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直帰率とは?離脱率との違い・GA4での見方・成果につながる改善策を解説

2026.03.11 SEO
直帰率とは?離脱率との違い・GA4での見方・成果につながる改善策を解説

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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計5,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

直帰率とは、Webサイトを分析するうえでよく使われる指標の一つです。

ただ、「直帰率が高い=悪い」「低い=良い」といった単純な捉え方をしてしまうと、GA4(Googleアナリティクス4)では実態とズレた判断につながることがあります。

なぜなら、GA4では直帰率の考え方が、UA(ユニバーサル アナリティクス)時代とは大きく変わっているからです。

1ページだけ見て離脱した場合でも、一定時間の滞在や操作があれば、GA4では直帰として扱われないケースもあります。

この記事では、GA4時代の最新の考え方を前提に、直帰率を正しく読み解くためのポイントを解説します。

【この記事を読んで分かること】

  • 最新のGA4に基づいた直帰率の定義
  • 離脱率との違い
  • GA4の実際の画面を使った直帰率の確認方法
  • 直帰率の改善が必要な場合と不要な場合
  • 直帰率の具体的な改善策

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目次

直帰率とは?

直帰率とは?
直帰率とは、Webサイトに訪れたユーザーが「最初に見たページだけを閲覧して離脱した割合」を示す指標です。

「すぐ帰られた=悪い数値」と思われがちですが、直帰率はページの役割やユーザーの目的によって意味合いが大きく変わります。

特にGA4(Googleアナリティクス4)では、従来のUA(ユニバーサル アナリティクス)とは定義が異なるため、正しく理解しないまま数値だけを見て判断すると、誤った改善につながる恐れがあります。

まずはGA4における直帰率の考え方と、基本的な仕組みを整理しておきましょう。

GA4での直帰率の定義

GA4における直帰率とは、「エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合」として以下のように定義されています。

エンゲージメント率は、ウェブサイトまたはモバイルアプリにおけるエンゲージメント セッションの割合です。その反対が直帰率で、エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合です。

参照:Google アナリティクスヘルプ [GA4] エンゲージメント率と直帰率

ここでいうエンゲージメントとは、以下のいずれかを満たしたセッションを指します。

  • 10秒以上の滞在
  • 2ページ以上の閲覧(GA4では2回以上のページビューまたはスクリーンビュー)
  • 成果につながる行動(GA4ではキーイベントの発生)

つまりGA4の直帰率は、単に「1ページだけ見て帰った割合」ではなく、「ユーザーの関与が確認できなかった割合」と言い換えることができます。

従来のUA(ユニバーサル アナリティクス)では「1ページだけ見て終了=直帰」とページ数だけで判断していましたが、GA4では一定時間の滞在や行動があれば、たとえ1ページでも直帰ではないという考え方に変わっています。

この違いを理解しておくことが、GA4時代の直帰率を正しく読み解く前提になります。

直帰率の計算式

GA4における直帰率は、以下の計算式で求めることができます。

「直帰率(%) = 直帰したセッション数 ÷ 全セッション数 × 100」

ここでいう直帰したセッション数とは、エンゲージメントが発生しなかったセッションの数を指します。

具体的には「10秒以上の滞在」「2ページ以上の閲覧」「成果につながる行動」がなかった場合です。

例えば、あるページに100人が訪問し、そのうち70人が10秒未満で離脱し、他のページも見ず、行動が発生しなかった場合、直帰したセッション数は70となります。

この場合の直帰率は「70 ÷ 100 × 100 = 70%」です。

またGA4では、直帰率とエンゲージメント率が表裏一体の関係にあるため、次のようにも表せます。

「直帰率(%)= 100% − エンゲージメント率(%)」

つまり、先ほどの例のエンゲージメント率は30%になります。

直帰率と離脱率の違い

直帰率と混同しやすいのが「離脱率」です。

それぞれ、以下のような違いがあります。

  • 直帰率
    最初に訪れたページだけを見て何もせずすぐ離脱した割合。
    入口ページの内容や第一印象を評価する指標。
  • 離脱率
    そのページを最後にサイトから離れた割合。
    回遊の終点や導線の区切りを確認する指標。

