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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

SEO対策をする場合は「文字数に注目するべき」と考える人は多いでしょう。実際の検索順位でも文字数の多いサイトが上位に表示されていることから、文字数が多いコンテンツ作りが重要に思えます。

しかし、本当に文字数が多いコンテンツの方がSEO対策に効果的なのでしょうか。また、文字数について考えなければならないのは、テキストコンテンツだけではありません。

SEOに効果的なタイトルとメタディスクリプションにも目を向けることが大事です。

今回は、文字数がSEOに与える影響と気をつけるべきポイント、タイトルとメタディスクリプションについて紹介しています。

もしSEO対策の基本から対策方法まで全て詳しく知りたい場合は「SEO対策とは?検索上位表示を狙う方法まとめ!」の記事でSEO対策の情報をまとめているので参考にしてみてください。

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目次

SEOと文字数の関係性

SEOと文字数の関係性

まずは、SEOと文字数にはどんな関係性があるかを見ていきましょう。

Googleが考えるSEOと文字数の関係

実際の検索順位で上位に表示されているコンテンツは、文字数が多い傾向にあります。たしかに文字数を多くすれば、より多い情報をユーザーに伝えることができるため満足度を上げることができて、ユーザビリティの向上につながりそうです。

では、ほかのサイトよりも文字数を多くすれば検索順位で1位を取れるのでしょうか? 実はそれほど簡単なことではありません。Googleは、2017年の9月にSEOと文字数の関係について、こんな言及をしています。

「Googleの計算方法(アルゴリズム)では、ページに単語が100しか並んでいないから悪い、もしくは100から500並んでいるからよいなどと判断することはできません。1ページに文字数がいくつあるかを判断するのではなく、ページ全体をトータル的に見ています。

ユーザーにとって関連性があるサイトかどうか、魅力的に感じられるかを基準としています。そういうサイトであれば、検索結果に反映されるでしょう。」

つまりは、文字数が多いかどうかはSEOには関係がないとGoogleは述べています。

検索順位を判断する際の基準になるのは、ユーザーにとって関連性が高く魅力的なコンテンツです。つまりユーザーのニーズを把握し、ユーザーに寄り添ったコンテンツが作れているかどうかが重要となります。

ユーザーの検索意図への回答が結果として長文になり、高品質のサイトだとGoogleに判断されれば検索順位で上位表示されるという流れです。

直接的なSEO効果はなし

文字数の多いか少ないかでは直接的にSEOに関係ないことが分かりました。

コンテンツの価値を文字数で計ればSEO対策が簡単に行えるのに、どうしてGoogleはそのように判断をしないのでしょうか。それは、文字数が多いサイトが品質のよいサイトとは一概にはいえないからです。

SEO効果を上げる手法として文字数が多いことを採用してしまうと、検索順位で上位を狙っているサイト全体が、文字数が多いだけの価値のないコンテンツを作ろうと考えてしまいます。

文字数を増やすだけなので、コンテンツの品質は気にしません。つまりは、ユーザーにとっての文章の読みやすさや理解のしやすさ、ひとつのキーワードに対する構成などをまったく考えません。

その結果として、ユーザーに関連性がなく、構成がばらばらで読みたくなくなるようなコンテンツができあがってしまいます。これはGoogleにとって不本意なことです。Googleはユーザーにとって関連性が高く使いやすく魅力的に感じられる検索サイトを世の中に提供したいからです。

とくに、Googleが関連性の高いサイトをユーザーに発信したいことは、検索順位を見ればわかります。たとえば、今日のお昼ご飯にあんかけチャーハンをユーザーが食べたいと考えて「あんかけチャーハン」と検索したとします。

このときに、あんかけチャーハンの歴史や写真素材が上位に出てきたらどうでしょうか。ユーザーが求めているコンテンツではないので、少し不便に感じますよね。

ユーザーは、基本的なあんかけチャーハンの作り方を求めているので、そういったサイトのほうが文字数は少なくても検索上位に上がっています。

SEO専門家の見解

Googleの検索アルゴリズムにおいて、文字数は直接的な順位決定の要因にはなりません。
しかし、それでも競合サイトの分析をおこなう際は文字数も確認することが多いです。
それはGoogleが特定の対策キーワードにおいて、どの程度の情報量が適切と考えているかを推測するために利用しています。

