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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計5,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

「SEO対策」と聞くと、どれくらいの費用が必要なのか、コストに見合う効果が得られるのか気になる方も多いのではないでしょうか。SEOは長期的にウェブサイトへの流入を増やし、売上アップや認知度向上に寄与する重要な施策ですが、その費用は企業規模や目的により大きく異なります。
本記事では、SEO対策にかかる費用の相場を詳しく解説するとともに、コストパフォーマンスを最大化するための方法を具体的にご紹介します。限られた予算の中で効率的に成果を出すためのポイントや注意点を押さえて、賢くSEOに取り組みましょう。

SEO対策にかかる費用の相場感

SEO対策の相場
SEO対策の費用は、そのプランの種類によって大きく異なります。各プランにはメリット・デメリットがあり、事業の規模や目的に応じた選択が重要です。ここでは、主要な3つの料金プランについて解説します。

料金体系ごとの費用相場

月額固定費用型

月額固定費用型は、最も一般的な料金体系です。料金相場は5万円〜30万円/月で、継続的なSEO対策を希望する企業に向いています。具体的には、以下のような作業が含まれることが多いです。

・キーワード調査:検索需要が高く、競争率が適切なキーワードの選定(初期費用に含まれる場合も)。
・内部施策:サイト構造の最適化や技術的SEOの改善。
・コンテンツ制作:SEOに基づいたブログ記事やランディングページの作成。
・外部リンク構築:高品質な被リンクを獲得し、検索エンジンからの評価を向上。

このプランは、進捗を逐次確認できるため、中長期的にSEO効果を高めたい企業におすすめです。一方で、短期間で劇的な成果を期待するのには向きません。

成果報酬型

成果報酬型では、目標を達成した場合にのみ費用が発生します。相場は10万円〜50万円/月程度ですが、具体的な料金は目標設定(例:検索順位10位以内)や難易度によって異なります。

メリットとして、初期投資を抑えつつ成果を追求できる点が挙げられます。ただし、成果が出るまでのプロセスや施策内容がブラックボックス化しやすく、短期的な成果を目指した不自然なSEO施策が行われるリスクもあります

スポットコンサル型・一括支払い型

スポットコンサルは、必要なタイミングでSEOの専門家に相談できるプランです。相場は20万円〜50万円/回で、以下のような場面で活用されます。

・サイトリニューアル時のSEO戦略アドバイス。
・特定の問題(例:検索順位低下)の原因調査と対策提案。

専門家の知見を一度に得られるため短期的な問題解決に適していますが、継続的なサポートを受けたい場合には不向きです。

その他にも、単発的なSEO施策の場合は、一括支払い形式で行う場合もあります。

対策内容別の費用相場

① SEO内部対策の費用

料金体系 一括支払い型、月額固定費用型
内部SEOの費用 月3万円~10万円
対策内容 メタタグの最適化、XMLサイトマップの設置、URLの正規化、クローラビリティの最適化、表示速度の改善等

SEO内部対策とは、サイトの内部構造をGoogleのガイドラインに沿って最適化することで、SEO効果を高める対策です。SEO内部対策をおこなうことで、自分のサイトが持っている本来のSEOパワーをGoogleに最大限伝えることができます。例えば、ユーザーの為になるとても良い内容が書いてあっても、文字が全て画像だとGoogleが内容を認識できないため、SEO評価は上がりません。

SEO内部対策は以下のようなことをおこないます。

・タイトルタグの最適化
・見出しタグの最適化
・altタグの設定
・構造化データの設定
・ページ表示速度の改善
・XMLサイトマップの設置
・URLの正規化
・ディレクトリ構造の最適化
・内部リンクの調整

内部対策と言っても、簡単なものから専門的なものがあります。例えば「タイトルタグの最適化」「見出しの最適化」「altタグの設定」などは初歩的な対策なので、SEO初心者でも調べれば対応できるでしょう。一方で「構造化データの設定」「ページ表示速度の改善」「ディレクトリ構造の最適化」などは、少し専門的な技術と知識が必要になるため、SEO初心者は苦労するかもしれません。