広い意味では、直帰は「離脱」の中の一つに含まれます。

ただし直帰率は「入口ページで起きた離脱」だけを集計する指標であり、すべての離脱を対象にする離脱率とは、見るべきポイントが異なります。

例えば、トップページから複数ページを回遊したあとにページAでサイトを離れた場合、そのページAの離脱率は上がりますが、直帰率には影響しません。

直帰率はファーストビューや検索意図との一致度を見るのに適しており、離脱率はコンテンツの区切りや導線設計を評価する際に役立ちます。

業界別・サイト別の直帰率の平均

業界別・サイト別の直帰率の平均
直帰率は、業界やサイトの性質によって大きく傾向が異なります。

以下は、海外のマーケティング関連企業(CXLとcustomedialabs)が公開している直帰率の平均です。

業界別のデータを見ると、食品・飲料や科学、リファレンス(辞書・用語解説など)のように「必要な情報を確認してすぐ離脱する」分野では、直帰率が高くなりやすい傾向があります。

一方、ショッピングや不動産、ゲームなどは、「複数の情報を比較する」ために回遊が前提となるため、直帰率は低めです。

業界 平均直帰率
食品・飲料 65.52%
科学 62.24%
リファレンス(辞書・用語解説など) 59.57%
人物・社会 58.75%
ペット・動物 57.93%
ニュース 56.52%
アート・エンタメ 56.04%
書籍・文学 55.86%
美容・フィットネス 55.73%
ホーム・ガーデン 55.06%
コンピュータ・電子機器 55.54%
趣味・レジャー 54.05%
インターネット関連 53.59%
自動車・乗り物 51.96%
金融 51.71%
スポーツ 51.12%
旅行 50.65%
ビジネス・産業 50.59%
仕事・教育 49.34%
オンラインコミュニティ 46.98%
ゲーム 46.70%
ショッピング 45.68%
不動産 44.50%

参照:CXL「Bounce Rate Benchmarks: What’s a Good Bounce Rate, Anyway?」

また、サイトタイプ別に見ても直帰率の傾向は異なります。

ECサイトやBtoBサイトは、「商品比較や検討行動」が想定されるため直帰率は低くなりやすいです。

一方で、ランディングページや辞書・ブログ系サイトは、「1ページで目的が完結」しやすく、直帰率が高くなりやすい特徴があります。

サイトタイプ 平均直帰率
ECサイト 20〜45%
BtoBサイト 25〜55%
リード獲得型サイト 30〜55%
非ECのコンテンツサイト 35〜60%
ランディングページ(LP) 60〜90%
辞書・ブログ・ポータルサイト 65〜90%

参照:customedialabs「Bounce Rates: What’s Good, What’s Bad, and Why You Should Give a Damn」

これらのデータから分かるとおり、直帰率は「業界」や「サイトタイプ」によって大きく異なります。

直帰率が高いからといって一概に問題があるとは限らず、1ページで目的が完結するサイトでは自然な数値とも言えます。

重要なのは、自サイトの役割やユーザー行動と照らし合わせて解釈することです。

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Googleアナリティクス(GA4)での直帰率の確認手順

Googleアナリティクス(GA4)での直帰率の確認手順
GA4では、初期状態では直帰率が表示されていないため、レポートに指標を追加する必要があります。

手順は複数存在しますが、ここでは実務でもよく使われる「ページ毎の直帰率」を確認できる方法を紹介します。

以下は、その手順の流れです。

  • 左メニューの「レポート」をクリック
  • 「ライフサイクル」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」を開く
  • 右上のペンマークをクリック
  • 「指標」→「指標を追加」→「直帰率」を選択→「適用」をクリック
  • 直帰率の項目が追加される(横の矢印マークで高い順に並び替える)

ここからは、実際のGA4の画面を使って解説します。GA4の画面

① まず、GA4の管理画面左側にあるメニューから「レポート」を選択します。
ホーム画面では直帰率は確認できないため、必ずレポート画面に移動してください。レポート画面