ただし、ページ全体の文字数にこだわるよりも、見出し単位で比較する方が有効です。
「見出しベースで必要な情報量が劣っていないか」
「見出しごとの情報量は適切なものか」
などを比較すると良いでしょう。

文字数が多いと上位表示されやすい理由

手を取り合う二人

文字数の多さはSEOに直接関係はありません。しかし、直接的ではなくても間接的には文字数の多さが検索順位に関係しているケースがあります。それが、ユーザーのニーズを満たそうとした結果として文字数が増えてしまった場合です。

GoogleはSEOの方針として、ユーザーの有益性や関連性が高いサイトを検索上位に上げています。たとえば「SEO 文字数」と検索した場合のユーザーの心境はどうでしょうか。

文字数の多さでSEOに効果があるのかを知りたいのかもしれないし、具体的な文字数を提示してほしいと考えている可能性もあります。もしくは、タイトルの文字数やキーワード選びに悩んでいるのかもしれません。

このように、ユーザーの知りたいことや悩みなどに詳しく答えていると情報量が多くなり文字数がどんどん増えていきます。

とくに「SEOとは」のようなSEOの知識を持たない初心者向けの記事を作成する場合は、SEOについて詳しく解説する文章が必要です。専門用語についても説明しなければならないため、多くの文字数が必要となります。初心者にも分かりやすい言葉でかみ砕いて説明しなければならないからです。

あわせて「SEOとは」の記事では、SEO対策やSEOのメリットなども同じページで説明すると気配りのきいたコンテンツになります。つまりは、ユーザーの利便性の向上につながります。

このように、ユーザーのニーズに網羅的に答えようとすると文字数は多くなります。ユーザーのニーズに答えたコンテンツは上位表示される傾向が高いため、文字数は競合サイトよりも多くした方がSEOに効果的です。

SEO専門家の見解

文字数が直接的な順位決定の要因になることはありませんが「より詳しく」「より関連性が高い」ページの方が順位上昇しやすいため、結果的に文字数の多いページの方が、検索順位が上がりやすいように見えてしまいます。

SEOについて詳しくない場合は、少ない文字数の記事を作成するよりも。とにかく文字数が多い(情報量が多い)記事を作成した方が、検索順位が上がりやすいのは確かです。

ただし本当に意識すべきことは「過不足のない情報量」です。

情報量を詰め込みすぎることで、ユーザーが検索したキーワードの回答をわかりやすく提示できなくなってしまえば、それは検索順位の下落に繋がる可能性があります。

文字数以外にSEOで重要なこと

文字数が多いことで間接的にSEO効果が上がりますが、文字数以外にも気をつけなければならないポイントがあります。文字数以外にSEO観点から大切にすべき点について解説していきます。

網羅性の高いコンテンツを作成する

SEOでは、網羅性の高いコンテンツ作りが重要です。網羅性とは、すべてを残さず取り上げることです。制覇するともいいます。SEOでは、ユーザーが知りたいことを取り残さずに、すべてを取り上げて詳しく解説する意味で使用します。

検索エンジンで検索したユーザーの検索意図はひとつだけではありません。複数の検索意図をひろいあげた網羅性の高いコンテンツは、Googleから高い評価を受けます。

たとえば、「メタディスクリプション」と検索したユーザーの検索意図としては、メタディスクリプションの概要を知りたいことが考えられます。

ほかにも書く内容について迷うので、メタディスクリプションの書き方を教えてほしいという悩みもあります。分かりやすく記述例を見たいというユーザーもいるかもしれません。

このように、ユーザーの検索意図や求めている回答はひとつだけとは限らず、通常は複数存在します。また、ユーザーの検索意図は顕在化しているものだけにはとどまらず、潜在化しているものも検索意図として考える必要があります。

メタディスクリプションの例でいうと、検索ユーザーはHTMLの記述からメタディスクリプションを探すのが手間なため、どこにあるのかがすぐに分かるような方法を探しているもいるかもしれません。