内部対策は調べれば出てくるような基礎的な対策が多いため、ほとんどのSEO会社で対応可能です。

簡単な内部対策の診断であれば、弊社で無料診断しているので、以下をご利用ください。

SEO専門家の見解

内部SEOはGoogleにサイトの力を最大限伝える作業です。

イメージとしては、野球のスイングを正しいフォームに修正する作業のようなものです。いくら筋肉があるボディビルダーでも、スイングフォームがぐちゃぐちゃだと、正しいスイングフォームで打球に力を伝えられる野球選手より、遠くまで飛ばすことはできません。

一方で、内部SEOは筋肉を増強する施策ではなく、あくまで正しいフォームに修正するだけなので、内部対策のみで検索上位を目指すことは難しいです。しかし、コンテンツSEOや外部SEOによって獲得したサイトパワーを最大限発揮するためには必須なので、少なくともWEBで検索して載っている内部対策はやるようにしましょう。

内部SEOについて詳しく知りたい方は「【2024年最新版】SEOの内部対策は何をするべき?対策方法を解説」を読んでみてください。

② SEO外部対策の費用

料金体系 月額固定費用型、成功報酬型
外部SEOの費用 月額費用固定型:月額1〜15万円
成功報酬型:月額1〜100万円以上
対策内容 外部リンク・サイテーションの設置、外部リンク獲得コンサル

SEO外部対策は、外部リンクやサイテーションによって、外部からSEOパワーを得る対策です。

外部リンクは他サイト内で自分のサイトのリンクを貼られることです。サイテーションは他サイトで自分のサイト名や会社名が言及されることです。例えば、口コミサイトで、「●●っていうサイトで購入したけど、良かった」というコメントがあった場合、外部リンクが張られていなくてもサイテーションとなります。

上記の外部対策をおこなうことで「ドメインパワーの向上」と「サイトの権威性の向上」のSEO効果を期待できます。

外部対策の効果

外部リンクによるSEO効果の仕組み

外部リンクが検索順位上昇に結び付く仕組みとして、Googleはよりユーザーのためになる良質なサイトを検索結果上位に表示させたいのですが、基本的には機械で検索順位決定の評価をしているため、本当の意味で各サイトのコンテンツが良質なコンテンツかどうか判断することはできません。その判断材料として外部リンクが利用されます。

外部リンクが集まっているサイト =人気の高いサイト = 良質なコンテンツ」という認識で、外部リンクが集まっているサイトの方が順位上昇しやすくなっています。また、サイテーションについては、Googleの発言を見ている限り直接的なSEO効果は望めませんが、良い口コミが発生している場合、サイトや記事の著者の信頼性を高める効果に繋がっています。

現在は、関連性や信頼性の高いサイトから外部リンクを獲得することが重要になっており、一般的なサイト運用では、そのようなリンクはなかなか獲得できないので、自己で対策し辛い項目になっています。SEO業者は、自社で保有している外部リンクを提供したり、外部リンクを自然に獲得する方法のコンサルティングなどを行っています。

外部SEOについて詳しく知りたい方は「【2024年最新版】SEO外部対策とは?ポイントや注意点を解説!」を読んでみてください。

③ コンテンツSEOの費用

料金体系 一括支払い型、月額固定費用型
コンテンツSEOの費用 記事1本につき1,000円〜10万円
対策内容 SEOに強い記事の構成、ライティング

コンテンツSEOは、Googleに評価されやすいコンテンツを作成することで、検索順位の上昇を目指す対策です。

コンテンツSEOのチェックリスト

ユーザーの為になるコンテンツ」を作成することが検索順位上昇のポイントですが、どんなコンテンツがユーザーの為になるのかを判断するのが難しいポイントです。競合サイトの調査をおこなうことで、Googleは「どんな記事がユーザーの為になると判断しているか」分析し、その結果に沿った記事を作成していくことになります。この調査力や分析力、そして記事を構成する力がSEO会社の能力によって異なります

SEO専門家の見解

コンテンツSEOは近年、非常に重要視されているSEO対策です。
獲得したいビックキーワード・ミドルキーワードを直接狙うための記事作成と、毎月数記事作成し継続的にロングテールを狙う記事作成があり、両方効果的な施策となります。