② レポート内のメニューから、「ライフサイクル」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」をクリックします。
ここでは、ページごとの表示回数やエンゲージメント時間などを一覧で確認できます。エンゲージメント時間

③ 「ページとスクリーン」画面を開いたら、右上にあるペンマークをクリックします。
この操作で、表示する指標を自由に追加・変更できます。「ページとスクリーン」

④ 編集画面で「指標」を選択し、「指標を追加」から「直帰率」を選びます。
追加後に「適用」をクリックすると、表の右側に直帰率の項目が表示されます。「直帰率」

⑤ 項目が多い場合、直帰率は表の右側に隠れていることがあります。その際は横スクロールしてください。
また、直帰率の左の矢印をクリックすると、数値の高い順・低い順に並び替えることも可能です。

直帰率の誤解しやすい注意点

直帰率の誤解しやすい注意点
直帰率は分かりやすい指標である一方、誤った解釈をされやすい数値でもあります。

「平均より高い=問題がある」「低ければ改善成功」といった単純な判断は、かえって本質を見誤る原因になりかねません。

直帰率はページの役割やユーザーの目的によって意味合いが大きく変わるため、前提条件を理解せずに数値だけを見るのは危険です。

ここでは、直帰率を分析する際に特に注意したい代表的な誤解について整理します。

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直帰率に目安は存在しない

直帰率には「〇%以下なら良い」「〇%を超えたら悪い」といった、絶対的な目安は存在しません。

業界平均やベンチマークが紹介されることはありますが、それらはあくまで傾向を把握するための参考値であり、自サイトにそのまま当てはめられる数値ではありません。

例えば、1ページで目的が完結する記事や、営業時間・料金を確認するだけのページでは、直帰率が高くなるのは自然な行動です。

それにもかかわらず、根拠のない「理想値」に合わせようとすると、不要な導線追加や過剰な内部リンクによって、かえってユーザー体験を損ねる可能性があります。

直帰率は他サイトと比較するものではなく、自サイト内での変化や目的達成との関係を見る指標として扱うことが重要です。

必ずしも「低い方がいい、高い方が悪い」ではない

直帰率は「低いほど良く、高いほど悪い」と思われがちですが、実際にはその逆になるケースもあります。

数値だけで評価すると、ユーザー行動の本質を見誤る恐れがあります。

【直帰率が高くても問題ない例】

  • 営業時間や料金、電話番号などを確認して目的を達成した場合
  • 用語解説やFAQを読み、疑問がすぐに解消された場合

これらは直帰していても、ユーザーの目的は達成されています。

【直帰率が低く問題がある例】

  • 情報が分かりづらく、答えを探してページを行き来している場合
  • 導線が不自然で、不要なページ遷移が発生している場合
  • 回遊はしているが、成果につながる行動が起きていない場合

このように、直帰率の高さそのものがユーザー満足度を示しているわけではありません。

重要なのは、「直帰したかどうか」ではなく、ユーザーがそのページで目的を達成できたかどうかです。

直帰率は善悪を判断する指標ではなく、ユーザー行動の背景を読み解くためのヒントとして活用しましょう。

直帰率とSEOに直接的な関係はない

直帰率が高いからといって、検索順位が直接下がるわけではありません。

2020年にGoogleの検索アナリストであるJohn Mueller氏は、「ウェブサイトのランキング付けに関してアナリティクスの直帰率を参考にしているというのは誤解である」ことを述べています。

参照:Google Search Central「English Google Webmaster Central office-hours from June 12, 2020」

Googleは、アナリティクスの行動指標をそのままランキング要因として利用しているわけではなく、直帰率はあくまでサイト改善のための分析指標に過ぎません。

検索結果から訪れたユーザーが、1ページで疑問を解消して離脱したとしても、そのページが検索意図を満たしていればSEO上の評価が下がることはありません。

つまり、直帰率を下げること自体を目的にするのではなく、ユーザーの検索意図に対して適切な情報を提供できているかどうかを重視することが、SEOにおいて本質的に重要です。

