2025年1月度のSEOレポートを公開！最新SEO情報をチェック

この記事の監修SEO会社

株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計5,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

2025年1月度のSEOレポートを公開します。

先月12月に起きた特に注目すべきSEO情報をピックアップして紹介します。また、弊社で確認した12月の順位変動も報告します。

2024年12月に起きたSEO関連のニュース

2024年12月に話題となったSEO関連ニュースを時系列でご案内いたします。

SEOニュースをひとつずつ詳しくご紹介します。

①11月のコアアップデート展開完了！（2024/12/05）

12月5日、Google公式X（旧Twitter）にて先月12日から開始された『11月のコアアップデート』の展開完了が報告されました。 当初は約2週間での完了が見込まれていましたが、実際には3週間以上を要する結果となりました。

このコアアップデートにより、検索順位に大きな変動が生じている可能性があるので、サイト運営者の皆さまは、ご確認いただけたらと思います。

■今回のコアアップデートについて

◆今回のコアアップデート内容

・ユーザーが純粋に便利だと感じるコンテンツをより多く表示し、検索で高いパフォーマンスを発揮するためだけに作られたと感じるコンテンツを減らすことで、検索結果の品質を向上させるための取り組みを継続することを目的。
・ロールアウトが完了するまでに最大2週間かかる場合があると発表されたが、実際には3週間以上かかった。
・公式からの報告内容が前回と一致しているため、前回と同様のランキングシステムに関するアップデート又は調整の可能性が高い。
Googleの報告内容：https://www.linkedin.com/feed/update/urn:li:activity:7261838511111028737/

◆前回（8月）のコアアップデート内容

今後の展望

ロールアウトには最大で2週間かかるとされていましたが、実際には3週間以上かかったことと、その後1週間で新たなコアアップデートが展開されましたので、予期しないトラブルが発生していたことも考えられます。
よって12月5日の順位状況で判断せず、別途SEOニュースでご報告しているコアアップデートの情報も確認し、ご判断頂けたらと思います。

SEO分析班

今回のコアアップデートは、Googleからの報告内容では前回のアップデートの延長と考えられますが、前回とは逆に事業者サイトが低下傾向にあり、情報サイトが順位上昇する傾向がみられましたので、前回の情報サイトの評価基準に対して修正が入った様な印象です。

ただし、その終7日後にすぐ再展開されたコアアップデートでは事業者サイトが上昇する傾向が見られますのでしばらく様子を見るのがよいかと思います。

②サイトの評判の不正使用に関するよくある質問を追加！（2024/12/06）

12月6日、Google公式ブログ内の『サイトの評判の不正使用』に関するページに、よくある質問のコーナーが追加掲載されました。
質問の内容は、サイトの評判の不正使用について詳しく理解するのに役立ちますので、特にサブディレクトリでメディアを運営されている方は、ご確認いただき、ご注意いただくことをおすすめします。

■追加されたサイトの評判の不正使用に関するよくある質問

Q.サードパーティコンテンツとは何ですか?
A.ホストサイト以外の第三者（例: ユーザー、フリーランサー、ホストサイトの会社に雇用されていない人）が作成したコンテンツを指します。

Q.フリーランスが作成したコンテンツは、サイトの評判の悪用に関するポリシーに違反していますか?
A.フリーランスが作成したというだけでは違反にはなりません。フリーランスによって作成されたコンテンツが検索ランキングを悪用する目的で使用される場合のみ違反となります。

Q.ポリシーに違反するコンテンツを移動する場合、古いサイトから新しいサイトにリダイレクトするべきですか?
A.リダイレクトすると、再びサイトの評判の悪用問題が発生する可能性があるため、古いサイトから新しいサイトにリダイレクトしないでください。

Q.ポリシーに違反するコンテンツを移動する場合、古いサイトから新しいサイトにリンクするべきですか?
A.リンクする場合は、古いサイトのリンクにnofollow属性を適用する必要があります。

参照記事：Updating our site reputation abuse policy（https://developers.google.com/search/blog/2024/11/site-reputation-abuse?hl=ja）

今後の展望

今回追加されたよくある質問により、サイトの評判の不正使用についてのGoogeの見解がより理解できるかと思います。今後もこの分野については厳格化されることが予想されますので、特にサブディレクトリでメディアを運営されているサイト所有者の方は、評判の不正使用に関する基準や対処方法を十分に理解しておくと良いでしょう。

SEO分析班

上記ではよくある質問の一部を抜粋してご紹介しましたが、他にも「手動による対策を受けたコンテンツを新しい場所に移動すると、サイトの評判の悪用の問題は解決されるかどうか」など、複数の質問に対して丁寧な回答が掲載されています。これらはサイト運営者にとって非常に参考になる内容ですので、是非Googleの公式ブログもご確認頂けたらと思います。

③12月のコアアップデート展開開始！6日間で展開完了（2024/12/12）

12月12日、Googleの公式X（旧Twitter）にて『12月のコアアップデート』の展開開始が報告され、同月18日に展開完了の報告が行われました。
11月のコアアップデートとは違い、わずか6日間で完了する非常に早い展開となりましたが、弊社が観測した特徴からの見解も一部記載しておりますので、サイト運営者様は是非ご確認頂けたらと思います。