ただし、コンテンツSEOで成功するには、作成する記事の品質がとても重要です。この記事の品質はSEO対策業者の腕次第ですが、検索上位サイトの劣化コピーのような記事を作成する業者も少なくありません。

その業者がコンテンツSEOの正しいノウハウを持っているか見極める方法として、「その業者のオウンドメディアが検索上位表示を獲得できているか」を見てみると良いでしょう。一般的に、SEO業者の営業提案時に見せられる成功事例は、数10社~100社の対策の中から成功したものだけを後発的にピックアップしています。Googleの検索順位決定の評価基準の変更によって、順位上昇したものを、自社の対策の結果として提示されることもあるでしょう。

一方でSEO業者のオウンドメディアの検索順位は、その業者の実力が直接的に反映されるのでオウンドメディアでも成功している業者は、少なくともコンテンツSEOの正しいノウハウは持っていると考えられます。ただし、コンテンツSEOでいくら良質な記事を作成しても、ドメインの力が弱いと順位獲得が難しくなってしまうので、ドメインの力の改善(外部対策)も含めて、検索順位が上がらない原因を総合的に調査すると良いでしょう。

コンテンツSEOについて詳しく知りたい方は「コンテンツSEOとは?メリットやデメリット、成功事例など」を読んでみてください。

④ SEOサイト設計コンサルティングの費用

料金体系 一括支払い型
SEOサイト設計コンサルティングの費用 10〜100万円程度
対策内容 サイト設計に関する調査、分析、企画立案

SEOサイト設計コンサルティングとは、設計に関する調査や分析、企画立案を行うものです。サイトをSEOに強い構造にすることで、上位表示のしやすいサイトを設計します。

サイト設計コンサルのイメージ

SEO対策をおこなっている会社は大きく2つに分けると「SEOを主とした会社」と「サイト制作を主とした会社」となっています。SEOサイト設計コンサルティングは、主に「サイト制作を主とした会社」がサイト制作と共に提供していることが多いです。

⑤ SEOコンサルティングの費用

料金体系 月額固定費用
SEOコンサルティングの費用 月額10〜50万円(大規模サイトは100万円以上になることも)
対策内容 調査、分析、企画立案

SEOコンサルティングは、SEO対策の総合的なアドバイスをおこないます。具体的なサービス内容には、前述の「SEO内部対策」「SEO外部対策」「コンテンツSEO」「SEOサイト設計コンサルティング」などが含まれています。

SEOコンサルティングという言葉自体は曖昧で、「SEOのアドバイスのみおこなう場合」や「実際に対策作業もおこなう場合」にも使われるため、会社ごとにコンサルティングしてもらえる範囲を確認すべきです。軽いSEOのアドバイス程度でもSEOコンサルティングと謳う業者も少なくないので注意が必要です。

SEOコンサルティングは、作業範囲が各社で異なり、またサイトの規模によっても作業量が大きく異なるため、費用相場もそれに応じて大きく変化します。長期にわたる継続的な施策が必要なため、料金体系は月額固定費用型で設定されることが一般的です。

費用の相場は月額10〜50万円が一般的です。大規模サイトではページ数も多く工数も増えるため、月額100万円以上になることもあります。

SEO専門家の見解

SEOコンサルティングは「あまりSEOの知識がなく、サイトのSEO対策を一任したい」「SEOの知識はあるけど、どう頑張っても順位が上がらない」という方におすすめです。

ひと括りにSEOコンサルティングと言っても、SEO業者ごとにおこなってもらえる対策は様々で、軽いSEOのアドバイス程度でもSEOコンサルティングと謳う業者も少なくありません。そのため、SEOコンサルティングを外注する場合は、自社サイトに合った対策を、適正のコストで依頼できる業者を選ぶことが非常に大切です。

SEOコンサルティングについて詳しく知りたい方は「SEOコンサルとは?実績のあるSEOコンサルティング会社15選を紹介」を読んでみてください。



なぜSEO対策の費用に幅があるのか?