直帰率を改善した方がいいページ

直帰率を改善した方がいいページ
直帰率はすべてのページで下げるべき指標ではありませんが、改善が必要なページも存在します。

特に、成果につながっていないページや、ユーザーの滞在時間が極端に短いページは注意が必要です。

これらのページでは、ユーザーが目的を達成できていない可能性があり、直帰率の背景を確認することで改善のヒントが得られます。

以下に、具体的に解説します。

成果につながっていないページ

資料請求や問い合わせ、予約などを目的としたページで直帰率が高い場合は、改善を検討すべき代表的なケースです。

これらのページは「ユーザーに行動してもらうこと」が目的であるため、直帰が多いということは、行動に至るまでのどこかでつまずいている可能性があります。

直帰率を起点にページを見直すことで、成果を阻害している要因を特定しやすくなります。

改善が必要になりやすいポイントは、次のとおりです。

  • 資料請求や問い合わせにつながる行動ボタンがどこか分かりにくい
  • フォームの入力項目が多く、心理的なハードルが高い
  • 料金や条件、注意事項が分かりづらく不安を与えている
  • スマートフォン表示で操作しにくい、読みづらい

直帰率を下げること自体を目的にするのではなく、「なぜ行動につながらないのか」という視点で改善ポイントを洗い出すことが重要です。

滞在時間が極端に短いページ

直帰率とあわせて、滞在時間が極端に短いページは優先的に確認した方がよいです。

ここで注意したいのは、「短い=即問題」と決めつけないことです。

アクセス方法や営業時間の確認など、短時間で目的が達成されるページもあります。

一方で、説明や理解が必要なページにもかかわらず滞在時間が数秒程度しかない場合は、ユーザーが内容を読む前に離脱している可能性があります。

このケースでの改善ポイントは、次のとおりです。

  • 記事タイトルとページ内容が乖離している
  • 冒頭で内容が分かりにくく、読む価値が伝わっていない
  • 文字が多すぎる、レイアウトが崩れているなど、第一印象で離脱されている
  • ページ表示速度が遅く、表示前に離脱されている

「極端に短い」理由を一つずつ切り分けて確認することで、直帰率改善だけでなく、ページ全体の質向上にもつながります。

直帰率が高い原因

直帰率が高い原因
直帰率が高くなる背景には、ユーザー行動に共通するいくつかの原因があります。

多くの場合、ページの内容や構造そのものに問題があるというより、ユーザー視点が十分に反映されていないことが要因です。

ユーザーが求める情報にたどり着けなかったり、第一印象で不安や違和感を覚えたりすると、内容を読む前に離脱されやすくなります。

また、次に取るべき行動や導線が分からないといった要素も直帰率を高める原因です。

これらの原因を具体的に解説します。

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ユーザーが「求める情報」がない

直帰率が高くなる典型的な原因が、ユーザーが求めている情報にたどり着けないケースです。

検索結果からページを訪れたユーザーは、あらかじめ「知りたいこと」や「解決したい疑問」を持っています。

しかし、タイトルやディスクリプションで期待した内容と、実際のページ内容がずれていると、ユーザーは読み進める前に離脱してしまいます。

例えば、概要だけで具体的な説明がない、結論が分かりにくい、知りたい情報がページ下部に埋もれているといった状態では、内容が存在していても「ない」ものと判断されがちです。