そもそもメタディスクリプションを書くのは手間なので、書かなくても大丈夫なのか、書かないと検索順位にどれくらい影響があるのかを知りたいユーザーの存在も考えられます。

このように多方面から、ユーザーの検索意図を洗い出し、丁寧に1ページ内で完結させたサイトはSEOに効果的です。Googleも網羅性の高いコンテンツを推奨しており、ユーザーのサイトへの訪問目的を達していないコンテンツは避けるようにいっています。

ユーザーの検索意図に寄り添ったコンテンツを作成する

ユーザーの検索意図に、高い精度で回答しているコンテンツはGoogleからも評価を受けます。ユーザーは悩みを解決したい、願いを叶えたいために検索しています。一方Googleは、ユーザーの悩みや質問に最適な答えを返したいと考えています。

ターゲットを想定して抱えている悩みを解決し、願いを叶えられるコンテンツ作りをすると自然に検索上位に表示されるようになります。

たとえば「母の日 コーヒー」と検索したユーザーの気持ちを考えてみましょう。検索時のユーザーの悩みや願望にはどんなものがあるかを書き出します。母の日におすすめのコーヒーを知りたいが顕在的なニーズとして読み取れますが、それ以外の潜在的なニーズも考えてみます。

潜在的なニーズとして、母(女性)に送るのでおしゃれなパッケージのコーヒーを選びたい、忙しい日にも使えるようにお湯を注ぐだけで飲める商品が欲しいなどが見えてきます。

また、どんなコーヒーなら喜んでもらえるか分からないという悩みであれば、コーヒーチケットをギフトにして渡すという方法も紹介できます。

母の日にコーヒーを贈っても喜んでくれるのか分からないという悩みを抱えているならば、コーヒーなら喜んで受け取ってもらえるという説明をして不安を取り除きます。

おすすめするコーヒーを売るという面ばかりに目を向けるのではなく、ユーザーがどのような悩みを抱えているかを想定し、解決策を提示し、不安要素を取り除いてあげるようなコンテンツにしましょう。

記事を読んでユーザーが不安な気持ちを払拭し、読んだ内容を活用して行動するような流れまでいければ、ユーザーに寄り添ったコンテンツといえます。

関連コンテンツを追加して内部リンクを設置する

内部リンクの設置

サイトに関連コンテンツを追加して内部リンクを設置することは、SEO対策としては重要です。内部リンクとは、Webサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。内部リンクを増やすことはユーザビリティの向上につながるため、SEO対策としては外せない要素です。

しかし、適当に内部リンクをはればよいわけでもありません。リンクを適当にはってしまった場合、ユーザーの使い勝手が悪いサイトとなってしまいます。

リンクをはるとSEOに効果的なのは、リンク元とリンク先のコンテンツに関連性があるときだけです。ユーザーがサイトに訪問し、リンクをクリックするのは、リンク元のページと関連する内容やテーマのものを求めているからです。

ユーザビリティ向上のためにも、リンク先のページにはできるだけリンク元と関係性が深いコンテンツを置くようにしましょう。さらに、ユーザーが期待しているテーマや文章を載せると、関係性が高く内容を充実させたユーザーファーストの良質なコンテンツとして評価されます。

タイトルタグや見出しタグを適切に配置する

タイトルタグや見出しタグは、SEO対策上では重要な要素のため、適切に配置する必要があります。タイトルタグとは、検索結果やブラウザのタブなどで表記されるタグのことです。ホームページ上では見られませんが、googleはタイトルタグを見て記事の中身を判断しています。

一方、見出しタグ(Hタグ)は、H1からH6まで存在するタグです。ユーザーが記事の内容を読みやすくなるように作成するだけでなく、サイトの構造をgoogleに伝える役割を担います。

タイトルタグや見出しタグを適切に配置する中で、とくにタグの重複は検索順位を下げる結果になりかねないため、気をつける必要があります。

また、見出しタグは階層を示すタグのため、正しく使用するようにします。上からH1→H2→H3と続いていき、入れ違いにしてはいけません。コンテンツの階層がくずれてしまうと、ユーザビリティにも影響が出てしまいます。

googleも、正しくコンテンツを評価できないため、検索順位が下がってしまう可能性があります。

競合サイトを参考にする

コンテンツを作成する前には、必ず競合他社のサイトを見るようにしてください。検索上位にあるサイトは、googleの評価が高いサイトです。とくに1位のサイトは、何万、何十万とある競合を勝ち抜いて1位に君臨しているため、それだけ高品質なサイトといえます。