費用に差がある理由
SEO対策の費用は主に「対策内容」「サイト規模」「上位表示の難易度(競合性)」「依頼するSEO会社」で決まります。以下では、主な要因を具体的に説明します。

対策内容による費用の違い

SEOの対策内容は以下のものがあります。

① SEOコンサルティング
② SEOサイト設計コンサルティング
③ コンテンツSEO
④ 内部SEO
⑤ 外部SEO

それぞれの対策費用の相場を以下の表にまとめました。

SEO対策内容
費用・料金
対策概要
内部SEO対策月額3万円~10万円タグの修正や内部リンクの再構築、サイトの速度改善など
外部SEO対策・月額1〜15万円/月(月額費用固定型)
・月額1〜100万円以上(成功報酬型)
被リンク・サイテーション獲得
コンテンツSEO1記事1,000円〜10万円コンテンツ(記事)の作成
SEOコンサルティング月額10~50万円
※大規模サイト100〜1,000万円以上
サイトの調査・分析・施策の企画立案、コンテンツの作成案の提示

対策に必要なリソースが多いほど、費用は高くなります。例えば、コンテンツSEOの場合、記事を作成するのに多くのリソースがかかるため、高額になりやすいです。

サイト規模による費用の違い

サイトが大規模であるほど、SEO対策の費用が高くなる傾向があります。

・ページ数が多い場合:各ページに対して適切なキーワード設定やメタ情報の最適化を行う必要があり、作業量が増加します。
・技術的な要件:サイトのコードやサーバー設定に問題がある場合、技術的SEOの改善が必要です。特にeコマースサイトや動的なウェブサイトでは、複雑な技術対応が必要となり、費用が上がるケースが多いです。

<費用の例>
・小規模な企業サイトの場合:10万円〜20万円/月
・大規模なECサイトの場合:50万円以上/月

上位表示の難易度による費用の違い

対策をおこなうジャンルやキーワードによって、SEOでの競争の激しさが異なります。競合性が高く、上位表示化が難しいジャンルほど、費用が高くなる傾向があります。

<費用の例>
・ローカルビジネス(例:地域のカフェ):5万円〜10万円/月
・全国規模の保険業界関連サイト:30万円〜100万円/月

依頼するSEO会社による費用の違い

会社による費用の違いには、「支払い体系」と「ベースプラン」によって、大きく費用が変わります。具体的に一つずつ確認しましょう。

費用の支払い体系の違い

SEO対策の費用の支払いは、以下の3パターンがあります。

① 月額固定費用型
② 一括支払い型SEO対策
③ 成功報酬型SEO対策

現在、多くのSEO業者が「月額固定費用型」を採用しています。この料金体系では、成果に関係なく一定の料金が発生するため、コスト管理がしやすいというメリットがあります。また、成果が上がらない場合にクレームとなるリスクがあるため、責任感を持って対応する業者が多いのも特徴です。一方で、コンテンツ納品やページ制作などの単発的な施策に関しては、一括支払いが一般的です。

一方の「成功報酬型」は、比較的小規模な業者や新興のSEO会社、個人事業主が採用しているケースが多く見られます。この料金体系は、成果が出なければ費用が発生しないためリスクを抑えられる点が魅力です。ただし、成果が出た場合には月額固定型よりも高額になる傾向があるため、事前に費用の詳細を確認することが重要です。

会社規模によるベースのプランの違い

SEO対策は目に見えないサービスなので、SEOサービスの費用の設定はそれぞれのSEO会社が自由に設定可能です。そのため、例え対策内容が全く同じでもA社では10万円、B社では20万円かかるということが起こり得ます。

費用の傾向としては、大手のSEO会社ほど高額になりやすいです。

もちろん大手のSEO会社でも企業努力によって低料金で提供している会社もあります。一方で、SEOの対策内容は中堅・小規模なSEO会社とほとんど変わらないのに、知名度に頼って高い料金に設定している大手SEO会社もあるため、会社の規模には囚われずに実施している対策内容の方に目を向けると良いでしょう。