直帰率が高いページでは、検索意図とページ内容が一致しているか、必要な情報がすぐ目に入る構成になっているかを最初に確認することが重要です。

第一印象で不安・違和感を与えている

ページを開いた瞬間の第一印象は、直帰するかどうかを左右する大きな要因です。

ユーザーは数秒のうちに「このページは信頼できるか」「自分に関係がありそうか」を判断しています。

例えば以下のような要素は第一印象で悪いイメージを持たれる可能性があります。

  • デザインが古い
  • 文字が多すぎて内容が感覚的に伝わらない
  • 広告が多すぎる
  • 運営者情報が分からない

直帰率が高いページでは、情報の正確さ以前に「安心して読める状態かどうか」という視点で、ファーストビューを見直すことが重要です。

次に取る行動や導線が分かりにくい

ページやサイト内で次に取る行動が明確でない場合、ユーザーは内容に満足していても離脱してしまいます。

直帰率が高いページでは、次のような導線上の問題が重なっていることが多く見られます。

【ページ単位での問題】

  • 記事や説明を読み終えたあとに、次の行動が示されていない
  • 問い合わせや資料請求などの行動ボタンが目立たない
  • 関連情報への内部リンクがなく、回遊のきっかけがない

【サイト全体の構造に関する問題】

  • グローバルメニューやカテゴリ構造が直感的でない
  • どんな情報が載っているサイトなのか把握しづらい

このような状態では、ユーザーは「これ以上見る必要がなさそうだ」と判断しやすくなります。

直帰率を改善するには、ページ単体だけでなく、サイト全体としても次の行動を自然に促せているかを確認することが重要です。

直帰率が高いサイトの6つの改善策

直帰率が高いサイトの6つの改善策
直帰率が高い原因は、ページ内容そのものだけでなく、見せ方や導線設計に問題があることも多いです。

そのため、直帰率の改善においては、ユーザー目線に立って設計を見直すことが重要になります。

具体的な直帰率の改善策は、次の6つです。

  • 検索して訪れたユーザーの意図に合ったコンテンツを用意する
  • ページを開いた瞬間に「何が書いてあるか」をはっきり伝える
  • ページ表示速度やスマートフォンでの見やすさを整える
  • 次に読むべきページを内部リンクで分かりやすく示す
  • グローバルメニューやカテゴリ構造を整理し、迷わせない
  • CTAを設置して、ユーザーの行動を自然に促す

以下では、それぞれの対策を具体的に解説します。

①検索意図に合わせたコンテンツを作る

検索意図とページ内容が合っていない場合、直帰率は高くなりやすいです。

ユーザーは検索結果のタイトルを見て、知りたい内容が書かれていると判断してページを訪れます。

そのため、タイトルと実際の中身にズレがあると、内容を読む前に離脱されてしまいます。

【悪い例】

  • タイトル
    「引っ越し手続きのやり方|必要なことをまとめて解説」
  • ページ内容
    引っ越し業者の選び方や相場の話が中心で、肝心の役所やライフラインの手続き方法がなかなか出てこない

この場合、すぐに手続き内容を確認したかったユーザーは、「知りたい情報が見つからない」と判断し、直帰しやすくなります。

【良い例】

  • タイトル
    「引っ越し手続きのやり方|必要なことをまとめて解説」
  • ページ内容
    冒頭で「引っ越し時に必要な手続き一覧」を提示、その後に業者選びや費用の目安を補足

このように、検索意図に対する答えを最初に示し、詳細説明を後から補足する構成にすることで、ユーザーは「このページに答えがある」と判断し、読み進めやすくなります。

タイトルで約束した内容と、ページ冒頭で提供する情報を一致させることが、直帰率改善につながります。

②ファーストビューの情報設計を改善する

ファーストビューは、ユーザーがページを開いた直後に「読み進めるか、戻るか」を判断する重要なポイントです。

ここで内容が伝わらないと、本文を読む前に直帰されてしまいます。

ファーストビューでは、情報量を増やすよりも「何についてのページか」「誰に向けた内容か」を瞬時に理解できることが重要です。

改善のポイントは、次のとおりです。

  • アイキャッチ画像をページ内容に合った、印象の良いものにする
  • 各H2やH3見出しタイトルだけで「このページで分かること」が伝わるようにする
  • リード文でユーザーの悩みや状況に寄り添う表現を入れる
  • 重要な結論や要点を、ファーストビュー内に一部含める
  • 広告や装飾が情報の邪魔になっていないか確認する