また、2位から10位までのサイトも参考にするようにしてください。1位ではありませんが、多くのライバルたちを追い抜いて上位表示されたサイトです。参考になるだけでなく、1位のサイトにはなかった情報を組み合わせることで、検索上位が狙えるようになります。

参考にするポイントは、検索キーワードに対してどのような回答をしているのか、回答数はいくつあるか、記事の構成はどうなっているかです。丁寧に読み解き、ユーザーのニーズを正しくつかんだのなら、新たなアプローチの仕方が見えてくるかもしれません。

SEO専門家の見解

現在では一つのページの文字数を増やす対策よりも、1記事で1検索ワードの回答を詳しく示し、適切に内部リンクを繋いだ「トピッククラスターモデル」の方がSEOに効果的と考えられます。

詳しくは下記記事をご覧ください。

トピッククラスターモデルとは?SEO対策に最適な理由

文字数を意識してコンテンツを作成する際の注意点

文字数が多いコンテンツは網羅性が高いため、間接的にSEOに効果的です。では、文字数を意識してSEO効果を高めたいときには、どのような点に気をつけていけばよいのでしょうか。

無駄な情報を記載しない

SEO対策として文字数を増やす場合、やみくもにだらだらと長い文章を書いてはいけません。長いだけで内容のない文章は、要点がはっきりせずにユーザーにストレスを与えてしまいます。

Googleは、ユーザーが魅力的に感じるコンテンツを高く評価しているため、逆に検索順位を下げてしまう状況に陥るかもしれません。

SEO効果を高めるには、ユーザーが求める文章を過不足なく提供することが肝心です。つまりは、ユーザーが求めていない情報を載せても意味がないということです。

コンテンツを作成するときは、この情報はユーザーが本当に求めているのかの確認を必ず取りましょう。しかし、書き進めていくうちに文章が思いつかなくなってしまうこともあるかもしれません。そのせいで意味のない文章を書いてしまうケースもあるはずです。

文章が書けない原因はインプット不足にあります。キーワードに対する情報を収集しきれていないため、書ける内容が少ないのです。新たに情報をインプットするか、キーワードの深掘りをしてみましょう。

対策キーワードで検索するユーザーはどんな悩みや思いを抱えて検索しているのかを考えます。すると、考えても見なかった方向でのコンテンツ作成が可能になるはずです。

競合サイトをコピペしない

競合サイトのコピペ

コンテンツを作成する際には競合サイトを参考にすることもあるでしょう。しかし、競合サイトの内容をそのままコピー&ペーストをするのは当然ながらNGです。

Googleは、類似率が高すぎるサイトはペナルティーを受ける可能性があると指摘しているからです。最悪の場合、悪質スパムだと判断されてサイトの一部削除や全削除もありえるため十分に気をつけましょう。

そもそも著作権侵害は違法です。著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定められています。

また、法人が著作権等(著作者人格権を除く)を侵害した場合は、3億円以下の罰金となります。他のサイトに掲載されている文を使用する必要性があるときには、適切な引用ルールを守って行わなければなりません。

競合サイトはあくまでも参考レベルに留めて知識をサイトや書籍などからたくわえ、実際に経験したことも織り込むなどしてオリジナルティがある文章を書いてください。

参考にした程度でも、似たような文章になってしまうこともあるため注意が必要です。構成を変える時間をおいて参考サイトの文章の記憶が薄いときに書いてみるなどの工夫が必要です。

また自分で書いていても、他のサイトにすでにある表現と被ってしまい、コピペとみなされてしまわないか不安になることもあるでしょう。そうした場合には、無料コピペチェックツールを使用して確認してみてください。

文字数に捉われすぎない

SEO対策としては、文字数の多さは大事な要素です。しかし、文字数にとらわれすぎてもよくありません。文字数をかせぐ目的でつくったコンテンツは、ユーザーにすぐに看過されるからです。