<費用の例>
・大手SEO会社: 大規模なチームと実績があるため、高額な費用設定(30万円〜100万円/月)が一般的です。大手に依頼する場合、専任チームによる綿密なプランニングや大規模サイトへの対応力が魅力です。
・中小規模の業者: 比較的リーズナブルな料金設定(10万円〜30万円/月)で、個別対応や柔軟性が求められる場合に適しています。
・フリーランスや個人業者: 低コスト(5万円〜15万円/月)で、特定分野に特化したサービスを提供するケースが多いです。

その他、費用に差がでるもの

SEO対策にかかる費用は、自社内で対応可能な作業があるかどうかでも変動します。

社内リソースがある場合
キーワード調査やコンテンツ制作を自社で行える場合、外部への依頼コストを抑えることが可能です。

社内リソースがない場合
全て外注する必要があり、キーワード調査、技術的SEO、コンテンツ制作、外部リンク構築などを合わせたトータルコストは30万円〜50万円/月になることがあります。

費用を抑えるためのポイント

SEO対策の費用を下げる方法
SEO対策は予算を大きくかけなくても、正しい方法と戦略を用いれば効果的な結果を得ることが可能です。特に中小企業や個人事業主の場合、コストを抑えながらも検索順位を上げる工夫が重要です。本章では、低コストで実行できるSEO対策のコツを具体的に解説します。

自社でできる作業を見極める

SEO対策には多岐にわたる作業が含まれますが、初歩的な作業は専門知識がなくても対応可能です。以下の項目を自社で対応することでコストを削減できます。

キーワード調査

キーワード調査は、SEOの基盤となる重要な作業です。以下のようなツールを活用すればコストをかけずに実施可能です。
Googleキーワードプランナー
Google広告アカウントを作成するだけで利用可能。検索ボリュームや競合状況を把握できます。

Ubersuggest
キーワードの提案や難易度の確認が可能。無料プランで十分に活用できます。

上記のツールを使用することで、関連キーワードや、キーワードの難易度を調べることは可能ですが、その中から特に効果的なキーワードを選択する必要があります。効果的なキーワードを選択できる自信がない方はSEO会社に相談すると良いでしょう。

内部施策の改善

サイトの内部構造を整えることで、検索エンジンがコンテンツを正しく評価しやすくなります。以下の施策は自社で対応可能です。
メタタグの最適化
タイトルタグとメタディスクリプションを各ページに適切に設定しましょう。これによりCTR(クリック率)が向上します。

サイト速度の改善
画像の圧縮や不要なプラグインの削除でページの読み込み速度を向上させます。Googleの無料ツール「PageSpeed Insights」を利用すると具体的な改善案が得られます。

モバイル対応
モバイルユーザーが増加しているため、レスポンシブデザインを採用しましょう。これによりSEOスコアが向上します。

SEOに効果的な無料ツールを活用する

キーワードの調査以外にも、以下のような無料ツールを使用することで、自サイトの分析や、競合サイトの調査を無料で行うことが可能です。
1.Google Search Console
Googleが提供する無料ツールで、サイトのインデックス状況や検索クエリのパフォーマンスを確認できます。問題点を特定し、迅速に対応することで無駄なコストを削減できます。

2.Google Analytics
サイト訪問者の行動を分析することで、どのページが最も効果的か、改善すべき点はどこかを把握できます。これにより、優先的にリソースを配分すべき箇所が明確になります。

3.Ahrefs Webmaster Tools
バックリンクや被リンクの状況を無料で分析できます。競合との比較も可能で、限られたリソースをどこに投入するべきか判断しやすくなります。

4.ラッコツールズ
検索上位のサイトの見出しを一覧で抽出したり、キーワード分析など競合分析をする際に役立ちます。

コンテンツ制作に注力する

コンテンツはSEOの中核です。質の高い記事やページを作成することで、広告費をかけずに検索順位を向上させることができます。

ユーザーの検索意図に応える記事作り

低コストで効果を上げるためには、無理にボリュームを増やすのではなく、ユーザーの検索意図に応えた質の高いコンテンツを作成することが重要です。
・検索キーワードに関連する具体的な情報を提供する。
・見やすい構成(見出し、リスト、画像の挿入など)を意識する。