これらを意識することで、ユーザーは「自分に関係のあるページだ」と判断して読み進める可能性が高くなり、直帰率の改善につながります。

③ページ表示速度・モバイル表示を最適化する

ページの表示速度やモバイルでの見やすさは、直帰率に大きく影響します。

直帰率を改善するためには、ページを快適に閲覧できる状態を整えることが欠かせません。

具体的な改善策は次のとおりです。

  • 画像容量を圧縮する
  • 画像サイズをレイアウトが崩れない適切なサイズにする
  • 使っていない不要なプラグインやスクリプトを削減する
  • スマートフォン表示での文字サイズや行間が適切か確認する
  • ボタンやリンクが指で操作しやすい配置になっているか見直す

ページ表示速度やモバイル対応の状況は、Google Search Console の「エクスペリエンス(ウェブに関する主な指標)」や、「PageSpeed Insights」という測定ツールで確認できます。

④内部リンクで次に読むべきページを提示する

内部リンクは、ユーザーに「次に何を読めばよいか」を示す重要な役割を持っています。

ページを読み終えた時点で次の行き先が分からないと、内容に満足していてもそのまま離脱されてしまいます。

直帰率を改善するには、ユーザーの関心や行動に沿った内部リンクを、分かりやすい形で提示することが重要です。

内部リンクで注意したいポイントは、次のとおりです。

  • 関連性の薄いページはリンクさせない
  • 「詳しくはこちら」ではなく、リンク先の内容が分かる文言にする
  • リンクは記事の最後だけでなく、補足として自然に添えられる場合は本文中にも設置する
  • 本文の意図が分かりにくくなるほど多くのリンクは貼らない

内部リンクの数を増やすことが、目的ではありません。

ユーザーが自然に次の情報へ進める導線を作ることで、回遊性が高まり、結果として直帰率の改善につながるのです。

⑤グローバルメニュー・カテゴリ構造を整理する

グローバルメニューやカテゴリ構造は、ユーザーをサイトの各ページに案内するためのナビの役割があります。

ここが分かりづらいと、ページ内容に興味を持っていても「他にどんな情報があるのか分からない」と感じ、直帰につながりやすくなります。

直帰率を改善するには、ユーザーが迷わず目的の情報へ進める構造に整理することが重要です。

具体的に見直したいポイントは、次のとおりです。

  • メニューの項目数が多すぎないか
  • カテゴリ名から内容を具体的に想像できるか
  • 難しい専門用語を使っていないか
  • 重要なページが深い階層に埋もれていないか
  • スマートフォンでもメニューが操作しやすいか

特にスマートフォンではハンバーガーメニュー(横線三本マークのタップで開くメニュー)が使われることが多いですが、必ずしも「あれば良い」というものではありません。

人によっては、ハンバーガーメニューの存在に気付かない人もいるからです。

そのため、情報量が少なく、ユーザーに取ってほしい行動が明確なサイトでは、最初から主要な導線を画面上に見せておいた方が迷いにくい場合もあります。

一方で、コンテンツ量が多いサイトでは、ハンバーガーメニューによって情報を整理した方が、全体像を把握しやすくなるケースもあります。

重要なのは、メニューの形式そのものではなく、「ユーザーが目的の情報にたどり着きやすいか」という視点です。

⑥CTAを設置してユーザーの行動を促す

CTAとは「Call To Action(行動喚起)」の略で、ユーザーに取ってほしい行動を明確に示すボタンのことです。

CTAが設置されていない、または分かりにくいページでは、内容に満足していても「この先どうすればいいのか分からない」状態になり、直帰されやすくなります。

CTAでは「こちら」のような抽象的な表現は避け、「無料登録する」「カートに入れる」「ダウンロードする」のような、具体性のある言葉を使うことが重要です。

CTAの効果は、文言や色、配置場所によって大きく変わるため、ABテストを行いながら最適な形を探ることも有効です。

ABテストの基本的な手順は、以下のとおりです。

  • 変更点を一つだけ決める(例:CTAの文言、色、配置など、一つの要素だけを変更)。
  • 変更前と変更後のCTAを、それぞれ一定期間決めて効果を測定する。
  • クリック率やコンバージョン率を比較し、数値が良かった方を採用。
  • 効果が確認できたら、別の要素(色や配置場所など)で再度テストを行います。