文字数の多さはSEOには直接関係がないことが分かっているなら、ユーザーによりそったコンテンツに注視すべきです。また、文字数を増やそうとすると、冗長的な文章になりやすいという傾向があります。分かりにくい文章や用法のおかしい日本語になっていないか必ずチェックしましょう。

とくに誤字脱字は質が低いコンテンツとみなされてしまうため、誤字脱字チェックツールや目視などで確認をとってから、コンテンツを入稿しましょう。

タイトルの文字数を考える際のポイント

ノートパソコンに文字を打ち込む人

コンテンツの中で重要な意味を持つタイトルは、アクセス数やSEO観点からもとても重要です。

タイトルのつけかたや文字数次第でコンテンツを見てもらえるかどうかがかかっているといっても過言ではありません。そんなタイトルに適した文字数やポイントについて説明します。

32文字を目安にする

タイトルは32文字を目安に設定したほうがSEOに効果的です。そもそも検索エンジンで入力できる文字数は、32文字から40文字くらいまでです。

タイトルは、短ければユーザーにどのような内容のコンテンツなのかが伝わりきれません。逆に長いと文章の途中で「…」と表示されてしまいます。すると、対策キーワードが途中で表示されなくなる可能性が出てきてしまいます。

ユーザーが検索した際にどのコンテンツを選ぶかは、タイトルを見て決めています。自分に関係のあるタイトル、面白そうなタイトルなどで判断し、サイトに訪問しています。

とくに自分が検索したキーワードが表示されたサイトを選ぶ傾向が強いため、途中でキーワードが画面から消えることを防ぐためにも、32字くらいで設定した方が得策です。

タイトルが長くても検索順位が下がるわけではありませんが、ユーザーからのクリック率をあげるためにも適切な文字数にしましょう。

デバイス別で表示される文字数も考慮する

32文字くらいを参考にタイトル文字数を考えることが適切です。ただし、ユーザーが使用するデバイスのことも考えた文字数にしなければなりません。すべてのユーザーが必ずしも同じデバイスから訪問するわけではないからです。

実は、デバイスごとに画面に表示される文字数は異なります。パソコンの場合はブラウザによって異なりますが、大体32文字前後ならタイトルが途中で省略されることを防げます。

スマホの場合は、30文字しか表示できないデバイスや41文字くらい表示できるデバイスがあります。かなり表示される文字数に差があることが分かります。

スマホユーザーの訪問が多いサイトなら、多めに文字数を取った方がよりコンテンツのことを紹介でき、競合サイトとの差別化がはかれます。

スマホとパソコンの両方からのユーザーが混在している場合は、パソコンユーザーに合せて32字くらいでタイトルをつけた方が得策です。パソコンユーザーがタイトルをすべて見られない事態を回避できます。

また、SNSからの流入割合が多い場合は、SNSで表示できるタイトルの上限に気を配ると、さらなる流入が期待できます。

上位表示させたいキーワード必ず入れる

検索順位で上位になるためには、必ずタイトルタグと見出しタグに上位表示させたいキーワードをいれるようにしましょう。

キーワードを入れることで、googleに記事の内容を適切に判断してもらうだけでなく、ユーザーに検索してもらいたい、コンテンツ内で1番伝えたいワードを届けることができます。

逆に、キーワードを入れなければ、そのワードでの上位表示は難しくなります。どのようなコンテンツなのか、ページ内で1番伝えたい要素がユーザーに伝わらず、訪問数や離脱数の低下を招きかねません。

また、キーワードを入れる際は文字の左側に配置するようにすると、検索エンジンが認識しやすくユーザーの目にもキーワードが映りやすくなります。

キーワードを詰め込みすぎないようにする

以前までは、キーワードを多く使用することがSEO対策としては大切でした。しかし、今としては効果がないどころか、逆に検索上位を下げてしまう原因になりかねません。

たとえば「SEO対策」を対策キーワードにしていて、タイトルに「SEO対策してますか?SEO対策ならSEO対策に実績のある〇〇でSEO対策がおすすめ」と載せているケースです。