自社の専門知識を活かす

外注すると高額になりがちなコンテンツ制作ですが、自社で専門知識を活用すればコストを抑えられます。
・業界特有の課題や解決策を解説するブログ記事を作成する。
・FAQ形式で顧客の疑問に答えるページを設ける。

定期的な更新と改善

一度作成したコンテンツも、検索ニーズの変化に合わせて更新しましょう。古い情報を削除し、新しい事例やデータを追加するだけでもSEO効果が向上します。

リンク構築は工夫次第で低コストになる

被リンクはSEOにおいて重要な要素ですが、高品質なリンクを購入するのはコストがかかります。以下の方法で自然な被リンクを増やしましょう

1.社内リソースを活用
社内ブログやニュースレターでリンクを共有することで、初期の被リンクを構築します。また、社内のSNSアカウントを活用し、記事やページを拡散するのも有効です。

2.パートナー企業との連携
取引先や提携先に協力を依頼し、相互リンクを構築します。ただし、過剰な相互リンクは避け、自然な形で行いましょう。

3.高品質なコンテンツで自然リンクを獲得
リンクを依頼するだけでなく、「共有したい」と思わせる高品質なコンテンツを作ることで、他サイトからの自発的なリンクを得ることができます。

定期的に効果を検証する

SEOは施策を施して終わりではありません。効果を検証しながら改善を続けることで、コストパフォーマンスを最大化できます。

成果指標を設定

どのような施策が効果を生んでいるのかを把握するために、次のような指標を設定します。
・オーガニック検索からの流入数
・検索順位の変動
・コンバージョン率

優先順位をつける

分析の結果、効果が薄い施策にはリソースを割かず、成果の高い施策に集中します。これにより、無駄な費用を削減できます。

失敗しないための業者選びのポイント

適正な費用のSEO会社を選ぶ方法
自社に合ったSEO会社を選ぶには「費用感が合うSEO会社」且つ「信頼できるSEO会社」の2つを満たしている必要があります。それぞれの見極め方について、詳しく紹介します。

費用感が合うSEO会社の見極め方

費用感を知るには、実際に気になるSEO会社から見積もりを依頼してみると良いでしょう。対策内容によって費用の上下はありますが、ほとんどの会社でおおよその費用相場は決まっています。

例えば弊社であれば、中規模のサイトを中心に月額10万円~20万円程度で、提供する場合が多いです。この金額帯は大規模なサイト的には”安すぎる”料金帯でしょう。もちろん、弊社も大規模サイト用にプランと対策内容をカスタマイズし、30万円~50万円の対策をおこなうこともできます。ですがそれよりは、大規模サイトなら大規模サイト用のプランをベースにしているサイバーエージェントさんのような会社を第一検討におくべきでしょう。

一方で小規模のサイトが、サイバーエージェントさんに依頼して、小規模サイト用のプランをカスタマイズして提供しても、小規模サイト用にプランを展開しているSEO会社に比べて割高になってしまうことでしょう。

信頼できるSEO会社の見極め方

費用感が合うSEO会社をピックアップできたら、次に調査するのは「そのピックアップしたSEO会社が信頼できるかどうか」ということです。

信頼できるかの判別ポイントは以下です。

① SEO対策の専門会社か、それ以外会社がSEO対策も提供しているのか
② SEO対策会社としての歴史
③ SEOの対策実績
④ 会社の評判
⑤ 対策の内容
⑥ 営業マンの対応

一つずつ確認していきましょう。

①SEO対策の専門会社か、それ以外の会社がSEO対策も提供しているのか

SEO対策を提供している会社には「SEOサービスを主軸にしているSEO専門会社」と「他サービスが主軸だけどSEOサービスも提供しているという」主に2パターンあります。

おすすめは前者の「SEOサービスを主軸にしているSEO専門会社」です。理由は、SEO専門会社はSEOサービスで成功しなければ会社として生き残れないので、嫌でもSEO対策の研究とサービスの質の向上に全力をださなければいけないためです。