ABテストでは、一度に多くを変えず、段階的に検証することがポイントです。

感覚だけで判断せず、実際のデータをもとに調整していくことで、直帰率や成果の改善につながりやすくなります。

直帰率とあわせて見るべきGA4の指標

直帰率とあわせて見るべきGA4の指標
直帰率は、ユーザーが最初のページで離脱した割合を示す指標ですが、それだけではユーザーの行動や満足度を十分に判断できません。

直帰の背景を正しく理解するためには、GA4の他の指標と組み合わせて見ることが重要です。

ここに、直帰率とあわせて確認したい代表的な指標をまとめました。

指標 意味 直帰率とあわせて見る目的
エンゲージメント率 一定の条件を満たし、エンゲージメントが発生したセッションの割合 直帰率の裏側として、ユーザーの関与が発生した割合を確認する
平均エンゲージメント時間 実際にページが閲覧されていた時間の平均 直帰率の高低が、エンゲージメント後の行動の継続性と矛盾していないかを確認する
キーイベント(コンバージョン) 購入・問い合わせなど成果につながる行動 直帰率の高低が、成果に影響しているかを判断する
スクロール数 ページ下部付近まで到達した回数 ユーザーがページ下部付近まで到達したかを把握する目安として活用する

このように、複数の指標を組み合わせて見ることで、「直帰している=失敗」「直帰していない=成功」といった単純な判断を避け、ユーザー行動をより立体的に把握できます

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エンゲージメント率

エンゲージメント率とは、一定の条件を満たし、エンゲージメントが発生したセッションの割合を示す指標です。

参照:Google アナリティクス ヘルプ [GA4] エンゲージメント率と直帰率」

GA4では、10秒以上の滞在や2ページの閲覧、成果につながる行動の発生などがエンゲージメントとして判定されます。

直帰率は、このエンゲージメントが「発生しなかった割合」であるため、エンゲージメント率とは表裏の関係にあります。

そのため、直帰率が高いと感じたときは、まずエンゲージメント率とあわせて確認することが重要です。

【効果的な見方】

直帰率が高く、エンゲージメント率も低い場合 ユーザーの関与そのものが不足している可能性が高い。
直帰率が高いが、エンゲージメント率が一定以上ある すべての訪問が無意味ではなく、一定の関与が発生している。

平均エンゲージメント時間

平均エンゲージメント時間とは、ユーザーがページを実際に操作・閲覧しており、フォーカス状態にあった時間の平均を示す指標です。

参照:Google アナリティクス ヘルプ「平均エンゲージメント時間」

単なる滞在時間ではなく、アクティブにコンテンツと向き合っていた時間が計測されます。

直帰率は、エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合を示すため、「直帰したかどうか」は分かりますが、その後の行動の中身までは把握できません。

そこで、平均エンゲージメント時間をあわせて確認することで、直帰率の数値が実際の閲覧行動と矛盾していないかを見極めることができます。

【効果的な見方】

直帰率が高く、平均エンゲージメント時間も短い場合 ユーザーがページ内容に十分に関与できていない可能性がある。
直帰率が低いにもかかわらず、平均エンゲージメント時間が極端に短い場合 回遊はしているものの、内容を深く読まれずに移動している可能性がある。

キーイベント(コンバージョン)