SEO対策のキーワードを4回も使用しており、何度も同じ単語を繰り返すことでタイトルが頭に入ってきません。キーワードを詰め込んだタイトルは、ユーザーからは魅力的には思えず、googleからもスパムと捉えられてしまう可能性があります。

対策キーワードを入れても、不自然に詰め込まずに違和感を覚えない内容にしましょう。

SEO専門家の見解

タイトルは直接的なSEO効果だけでなく、検索結果からクリックを誘導するために非常に重要な要素となっています。
タイトルを付けたら、実際に検索結果にどのように表示されているかをチェックしましょう。
文字数が多すぎて重要な部分が省略されてしまうと、マイナスになってしまうでしょう。

また、周りのサイトと比べて、タイトルだけ見て自分のサイトをクリックしたくなるかどうかも、検討すると良いです。

メタディスクリプションの文字数を考える際のポイント

ホログラムの棒グラフ

メタディスクリプションとは、要素内に記述するHTMLタグのひとつです。

メタディスクリプションは必ず設定しなければならないものではありません。設定しなくても、Googleが自動でテキスト内の文章から抜粋してくれます。しかしロボットが自動的に抜粋するため、こちらが意図したものと異なる可能性があります。

メタディスクリプションを設定しておくと、Googleや検索エンジン、ユーザーが内容を把握しやすいメリットがあるため、SEO対策としては記入しておくことをおすすめします。

そんなメタディスクリプションを設定した際に悩むポイントである「文字数はどれくらいにするべきか」「内容はどうする」について考えていきましょう。

60~120文字を目安にする

メタディスクリプションの文字数は、60~120文字を目安にするとよいでしょう。メタディスクリプションは、内容をGoogleや検索エンジン、ユーザーに伝えるものですが、内容が長ければよいものでもありません。

文字数を長く表示してしまうと、途中から「…」と表示されてしまい、最後までユーザーに内容が伝わりません。Googleはメタディスクリプションの文字数について言及していませんが、実際に画面に表示できる文字数はパソコンが120文字、スマホが60文字です。

パソコンとスマホの両方のデバイスで見てもらうことを想定すると、60文字以内に一番伝えたい内容を書き、それ以降は詳細な内容を載せるとよいでしょう。そうすれば、スマホのユーザーには一番伝えたい内容が伝わり、パソコンユーザーにはより詳細な内容を見てもらえます。

対策キーワードを文章内に入れる

メタディスクリプションを書くときは、SEO対策キーワードを積極的に文章内に入れるようにしましょう。

メタディスクリプションを設定すると、Google検索をしたときにページタイトルの下に文章が表示されますが、対策キーワードを入れるとキーワードの部分が太文字に変化します。

太文字で表示された文字は通常表示されている文字よりもユーザーの目をひき、自分が検索したキーワードが含まれていると「この記事は自分に関係がありそう」とクリックしたくなります。

クリック率の上昇のためにも、メタディスクリプションには対策キーワードを入れるようにしましょう。

コンテンツ内容を要約して簡潔に伝える

メタディスクリプションは、コンテンツの内容を要約して端的に伝えるのが得策です。

ユーザーは、検索結果に表示されたサイトのタイトルやメタディスクリプションを流し読みする傾向があります。そのため、人目で分かるような内容でなければ、ユーザーがほかのサイトに流れてしまいます。

コンテンツのターゲットを明確に伝えるようにしましょう。この記事ではどんなものを扱っているのか、どんなことが解決されるのかを分かりやすい文章で書くとベストです。

その際に、他社と差別化した内容にすることが肝心です。他社と似たような内容の場合、コンテンツの内容は異なっていても、ユーザーからは同じようなものだと思われてしまい、他社に流れていってしまう可能性が出てきてしまいます。

競合他社の内容を確認して、どうしたら自社と差別化をはかれるのかを考えましょう。

クリックしたくなるような内容にする

メタディスクリプションは、ユーザーがクリックしたくなるような内容にするように心がけてください。

同じようなメタディスクリプションが上下で並んでいたとして、どちらが選ばれるかといえばより魅力的に書かれている方のはずです。ユーザーに自分と関係性が深い、読んだら悩みが解決すると思われるような内容にしましょう。