一方で後者の場合「主軸サービスで会社運用しながら、プラスでSEOサービスも獲得できれば、会社の利益が増えるよね」という形で提供している場合が少なくありません。例えば、サイト制作が主軸の会社が一番力を入れるのはサイトの制作力の向上です。わざわざSEO専門会社のようにSEO研究チームを作ってコストをかける会社はほとんど見かけません。

ただ、SEO対策が主軸サービスではないからといって良くないSEO会社とは限りません。しっかりSEO対策部署を設けてサービス提供している会社もあります。前者と後者で比べた際に、どちらかと言えば前者の方が信頼性は高いという話です。

② SEO対策会社としての歴史

SEO対策において、SEO会社としての歴史は重要です。なぜなら、SEOサービスは目に見えないものなので、もし検索順位が上がらなければお客様としては詐欺のように感じられてしまいます。そのため、どんなに良いSEO会社でも、検索順位が上がらずに悪評が立ってしまうことはあるのです。ましてや、順位の上がらない質の悪いSEOを提供している会社は、悪評が乱立し、長期間生き残ることができません

上記の理由から、SEO専門会社として長年続いているということは、一つの信頼の指標になります。目安として、10年以上続いている会社は、SEO業者同士である程度認知しあっており、個人的にも最低限信頼できる会社が多いです。

③ SEOの対策実績

対策実績を確認することは必須と言えるでしょう。

SEO対策実績はSEO会社の公式サイトを見れば確認できるかもしれません。多くのSEO会社は自社のホームページに「キーワード〇〇で1位を獲得」のような実績を掲載しているので、その実績で会社の良し悪しを判断するのは難しいでしょう。

それよりは、クライアントのインタビューを見ると良いでしょう。クライアントのインタビューを見てみると、その会社がどんな対策をおこなっているのか、よりリアルにわかります。また、そのSEO会社がクライアントにどれだけ寄り添っているかもわかるでしょう。

④ 会社の評判

一番良いのは、実際にそのSEO会社の対策を受けている知り合いがいれば、聞いてみるとその会社が良い会社なのか良くない会社なのか信憑性の高い情報を得ることができます。

また、ネットの評判も確認してみると良いでしょう。しかしネットの評判には、「競合他社の落とし合いによる低評価」や「自社の社員による自演の高評価」などが含まれている可能性があり、判断が難しいのでそのまま鵜呑みにせず、あくまで参考程度にとどめておきましょう。

⑤ 対策の内容

対策内容は、まず「内部対策」「外部対策」「コンテンツ対策」「記事作成」など、何の種類の対策に対応しているか確認してください。もし対応できる対策に偏りがある場合は注意が必要です。そのような会社は、あなたのサイトに合った対策かどうかではなく、自社が提供できるサービスをあなたのサイトの課題として、無理やり提案してくる可能性があります。

次に「自社サイトの課題とそれを解決するための対策方法をどのように考えているか」を確認してください。それが論理的に説明されて、正しいと思えるなら、検討してみる価値はあるでしょう。

⑥ 営業マンの対応

営業マンの対応も、判断材料にすると良いでしょう。

もし営業マンが、契約したクライアントの対応や対策をそのままおこなうのであれば、営業マン自体のSEO知識や人柄は重要になります。ですが、中規模~大規模のSEO専門会社では、ほとんどの場合、営業マンと対策担当者は異なります

提供されるSEO対策自体は、裏で同一のSEO研究チームによる分析がおこなわれるため、サービスの品質にばらつきは少ないですが、営業マンは人によって知識やトークに大きな差があります。ベテラン営業マンもいれば、もちろん新人の営業マンもいるため、営業マンの良し悪しだけで、そのSEO会社の対策の質を判断することは難しいと言えます。

それでも、営業マンが自社のSEOサービスに絶対的な自信を持っているのなら、本当に良いSEO対策を提供している可能性があるので、参考にするべきでしょう。


弊社のSEO対策費用の事例

弊社のSEO対策費用の事例
弊社で対策をおこなった事例を基に、どれくらいの費用でどんな対策をおこなうのかをイメージしていただければと思います。

月額10万円で対策した事例

ジャンル 服飾専門学校
対策開始日 2023年2月1日
対策内容 内部対策・コンテンツ対策
対策前の検索順位 キーワードA(東京 服飾専門学校):42位
キーワードB(東京 服飾専門学校):36位
キーワードC(東京 服飾専門学校):17位