キーイベントとは、購入や問い合わせ、資料請求など、サイトの(コンバージョン)に直結する行動を指します。

参照:Google アナリティクス ヘルプ「キーイベントについて」

GA4では、重要なイベントを「キーイベント」として設定し、その発生状況を確認できます。

直帰率が高いページでも、キーイベントが発生していれば、そのページは成果に貢献していると判断できます。

逆に、直帰率が低く回遊されていても、キーイベントがまったく起きていない場合は、成果につながっていない可能性があります。

そのため、直帰率を見る際は「直帰しているかどうか」だけでなく、「直帰の有無が成果に影響しているか」をキーイベントとあわせて確認することが重要です。

数値の良し悪しではなく、成果との関係性に目を向けることで、改善すべきページが明確になります。

スクロール数

スクロール数とは、ユーザーがページをどの程度下まで読み進めたかを把握するための指標です。

GA4では、ページの90%の深さまで到達した場合に「scroll」イベントが発生します。

参照:Google アナリティクス ヘルプ「拡張計測機能イベント」

直帰率が高いページでも、スクロールイベントが多く発生していれば、「すぐ離脱したが内容はしっかり読まれている」可能性があります。

特に、記事型コンテンツや用語解説ページでは、この傾向がよく見られます。

そのため、直帰率とスクロール数をあわせて見ることで、「読まずに離脱された直帰」なのか、「目的を果たして読み終えた直帰」なのかを切り分けやすくなります。

直帰率の数値だけでは判断できない、読了状況を補足する指標として活用すると効果的です。

直帰率に関するよくある質問(FAQ)

直帰率は、GA4の仕様変更や用語の違いもあり、どう解釈すればいいのか分かりにくい指標と感じる人も多いです。

特に、UA時代との違いや、SEOとの関係、目安となる数値については誤解されやすいポイントでもあります。

ここでは、直帰率についてよくある疑問をQ&A形式で整理し、実務で判断に迷いやすい点を分かりやすく解説します。

Q:直帰率の話で出てくるGA4やUAって何?

GA4とUAは、どちらもGoogleが提供しているアクセス解析ツールですが、役割や計測の考え方が異なります。

  • UA(ユニバーサルアナリティクス)
    従来のGoogleアナリティクス(旧バージョン)
    「1ページだけ見て離脱したかどうか」を基準に直帰を判定
  • GA4(Googleアナリティクス 4)
    現在のGoogleアナリティクス(2026年1月現在の最新バージョン)
    10秒以上の滞在や操作などがあれば、1ページで離脱しても直帰とは判定されない

このように、UAは「ページビュー中心」、GA4は「ユーザー行動中心」という思想に切り替わっています。

そのため、UA時代と同じ感覚でGA4の直帰率を見ると、数値を誤って解釈してしまう恐れがあります。

Q:直帰率は何%が目安?平均?

直帰率に「これが正解」という目安や平均値は存在しません。

直帰率は、業界・サイトの目的・ページの役割によって大きく変わる指標です。

例えば、用語解説や営業時間確認のページでは直帰率が高くなりやすく、ECサイトや比較ページでは低くなる傾向があります。

他サイトの平均値と単純比較するのではなく、「自サイトの中でどうか」「そのページの役割に合っているか」という視点で判断することが重要です。

Q:直帰率は低い方がSEO評価にもいいの?

直帰率を低くすれば、検索順位が上がるわけではありません。

Googleは公式に、直帰率をランキング要因として使用していないことを示しています。

参照:Google Search Central「English Google Webmaster Central office-hours from June 12, 2020」

そのため、直帰率の高低がSEO評価に直接影響することはありません。

SEOでは、直帰率を下げること自体を目的にするのではなく、ユーザー体験を改善した結果の数値として捉えることが大切です。

まとめ:直帰率の数値そのものより、その先の成果が重要

直帰率は、ページ改善のヒントを得るための指標ですが、数値だけを見て評価できるものではありません。

特にGA4では、直帰率の定義がUA時代と大きく変わっており、従来の感覚のまま判断すると、実態とズレた結論に陥ってしまいます。

直帰率を正しく扱うために、最低限押さえておきたいポイントは以下の3つです。

  • 直帰率はGA4では「エンゲージメントが発生しないまま離脱した割合」を示す
  • 直帰率の高低だけで、ページの良し悪しは判断できない
  • 直帰率はSEO評価に直結しない

この前提を理解した上で、ページの役割やユーザーの目的と照らし合わせて数値を解釈することが重要です。

直帰率は改善目標にするのではなく、改善の方向性を考える材料として活用していきましょう。

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