文字数をチェックできるカウントツール

文字数はSEOを考える際には細かく突き詰めなければならないポイントです。文字数の多い少ないは検索順位に影響を与える要素のため、文字数をはかりながらコンテンツを作成するように心がけましょう。

そこで、文字数を計る際にとても役立つ便利なツールを紹介します。すべて無料で使用できるため、ぜひ参考にしてください。

文字数カウント|ラッコツールズ

ラッコツールズ

出典:ラッコツールズ https://rakko.tools/tools/1/

ラッコツールズは、株式会社シンクラフトが提供している文字数カウントツールです。文字カウント枠内に文字をコピー&ペーストするだけで文字数がカウントできます。

文章内のhtmlコードを除外した文字数もカウントできるので、Webサイト投稿用の記事作成時に便利です。ラッコツールズの中でも、とくに便利なのが見出し抽出機能です。

キーワードを入力することで、検索順位10位までのサイトが自動的に抽出され、各サイトのURLや見出し、ページ全体の文字数が画面に表示されます。ただし、ページ内のすべての文字数を抽出してしまうため、厳密に調べるなら文字カウント枠内で計る必要があります。

文字数カウント|Sundry Street

文字数カウント|Sundry Street

Sundry Streetは、シンプルなつくりの文字数カウントツールです。提供元は個人が運営しており、無料でツールを使うことができます。

Sundry Streetの使い方はシンプルです。文字数を数えたい文章をコピーして貼り付けるだけです。リアルタイムでスピーディーにカウントしてくれるため、使い勝手がよいツールです。貼り付けた際の文字数だけでなく、改行を除いた文字数や空白を除いた文字数、行数などが数えられます。

かんたん文字数カウント|Chrome拡張機能

かんたん文字数カウントは、Chrome拡張機能のひとつです。使用する際はChromeブラウザからダウンロードします。

1.Chromeウェブストアで検索します。

2.かんたん文字数カウントと入力します。

3.右上のChromeに追加ボタンを押します。これでダウンロードできました。

かんたん文字数カウントのメリットは、コピーしてほかのサイト内の文字カウンターに貼り付けずに文字数が分かる点です。

その場で、数えたい文章をドラッグで選択して、右クリック(MACはコマンド記号+option)して「選択したテキストの文字数をカウント」を選べば数えられます。

Form Text Counter|Chrome拡張機能

Form Text Counter も、Chrome拡張機能のひとつです。

1.ChromeウェブストアでForm Text Counterを検索し、Chromeに追加ボタンを押してダウンロードします。

2.ページ画面の上のタブにTCと書かれたロゴが出現します。

3.文字数を検索したいページで文字をドラッグします。

4.TCロゴに選択したところの文字数が現れます。

Form Text Counterは、選択するだけで文字が見られるため、簡単に使用できる点が魅力です。

まとめ

今回は、文字数とSEOの関係性について解説しました。文字数は多ければよいわけではなく、SEOと文字数に直接的な関係性はありません。

文字数が多いサイトが上位表示されるのは、網羅性の追求や検索ユーザーの気持ちに寄り添ったコンテンツを作成した結果として長文になり、googleに優良なコンテンツと認められたからです。

ユーザーファーストこそがgoogleが求めるSEOの方針であり、あまり文字数にとらわれてはいけません。無駄な情報や冗長的な文章にならないように努めるべきです。

また、タイトルタグやメタディスクリプションタグは、検索画面に表示される文章の最大文字数を把握しておくことがクリック数の上昇につながります。無料の文字数ツールを使用して適切な文字数を確認しておきましょう。

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監修者プロフィール

NEXER 工藤

NEXER 工藤6つのオウンドメディアの運営責任者

詳細プロフィールはこちら

2017年NEXERに入社。前職はスマートフォンの販売員。
NEXER入社後はSEOコンサルティング営業部、クライアントマーケティング事業部を経て、現在はオウンドメディアを6つ運営&管理の責任者を任されている。
新規で1から立ち上げた2つのサイトは年間100万PV以上のメディアに成長。
既存のオウンドメディアと、サイト買収をおこなった3つのサイトは、運用当初に比べて3倍~5倍の収益を出すメディアに成長。
さらに、2022年12月より新規でもう1サイトに挑戦中。

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