数より多いと言わるほど競合性が高いです。
また、銀座という歯科医院が多い地域の組み合わせでは、ローカルSEOの中でも高額になると考えられます。
このように競合性が高い地域とキーワードでは費用は10万円~20万円程度が相場でしょう。
一方で、競合性が高くない地域・キーワードの場合は3万円~5万円程度が相場となります。
ただし、依頼するSEO会社によって、料金は大きく異なるので、検討している方は一度気になる会社に問い合わせしてみると良いでしょう。
SEOの平均費用などについては、下記記事にまとめているので、ぜひご覧比べてください。
「SEO対策にかかる費用は?依頼先の選び方も紹介」を読んでみてください。
まとめ
ローカルSEOは通常のSEO対策と比べても対策難易度が低く、場合によっては低コストで大きな集客に繋げられる可能性があります。
Googleビジネスプロフィールは無料で登録できる一方で、検索上位を獲得できた場合の認知度は非常に高く、宣伝効果は大きいといえます。とくに飲食店やショップなどでは効果を得やすく、また施策としても一定の即時性が見込めるため、施策を結果に繋ぎやすいのもメリットです。
WEBを介した自社の集客力の程度は、実際に検索することで確認できます。
WEBからの集客力に不足を感じる場合は、ぜひこの機会にローカルSEO対策を検討してみましょう。
店舗型のビジネスを行っている企業にとって、マップ情報を含んだGoogleビジネスプロフィールへの登録は必須といえるでしょう。店舗へ直接問い合わせができる機能やコロナウイルスへの取り組み状況など、機能も定期的にアップデートされているため、重要な集客ツールのひとつになります。
また、Googleビジネスプロフィールに会社情報や店舗情報をGoogleに登録しておくことで、WEBサイトや会社の信頼性向上にも繋がります。WEBサイトのSEOも意識をする場合は、ビジネスプロフィールの情報(会社名、住所、営業時間等)をWEBサイト内に掲載している情報と一致させておくこともポイントです!
関連記事
専用SEOプランをご提案いたします!
- どんな対策をすればいいかわからない…
- 最適な対策キーワードがわからない
- 施策実行のリソースが不足している
SEOコンサルタントが貴社サイトの課題を洗い出し、最適なSEO対策を一緒に考えます。
SEO無料相談はこちら監修者プロフィール
NEXER 工藤6つのオウンドメディアの運営責任者
2017年NEXERに入社。前職はスマートフォンの販売員。
NEXER入社後はSEOコンサルティング営業部、クライアントマーケティング事業部を経て、現在はオウンドメディアを6つ運営&管理の責任者を任されている。
新規で1から立ち上げた2つのサイトは年間100万PV以上のメディアに成長。
既存のオウンドメディアと、サイト買収をおこなった3つのサイトは、運用当初に比べて3倍~5倍の収益を出すメディアに成長。
さらに、2022年12月より新規でもう1サイトに挑戦中。