サイトの説明

東京都の渋谷区代々木に拠点のある、専門学校のSEO対策事例です。

対策内容の詳細

▼サイト内部対策
・titleタグ、descriptionタグ、h1タグ等、SEOにおける基本内部対策の実施。
・robots.txtの記述見直し
・alt属性の設定
・対策ページへの内部リンク精査
・各種構造化データのマークアップ

▼コンテンツ対策
・学校概要を紹介するコンテンツを設置
・就職先の紹介コンテンツを設置
・よくある質問に関するコンテンツを設置
・在校生へのインタビューコンテンツを設置
・講師からのメッセージコンテンツを設置

▼外部対策
・関連サイトからの被リンク獲得施策

SEO対策後の検索順位結果

キーワードA(東京 服飾専門学校):42位→7位
キーワードB(東京 服飾専門学校):36位→4位
キーワードC(東京 服飾専門学校):17位→3位

▼「東京 服飾専門学校」の順位動向
「東京 服飾専門学校」の順位動向
基本的なサイト内部対策を終えた後、「コンテンツ対策」を中心に行い、不安定だった「東京 服飾専門学校」の順位が上昇しました。

▼直近12ヵ月のトラフィック推移
直近12ヵ月のトラフィック推移
グラフで見るとなだらかな上昇ではありますが、月間10,000前後だったセッションが、9月には15,000セッション近くまで増加しています。

自社の見解

学校ドメイン(ac.jp)ということもあり、ドメインの信頼性はある程度担保できている状態でした。
且つ、ドメインランクも50前後あり、ドメインパワーも高かったために、コンテンツ対策を中心に実施したサイトになります。
学校ならではのコンテンツとして「在校生へのインタビュー」「講師からのメッセージ」「就職先の紹介」など、しっかり手をかけたコンテンツ対策を実施いただきました。もちろん企画から始めなければいけない対策で今すぐに出せるコンテンツではありませんでしたが、こうした「リアルな声」を反映させたコンテンツはユーザーからも好まれるコンテンツであったのではないかと思います。


まとめ

SEO対策にかかる費用は、定額制、成果報酬型、スポットコンサルなどさまざまな料金プランがあり、目的や状況によって選択肢が異なります。サイト規模や業界の競争率、依頼する業者によっても費用に幅が出るため、自社に最適なプランを見極めることが重要です。

費用を抑えつつ効果を最大化するには、自社で対応できる部分と専門業者に任せるべき部分を見極めることが鍵です。また、業者選びの際には、費用だけでなく実績や信頼性を重視し、長期的な視点でSEOを捉えることが成功への近道です。

監修者からのコメント

どんなに優秀で大きいSEO企業に依頼をしたとしても、「必ず順位が上がる」「すぐに順位が上がる」ということはありませんので、このような営業をしてくるSEO業者には注意しましょう。SEO対策をするうえで、上位表示するための明確な方程式や手法は存在せず、中長期的に様々な施策を地道に積み上げて上位を狙うのが「SEO対策」です。あなたの持っている課題にしっかりと寄り添ってくれる企業を選ぶことがポイントとなります!

 

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監修者プロフィール

NEXER 工藤

NEXER 工藤6つのオウンドメディアの運営責任者

詳細プロフィールはこちら

2017年NEXERに入社。前職はスマートフォンの販売員。
NEXER入社後はSEOコンサルティング営業部、クライアントマーケティング事業部を経て、現在はオウンドメディアを6つ運営&管理の責任者を任されている。
新規で1から立ち上げた2つのサイトは年間100万PV以上のメディアに成長。
既存のオウンドメディアと、サイト買収をおこなった3つのサイトは、運用当初に比べて3倍~5倍の収益を出すメディアに成長。
さらに、2022年12月より新規でもう1サイトに挑戦中。

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