■今回のコアアップデートについて

◆今回のコアアップデート内容

・弊社見解としては、今回のコアアップデートは、11月のコアアップデートで低下したものが戻るような動きもみられる為、一部のアルゴリズムの調整を行いアップデートをやりなした可能性があると考察しております。
・Googleは短期間で連続したコアアップデートの理由について、過去の記事(※1)を提示している。（下画像参照）

※1：2023年11月記事(https://developers.google.com/search/blog/2023/11/q-and-a-on-search-updates?hl=ja)

◆コアアップデートが連続する理由
コアアップデート直後に別のアップデートを実施する理由は、Googleのランキングプロセスには複数の中核システムが存在しており、今回のコアアップデートでは、前回とは異なるコアシステムの改善が関与しているためです。重要な更新が重ならないよう努めていますが、全体として数多くの更新が行われるため、常に重複を避けることは難しいのが実情です。さらに、更新内容が評価・承認されることでGoogle検索全体の改善につながる場合は、アップデートが重なっても実施する方針を取っています。

今後の展望

今回のコアアップデートはわずか6日で展開完了となりましたが、現時点ではどのランキングシステムが更新されたのか具体的な報告がないことと、前回のコアアップデートにて低下した事業者サイトの順位が戻る特徴がみられることから、恐らく前回のトラブルの様な変動の調整が入った可能性がございますので、その点を考慮し順位状況をご確認くださいませ。

SEO分析班

前回のコアアップデートの完了からわずか1週間後に実施された、連続的なコアアップデートとなりました。恐らく前回はドメイン評価により低下させ過ぎた情報サイトの評価の見直しが入り、今回はそれにより間違えて低下した事業者サイトの評価調整が行われた様な印象ではあるのですが、11月からのコアアップデートの結果としては、19日以降の順位より判断されるのがよいかと思います。

④スパムアップデートを展開開始！26日に展開完了（2024/12/19）

12月19日、Googleの公式X（旧Twitter）にて、スパムアップデートの開始が発表され、同月26日に展開が完了したことが報告されました。
スパムアップデートの期間中、弊社でも大きな順位変動を確認しているので、サイト運営者様はぜひご確認ください。

■今回のスパムアップデートについて

◆今回のスパムアップデート内容

現状、Googleは今回のスパムアップデート内容について情報を公開しておりませんので、以下に記載する過去の情報より考察いただけたらと思います。

◆2024年のスパムアップデート履歴

【3月のスパムアップデート】実施期間：3月5日～3月20日
▼アップデート内容
・スパムポリシーに「期限切れのドメインの不正使用」「大量生成されたコンテンツの不正使用」「サイトの評判の不正使用」の内容を追加
・生成AI等による質の低いコンテンツの大量生成に対しての規制と、ドメインの評価を利用してサイトの評価を上げようとする行為に規制
・情報サイトが検索結果から減少傾向
【6月のスパムアップデート】実施期間：6月20日～6月27日
▼アップデート内容
・Googleスパムポリシーに違反するサイトを対象にした通常のスパムアップデート。
・「サイトの評判の不正使用」に関するペナルティ対応ではない。

2024年のアップデート履歴（https://status.search.google.com/products/rGHU1u87FJnkP6W2GwMi/history）

今後の展望

今回のスパムアップデートは予定通り1週間で展開完了となりました。スパムアップデートの具体的な変更内容はまだ公表されていませんが、主に情報サイトに対して規制をかけるアップデートとなり、一部情報サイトが低下する傾向もみられますので、情報サイトを運用されている方は順位動向をご確認されてみてください。

SEO分析班

今回のスパムアップデートに関する詳細はまだ明らかにされていませんが、例えばAI等を利用し自動生成されているコンテンツや複製コンテンツ、ドメインの評価を利用してサイトの評価を上げようとする行為に対しての規制を行うアップデートとなります。

AIなどの処理により、今後もより早く、より強化されると思いますのでそのような行為は行わないようご留意頂けたらと思います。

2024年12月の順位変動の推移

グラフ①：日毎の順位変動値＆対策効果評価グラフ

11月のコアアップデートは開始1週間以降あまり変動しないまま12月5日に終了したのですが、その後12月14日に12月のコアアップデートが開始するまでほぼ動きのない状態が継続し、14日以降、大変動が月末まで継続する状況となりました。
この特徴からも11月のコアアップデートがトラブルを起こした様な状態にあったことが伺えますが、14日のアップデート以降は弊社で対策している事業者サイトが上昇する傾向にありましたので、対策効果はでているものと考察しております。

グラフ②：順位推移円グラフ

先月11月のコアアップデートにて、事業者が低下する傾向(情報サイトが上昇傾向)にありまして、11月は低下の割合の方が半数を超える状態にあったのですが、12月のコアアップデートにて、11月低下したものの順位の戻りがみられたことと、19日からのスパムアップデートの影響により、情報サイトが検索結果上位から低下する傾向が見られましたので、その分事業者サイトが上昇するような状態にあり、上昇の割合が高い状態となりました。

2024年12月に起きたSEOニュースまとめ

以上が2024年12月に起きた最新SEO情報のまとめです。
別途でSEOの具体的な対策方法を知りたい方は以下の記事にまとめているので、参考にしてください。

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